JPH09219746A - 制御システムにおける障害通知方式 - Google Patents

制御システムにおける障害通知方式

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JPH09219746A
JPH09219746A JP2386596A JP2386596A JPH09219746A JP H09219746 A JPH09219746 A JP H09219746A JP 2386596 A JP2386596 A JP 2386596A JP 2386596 A JP2386596 A JP 2386596A JP H09219746 A JPH09219746 A JP H09219746A
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JP2386596A
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Hidetoshi Iwasa
英敏 岩佐
Kiyobumi Mise
清文 三瀬
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、上位装置と下位装置との間の転送
シーケンスを構成する単位シーケンスを途中で停止する
ことなく障害発生及びその詳細内容を上位装置に通知で
きる制御システにおける障害通知方式を提供することを
目的とする。 【解決手段】 下位装置は、検出された障害の発生場所
が当該下位装置内か否かを判断する発生場所判断手段1
と、検出された障害が上位装置から通知されているか否
かを判断する通知有無判断手段2と、発生場所判断手段
2の判断結果、障害発生場所が当該下位装置内であると
き、または、障害発生場所が当該下位装置内ではないと
きであって通知有無判断手段2の判断結果、上位装置か
ら障害発生通知がないとき、上位装置への警報ラインを
オン操作する警報手段3と、上位装置との間で進行して
いる転送シーケンスを監視し、障害発生が検出された単
位シーケンスの終了を受けて、上位装置に対し転送シー
ケンスのストップ要求を送出するストップ要求送出手段
4とを備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御システムを構
成する上位装置と下位装置との間の転送シーケンスが
「通信要求(以下「REQ」と言う)/通信要求に対す
る応答(以下「ACK」と言う)/転送情報/転送情報
に対する応答(以下「AW(Answer)と言う)」)の単位シ
ーケンスを基準に構成される場合に発生した障害を上位
装置へ通知する制御システムおける障害通知方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図17は、制御システムとしての交換機
の一般的な構成図である。図17において、交換機20
は、交換機能を実現する中央制御装置21、複数のイン
タフェース装置22(図示例では2つ)、多重分離を行
う回線交換スイッチ23、複数の加入者集線装置24、
加入者終端装置25等を備える。
【0003】中央制御装置21のシステムバスには、複
数のインタフェース装置22が接続される。一方のイン
タフェース装置22には回線交換スイッチ23が接続さ
れ、回線交換スイッチ23には複数の加入者集線装置2
4が接続される。他方のインタフェース装置22には加
入者終端装置25が接続される。なお、図示省略した
が、加入者端末は、加入者集線装置24と加入者端末装
置25に接続される。
【0004】このような交換機20において、中央制御
装置21に複数のインタフェース装置22を含めてそれ
らを上位装置と称し、回線交換スイッチ23、加入者集
線装置24及び加入者終端装置25は、それぞれ下位装
置と称され、上位装置と下位装置間の通信は、それらの
間を接続する通信ケーブルを介して行われる。ところ
で、交換機の耐用年数は、相当に長いので、その間にお
ける保守の容易化等を図る観点から上位装置と下位装置
間の転送データの信頼性を高める必要があり、本出願人
は、上位装置と下位装置が、「REQ/ACK/転送情
報/AW」の単位シーケンスを基準にした転送シーケン
スの実施により通信を行い、上位装置・下位装置相互間
でのメモリデータの転送及び上位装置が下位装置のレジ
スタをアクセスするレジスタアクセスを可能にする交換
機を開発した。以下、転送シーケンスの概要を図3乃至
図5を参照して説明する。
【0005】図3は、下位装置から上位装置へのデータ
転送シーケンスを示す図である。図4は、上位装置から
下位装置へのデータ転送シーケンスを示す図である。図
5は、レジスタアクセスのシーケンスを示し、(a)は
レジスタ書き込み時のシーケンス、(b)はレジスタ読
み出し時のシーケンスをそれぞれ示す。図3と図4に示
すように、上位装置と下位装置間のデータ転送シーケン
スは、コマンド起動のシーケンスと、メモリデータ転送
のシーケンスと、完了通知のシーケンスとで構成され
る。
【0006】コマンド起動のシーケンスは、「REQ/
ACK/DCMD(起動要求とデータ転送要求のコマン
ド)/AW」の単位シーケンスと、「REQ/ACK/
RPT(ビジー・レディ等の報告コマンド:Report)/
AW」の単位シーケンスとで構成される。メモリデータ
転送のシーケンスは、「REQ/ACK/Data/AW」
の単位シーケンスの複数個(n個)で構成される。
【0007】完了通知のシーケンスは、1つの「REQ
/ACK/RPT/AW」の単位シーケンスで構成され
る。また、図5において、レジスタアクセスのシーケン
スでは、レジスタ書き込み時のシーケンスは、「REQ
/ACK/Data(レジスタ書込データ)/AW」の単位
シーケンスで構成される(図5(a))。一方、レジスタ
読み出し時のシーケンスは、「REQ/ACK/RCM
D(起動要求と読出要求のコマンド)/AW」の単位シ
ーケンスと、「REQ/ACK/Data(レジスタ読出デ
ータ)/AW」の単位シーケンスとで構成される。
【0008】このように、「REQ/ACK/転送情報
/AW」の単位シーケンスを基準にした転送シーケンス
では、伝送制御手順は複雑になるが、1つ1つの手順に
おいて常に送達確認を行い、パリティチェック等によっ
て転送情報の適否確認を行うので、転送データの信頼性
が格段に向上する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、転送シーケ
ンスを単位シーケンス毎に管理する方式では、単位シー
ケンスは、障害が発生した場合でも途中で停止すること
なく手順を完結できることが要求される。
【0010】そうすると、図3乃至図5に障害検出A、
B、・・、Iと示すように、障害は単位シーケンス中の
任意のタイミングで発生するが、障害が発生した場合に
従来のようにその発生時点で動作を停止し上位装置へ通
知する構成とすると、単位シーケンスの途中で停止する
ことになり、障害回復後に当該転送シーケンスを進める
ことが困難となる。
【0011】また、交換機では、従来から下位装置が上
位装置に対し障害が発生した場合は通知を行うようにし
ているが、従来の通知方法は、単に障害発生を通知する
のみで、発生した障害の場所・内容等の詳細は通知しな
い場合が多いので、発生した障害に対し適切な措置を迅
速に採ることが困難となる場合がある。本発明は、この
ような課題を解決すべく創作されたもので、制御システ
ムを構成する上位装置と下位装置とが、「REQ/AC
K/転送情報/AW」の単位シーケンスを基準にした転
送シーケンスの実施により通信を行っている最中に障害
が発生した場合、下位装置は、単位シーケンスを途中で
停止することなく障害発生を上位装置に通知し、単位シ
ーケンスの完結後に当該転送シーケンスを停止させ得る
と共に、上位装置からの要求に応じて障害の詳細内容を
通知できる制御システムにおける障害通知方式を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1に記載
の発明の原理ブロック図である。請求項1に記載の発明
は、制御システムを構成する上位装置と下位装置との間
の転送シーケンスが「通信要求/通信要求に対する応答
/転送情報/転送情報に対する応答」の単位シーケンス
を基準に構成される場合に発生した障害を上位装置へ通
知する障害通知方式であって、下位装置は、検出された
障害の発生場所が当該下位装置内か否かを判断する発生
場所判断手段1と、検出された障害が上位装置から通知
されているか否かを判断する通知有無判断手段2と、発
生場所判断手段2の判断結果、障害発生場所が当該下位
装置内であるとき、または、障害発生場所が当該下位装
置内ではないときであって通知有無判断手段2の判断結
果、上位装置から障害発生通知がないとき、上位装置へ
の警報ラインをオン操作する警報手段3と、上位装置と
の間で進行している転送シーケンスを監視し、障害発生
が検出された単位シーケンスの終了を受けて、上位装置
に対し転送シーケンスのストップ要求を送出するストッ
プ要求送出手段4とを備えることを特徴とする。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の制御システムにおける障害通知方式において、ストッ
プ要求送出手段4は、転送情報に対する応答が使用でき
るときは、その転送情報に対する応答に転送シーケンス
のストップ要求を含ませる一方、転送情報に対する応答
が使用できないときは、障害発生が検出された単位シー
ケンスに引き続いて単位シーケンスを実行し、その単位
シーケンスにおける転送情報に転送シーケンスのストッ
プ要求を含ませる手段を備えることを特徴とする。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の制御システムにおける障害通知方式において、下位装
置は、検出された障害の発生場所及び内容を記憶する障
害表示レジスタと、上位装置からレジスタアクセスの実
行要求の入力を監視する監視手段と、入力したレジスタ
アクセスの実行要求の対象が障害表示レジスタのデータ
読み出しであるとき、障害表示レジスタの障害データを
送出する送出手段とを備えることを特徴とする。
【0015】(作用)請求項1に記載の発明では、下位
装置は、障害が発生すると、発生場所判断手段1が検出
された障害の発生場所が当該下位装置内か否かを判断
し、また通知有無判断手段2が検出された障害が上位装
置からも通知されているか否かを判断する。
【0016】そして、警報手段3が、発生場所判断手段
1の判断結果、障害発生場所が当該下位装置内であると
き、または、障害発生場所が当該下位装置内ではないと
きであって通知有無判断手段2の判断結果、上位装置か
ら障害発生通知がないとき、警報ラインをオン操作して
上位装置に対し障害発生を通知する。なお、警報ライン
は、伝送路とは別の専用ラインであるので、この通知
は、単位シーケンスの途中においても行われるが、当該
単位シーケンスは停止しないで続行される。また、上位
装置から障害通知があるときは上位装置は知っているの
で、警報ラインはオン操作しない、つまり通知はしな
い。
【0017】次いで、ストップ要求送出手段4が、上位
装置との間で進行している転送シーケンスを監視し、障
害発生が検出された単位シーケンスの終了を受けて、上
位装置に対し転送シーケンスのストップ要求を送出す
る。従って、下位装置は、単位シーケンスを途中で停止
することなく障害発生を上位装置に通知できる、つまり
上位装置が転送シーケンスの停止処理をすべき適切なタ
イミングを通知できる。
【0018】請求項2に記載の発明では、ストップ要求
送出手段4は、転送情報に対する応答が使用できるとき
は、即ち当該下位装置が受信動作をしているときは、そ
の受信した転送情報に対する応答に転送シーケンスのス
トップ要求を含ませ、一方、転送情報に対する応答が使
用できないときは、即ち当該下位装置が送信動作をして
いるときは、障害発生が検出された単位シーケンスに引
き続いて単位シーケンスを実行し、その単位シーケンス
における転送情報に転送シーケンスのストップ要求を含
ませることを行う。
【0019】従って、下位装置は、受信側であるときも
送信側であるときも簡単かつ確実に上位装置に対し、単
位シーケンス完結後に転送シーケンスの停止処理を行わ
せるべくストップ要求を送出できる。請求項3に記載の
発明では、下位装置は、障害が発生すると、検出された
障害の発生場所及び内容を障害表示レジスタに記憶する
と共に、上位装置からレジスタアクセスの実行要求の入
力を監視し、入力したレジスタアクセスの実行要求の対
象が障害表示レジスタの障害データ読み出しであると
き、障害データを送出する。
【0020】従って、転送シーケンスのストップ要求を
受けた上位装置は、必要に応じて障害内容の詳細を簡単
に入手できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0022】図2は、請求項1乃至請求項3に記載の発
明の実施の形態の障害通知方式を実施する下位装置の障
害検出部の構成図である。制御システムとしての交換機
は、図17に示すように構成されるが、回線交換スイッ
チ23、加入者集線装置24及び入者終端装置25等の
下位装置は、それぞれ、上位との通信ケーブル接続側の
インタフェース部分に、図2に示す構成の障害検出部を
備える。
【0023】図2において、この障害検出部は、インタ
フェース部10、発生障害処理部11、転送シーケンス
監視部12、障害表示レジスタ13、内部CPUインタ
フェース部14等を備える。インタフェース部10は、
伝送路たる通信ケーブルを介して上位装置のインタフェ
ース装置22に接続される。また、ALMは、伝送路と
は別に設けられる警報ラインであって、発生障害処理部
11と上位装置のインタフェース装置22との間に設け
られる。
【0024】インタフェース部10には、発生障害処理
部11、転送シーケンス監視部12及び障害表示レジス
タ13が接続される。障害発生処理部11の出力は、転
送シーケンス監視部12と障害表示レジスタ13に与え
られる。また、障害発生処理部11の入力端には、内部
CPUインタフェース部14に接続される。この内部C
PUインタフェース部14は、内部CPUのバスに接続
され、またハードウェア障害の発生通知が入力する。
【0025】障害発生処理部11は、インタフェース部
10を介した上位装置との通信中に発生した障害、内部
CPUインタフェース部14を介して内部CPUとの通
信等で生じた障害、内部CPUインタフェース部14を
介して入力する当該下位装置内のハードフェア障害、等
を検出する。そして、障害発生処理部11は、それら検
出された障害が当該下位装置内で生じたものか、上位装
置との通信で生じたものかを判断して整理し、また発生
した障害について上位装置との通信で上位装置から障害
発生の通知があるか否かを判断して整理し、検出された
障害の発生場所及び内容を障害表示レジスタ13に記憶
させる。
【0026】同時に、障害発生処理部11は、障害発生
を転送シーケンス部12に通知すると共に、ALMをオ
ン操作する条件判断を行い、条件を満たせばALMをオ
ン操作する。ALMをオン操作するのは、障害発生場所
が当該下位装置内であるとき、または、障害発生場所が
当該下位装置内ではないときであって上位装置から障害
発生通知がないときである。
【0027】上位装置から障害発生通知があれば、上位
装置は障害発生を知っているので通知は不要である。な
お、障害発生処理部11は、上位装置との通信中に検出
された障害内容を内部CPUインタフェース部14を介
して内部CPUに与えるようにしている。転送シーケン
ス監視部12は、図3乃至図5に示した手順で上位装置
との間で進行している転送シーケンスを監視し、障害が
検出された単位シーケンスの終了を受けて、上位装置に
対し転送シーケンスのストップ要求を送出する。
【0028】具体的には、転送シーケンスのストップ要
求の送出は、AW(図6)とRPT(図7)を使用して
行う。図6は、AW(Answer)のフォーマットを示す
図、図7は、RPT(Report)のフォーマットを示す図
である。AWは、図6に示すように、第0ビットがPTY
ビット(奇数パリティ)、第4ビットがStopビット(データ
転送ストップ要求)、第5ビットがSerrビット(ソフトエ
ラー)、第6ビットがPerrビット(Dataパリティエラ
ー)、第7ビットがCerrビット(CMDエラー)とアサイ
ンされている。
【0029】また、RPTは、図7に示すように、第0
ビットがPTYビット(奇数パリティ)、第4ビット〜第7
ビットのビットパターンが、「0000」のときはデー
タ転送開始通知(図7(a))、「0010」のときはシ
ステムエラー通知(図7(b))、「0100」のときはデ
ータ転送終了通知(図7(c))、「1001」のとき
は受信バッファビジィ通知(図7(d))とアサインさ
れている。
【0030】従って、上位装置と下位装置は、AWを返
すときに第5ビット〜第7ビットを用いて発生した障害
内容を相手装置に通知できる。また、転送シーケンス監
視部12が行う下位装置からの転送シーケンスストップ
要求は、次のようにして行う。即ち、受信動作をしてA
Wを返送できるときには、障害発生が検出された時の単
位シーケンスの終了でAWを返すときに第4ビットを
“1”にする。一方、送信動作をしてAWを返送できな
いときには、障害発生が検出された単位シーケンスに引
き続いて、転送情報をRPTとした単位シーケンスを実
行する。勿論、RPTは、第4ビット〜第7ビットの4
つのビットのパターンを「0010」にしたものを使用
する(図7(b))。
【0031】また、転送シーケンス監視部12は、上位
装置に転送シーケンスのストップ要求を送出すると、上
位装置からレジスタアクセスの実行要求の入力を監視
し、レジスタアクセスの実行要求が入力すると、入力し
たレジスタアクセスの実行要求の対象が障害表示レジス
タ13の障害データ読み出しであるとき、障害表示レジ
スタ13を制御してその障害データを送出させることも
行う。
【0032】なお、発生障害処理部11は、上位装置か
ら障害データの読み出しがあると、ALMをオン操作し
てあるときは、それをオフにして障害通知処理の終了を
上位装置へ通知する。以上の構成において、請求項1乃
至請求項3に記載の発明との対応関係は次のようになっ
ている。発生場所判断手段1、通知有無判断手段2及び
警報手段3には、発生障害処理手段11が対応する。ス
トップ要求手段4と請求項3に記載の監視手段及び送出
手段には、転送シーケンス監視部12が対応する。ま
た、請求項3に記載の障害表示レジスタには、同名の障
害表示レジスタ13が対応する。
【0033】以下、請求項1乃至請求項3に記載の制御
システムにおける障害通知方式の実施の形態の動作を図
8乃至図16を参照して説明する。まず、図8を参照し
て本発明の障害通知方式の全体的な動作を説明する。図
8は、下位装置が実施する障害通知の動作フローチャー
トである。図8において、S1では、障害発生検出が行
われる。前述したように、障害は、上位装置との通信中
にも発生し、また当該下位装置内でも独自に発生する。
【0034】S2では、障害表示レジスタ13に障害発
生場所及び内容を記録する。S3では、障害発生場所が
当該下位装置内か否かを判定する。判定結果、障害発生
場所が当該下位装置内でないときは、S3の判定は否定
(NO)となり、S4に進む。一方、判定結果、障害発
生場所が当該下位装置内であるときは、S3の判定は肯
定(YES)となり、S5に進む。
【0035】S4では、上位装置から当該障害の発生通
知があったか否かの判定を行う。即ち、当該下位装置
が、送信動作をしているときは、上位装置は受信情報の
適否等を判定し、障害が見つかるとAWの第5、6、7
ビットを用いてその内容を下位装置に通知する(図6参
照)。この障害発生通知がない場合はS4の判定は否定
(NO)となりS5に進む。一方、上位装置から障害通
知がある場合は、改めて発生通知をする必要がないの
で、S4の判定は肯定(YES)となり、S9に進む。
【0036】S5では、障害発生場所が当該下位装置内
であるとき、または、障害発生場所が当該下位装置内で
はないときであって上位装置から障害通知がないときに
該当するので、ALMをON(オン)操作して上位装置
に対し障害発生を通知し、S6に進む。S6では、AW
で転送シーケンスのストップ要求が可能か否かを判定す
る。要するに、当該下位装置は、現在、受信動作をして
いるのか、送信動作をしているのかを判定するのであ
る。
【0037】受信動作をしている場合は、AWを使用で
きるので(図3乃至図5参照)、S6の判定結果は、肯
定(YES)となり、S7で、AWで転送シーケンスス
トップ要求を送出し(図6参照)、S9に進む。一方、
送信動作をしている場合は、AWを使用できないので
(図3乃至図5参照)、S6の判定結果は否定(NO)
となり、S8で、RPTで転送シーケンスストップ要求
を送出し(図7参照)、S9に進む。
【0038】S9では、上位装置から下位装置のレジス
タに書き込みまたは読み出しを行うレジスタアクセスコ
マンドが入力するか否かを判定する。障害が発生した場
合であるので、上位装置は、必ず該当下位装置に対する
転送シーケンスをレジスタアクセスのシーケンス(図5
参照)に変更する。
【0039】従って、S9では、レジスタアクセスコマ
ンドが入力するのを待機して、入力すると、判定は肯定
(YES)となり、S10に進み、当該レジスタアクセ
スコマンドが障害表示レジスタの読み出し要求(Read要
求:RCMD)であるか否かを判定する。そして、S10の
判定結果が肯定(YES)であると、S11で障害デー
タを障害表示レジスタ13から取り出し、上位装置に対
し送出する。また、ALMがON操作されている場合
は、それをOFF(オフ)にし、本手順を終了する。
【0040】一方、S10の判定結果が否定(NO)で
あると、他のレジスタへのアクセス要求であるので、S
12でそのレジスタに対し読み出し/書き込み(R/
W)の動作を実行してS9に戻り、上位装置から障害表
示レジスタ13へのアクセス要求が入力するのを待機
し、以後上述したのと同様の処理が行われる。次に、具
体的な障害通知動作を図9乃至図16を参照して説明す
る。図9乃至図16は、図3乃至図5に示した障害検出
A、B、・・、Iに対する通知動作を示している。
【0041】図9は、障害検出Aの場合の障害通知シー
ケンスを示す図である。図9において、コマンド起動の
最初の単位シーケンス「REQ/ACK/DCMD/A
W」で検出されるエラーには、内部エラーと、AWで上
位装置から通知されるAWエラーとがある。AWエラー
の場合は、上位装置が受信した「DCMD」にパリティ
エラー等があった場合が考えられる。その場合には、A
Wの第7ビットであるCerrビットが“1”になっている
(図6参照)。
【0042】エラー検出が行われると、障害表示レジス
タ13に記録される(内部記録)。そして、Cerr=1で
ある場合は、上位装置は障害発生を知っているので、A
LMはON操作せず、上位装置からのAW受信に引き続
いて、単に「シーケンスストップ要求」の単位シーケン
ス「REQ/ACK/RPT/AW」を実行する。
【0043】一方、Cerr=1でない場合は、上位装置は
障害発生を知らないので、ALMをON操作して障害通
知を行い、上位装置からのAW受信に引き続いて、「シ
ーケンスストップ要求」の単位シーケンス「REQ/A
CK/RPT/AW」を実行する。なお、RPTの内容
は、前述したように、第4ビット〜第7ビットの4つの
ビットのパターンを「0010」にしたものである(図
7参照)。
【0044】そして、転送シーケンスのストップ要求を
受けた上位装置は、図5に示したレジスタアクセスのシ
ーケンスを実行して障害表示レジスタ13の内容を読み
に来るので、当該下位装置は、詳細表示を省略したが、
図5(b)に示す手順で障害データを送出し、その後A
LMがON操作してある場合は、それを0FFにし通知
処理を終了する。
【0045】次に、図10は、障害検出Bの場合の障害
通知シーケンスを示す図である。図10において、コマ
ンド起動の第2番目の単位シーケンス「REQ/ACK
/RPT/AW」で検出されるエラーには、例えば受信
した転送情報であるRPTにイリーガルエラーが発生し
た場合が考えられる。従って、当該単位シーケンスの終
了を示すAWを上位装置に返す際に、AWのStopビット
及びCerrビットを“1”にし(図6参照)、シーケンス
ストップ要求を送出する。そして、上位装置は障害発生
を知らないので、ALMをON操作して障害通知を行
う。以後は、図9の場合と同様である。
【0046】次に、図11は、障害検出Cの場合の障害
通知シーケンスを示す図である。図12は、障害検出D
の場合の障害通知シーケンスを示す図である。図13
は、障害検出Eの場合の障害通知シーケンスを示す図で
ある。図14は、障害検出Gの場合の障害通知シーケン
スを示す図である。図15は、障害検出Hの場合の障害
通知シーケンスを示す図である。図16は、障害検出I
の場合の障害通知シーケンスを示す図である。
【0047】図11、図15及び図16は、図9の場合
と同様のケースであり、また図12乃至図14は、図1
0の場合と同様のケースであり、それぞれ同様の手順で
障害通知を行うので、説明を省略するが、このように本
発明では、下位装置は、当該下位装置自体における障害
も含めた全ての障害を単位シーケンスを止めることなく
確実に通知でき、また発生した障害内容も通知できる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明では、下位装置は、障害が発生すると、障害発生場
所及び上位装置からの通知有無を判断し、障害発生場所
が当該下位装置内であるとき、または、障害発生場所が
当該下位装置内ではないときであって上位装置から障害
通知がないとき、警報ラインをオン操作し、上位装置に
対し障害発生を通知する。そして、障害発生が検出され
た単位シーケンス終了を受けて上位装置に対し転送シー
ケンスのストップ要求を送出する。
【0049】従って、下位装置は、単位シーケンスを途
中で停止することなく障害発生を上位装置に通知し、上
位装置に対し単位シーケンスの完結後に転送シーケンス
を停止させる措置を採らせることができ、障害回復後の
円滑な起動を可能にする。請求項2に記載の発明では、
当該下位装置が受信側であるときは、転送シーケンスの
ストップ要求を内容とする応答を送出し、当該下位装置
が送信側であるときは、引き続き単位シーケンスを実行
し、その単位シーケンスにおける転送情報で転送シーケ
ンスのストップ要求を送出する。
【0050】従って、下位装置は、受信側であるときも
送信側であるときも簡単かつ確実に上位装置に対し、単
位シーケンス完結後に転送シーケンスの停止処理を行わ
せることができる。請求項3に記載の発明では、下位装
置は、障害が発生すると、その障害の発生場所及び内容
を障害表示レジスタに記録し、上位装置からレジスタア
クセスの実行要求が入力し、そのレジスタアクセスの実
行要求の対象が障害表示レジスタのデータ読み出しであ
るとき、障害データを送出する。
【0051】従って、転送シーケンスのストップ要求を
受けた上位装置は、必要に応じて障害内容の詳細を簡単
に入手でき、障害内容に応じた適切な措置を迅速に採る
ことが可能となる。斯くして、本発明によれば、上位装
置と下位装置との間の転送シーケンスが「通信要求/通
信要求に対する応答/転送情報/転送情報に対する応
答」の単位シーケンスを基準に構成される制御システム
において、下位装置は、当該下位装置自体における障害
も含めた全ての障害を、単位シーケンスを止めることな
く確実に通知でき、また発生した障害内容も通知できる
ので、障害の発生に対し、制御システムの動作が単位シ
ーケンスの途中で停止する事態の発生頻度を低減でき、
当該制御システムの保守性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
【図2】請求項1乃至請求項3に記載の発明の実施の形
態の障害通知方式を実施する下位装置の障害検出部の構
成図である。
【図3】下位装置から上位装置へのデータ転送シーケン
スを示す図である。
【図4】上位装置から下位装置へのデータ転送シーケン
スを示す図である。
【図5】レジスタアクセスのシーケンスであり、(a)
はレジスタ書き込み時のシーケンスを示す図、(b)は
レジスタ読み出し時のシーケンスを示す図である。
【図6】AW(Answer)のフォーマットを示す図であ
る。
【図7】RPT(Report)のフォーマットを示す図であ
る。
【図8】下位装置が実施する障害通知の動作フローチャ
ートである。
【図9】障害検出Aの場合の障害通知シーケンスを示す
図である。
【図10】障害検出Bの場合の障害通知シーケンスを示
す図である。
【図11】障害検出Cの場合の障害通知シーケンスを示
す図である。
【図12】障害検出Dの場合の障害通知シーケンスを示
す図である。
【図13】障害検出Eの場合の障害通知シーケンスを示
す図である。
【図14】障害検出Gの場合の障害通知シーケンスを示
す図である。
【図15】障害検出Hの場合の障害通知シーケンスを示
す図である。
【図16】障害検出Iの場合の障害通知シーケンスを示
す図である。
【図17】制御システムとしての交換機の一般的な構成
図である。
【符号の説明】
1 発生場所判断手段 2 通知有無判断手段 3 警報手段 4 ストップ要求送出手段 10 インタフェース部 11 発生障害処理部 12 転送シーケンス監視部 13 障害表示レジスタ 14 内部CPUインタフェース部 20 交換機 21 中央制御装置 22 インタフェース装置 23 回線交換スイッチ 24 加入者集線装置 25 加入者終端装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御システムを構成する上位装置と下位
    装置との間の転送シーケンスが「通信要求/通信要求に
    対する応答/転送情報/転送情報に対する応答」の単位
    シーケンスを基準に構成される場合に発生した障害を上
    位装置へ通知する制御システムにおける障害通知方式で
    あって、 前記下位装置は、 前記検出された障害の発生場所が当該下位装置内か否か
    を判断する発生場所判断手段と、 前記検出された障害が前記上位装置から通知されている
    か否かを判断する通知有無判断手段と、 前記発生場所判断手段の判断結果、障害発生場所が当該
    下位装置内であるとき、または、障害発生場所が当該下
    位装置内ではないときであって前記通知有無判断手段の
    判断結果、前記上位装置から障害発生通知がないとき、
    上位装置への警報ラインをオン操作する警報手段と、 前記上位装置との間で進行している前記転送シーケンス
    を監視し、障害発生が検出された単位シーケンスの終了
    を受けて、前記上位装置に対し前記転送シーケンスのス
    トップ要求を送出するストップ要求送出手段とを備える
    ことを特徴とする制御システムにおける障害通知方式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の制御システムにおける
    障害通知方式において、 前記ストップ要求送出手段は、 前記転送情報に対する応答が使用できるときは、その転
    送情報に対する応答に転送シーケンスのストップ要求を
    含ませる一方、前記転送情報に対する応答が使用できな
    いときは、障害発生が検出された時の単位シーケンスに
    引き続いて前記単位シーケンスを実行し、その単位シー
    ケンスにおける転送情報に前記転送シーケンスのストッ
    プ要求を含ませる手段を備えることを特徴とする制御シ
    ステムにおける障害通知方式。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の制御システムにおける
    障害通知方式において、 前記下位装置は、 検出された障害の発生場所及び内容を記憶する障害表示
    レジスタと、 前記上位装置からレジスタアクセスの実行要求の入力を
    監視する監視手段と、 入力したレジスタアクセスの実行要求の対象が前記障害
    表示レジスタのデータ読み出しであるとき、前記障害表
    示レジスタの障害データを送出する送出手段とを備える
    ことを特徴とする制御システムにおける障害通知方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112255960A (zh) * 2020-11-04 2021-01-22 牧原食品股份有限公司 一种养殖场污染物处理设备的管理系统

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