JP2003174394A - 通信機 - Google Patents

通信機

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JP2003174394A
JP2003174394A JP2001372502A JP2001372502A JP2003174394A JP 2003174394 A JP2003174394 A JP 2003174394A JP 2001372502 A JP2001372502 A JP 2001372502A JP 2001372502 A JP2001372502 A JP 2001372502A JP 2003174394 A JP2003174394 A JP 2003174394A
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signal
communication
reception
communication method
switching
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JP2001372502A
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English (en)
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Mitsuo Kubo
光生 久保
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Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ハードウエアの使用効率を高めて、互いに異
なる通信方式を用いて信号を通信する通信機の間で通信
される信号を中継する通信機を提供する。 【解決手段】 中継対象となる信号を受信し、当該受信
中継対象信号の通信方式とは異なる通信方式で当該受信
中継対象信号を送信するに際して、受信処理手段4が共
通の受信回路を用いて複数の通信方式による受信処理を
実行する機能を有し、送信処理手段6が共通の送信回路
を用いて複数の通信方式による送信処理を実行する機能
を有し、中継制御手段5が受信処理手段4の通信方式を
受信中継対象信号の通信方式へ切り替えて当該受信中継
対象信号の受信処理を実行させ、送信処理手段6の通信
方式を当該受信中継対象信号の通信方式とは異なる通信
方式へ切り替えて当該受信中継対象信号の送信処理を実
行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに異なる通信
方式を用いて信号を通信する通信機の間で通信される信
号を中継する通信機に関し、特に、当該中継におけるハ
ードウエアの使用効率を高めた通信機に関する。
【0002】
【従来の技術】ソフトウエア送受信機はソフトウエアの
書換えやパラメータの書換えによって、実現する変復調
方式や伝送レート等の通信方式を自由に変更することが
出来るため、本格的なマルチメディア時代に突入した現
代において、その利用価値は大きく、非常に注目されて
いる。また、ソフトウエア送受信機はその構成上の特徴
から、受信信号と送信信号とを異なる通信方式とするこ
とが簡単に行えるため、ブリッジ動作を行うことが出来
る。ここで、ブリッジ動作とは、変調方式固定の送受信
機Aと、当該送受信機Aとは異なる変調方式固定の送受
信機Bと、の通信を可能にするためにソフトウエア送受
信機が両者A、Bの橋渡しを行う機能である。
【0003】ブリッジ動作の一例として、図5に示す様
に、ブリッジ機能を有したソフトウエア送受信機41
が、振幅変調(AM:Amplitude Modulation)方式が固
定された送受信機A42との間でHF(High Frequenc
y)帯のアンテナにより送信チャネルAを介した信号送
信及び受信チャネルAを介した信号受信を行い、周波数
変調(FM:Frequency Modulation)方式が固定された
送受信機B43との間でVHF(Very High Frequenc
y)帯のアンテナにより送信チャネルBを介した信号送
信及び受信チャネルBを介した信号受信を行うことによ
り、送受信機A42と送受信機B43との間で異方式間
の通信が可能となる。つまり、送受信機A42の出力を
ソフトウエア送受信機41が入力してFM方式へ変換し
て送受信機B43へ出力し、一方、送受信機B43の出
力を同じくソフトウエア送受信機41が入力してAM方
式へ変換して送受信機A42へ出力する。この技術で
は、異方式間の相互通信が可能となるため、設備コスト
の低減を図る上で非常に効果がある。
【0004】図6には、従来のソフトウエア送受信機の
構成例を示してある。なお、ソフトウエア送受信機は、
例えば、通信手段を用いて音声や情報の伝送を行うシス
テムに設けられ、ソフトウエアの書換によって複数の通
信方式に対応することが可能である。また、図6に示し
たソフトウエア送受信機の例では、通信する周波数帯が
HF帯若しくはVHF帯であるとし、通信形式が半二重
通信であるとする、ここで、半二重通信とは、互いに通
信する送受信機の一方が送信の時にはもう一方が受信と
なる通信の形式である。
【0005】HFアンテナ51は、HF帯の周波数の信
号を送受信する。共用器52は、HFアンテナ51から
の受信信号を切替器53へ出力し、切替器56からの送
信信号をHFアンテナ51へ出力する。また、共用器5
2は、切替器56から切替器53の方向へ信号が伝送さ
れないように構成される。切替器53は、2つの共用器
53、56からの2つの入力のうちどちらかを選択して
後述する受信機61へ出力する。
【0006】受信部54は、受信、復調、外部インタフ
ェース、等の処理を行う。受信部54は、受信機61
と、キャリア検出器62と、A/D(Analog to Digita
l)変換器63と、直交検波器64と、ベースバンド復
調回路65と、出力I/F(Interface)66とから構
成されている。
【0007】受信機61は、受信帯域制限、電力増幅、
自動利得制御(AGC:AutomaticGain Control)、中
間周波数(IF:Intermediate Frequency)への変換、
受信チャネルの選択、等の処理を行う。キャリア検出器
62は、通信を行っているチャネルのキャリアの有無を
検出する。キャリア検出器62は、キャリアを検出した
場合には通信相手が送信中であると判定する一方、キャ
リアを検出しない場合には通信相手が受信中であると判
定し、当該判定結果をスケルチ信号として後述するベー
スバンド復調回路65やパワーアンプ76へ出力する。
【0008】A/D変換器63は、受信機61からの入
力をA/D変換して直交検波器64へ出力する。直交検
波器64は、IF信号を検波してベースバンド信号をベ
ースバンド復調回路65へ出力する。ベースバンド復調
回路65は、ベースバンド信号を復調する。ベースバン
ド復調回路65は、ブリッジ機能がオフ(OFF)であ
る場合には、復調信号を出力I/F66へ出力し、ブリ
ッジ機能がオン(ON)である場合には、復調信号を後
述するベースバンド変調回路72へ出力する。
【0009】出力I/F66は、復調信号を外部機器等
へ接続するためのインタフェースである。この部分は具
体的には、例えば音声通信時であれば、D/A(Digita
l toAnalog)変換器、音声フィルタ、スピーカ、等で構
成され、また、例えばデータ通信時であれば、パラレル
/シリアル変換器、RS232規格の変換器、等で構成
される。
【0010】送信部55は、外部インタフェース、変
調、送信、等を行う。送信部55は、入力I/F71
と、ベースバンド変調回路72と、直交変調部73と、
D/A変換器74と、送信機75と、パワーアンプ76
とから構成されている。
【0011】入力I/F71は、外部機器から被変調信
号を入力するためのインタフェースである。ベースバン
ド変調回路72は、入力信号を変調してベースバンド信
号を直交変調器73へ出力する。ベースバンド変調回路
72は、ブリッジ機能がオフである場合には入力I/F
71からの信号を入力し、ブリッジ機能がオンである場
合にはベースバンド復調回路65からの信号を入力す
る。
【0012】直交変調器73は、ベースバンド信号をI
F信号へ直交変調してD/A変換器74へ出力する。D
/A変換器74は、直交変調器73からの入力をD/A
変換して送信機75へ出力する。送信機75は、送信チ
ャネルの設定、RF(Radio Frequency)信号への変
換、電力増幅、送信帯域制限、等の処理を行う。
【0013】パワーアンプ76は、ブリッジ機能がオフ
である場合には、スケルチ信号の状態に関わらず、PT
T(Push To Talk)信号がONの場合に送信パワーをオ
ンとし、また、ブリッジ機能がオンである場合には、P
TT信号の状態に関わらず、スケルチ信号がオフである
場合にパワーをオンとする。
【0014】切替器56は、パワーアンプ76からの1
つの入力を2つの共用器52、57のうちどちらかへ出
力する。共用器57は、VHFアンテナ58からの受信
信号を切替器53へ出力し、切替器56からの送信信号
をVHFアンテナ58へ出力する。また、共用器56
は、切替器56から切替器53の方向へ信号が伝送され
ないように構成される。VHFアンテナ58は、VHF
帯の周波数の信号を送受信する。
【0015】次に、上記図6に示した従来のソフトウエ
ア送受信機について、ブリッジ動作を行わない場合にお
ける、受信時の処理及び送信時の処理をそれぞれ説明す
る。まず、ブリッジ動作を行わない場合における受信時
の処理を説明する。ここでは、HF帯のチャネルAを使
用して音声をAM変調で半二重通信する場合について説
明する。
【0016】受信時の処理では、まず、変調方式等に応
じて、アンテナ51、58の選択、受信機61の内部設
定、ベースバンド復調回路65への設定、出力I/F6
6への設定、を行う。本例の場合には、HFアンテナ5
1を選択するように切替器53を設定し、受信機61の
内部をHF帯の受信モードにチューニングし、キャリア
検出器62の検出周波数をHF帯のチャネルAに設定
し、ベースバンド復調回路65の復調方式をAM方式に
設定し、出力I/F66は音声信号をスピーカ出力する
ように設定する。これらはソフトウエア送受信機に実装
するCPU(Central Processing Unit)が設定するの
が一般的である。
【0017】設定が終了した後、HFアンテナ51から
の受信信号は共用器52、切替器53を通って受信機6
1へ入力される。受信機61では設定に基づき、受信帯
域制限、電力増幅、AGC制御、IFの周波数への変
換、受信チャネルの選択、等を行う。続いて、キャリア
検出器62ではHF帯のチャネルAのキャリア検出を行
い、キャリアが無いと判定された場合にはスケルチ信号
をオンとする一方、キャリアが有ると判定された場合に
はスケルチ信号をオフとするなどして出力する。
【0018】一方、受信機61からの出力は、A/D変
換器63によりA/D変換され、直交検波器64により
直交検波され、ベースバンド復調回路65によってAM
復調されて出力I/F66へ入力される。この場合に、
ベースバンド復調回路65はスケルチ信号によって出力
のオン/オフ制御を行う。即ち、スケルチ信号がオフで
あれば出力を行い、スケルチ信号がオンであれば出力を
行わない。以上により、チャネルAにおける送信出力が
オンであれば、キャリア検出器62にてキャリアが検出
され、受信、復調した信号が出力I/F66へ入力され
て音声を得ることが出来る。
【0019】次に、ブリッジ動作を行わない場合におけ
る送信時の処理を説明する。ここでは、受信時の処理と
同様に、HF帯のチャネルAを使用して音声をAM変調
で半二重通信する場合について説明する。受信時と同様
に、まず、変調方式等に応じた各部の設定を行う。本例
の場合には、入力I/F71はマイクから音声を入力す
る様に設定し、ベースバンド変調回路72の変調方式を
AM方式に設定し、送信機75の内部をHF帯の送信モ
ードにチューニングし、HFアンテナ51へ出力される
様に切替器56を設定する。
【0020】設定が終了した後、入力I/F71からは
音声信号が入力され、ベースバンド変調回路72にてA
M変調を行う。続いて、直交変調器73による直交変調
及びD/A変換器74によるD/A変換を行い、D/A
変換後の音声信号を送信機75へ入力する。送信機21
4では、設定に基づき、送信チャネルの設定、RF信号
への変換、電力増幅、送信帯域制限、等の処理を行い、
当該処理後の音声信号をパワーアンプ76へ出力する。
【0021】パワーアンプ76では、入力I/F71か
らのPTT信号及びキャリア検出器62からのスケルチ
信号を入力する。本例ではブリッジ動作ではないのでス
ケルチ信号は無視され、PTT信号に従って送信出力を
オン/オフする。ここで、PTT信号は、入力が与えら
れている場合にはオンとなり、入力が与えられていない
場合にはオフとなる信号である。切替器56は設定に基
づいてHFアンテナ51へ出力するように動作し、即ち
本例では、パワーアンプ76からの出力が共用器52を
通ってHFアンテナ51より送信出力される。以上によ
り、入力I/F71から入力が与えられている場合に
は、PTT信号がオンとなり、変調、送信機75による
処理、パワーアンプされた信号がHFアンテナ51へ出
力される。
【0022】なお、上記したPTT信号について説明し
ておく。シンプレクス通信では、一方の通信機Aが送信
状態(アンテナから電波出力)である時、もう一方の通
信機Bは受信状態(アンテナから電波入力)である。同
様に通信機Bが送信状態である時は、通信機Aは受信状
態である。PTT信号は、この送受切替を制御する目的
で使用される。PTT信号は送信する側でON(オ
ン)、受信する側でOFF(オフ)、とし、ONの時は
アンテナと送信系(送信アンプ等)を接続することによ
って、送信信号をアンテナから出力し、OFFの時はア
ンテナと受信系(受信BPF等)を接続することによっ
て、アンテナから受信信号を得る、という目的で使用す
るものである。
【0023】次に、図7を参照して、上記図6に示した
ソフトウエア送受信機を用いてブリッジ機能を実現する
場合の動作について説明する。図7に示した構成は、上
記図6に示したソフトウエア送受信機にて上記図5に示
したブリッジ動作を行えるように各部を設定したもので
ある。
【0024】図7に示した構成を説明する。HFアンテ
ナ81は、HF帯の周波数の信号を送受信する。共用器
82は、HFアンテナ81からの受信信号は切替器83
及び切替器93へ出力し、切替器86及び切替器96か
らの送信信号をHFアンテナ81へ出力する。また、共
用器82は、切替器86及び切替器96から切替器83
及び切替器93の方向へ信号が伝送されないように構成
される。
【0025】切替器83は、2つの共用器82、92か
らの2つの入力のうちどちらかを選択して受信部AM8
4へ出力する。受信部AM84は、上記図6に示した受
信部54と同様な回路であって、AM方式で動作するよ
うに設定されている。送信部FM85は、上記図6に示
した送信部55と同様な回路であって、FM方式で動作
するように設定されている。
【0026】切替器86は、送信部FM85からの1つ
の入力を2つの共用器82、92のうちどちらかへ出力
する。VHFアンテナ91は、VHF帯の周波数の信号
を送受信する。共用器92は、VHFアンテナ91から
の送信信号を切替器83及び切替器93へ出力し、切替
器86及び切替器96からの送信信号をVHFアンテナ
91へ出力する。また、共用器92は、切替器86及び
切替器96から切替器83及び切替器93の方向へ信号
が伝送されないように構成される。
【0027】切替器93は、2つの共用器82、92か
らの2つの入力のうちどちらかを選択して受信部FM9
4へ出力する。受信部FM94は、上記図6に示した受
信部54と同様な回路であって、FM方式で動作するよ
うに設定されている。送信部AM95は、上記図6に示
した送信部55と同様な回路であって、AM方式で動作
するように設定されている。切替器96は、送信部AM
95からの1つの入力を2つの共用器82、92のうち
どちらかへ出力する。
【0028】ブリッジ動作について説明する。上記図7
に示した構成では、ブリッジ機能を実現するために、上
記図6に示したようなソフトウエア送受信機の機能を2
式(若しくは2chソフトウエア送受信機を1式)備え
ており、それぞれの信号の流れは図7中の点線で示され
るようになる。
【0029】まず、ソフトウエア無線機の送信部95、
85及び受信部84、94はそれぞれ図7に示す様にA
M方式、FM方式に設定される。なお、受信部AM84
から送信部FM85への信号、及び、受信部FM94か
ら送信部AM95への信号はそれぞれ上記図6中におけ
るベースバンド復調回路65からベースバンド変調回路
72への信号に相当する。
【0030】また、切替器83及び切替器96はHFア
ンテナ81を選択するように設定され、切替器86及び
切替器93はVHFアンテナ91を選択するように設定
される。これにより、受信部AM84へはHFアンテナ
81からのAM信号が接続され、受信部FM94へはV
HFアンテナ91からのFM信号が接続され、また、送
信部FM85からの信号はVHFアンテナ91へ接続さ
れ、送信部AM95からの信号はHFアンテナ81へ接
続される。
【0031】次に、ソフトウエア送受信機では、図8に
示すような制御を行う。図8には、ブリッジ機能の制御
フローの一例を示してある。なお、このような制御は、
例えばソフトウエア無線機に実装されるCPUにより行
われる。まず、キャリア検出の有無を判定する処理T2
1を行う。この処理T21では、受信部AM84及び受
信部FM94の双方のキャリア検出器62により、上記
図5に示したような受信チャネルAと受信チャネルBの
キャリア検出を行う。
【0032】ここで、処理T21において受信部AM8
4により受信チャネルAのキャリアが検出された場合に
は処理T22へ移行し、当該処理T22では、受信部A
M84で処理した信号を送信部FM85へ入力して処理
する動作を、受信チャネルAのキャリアが検出されなく
なるまで繰り返して行う。この動作では、受信チャネル
Aの信号を受信部AM84により受信し、チャネルBの
信号を送信部FM85により送信する。また、受信チャ
ネルAのキャリア有無判定の処理は継続して行う。
【0033】同様に、処理T21において受信部FM9
4により受信チャネルBのキャリアが検出された場合に
は処理T23へ移行し、当該処理T23では、受信部F
M94で処理した信号を送信部AM95へ入力して処理
する動作を、受信チャネルBのキャリアが検出されなく
なるまで繰り返して行う。この動作では、受信チャネル
Bの信号を受信部FM94により受信し、チャネルAの
信号を送信部AM95により送信する。また、受信チャ
ネルBのキャリア有無判定の処理は継続して行う。
【0034】また、ブリッジ動作中における上記処理T
22及び上記処理T23では、入力I/F71からのP
TT信号は用いずに無視し、キャリア検出器62からの
スケルチ信号に従ってパワーアンプ76のオン/オフ制
御を行う。
【0035】以上の処理によると、AM固定送受信機A
42から送信が行われている場合には、ソフトウエア送
受信機41のブリッジ動作によって当該送信信号がAM
の信号からFMの信号へ変換されてFM固定送受信機B
43へ送信出力され、また、FM固定送受信機B43か
ら送信が行われている場合には、ソフトウエア送受信機
のブリッジ動作によって当該送信信号がFMの信号から
AMの信号へ変換されてAM固定送受信機A42へ送信
出力される。このようなソフトウエア送受信機による中
継動作により、異方式間の通信が可能となる。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
従来のソフトウエア送受信機のブリッジ機能を用いて半
二重通信を行うような場合には、上述した例でいう受信
AM84−送信FM85の系を使用中には受信FM94
−送信AM95の系が不要であるというように、これら
2つの系の内の必ず一方の送受信部が未使用になってし
まうため、ハードウェアの使用効率が悪いといった不具
合があった。
【0037】また、従来では、ブリッジ機能を実現する
ためにはソフトウエア送受信機が2式(従来の2chソ
フトウエア送受信機が1式とも言える)必要となる。こ
のため、従来の1chソフトウエア送受信機ではブリッ
ジ動作を実現することが不可能である。また、2chソ
フトウエア送受信機でブリッジ機能を実現した場合に
は、ブリッジ機能のために2つのチャネルが使用される
ため、ブリッジ動作以外の本来の通信を行うことが出来
なくなってしまうという問題がある。
【0038】なお、従来の技術例として、特開2000
−269848号公報(文献1と言う)に記載された
「マルチモード無線通信コンバータおよびそれを用いた
通信方法」では、現有の通信端末を異なる無線通信シス
テムで用いることを目的とし、通信端末との通信信号を
変復調する機能及び複数の通信システムとの通信信号を
変復調する機能を有し、一例として、各通信システムに
合わせて順次切替を行って受信レベルを検出してその中
で受信レベルが最大となる通信システムを最適として通
信端末と接続することが行われ、他の例として、検出し
た受信レベルが所定の設定値を超えた通信システムを最
適として通信端末と接続することが行われる。後述する
本発明と比較すると、この文献1に記載された技術で
は、例えば、通信端末側の通信方式が固定であって基地
局側との通信方式が複数の通信システムに応じて切り替
えられる点や、このために通信端末側の変調部や復調部
の通信方式が固定されている点などで、本発明の構成と
は相違しており、本発明の効果が得られるものではな
い。
【0039】本発明は、上記のような従来の課題を解決
するためになされたもので、ハードウエアの使用効率を
高めて、互いに異なる通信方式を用いて信号を通信する
通信機の間で通信される信号を中継することができる通
信機を提供することを目的とする。
【0040】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る通信機では、次のようにして、中継対
象となる信号を受信し、当該受信中継対象信号(受信し
た中継対象となる信号)の通信方式とは異なる通信方式
で当該受信中継対象信号を送信する。すなわち、受信処
理手段が共通の受信回路を用いて複数の通信方式による
受信処理を実行する機能を有し、送信処理手段が共通の
送信回路を用いて複数の通信方式による送信処理を実行
する機能を有し、中継制御手段が、受信処理手段の通信
方式を受信中継対象信号の通信方式へ切り替えて当該受
信処理手段により当該受信中継対象信号の受信処理を実
行させ、送信処理手段の通信方式を当該受信中継対象信
号の通信方式とは異なる通信方式へ切り替えて当該送信
処理手段により当該受信中継対象信号の送信処理を実行
させる。なお、受信中継対象信号は、例えば受信時と送
信時とでは通信方式が異なることから信号の形式が異な
り得るが、信号中に含まれる中継対象となる情報の内容
については同一であって中継が行われる。
【0041】従って、複数の通信方式に対応することが
可能な共通の受信回路及び複数の通信方式に対応するこ
とが可能な共通の送信回路を用いて互いに異なる通信方
式を用いて信号を通信する通信機の間で通信される信号
を中継することができるため、当該中継をハードウエア
の使用効率を高めて行うことができる。なお、前記共通
の受信回路及び前記共通の送信回路がハードウエアに相
当する。
【0042】ここで、通信機としては、種々な通信機が
用いられてもよい。また、中継対象となる信号や、当該
信号を中継する信号(中継信号)としては、種々な信号
が用いられてもよい。また、本発明では、中継対象とな
る信号に用いられる通信方式と当該信号を中継する信号
に用いられる通信方式とは異なっており、通信方式とし
ては種々な通信方式が用いられてもよい。
【0043】また、通信方式が異なる態様としては、例
えば通信する信号の周波数が異なる態様や、通信する信
号の伝送レートが異なる態様や、通信する信号に使用す
る符号が異なる態様や、通信する信号に用いる変調方式
や復調方式が異なる態様などの種々な態様が用いられて
もよい。
【0044】また、共通の受信回路としては、例えば単
一の受信回路が用いられ、ソフトウエア制御により当該
受信回路を用いて複数の通信方式による受信処理が実現
される。同様に、共通の送信回路としては、例えば単一
の送信回路が用いられ、ソフトウエア制御により当該送
信回路を用いて複数の通信方式による送信処理が実現さ
れる。
【0045】また、受信処理手段により受信処理を実行
することが可能な通信方式やその数としては、種々なも
のであってもよい。同様に、送信処理手段により送信処
理を実行することが可能な通信方式やその数としては、
種々なものであってもよい。また、受信処理手段により
受信処理を実行することが可能な複数の通信方式と、送
信処理手段により送信処理を実行することが可能な複数
の通信方式としては、例えば両者の全てが一致している
態様が用いられてもよく、或いは、一部が重なっている
態様などが用いられてもよい。
【0046】また、受信処理としては、例えば復調処理
などから構成される。また、送信処理としては、例えば
変調処理などから構成される。また、受信中継対象信号
の通信方式は、当該信号の送信元となる通信機で用いら
れる通信方式に相当し、また、中継信号の通信方式は、
当該信号の送信先となる通信機で用いられる通信方式に
相当する。
【0047】また、本発明に係る通信機では、次のよう
にして、中継制御を行う。すなわち、中継制御手段で
は、通信方式毎信号抽出手段が受信された信号から通信
方式毎の信号を抽出し、信号レベル検出手段が抽出され
た信号のレベルを検出し、判定手段が検出された信号レ
ベルと所定の閾値との大小関係を判定し、当該検出信号
レベルが当該閾値未満であると判定された状態において
信号抽出通信方式切替手段が通信方式毎信号抽出手段に
より信号を抽出する通信方式を時分割で各通信方式へ切
り替え、また、当該検出信号レベルが当該閾値を超えた
と判定されたときには、中継通信方式切替手段が、この
ときにおける通信方式毎信号抽出手段の通信方式へ受信
処理手段の通信方式を切り替えて当該受信処理手段によ
り当該通信方式毎信号抽出手段の通信方式の受信中継対
象信号の受信処理を実行させ、当該受信中継対象信号の
通信方式に対応した通信方式へ送信処理手段の通信方式
を切り替えて当該送信処理手段により当該受信中継対象
信号の送信処理を実行させる。
【0048】従って、各通信方式毎の信号のレベルを検
出して当該検出信号レベルと所定の閾値との大小関係を
判定する処理を複数の通信方式に関して時分割で行っ
て、いずれかの通信方式に係る検出信号レベルが当該閾
値を超えた場合には、当該通信方式の中継対象となる信
号が受信されたとみなして、当該受信中継対象信号の受
信処理を受信処理手段により実行し、当該受信中継対象
信号の送信処理を送信処理手段により実行することがで
きる。これに際して、受信処理手段の通信方式としては
前記受信中継対象信号の通信方式へ切り替えられ、送信
処理手段の通信方式としては前記受信中継対象信号の通
信方式に対応した通信方式へ切り替えられる。また、い
ずれの通信方式に係る検出信号レベルも前記閾値未満で
ある場合には、いずれの通信方式の中継対象となる信号
も受信されていないとみなす。
【0049】ここで、受信された信号から通信方式毎の
信号を抽出する態様としては、例えば抽出対象となる通
信方式の信号以外の信号が含まれる受信信号(の全体)
から抽出対象となる通信方式の信号(のみ)を抽出する
ような態様が用いられる。また、通信方式毎の信号を抽
出する仕方としては、例えば他の通信方式とは相違した
特徴となる固有の周波数や変調方式や復調方式などによ
り通信方式毎の信号を抽出するような仕方を用いること
ができる。
【0050】また、信号のレベルとしては、例えば振幅
のレベルや電力のレベルなどを用いることができる。ま
た、所定の閾値としては、種々な値が用いられてもよ
く、例えば通信方式毎の信号が単なる雑音等ではなく受
信されているか否かを判定することができるような値が
用いられるのがよい。
【0051】また、通信方式毎信号抽出手段により信号
を抽出する通信方式を時分割で各通信方式へ切り替える
態様としては、種々な態様が用いられてもよく、例えば
等しい時間間隔で、受信側で中継対象となり得る全ての
通信方式のそれぞれへ順次切り替えるような態様を用い
ることができる。
【0052】また、受信中継対象信号の通信方式に対応
した通信方式は、当該受信中継対象信号を中継する信号
に用いられる通信方式に相当し、受信中継対象信号の通
信方式と当該受信中継対象信号を中継する信号の通信方
式とは例えば予め対応付けられて設定されている。
【0053】また、本発明では、検出信号レベルが閾値
未満である場合と閾値を超えた場合について述べたが、
検出信号レベルが閾値と一致する場合については任意で
あり、例えば閾値未満である場合と同様の処理を行う態
様が用いられてもよく、或いは、閾値を超えた場合と同
様の処理を行う態様が用いられてもよい。
【0054】また、上記のような本発明に係る通信機
は、ソフトウエア無線通信機に適用するのに好適なもの
である。すなわち、本発明に係る通信機は、好ましい態
様として、共通の受信回路を用いてソフトウエアにより
複数の通信方式による無線受信処理を実現するとともに
共通の送信回路を用いてソフトウエアにより複数の通信
方式による無線送信処理を実現するソフトウエア無線通
信機であり、そして、互いに異なる通信方式を用いて信
号を半二重通信により無線通信する2つの無線通信機の
間で送受信される信号を中継する。
【0055】従って、例えば、2つの無線通信機の間で
は一方から他方への信号通信と他方から一方への信号通
信とが時間帯をずらして行われており、ソフトウエア無
線通信機である通信機では、ソフトウエアにより無線受
信処理の通信方式と無線送信処理の通信方式とを同期さ
せて切り替えながら、一方から他方への信号通信の中継
と他方から一方への信号通信の中継との両方向の中継を
行うことができる。
【0056】一例として、2つの無線通信機の一方が通
信方式Aを用い、他方が通信方式Bを用いる場合には、
通信機では、一方の通信方式Aを無線受信処理の通信方
式として他方の通信方式Bを無線送信処理の通信方式と
する中継と、他方の通信方式Bを無線受信処理の通信方
式として一方の通信方式Aを無線送信処理の通信方式と
する中継とを切り替えて行う。
【0057】ここで、ソフトウエアとしては、種々なも
のが用いられてもよく、例えば制御プログラムやデータ
が用いられる。一例として、CPUがメモリに記憶され
た制御プログラムやデータに基づいて共通の受信回路や
共通の送信回路を用いて複数の通信方式の受信処理や送
信処理を実行する。この場合、例えば各通信方式毎に異
なる制御プログラムや異なるデータが用意される。
【0058】
【発明の実施の形態】本発明に係る一実施例を図面を参
照して説明する。本例では、好ましい態様として、本発
明に係る通信機をソフトウエア送受信機に適用した場合
を示し、特に効果をもたらす場合として半二重通信を行
う場合を示す。本例のソフトウエア送受信機では、2つ
のチャネルのキャリアの検出を時分割で行い、検出した
キャリアに対応して送受信部を設定することを特徴とし
ており、これにより例えば1chソフトウエア送受信機
によってもブリッジ機能を実現することを可能としてい
る。
【0059】図1には、本例のソフトウエア送受信機の
構成例を示してあり、本例のソフトウエア送受信機に
は、HFアンテナ1と、共用器2と、切替器3と、受信
部4と、時分割キャリア検出器5と、送信部6と、切替
器7と、共用器8と、VHFアンテナ9とが備えられて
いる。受信部4には、受信機11と、A/D変換器12
と、直交検波器13と、ベースバンド復調回路14と、
出力I/F15とが備えられている。送信部6には、入
力I/F21と、ベースバンド変調回路22と、直交変
調器23と、D/A変換器24と、送信機25と、パワ
ーアンプ(電力増幅器)26とが備えられている。
【0060】HFアンテナ1は、HF帯の周波数の信号
を送受信する。共用器2は、HFアンテナ1からの受信
信号を切替器3へ出力し、切替器7からの送信信号をH
Fアンテナ1へ出力する。また、共用器2は、切替器7
から切替器3の方向へ信号が伝送されないように構成さ
れる。切替器3は、時分割キャリア検出器5からの受信
切替信号によって、2つの共用器2、8からの2つの入
力のうちどちらかを選択して受信機11へ出力する。
【0061】受信部4は、通信方式を切り替えることが
可能な構成を有しており、時分割キャリア検出器5から
の受信切替信号に従って受信する周波数のチャネルを切
り替え、時分割キャリア検出器5からの方式切替信号に
従って復調方式を切り替え、時分割キャリア検出器5か
らのスケルチ信号に従って出力のオン/オフを切り替
え、これらを行いながら受信、復調、外部インタフェー
スを行う。
【0062】具体的には、受信部4は、次のような処理
部11〜15により構成される。受信機11は、本例で
は、2つの通信方式の設定を記憶する構造を有してお
り、2つの通信方式は受信切替信号によって切り替えら
れて、それぞれの通信方式に対応して受信帯域制限、電
力増幅、AGC制御、IFの周波数への変換、受信チャ
ネルの選択、等の処理を行う。受信機11は、切替器3
からの入力を処理して当該処理後のアナログ信号を時分
割キャリア検出器5及びA/D変換器12へ出力する。
【0063】A/D変換器12は、受信機11からのア
ナログ信号をデジタル信号へ変換して直交検波器13へ
出力する。直交検波器13は、A/D変換器12からの
IF信号をベースバンド信号へ検波してベースバンド復
調回路14へ出力する。
【0064】ベースバンド復調回路14は、直交検波器
13からのベースバンド信号を復調する。ベースバンド
復調回路14は、ブリッジ機能がオフである場合には方
式切替信号に従った通信方式での復調を行い、スケルチ
信号がオフである場合にのみ復調結果を出力I/F15
へ出力する。また、ベースバンド復調回路14は、ブリ
ッジ機能がオンである場合には方式切替信号に従って通
信方式を切り替ながら復調を行い、スケルチ信号の状態
にかかわらず復調結果をベースバンド変調回路22へ出
力する。
【0065】出力I/F15は、ベースバンド復調回路
14からの復調信号を外部の機器等へ接続するためのイ
ンタフェースである。この部分は具体的には、例えば音
声通信時であれば、D/A変換器、音声フィルタ、スピ
ーカ、等で構成され、データ通信時であれば、パラレル
/シリアル変換器、RS232規格の変換器、等で構成
される。
【0066】時分割キャリア検出器5は、受信機11か
らの入力に基づいて、例えば予め設定された2つの通信
方式のそれぞれの信号が受信されているか否か(キャリ
アの有無)を検出する。具体的には、時分割キャリア検
出器5は、ブリッジ機能がオフである状態では、予め設
定される通信方式(受信チャネル)におけるキャリアの
有無を検出し、当該キャリアを検出した場合(キャリア
が有りである場合)にはスケルチ信号をオフとしてベー
スバンド復調回路14及びパワーアンプ26へ出力する
一方、当該キャリアを検出しない場合(キャリアが無し
である場合)にはスケルチ信号をオンとしてベースバン
ド復調回路14及びパワーアンプ26へ出力する。ま
た、この状態では、時分割キャリア検出器5は、受信切
替信号及び方式切替信号を予め設定される通信方式を選
択するための固定値として、受信切替信号及び方式切替
信号の切替制御は行わず、受信切替信号を切替器3及び
受信機11へ出力し、方式切替信号をベースバンド復調
回路14、ベースバンド変調回路22、送信機25、切
替器7へ出力する。
【0067】また、時分割キャリア検出器5は、ブリッ
ジ機能がオンである状態では、受信切替信号を周期的に
切り替えることによって2つの通信方式(受信チャネ
ル)におけるキャリアの有無を時分割で検出し、いずれ
かの通信方式のキャリアを検出した場合には、検出した
方の通信方式の受信キャリアでの通信を行うように方式
切替信号を切り替える。なお、いずれの通信方式のキャ
リアも検出しない場合には、時分割キャリア検出器5
は、いずれかの通信方式のキャリアを検出するまで、前
記時分割でのキャリア検出を繰り返して行う。
【0068】時分割キャリア検出器5は、上記したキャ
リア検出を時分割で行うために、受信切替信号を生成し
て出力する。受信切替信号は切替器3及び受信機11で
用いられる信号であり、通信方式の切替の同期化のため
に使用する。つまり、時分割キャリア検出器5で一方の
通信方式(例えばAM方式側のチャネル)のキャリア検
出を行う場合には、切替器3及び受信機11によりAM
方式の所定チャネルが選択されるような受信切替信号を
切替出力し、また、時分割キャリア検出器5で他方の通
信方式(例えばFM方式側のチャネル)のキャリア検出
を行う場合には、切替器3及び受信機11によりFM方
式の所定チャネルが選択されるような受信切替信号を切
替出力する。
【0069】また、本例では、ブリッジ機能がオンであ
る状態において、時分割キャリア検出器5は、キャリア
が検出された通信方式をベースバンド復調回路14に設
定するとともに他方の通信方式をベースバンド変調回路
22、送信機25、切替器7に設定するための方式切替
信号を出力する。
【0070】送信部6は、通信方式を切り替えることが
可能な構造を有しており、時分割キャリア検出器5から
の方式切替信号に従って変調方式を切り替えながら外部
インタフェース、変調、送信信号の処理、を行い、キャ
リア検出器5からのスケルチ信号と入力I/F21から
のPTT信号によって送信出力のオン/オフ切替制御を
行う。
【0071】具体的には、送信部6は、次のような処理
部21〜26により構成される。入力I/F21は、外
部の機器等から被変調信号を入力するためのインタフェ
ースである。また、入力I/F21は、入力の有無を示
すPTT信号をパワーアンプ26へ出力する。
【0072】ベースバンド変調回路22は、入力I/F
21又はベースバンド復調回路14からの入力信号を変
調して当該変調後のベースバンド信号を直交変調器23
へ出力する。ベースバンド変調回路22は、ブリッジ機
能がオフである状態では入力I/F21からの信号を入
力して方式切替信号に従った通信方式での変調を行い、
ブリッジ機能がオンである状態ではベースバンド復調回
路14からの信号を入力して方式切替信号に従って通信
方式を切り替えながら変調を行う。
【0073】直交変調器23は、ベースバンド変調回路
22からのベースバンド信号をIF信号へ直交変調して
当該直交変調後のデジタル信号をD/A変換器24へ出
力する。D/A変換器24は、直交変調器23からのデ
ジタル信号をアナログ信号へ変換して送信機25へ出力
する。
【0074】送信機25は、本例では、2つの通信方式
の設定を記憶する構造を有しており、2つの通信方式は
方式切替信号によって切り替えられて、それぞれの通信
方式に対応して送信チャネルの設定、RF信号への変
換、電力増幅、送信帯域制限、等の処理を行う。送信機
25は、D/A変換器24からの入力を処理してパワー
アンプ26へ出力する。
【0075】パワーアンプ26は、送信機25からの入
力を増幅して切替器7へ出力する。これに際して、パワ
ーアンプ26は、ブリッジ機能がオフである状態では、
スケルチ信号にかかわらず、PTT信号がオンである場
合に送信パワーをオンとし、また、ブリッジ機能がオン
である状態では、PTT信号にかかわらず、スケルチ信
号がオフである場合にパワーをオンとする。
【0076】切替器7は、時分割キャリア検出器5から
の方式切替信号によって、パワーアンプ26からの1つ
の入力を2つの共用器2、8のうちのどちらかへ出力す
る。共用器8は、VHFアンテナ9からの受信信号を切
替器3へ出力し、切替器7からの送信信号をVHFアン
テナ9へ出力する。また、共用器8は、切替器7から切
替器3の方向へ信号が伝送されないように構成される。
VHFアンテナ9は、VHF帯の周波数の信号を送受信
する。
【0077】次に、上記した時分割キャリア検出器5の
具体的な回路構成例を示す。図2には、時分割キャリア
検出器5の回路構成例を示してあり、この時分割キャリ
ア検出器5には、キャリア抽出フィルタ31と、レベル
検出器32と、閾値保持器33と、比較器34と、チャ
タリング除去回路35と、タイマ回路36と、方式判定
回路37とが備えられている。
【0078】キャリア抽出フィルタ31は、受信機11
から出力される信号から所定の周波数のキャリア信号を
抽出してレベル検出器32へ出力する。本例では、各通
信方式毎に通信に使用される周波数が異なっており、各
通信方式毎の周波数の信号を抽出する。レベル検出器3
2は、キャリア抽出フィルタ31からのキャリア信号の
電界強度レベルを検出して当該検出結果を比較器34へ
出力する。
【0079】閾値保持器33は、例えばメモリから構成
されており、スケルチ信号をオンとするか或いはオフと
するかを定めるための値である所定の閾値を保持してお
り、当該閾値を比較器34へ供給する。比較器34は、
レベル検出器32からの電界強度レベルと閾値保持器3
3からの閾値とを比較し、当該比較結果をチャタリング
除去回路へ出力する。本例では、比較結果として当該電
界強度レベルが当該閾値を超えたか否かを示す信号を出
力し、本例では、この信号はチャタリング除去回路35
を介してスケルチ信号となる。本例では、当該電界強度
レベルが当該閾値を超えた場合にスケルチ信号がオフと
なり、他の場合にスケルチ信号がオンとなる。
【0080】チャタリング除去回路35は、レベル検出
器32からの出力が閾値付近を短時間に上下した時にお
けるスケルチ信号のばたつきを抑えるために設けられた
回路である。チャタリング除去回路35は、比較結果が
反転したときに、所定時間に渡って比較結果が一定状態
(当該反転状態)に保たれた場合にスケルチ信号のオン
/オフを切り替える様に動作し、一方、所定時間未満し
か当該一定状態が保たれなかった場合には出力(スケル
チ信号のオン/オフ)を切り替えずに前のスケルチ信号
の状態を保持する。なお、チャタリング除去回路35
は、時分割キャリア検出器5の本質部分ではないので、
設けられなくともよい。
【0081】本例では、チャタリング除去回路35から
のスケルチ信号は、タイマ回路36及び方式判定回路3
7へ出力され、また、時分割キャリア検出器5の外部の
ベースバンド復調回路14及びパワーアンプ26へ出力
される。また、本例では、ブリッジ機能のオン/オフは
例えばCPU等により設定され、当該オン/オフを示す
情報がタイマ回路36や方式判定回路37などへ供給さ
れる。
【0082】タイマ回路36は、ブリッジ機能がオフで
ある状態では、スケルチ信号の入力とは関係なく、所定
の通信チャネル(通信方式)を選択するように受信切替
信号として固定値を出力する。一方、タイマ回路36
は、ブリッジ機能がオンである状態で、且つスケルチ信
号がオンである場合、即ち、受信信号を検出していない
場合には、所定の周期で受信切替信号を切り替えて出力
する。例えば、100msec期間受信信号を0として
出力し、次の100msec期間受信信号を1として出
力するといったことを繰り返して行う。
【0083】また、タイマ回路36は、ブリッジ機能が
オンである状態で、且つスケルチ信号がオフである場
合、即ち、受信信号を検出している場合には、ブリッジ
機能がオンの状態でスケルチ信号がオンからオフへ変化
した瞬間における受信切替信号の出力を保持し、これに
よって受信キャリアを検出している通信チャネル(通信
方式)を選択するように動作する。この後、スケルチ信
号がオフからオンへ変化した場合には、タイマ回路36
は、上述したブリッジ機能がオンである状態で且つスケ
ルチ信号がオンである場合と同様に、周期的に受信切替
信号を切替出力する動作へ戻る。
【0084】上記したタイマ回路36からの受信切替信
号は、方式判定回路37へ出力され、また、時分割キャ
リア検出器5の外部の切替器3及び受信機11へ出力さ
れる。方式判定回路37は、ブリッジ機能がオフである
状態では、スケルチ信号及び受信切替信号の状態とは無
関係に、所定の通信方式を選択するような方式切替信号
を出力する。一方、方式判定回路37は、ブリッジ機能
がオンである状態で且つスケルチ信号がオンである場合
には、受信キャリアが無い状態であるため、方式切替信
号の切替は行わずに、これまでの方式切替信号の状態を
保持する。
【0085】また、方式判定回路37は、ブリッジ機能
がオンである状態で且つスケルチ信号がオフである場合
には、受信キャリアを検出した状態であるため、スケル
チ信号がオンからオフへ変化した瞬間おいて、受信切替
信号によって選択された通信チャネルで用いられる通信
方式と同一の通信方式がベースバンド復調回路14によ
り選択されるような方式切替信号を出力する。この場
合、この方式切替信号では、ベースバンド復調回路14
により選択される通信方式とは異なる通信方式がベース
バンド変調回路22、送信機25、切替器7により選択
される。この後、スケルチ信号がオフからオンへ変化し
た場合には、方式判定回路37は、上述したブリッジ機
能がオンである状態で且つスケルチ信号がオンである場
合と同様な動作を行う。
【0086】次に、上記図2に示した時分割キャリア検
出器5の動作例を示す。まず、ブリッジ動作を行わない
場合には、方式切替信号及び受信切替信号を所定の固定
値としておき、これらの制御を行う必要は無い。従っ
て、タイマ回路36及び方式判定回路37は動作停止状
態となり、キャリア抽出フィルタ31からチャタリング
除去回路35までの系にて受信キャリアを検出した場合
にスケルチ信号を出力する、という動作が行われる。
【0087】次に、ブリッジ動作を行う場合では、スケ
ルチ信号の出力に関してはブリッジ動作を行わない場合
と同一となる。タイマ回路36は、スケルチ信号がオフ
となるまで、即ち、受信キャリアが検出されるまで、周
期的に受信切替信号を切替出力する。この周期的な切替
出力によって、切替器3と受信機11で処理される変調
方式を切り替えることになる。また、タイマ回路36
は、スケルチ信号がオンからオフへ変化すると、その瞬
間に出力していた受信切替信号を保持するように動作す
る。つまり、検出した受信キャリアでの受信処理を維持
するために受信切替信号を保持する。また、スケルチ信
号がオフからオンへ戻った場合には、タイマ回路36
は、スケルチ信号がオンである場合の処理に戻って周期
的に受信切替信号を切替出力する。
【0088】また、ブリッジ動作を行う状態において、
方式判定回路37は、受信キャリアが検出されてスケル
チ信号がオフになった場合に切替動作を行う。これは、
ブリッジ機能がオンであっても、実際に通信が行われて
いない状態(スケルチ信号がオンである状態)において
不要な方式切替動作を行わないためである。スケルチ信
号がオンからオフへ変化した場合、この変化の瞬間にお
ける受信切替信号を参照し、これに基づいて方式切替信
号を切替出力する。要は、切替器3と受信機11で選択
されている通信方式と同様な通信方式をベースバンド復
調回路14が選択するように方式切替信号を出力する。
スケルチ信号がオフからオンへ戻った場合には、方式判
定回路37は、スケルチ信号がオンである場合の処理に
戻り、方式切替信号の切替を停止する。当該切替停止時
における方式切替信号の状態としては特に限定はない。
【0089】次に、図3及び図4を参照して、上記図1
に示した本例のソフトウエア送受信機の動作例を説明す
る。図3には、本例のソフトウエア送受信機に備えられ
たCPUにより行われる初期設定処理の手順の一例を示
してある。すなわち、はじめに、ブリッジ動作の有無を
判定する(ステップS1)。ブリッジ動作のオン/オフ
は、例えばソフトウエア送受信機のユーザにより指定さ
れる態様が用いられてもよく、或いは、例えば上記図5
に示したようなAM固定送受信機A42やFM固定送受
信機B43からのブリッジ接続要求に応じる形で自動的
に指定される態様が用いられてもよい。
【0090】上記判定の結果(ステップS1)、ブリッ
ジ動作が指定されずにオフとなる場合には、通信方式が
指定される(ステップS2)。通信方式の指定は、例え
ば、発呼時はソフトウエア送受信機のユーザ側により行
われ、着呼時は送信側の送受信機からの要求に従う。
【0091】通信方式の指定処理(ステップS2)にて
AMの変調方式が選択された場合には、ソフトウエア送
受信機の各部、即ち、上記図1に示した各処理部3、
5、11、14、15、21、22、25、26、7に
対してAM変調処理を行うための設定をする(ステップ
S3)。ここで、設定の内容は、これらの各部に設けら
れたレジスタに記憶される。
【0092】また、通信方式の指定処理(ステップS
2)にてFMの変調方式が選択された場合には、ソフト
ウエア送受信機の各部、即ち、上記図1に示した各処理
部3、5、11、14、15、21、22、25、2
6、7に対してFM変調処理を行うための設定をする
(ステップS4)。ここで、設定の内容は、これらの各
部に設けられたレジスタに記憶される。なお、通信方式
の指定処理(ステップS3、ステップS4)が行われた
後の動作は、例えば上記従来例で述べた受信時の処理及
び送信時の処理と同様であり、本例では、詳しい説明を
省略する。
【0093】一方、上記判定の結果(ステップS1)、
ブリッジ動作が指定されてオンとなる場合には、上記図
1に示した各処理部3、5、11、14、15、21、
22、25、26、7に対して、AMの変調方式及びF
Mの変調方式の両方式の通信を行うための設定をする
(ステップS5)。上述したように本例では高速に2つ
の変調方式を切り替えることが望ましいので、本例で
は、予め2つの変調方式に関する設定を行い、各処理部
ではそれらの設定情報を個別に記憶することが出来る構
造を有している。つまり、設定値を記憶するレジスタを
2種類設け、片方のレジスタにAMの変調方式の設定値
を記憶させ、もう片方のレジスタにFMの変調方式の設
定値を記憶させる。
【0094】次に、上記図1に示した各処理部3、5、
11、14、15、21、22、25、26、7に対し
てブリッジ動作をオンとする設定を行う(ステップS
6)。これによって各処理部に対して、ソフトウエア送
受信機がブリッジ動作にて運用されていることを認識さ
せることができ、これに従った動作を行わせることがで
きる。
【0095】すなわち、上述した受信切替信号及び方式
切替信号に応じて、2つのレジスタのうちのどちらか一
方を選択することによって、ソフトウエア送受信機で実
現する変調方式を決定する。なお、ブリッジ動作では、
受信側の通信方式(ここでは、変調方式)と送信側の通
信方式(ここでは、復調方式)とは異なるため、受信側
と送信側とでは互いに異なる通信方式に対応した設定値
が設定される。
【0096】図4には、本例のソフトウエア送受信機に
備えられたブリッジ機能により行われるブリッジ動作の
制御処理の手順の一例を示してある。すなわち、まず、
時分割キャリア検出器5は受信切替信号を生成して切替
器3と受信機11へ出力し、通信方式の切替の同期化を
行いながら時分割で各受信チャネル(各通信方式)のキ
ャリア検出を行う(処理T1)。
【0097】つまり、例えば受信チャネルAに関してキ
ャリアの検出動作を行う際には、切替器3と受信機11
をAMの変調方式側へ切り替えるための受信切替信号を
出力し、これにより、受信チャネルAのキャリアの有無
判定を行う(処理T11)。一方、例えば受信チャネル
Bに関してキャリアの検出動作を行う際には、切替器3
と受信機11をFMの変調方式側へ切替えるための受信
切替信号を出力し、これにより、受信チャネルBのキャ
リアの有無判定を行う(処理T12)。ここで、処理T
11と処理T12は、例えば数100msec周期程度
で行うのが好ましい。このような時分割処理により、或
る時刻で片方のチャネルのキャリア検出を行っている場
合には、もう片方のチャネルのキャリア検出は行ってい
ない状態となる。
【0098】上記処理T1にて、AM固定送受信機A4
2からのキャリアが検出された場合には、例えば受信切
替信号=aとして切替器3と受信機11をAMの変調方
式側へ切り替え、且つ、方式切替信号=aとしてベース
バンド復調回路14をAMの変調方式側へ切り替えると
ともに、ベースバンド変調回路22、送信機25、パワ
ーアンプ26、切替器7をFMの変調方式側へ切り替
え、そして、AM固定送受信機A42からのAM信号を
受信入力してFM固定送受信機B43に対してFM信号
を送信出力するというブリッジ動作を行う(処理T
2)。また、この処理T2では、受信チャネルAのキャ
リアの有無判定を継続して行い、当該キャリアが検出さ
れなくなるまで前記ブリッジ動作の処理を行い、当該キ
ャリアが検出されなくなった時点で上記処理T1へ戻
り、上述した例えば100msec周期でのキャリア有
無検出処理へ戻る。
【0099】一方、上記処理T1にて、FM固定送受信
機B43からのキャリアが検出された場合には、例えば
受信切替信号=bとして切替器3と受信機11をFMの
変調方式側へ切り替え、且つ、方式切替信号=bとして
ベースバンド復調回路14をFMの変調方式側へ切り替
えるとともに、ベースバンド変調回路22、送信機2
5、パワーアンプ26、切替器7をAMの変調方式側へ
切り替え、そして、FM固定送受信機B43からのFM
信号を受信入力してAM固定送受信機A42に対してA
M信号を送信出力するというブリッジ動作を行う(処理
T3)。また、この処理T3では、受信チャネルBのキ
ャリアの有無判定を継続して行い、当該キャリアが検出
されなくなるまで前記ブリッジ動作の処理を行い、当該
キャリアが検出されなくなった時点で上記処理T1へ戻
り、上述した例えば100msec周期でのキャリア有
無検出処理へ戻る。
【0100】以上のように、本例のソフトウエア送受信
機では、特定周波数帯の信号を送受信するためのアンテ
ナ1と、アンテナ1からの受信信号を切替器3へ出力し
て切替器7からの送信信号をアンテナ1へ出力する共用
器2と、受信切替信号に従って2つの入力のうちどちら
かを選択して出力する切替器3と、通信方式を切替可能
な構成を有して受信切替信号に従って受信する周波数の
チャネルを切り替えることや方式切替信号に従って復調
方式を切り替えることやスケルチ信号に従って出力のオ
ン/オフを切り替えることを行いながら受信、復調、外
部インタフェースを行う受信部4と、時分割で各通信方
式毎のキャリアの有無を検出する時分割キャリア検出器
5と、通信方式を切替可能な構成を有して方式切替信号
に従って変調方式を切替えながら外部インタフェース、
変調、送信のための処理を行うとともにスケルチ信号及
びPTT信号によって送信出力のオン/オフ切替制御を
行う送信部6と、方式切替信号に従って1つの入力を2
つのうちどちらかへ出力する切替器7と、アンテナ9か
らの受信信号を切替器3へ出力して切替器7からの送信
信号をアンテナ9へ出力する共用器8と、アンテナ1で
送受信可能な周波数帯とは異なる別の周波数帯の信号を
送受信するためのアンテナ9とから構成されて、ブリッ
ジ動作を実現する。
【0101】また、本例のソフトウエア送受信機では、
上記した受信部4の内部構成として、2つの通信方式の
設定を記憶する構造を有して2つの通信方式は受信切替
信号によって切り替えられてそれぞれの通信方式に対応
して受信帯域制限、電力増幅、AGC制御、IFの周波
数への変換、受信チャネルの選択、等の処理を行う受信
機11と、A/D変換を行うA/D変換器12と、IF
信号を検波してベースバンド信号を出力する直交検波器
13と、ブリッジ機能がオフである場合には方式切替信
号に従った通信方式での復調を行ってスケルチ信号がオ
フである場合にのみ復調結果を出力I/F15へ出力す
るとともに、ブリッジ機能がオンである場合には方式切
替信号に従って通信方式を切り替えながら復調を行って
スケルチ信号の状態にかかわらず復調結果をベースバン
ド変調回路22へ出力するベースバンド復調回路22
と、当該復調結果を入力して外部機器等へ接続するため
のインタフェースを行う出力I/F15とを備えた。
【0102】また、本例のソフトウエア送受信機では、
上記した送信部6の内部構成として、外部機器等から被
変調信号を入力するためのインタフェースを行う入力I
/F21と、入力される信号を変調してベースバンド信
号を出力するものであってブリッジ機能がオフである場
合には入力I/F21からの信号を入力して方式切替信
号に従った通信方式での変調を行い、ブリッジ機能がオ
ンである場合にはベースバンド復調回路14からの信号
を入力して方式切替信号に従って通信方式を切り替えな
がら変調を行うベースバンド変調回路22と、当該ベー
スバンド信号を直交変調してIF信号を出力する直交変
調器23と、D/A変換を行うD/A変換器24と、2
つの通信方式の設定を記憶する構造を有して2つの通信
方式は方式切替信号によって切り替えられてそれぞれの
通信方式に対応して送信チャネルの設定、RF信号への
変換、電力増幅、送信帯域制限、等の処理を行う送信機
25と、ブリッジ機能がオフである場合にはスケルチ信
号にかかわらずにPTT信号がオンである場合に送信パ
ワーをオンとし、ブリッジ機能がオンである場合にはP
TT信号にかかわらずにスケルチ信号がオフである場合
に送信パワーをオンとするパワーアンプ26とを備え
た。
【0103】なお、本例では、各キャリアの周波数毎に
HFアンテナ1とVHFアンテナ9との2つのアンテナ
を個別に備えた構成例を示したが、本例のソフトウエア
送受信機では、ブリッジ動作を行う場合において、例え
ば複数の通信方式の信号の送受信を1つの広帯域なアン
テナで行うような構成とすることもでき、具体的には、
例えば上記図5に示した例における送信チャネルA、B
及び受信チャネルA、Bの通信を1つの広帯域なアンテ
ナで行うような構成とすることもできる。このような構
成では、一例として、上記図1に示した切替器3は受信
切替信号に従った入力の切替を行わず、また、切替器7
も同様に受信切替信号に従った出力の切替を行わず、こ
れらの両者3、7とも予め設定される値に基づいてどち
らか一方の同一のアンテナを選択した状態に固定される
ような態様を用いることができ、この態様では、当該同
一のアンテナが複数の通信方式で共通に用いられてい
る。
【0104】このように、本例のソフトウエア送受信機
を用いてブリッジ動作を実現すると、時分割キャリア検
出器5にて2つの受信チャネルのキャリア検出を時分割
で行って、当該キャリア検出判定結果に従って通信方式
を切替制御することにより、1ch分の送受信部でブリ
ッジ機能を実現することができる。これにより、例えば
従来では不可能であった1chソフトウエア送受信機で
のブリッジ動作の実現が可能となる。また、複数チャネ
ルソフトウエア送受信機でブリッジ機能を実現する場合
においても、ブリッジ機能の実現時に占有される送受信
部が1式分であるため、残りの送受信部を用いて別の通
信を行うことが可能となる。これは結果的には通信容量
の増加と等価であるから、設備投資を低減することがで
きるなどの経済的なメリットを得ることができる。
【0105】ここで、本例では、例えば上記図5に示し
たようなAM固定送受信機A42から無線送信されるA
M信号や、FM固定送受信機B43から無線送信される
FM信号が中継対象となる信号に相当し、ソフトウエア
送受信機により受信したAM信号を復調後にFMの変調
方式により変調して無線送信するFM信号や、ソフトウ
エア送受信機により受信したFM信号を復調後にAMの
変調方式により変調して無線送信するAM信号が中継信
号に相当する。
【0106】また、本例では、複数の通信方式として、
AMの変復調方式を用いた通信方式と、FMの変復調方
式を用いた通信方式とが用いられており、これら2つの
通信方式では無線通信に用いられる周波数が異なってい
る。
【0107】また、本例では、受信機11やA/D変換
器12や直交検波器13やベースバンド復調回路14に
より受信回路が構成されており、この共通の受信回路を
用いて複数の通信方式による受信処理が実行される。本
例では、このような受信処理を実行する機能により、受
信処理手段が構成されている。また、本例では、例えば
受信機11やA/D変換器12や直交検波器13やベー
スバンド復調回路14により行われる処理から受信処理
が構成されている。
【0108】また、本例では、ベースバンド変調回路2
2や直交変調器23やD/A変換器24や送信機25や
パワーアンプ26により送信回路が構成されており、こ
の共通の送信回路を用いて複数の通信方式による送信処
理が実行される。本例では、このような送信処理を実行
する機能により、送信処理手段が構成されている。ま
た、本例では、例えばベースバンド変調回路22や直交
変調器23やD/A変換器24や送信機25やパワーア
ンプ26により行われる処理から送信処理が構成されて
いる。
【0109】また、本例では、時分割キャリア検出器5
の機能を用いて、受信処理の通信方式を切り替えて受信
処理を実行させ、送信処理の通信方式を切り替えて送信
処理を実行させる機能により、中継制御手段が構成され
ている。なお、受信中継対象信号とその中継信号とは、
例えば通信方式が異なっているだけで信号に含まれる情
報の内容は同一となる。
【0110】また、本例では、キャリア抽出フィルタ3
1の機能により通信方式毎信号抽出手段が構成されてお
り、レベル検出器32の機能により信号レベル検出手段
が構成されており、閾値保持器33及び比較器34の機
能により判定手段が構成されており、タイマ回路36の
機能を用いてキャリアが無検出である場合にキャリア抽
出フィルタ31により抽出するキャリアの通信方式を時
分割で切り替える機能により信号抽出通信方式切替手段
が構成されており、タイマ回路36の機能や方式判定回
路37の機能を用いて受信切替信号や方式切替信号によ
り受信処理の通信方式を切り替えて受信処理を実行さ
せ、方式判定回路37の機能を用いて方式切替信号によ
り送信処理の通信方式を切り替えて送信処理を実行させ
る機能により中継通信方式切替手段が構成されている。
【0111】また、本例では、好ましい態様として、互
いに異なる通信方式を用いて信号を半二重通信により無
線通信する2つの無線通信機の間で送受信される信号を
中継するソフトウエア無線通信機(本例では、ソフトウ
エア送受信機)に本発明を適用した場合を示した。本例
では、例えば上記図5に示したようなAM固定送受信機
A42やFM固定送受信機B43が2つの無線通信機に
相当する。
【0112】ここで、本発明に係る通信機の構成として
は、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成
が用いられてもよい。また、本発明の適用分野として
は、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、
種々な分野に適用することが可能なものである。
【0113】また、本発明に係る通信機において行われ
る各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を
備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM
(ReadOnly Memory)に格納された制御プログラムを実
行することにより制御される構成が用いられてもよく、
また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独
立したハードウエア回路として構成されてもよい。ま
た、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピ
ー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−RO
M等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当
該プログラム(自体)として把握することもでき、当該
制御プログラムを記録媒体からコンピュータに入力して
プロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理
を遂行させることができる。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る通信
機によると、中継対象となる信号を受信し、当該受信中
継対象信号の通信方式とは異なる通信方式で当該受信中
継対象信号を送信するに際して、共通の受信回路を用い
て複数の通信方式による受信処理を実行する機能を有
し、共通の送信回路を用いて複数の通信方式による送信
処理を実行する機能を有し、受信処理の通信方式を受信
中継対象信号の通信方式へ切り替えて当該受信中継対象
信号の受信処理を実行させ、送信処理の通信方式を当該
受信中継対象信号の通信方式とは異なる通信方式へ切り
替えて当該受信中継対象信号の送信処理を実行させるよ
うにしたため、例えばソフトウエア送受信機によるブリ
ッジ動作などにおいて、互いに異なる通信方式を用いて
無線通信する無線通信機の間で送受信される信号を中継
する動作を、ハードウエアの使用効率を高めて行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るソフトウエア送受信
機の構成例を示す図である。
【図2】 時分割キャリア検出器の構成例を示す図であ
る。
【図3】 CPUにより行われる初期設定フローの一例
を示す図である。
【図4】 ブリッジ機能の制御フローの一例を示す図で
ある。
【図5】 ブリッジ機能の概要例を示す図である。
【図6】 従来例に係るソフトウエア送受信機の構成例
を示す図である。
【図7】 従来例に係るソフトウエア送受信機によりブ
リッジ通信を実現した構成例を示す図である。
【図8】 ブリッジ機能の制御フローの一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1・・HFアンテナ、 2、8・・共用器、 3、7・
・切替器、4・・受信部、 5・・時分割キャリア検出
器、 6・・送信部、9・・VHFアンテナ、 11・
・受信機、 12・・A/D変換器、13・・直交検波
器、 14・・ベースバンド復調回路、15・・出力I
/F、 21・・入力I/F、22・・ベースバンド変
調回路、 23・・直交変調器、24・・D/A変換
器、 25・・送信機、 26・・パワーアンプ、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中継対象となる信号を受信し、当該受信
    中継対象信号の通信方式とは異なる通信方式で当該受信
    中継対象信号を送信する通信機において、 共通の受信回路を用いて複数の通信方式による受信処理
    を実行する機能を有した受信処理手段と、 共通の送信回路を用いて複数の通信方式による送信処理
    を実行する機能を有した送信処理手段と、 受信処理手段の通信方式を受信中継対象信号の通信方式
    へ切り替えて当該受信処理手段により当該受信中継対象
    信号の受信処理を実行させ、送信処理手段の通信方式を
    当該受信中継対象信号の通信方式とは異なる通信方式へ
    切り替えて当該送信処理手段により当該受信中継対象信
    号の送信処理を実行させる中継制御手段と、 を備えたことを特徴とする通信機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の通信機において、 中継制御手段は、受信された信号から通信方式毎の信号
    を抽出する通信方式毎信号抽出手段と、 抽出された信号のレベルを検出する信号レベル検出手段
    と、 検出された信号レベルと所定の閾値との大小関係を判定
    する判定手段と、 当該検出信号レベルが当該閾値未満であると判定された
    状態において通信方式毎信号抽出手段により信号を抽出
    する通信方式を時分割で各通信方式へ切り替える信号抽
    出通信方式切替手段と、 当該検出信号レベルが当該閾値を超えたと判定されたと
    きにおける通信方式毎信号抽出手段の通信方式へ受信処
    理手段の通信方式を切り替えて当該受信処理手段により
    当該通信方式毎信号抽出手段の通信方式の受信中継対象
    信号の受信処理を実行させ、当該受信中継対象信号の通
    信方式に対応した通信方式へ送信処理手段の通信方式を
    切り替えて当該送信処理手段により当該受信中継対象信
    号の送信処理を実行させる中継通信方式切替手段と、 を用いて構成されたことを特徴とする通信機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の通信機に
    おいて、 共通の受信回路を用いてソフトウエアにより複数の通信
    方式による無線受信処理を実現するとともに共通の送信
    回路を用いてソフトウエアにより複数の通信方式による
    無線送信処理を実現するソフトウエア無線通信機であ
    り、 互いに異なる通信方式を用いて信号を半二重通信により
    無線通信する2つの無線通信機の間で送受信される信号
    を中継する、 ことを特徴とする通信機。
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