JPH09222338A - ステッピングモータ式計器 - Google Patents

ステッピングモータ式計器

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JPH09222338A
JPH09222338A JP5399996A JP5399996A JPH09222338A JP H09222338 A JPH09222338 A JP H09222338A JP 5399996 A JP5399996 A JP 5399996A JP 5399996 A JP5399996 A JP 5399996A JP H09222338 A JPH09222338 A JP H09222338A
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rotor
pointer
stepping motor
recess
rotating shaft
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Koichi Sato
浩一 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄型化を達成し得るステッピングモータ式計
器を提供する。 【解決手段】 各環状ボビン14,20と各環状ヨーク12,
18とを積層して中空部22を備えた第1,第2のステータ
15,21を設け、このステータ15,21の中空部22に回転軸
24を備えたロータ23を回転自在に収納し、ステータ15,
21にロータ23の回転軸24を軸受保持する軸受部材27,28
を備えた支持プレート25,26を設けてステッピングモー
タ本体1を構成する。このステッピングモータ本体1の
回転軸24の先端に指針4の連結基部36を圧入固定してス
テッピングモータ式計器を構成する。指針4の連結基部
36に対応する支持プレート25位置にロータ23側に突出し
て軸受部材27を収納保持する第1の凹部29を形成し、こ
の第1の凹部29に対応するロータ23位置に第1の凹部29
を収容する第2の凹部23aを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は指示計器の可動部と
して正逆回転が可能なステッピングモータを用いたステ
ッピングモータ式計器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりOA機器、家電製品、自動車等
の分野におけるアクチュエータ部品として、広く用いら
れている構造にPM型ステッピングモータがあり(例え
ば特開平5-161333号公報,特開平3-145960号公報,特開
平1-190249号公報,特開平1-190248号公報参照)、正逆
回転制御が容易で、また駆動トルクによっては小型化も
容易なことから、近年では指示計器の可動部としても注
目されてきている。
【0003】この種ステッピングモータを指示計器とし
て使用する場合、例えば図6に示すように、励磁コイル
A,Bが巻かれた環状ボビンC,Dと励磁コイルA,B
の磁路を導く環状ヨークE,Fとを同心的に積層して中
空部Gを備えたステータHを形成し、このステータHの
中空部Gに環状ヨークE,Fを通じて導かれた励磁コイ
ルA,Bの磁路により回転駆動される回転軸Iを備えた
永久磁石からなるロータJを収納し、このロータJの回
転軸IをステータHに対して固定された支持プレート
K,Lの樹脂もしくは含油軸受等からなる軸受部材K
1,L1にて軸支し、支持プレートKより突出する回転
軸Iの先端に指針Mの連結基部M1を圧入固定し、この
指針Mと支持プレートKとの間に計器文字板Nを配置
し、励磁コイルA,Bに供給する信号(電流)を計測量
(例えば車両の走行速度やエンジン回転数)に応じて制
御すれば、指針Mの指示部M2による計器文字板N上で
の計測量指示が可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかhしながら、この
ように指針Mを単に回転軸Iの先端に装着するのみの構
造では、軸受部材K1が支持プレートKから指針M側に
突出し、また回転軸Iと指針Mの連結基部M1との接触
面積を確保して指針Mの回転軸Iへの安定的な固定をは
かるべく連結基部M1をロータJ側に延設する必要があ
るため、そのぶん支持プレートKより指針M側に突出す
る回転軸I部分が長くなり、モータ底面から指針M前面
までの高さ寸法Oが大きくなってしまうという問題があ
る。
【0005】本発明は、この点に鑑みてなされたもの
で、モータ構造を工夫することにより高さ寸法を減少さ
せ、薄型化を達成し得るステッピングモータ式計器を提
供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、励磁コイルが巻装された環状ボビンと前記
励磁コイルの磁路を導く環状ヨークとを積層してなる中
空部を備えたステータと、前記中空部に回転自在に収納
され前記環状ヨークを通じて導かれた前記励磁コイルの
磁路により回転する回転軸を備えた永久磁石からなるロ
ータと、前記回転軸の一端と連結される連結基部と前記
回転軸に対し略直交する方向に伸びる指示部とを有し前
記ロータに応動する指針と、この指針と前記ステータと
の間に固定され前記ロータの回転軸を支承する軸受部材
を備えた金属製の支持プレートとからなり、前記励磁コ
イルに計測量に応じた信号を供給することにより前記指
針による前記計測量指示を行うステッピングモータ式計
器であって、前記指針の連結基部に対応する前記支持プ
レート位置に前記ロータ側に突出して前記軸受部材を収
納保持する第1の凹部を形成し、この第1の凹部に対応
する前記ロータ位置に前記第1の凹部を収容する第2の
凹部を設けたものである。
【0007】また本発明は、前記第1の凹部が前記指針
の連結基部を収容するものである。
【0008】また本発明は、励磁コイルが巻装された環
状ボビンと前記励磁コイルの磁路を導く環状ヨークとを
積層してなる中空部を備えたステータと、前記中空部に
回転自在に収納され前記環状ヨークを通じて導かれた前
記励磁コイルの磁路により回転する回転軸を備えた永久
磁石からなるロータと、前記回転軸の一端と連結される
連結基部と前記回転軸に対し略直交する方向に伸びる指
示部とを有し前記ロータに応動する指針と、この指針と
前記ステータとの間に固定され前記ロータの回転軸を支
承する樹脂製の支持プレートとからなり、前記励磁コイ
ルに計測量に応じた信号を供給することにより前記指針
による前記計測量指示を行うステッピングモータ式計器
であって、前記指針の連結基部に対応する前記支持プレ
ート位置に前記ロータ側に突出して前記回転軸を軸受保
持すると共に連結基部を収容する第1の凹部を形成し、
この第1の凹部に対応する前記ロータ位置に前記第1の
凹部を収容する第2の凹部を形成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明によれば、励磁コイルか巻
かれた環状ボビンと励磁コイルの磁路を導く各環状ヨー
クとを積層して中空部を備えたステータを設け、このス
テータの中空部に環状ヨークを通じて導かれた励磁コイ
ルの磁路により回転する回転軸を備えたロータを回転自
在に収納し、ステータにロータの回転軸を支承する軸受
部材を備えた金属製の支持プレートを設けてステッピン
グモータ本体を構成し、このステッピングモータ本体の
回転軸の先端に、この回転軸に圧入固定される連結基部
と指示部とを有する指針を設け、励磁コイルに計測量に
応じた信号を供給することにより、計器文字板上で指針
の指示部による計測量指示を行うステッピングモータ式
計器を構成してなり、指針の連結基部に対応する指示プ
レート位置にロータ側に突出して軸受部材を収納保持す
る第1の凹部を形成し、この第1の凹部にたい凹するロ
ータ位置に第1の凹部を収容する第2の凹部を設けたこ
とにより、軸受部材の支持プレートからの突出ぶんが第
1,第2の凹部により吸収され、そのぶん支持プレート
より指針側に突出する回転軸部分が短くなり、高さ寸法
が抑えられる。
【0010】この際、第1の凹部内に指針の連結基部を
も収納するよう構成すれば、支持プレートより指針側に
突出する回転軸部分がさらに短くて済み高さ寸法が抑え
られる。
【0011】また本発明によれば、励磁コイルか巻かれ
た環状ボビンと励磁コイルの磁路を導く各環状ヨークと
を積層して中空部を備えたステータを設け、このステー
タの中空部に環状ヨークを通じて導かれた励磁コイルの
磁路により回転する回転軸を備えたロータを回転自在に
収納し、ステータにロータの回転軸を支承する樹脂製の
支持プレートを設けてステッピングモータ本体を構成
し、このステッピングモータ本体の回転軸の先端に、こ
の回転軸に圧入固定される連結基部と指示部とを有する
指針を設け、励磁コイルに計測量に応じた信号を供給す
ることにより、計器文字板上で指針の指示部による計測
量指示を行うステッピングモータ式計器を構成してな
り、指針の連結基部に対応する指示プレート位置にロー
タ側に突出して回転軸を軸受保持すると共に連結基部を
収容する第1の凹部を形成し、この第1の凹部にたい凹
するロータ位置に第1の凹部を収容する第2の凹部を設
けたことにより、ロータ側に延びる指針の連結基部のク
リアランスがステータ内に形成され、支持プレートより
指針側に突出する回転軸部分が短くなり、高さ寸法が抑
えられる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。
【0013】図1から図3は何れも本発明の第1実施例
によるステッピングモータ式計器を示すもので、図1は
ステッピングモータ式計器の分解斜視図、図2は図1に
示したステッピングモータ本体の分解斜視図、図3は図
1に示したステッピングモータ式計器の組み付け状態を
示す断面図である。
【0014】図1において本実施例によるステッピング
モータ式計器は、後述する回転軸を前方に突設してなる
ステッピングモータ本体1と、このステッピングモータ
本体1の前方に配置される導光板2と、この導光板2の
前方に重合配置される計器文字板3と、この計器文字板
3上に位置してステッピングモータ本体1の前記回転軸
に装着される指針4とから構成されている。
【0015】ステッピングモータ本体1は、図2に示す
ように、カップ状の外ヨーク10と平板状の内ヨーク11と
で構成される環状ヨーク12間に、第1の励磁コイル13が
巻装された樹脂製の第1の環状ボビン14を積層状態に挟
装してなる第1のステータ15と、カップ状の外ヨーク16
と平板状の内ヨーク17とで構成される環状ヨーク18間
に、第2の励磁コイル19が巻装された樹脂製の第2の環
状ボビン20を積層状態に挟装してなる第2のステータ21
とを有し、各環状ヨーク12,18は、SEC,SPC,パ
ーマロイ等の鉄系材料からなる金属平板を打ち抜き,プ
レス成形してなり、これらを構成する各外,内ヨーク1
0,11,16,17からは各環状ボビン14,20の巻線部内に
延設して互いに櫛歯状に組み合わされる複数の極歯10
a,11a,16a,17aが形成されている。
【0016】これら各ステータ15,21は、これらを構成
する各外ヨーク10,16の開口側が互いに向き合うように
同心的に積層され、中心に中空部22(図3参照)を有す
る積層体を構成し、この積層体の中空部22にロータ23が
回転自在に収納配置される。
【0017】ロータ23は、周面に各環状ヨーク12,18の
各極歯10a,11a,16a,17aに対応した複数の磁極が
着磁された円筒状の永久磁石からなり、その中心には両
端側が支持プレート25,26に支承される回転軸24が固定
され、各励磁コイル13,19に後述する信号を供給するこ
とにより形成され且つ各環状ヨーク12,18を通じて導か
れる磁路によって正逆方向に回転するようになってい
る。
【0018】支持プレート25,26は、各ステータ15,21
の外ヨーク10,16外面に固定される金属製板からなり、
回転軸24対応位置にそれぞれ樹脂もしくは含油軸受等か
らなる軸受部材27,28が固定されている。
【0019】これら支持プレート25,26のうち、指針4
の後述する連結基部と対向する支持プレート25位置に
は、組み付け状態を示す図3においてロータ23側に突出
する第1の凹部29が形成されており、この第1の凹部29
の突出側となる底部30に軸受部材27が収納状態に固定保
持される。一方、第1の凹部29に対応するロータ23の前
方側には、第1の凹部29の外径よりも大きく且つ軸受部
材27を含む第1の凹部29を内部に収容する第2の凹部23
aが形成されている。
【0020】また、支持プレート25には、導光板2にス
テッピングモータ本体1を装着するための取付部31が形
成され、この支持プレート25は、ステッピングモータ本
体1を他部材に固定するための取付部材の機能も有して
いる。
【0021】このように構成されたステッピングモータ
本体1は、図3に示すように、支持プレート25の取付部
31を通じて計器文字板3を支持する導光板2にネジ32に
より取付固定され、これら導光板2及び計器文字板3に
形成された貫通孔33を通じて前方に露出する回転軸24の
先端に指針4が連結される。
【0022】この場合、導光板2は、アクリル,ポリカ
ーボネート等の透光性樹脂よりなり、また計器文字板3
は、地色部を除いて文字,数字,指標等の図示しない透
光性表示部が形成されたいわゆる透過型文字板からな
り、また指針4はその回転中心部前方を遮光性カバー34
にて覆ったアクリル,ポリカーボネート等の透光性樹脂
基体35よりなり、図示しない光源からの光を導光板2を
通じて計器文字板3及び指針4の背後に導いて、計器文
字板3の前記透光性表示部及び指針4の透光性樹脂基体
35を光輝させるようになっている。
【0023】また指針4を構成する透光性樹脂基体35
は、回転軸24の軸方向に伸長して回転軸24に圧入固定さ
れる筒状の連結基部36と、この連結基部36の前方から回
転軸24の軸方向に対し略直交する方向延びる指示部37と
を有し、前述のように連結基部36に対向する支持プレー
ト25位置には、連結基部36の外径よりも大きい第1の凹
部29が形成されている。
【0024】このように構成されたステッピングモータ
式計器は、励磁コイル13,18に供給する信号(電流)を
計測量(例えば車両の走行速度やエンジン回転数)に応
じて制御することにより、指針4がロータ23に応動して
計器文字板3上で回転し、指針4の指示部37と計器文字
板3の前記透光性表示部との対比判読による前記計測量
指示を行うようになっている。
【0025】以上、詳述したように、本実施例によるス
テッピングモータ式計器は、各励磁コイル13,19が巻装
された各環状ボビン14,20と各励磁コイル13,19の磁路
を導く各環状ヨーク12,18とを積層して中空部22を備え
た第1,第2のステータ15,21を設け、このステータ1
5,21の中空部22に各環状ヨーク12,18を通じて導かれ
た各励磁コイル13,19の磁路により回転する回転軸24を
備えたロータ23を回転自在に収納し、ステータ15,21に
ロータ23の回転軸24を支承する軸受部材27,28を備えた
支持プレート25,26を設けてステッピングモータ本体1
を構成し、このステッピングモータ本体1の回転軸24の
先端に、この回転軸24に圧入固定される連結基部36と指
示部37とを有する指針4を設けて、各励磁コイル13,19
に計測量に応じた信号を供給することにより計器文字板
3上で指針4の指示部37による計測量指示を行うステッ
ピングモータ式計器を構成してなり、指針4の連結基部
36に対応する支持プレート25位置にロータ23側に突出し
て軸受部材27を収納保持する第1の凹部29を形成し、こ
の第1の凹部29に対応するロータ23位置に第1の凹部29
を収容する第2の凹部23aを設けたことにより、軸受部
材27の支持プレート25からの突出ぶんがステータ15、す
なわち第1,第2の凹部29,23aにより吸収され、その
ぶん支持プレート25より指針4側に突出する回転軸24部
分が短くなり、ステッピングモータ本体1の底面から指
針4の前面までの高さ寸法Sを抑えて薄型化を達成する
ことができる。なお軸受部材28を固定した下側の支持プ
レート26にも支持プレート25の第1の凹部29と同様な凹
部を形成し、この凹部に軸受部材28を収納状態に固定す
ると共に、この凹部に対応したロータ23の下側にも第2
の凹部23aと同様な凹部を形成すれば、軸受部材28が支
持プレート26の底面から突出せず、回転軸24を含めての
薄型化をはかることができる。
【0026】図4は本発明の第2実施例を示す要部断面
図であり、本例では、軸受部材27と合わせて指針4の連
結基部36の一部を支持プレート25に形成した第1の凹部
29内に収容したものであり、その他の部分は、前記第1
実施例と同様である。
【0027】かかる構成により、前記第1実施例と同様
な効果が得られると共に、指針4の連結基部36のクリア
ランスをステータ15内に形成することができ、支持プレ
ート25より指針4側に突出する回転軸24部分をさらに短
くして、高さ寸法を抑えることができる。
【0028】図5は、本発明の第3実施例を示す断面図
であり、本例では支持プレート25,26を合成樹脂により
形成して回転軸24を軸受保持する貫通孔状の軸受部38,
39を形成すると共に、これら軸受部38,39の周囲にロー
タ23のスラスト規制部40,41を設け、また永久磁石から
なるロータ23をマグネットホルダー23bを通じて回転軸
24に固着したもので、指針4の連結基部36に対向する支
持プレート25位置には、指針4の連結基部36を収容する
第1の凹部29が形成され、この第1の凹部29の底部30に
軸受部38とスラスト規制部40を設け、一方、第1の凹部
29に対向するロータ23位置には、第1の凹部29を収容す
る第2の凹部23aが形成されている。
【0029】また、このように構成されたステッピング
モータ本体1の前方には、計器文字板3が配置され、こ
の計器文字板3とステッピングモータ本体1とは、支持
プレート25の取付部31を通じてネジ32により固定されて
おり、その他の箇所は、前記第1実施例と同様である。
【0030】かかる構成により、ロータ23側に延びる指
針4の連結基部36のクリアランスをステータ15内に形成
することができ、そのぶん支持プレート25より指針4側
に突出する回転軸24部分を短くし、ステッピングモータ
本体1の底面から指針4の前面までの高さ寸法Sを抑え
て薄型化を達成することができる。なお本例では回転軸
24の下端を支持プレート26から突出するよう設けたが、
回転軸24の下端を支持プレート26から突出しないように
設ければ、回転軸24を含めての薄型化をはかることがで
きる。
【0031】なお本例では、軸受部38を単なる貫通孔状
に形成したが、指針4側もしくはロータ23側に突出する
筒状に形成し、指針4側に突出する部分を第1の凹部29
内に収納するようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、励磁コイ
ルが巻装された環状ボビンと前記励磁コイルの磁路を導
く環状ヨークとを積層してなる中空部を備えたステータ
と、前記中空部に回転自在に収納され前記環状ヨークを
通じて導かれた前記励磁コイルの磁路により回転する回
転軸を備えた永久磁石からなるロータと、前記回転軸の
一端と連結される連結基部と前記回転軸に対し略直交す
る方向に伸びる指示部とを有し前記ロータに応動する指
針と、この指針と前記ステータとの間に固定され前記ロ
ータの回転軸を支承する軸受部材を備えた金属製の支持
プレートとからなり、前記励磁コイルに計測量に応じた
信号を供給することにより前記指針による前記計測量指
示を行うステッピングモータ式計器であって、前記指針
の連結基部に対応する前記支持プレート位置に前記ロー
タ側に突出して前記軸受部材を収納保持する第1の凹部
を形成し、この第1の凹部に対応する前記ロータ位置に
前記第1の凹部を収容する第2の凹部を設けたことによ
り、薄型化を達成し得るステッピングモータを提供する
ことができる。
【0033】また本発明は、前記第1の凹部が前記指針
の連結基部を収容することにより、さらなる薄型化を達
成し得る。
【0034】また本発明は、励磁コイルが巻装された環
状ボビンと前記励磁コイルの磁路を導く環状ヨークとを
積層してなる中空部を備えたステータと、前記中空部に
回転自在に収納され前記環状ヨークを通じて導かれた前
記励磁コイルの磁路により回転する回転軸を備えた永久
磁石からなるロータと、前記回転軸の一端と連結される
連結基部と前記回転軸に対し略直交する方向に伸びる指
示部とを有し前記ロータに応動する指針と、この指針と
前記ステータとの間に固定され前記ロータの回転軸を支
承する樹脂製の支持プレートとからなり、前記励磁コイ
ルに計測量に応じた信号を供給することにより前記指針
による前記計測量指示を行うステッピングモータ式計器
であって、前記指針の連結基部に対応する前記支持プレ
ート位置に前記ロータ側に突出して前記回転軸を軸受保
持すると共に連結基部を収容する第1の凹部を形成し、
この第1の凹部に対応する前記ロータ位置に前記第1の
凹部を収容する第2の凹部を形成したことにより、薄型
化を達成し得るステッピングモータを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るステッピングモータ
式計器の分解斜視図である。
【図2】図1に示したステッピングモータ本体の分解斜
視図である。
【図3】図1に示したステッピングモータ式計器本体の
組み付け状態を示す断面図である。
【図4】本発明の第2実施例に係るステッピングモータ
式計器の要部断面図である。
【図5】本発明の第3実施例に係るステッピングモータ
の断面図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ステッピングモータ本体 2 導光板 3 計器文字板 4 指針 10,16 外ヨーク 10a,11a,16a,17a 11,17 内ヨーク 12,18 第1,第2の環状ヨーク 13,19 第1,第2の励磁コイル 14,20 第1,第2の環状ボビン 15,21 第1,第2のステータ 22 中空部 23 ロータ 23a 第2の凹部 23b マグネットホルダー 24 回転軸 25,26 支持プレート 27,28 軸受部材 29 第1の凹部 30 底部 31 取付部 32 ビス 33 貫通孔 34 遮光カバー 35 透光性樹脂基体 36 連結基部 37 指示部 38,39 軸受部 40,41 スラスト規制部 S 高さ寸法
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 ステッピングモータ式計器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励磁コイルが巻装された環状ボビンと前
    記励磁コイルの磁路を導く環状ヨークとを積層してなる
    中空部を備えたステータと、前記中空部に回転自在に収
    納され前記環状ヨークを通じて導かれた前記励磁コイル
    の磁路により回転する回転軸を備えた永久磁石からなる
    ロータと、前記回転軸の一端と連結される連結基部と前
    記回転軸に対し略直交する方向に伸びる指示部とを有し
    前記ロータに応動する指針と、この指針と前記ステータ
    との間に固定され前記ロータの回転軸を支承する軸受部
    材を備えた金属製の支持プレートとからなり、前記励磁
    コイルに計測量に応じた信号を供給することにより前記
    指針による前記計測量指示を行うステッピングモータ式
    計器であって、前記指針の連結基部に対応する前記支持
    プレート位置に前記ロータ側に突出して前記軸受部材を
    収納保持する第1の凹部を形成し、この第1の凹部に対
    応する前記ロータ位置に前記第1の凹部を収容する第2
    の凹部を設けたことを特徴とするステッピングモータ式
    計器。
  2. 【請求項2】 前記第1の凹部が前記指針の連結基部を
    収容することを特徴とする請求項1記載のステッピング
    モータ式計器。
  3. 【請求項3】 励磁コイルが巻装された環状ボビンと前
    記励磁コイルの磁路を導く環状ヨークとを積層してなる
    中空部を備えたステータと、前記中空部に回転自在に収
    納され前記環状ヨークを通じて導かれた前記励磁コイル
    の磁路により回転する回転軸を備えた永久磁石からなる
    ロータと、前記回転軸の一端と連結される連結基部と前
    記回転軸に対し略直交する方向に伸びる指示部とを有し
    前記ロータに応動する指針と、この指針と前記ステータ
    との間に固定され前記ロータの回転軸を支承する樹脂製
    の支持プレートとからなり、前記励磁コイルに計測量に
    応じた信号を供給することにより前記指針による前記計
    測量指示を行うステッピングモータ式計器であって、前
    記指針の連結基部に対応する前記支持プレート位置に前
    記ロータ側に突出して前記回転軸を軸受保持すると共に
    連結基部を収容する第1の凹部を形成し、この第1の凹
    部に対応する前記ロータ位置に前記第1の凹部を収容す
    る第2の凹部を形成したことを特徴とするステッピング
    モータ式計器。
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