JPH09222361A - 物体の色等の検出装置及びそれを用いた検査装置 - Google Patents

物体の色等の検出装置及びそれを用いた検査装置

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JPH09222361A
JPH09222361A JP30569996A JP30569996A JPH09222361A JP H09222361 A JPH09222361 A JP H09222361A JP 30569996 A JP30569996 A JP 30569996A JP 30569996 A JP30569996 A JP 30569996A JP H09222361 A JPH09222361 A JP H09222361A
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JP
Japan
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light
color
light receiving
projecting
detecting
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Application number
JP30569996A
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English (en)
Inventor
Hironobu Kiyomoto
浩伸 清本
Narutome Yasuda
成留 安田
Takeshi Yamamoto
武史 山本
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物体の色等の検出装置において、簡単な構成
により、物体の色と光沢について同時に、かつ、それぞ
れ正確に検知する。 【解決手段】 受光部が、被検出物体3からの正反射光
を受光する第1受光素子4と、該物体からの拡散反射光
を受光する第2受光素子5とから構成され、第1受光素
子部4と第2受光素子5の各出力に基づいて該物体3の
光沢を検出し、第2受光素子5の出力に基づいて該物体
3の色を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体からの反射光
を受光し、その検出信号から物体の色、光沢を検出する
検出装置と、それを用いた物体の検査装置、及び印刷装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、物体の色やつや(光沢)を識別す
る装置として、例えば、実開平5−14864号公報や
特開平2−173532号公報に示されるような、赤、
青、緑の3原色を含む光を非測定物に照射し、その反射
光を各色のセンサにより受光し、その出力に基づいて色
を判定する色判定装置が知られている。そして、このよ
うな従来の装置においては、受光部で物体からの反射光
の正反射成分と拡散反射成分とを同時に受光してしまう
構成となっていた。ここに、正反射成分とは光沢(つ
や)であり、色による影響をほとんど受けないものであ
り、拡散反射成分とは、色によって大きく影響を受ける
ものである。このため、上記公報に示される装置におい
ては、色とつや(光沢)を含めての評価しかできないと
いった問題があった。
【0003】なお、色検出のためには、正反射成分を受
光しない方が望ましいことから、できるだけそのように
受光素子を配置している例もあるが、光源が例えば、ハ
ロゲンランプのようなものであると、レンズによってビ
ームを絞ることが困難であるので、投光ビームが拡がっ
てしまうこと、又は被検出物の角度のバラツキから、ど
うしても正反射成分を受光してしまう。
【0004】そこで、このような物体からの反射光の正
反射成分の影響を解消するために、例えば、実開平5−
64740号公報に示されるように、偏光フィルタによ
って正反射成分をカットすることにより、正確な色判定
が行えるようにした装置が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に示される装置においては、色については検知できる
ものの、光沢(つや)については評価ができない。その
ため、このような構成のセンサ装置だけでは、例えば、
被測定対象である塗装物の色と、保護コーティング材の
光沢仕上り検査を行うといった場合に、センサ装置が2
つ必要とされ、装置が大掛かりになると共にコスト高と
なっていた。本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、簡単な構成により、物体の色と
光沢について同時に、かつ、それぞれ正確に検知するこ
とができる物体の色等の検出装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、光を投光する投光手段と、該投光の物体か
らの反射光を受光する受光手段とを有し、該受光手段の
出力から物体の色等を検出する検出装置において、受光
手段は、物体からの正反射光を受光する正反射光受光部
と、該物体からの拡散反射光を受光する拡散反射光受光
部とから構成され、正反射光受光部と拡散反射光受光部
の各出力に基づいて該物体の光沢を検出し、拡散反射光
受光部の出力に基づいて該物体の色を検出するものであ
る。上記の構成においては、受光手段の各受光部により
正反射光の受光と拡散反射光の受光とを同時に行え、従
って、両者の検出出力に基づいて色の影響をなくした光
沢度合いの検出を行うことができると同時に、拡散反射
光の受光の検出出力に基づいて色の識別を行うことがで
きる。
【0007】また、前記投光手段は、直線偏光した光を
投光し、前記正反射光受光部は反射光のうち前記投光さ
れた光の偏光の方向と同じ方向の偏光成分を受光し、前
記拡散反射光受光部は反射光のうち前記投光された光の
偏光方向と垂直な方向の偏光成分を受光するようにした
ものとすることができる。この構成により、正反射光成
分と拡散光成分が分離可能となり、より一層正確な光沢
度合い検出等が可能となる。また、前記拡散反射光受光
部を前記投光手段による投光光軸と同軸としてもよい。
この構成により、せンサ構成を小さくできる。
【0008】また、本発明は、光を投光する投光手段
と、該投光の物体からの反射光を受光する受光手段とを
有し、該受光手段の出力から物体の色等を検出する検出
装置において、受光手段は、物体からの正反射光及び拡
散反射光を受光する位置に配置され、複数の色別及び複
数の位置別に受光可能な受光素子から成り、受光素子の
出力のうち、受光位置による変化分に基づいて物体の光
沢を検出し、正反射成分の少ない部分の出力に基づいて
物体の色を検出するものである。上記の構成において
は、受光位置により正反射光成分が多く受光されるの
で、該位置による変化分に基づいて物体の光沢検出が可
能となり、正反射成分が少なく拡散光成分の多い位置の
出力に基づいて物体の色検出が可能となり、いずれも正
確な検出が可能となる。
【0009】また、本発明は、少なくとも2つ以上の互
いに波長の異なる光を時分割に投光する投光手段を有
し、該投光の物体からの反射光に基づいて物体の色等を
検出する検出装置において、投光手段からの光を合成す
るダイクロイックプリズムと、ダイクロイックプリズム
からの合成光を透過させて直線偏光した光に偏光する偏
光分離手段と、物体からの正反射光を受光する正反射光
受光手段と、物体からの拡散反射光を受光する拡散反射
光受光手段とを備え、正反射光受光手段と拡散反射光受
光手段の各出力に基づいて物体の光沢を検出し、拡散反
射光受光手段の出力に基づいて該物体の色を検出するも
のである。上記の構成においては、偏光を用いて正反射
光成分と拡散光成分の分離を行うことにより、正反射光
成分と拡散反射光成分を独立に受光することができるの
で、物体の色と光沢について同時にかつ正確に検出を行
うことが可能となる。また、ダイクロイックプリズムを
用いて投光手段からの投光を合成しているので、光学系
が小さくなり、装置の小型化を図ることができる。
【0010】また、上記偏光分離手段より出射される光
の投光軸と、物体において反射され、偏光分離手段に入
射される光の受光軸とを同軸とし、偏光分離手段による
透過光を受光する位置に正反射光受光手段を配置し、偏
光分離手段による反射光を受光する位置に拡散反射光受
光手段を配置したものであってもよい。この構成におい
ては、偏光分離手段による透過光を受光する正反射光受
光手段は、正反射光と拡散反射光の入射光と等しい偏光
方向の光を受光し、一方、偏光分離手段による反射光を
受光する拡散反射光受光手段は、拡散反射光の入射光と
直交する偏光方向の光をそれぞれ受光する。これによ
り、正反射光受光手段の信号量と拡散反射光受光手段の
信号量の差をとることで、正反射光成分を抽出すること
ができるので、正確な光沢検出が可能となると同時に、
拡散反射光受光手段の検出出力に基づいて色検出が可能
となる。
【0011】また、上記ダイクロイックプリズムから偏
光分離手段に入射され、その反射光を受光する位置に投
光量モニタ用受光手段をさらに配置したものであっても
よい。この構成においては、投光手段の投光量変動を補
償することができるので、微小な光量変動の検出がで
き、より一層正確な光沢と色の検出が可能となる。
【0012】また、上記偏光分離手段からの投光を物体
において収束するための投光レンズをさらに備え、ダイ
クロイックプリズム、偏光分離手段及び投光レンズを一
体化したものであってもよい。この構成においては、投
光レンズを用いて、偏光分離手段からの光を物体におい
て収束させることにより、投光スポットのズレをなくす
ことができるので、より一層正確な光沢と色の検出が可
能となる。また、光学系を小さくできるので、装置の小
型化を図ることができる。
【0013】また、本発明は、少なくとも2つ以上の互
いに波長の異なる光を時分割に投光する投光手段を有
し、この投光手段からの投光の物体からの反射光に基づ
いて物体の色等を検出する検出装置において、投光手段
からの光を合成するダイクロイックプリズムと、ダイク
ロイックプリズムからの合成光を透過させて直線偏光し
た光に偏光する偏光手段と、この偏光手段からの透過光
を物体方向に向けて反射するハーフミラーと、物体から
の反射光を複数の偏光成分の光に分離する偏光分離手段
と、偏光分離手段での透過光を受光する位置に配置され
た正反射光受光手段と、偏光分離手段での反射光を受光
する位置に配置された拡散反射光受光手段とを備え、正
反射光受光手段と拡散反射光受光手段の各出力に基づい
て物体の光沢を検出し、拡散反射光受光手段の出力に基
づいて物体の色を検出するものである。上記の構成にお
いては、偏光を用いて正反射光成分と拡散光成分の分離
を行うことにより、正反射光成分と拡散反射光成分を独
立に受光することができるので、物体の色と光沢につい
て同時にかつ正確に検出を行うことが可能となる。
【0014】また、上記ダイクロイックプリズムから出
射され、ハーフミラーを透過した光を受光する位置に投
光量モニタ用受光手段をさらに配置したものであっても
よい。この構成においては、投光手段の投光量変動を補
償することができるので、微小な光量変動の検出がで
き、より一層正確な光沢と色の検出が可能となる。
【0015】また、上記の検出装置を用いて物体の色と
光沢を検出し、その結果に基づいて該物体の良否を判定
する検査装置とすることができる。
【0016】また、上記の検出装置を用いて少なくとも
被印刷物の光沢を検出し、該被印刷物の特性に応じて印
刷動作を制御すると共に同検出装置を用いて印刷結果を
検出し、所定の印刷結果になるように印刷動作を制御す
る印刷装置とすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は第1の実施形態による物体の
色及び光沢を検出する検出装置の構成図である(請求項
1対応)。本装置において、投光部(投光手段)1は、
ハロゲンランプのように、可視域において、広い波長ス
ペクトルを有する光源を備え、投光回路2により駆動さ
れる。この投光部1により投光された光の被検出物体
(以下、ワークとも言う)3による反射光を受光する受
光部(受光手段)は、正反射成分を受光する位置に第1
受光素子(図面では、受1と記す)4を配置し、拡散反
射成分を受光する位置に第2受光素子(図面では受2と
記す)5を配置している。第1受光素子4としてはPD
(フォトダイオード)を用い、第2受光素子5としては
カラーセンサを用いている。このカラーセンサとして
は、例えば、アモルファス−シリコン(a−Si)カラ
ーセンサを用いる。このカラーセンサは、a−Si光セ
ンサとカラーフィルタにより構成されている。
【0018】受光部の各受光素子4,5によるセンサ出
力は、受光・演算回路6に入力され、受光・演算回路
(回路ブロックは図3に示す)6は所定の演算を行っ
て、色と光沢に関する信号を出力する。
【0019】上記構成において、受光・演算回路6にお
ける演算により、第2受光素子5のカラーセンサ出力に
より色を識別し、それと同時に、第1受光素子4の大
小、もしくは第1受光素子4/第2受光素子5,第2受
光素子5/第1受光素子4、すなわち、正反射光成分と
拡散反射光成分の大小もしくはその比を演算することに
より、光沢度合を検知する。これにより、色と光沢を別
々に評価することが可能となる。なお、光沢演算時に用
いる第2受光素子5の出力は、赤(R)+青(G)+緑
(B)とする。
【0020】(第2の実施形態)図2は第2の実施形態
の構成を示す(請求項2対応)。同図において、前述と
同部材には同符号を付しており、この例では、投光部に
偏光フィルタ7を配置して、直線偏光の光を出射する。
また、第2受光素子5の前に偏光フィルタ9を配置し、
第2受光素子5は、直線偏光の光とは垂直な偏光方向の
光を受光するようにする。この第2受光素子5は反射に
より偏光方向が乱れた成分、つまり拡散反射光しか入射
しなくなるため、正確な色検知が可能となる。
【0021】また、第1受光素子4の前にも偏光フィル
タ8を配置し、直線偏光の光と同じ偏光方向の光を入射
させるようにする方が望ましい。さらに、投光部1によ
る投光ビームをS偏光とし、第1受光素子4によりS偏
光を受光し、第2受光素子5によりP偏光を受光するよ
うにする方が望ましい。第1受光素子4には、拡散反射
した成分のP偏光成分が入射しなくなり、第1受光素子
の大小、第1受光素子/第2受光素子,第2受光素子/
第1受光素子の演算を行うことにより、より正確に光沢
を判別することが可能となる。
【0022】図3は、図1の第1の実施形態における受
光・演算回路6のブロック構成図である。第2受光素子
の3色のカラーセンサ5R,5G,5Bと第1受光素子
4の出力は、A/D変換器10によりディジタル化さ
れ、セレクトチャンネル11に入力される。受光出力
は、セレクトチャンネル11によって選択的に取り出さ
れる。まず、特定色の測定を行い、各色に対するR,
G,B出力値をメモリ13に蓄積しておく。次に、実際
の測定を行い、その出力をマイクロプロセッサ12で演
算処理し、メモリ13に蓄積していた値との比較を行
い、色の識別を行う。その識別結果はCRT14に表示
される。
【0023】上記回路構成において、被検出物体3が紙
などのような拡散物体の場合、光沢の評価は、第1受光
素子−第2受光素子×cosθ,又は(第1受光素子−
第2受光素子×cosθ)/第2受光素子,第2受光素
子/(第1受光素子−第2受光素子×cosθ)として
行えばよい。
【0024】以下にその理由を述べる。紙などの拡散反
射物体の場合、図4(a)に示すように、反射光のトー
タルプロファイルは、図4(b)に示すランバート分布
に近い拡散反射光成分と正反射光成分の和と考えられ
る。この時、入射光が直線偏光(S偏光)であれば、正
反射成分はS偏光、拡散反射光は、S偏光:P偏光
1:1の光となる。従って、第1受光素子が受光するS
偏光の光は、正確には正反射光であるS偏光の光と、拡
散反射光であるS偏光の光とが混ざっていることになる
ので、第1受光素子−第2受光素子×cosθとするこ
とで、正反射光成分のみを抽出したことになり、正確な
光沢判別が可能となる。また、第1受光素子の前の偏光
フィルタを省略して、光沢の評価を第1受光素子−2×
第2受光素子×cosθ,(第1受光素子−2×第2受
光素子×cosθ)/第2受光素子,第2受光素子/
(第1受光素子−2×第2受光素子×cosθ)として
もよい。
【0025】(第3の実施形態)図5にその構成を示す
(請求項4対応)。投光部には、赤(R),緑(G),
青(B)の3つの光を発光する発光ダイオード16,1
7,18(以下、LEDという)を配置し、ダイクロイ
ックミラー19,20により、光軸を合わせた後、偏光
フィルタ7により、直線偏光の光を出射する(S偏
光)。また、第1受光素子4及び第2受光素子21とし
て共にフォトダイオード(PD)を用いている。LED
のピーク波長は、赤色LEDは700nm付近、緑色L
EDは546.1nm付近、青色LEDは435.8n
m付近、つまり色の原刺激に近いものを使用する。図6
にダイクロイックミラー19,20の特性を示す。この
構成において、投光部ではレンズを用いて、ダイクロイ
ックミラーには平行光が入るようにする方が望ましい。
その理由は、ダイクロイクッミラーの特性は、入射角に
より変化し、入射角範囲が広いと特性は劣化するからで
ある。また、受光部では第1受光素子4がS偏光の光、
第2受光素子21がP偏光の光を受光するようにそれぞ
れ偏光フィルタ8,9を配置する。
【0026】この第3の実施形態においても、上述の第
1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。また、
光源をLEDとすることで、光源の長寿命化が図れ、さ
らには、3つのLEDを時分割点灯させれば、第2受光
素子21は1つのPDでR,G,Bの各出力が得られ、
受光部の構成が簡略化できる。図7(a)(b)は、3
つのLEDを時分割点灯させる場合の回路構成例とその
動作を説明するための図である。発振回路30の出力が
駆動回路31に与えられることにより、LED16,1
7,18が時分割に駆動され、その光の反射光を受光し
た第1受光素子4、第2受光素子21の出力は、I/V
変換回路32,33により電圧に変換され、サンプルホ
ールド(S/H)回路34,35を経て、マイクロコン
ピュータ等でなる光沢・色識別回路36に入力されるよ
うになっている。
【0027】(第4の実施形態)図8にその構成を示
す。本実施形態は、上述の第3の実施形態において、被
検出物体3への投光、及び被検出物体3からの反射光の
受光に光ファイバ39を用いたものである。すなわち、
投光部及び受光部を含むファイバアンプ37から、光フ
ァイバ39が導出され、その先端にはファイバヘッド4
0が設けられている。投光部からの光はレンズ38を通
して光ファイバ39に入光される。また、投光、受光は
偏光フィルタ41を通して行われるようになっている。
この構成によれば、センサヘッドの小型化が図れる。
【0028】(第5の実施形態)図9(a)にその構成
を示す。第2の実施形態以降のように、偏光成分を分け
ることにより、正反射成分と拡散反射成分とを正確に区
別することが可能となるため、第1受光素子と第2受光
素子とは隣り合う構成としてもよい。本実施形態の場
合、第2受光素子5としては第1の実施形態で示したよ
うなカラーセンサを用いる。また、第1受光素子4の前
には、正反射したS偏光成分の光を透過する偏光フィル
タ8を配置し、第2受光素子5の前には、拡散反射した
P偏光成分の光を透過する偏光フィルタ9を配置する。
なお、投光部1には、ハロゲンランプを用い、S偏光成
分の光を透過する偏光フィルタ7を配置する。また、第
3の実施形態で示したように、投光部1の光源をR、
G、Bの3つのLEDとし、第2受光素子5を第1受光
素子4と同じPDとして、LEDを時分割点灯し、R、
G、Bの3つの信号を順番に得るという構成にしてもよ
い。
【0029】この第5の実施形態によれば、正反射光量
は、第1受光素子−第2受光素子となり、拡散反射光量
は、2×第2受光素子となるので、前述したような回路
にて、光沢と色の評価が可能となる。また、第1受光素
子4と第2受光素子5とを、近づけて配置しても正反射
成分の光と拡散反射成分の光を明確に区別でき、光沢と
色の評価が可能となるので、センサの小型化が図れる。
【0030】図9(b)に示すように、投光部と受光部
を隣り合う構成、つまり、ワーク3に対し、投光ビーム
をほぼ垂直に入射するように構成してもよい。この場
合、ワーク3の距離変動があっても、正反射光が第1受
光素子4に入射しなくなることがなく、小型で安定に色
と光沢の検出が可能なセンサを実現できる。
【0031】さらには、図9(c)に示すように、第1
受光素子4を投光部1つまり光源側に配置した構成とす
れば、設計時に投光ビームの正反射光が第1受光素子4
に入るようにすればよいので、細いビームをワーク3に
対し、ほぼ垂直に入射させるようにすることが可能であ
り、そのため、位置決め性の良いセンサが実現できる。
投光ビームがワーク3に対しほぼ垂直となるので、ワー
ク3の位置が変動してもスポット位置がずれることはな
い。また、投光部1の偏光フイルタと第1受光素子4の
偏光フイルタは同じ方向の偏光成分を通過するように配
置するので、これらを図9(d)に示すように一体化す
ることで、組立工数の低減が図れ、コスト低減が図れ
る。
【0032】(第6の実施形態)図10にその構成を示
す。本実施形態に係る検出装置は、上記第5の実施形態
に示した検出装置と原理的には同じであるが、投光側は
3つのR、G、BのLED16,17,18を備え、時
分割点灯を行う。受光側は、2bit(1パッケージ内
に受光チップが2つ内蔵されている)構成の1つのPD
から成る第1受光素子4の前にS偏光成分の光を透過す
る偏光フィルタ8を配置して、正反射成分の光を受光す
るようにする。もう一方の第2受光素子21の前にはP
偏光成分の光を通過する偏光フィルタ9を配置して、拡
散反射成分を受光するようにし、投光とタイミングをと
って、R、G、Bそれぞれの出力を得る。本実施形態に
よれば、センサの小型化、組立工程の簡素化が図れる効
果がある。
【0033】(第7の実施形態)図11(a)にその構
成を示す。本実施形態は、上述の第5の実施形態と第6
の実施形態の考え方を合わせた構成であって、ファバア
ンプ37、光ファイバ39、及びファイバヘッド40か
ら成り、ファイバヘッド40には、投光側と第1受光側
とに一体の偏光フィルタ7を、第2受光側に偏光フィル
タ9をそれぞれ配置し、第1受光側ではS偏光を受光
し、第2受光側ではP偏光を受光する。本構成によれ
ば、センサヘッドは光ファイバを3本並べた構成である
ため、大幅な小型化が図れる。
【0034】(第7の実施形態の変形)図11(b)に
示すように、光ファイバ39のうち投光ファイバをバン
ドルファイバとする。図中のB点において、投光用の3
束のファイバをミキシングし、C点からの出射光は、
R、G、Bの光が均一に出射するようにする。ここで、
A点でのバンドルファイバの本数は、B点(C点)での
各パワー比が等しくなるように調整することが望まし
い。
【0035】(第8の実施形態)図12にその構成を示
す。本実施形態においては、投光側でダイクロイックミ
ラー(DCM)19,20によりR、G、Bの3光源で
あるLED16,17,18の光を合成し、その後、偏
光フィルタ7を通し、ワーク3に対し直線偏光の光を入
射させる。受光側では、偏光ビームスプリッタ(PB
S)43により、反射光を偏光分離する。第2受光素子
21は、P偏光成分、つまり、拡散反射光成分を受光す
ることになる。ここで、投光側の3つのLED16,1
7,18を時分割点灯させ、第2受光素子21によりタ
イミングをとって、R、G、Bそれぞれの受光量の差よ
り色を判別する。
【0036】第1受光素子4は、S偏光成分の光を受光
することになる。このS偏光成分は正反射光のS偏光成
分と拡散反射光のS偏光成分の2種類考えられるが、拡
散反射光は、P:S≒1:1であるので、第1受光素子
−第2受光素子とすることで正反射光成分が抽出可能と
なる。ワーク3の距離変動が少ないときは、この第1受
光素子−第2受光素子によって光沢度を判断すればよい
が、距離変動が大きいときは、(第1受光素子−第2受
光素子)/第2受光素子、もしくは、第2受光素子/
(第1受光素子−第2受光素子)とすることで、安定に
光沢度が判別できる。また、ワーク3が誘電体物質で、
かつ、拡散物体の時、光沢度は正反射光の受光感度を上
げるため、入射角θは大きい程よい。反射率が大きくな
るためである。また、ワーク3が透明体の場合は、入射
角θ=ブリュースタ角とすると、P偏光成分の反射光は
ゼロとなる。従って、この時、投光側の偏光フィルタを
取り除いても上記と同様の効果が得られる。
【0037】(第9の実施形態)図13(a)にその構
成を示す。本実施形態では、受光側で一度、ハーフミラ
ー(HM)44でビームを2等分した後、第2受光素子
21には、ワーク3からの反射光のうちP偏光成分が入
射するように偏光フィルタ9を、第1受光素子4にはS
偏光成分が入射するように偏光フィルタ8をそれぞれ配
置する。先述の第8の実施形態では、受光部の偏光ビー
ムスプリッタ(以下、PBSと記す)は可視光域の光を
偏光分離する必要があるため、PBSへの入射角はある
程度限定されるので、PBSへは所定の入射角(例えば
45°)の光の入射するように、図13(b)に示すよ
うに、レンズ45を用いる方が望ましく、また、入射角
θを大きくした場合、ワーク3の距離変動がある場合、
PBSへの入射角が変動してしまうため、ワーク3の距
離変動はある程度限られる。それに対して、図13
(a)のような構成にすることで、その問題が解決でき
る。
【0038】(第10の実施形態)図14にその構成を
示す。本実施形態は、第9の実施形態の変形例である
(請求項3対応)。偏光ビームスプリッタ(PBS)4
3によりS偏光を投光し、ワーク3からの反射光のP偏
光成分を第2受光素子21により受光し、また、偏光フ
ィルタ8と第1受光素子4により反射光のS偏光成分を
受光する。この時、DCM19,20とPBS43には
レンズを用いて、平行光が入るようにすることが望まし
い。本例では、拡散反射光を受光する第2受光素子21
の光軸をLED16,17,18からの投光光軸と同軸
としている。この実施形態構成により、第8の実施形態
と同様の効果が得られる。そして、偏光フィルタ8のS
偏光成分透過率をTF とし、PBSのP偏光成分透過率
をTPBS としたとき、光沢の評価は、第1受光素子、又
は、(第1受光素子/TF )−(第2受光素子/TPBS
)(但、ワーク3から第1受光素子4、第2受光素子
21の距離をほぼ等しくする)によって行う。また、ワ
ーク3の距離変動がある場合は、例えば、(第2受光素
子/TPBS )/{(第1受光素子/TF )−(第2受光
素子/TPBS )}や、{(第1受光素子/TF )−
(第2受光素子/TPBS )}/(第2受光素子/TPBS
)によって行う。いずれも第8の実施形態で示した判
別式と同様の計算となるように、TF 、TPBS で補正し
た式を用いる。
【0039】(第11の実施形態)図15(a)(b)
にその構成を示す。同図(a)は投光部の光源に3つの
LED16,17,18を用いた例であり、(b)は投
光部の光源にハロゲンランプを用いた例である。いずれ
も投光側では、偏光フィルタ7とハーフミラー44によ
りS偏光の光を出射する。受光側は、ハーフミラー4
4、PBS43を経てS偏光を受光するPDで成る第1
受光素子4、及びP偏光を受光する第2受光素子21又
はカラーセンサで成る第2受光素子5により構成され
る。本構成によれば、ワーク3に対し、投光ビームを垂
直に入射できるので、ワーク3の距離変動により正反射
光が第1受光素子4から外れることなく、光沢の安定検
出が可能となる。また、ワーク3が拡散物体の場合、拡
散反射光の受光効率は、第2受光素子21又は5をワー
ク3に対して垂直方向に配置するのが最も良い。
【0040】(第12の実施形態)図16(a)(b)
にその構成を示す。本実施形態は、図15の場合と同様
に、(a)は投光部の光源にLED16,17,18を
用い、(b)は投光部の光源にハロゲンランプを用いた
例である。投光部は図15と同様であり、受光部は図1
5のPBSを偏光フィルタ8,9に置き換え、第1及び
第2受光素子4,21又は5を並べて配置している。こ
の構成によれば、上記第11の実施形態の効果に加え、
受光部の小型化、ローコスト化が実現できる。第1及び
第2の受光素子は2分割でなく、2つのPDを用いても
よい。
【0041】(第13の実施形態)図17(a)にその
構成を示す。本実施形態における受光手段は、ワーク3
からの正反射光及び拡散反射光を受光する位置に配置さ
れた、赤,青,緑の3原色の光に分離可能な受光素子5
1から成り、具体的には、PDアレイと色フィルタから
構成される。受光素子の出力は、信号処理回路52に入
力され、これにより色検出がなされ、さらに比較器53
及びしきい値54により、光沢の検出がなされる。図1
8はその動作を説明するための図であって、(a)は受
光素子51の出力電圧Vpの時間変化、(b)はR,
G,Bの差分の絶対値出力変化を示す。光沢の検出は、
R,G,Bそれぞれの信号成分において、隣どうしの画
系出力の差分の絶対値(受光位置による変化分)が予め
定められたしきい値Vthより大きくなれば、光沢につ
いてON出力する。光沢があれば、図18の(a)は尖
った特性となり、この時、差分出力は大きくなる。ま
た、色検出は、正反射成分の少ない部分、例えば、出力
電圧Vpの半値V1/2 p付近のR,G,B出力でもって
色を検出する。
【0042】(第14の実施形態)図19は本実施形態
に係る物体の色及び光沢を検出する検出装置の光学系を
示す図である(請求項5,6,7対応)。この検出装置
55は、赤、緑、青の3原色の光を時分割に投光し、そ
れぞれのタイミングにおけるワーク3からの反射光強度
よりワーク3の色及び光沢の検出を行う装置である。同
図において、3つのLED56,57,58(投光手
段)は赤(R),緑(G),青(B)の異なる波長の光
を出射するものであり、この3つのLED56,57,
58から出射された光は、ダイクロイックプリズム59
(以下、DCPという)に入射される。このDCP59
は、Bの光を反射し、R,Gの光を透過する特性を持つ
ダイクロイックコートが施されたコート面60aと、G
の光を反射しR,Bの光を透過する特性を持つダイクロ
イックコートが施されたコート面60bとからなり、こ
れらにより、LED56,57,58からの光は合成さ
れる。このDCP59からの合成光は、PBS61(偏
光分離手段)を通過することにより直線偏光した光とな
る。ここで、PBS61が透過面に対してP偏光成分の
光を通過し、S偏光成分の光を反射するものとすると、
P偏光の直線偏光のみが投光レンズ62を介してワーク
3に照射される。
【0043】ワーク3からの反射光の一部(S偏光成
分)は、PBS61で反射され信号用PD63(拡散反
射光受光手段)で受光される。一般に、対象物体に直線
偏光の光を入射させると、正反射光成分の光は入射光の
偏光方向を保持し、拡散反射光成分の光はランダムな偏
光方向の光となる。従って、PBS61での反射光は、
投光のP偏光に対してS偏光成分なので拡散反射光成分
であり、色情報である。ここで、予め、R,G,Bの光
を特定したい色に対して時分割で投光し、各色のR,
G,Bの光に対する出力値を記憶しておき、次に、実際
の測定を行い、その出力値と記憶していた値との比較を
行うことにより、ワーク3の色検出が可能となる。
【0044】一方、ワーク3からの反射光のP偏光成分
の光は、PBS61を透過し、DCP59に入射し、D
CP59の光軸近傍に配置された信号用PD64(正反
射光受光手段)で受光される。このPBS61での透過
光は、投光と同じP偏光成分であるので、正反射光成分
である。従って、信号用PD63と信号用PD64の信
号量を用いて以下のいずれかのような演算を行うことに
より、正反射光成分に対する拡散反射光成分の割合を求
めることができ(すなわち、偏光成分の乱れ具合が検出
でき)、光沢度の検出が可能となる。 信号用PD64−信号用PD63 信号用PD63/信号用PD64 (信号用PD64−信号用PD63)/(信号用PD6
4+信号用PD63)
【0045】また、DCP59より出射された光のう
ち、PBS61による反射光を受光する位置にモニタ用
PD65(投光量モニタ用受光素子)が配置されてい
る。これにより、LED56,57,58からの出射光
の光量変動を補償でき、安定した検出が可能となる。こ
の理由を詳述すると、時分割で点滅されるそれぞれのL
ED56,57,58は、温度等の影響を受けて、発光
強度の変化量が一定ではない。そのため、温度等が変化
したときにR,G,Bの発光強度の比が変化してしま
い、正確な色等の検出ができなくなる(色が変化したの
か、発光強度比が変化したのかが区別できなくなる)。
そこで、モニタ用PD65の信号量を監視しておくこと
により、発光強度比の変化量を検知することが可能とな
る。
【0046】このように、本実施形態に係る検出装置5
5においては、偏光を用いて正反射光成分と拡散光成分
の分離を行うことにより、正反射光成分と拡散反射光成
分を独立に受光することができるので、ワーク3の色と
光沢について同時にかつ正確に検出を行うことが可能と
なる。また、ダイクロイックプリズム59を用いてLE
D56,57,58からの投光を合成しているので、光
学系が小さくなり、装置55の小型化を図ることができ
る。
【0047】(第15の実施形態)図20は本実施形態
に係る物体の色及び光沢を検出する検出装置の光学系を
示す図である(請求項9,10対応)。この検出装置6
6において、DCP59からの出射光は、偏光フィルタ
67(偏光手段)を通過することにより、直線偏光した
光(ここではPBS61の反射面に対してP偏光とす
る)に偏光される。この偏光フィルタ67の透過光は、
ハーフミラー68でワーク3方向に向けて反射される。
なお、ハーフミラー68の透過光を受光する位置にモニ
タ用PD65が配置されている。ワーク3からの反射光
は、レンズ62,ハーフミラー68を介してPBS61
に入射し、このPBS61での反射光(S偏光成分)は
信号用PD63に、PBS61での透過光(P偏光成
分)は信号用PD64にそれぞれ入射される。両信号用
PD63,64からの信号を処理することにより、正確
な色と光沢の検出が可能となる。また、上述の図19に
示した検出装置55においては、信号用PD64がDC
P59の後方に配置されており、その位置には制限があ
ったため、信号用PD63と信号用PD64が受ける受
光光線を一致させることができなかったが、この検出装
置66においては、ハーフミラー65を用いて投・受光
軸を同軸とすることにより、両信号用PD63,64が
受ける受光光線を一致させることができ、より一層正確
な検出が可能となる。
【0048】(第16の実施形態)DCPとPBSを一
体化させた光学素子の作成方法と、この光学素子を用い
た検出装置の構成について、図21乃至図23を参照し
て説明する(請求項8対応)。この光学素子は、図21
に示すように、5つのスティック状の硝材からなるもの
であり、これらの硝材には、1〜16の番号を付したよ
うな面が形成されている。これらの面のうち、1,2,
7,10,13,14の各面に反射防止膜を、8,11
の各面にB光反射、R,G光透過のダイクロイックコー
トを、12,15の各面にG光反射、R,B光透過のダ
イクロイックコートを、3の面にPBSコートをそれぞ
れ施す。次に、紫外線硬化樹脂等を用いて3−4、5−
15、6−8、9−12、11−16の各面を接着し、
最後に、一体化されたスティック状の硝材を適切な長さ
に切断することで、光学素子が完成する。また、図22
に示すように、硝材の1の面をレンズ形状にすれば、D
CPとPBSと投光レンズを一体化させた光学素子を得
ることができる。図23に、この光学素子を用いた検出
装置の一例を示す。検出装置70は、光学素子71、L
EDチップ72,73,74等を樹脂モールド75によ
りワンパッケージ化したものであり、このように、DC
P、PBS等を一体化させたので、光学系を小さくする
ことができ、装置の小型化を図ることが可能となる。
【0049】(第17の実施形態)図24は、検出装置
55,66を制御するための回路の構成図であり、同図
を参照して光沢の影響を受けない色検出方法について説
明する。発振回路30の出力が駆動回路31に与えられ
ることにより、LED56,57,58が時分割に駆動
される。これらの光はPBS61又は偏光フィルタ67
により直線偏光した光となり、ワーク3に照射され、ワ
ーク3からの反射光はPBS61に入射される。信号用
PD63はPBS61での反射光を受光する位置にある
ので、投光とは異なる偏光成分の光を受光する。この信
号用PD63の出力はI/V変換回路33により電圧に
変換され、サンプルホールド回路34に供給されサンプ
ルホールドされるようになっている。マイクロコンピュ
ータ等でなる色識別回路36はサンプルホールド回路6
3の出力から、色差判別処理を実行し、その判別結果を
出力する。このように、ワーク3での反射により偏光方
向が乱れた成分、つまり拡散反射光をとらえることによ
り、正確な色検知が可能となる。
【0050】図25は、検出装置55,66を制御する
ための他の回路の構成図であり、同図を参照して色の影
響を受けない光沢検出方法について説明する。ワーク3
からの拡散反射成分(ここではS偏光成分とする)を受
光する信号用PD63と、ワーク3からの正反射光成分
(P偏光成分)を受光する信号用PD64からの出力は
増幅器77において増幅された後に、減算器78に入力
され、 信号用PD64−信号用PD63 の演算が行われ、この演算値より判別処理を実行し、そ
の判別結果を出力する。上記のような演算により、色柄
の影響を受けることなく、光沢度の違いのみを検出する
ことが可能となる。
【0051】図26は、検出装置55,66を制御する
ためのさらに他の回路構成図であり、同図を参照して色
の影響を受けない別の光沢検出方法について説明する。
上述の図25に示した演算方法では、検出距離により、
受光量が変化して演算結果が変動し、誤検出を起こす場
合がある。そこで、正反射成分と拡散反射成分の比、す
なわち、 (信号用PD64)/(信号用PD63) の演算により、検出距離の変動による起こり得る誤検出
を抑えることが可能となる。本実施形態に示す構成にお
いては、信号用PD63からの信号が入力されるサンプ
ルホールド回路34の出力は、加算器80において加算
された後に演算器81に入力されて上記演算が行われ、
判別処理が判別器79において行われ、その判別結果が
出力される。
【0052】(第18の実施形態)図27(a)にその
構成を示す。本実施形態は、上記各種実施形態に示され
るような1つのセンサを用いて、搬送ラインに流れるワ
ーク3の色と光沢もしくはフィルムパッケージの有無を
同時に検知する検査装置を構成したものである(請求項
11対応)。センサ90は搬送ラインを流れてくるワー
ク3からの反射光を受光し、ワーク3の色と光沢等を判
別し、このセンサ90からの信号に基づいてコントロー
ラ91はワーク3の良否を判定し、それに基づいてプッ
シャ92を駆動する。それにより、不良品のワーク3は
不良品搬送路94に押し込まれ、良品搬送路93から排
除される。図27(b)は本実施形態の制御ブロックを
示している。図28は、同上検査装置におけるコントロ
ーラ91の処理手順を示すフローチャートである。この
ような処理を実行することで、上記のように不良品排除
の機能の他に、ワーク3の総数、良品、不良品の数、不
良品の理由等をメモリすることが可能となる。
【0053】(第19の実施形態)図29にその構成を
示す。本実施形態は、瓶・箱等の搬送体であるワークに
タックラベルを貼り付ける工程において、上記各種実施
形態に示されるようなセンサを用いてラベルの位置決め
とラベルの貼り付け位置確認を行う検査装置である。セ
ンサ95は、台紙上のラベル96からの反射光に基づい
て光沢を検出し、それよりラベル位置を検出する。それ
と同時に色の違いに基づいてラベル96の模様や向きを
検査する。また、センサ97は搬送されるワーク98上
のラベルの有無とワーク自体の模様に対する位置確認を
行う。この装置にも、先の実施形態のように、搬送路に
プッシャを設ければ、不良品を排除することが可能とな
る。
【0054】(第20の実施形態)図30にその構成を
示す。本実施形態は、上記実施形態に示したようなセン
サを用いて、透明なシートで包装されたワークの色検出
を行う検査装置である。センサ100は、搬送ライン1
01上を移送される透明なシートで包装されたワーク1
02の色を検出するものであり、光沢と色とを別々にと
らえることができるので、透明シートの光沢度に影響さ
れることなくワーク102の色を検出することが可能と
なる。また、先の実施形態のように、搬送路にプッシャ
を設ければ、不良品を排除することが可能となる。ま
た、部分時に透明なテープが貼られたものに対する色検
査も可能である。
【0055】(第21の実施形態)図31にその構成を
示す。本実施形態は、上記実施形態に示したようなセン
サを用いて、印刷物の色(印刷具合)の検出を行う検査
装置である。印刷機103により記録媒体104上に印
刷された印刷直後の印刷物105は、インクの乾き具合
により光沢が一定ではないので、正確な色検出を行うこ
とが困難である。センサ106は、光沢と色とを別々に
とらえることができるので、インクの乾き具合による光
沢の影響を受けることなく、正確な印刷物105の色検
出が可能となる。
【0056】(第22の実施形態)図32にその構成を
示す。本実施形態は、カラー印字装置、例えばインクジ
ェットプリンタ等に本センサを用いたものである(請求
項12対応)。同プリンタはインクジェットヘッド11
0によりプラテン111上に搬送される用紙112にイ
ンク液滴を噴射して印字を行うものである。センサ11
3はインクジェットヘッド110と一体的に走査され、
用紙112からの反射光を受光し、その光沢情報により
用紙112の質を検知する。検知された紙質に応じて、
所定のインク噴出量を設定する。これにより、紙質、つ
まり、にじみ度合いに応じた最適な印字を行うことが可
能となる。また、同時に、印字した文字、パターンの色
を同じセンサ113により検出して、所望の色になるよ
うに、インク噴出量の微調整を行うことにより、より美
しい印字を行うことが可能となる。図33は、同上プリ
ンタの動作のフローチャートである。
【0057】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る物体の色等
の検出装置によれば、物体からの反射光のうち、正反射
成分と拡散反射成分を別々に受光し、正反射成分と拡散
反射成分とから物体の光沢の評価を行うことができると
同時に、拡散反射成分により、物体の色についての評価
を行うことができる。そのため、1つの簡単な装置構成
によって、物体の色と光沢について、同時にそれぞれ正
確な検知が可能となる。
【0058】また、請求項2に記載の発明に係る物体の
色等の検出装置によれば、上記効果に加えて、直線偏光
した光を投光し、正反射光受光部は直線偏光した光を受
光し、拡散反射光受光部は直線偏光とは垂直な偏光方向
の光を受光するようにすれば、正反射光成分に拡散光成
分が含まれなくなり、より一層正確な光沢度合い検出が
可能となる。
【0059】また、請求項3に記載の発明に係る物体の
色等の検出装置によれば、上記効果に加えて、拡散反射
光受光部を投光手段による投光光軸と同軸とするので、
センサ構成を小さくできる。
【0060】また、請求項4に記載の発明に係る物体の
色等の検出装置によれば、上記効果に加えて、物体から
の正反射光及び拡散反射光を受光する位置に、赤,青,
緑の3原色の光に分離可能な受光素子を配置し、この受
光素子の検出出力のうち、受光位置による変化分に基づ
いて物体の光沢を検出し、正反射成分の少ないつまり拡
散反射成分の多い位置の出力に基づいて物体の色を検出
するので、それぞれの検出は適正なものとなる。
【0061】また、請求項5に記載の発明に係る物体の
色等の検出装置によれば、投光手段より投光された赤,
青,緑の3原色の光をダイクロイックプリズムで合成
し、さらに、偏光分離手段により直線偏光させて物体に
向けて照射し、この物体からの反射光を偏光を用いて正
反射光成分と拡散光成分に分離することにより、物体の
色と光沢について同時にかつ正確に検出を行うことが可
能となる。また、装置の小型化が可能となる。
【0062】また、請求項6に記載の発明に係る物体の
色等の検出装置によれば、上記効果に加えて、投光軸と
受光軸とを同軸とすることにより、センサ構成を小さく
することができる。また、偏光分離手段により、正反射
光成分と拡散反射光成分の分離を行うことにより、光沢
検出と色検出とを同時に行うことが可能となる。
【0063】また、請求項7に記載の発明に係る物体の
色等の検出装置によれば、上記効果に加えて、モニタ用
受光手段により、投光手段の投光量変動を補償すること
により、より一層正確な光沢と色の検出が可能となる。
【0064】また、請求項8に記載の発明に係る物体の
色等の検出装置によれば、ダイクロイックプリズム、偏
光分離手段及び投光レンズを一体化したので、光学系を
小さくすることができ、装置の小型化が可能となる。
【0065】また、請求項9に記載の発明に係る物体の
色等の検出装置によれば、偏光を用いて正反射光成分と
拡散光成分の分離を行うことにより、正反射光成分と拡
散反射光成分を独立に受光することができるので、物体
の色と光沢について同時にかつ正確に検出を行うことが
可能となる。
【0066】また、請求項10に記載の発明に係る物体
の色等の検出装置によれば、上記効果に加えて、モニタ
用受光手段により、投光手段の投光量変動を補償するこ
とにより、より一層正確な光沢と色の検出が可能とな
る。
【0067】また、請求項11に記載の発明に係る物体
の色等の検出装置によれば、物体の色と光沢を検出し、
その結果に基づいて該物体の良否を正確に判定すること
が可能な検査装置を提供できる。
【0068】また、請求項12に記載の発明に係る物体
の色等の検出装置によれば、被印刷物の光沢及び印刷結
果を検出し、該被印刷物の特性に応じて印刷動作を制御
することにより、所望の印刷を行うことが可能な印刷装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による物体の色及び光
沢を検出する検出装置の構成図である。
【図2】第2の実施形態による検出装置の構成図であ
る。
【図3】第1の実施形態における受光・演算回路のブロ
ック構成図である。
【図4】(a)は拡散反射物体の場合のプロファイル、
(b)はランバート分布図である。
【図5】第3の実施形態による検出装置の構成図であ
る。
【図6】ダイクロイックミラーの特性図である。
【図7】(a)(b)は、3つのLEDを時分割点灯さ
せる場合の回路構成図とその動作を説明するための図で
ある。
【図8】第4の実施形態による検出装置の構成図であ
る。
【図9】(a)は第5の実施形態による構成図、(b)
(c)(d)はそれぞれ変形例の構成図である。
【図10】第6の実施形態による検出装置の構成図であ
る。
【図11】(a)は第7の実施形態による検出装置の構
成図、(b)は変形例の構成図である。
【図12】第8の実施形態による検出装置の構成図であ
る。
【図13】(a)は第9の実施形態による検出装置の構
成図、(b)は変形例の構成図である。
【図14】第10の実施形態による検出装置の構成図で
ある。
【図15】(a)(b)はそれぞれ第11の実施形態に
よる検出装置の構成図である。
【図16】(a)(b)はそれぞれ第12の実施形態に
よる検出装置の構成図である。
【図17】第13の実施形態による検出装置の構成図で
ある。
【図18】(a)(b)は第13の実施形態の動作を説
明するための図である。
【図19】第14の実施形態による検出装置の構成図で
ある。
【図20】第15の実施形態による検出装置の構成図で
ある。
【図21】第16の実施形態による光学素子の作成方法
を説明するための図である。
【図22】第16の実施形態による他の光学素子の作成
方法を説明するための図である。
【図23】光学素子を用いた検出装置の構成図である。
【図24】第17の実施形態による光沢の影響を受けな
い色検出方法を実現する回路の構成図である。
【図25】色の影響を受けない光沢検出方法を実現する
回路の構成図である。
【図26】色の影響を受けない光沢検出方法を実現する
回路の他の構成図である。
【図27】(a)は第18の実施形態による検査装置の
構成図、(b)はその制御ブロック図である。
【図28】検査装置におけるコントローラの処理手順を
示すフローチャートである。
【図29】第19の実施形態による検査装置の構成図で
ある。
【図30】第20の実施形態による検査装置の構成図で
ある。
【図31】第21の実施形態による検査装置の構成図で
ある。
【図32】第22の実施形態によるカラー印字装置の構
成図である。
【図33】同装置の動作のフローチャートである。
【符号の説明】
1 投光部(投光手段) 3,98,102 ワーク(物体) 4 第1受光素子 5 第2受光素子(カラーセンサ) 6 受光・演算回路 7,8,9 偏光フィルタ 16,17,18 発光ダイオード 21 第2受光素子(フォトダイオード) 55 検出装置 56,57,58 発光ダイオード(投光手段) 59 ダイクロイックプリズム 61 偏光ビームスプリッタ(偏光分離手段) 63 信号用PD(拡散反射光受光手段) 64 信号用PD(正反射光受光手段) 65 モニタ用PD(投光量モニタ用受光手段) 66 検出装置 67 偏光フィルタ(偏光手段) 68 ハーフミラー

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を投光する投光手段と、該投光の物体
    からの反射光を受光する受光手段とを有し、該受光手段
    の出力から物体の色等を検出する検出装置において、 前記受光手段は、物体からの正反射光を受光する正反射
    光受光部と、該物体からの拡散反射光を受光する拡散反
    射光受光部とから構成され、 前記正反射光受光部と拡散反射光受光部の各出力に基づ
    いて該物体の光沢を検出し、前記拡散反射光受光部の出
    力に基づいて該物体の色を検出することを特徴とする物
    体の色等の検出装置。
  2. 【請求項2】 前記投光手段は、直線偏光した光を投光
    し、前記正反射光受光部は反射光のうち前記投光された
    光の偏光の方向と同じ方向の偏光成分を受光し、前記拡
    散反射光受光部は反射光のうち前記投光された光の偏光
    方向と垂直な方向の偏光成分を受光するようにしたこと
    を特徴とする請求項1に記載の物体の色等の検出装置。
  3. 【請求項3】 前記拡散反射光受光部を前記投光手段に
    よる投光光軸と同軸としたことを特徴とする請求項1に
    記載の物体の色等の検出装置。
  4. 【請求項4】 光を投光する投光手段と、該投光の物体
    からの反射光を受光する受光手段とを有し、該受光手段
    の出力から物体の色等を検出する検出装置において、 前記受光手段は、物体からの正反射光及び拡散反射光を
    受光する位置に配置され、複数の色別及び複数の位置別
    に受光可能な受光素子から成り、 前記受光素子の出力のうち、受光位置による変化分に基
    づいて物体の光沢を検出し、正反射成分の少ない部分の
    出力に基づいて物体の色を検出することを特徴とする物
    体の色等の検出装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも2つ以上の互いに波長の異な
    る光を時分割に投光する投光手段を有し、該投光の物体
    からの反射光に基づいて物体の色等を検出する検出装置
    において、 前記投光手段からの光を合成するダイクロイックプリズ
    ムと、 前記ダイクロイックプリズムからの合成光を透過させて
    直線偏光した光に偏光する偏光分離手段と、 物体からの正反射光を受光する正反射光受光手段と、該
    物体からの拡散反射光を受光する拡散反射光受光手段と
    を備え、 前記正反射光受光手段と拡散反射光受光手段の各出力に
    基づいて該物体の光沢を検出し、前記拡散反射光受光手
    段の出力に基づいて該物体の色を検出することを特徴と
    する物体の色等の検出装置。
  6. 【請求項6】 前記偏光分離手段より出射される光の投
    光軸と、物体において反射され、該偏光分離手段に入射
    される光の受光軸とを同軸とし、 前記偏光分離手段による透過光を受光する位置に前記正
    反射光受光手段を配置し、 前記偏光分離手段による反射光を受光する位置に前記拡
    散反射光受光手段を配置したことを特徴とする請求項5
    に記載の物体の色等の検出装置。
  7. 【請求項7】 前記ダイクロイックプリズムから前記偏
    光分離手段に入射され、その反射光を受光する位置に投
    光量モニタ用受光手段をさらに配置したことを特徴とす
    る請求項5又は請求項6に記載の物体の色等の検出装
    置。
  8. 【請求項8】 前記偏光分離手段からの投光を物体にお
    いて収束するための投光レンズをさらに備え、 前記ダイクロイックプリズム、前記偏光分離手段及び前
    記投光レンズを一体化したことを特徴とする請求項5乃
    至請求項7のいずれかに記載の物体の色等の検出装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも2つ以上の互いに波長の異な
    る光を時分割に投光する投光手段を有し、該投光手段か
    らの投光の物体からの反射光に基づいて物体の色等を検
    出する検出装置において、 前記投光手段からの光を合成するダイクロイックプリズ
    ムと、 前記ダイクロイックプリズムからの合成光を透過させて
    直線偏光した光に偏光する偏光手段と、 前記偏光手段からの透過光を物体方向に向けて反射する
    ハーフミラーと、 物体からの反射光を複数の偏光成分の光に分離する偏光
    分離手段と、 前記偏光分離手段での透過光を受光する位置に配置され
    た正反射光受光手段と、 前記偏光分離手段での反射光を受光する位置に配置され
    た拡散反射光受光手段とを備え、 前記正反射光受光手段と拡散反射光受光手段の各出力に
    基づいて該物体の光沢を検出し、前記拡散反射光受光手
    段の出力に基づいて該物体の色を検出することを特徴と
    する物体の色等の検出装置。
  10. 【請求項10】 前記ダイクロイックプリズムから出射
    され、前記ハーフミラーを透過した光を受光する位置に
    投光量モニタ用受光手段をさらに配置したことを特徴と
    する請求項9に記載の物体の色等の検出装置。
  11. 【請求項11】 請求項1,4,5,9のいずれかに記
    載の検出装置を用いて物体の色と光沢を検出し、その結
    果に基づいて該物体の良否を判定する物体の色等の検査
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項1,4,5,9のいずれかに記
    載の検出装置を用いて少なくとも被印刷物の光沢を検出
    し、該被印刷物の特性に応じて印刷動作を制御すると共
    に同検出装置を用いて印刷結果を検出し、所定の印刷結
    果になるように印刷動作を制御することを特徴とする印
    刷装置。
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