JPH09219728A - フィルタに遮断周波数切替手段を備えた直接変換受信機 - Google Patents

フィルタに遮断周波数切替手段を備えた直接変換受信機

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JPH09219728A
JPH09219728A JP8046865A JP4686596A JPH09219728A JP H09219728 A JPH09219728 A JP H09219728A JP 8046865 A JP8046865 A JP 8046865A JP 4686596 A JP4686596 A JP 4686596A JP H09219728 A JPH09219728 A JP H09219728A
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浩 片山
Yasumi Imagawa
保美 今川
Masahiro Mimura
政博 三村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】全ての伝送レートにおいて受信感度が劣化せず
隣接チャンネルからの妨害を受けずに復調信号が得られ
るベースバンドフィルタを提供すること。 【解決手段】遮断周波数切替手段を具備し伝送レートに
応じて遮断周波数を切替え第1のローカル信号と混合し
た変調信号から高周波成分を除去するI低域通過フィル
タ9と、同じく90度移相した第1のローカル信号と混
合した変調信号から高周波成分を除去するI低域通過フ
ィルタ10と、送信データ検出手段12で検出した送信
データから伝送レート情報を検出する伝送レート検出手
段13と、検出した伝送レートから遮断周波数切替手段
を制御するI及びQ制御信号を発生するI及びQ低域通
過フィルタ遮断周波数制御手段15、16とを具備し、
受信する伝送レートに応じて低域通過フィルタの遮断周
波数を切替えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルハンデ
ィホン、携帯電話、ページャ等の移動体通信装置におい
て直接変換方式を適用する受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルハンディホン、携帯電
話、ページャとかコードレス電話等無線通信装置は劇的
に普及している。これら無線通信装置の変調方式として
は、一般に周波数変調、位相変調とか周波数偏移変調等
が用いられることが多い。そして、これらの変調方式を
適用する受信機としては、その構成が集積回路化し易く
小型化且つ軽量化に適した直接変換受信機が知られてい
る。
【0003】そのような従来の直接変換受信機として
は、例えば、特開平4−137927号公報に記載され
ているように構成されたものが知られている。このよう
な従来の受信回路の例としては図12に示すようなもの
がある。図12は従来の直接変換受信機の主要な受信回
路を示すブロック図である。
【0004】以下、図12を参照して、従来の周波数偏
移変調(Frequency Shift Keying、略してFSK)を適
用した場合の直接変換受信機の受信回路の構成について
説明する。図12において、1は無線信号を受信する受
信アンテナ、2は受信アンテナ1からの受信信号を増幅
して変調信号3を出力する受信信号増幅器、4は受信し
た送信波の搬送周波数に略等しい周波数の第1のローカ
ル信号5を発生する第1の局部発振器、6は第1のロー
カル信号5の位相を90度回転する90度移相器、7は
変調信号3と第1のローカル信号5とを混合する第1の
信号混合器、8は変調信号3と第1のローカル信号5を
90度移相した信号とを混合する第2の信号混合器であ
る。
【0005】また、32は第1の信号混合器7の出力信
号に含まれている受信信号と同相の(I)ベースバンド
信号(ここでは低周波成分)のみを通過させてIベース
バンド信号17を出力する遮断周波数が変化しない第2
のI低域通過フィルタ、33は第2の信号混合器8の出
力信号に含まれている90度移相した(Q)ベースバン
ド信号(ここでは低周波成分)のみを通過させて、Iベ
ースバンド信号17と相互に直交するQベースバンド信
号18を出力する遮断周波数が変化しない第2のQ低域
通過フィルタ、11は入力したIベースバンド信号17
及びQベースバンド信号18を加算し検波して復調信号
19を出力する検波手段、12は復調信号19を判定し
て送信データを出力する送信データ検出手段である。
【0006】次に、同じく図12を参照して、上記従来
の直接変換受信機の受信回路の動作について説明する。
まず、受信アンテナ1で受信した無線信号は受信信号増
幅器2において増幅され、変調信号3として第1及び第
2の信号混合器7、8に出力される。一方、第1の局部
発振器4から発生した第1のローカル信号5は第1の信
号混合器7において変調信号3と混合されて第2のI低
域通過フィルタ32に出力されると同時に、90度移相
器6でその位相が90度回転されて後、第2の信号混合
器8において変調信号3と混合されて、第2のQ低域通
過フィルタ33に出力される。
【0007】第2のI低域通過フィルタ32及び第2の
Q低域通過フィルタ33を通過したIベースバンド信号
17及びQベースバンド信号18は検波手段11におい
て加算された後波形整形され、検波復調されて復調信号
19として送信データ検出手段12に出力される。送信
データ検出手段12は復調信号19をサンプリングして
送信局(図示せず)から送信されてきた送信データを検
出し、例えば、CPU等他の処理手段に出力する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】近年におけるパーソナ
ルハンディホン、ページャ、コードレス電話、携帯電話
とかPHS等、小型で軽量な移動体通信機器の急激な普
及に伴い、IC集積化に適した直接変換受信機の需要が
増加している。一方、近年の目を見張る移動体通信機器
のユーザの増大に伴い、移動通信の通信容量も急激に増
加している。そのような移動体通信機器の需要の増大に
対応するため、伝送データレート(以下、伝送レートと
いう)の高速化及び通信周波数の狭帶域化を進めること
が急務となってきた。
【0009】これを解決するため、例えば、ページャに
おいては、高度無線呼出システム標準規格(RCR STD-4
3)において、複数の伝送レートを可変させる(複数規
定された伝送レート間を動的に変更可能にする)システ
ムを規定している。
【0010】従来のように、伝送レートが1つで固定の
場合は、上記従来の直接変換受信機に使用するようなベ
ースバンドフィルタ(以下、ベースバンドフィルタの語
はI、Q、高または低域通過フィルタを特に規定せず
に、その全てを総称するフィルタを指す場合に用いる)
の遮断周波数は固定でも支障はなかった。すなわち、固
定の伝送レートに対しては隣接チャンネルからの妨害が
少なく、受信感度が最適の状態に固定した遮断周波数を
持つ最適なベースバンドフィルタを使用することができ
た。
【0011】しかしながら、上記高度無線呼出システム
標準規格に示すような複数の伝送レートを可変させるシ
ステムにおいて使用するような場合には、伝送レートが
変更されると、上記従来の直接変換受信機に使用されて
きたようなベースバンドフィルタの最適な状態はずれて
しまい、隣接チャンネルからの隣接チャンネル妨害の影
響を受け、受信感度が悪くなるという問題があった。
【0012】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、受信信号の伝送レートが変更して
も、全ての伝送レートにおいて、受信感度が劣化せず、
隣接チャンネルからの隣接チャンネル妨害の影響を受け
ずに復調信号が得られるベースバンドフィルタを有する
直接変換受信機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による直接変換受
信機は、変調信号の搬送周波数と略等しい周波数の第1
のローカル信号を発生し、第1のローカル信号と変調信
号とを混合して得た信号を入力して高周波成分を除去し
Iベースバンド信号を抽出するI低域通過フィルタと、
第1のローカル信号を90度移相した信号と変調信号と
を混合して得た信号を入力して高周波成分を除去しQベ
ースバンド信号を抽出するQ低域通過フィルタと、Iベ
ースバンド信号及びQベースバンド信号を処理して復調
信号を出力する検波手段と、復調信号を判定して送信デ
ータを出力する送信データ検出手段とを具備する直接変
換受信機であって、更に、送信データから伝送レート情
報を検出して伝送レート信号を出力する伝送レート検出
手段と、伝送レート信号に基づきI低域通過フィルタに
対しその遮断周波数を制御するI制御信号を出力するI
低域通過フィルタ遮断周波数制御手段と、伝送レート信
号に基づきQ低域通過フィルタに対しその遮断周波数を
制御するQ制御信号を出力するQ低域通過フィルタ遮断
周波数制御手段とを含み、I低域通過フィルタはI制御
信号の制御により受信信号の伝送レートに対応して遮断
周波数を切替える遮断周波数切替手段を具備し、切替え
られた遮断周波数により入力した混合して得た信号から
高周波成分を除去し、Q低域通過フィルタはQ制御信号
の制御により受信信号の伝送レートに対応して遮断周波
数を切替える遮断周波数切替手段を具備し、切替えられ
た遮断周波数により入力した混合して得た信号から高周
波成分を除去するようにしたものである。
【0014】本発明によれば、如何なる伝送レートにお
いても、受信感度が向上されまたは最適に維持され、隣
接チャンネルによる隣接チャンネル妨害の影響が無いか
または最少の復調信号を得ることができる直接変換受信
機が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、変調信号の搬送周波数と略等しい周波数の第1のロ
ーカル信号を発生する第1の局部発振器と、前記第1の
ローカル信号を90度移相する90度移相器と、前記変
調信号と第1のローカル信号とを混合する第1の信号混
合器と、前記変調信号と前記90度移相した信号とを混
合する第2の信号混合器と、I制御信号の制御により受
信信号の伝送レートに対応して遮断周波数を切替え設定
する遮断周波数切替手段を具備し前記第1の信号混合器
の出力信号から前記切替え設定された遮断周波数に応じ
高周波成分を除去してIベースバンド信号を抽出する第
1のI低域通過フィルタと、Q制御信号の制御により受
信信号の伝送レートに対応して遮断周波数を切替え設定
する遮断周波数切替手段を具備し前記第2の信号混合器
の出力信号から前記切替え記設定された遮断周波数に応
じ高周波成分を除去してQベースバンド信号を抽出する
第1のQ低域通過フィルタと、前記Iベースバンド信号
及びQベースバンド信号を処理して復調信号を出力する
検波手段と、前記復調信号を判定して送信データを出力
する送信データ検出手段と、前記送信データから伝送レ
ート情報を検出して伝送レート信号を出力する伝送レー
ト検出手段と、前記伝送レート信号の制御により、前記
第1のI低域通過フィルタに対しその遮断周波数を制御
するI制御信号を出力するI低域通過フィルタ遮断周波
数制御手段と、前記伝送レート信号の制御により、前記
第1のQ低域通過フィルタに対しその遮断周波数を制御
するQ制御信号を出力するQ低域通過フィルタ遮断周波
数制御手段とからなり、受信信号の伝送レートに応じて
第1のI及びQ低域通過フィルタの遮断周波数を切替え
設定するようにしたものであり、如何なる伝送レートに
おいても、受信感度が向上されまたは最適に維持され、
隣接チャンネルによる隣接チャンネル妨害の影響が少な
い復調信号を得ることができるという作用を有する。
【0016】本発明の請求項2に記載の発明は、前記第
1の信号混合器の出力信号から設定された遮断周波数に
応じて低周波成分を除去し所望の変調成分を含む高周波
成分を前記第1のI低域通過フィルタに対し出力するI
高域通過フィルタと、前記第2の信号混合器の出力信号
から設定された遮断周波数に応じて低周波成分を除去し
所望の変調成分を含む高周波成分を前記第1のQ低域通
過フィルタに対し出力するQ高域通過フィルタとを含む
ようにしたものであり、如何なる伝送レートにおいて
も、受信感度が向上されまたは最適に維持され、隣接チ
ャンネルによる隣接チャンネル妨害の影響が最少の復調
信号を得ることができるという作用を有する。
【0017】本発明の請求項3に記載の発明は、変調信
号の搬送周波数と略等しい周波数の第1のローカル信号
を発生する第1の局部発振器と、前記第1のローカル信
号を90度移相する90度移相器と、前記変調信号と第
1のローカル信号とを混合する第1の信号混合器と、前
記変調信号と前記90度移相した信号とを混合する第2
の信号混合器と、I制御信号の制御により受信信号の伝
送レートに対応して遮断周波数を切替え設定する遮断周
波数切替手段を具備し前記第1の信号混合器の出力信号
から前記切替え設定された遮断周波数に応じ低周波成分
を除去して所望の変調成分を含む高周波成分を出力する
I高域通過フィルタと、前記I高域通過フィルタから出
力された前記所望の変調成分を含む高周波成分から設定
された遮断周波数に応じて高周波成分を除去しIベース
バンド信号を抽出する第2のI低域通過フィルタと、Q
制御信号の制御により受信信号の伝送レートに対応して
遮断周波数を切替え設定する遮断周波数切替手段を具備
し前記第2の信号混合器の出力信号から前記切替え設定
された遮断周波数に応じ低周波成分を除去して所望の変
調成分を含む高周波成分を出力するQ高域通過フィルタ
と、前記Q高域通過フィルタから出力された前記所望の
変調成分を含む高周波成分から設定された遮断周波数に
応じて高周波成分を除去しQベースバンド信号を抽出す
る第2のQ低域通過フィルタと、前記Iベースバンド信
号及びQベースバンド信号を処理して復調信号を出力す
る検波手段と、前記復調信号を判定して送信データを出
力する送信データ検出手段と、前記送信データから伝送
レート情報を検出して伝送レート信号を出力する伝送レ
ート検出手段と、前記伝送レート信号の制御により、前
記I高域通過フィルタに対しその遮断周波数を制御する
I制御信号を出力するI高域通過フィルタ遮断周波数制
御手段と、前記伝送レート信号の制御により、前記Q高
域通過フィルタに対しその遮断周波数を制御するQ制御
信号を出力するQ高域通過フィルタ遮断周波数制御手段
とからなり、受信信号の伝送レートに応じてI及びQ高
域通過フィルタの遮断周波数を切替え設定するようにし
たものであり、如何なる伝送レートにおいても、受信感
度が向上されまたは最適に維持され、隣接チャンネルに
よる隣接チャンネル妨害の影響が最少の復調信号を得る
ことができるという作用を有する。
【0018】本発明の請求項4に記載の発明は、前記第
2のI低域通過フィルタは、I制御信号により受信する
信号の伝送レートに対応して遮断周波数を切替え設定す
る遮断周波数切替手段を具備し前記I高域通過フィルタ
から出力された前記所望の変調成分を含む高周波成分か
ら前記切替え設定された遮断周波数に応じ高周波成分を
除去してIベースバンド信号を抽出し、前記第2のQ低
域通過フィルタは、Q制御信号により受信する信号の伝
送レートに対応して遮断周波数を切替え設定する遮断周
波数切替手段を具備し前記Q高域通過フィルタから出力
された前記所望の変調成分を含む高周波成分から前記切
替え設定された遮断周波数に応じ高周波成分を除去して
Iベースバンド信号を抽出するようにしたものであり、
如何なる伝送レートにおいても、受信感度が向上されま
たは最適に維持され、隣接チャンネルによる隣接チャン
ネル妨害の影響が最少の復調信号を得ることができると
いう作用を有する。
【0019】本発明の請求項5に記載の発明は、前記検
波手段は、前記第1のローカル信号より低周波の第2の
ローカル信号を発生する第2の局部発振器と、前記第2
のローカル信号を90度移相する第2の90度移相器
と、前記Iベースバンド信号と前記第2のローカル信号
を90度移相した信号とを混合する第3の信号混合器
と、前記Qベースバンド信号と前記第2のローカル信号
とを混合する第4の信号混合器と、前記第3及び第4の
信号混合器の出力信号を加算する信号加算器と、高域通
過フィルタと低域通過フィルタとからなり通過周波数帶
域を制限して前記信号加算器の出力信号から所望の変調
成分のみを抽出する波形整形フィルタと、前記波形整形
フィルタの出力信号の周波数を検波して電圧値に変換し
復調信号を出力する周波数検波器とを具備するようにし
たものであり、如何なる伝送レートにおいても、更に、
受信感度が向上され、隣接チャンネルによる隣接チャン
ネル妨害の影響が最少の復調信号を得ることができると
いう作用を有する。
【0020】本発明の請求項6に記載の発明は、前記遮
断周波数切替手段はそれぞれ1以上の容量素子と抵抗素
子とスイッチとからなり、前記IまたはQ制御信号によ
り前記スイッチを制御して容量素子の容量かまたは抵抗
素子の抵抗を切替え変更することにより低域または高域
通過フィルタの遮断周波数を切り替えるようにしたもの
であり、簡単な構成で、如何なる伝送レートにおいて
も、受信感度が向上されまたは最適に維持され、隣接チ
ャンネルによる隣接チャンネル妨害の影響が最少の復調
信号を得ることができるという作用を有する。
【0021】本発明の請求項7に記載の発明は、前記遮
断周波数切替手段はそれぞれ1以上の容量素子と抵抗素
子とスイッチとからなり、前記IまたはQ制御信号によ
り前記スイッチを制御して容量素子の容量と抵抗素子の
抵抗とを切替え変更することにより低域または高域通過
フィルタの遮断周波数を切り替えるようにしたものであ
り、簡単な構成で、如何なる伝送レートにおいても、更
に、受信感度が向上されまたは最適に維持され、隣接チ
ャンネルによる隣接チャンネル妨害の影響が最少の復調
信号を得ることができるという作用を有する。
【0022】以下、添付図面、図1乃至図11に基づき
本発明の実施の形態につき詳細に説明する。図1は本発
明の第1の実施の形態における直接変換受信機の主要な
受信回路の構成を示すブロック図、図2は本発明の第2
の実施の形態における直接変換受信機の主要な受信回路
の構成を示すブロック図、図3は図1及び図2に示す検
波手段の詳細な構成を示すブロック図、図4は図1及び
図2に示す第1の及び第2の実施の形態において送信す
る伝送レートを通知するためのプロトコルによる送信フ
レームの頭部を示す図である。
【0023】また、図5は図1に示す第1の実施の形態
において使用する遮断周波数切替手段(または遮断周波
数制御入力)を備えた低域通過フィルタの一例を示す回
路図、図6は図1に示す第1の実施の形態において使用
する遮断周波数切替手段(または遮断周波数制御入力)
を備えた低域通過フィルタの他の一例を示す回路図、図
7は図2に示す第2の実施の形態において使用する遮断
周波数切替手段(または遮断周波数制御入力)を備えた
高域通過フィルタの一例を示す回路図、図8は図2に示
す第2の実施の形態において使用する遮断周波数切替手
段(または遮断周波数制御入力)を備えた高域通過フィ
ルタの他の一例を示す回路図である。
【0024】また、図9は2値FSK1600bpsの
伝送レートでベースバンドフィルタに入力される信号の
信号スペクトラムの一例を示すグラフ図、図10は2値
FSK3200bpsの伝送レートでベースバンドフィ
ルタに入力される信号の信号スペクトラムの一例を示す
グラフ図、図11は4値FSK6400bpsの伝送レ
ートでベースバンドフィルタに入力される信号の信号ス
ペクトラムの一例を示すグラフ図である。
【0025】まず、図1を参照して、第1の実施の形態
における直接変換受信機の構成について説明する。図1
において、1は無線信号を受信する受信アンテナ、2は
受信アンテナ1からの受信信号を増幅して変調信号3を
出力する受信信号増幅器、4は受信した送信波の搬送周
波数に略等しい周波数の第1のローカル信号5を発生す
る第1の局部発振器、6は第1のローカル信号5の位相
を90度移相する90度移相器、7は変調信号3と第1
のローカル信号5とを混合する第1の信号混合器、8は
変調信号3と第1のローカル信号5を90度移相した信
号とを混合する第2の信号混合器である。
【0026】また、9は遮断周波数切替手段を具備しI
低域通過フィルタ遮断周波数制御手段15から出力した
I制御信号の制御により遮断周波数を切替え変更して第
1の信号混合器7の出力信号(受信信号と同相)から受
信する伝送レートに最適な所望の変調成分、すなわち、
ベースバンド信号を含む本第1の実施の形態では低周波
成分のみを抽出してIベースバンド信号17を出力する
第1のI低域通過フィルタ、10は遮断周波数切替手段
を具備しQ低域通過フィルタ遮断周波数制御手段16か
ら出力したQ制御信号の制御により遮断周波数を切替え
変更して第2の信号混合器8の出力信号(受信信号から
90度移相した)から受信する伝送レートに最適な所望
の変調成分、すなわち、ベースバンド信号を含む本第1
の実施の形態では低周波成分のみを抽出してIベースバ
ンド信号17と相互に直交するQベースバンド信号18
を出力する第1のQ低域通過フィルタである。
【0027】また、11は第1のI低域通過フィルタ9
から入力したIベースバンド信号17と第1のQ低域通
過フィルタ10から入力したQベースバンド信号18と
を加算し検波して復調信号19を出力する検波手段、1
2は復調信号19を判定して送信データを出力する送信
データ検出手段、13は送信データ検出手段12から出
力した送信データを読み取りそこに含まれている伝送レ
ート情報から受信する送信データの伝送レートを認識し
てその伝送レートを示す伝送レート信号14を出力する
伝送レート検出手段、15は伝送レート信号14の制御
により第1のI低域通過フィルタ9の遮断周波数を制御
するI制御信号を出力するI低域通過フィルタ遮断周波
数制御手段、16は伝送レート信号14の制御により第
1のQ低域通過フィルタ10の遮断周波数を制御するQ
制御信号を出力するQ低域通過フィルタ遮断周波数制御
手段である。
【0028】次に、同じく図1を参照して、第1の実施
の形態における直接変換受信機の動作について説明す
る。まず、受信アンテナ1で受信した無線信号は受信信
号増幅器2において増幅され変調信号3として第1及び
第2の信号混合器7、8に出力される。一方、第1の局
部発振器4から発生した第1のローカル信号5は第1の
信号混合器7において変調信号3と混合されて第1のI
低域通過フィルタ9に出力されると同時に、90度移相
器6でその位相が90度移相されて後、第2の信号混合
器8において変調信号3と混合され第1のQ低域通過フ
ィルタ10に出力される。
【0029】第1のI低域通過フィルタ9はI低域通過
フィルタ遮断周波数制御手段15から出力したI制御信
号の制御により遮断周波数を切替え変更して第1の信号
混合器7の出力信号から高周波成分を除去し受信する伝
送レートに最適な所望の変調成分、すなわち、ベースバ
ンド信号を含む低周波成分(低周波数成分)のみを抽出
して低い周波数帯域のIベースバンド信号17を出力す
る。また、第1のQ低域通過フィルタ10はQ低域通過
フィルタ遮断周波数制御手段16から出力したQ制御信
号の制御により遮断周波数を切替え変更して第2の信号
混合器8の出力信号(受信信号から90度移相した)か
ら高周波成分を除去し受信する伝送レートに最適な所望
の変調成分、すなわち、ベースバンド信号を含む低周波
成分のみを抽出してIベースバンド信号17と相互に直
交する低い周波数帯域のQベースバンド信号18を出力
する。
【0030】それぞれ第1のI低域通過フィルタ9及び
第1のQ低域通過フィルタ10を通して抽出されたIベ
ースバンド信号17及びQベースバンド信号18は、検
波手段11において、Iベースバンド信号17は90度
移相された第2のローカル信号21(後述する)と混合
され、Qベースバンド信号18は第2のローカル信号2
1と混合され、この2つの混合された信号はともに加算
され検波されて復調信号19として送信データ検出手段
12に出力される。送信データ検出手段12は送信クロ
ックを再生してそれにより復調信号19をサンプリング
して波形整形し、それを送信局(図示せず)から送信さ
れてきたデータと判定して送信データとし、例えば、C
PU等他の処理手段に出力すると共に伝送レート検出手
段13に出力する。
【0031】伝送レート検出手段13は送信データ検出
手段12から受信した送信データに含まれている伝送レ
ート情報(後述する)から次に続き受信する送信データ
の伝送レートを知り、その伝送レートを示す伝送レート
信号14を出力する。I低域通過フィルタ遮断周波数制
御手段15は伝送レート信号14を入力してその制御に
より第1のI低域通過フィルタ9に対してI制御信号を
出力し第1のI低域通過フィルタ9の遮断周波数を受信
した送信信号の伝送レートに最適な周波数に切替え変更
する。また、同様に、Q低域通過フィルタ遮断周波数制
御手段16は伝送レート信号14を入力してその制御に
より第1のQ低域通過フィルタ10に対してQ制御信号
を出力し第1のQ低域通過フィルタ10の遮断周波数を
受信した送信信号の伝送レートに最適な周波数に切替え
変更する。
【0032】以下、図3を参照して、図1及び図2に示
す検波手段11について詳細に説明する。図3は受信し
たFSK(周波数偏移変調)信号を検波復調する検波手
段11の回路構成の一例を示す図である。図3におい
て、20は第1のローカル信号5より低周波(例えば、
19.2KHz)の第2のローカル信号21を発生する
第2の局部発振器、22は第2の局部発振器20から発
生した第2のローカル信号21の位相を90度移相する
第2の90度移相器、23は90度移相した第2のロー
カル信号とIベースバンド信号17とを混合する第3の
信号混合器である。
【0033】また、24は第2のローカル信号21とQ
ベースバンド信号18とを混合する第4の信号混合器、
25は第3及び第4の信号混合器23、24において混
合した両出力信号を加算する信号加算器、26は高域通
過フィルタと低域通過フィルタとからなり、信号加算器
25の出力信号の通過周波数帶域を制限して、信号加算
器25の出力信号から所望の変調成分(例えば、ベース
バンド信号帶域)のみを通過抽出する波形整形フィル
タ、27は波形整形フィルタ26の出力信号の周波数を
検波して電圧値に変換し復調信号19を出力する周波数
検波器である。
【0034】次に、同じく図3を参照して、図3に示す
検波手段の動作について詳細に説明する。前述のよう
に、Iベースバンド信号17とQベースバンド信号18
とは相互に直交した信号であり、第4の信号混合器24
は第2の局部発振器20からの第2のローカル信号21
とQベースバンド信号18とを混合して出力し、第3の
信号混合器23は第2のローカル信号21を90度移相
した信号とIベースバンド信号17とを混合して出力す
る。第3及び第4の信号混合器23、24からの両出力
信号は信号加算器25において加算され、信号加算器2
5の出力から第2のローカル信号21の周波数を中心周
波数とする送信された信号と同一の周波数偏移をもつF
SK信号を得ることができる。
【0035】波形整形フィルタ26は信号加算器25か
ら出力した出力信号を濾波して、第2のローカル信号2
1の周波数を中心とした変調信号が含まれる周波数帶域
幅のみを通過抽出して出力し、それ以外の周波数成分
(高周波成分及び低周波成分)を除去して波形整形す
る。周波数検波器27は波形整形フィルタ26から変調
信号が含まれる周波数帶域幅のみからなるFSK信号を
入力して周波数検波し、復調信号19を得ることができ
る。
【0036】次に、図4を参照して、受信した送信デー
タに含まれており、伝送レート検出手段13がそこから
読み取ることができる伝送レート情報について説明す
る。図4は高度無線呼出システム標準規格(RCR STD-4
3)に規定されている送信する伝送レートを通知するた
めの通信プロトコルによる送信フレームの頭部の構成を
示す図である。
【0037】図4において、37は以下の送信フレーム
で使用する伝送レートの情報を含む同期部1、38はフ
レーム情報、39は通常の同期情報を含む同期部2であ
る。この通信プロトコルにおいては、同期部1 37と
フレーム情報38とは常に一定の伝送レートで送信され
る。同期部1 37には、同期部2 39を含みそれ以
降に送信される送信情報の伝送レート情報が含まれてお
り、前述のように、伝送レート検出手段13がその伝送
レート情報を認識してベースバンドフィルタ(前述のよ
うに、ベースバンド信号を抽出する全ての低域及び高域
通過フィルタを指す)の通過周波数帶域を切替え変更
し、同期部2 39以降の送信情報をその伝送レートに
最適な周波数帶域を通して得ることができる。
【0038】次に、図1、図5及び図6を参照して、例
えば、図1に示す本第1の実施の形態における第1のI
及びQ低域通過フィルタ9、10のような、遮断周波数
を切替え変更することができる遮断周波数切替手段(ま
たは遮断周波数制御入力)を備えた低域通過フィルタの
一例について説明する。図5は第1のI及びQ低域通過
フィルタ9、10を構成する容量素子の容量を変更して
遮断周波数を切替え設定する低域通過フィルタの第1の
構成例を示し、図6は同フィルタ9、10を構成する抵
抗素子の抵抗を変更して遮断周波数を切替え設定する低
域通過フィルタの第2の構成例を示す。また、図5及び
図6に示す低域通過フィルタの構成は、受動型低域通過
フィルタの構成として知られている。以下、I及びQ低
域通過フィルタを総称して受動型低域通過フィルタとも
呼ぶことにする。
【0039】まず、図5において、40は低域通過フィ
ルタ回路に直列に接続された抵抗素子、41は接地に対
し低域通過フィルタ回路と並列に接続されて低域通過フ
ィルタの側路を形成する容量素子、44はスイッチ45
と直列に接続されてスイッチ45とともに接地に対し容
量素子41と並列に接続された容量素子、45は容量素
子44と直列に接続され、例えば、IまたはQ低域通過
フィルタ遮断周波数制御手段15、16からのIまたは
Q制御信号の制御によりオン/オフするスイッチであ
る。また、ここで、容量素子44とスイッチ45とによ
り遮断周波数切替手段を構成する。
【0040】すなわち、抵抗素子40は一方の端子が受
動型低域通過フィルタの入力端子42になっており、他
方の端子が容量素子41の一方の端子及びスイッチ45
の一方の端子に接続され受動型低域通過フィルタの出力
端子43をも兼ねている。また、容量素子41の他方の
端子は接地され、スイッチ45の他方の端子は容量素子
44の一方の端子に接続され、容量素子44の他方の端
子は接地される。
【0041】次に、再び図5を参照して、以上説明した
ように構成された受動型低域通過フィルタの動作につい
て説明する。まず、受動型低域通過フィルタの入力端子
42から入力したFSK信号の低域(低周波)成分は抵
抗素子40を通過し、高域(高周波)成分は容量素子4
1を介して接地に落とされることにより、入力したFS
K信号の所望の周波数帶域を含む低域(低周波)成分の
みが受動型低域通過フィルタの出力端子43から、例え
ば、IまたはQベースバンド信号17、18(図1参
照)として出力される。
【0042】本実施の形態における例では、スイッチ4
5は、例えば、IまたはQ低域通過フィルタ遮断周波数
制御手段15、16(図1参照)からのIまたはQ制御
信号を入力して、そのIまたはQ制御信号によりオンま
たはオフされる。例えば、スイッチ45がオンにされる
と、容量素子44が容量素子41と並列に受動型低域通
過フィルタの出力端子43と接地との間に接続されて低
域通過フィルタの側路の合成容量を増加して低域通過フ
ィルタの遮断周波数を低くし、逆にスイッチ45がオフ
にされると、容量素子44が切断されて低域通過フィル
タの側路の合成容量を減少させて低域通過フィルタの遮
断周波数を高くする。このように、低域通過フィルタの
側路の合成容量を切替え変更することにより、受動型低
域通過フィルタの遮断周波数を切替えるようにしてい
る。
【0043】従って、容量素子44の容量値を自由に決
めることより切替え変更する遮断周波数の値を所望の値
に設定することができる。また、本実施の形態において
使用するスイッチ45としては、例えば、トランジスタ
またはダイオード等IC回路に使用しうるものであれば
如何なるものでもよい。
【0044】次に、図6を参照して、第1のI及びQ低
域通過フィルタ9、10を構成する抵抗素子の抵抗を変
更して遮断周波数を切替える低域通過フィルタの第2の
構成例について説明する。また、上記同様、I及びQ低
域通過フィルタを総称して受動型低域通過フィルタとも
呼ぶことにする。
【0045】図6において、46は低域通過フィルタ回
路に直列に接続された抵抗素子、47は接地に対し低域
通過フィルタ回路と並列に接続されて低域通過フィルタ
の側路を形成する容量素子、50はスイッチ51と直列
に接続されスイッチ51とともに抵抗素子46と並列に
接続された抵抗素子、51は抵抗素子50と直列に接続
され、例えば、IまたはQ低域通過フィルタ遮断周波数
制御手段15、16からのIまたはQ制御信号の制御に
よりオン/オフするスイッチである。また、ここで、抵
抗素子50とスイッチ51とにより遮断周波数切替手段
を構成する。
【0046】すなわち、抵抗素子46は一方の端子が受
動型低域通過フィルタの入力端子48になっているとと
もに抵抗素子50の一方の端子に接続され、他方の端子
が容量素子47の一方の端子及びスイッチ51の一方の
端子に接続されるとともに受動型低域通過フィルタの出
力端子49をも兼ねている。また、容量素子47の他方
の端子は接地され、スイッチ51の他方の端子は抵抗素
子50の他方の端子と接続され、直列に接続されたスイ
ッチ51と抵抗素子50とは抵抗素子46と並列に接続
される。
【0047】次に、再び図6を参照して、以上説明した
ように構成された受動型低域通過フィルタの動作につい
て説明する。まず、受動型低域通過フィルタの入力端子
48から入力したFSK信号の低域(低周波)成分は抵
抗素子46を通過し、高域(高周波)成分は容量素子4
7を介して接地に落とされることにより、入力したFS
K信号の所望の周波数帶域を含む低域(低周波)成分の
みが受動型低域通過フィルタの出力端子49から、例え
ば、IまたはQベースバンド信号17、18(図1参
照)として出力される。
【0048】本実施の形態における例では、スイッチ5
1は、例えば、IまたはQ低域通過フィルタ遮断周波数
制御手段15、16(図1参照)からのIまたはQ制御
信号を入力して、そのIまたはQ制御信号によりオンま
たはオフされる。例えば、スイッチ51がオンにされる
と、抵抗素子50が抵抗素子46と並列に受動型低域通
過フィルタの入力端子48と出力端子49との間に接続
され、低域通過フィルタの合成抵抗が減少して低域通過
フィルタの遮断周波数を低くし、逆にスイッチ51がオ
フにされると、抵抗素子50が切断されて低域通過フィ
ルタの合成抵抗が増加して低域通過フィルタの遮断周波
数を高くする。このように、低域通過フィルタの合成容
量を変更することにより、受動型低域通過フィルタの遮
断周波数を切替えるようにしている。
【0049】従って、抵抗素子50の抵抗値を自由に決
めることより切替え変更する遮断周波数の値は所望の値
に設定することができる。また、本実施の形態において
使用するスイッチ51としては、例えば、トランジスタ
またはダイオード等IC回路に使用しうるものであれば
如何なるものでもよい。
【0050】次に、図9及び図10を参照して、以上説
明した本実施の形態において、I及びQ低域通過フィル
タの遮断周波数を切替え設定するようにしたことによ
り、I及びQ低域通過フィルタに入力したFSK信号が
どのように波形整形されるかにつき、高度無線呼出シス
テム標準規格(RCR STD-43)の場合を例として説明す
る。
【0051】図9及び図10は、高度無線呼出システム
標準規格(RCR STD-43)に基づき送受局から送受される
送信データが15段の擬似ランダム信号として、周波数
偏移4.8KHzの2値FSK信号の場合の第1のI及
びQ低域通過フィルタ9、10に入力される信号の周波
数スペクトラムの例を示す。また、図9は伝送レートが
2値FSK1600bpsの場合を示し、図10は伝送
レートが2値FSK3200bpsの場合を示す。
【0052】図9及び図10の比較から明きらかなよう
に、I及びQ低域通過フィルタ9、10に対するベース
バンド信号を含む入力信号のメインローブ(復調して送
信データとして抽出される周波数帶域の信号)の信号周
波数帶域は、一般に、同一周波数偏移の場合、伝送レー
トが高速になる程広くなる。例えば、図10に示す伝送
レートが2値FSK3200bpsの場合のベースバン
ド信号のメインローブの信号周波数帶域は、図9に示す
伝送レートが2値FSK1600bpsの場合の信号周
波数帶域の2倍であることがわかる。
【0053】従って、上記従来技術のように、伝送レー
トが変化しても低域通過フィルタの遮断周波数を固定に
して変更しないと、送信信号の伝送レートが高くなるに
従い、入力信号のメインローブ信号が削られてしまって
最適に復調することができず、送信信号の伝送レートが
低くなると、逆に入力信号のメインローブ信号のほかに
隣接周波数の信号が混入して受信感度を劣化するほか、
隣接チャンネルからの妨害による影響が大きくなり最適
な受信は不可能となる。
【0054】そのため、本実施の形態においては、伝送
レートの変化に伴い、図9及び図10に示すように、第
1のI及びQ低域通過フィルタ9、10の遮断周波数を
伝送レートに応じ切替えまたは変更設定して、如何なる
伝送レートにおいても、入力信号のメインローブ信号の
みを通過し抽出するようにした。それによって、高感度
且つ隣接チャンネルからの妨害による影響が少ない直接
変換受信機を得ることができる。尚、以上の遮断周波数
の説明は入力信号の高周波成分をカットオフ(遮断)す
る場合についてのみ説明したが、低周波成分をカットオ
フする場合については、以下の本発明の第2の実施の形
態において説明する。
【0055】次に、図2を参照して、本発明の第2の実
施の形態における直接変換受信機の構成について説明す
る。図2において、1は無線信号を受信する受信アンテ
ナ、2は受信アンテナ1からの受信信号を増幅して変調
信号3を出力する受信信号増幅器、4は受信した送信波
の搬送周波数に略等しい周波数の第1のローカル信号5
を発生する第1の局部発振器、6は第1のローカル信号
5の位相を90度移相する90度移相器、7は変調信号
3と第1のローカル信号5とを混合する第1の信号混合
器、8は変調信号3と第1のローカル信号5を90度移
相した信号とを混合する第2の信号混合器である。
【0056】また、11は第2のI低域通過フィルタ3
2から入力したIベースバンド信号17と第2のQ低域
通過フィルタ33から入力したQベースバンド信号18
とを加算し検波して復調信号19を出力する検波手段、
12は復調信号19を判定して送信データを出力する送
信データ検出手段、13は送信データ検出手段12から
出力した送信データを読み取りそこに含まれている伝送
レート情報から受信する送信データの伝送レートを認識
してその伝送レートを示す伝送レート信号14を出力す
る伝送レート検出手段、28は伝送レート信号14の制
御によりI高域通過フィルタ30の遮断周波数を制御す
るI制御信号を出力するI高域通過フィルタ遮断周波数
制御手段、29は伝送レート信号14の制御によりQ高
域通過フィルタ31の遮断周波数を制御するQ制御信号
を出力するQ高域通過フィルタ遮断周波数制御手段であ
る。
【0057】また、30は遮断周波数切替手段を具備し
I高域通過フィルタ遮断周波数制御手段28から出力し
たI制御信号の制御により遮断周波数を切替え変更して
第1の信号混合器7の出力信号(受信信号と同相)から
受信する伝送レートに最適な所望の変調成分、すなわ
ち、ベースバンド信号を含む本第2の実施の形態では高
周波成分のみを抽出するI高域通過フィルタ、31は遮
断周波数切替手段を具備しQ高域通過フィルタ遮断周波
数制御手段29から出力したQ制御信号の制御により遮
断周波数を切替え変更して第2の信号混合器8の出力信
号(受信信号から90度移相した)から受信する伝送レ
ートに最適な所望の変調成分、すなわち、ベースバンド
信号を含む本第2の実施の形態では高周波成分のみを抽
出するQ高域通過フィルタである。
【0058】また、32はI高域通過フィルタ30にお
いて第1の信号混合器7の出力信号から抽出した所望の
変調成分(ベースバンド信号)を含む高周波成分を入力
して更に所望の変調成分以外のそれより周波数が高い周
波数成分を除去してIベースバンド信号17を出力する
遮断周波数が固定の第2のI低域通過フィルタ、33は
Q高域通過フィルタ31において第2の信号混合器8の
出力信号から抽出した所望の変調成分(ベースバンド信
号)を含む高周波成分を入力して更に所望の変調成分以
外のそれより周波数が高い周波数成分を除去してIベー
スバンド信号17と相互に直交するQベースバンド信号
18を出力する遮断周波数が固定の第2のQ低域通過フ
ィルタである。
【0059】次に、同じく図2を参照して、第2の実施
の形態における直接変換受信機の動作について説明す
る。まず、受信アンテナ1で受信した無線信号は受信信
号増幅器2において増幅され変調信号3として第1及び
第2の信号混合器7、8に出力される。一方、第1の局
部発振器4から発生した第1のローカル信号5は第1の
信号混合器7において変調信号3と混合されてI高域通
過フィルタ30に出力されると同時に、90度移相器6
において位相が90度移相されて後、第2の信号混合器
8において変調信号3と混合されてQ高域通過フィルタ
31に出力される。
【0060】I高域通過フィルタ30はI高域通過フィ
ルタ遮断周波数制御手段28から出力したI制御信号の
制御により遮断周波数を切替え変更して第1の信号混合
器7の出力信号から低周波成分を除去し受信する伝送レ
ートに最適な所望の変調成分、すなわち、ベースバンド
信号を含む高周波成分(高周波数成分)のみを抽出して
遮断周波数より高い周波数帯域の信号を出力する。ま
た、Q高域通過フィルタ31はQ高域通過フィルタ遮断
周波数制御手段29から出力したQ制御信号の制御によ
り遮断周波数を切替え変更して第2の信号混合器8の出
力信号(受信信号から90度移相した)から低周波成分
を除去し受信する伝送レートに最適な所望の変調成分、
すなわち、ベースバンド信号を含む高周波成分のみを抽
出して遮断周波数より高い周波数帯域の信号を出力す
る。
【0061】第2のI低域通過フィルタ32はI高域通
過フィルタ30から入力した信号から高周波成分を除去
して受信する伝送レートに最適な所望の変調成分、すな
わち、ベースバンド信号のみを抽出し、Iベースバンド
信号17として出力する。また、第2のQ低域通過フィ
ルタ33はQ高域通過フィルタ31から入力した信号か
ら高周波成分を除去して受信する伝送レートに最適な所
望の変調成分、すなわち、ベースバンド信号のみを抽出
して、Iベースバンド信号17と相互に直交するQベー
スバンド信号18として出力する。
【0062】それぞれI高域通過フィルタ30及び第2
のI低域通過フィルタ32とQ高域通過フィルタ31及
び第2のQ低域通過フィルタ33とを通して抽出された
Iベースバンド信号17及びQベースバンド信号18
は、検波手段11において、Iベースバンド信号17は
90度移相された第2のローカル信号21(後述する)
と混合され、Qベースバンド信号18は第2のローカル
信号21と混合され、この2つの混合された信号はとも
に加算され検波されて復調信号19として送信データ検
出手段12に出力される。尚、検波手段11の詳細は、
図3とともに既に前述したので、これ以上の詳細な説明
は省略する。
【0063】送信データ検出手段12は送信クロックを
再生してそれにより復調信号19をサンプリングして波
形整形し、それを送信局(図示せず)から送信されてき
たデータと判定して送信データとし、例えば、CPU等
他の処理手段に出力すると共に伝送レート検出手段13
に出力する。伝送レート検出手段13は送信データ検出
手段12から受信した送信データに含まれている伝送レ
ート情報(後述する)から次に続き受信する送信データ
の伝送レートを知り、その伝送レートを示す伝送レート
信号14を出力する。
【0064】I高域通過フィルタ遮断周波数制御手段2
8は伝送レート信号14を入力してその制御によりI高
域通過フィルタ30に対してI制御信号を出力しI高域
通過フィルタ30の遮断周波数を受信した送信信号の伝
送レートに最適な周波数(低周波成分を除去して所望の
変調成分を含む高周波成分のみを抽出する)に切替え変
更する。また、同様に、Q高域通過フィルタ遮断周波数
制御手段29は伝送レート信号14を入力してその制御
によりQ高域通過フィルタ31に対してQ制御信号を出
力しQ高域通過フィルタ31の遮断周波数を受信した送
信信号の伝送レートに最適な周波数(低周波成分を除去
して所望の変調成分を含む高周波成分のみを抽出する)
に切替え変更する。
【0065】次に、図2、図7及び図8を参照して、例
えば、図2に示す本第2の実施の形態におけるI及びQ
高域通過フィルタ30、31のような、遮断周波数を変
更することができる遮断周波数切替手段(または遮断周
波数制御入力)を備えた高域通過フィルタの一例につい
て説明する。図7はI及びQ高域通過フィルタ30、3
1を構成する抵抗素子の抵抗を変更して遮断周波数を切
替える高域通過フィルタの第1の構成例を示し、図8は
同フィルタ30、31を構成する容量素子の容量を変更
して遮断周波数を切替える高域通過フィルタの第2の構
成例を示す。また、図7及び図8に示す高域通過フィル
タの構成は、受動型高域通過フィルタの構成として知ら
れている。以下、I及びQ高域通過フィルタを総称して
受動型高域通過フィルタとも呼ぶことにする。
【0066】まず、図7において、60は高域通過フィ
ルタ回路に直列に接続された容量素子、61は接地に対
し高域通過フィルタ回路と並列に接続されて高域通過フ
ィルタの側路を形成する抵抗素子、64はスイッチ65
と直列に接続されスイッチ65とともに接地に対し抵抗
素子61と並列に接続された抵抗素子、65は抵抗素子
44と直列に接続され、例えば、IまたはQ高域通過フ
ィルタ遮断周波数制御手段28、29からのIまたはQ
制御信号の制御によりオン/オフするスイッチである。
また、ここで、抵抗素子64とスイッチ65とにより遮
断周波数切替手段を構成する。
【0067】すなわち、容量素子60は一方の端子が受
動型高域通過フィルタの入力端子62になっており、他
方の端子が抵抗素子61の一方の端子及びスイッチ65
の一方の端子に接続され受動型高域通過フィルタの出力
端子63をも兼ねている。また、抵抗素子61の他方の
端子は接地され、スイッチ65の他方の端子は抵抗素子
64の一方の端子に接続され、抵抗素子64の他方の端
子は接地される。
【0068】次に、再び図7を参照して、以上説明した
ように構成された受動型高域通過フィルタの動作につい
て説明する。まず、受動型高域通過フィルタの入力端子
62から入力したFSK信号の高域(高周波)成分は容
量素子60を通過し、低域(低周波)成分は抵抗素子6
1を介して接地に落とされることにより、入力したFS
K信号の所望の周波数帯域を含む高域(高周波)成分の
みが受動型高域通過フィルタの出力端子63から出力さ
れる。
【0069】本実施の形態における例では、スイッチ6
5は、例えば、IまたはQ高域通過フィルタ遮断周波数
制御手段28、29(図2参照)からのIまたはQ制御
信号を入力して、そのIまたはQ制御信号によりオンま
たはオフされる。例えば、スイッチ65がオンにされる
と、抵抗素子64が抵抗素子61と並列に受動型高域通
過フィルタの出力端子63と接地との間に接続されて高
域通過フィルタの側路の合成抵抗を減少して高域通過フ
ィルタの遮断周波数を低くし、逆にスイッチ65がオフ
にされると、抵抗素子64が切断されて高域通過フィル
タの側路の合成抵抗を増加し高域通過フィルタの遮断周
波数を高くする。このように、高域通過フィルタの側路
の合成抵抗を変更することにより、受動型高域通過フィ
ルタの遮断周波数を切替えるようにしている。
【0070】従って、抵抗素子64の抵抗値を自由に決
めることより切替え変更する遮断周波数の値を所望の値
に設定することができる。また、本実施の形態において
使用するスイッチ65としては、例えば、トランジスタ
またはダイオード等IC回路に使用しうるものであれば
如何なるものでもよい。
【0071】次に、図8を参照して、I及びQ高域通過
フィルタ30、31を構成する容量素子の容量を変更し
て遮断周波数を切替える高域通過フィルタの第2の構成
例について説明する。また、上記同様、I及びQ高域通
過フィルタを総称して受動型高域通過フィルタとも呼ぶ
ことにする。
【0072】図8において、66は高域通過フィルタ回
路に直列に接続された容量素子、67は接地に対し高域
通過フィルタ回路と並列に接続されて高域通過フィルタ
の側路を形成する抵抗素子、70はスイッチ71と直列
に接続されスイッチ71とともに容量素子66と並列に
接続された容量素子、71は容量素子70と直列に接続
され、例えば、IまたはQ高域通過フィルタ遮断周波数
制御手段28、29からのIまたはQ制御信号の制御に
よりオン/オフするスイッチである。また、ここで、容
量素子70とスイッチ71とにより遮断周波数切替手段
を構成する。
【0073】すなわち、容量素子66は一方の端子が受
動型高域通過フィルタの入力端子68になっているとと
もに容量素子70の一方の端子に接続され、他方の端子
が抵抗素子67の一方の端子及びスイッチ71の一方の
端子に接続されるとともに受動型高域通過フィルタの出
力端子69をも兼ねている。また、抵抗素子67の他方
の端子は接地され、スイッチ71の他方の端子は容量素
子70の他方の端子と接続され、直列に接続されたスイ
ッチ71と容量素子70とは容量素子66と並列に接続
される。
【0074】次に、再び図8を参照して、以上説明した
ように構成された受動型高域通過フィルタの動作につい
て説明する。まず、受動型高域通過フィルタの入力端子
68から入力したFSK信号の高域(高周波)成分は容
量素子66を通過し、低域(低周波)成分は抵抗素子6
7を介して接地に落とされることにより、入力したFS
K信号の所望の周波数帯域を含む高域(高周波)成分の
みが受動型高域通過フィルタの出力端子69から出力さ
れる。
【0075】本実施の形態における例では、スイッチ7
1は、例えば、IまたはQ高域通過フィルタ遮断周波数
制御手段28、29(図2参照)からのIまたはQ制御
信号を入力して、そのIまたはQ制御信号によりオンま
たはオフされる。例えば、スイッチ71がオンにされる
と、容量素子70が容量素子66と並列に受動型高域通
過フィルタの入力端子68と出力端子69との間に接続
され、高域通過フィルタの合成容量を増加して高域通過
フィルタの遮断周波数を低くし、逆にスイッチ71がオ
フにされると、容量素子70が切断されて高域通過フィ
ルタの合成容量が減少して高域通過フィルタの遮断周波
数を高くする。このように、高域通過フィルタの合成容
量を変更することにより、受動型高域通過フィルタの遮
断周波数を切替えるようにしている。
【0076】従って、容量素子70の容量値を自由に決
めることより切替え変更する遮断周波数の値を所望の値
に設定することができる。また、本実施の形態において
使用するスイッチ71としては、例えば、トランジスタ
またはダイオード等IC回路に使用しうるものであれば
如何なるものでもよい。
【0077】次に、図9及び図11を参照して、以上説
明した本実施の形態において、I及びQ高域通過フィル
タの遮断周波数を切替え設定するようにしたことによ
り、I及びQ高域通過フィルタに入力したFSK信号が
どのように波形整形されるかにつき、高度無線呼出シス
テム標準規格(RCR STD-43)の場合を例として説明す
る。
【0078】図11は高度無線呼出システム標準規格
(RCR STD-43)に基づき送受局から送受される送信デー
タが15段の擬似ランダム信号をベースにグレーコード
に従って2値を4値に変換したときの、周波数偏移が
1.6KHz及び4.8KHzにおける伝送レートが4
値FSK信号6400bpsの場合のI及びQ高域通過
フィルタ30、31に入力される信号の周波数スペクト
ラムである。また、図9は、前述のように、伝送レート
が2値FSK1600bpsの場合の周波数スペクトラ
ムを示す。
【0079】図9及び図11の比較から明きらかなよう
に、I及びQ高域通過フィルタ30、31に対するベー
スバンド信号を含む入力信号のメインローブ(復調して
送信データとして抽出される周波数帶域の信号)の信号
周波数帶域は、一般に、同一周波数偏移の場合、伝送レ
ートが高速になる程広くなる。例えば、図11に示す伝
送レートが4値FSK6400bpsの場合のベースバ
ンド信号のメインローブの信号周波数帶域は、図9に示
す伝送レートが2値FSK1600bpsの場合のメイ
ンローブの信号周波数帶域より低周波帶域の方に、略0
Hzまで延びているということが分かる。
【0080】従って、上記従来技術のように、伝送レー
トが変化しても高域通過フィルタを使用せず、低域周波
数帶域をカットオフしないと、送信信号の伝送レートが
低くなるに従い、入力信号のメインローブ信号のほかに
隣接周波数の信号が混入して受信感度を劣化するほか、
隣接チャンネルからの妨害による影響が大きくなり最適
な受信は不可能となる。また、逆に、常に入力信号の低
域周波数帶域をカットオフすると、送信信号の伝送レー
トが高くなった場合、入力信号のメインローブ信号の低
域成分が削られてしまって最適に復調することができな
くなる。
【0081】そのため、本実施の形態においては、伝送
レートの変化に伴い、図9及び図11に示すように、I
及びQ高域通過フィルタ10、11の遮断周波数を伝送
レートに応じ切替え変更して、如何なる伝送レートにお
いても、入力信号のメインローブ信号のみを通過し抽出
するようにした。それによって、高感度且つ隣接チャン
ネルからの妨害による影響が少ない直接変換受信機を得
ることができる。尚、以上の遮断周波数の説明は入力信
号の低周波成分をカットオフする場合についてのみ説明
したが、高周波成分をカットオフする場合については、
前述の第1の実施の形態において説明した通りである。
【0082】以上、図5乃至図8の各説明において、容
量素子または抵抗素子をオン/オフするスイッチは1個
の場合のみ説明したが、スイッチ及びそれにより切り替
えられる容量素子または抵抗素子を複数個設け、複数の
伝送レートにそれぞれ対応して高域または低域通過フィ
ルタ遮断周波数制御手段から出力されたIまたはQ制御
信号によりそれぞれオン/オフして複数の遮断周波数を
設定しうるようにしてもよい。その場合、図5及び図6
に示す受動型低域通過フィルタを組み合わせるようにし
てもよく、図7及び図8に示す受動型高域通過フィルタ
を組み合わせるようにしてもよい。
【0083】図1に示す第1の実施の形態においては、
遮断周波数を切替え変更することができる第1のI及び
Q低域通過フィルタ9及び10のみについて説明した
が、それぞれ第1のI及びQ低域通過フィルタ9及び1
0と直列に遮断周波数が固定のI及びQ高域通過フィル
タを接続して、所望のメインローブ信号より低域の周波
数を遮断するようにしてもよい。
【0084】更に、何れの場合も、I及びQ低域通過フ
ィルタの遮断周波数かまたはI及びQ高域通過フィルタ
の遮断周波数のどちらかを切り替えるのみでなく、I及
びQ低域通過フィルタの遮断周波数及びI及びQ高域通
過フィルタの遮断周波数全てを切替え設定するようにし
てもよい。
【0085】
【発明の効果】本発明によるフィルタ特性切替回路を備
えた直接変換受信機は、以上説明したように構成し、特
に、送信局から送信される送信信号の伝送レート情報を
受信した送信データから読取り、その伝送レート情報に
対応するI及びQ制御信号を発生させる手段と、I及び
Q制御信号の制御により遮断周波数を切替え設定するこ
とができるベースバンドフィルタとを設け、送信信号の
伝送レートに応じてベースバンドフィルタの遮断周波数
を自動的に切替え変更するようにしたことにより、如何
なる伝送レートにおいても、受信感度が向上されまたは
最適に維持され、隣接チャンネルによる隣接チャンネル
妨害の影響が無くまたは最少の復調信号を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における直接変換受
信機の主要な受信回路の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施の形態における直接変換受
信機の主要な受信回路の構成を示すブロック図
【図3】図1及び図2に示す検波手段の詳細な構成を示
すブロック図
【図4】図1及び図2に示す第1の及び第2の実施の形
態において送信する伝送レートを通知するためのプロト
コルによる送信フレームの頭部を示す図
【図5】図1に示す第1の実施の形態において使用する
遮断周波数切替手段を備えた低域通過フィルタの一例を
示す回路図
【図6】図1に示す第1の実施の形態において使用する
遮断周波数切替手段を備えた低域通過フィルタの他の一
例を示す回路図
【図7】図2に示す第2の実施の形態において使用する
遮断周波数切替手段を備えた高域通過フィルタの一例を
示す回路図
【図8】図2に示す第2の実施の形態において使用する
遮断周波数切替手段を備えた高域通過フィルタの他の一
例を示す回路図
【図9】2値FSK1600bpsの伝送レートでベー
スバンドフィルタに入力される信号の信号スペクトラム
の一例を示すグラフ図
【図10】2値FSK3200bpsの伝送レートでベ
ースバンドフィルタに入力される信号の信号スペクトラ
ムの一例を示すグラフ図
【図11】4値FSK6400bpsの伝送レートでベ
ースバンドフィルタに入力される信号の信号スペクトラ
ムの一例を示すグラフ図
【図12】従来の直接変換受信機の主要な受信回路を示
すブロック図
【符号の説明】
1 受信アンテナ 2 受信信号増幅部 3 変調信号 4 第1の局部発振器 5 第1のローカル信号 6 90度移相器 7 第1の信号混合器 8 第2の信号混合器 9 第1のI低域通過フィルタ 10 第1のQ低域通過フィルタ 11 検波手段 12 送信データ判定手段 13 伝送レート検出手段 14 伝送レート信号 15 I低域通過フィルタ遮断周波数制御手段 16 Q低域通過フィルタ遮断周波数制御手段 17 Iベースバンド信号 18 Qベースバンド信号 19 復調信号 20 第2の局部発振器 21 第2のローカル信号 22 第2の90度移相器 23 第3の信号混合器 24 第4の信号混合器 25 信号加算器 26 波形整形フィルタ 27 周波数検波器 28 I高域通過フィルタ遮断周波数制御手段 29 Q高域通過フィルタ遮断周波数制御手段 30 I高域通過フィルタ 31 Q高域通過フィルタ 32 第2のI低域通過フィルタ 33 第2のQ低域通過フィルタ 37 同期部1 38 フレーム情報 39 同期部2 40、46、50 抵抗素子 61、64、67 抵抗素子 41、44、47 容量素子 60、66、70 容量素子 42 受動型低域通過フィルタ入力端子 48 受動型低域通過フィルタ入力端子 43 受動型低域通過フィルタ出力端子 49 受動型低域通過フィルタ出力端子 45、51 スイッチ 65、71 スイッチ 62 受動型高域通過フィルタ入力端子 68 受動型高域通過フィルタ入力端子 63 受動型高域通過フィルタ出力端子 69 受動型高域通過フィルタ出力端子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変調信号の搬送周波数と略等しい周波数の
    第1のローカル信号を発生する第1の局部発振器と、 前記第1のローカル信号を90度移相する90度移相器
    と、 前記変調信号と第1のローカル信号とを混合する第1の
    信号混合器と、 前記変調信号と前記90度移相した信号とを混合する第
    2の信号混合器と、 I制御信号の制御により受信信号の伝送レートに対応し
    て遮断周波数を切替え設定する遮断周波数切替手段を具
    備し前記第1の信号混合器の出力信号から前記切替え設
    定された遮断周波数に応じ高周波成分を除去してIベー
    スバンド信号を抽出する第1のI低域通過フィルタと、 Q制御信号の制御により受信信号の伝送レートに対応し
    て遮断周波数を切替え設定する遮断周波数切替手段を具
    備し前記第2の信号混合器の出力信号から前記切替え記
    設定された遮断周波数に応じ高周波成分を除去してQベ
    ースバンド信号を抽出する第1のQ低域通過フィルタ
    と、 前記Iベースバンド信号及びQベースバンド信号を処理
    して復調信号を出力する検波手段と、 前記復調信号を判定して送信データを出力する送信デー
    タ検出手段と、 前記送信データから伝送レート情報を検出して伝送レー
    ト信号を出力する伝送レート検出手段と、 前記伝送レート信号の制御により、前記第1のI低域通
    過フィルタに対しその遮断周波数を制御するI制御信号
    を出力するI低域通過フィルタ遮断周波数制御手段と、 前記伝送レート信号の制御により、前記第1のQ低域通
    過フィルタに対しその遮断周波数を制御するQ制御信号
    を出力するQ低域通過フィルタ遮断周波数制御手段とか
    らなり、 受信信号の伝送レートに応じて第1のI及びQ低域通過
    フィルタの遮断周波数を切替え設定するようにしたこと
    を特徴とする直接変換受信機。
  2. 【請求項2】前記第1の信号混合器の出力信号から設定
    された遮断周波数に応じて低周波成分を除去し所望の変
    調成分を含む高周波成分を前記第1のI低域通過フィル
    タに対し出力するI高域通過フィルタと、 前記第2の信号混合器の出力信号から設定された遮断周
    波数に応じて低周波成分を除去し所望の変調成分を含む
    高周波成分を前記第1のQ低域通過フィルタに対し出力
    するQ高域通過フィルタとを含むことを特徴とする請求
    項1記載の直接変換受信機。
  3. 【請求項3】変調信号の搬送周波数と略等しい周波数の
    第1のローカル信号を発生する第1の局部発振器と、 前記第1のローカル信号を90度移相する90度移相器
    と、 前記変調信号と第1のローカル信号とを混合する第1の
    信号混合器と、 前記変調信号と前記90度移相した信号とを混合する第
    2の信号混合器と、 I制御信号の制御により受信信号の伝送レートに対応し
    て遮断周波数を切替え設定する遮断周波数切替手段を具
    備し前記第1の信号混合器の出力信号から前記切替え設
    定された遮断周波数に応じ低周波成分を除去して所望の
    変調成分を含む高周波成分を出力するI高域通過フィル
    タと、 前記I高域通過フィルタから出力された前記所望の変調
    成分を含む高周波成分から設定された遮断周波数に応じ
    て高周波成分を除去しIベースバンド信号を抽出する第
    2のI低域通過フィルタと、 Q制御信号の制御により受信信号の伝送レートに対応し
    て遮断周波数を切替え設定する遮断周波数切替手段を具
    備し前記第2の信号混合器の出力信号から前記切替え設
    定された遮断周波数に応じ低周波成分を除去して所望の
    変調成分を含む高周波成分を出力するQ高域通過フィル
    タと、 前記Q高域通過フィルタから出力された前記所望の変調
    成分を含む高周波成分から設定された遮断周波数に応じ
    て高周波成分を除去しQベースバンド信号を抽出する第
    2のQ低域通過フィルタと、 前記Iベースバンド信号及びQベースバンド信号を処理
    して復調信号を出力する検波手段と、 前記復調信号を判定して送信データを出力する送信デー
    タ検出手段と、 前記送信データから伝送レート情報を検出して伝送レー
    ト信号を出力する伝送レート検出手段と、 前記伝送レート信号の制御により、前記I高域通過フィ
    ルタに対しその遮断周波数を制御するI制御信号を出力
    するI高域通過フィルタ遮断周波数制御手段と、 前記伝送レート信号の制御により、前記Q高域通過フィ
    ルタに対しその遮断周波数を制御するQ制御信号を出力
    するQ高域通過フィルタ遮断周波数制御手段とからな
    り、 受信信号の伝送レートに応じてI及びQ高域通過フィル
    タの遮断周波数を切替え設定するようにしたことを特徴
    とする直接変換受信機。
  4. 【請求項4】前記第2のI低域通過フィルタは、I制御
    信号により受信する信号の伝送レートに対応して遮断周
    波数を切替え設定する遮断周波数切替手段を具備し前記
    I高域通過フィルタから出力された前記所望の変調成分
    を含む高周波成分から前記切替え設定された遮断周波数
    に応じ高周波成分を除去してIベースバンド信号を抽出
    し、 前記第2のQ低域通過フィルタは、Q制御信号により受
    信する信号の伝送レートに対応して遮断周波数を切替え
    設定する遮断周波数切替手段を具備し前記Q高域通過フ
    ィルタから出力された前記所望の変調成分を含む高周波
    成分から前記切替え設定された遮断周波数に応じ高周波
    成分を除去してIベースバンド信号を抽出するようにし
    たことを特徴とする請求項3記載の直接変換受信機。
  5. 【請求項5】前記検波手段は、 前記第1のローカル信号より低周波の第2のローカル信
    号を発生する第2の局部発振器と、 前記第2のローカル信号を90度移相する第2の90度
    移相器と、 前記Iベースバンド信号と前記第2のローカル信号を9
    0度移相した信号とを混合する第3の信号混合器と、 前記Qベースバンド信号と前記第2のローカル信号とを
    混合する第4の信号混合器と、 前記第3及び第4の信号混合器の出力信号を加算する信
    号加算器と、 高域通過フィルタと低域通過フィルタとからなり通過周
    波数帶域を制限して前記信号加算器の出力信号から所望
    の変調成分のみを抽出する波形整形フィルタと、 前記波形整形フィルタの出力信号の周波数を検波して電
    圧値に変換し復調信号を出力する周波数検波器とを具備
    することを特徴とする請求項1、2、3または4記載の
    直接変換受信機。
  6. 【請求項6】前記遮断周波数切替手段はそれぞれ1以上
    の容量素子と抵抗素子とスイッチとからなり、前記Iま
    たはQ制御信号により前記スイッチを制御して容量素子
    の容量かまたは抵抗素子の抵抗を切替え変更することに
    より低域または高域通過フィルタの遮断周波数を切り替
    えるようにしたことを特徴とする請求項1、2、3、4
    または5記載の直接変換受信機。
  7. 【請求項7】前記遮断周波数切替手段はそれぞれ1以上
    の容量素子と抵抗素子とスイッチとからなり、前記Iま
    たはQ制御信号により前記スイッチを制御して容量素子
    の容量と抵抗素子の抵抗とを切替え変更することにより
    低域または高域通過フィルタの遮断周波数を切り替える
    ようにしたことを特徴とする請求項1、2、3、4また
    は5記載の直接変換受信機。
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