JPH09219712A - データ伝送システム及びデータ伝送方法 - Google Patents

データ伝送システム及びデータ伝送方法

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JPH09219712A
JPH09219712A JP2397396A JP2397396A JPH09219712A JP H09219712 A JPH09219712 A JP H09219712A JP 2397396 A JP2397396 A JP 2397396A JP 2397396 A JP2397396 A JP 2397396A JP H09219712 A JPH09219712 A JP H09219712A
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communication line
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data transmission
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JP2397396A
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Inventor
Ryuichi Saito
竜一 斉藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センタ装置1,伝送中継装置2及び複数の端
末装置4からなるバス接続方式のデータ伝送システムに
おいて、上記伝送中継装置2及び各端末装置4に、搬送
波検出回路及び衝突検出回路を設けることなく各端末装
置から送信されたデータの衝突を防止する。 【解決手段】 伝送中継装置2に回線確立回路5及び回
線保持回路7を設け、通信回線の確立の際に、全端末装
置4に対して該回線確立回路5から同一の同期符号であ
る第1の同期符号D1を伝送することにより、センタ装
置1からのポーリングで所望の端末装置4との回線確立
を図る。そして、この確立された通信回線を、上記回線
保持回路からの第3の同期符号D3でセンタ装置1から
の終了電文が伝送されるまでの間保持し、他の端末装置
4からの発呼要求を不可とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば各家庭の水
道使用量,ガス使用量等の遠隔検針(テレメータ)、家
電製品のオンオフ制御,エネルギー管理及びセンサ利用
による防犯,防災管理等を可能とするホームオートメー
ションシステム等に用いて好適なデータ伝送装置及びデ
ータ伝送方法に関し、特に、1本のバスラインに並列接
続された複数の端末装置で該バスラインを共用してデー
タの送受信を行う際に、キャリア検出回路,衝突検出回
路を設けることなくセンタ装置からのポーリング及び端
末装置からの発呼を可能としたデータ伝送システム及び
データ伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日において、各家庭に設けられた端末
装置により該各家庭の水道使用量,ガス使用量及び防犯
用センサの作動状態等を検出し、これらの各データを、
管轄機関に設けられたセンタ装置(中央コンピュータ装
置)に送信し、また、該センタ装置からの水道使用料金
等を示すデータを上記端末装置で受信することにより、
家庭生活の利便性,快適性,安全性の向上を図るホーム
オートメーションシステムが確立されつつある。
【0003】このようなホームオートメーションシステ
ムを可能とするデータ伝送システムの一つとして、従
来、CSMA/CD(Carrier Sensed Multiple Access
withCollision Detection :キャリア検出多重アクセ
ス/衝突検知)制御方法を用いたデータ伝送システムが
知られている。このデータ伝送システムは、一般的に
は、各家庭に設けられた複数(或いは1つ)の端末装置
と、上記各家庭の複数の端末装置が並列接続された1本
のバスライン(通信回線)が接続され、上記端末装置及
びセンタ装置の間におけるデータの送受信を中継する伝
送中継装置と、上記伝送中継装置を介して送信された上
記各端末装置のデータ管理を行うセンタ装置とで構成さ
れている。
【0004】具体的には、上記端末装置は、例えばその
家庭の水道メータ(或いはガスメータ等)に接続されて
おり、この水道メータで計測された水道使用量を示すデ
ータを上記伝送中継装置に送信するようになっている。
また、上記伝送中継装置は、例えば町や市等の地域毎或
いは家やビルディング等の建物毎に設けられており、上
記各端末装置間におけるデータの送受信を上記1本のバ
スラインを介して行い、上記センタ装置間におけるデー
タの送受信を無線で行うようになっている。また、上記
センタ装置は、例えば水道局等の管轄機関に設けられた
中央コンピュータであり、上記伝送中継装置を介して送
信されたデータのデータ管理を行うようになっている。
【0005】ここで、このようなデータ伝送システムで
は、複数の端末装置がデータの送受信の際に1本のバス
ラインを共用することとなるため、1つの端末装置毎に
データの送信許可を行う必要がある。このため、上記セ
ンタ装置は、いわゆるポーリングにより、所定時間毎に
各端末装置のデータ送信を許可することにより、1つの
端末装置だけがデータ送信を行うことを保証するように
なっている。また、各端末装置のデータの送信権は該各
端末装置に分散しており、上記各端末装置は、データの
送信を行う際に、データの送信の際に現れる搬送波信号
の有無を検出(キャリア・センス)することにより、他
の端末装置がデータ送信を行っているか否か、すなわち
上記バスラインが空いているか否かを検出し、該バスラ
インが空いている場合にデータの送信を開始する。ま
た、送信したデータが上記バスライン上で他の端末装置
からのデータと衝突した場合、当該端末装置がこれを検
出し、その送信は不成立となる。上記端末装置は、上記
送信が不成立となった場合は所定時間データ送信を停止
し、この所定時間経過後にデータ送信を再度行うように
なっている。このデータの再送は、2回,3回と試行さ
れるようになっており、衝突の確率を低減する工夫がな
されている。
【0006】このようなデータ伝送システムは、基本的
に1つの端末装置毎にデータ送信を行うようになってい
るため、各端末装置が同じ搬送波信号を用いてマルチプ
ル・アクセス(多重アクセス)を可能とすることができ
る。また、バス接続となっているため、集中制御或いは
分散制御のいずれにも対応することができるうえ、構成
の変更を容易に行うことができる等の利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のCSM
A/CD制御方法を採用した従来のデータ伝送システム
は、1つの端末装置毎にデータ送信を行う必要があり、
各端末装置のデータ送信が衝突しないようにするため
に、上記伝送中継装置及び各端末装置に搬送波検出回路
及び衝突検出回路を設ける必要があった。このため、伝
送中継装置や端末装置の構成が複雑化し各装置自体が大
型化するうえ、コスト高となる問題があった。
【0008】また、衝突検出回路が設けられていても、
各端末装置から送信されたデータの衝突を完全に防止す
ることはできないという問題があった。
【0009】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、伝送中継装置及び各端末装置に搬送波検出
回路及び衝突検出回路を設けることなく各端末装置から
送信されたデータの衝突を完全に防止することができる
うえ、該搬送波検出回路及び衝突検出回路の省略を通じ
て、構成の簡略化,装置自体の小型化及びローコスト化
を図ることができるようなデータ伝送システム及びデー
タ伝送方法の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデータ伝送
システムは、上述の課題を解決するために伝送中継装置
が、上記センタ装置におけるポーリングにより所望の端
末装置にデータ伝送を行う際に、上記通信回線を介して
接続されている全ての端末装置に対して同一の同期符号
を伝送して該所望の端末装置との間で通信回線を確立す
る回線確立手段を有する構成とする。また、これと共
に、当該伝送中継装置と上記通信回線が確立された端末
装置との間で送信権を交換するための区切り符号を伝送
する送信権交換制御手段と、データ伝送が終了するまで
の間、上記所望の端末装置との間で確立された通信回線
を保持するための同期符号である通信回線保持符号を伝
送する通信回線保持手段とを有する構成とする。
【0011】すなわち、上記伝送中継装置は、所望の端
末装置にデータ伝送を行う際に、回線確立手段から全て
の端末装置に対して同一の同期符号を伝送し、上記セン
タ装置のポーリングにより所望の端末装置との間で通信
回線の確立を図る。そして、上記通信回線の確立後に、
上記送信権交換制御手段からの区切り符号により送信権
を交換しながらデータ伝送を行う。これにより、上記伝
送中継装置及び端末装置に搬送波検出回路を設けること
なく所望の端末装置との間に通信回線の確立を図りデー
タ伝送を行うことができる。
【0012】また、上記伝送中継装置は、データ伝送が
終了するまでの間、通信回線保持手段からの通信回線保
持符号を伝送することにより、上記所望の端末装置との
間で確立された通信回線を保持する。これにより、上記
所望の端末装置との間におけるデータ伝送が終了するま
での間、他の端末装置からの発呼要求を不可とすること
ができる。このため、衝突検出回路を設けることなくデ
ータの衝突を完全に防止することができる。
【0013】次に本発明に係るデータ伝送システムは、
上述の課題を解決するために各端末装置が、当該端末装
置からの発呼により上記センタ装置にデータ伝送を行う
際に、上記通信回線を介して接続されている全ての端末
装置に共通する同一の同期符号である通信回線確立符号
を上記伝送中継装置に伝送し、上記センタ装置のポーリ
ングにより通信回線を確立する回線確立手段と、上記伝
送中継装置との間で送信権を交換するための区切り符号
を伝送する送信権交換制御手段とを有する構成とする。
また、これと共に上記伝送中継装置が、データ伝送が終
了するまでの間、上記端末装置との間で確立された通信
回線を保持するための同期符号である通信回線保持符号
を伝送する通信回線保持手段を有する構成とする。
【0014】すなわち、上記端末装置は、発呼により上
記センタ装置にデータ伝送を行う際に、通信回線を介し
て接続されている全ての端末装置に共通する同一の同期
符号である通信回線確立符号を上記回線確立手段で形成
して上記伝送中継装置に伝送することにより、上記セン
タ装置のポーリングで通信回線の確立を図る。そして、
上記通信回線の確立後に、上記送信権交換制御手段から
の区切り符号により送信権を交換しながらデータ伝送を
行う。これにより、上記伝送中継装置及び端末装置に搬
送波検出回路を設けることなく該伝送中継装置との間に
通信回線の確立を図りデータ伝送を行うことができる。
【0015】また、上記伝送中継装置は、データ伝送が
終了するまでの間、通信回線保持手段からの通信回線保
持符号を伝送することにより、上記発呼要求をなした端
末装置との間で確立された通信回線を保持する。これに
より、上記所望の端末装置との間におけるデータ伝送が
終了するまでの間、他の端末装置からの発呼要求を不可
とすることができる。このため、衝突検出回路を設ける
ことなくデータの衝突を完全に防止することができる。
【0016】次に本発明に係るデータ伝送システムは、
上述の課題を解決するために伝送中継装置が、上記セン
タ装置におけるポーリングにより所望の端末装置にデー
タ伝送を行う際に、上記通信回線を介して接続されてい
る全ての端末装置にそれぞれ割り当てられている回線確
立手段で形成された固有の同期符号を伝送することによ
り、該固有の同期符号で指定した所望の端末装置との間
で通信回線の確立を図る。そして、送信権交換制御手段
により形成された区切り符号により、当該伝送中継装置
と上記通信回線が確立された端末装置との間で送信権を
交換しながらデータ伝送を行う。これにより、伝送中継
装置及び端末装置に搬送波検出回路を設けることなく上
記固有の同期符号で指定した所望の端末装置との間でデ
ータ伝送を行うことができる。
【0017】また、上記固有の同期符号により通信回線
が確立されたときのみデータ伝送を可能とすることがで
きるため、他の端末装置からの発呼要求を不可とするこ
とができる。このため、衝突検出回路を設けることなく
データの衝突を完全に防止することができる。
【0018】次に本発明に係るデータ伝送システムは、
上述の課題を解決するために上記各端末装置が、当該端
末装置からの発呼により上記センタ装置にデータ伝送を
行う際に、各端末装置にそれぞれ割り当てられている固
有の同期符号を伝送して上記伝送中継装置との間で通信
回線を確立する回線確立手段と、上記伝送中継装置との
間で送信権を交換するための区切り符号を伝送する送信
権交換制御手段とを有する構成とする。
【0019】すなわち、各端末装置には、それぞれ固有
の同期符号が割り当てられており、上記回線確立手段
は、この固有の同期符号を形成する。そして、当該端末
装置からの発呼により上記センタ装置にデータ伝送を行
う際に、上記回線確立手段で形成された固有の同期符号
を上記伝送中継装置伝送し、該伝送中継装置との間で通
信回線の確立を図ると共に、送信権交換制御手段により
形成された区切り符号により、上記通信回線が確立され
た伝送中継装置との間で送信権を交換しながらデータ伝
送を行う。これにより、伝送中継装置及び端末装置に搬
送波検出回路を設けることなくデータ伝送を行うことが
できる。
【0020】また、上記固有の同期符号により通信回線
が確立されたときのみデータ伝送を可能とすることがで
きるため、他の端末装置からの発呼要求を不可とするこ
とができる。このため、衝突検出回路を設けることなく
データの衝突を完全に防止することができる。
【0021】次に本発明に係るデータ伝送方法は、上述
の課題を解決するために上記伝送中継装置が、センタ装
置におけるポーリングにより所望の端末装置にデータ伝
送を行う際に、上記通信回線を介して接続されている全
ての端末装置に対して同一の同期符号を伝送して該所望
の端末装置との間で通信回線を確立する。次に、上記伝
送中継装置が、当該伝送中継装置と上記通信回線が確立
された端末装置との間で、区切り符号を伝送して送信権
を交換しながらデータ伝送を行う。そして、データ伝送
が終了するまでの間、通信回線保持符号を伝送すること
により上記所望の端末装置との間で確立された通信回線
を保持する。
【0022】これにより、上記伝送中継装置及び端末装
置に搬送波検出回路を設けることなく所望の端末装置と
の間に通信回線の確立を図りデータ伝送を行うことがで
きる。
【0023】また、上記通信回線保持符号により、デー
タ伝送が終了するまでの間、確立された通信回線を保持
することができるため、この間における他の端末装置か
らの発呼要求を不可とすることができる。このため、衝
突検出回路を設けることなくデータの衝突を完全に防止
することができる。
【0024】次に本発明に係るデータ伝送方法は、上述
の課題を解決するために各端末装置が、当該端末装置か
らの発呼により上記センタ装置にデータ伝送を行う際
に、上記通信回線を介して接続されている全ての端末装
置に共通する同一の同期符号である通信回線確立符号を
上記伝送中継装置に伝送し、上記センタ装置のポーリン
グにより通信回線を確立し、上記伝送中継装置との間で
区切り符号を伝送して送信権を交換しながらデータ伝送
を行う。また、伝送中継装置が、データ伝送が終了する
までの間、通信回線保持符号を伝送することにより上記
所望の端末装置との間で確立された通信回線を保持す
る。
【0025】これにより、上記伝送中継装置及び端末装
置に搬送波検出回路を設けることなく所望の端末装置と
の間に通信回線の確立を図りデータ伝送を行うことがで
きる。
【0026】また、上記通信回線保持符号により、デー
タ伝送が終了するまでの間、確立された通信回線を保持
することができるため、この間における他の端末装置か
らの発呼要求を不可とすることができる。このため、衝
突検出回路を設けることなくデータの衝突を完全に防止
することができる。
【0027】次に本発明に係るデータ伝送方法は、上述
の課題を解決するために伝送中継装置が、センタ装置に
おけるポーリングにより所望の端末装置にデータ伝送を
行う際に、上記通信回線を介して接続されている全ての
端末装置にそれぞれ割り当てられている固有の同期符号
を伝送して所望の端末装置との間で通信回線を確立し、
当該伝送中継装置と通信回線が確立された端末装置との
間で、区切り符号により送信権を交換しながらデータ伝
送を行う。
【0028】これにより、上記伝送中継装置及び端末装
置に搬送波検出回路を設けることなく、上記固有の同期
符号で指定した所望の端末装置との間に通信回線の確立
を図りデータ伝送を行うことができる。
【0029】また、上記固有の同期符号により通信回線
が確立されたときのみデータ伝送を可能とすることがで
きるため、通信回線が確立されているときには、他の端
末装置からの発呼要求を不可とすることができる。この
ため、衝突検出回路を設けることなくデータの衝突を完
全に防止することができる。
【0030】次に本発明に係るデータ伝送方法は、上述
の課題を解決するために端末装置が、当該端末装置から
の発呼により上記センタ装置にデータ伝送を行う際に、
その端末装置に割り当てられている固有の同期符号を伝
送中継装置に伝送して通信回線を確立し、上記伝送中継
装置との間で区切り符号により送信権を交換しながらデ
ータ伝送を行う。
【0031】これにより、伝送中継装置及び端末装置に
搬送波検出回路を設けることなく、センタ装置のポーリ
ングにより上記伝送中継装置との間に通信回線を確立し
てデータ伝送を行うことができる。
【0032】また、上記固有の同期符号により通信回線
が確立されたときのみデータ伝送を可能とすることがで
きるため、通信回線が確立されているときには、他の端
末装置からの発呼要求を不可とすることができる。この
ため、衝突検出回路を設けることなくデータの衝突を完
全に防止することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るデータ伝送装
置及びデータ伝送方法の好ましい実施の形態について図
面を参照しながら詳細に説明する。
【0034】まず、本発明の第1の実施の形態に係るデ
ータ伝送装置には、当該データ伝送方法が適用されてお
り、共に図1に示すような各家庭の水道使用量の遠隔検
針を行うためのテレメータ装置に適用することができ
る。このテレメータ装置は、水道局に設置された中央コ
ンピュータ装置であるセンタ装置1と、例えば町,市,
ビルディング等の所定区域毎に1つずつ設けられる伝送
中継装置2と、それぞれ各家庭に一つ或いは複数設けら
れ、上記伝送中継装置2に接続された1本のバスライン
3(通信回線)に並列的に接続された第1〜第nの端末
装置4とで構成されている。
【0035】上記伝送中継装置2は、所定の端末装置4
と回線を確立するための第1の同期符号D1を形成する
回線確立回路5と、上記回線が確立された端末装置4に
対して送信権を付与するための第1の区切り符号K1を
形成する送信権交換制御回路6と、上記確立された端末
装置4との回線を上記センタ装置1から終了電文が供給
されるまでの間、保持するための第3の同期符号D3を
形成する回線保持回路7と、上記センタ装置1から終了
電文が供給されると、上記バスライン3を解放するため
の第3の区切り符号K3を形成する解放制御回路8と、
上記複数の端末装置4が並列接続されたバスライン3と
接続される複数の伝送部2a(I/Oポート)とで構成
されている。
【0036】上記各端末装置4は、センタ装置1からの
要求電文に応じた応答電文を上記伝送中継装置2で受信
可能とするための第2の同期符号D2を形成する応答受
信制御回路9と、上記伝送中継装置2から付与された送
信権を返還するための第2の区切り符号K2を形成する
送信権交換制御回路10と、データの入出力を行うため
の伝送部11(I/Oポート)とでそれぞれ構成されて
いる。また、端末装置4には、それぞれ各家庭の水道使
用料を計測する水道メータ12が接続されている。
【0037】次に、このような構成を有する当該第1の
実施の形態に係るテレメータ装置の動作説明をする。ま
ず、例えば上記センタ装置1において、上記第nの端末
装置4が設けられている家庭の水道使用量を調べたい場
合、上記センタ装置1は図2(a)に示すようにこの要
求を示す要求電文を形成し、これを伝送中継装置2に無
線送信する。上記伝送中継装置2は、上記要求電文が供
給されると、回線確立回路5で形成された第1の同期符
号D1を、図2(b)に示すように各バスライン3にそ
れぞれ並列接続されている全ての端末装置4にI/Oポ
ート8を介して伝送する。これにより、上記センタ装置
1のポーリングで、該センタ装置1が所望する端末装置
である上記第nの端末装置4と伝送中継装置2との間に
通信回線を確立させることができる。
【0038】なお、上記伝送中継装置2との間に通信回
線が確立されなかった上記第nの端末装置4以外の端末
装置は回線アイドル状態となる。
【0039】次に、上記伝送中継装置2は、上記第nの
端末装置4と伝送中継装置2との間に通信回線が確立さ
れると、図2(d)に示すように上記センタ装置1から
の要求電文を該第nの端末装置4に伝送する。また、こ
れと共に、上記要求電文の終端に(要求電文の最後のデ
ータパケットに)、送信権交換制御回路6で形成された
送信権を付与するための第1の区切り符号K1を付加
し、これを上記第nの端末装置4に伝送する。これによ
り、データの送信権を上記第nの端末装置4に付与する
ことができる。
【0040】次に、上記第nの端末装置4は上記要求電
文が伝送されると、該要求電文に対応して当該第nの端
末装置4に接続されている水道メータ12に現在の検針
結果を伝送するように要求すると共に、応答受信制御回
路9で形成された、該要求電文に対応する応答電文を受
信可能とするための第2の同期符号D2をI/Oポート
11を介して上記伝送中継装置2に伝送する。これによ
り、上記水道メータ12は、図2(f)に示すように上
記要求に答えて、上記第nの端末装置4が設けられてい
る家庭の現在の水道使用量を示す応答電文(検針結果)
を形成し、これを第nの端末装置4に伝送する。
【0041】次に、上記第nの端末装置4は、上記水道
メータ12から検針結果を示す応答電文が供給される
と、図2(d)に示すようにこの応答電文を上記第2の
同期符号D2と共に、上記付与された送信権である第1
の区切り符号K1に基づいて伝送中継装置2に伝送す
る。また、上記第nの端末装置4は、この応答電文の終
端に(応答電文の最後のデータパケットに)、送信権交
換制御回路10で形成された送信権を返還するための第
2の区切り符号K2を付加し、これを上記伝送中継装置
2に伝送する。
【0042】上述のように、上記伝送中継装置2には、
上記応答電文を受信するための第2の同期符号D2が予
め伝送されている。このため、上記伝送中継装置2は上
記応答電文が伝送されると、上記予め伝送された同期符
号(第2の同期符号D2)と、上記応答電文に付加され
て伝送される同期符号(第2の同期符号D2)との一致
を検出し、該双方が一致した場合に応答電文の取り込み
を行う。これにより、上記伝送中継装置2において、図
2(b)に示すように第nの端末装置4から伝送された
応答電文を受信することができる。
【0043】次に、上述のように上記応答電文の最後の
データパケットには、送信権を返還するための第2の区
切り符号K2が付加されている。上記伝送中継装置2
は、上記第2の区切り符号K2が伝送され送信権が返還
されると、上記受信した応答電文を、図2(a)に示す
ようにセンタ装置1に無線送信する。これにより、上記
センタ装置1において、上記第nの端末装置4が設けら
れている家庭の水道使用量を遠隔検針することができ
る。
【0044】また、上記伝送中継装置2は、上記応答電
文の最後のデータパケットに付加されている第2の区切
り符号K2が伝送されると、図2(a)に示す上記セン
タ装置1から上記応答電文を受信したことを示す終了電
文が送信されるまでの間、回線保持回路7で形成された
上記第nの端末装置4との間に確立された通信回線を保
持するための同図(b)に示すような第3の同期符号D
3を上記第nの端末装置4に伝送する。これにより、図
2(f)に示すように上記第nの端末装置4の接続され
た水道メータ12からデータの発呼要求があった場合で
も、上記第3の同期符号D3により上記伝送中継装置2
と第nの端末装置4との間に確立された通信回線が保持
されているため、同図(d)に示すように該水道メータ
12からの発呼要求を不可とすることができる。同様
に、回線確立された第nの端末装置4以外の端末装置4
である、例えば第1の端末装置4に接続されている水道
メータ12から図2(e)に示すようにデータの発呼要
求があった場合でも、上記第3の同期符号D3により通
信回線が保持されているため、同図(c)に示すように
該水道メータ12からの発呼要求を不可とすることがで
きる。
【0045】このような通信回線の保持は、図2
(a),(b)に示すようにセンタ装置1から上記応答
電文の受信終了を示す終了電文が伝送中継装置2に送信
されるまでの間行われる。すなわち、上記伝送中継装置
2は、上記センタ装置1から終了電文が伝送されると、
図1に示す回線解放制御回路8により形成された上記バ
スライン3を解放するための第3の区切り符号K3を上
記第nの端末装置4に伝送する。上記第nの端末装置4
は、上記第3の区切り符号K3が伝送されると、当該第
nの端末装置4に接続されている水道メータ12にデー
タ伝送の終了を伝達し、以後、上記バスライン3はアイ
ドル状態となる。
【0046】以上の説明から明らかなように当該第1の
実施の形態に係るテレメータ装置は、センタ装置1から
の要求電文を所望の端末装置に伝送する際に、上記要求
電文を受信した伝送中継装置2が、全部の端末装置4に
対して同一の同期符号である、第1の同期符号D1を伝
送することで、センタ装置1からのポーリングにより所
望の端末装置4との間で通信回線の確立を図りデータ伝
送を行うことができる。また、上記確立された通信回線
を、上記センタ装置1から終了電文が供給されるまでの
間、上記第3の同期符号D3により保持することによ
り、該終了電文が供給されるまでの間、各端末装置4に
接続されている水道メータ12からの発呼要求を不可と
することができる。このため、上記伝送中継装置2及び
各端末装置にそれぞれ搬送波検出回路及び衝突検出回路
を設けることなくセンタ装置1が所望する端末装置4の
み通信回線を確立してデータ伝送を行うことができるう
え、各端末装置から送信されるデータの衝突を完全に防
止することができる。従って、上記搬送波検出回路及び
衝突検出回路の省略化を通じて上記伝送中継装置2及び
各端末装置4の構成の簡略化及び各装置自体の小型化を
図ることができるうえ、各装置及び当該テレメータ装置
のローコスト化を図ることができる。
【0047】次に、本発明の第2の実施の形態に係るテ
レメータ装置の説明をする。この第2の実施の形態に係
るテレメータ装置は、図3に示すように水道局に設置さ
れた中央コンピュータ装置であるセンタ装置21と、例
えば町,市,ビルディング等の所定区域毎に1つずつ設
けられる伝送中継装置22と、それぞれ各家庭に一つ或
いは複数設けられ、上記伝送中継装置22に接続された
1本のバスライン23に並列的に接続された第1〜第n
の端末装置24と、上記各端末装置24にそれぞれ接続
された水道メータ35とで構成されている。
【0048】上記各端末装置24は、水道メータ35か
らの発呼要求があったときに上記伝送中継装置22との
間に回線を確立するための同一の同期符号である第1の
同期符号D1を形成する回線確立回路30と、上記伝送
中継装置22との間で送信権の交換を行うための第1の
区切り符号K1を形成する第1の送信権交換制御回路3
1と、上記伝送中継装置22において上記水道メータ3
5からのデータを受信可能とするための第3の同期符号
D3を形成する受信制御回路32とを有している。ま
た、上記各端末装置24は、上記伝送中継装置22との
間で送信権の交換を行うための第3の区切り符号K3を
形成する第2の送信権交換制御回路33と、上記バスラ
イン23との接続を図るためのI/Oポート34とを有
している。
【0049】上記伝送中継装置22は、センタ装置21
からの発呼情報要求電文を受信可能とするための第2の
同期符号D2を形成する発呼受信制御回路25と、回線
確立された所定の端末装置24との間で送信権の交換を
行うための第2の区切り符号を形成する送信権交換制御
回路26と、上記確立された回線を所定期間保持するた
めの第4の同期符号を形成する回線保持回路27と、上
記確立された回線を解放するための第4の区切り符号K
4を形成する解放制御回路28と、上記複数の端末装置
24が並列接続されたバスライン23と接続される複数
のI/Oポート29とで構成されている。
【0050】次に、このような構成を有する当該第2の
実施の形態に係るテレメータ装置の動作説明をする。ま
ず、例えば図4(a)に示すように上記第nの端末装置
24に対して、該第nの端末装置24に接続されている
水道メータ35から発呼要求電文が伝送された場合、該
第nの端末装置24は、回線確立回路30により形成さ
れた同図(d)に示すような各端末装置共通の第1の同
期符号D1を、I/Oポート34を介して上記伝送中継
装置22に伝送する。これにより、上記第nの端末装置
24と伝送中継装置22との間に通信回線が確立され
る。
【0051】次に、上記第nの端末装置24は、図4
(d)に示すように上記発呼要求電文の各データパケッ
ト毎に上記第1の同期符号D1を付加し、これを上記伝
送中継装置22に伝送する。そして、図4(d)に示す
ように上記発呼要求電文の最後のデータパケットに、第
1の送信権交換制御回路31で形成された第1の区切り
符号K1を付加し、これを上記伝送中継装置22に伝送
する。これにより、上記第nの端末装置24からの送信
権が上記伝送中継装置22に付与される。
【0052】次に、上記伝送中継装置22は、上記付与
された送信権に基づいて図4(a),(b)に示すよう
に上記発呼要求電文をセンタ装置21に無線送信すると
共に、同図(b),(d)に示すように発呼受信制御回
路25で形成された第2の同期符号D2を上記第nの端
末装置24に伝送する。これにより、上記第nの端末装
置24が、上記センタ装置21からの発呼情報要求電文
を受信可能な状態となる。
【0053】次に、上記伝送中継装置2は、図4
(a),(b)に示すように上記センタ装置21からの
発呼情報要求電文が伝送されると、同図(b)に示すよ
うにこの発呼情報要求電文のデータパケットに上記第2
の同期符号D2を付加して上記第nの端末装置24に伝
送すると共に、上記発呼情報要求電文の最後のデータパ
ケットに送信権交換制御回路26で形成された上記送信
権を返還するための第2の区切り符号K2を付加し、こ
れを上記第nの端末装置24に伝送する。これにより、
上記第nの端末装置24を、上記センタ装置21からの
発呼情報要求電文を受信可能な状態とすることができ
る。
【0054】次に、上記第nの端末装置24は、図4
(d),(f)に示すように上記センタ装置21からの
発呼情報要求電文を、該第nの端末装置24に接続され
ている水道メータ35に伝送すると共に、同図(d)に
示すように受信制御回路32で形成された上記水道メー
タ35からの発呼情報応答電文を受信可能とするための
第3の同期符号D3を上記伝送中継装置22に伝送す
る。
【0055】次に、上記水道メータ35は、上記発呼情
報要求電文が伝送されると、これに答えて、例えば該水
道メータ35が設けられている家庭の水道使用量を示す
データである、図4(f)に示すような発呼情報応答電
文を形成し、これを上記第nの端末装置24に伝送す
る。上記第nの端末装置24は、上記発呼情報応答電文
が伝送されると、図4(d)に示すように該発呼情報応
答電文の各データパケットにそれぞれ上記第3の同期符
号D3を付加して上記伝送中継装置22に伝送すると共
に、該発呼情報応答電文の最後のデータパケットに第2
の送信権交換制御回路33で形成された上記送信権を付
与するための同図(d)に示すような第3の区切り符号
K3を付加し、これを上記伝送中継装置22に伝送す
る。
【0056】次に、上記伝送中継装置22は、予め伝送
された上記第3の同期符号D3に基づいて上記発呼情報
応答電文を受信すると共に、上記第3の区切り符号K3
により付与された送信権に基づいて、図4(a),
(b)に示すように上記水道メータ35からの発呼情報
応答電文をセンタ装置21に無線送信する。これによ
り、上記水道メータ35からの発呼要求に応じた発呼情
報応答電文が上記センタ装置21に伝送されたこととな
る。
【0057】また、上記伝送中継装置22は、この発呼
情報応答電文の無線送信が終了すると、回線保持回路2
7において、図4(b)に示すように、現在、当該伝送
中継装置2と第nの端末装置24との間で確立されてい
る通信回線を上記センタ装置21からの終了電文が送信
されるまでの間保持するための第4の同期符号D4を形
成する。これにより、この間、例えば図4(f)に示す
ように第1の端末装置24に接続されている水道メータ
35からの発呼要求電文が該第1の端末装置24にに伝
送されたとしても、同図(c)に示すように第1の端末
装置24からの、発呼を付加とすることができる。
【0058】次に、上記伝送中継装置22は、図4
(a),(b)に示すように上記センタ装置21から上
記発呼情報応答電文の受信終了を示す終了電文が送信さ
れると、同図(d)に示すようにこの終了電文を第nの
端末装置24に伝送すると共に、上記第nの端末装置2
4との間に確立されている通信回線を解放するための回
線解放制御回路28で形成された第4の区切り符号K4
を上記第nの端末装置24に伝送する。上記第nの端末
装置24は、上記終了電文及び第4の区切り符号K4が
伝送されると、図4(f)に示すようにこの終了電文を
上記第nの端末装置24に接続されている水道メータ3
5にデータ伝送の終了を伝達し、以後、上記バスライン
23はアイドル状態となる。
【0059】以上の説明から明らかなように当該第2の
実施の形態に係るテレメータ装置は、水道メータ35か
らの発呼要求があった場合に、その水道メータ35が接
続されている端末装置24から各端末装置共通の同期符
号である第1の同期符号D1を伝送中継装置22に伝送
すると共に、発呼要求電文の最後に第1の区切り符号K
1を不可して伝送中継装置22に伝送することにより、
該端末装置24と伝送中継装置22との間に通信回線を
確立することができ、上記水道メータ35からの発呼要
求電文を伝送中継装置22に伝送することができる。ま
た、このように確立した通信回線を上記伝送中継装置2
2が形成する第4の同期符号D4により、センタ装置2
1からの終了電文が送信されるまでの間、保持すること
ができるため、この間における他の水道メータ35から
の発呼要求を不可とすることができる。
【0060】このため、上記伝送中継装置22及び各端
末装置24にそれぞれ搬送波検出回路及び衝突検出回路
を設けることなくセンタ装置21が所望する端末装置2
4のみ通信回線を確立してデータ伝送を行うことができ
るうえ、各端末装置から送信されるデータの衝突を完全
に防止することができる。従って、上記搬送波検出回路
及び衝突検出回路の省略化を通じて上記伝送中継装置2
2及び各端末装置24の構成の簡略化及び各装置自体の
小型化を図ることができるうえ、各装置及び当該テレメ
ータ装置のローコスト化を図ることができる。
【0061】次に、本発明の第3の実施の形態に係るテ
レメータ装置の説明をする。この第3の実施の形態に係
るテレメータ装置は、図5に示すように水道局に設置さ
れた中央コンピュータ装置であるセンタ装置41と、例
えば町,市,ビルディング等の所定区域毎に1つずつ設
けられる伝送中継装置42と、それぞれ各家庭に一つ或
いは複数設けられ、上記伝送中継装置42に接続された
1本のバスライン43に並列的に接続された第1〜第n
の端末装置44と、上記各端末装置44にそれぞれ接続
された水道メータ51とで構成されている。
【0062】上記伝送中継装置42は、当該伝送中継装
置42から所望の端末装置44へセンタ装置41からの
要求電文の伝送すべく、該所望の端末装置44との通信
回線(バスライン43)の確立を図るために、各端末装
置44毎にそれぞれ異なるように割れ当てられている固
有の同期符号である第1の同期符号D1を形成する第1
の回線確立回路45と、当該伝送中継装置42と回線接
続された端末装置44との間で送信権の交換制御を行う
ための第1の区切り符号K1を形成する送信権交換制御
回路46とを有している。また、上記伝送中継装置42
は、センタ装置41からの終了電文を伝送すべく、上述
所望の端末装置44との通信回線の確立を図るために、
各端末装置44毎にそれぞれ異なるように割れ当てられ
ている固有の同期符号である第2の同期符号D2を形成
する第2の回線確立回路47と、上述確立された通信回
線を解放するための第2の区切り符号K2を形成する解
放制御回路48と、上記複数の端末装置44が並列接続
されたバスライン43が接続される複数のI/Oポート
49とを有している。
【0063】この第3の実施の形態における上記各端末
装置44には、上述のようにそれぞれ固有の同期符号が
割り当てられており、上記伝送中継装置42から伝送さ
れた第1の同期符号D1と、その端末装置44に割り当
てられている同期符号とが一致した場合のみ通信回線が
確立され、上記要求電文の伝送等が行われるようになっ
ている。
【0064】次に、このような構成を有する当該第3の
実施の形態に係るテレメータ装置の動作説明をする。ま
ず、例えば上記センタ装置41において、上記第nの端
末装置44が設けられている家庭の水道使用量を調べた
い場合、上記センタ装置41は図6(a)に示すように
該第nの端末装置44を指定してこの要求を示す要求電
文を上記伝送中継装置42に無線送信する。上記伝送中
継装置42は、上記第nの端末装置44が指定され上記
要求電文が供給されると、図6(b)に示すように第1
の回線確立回路45において上記第nの端末装置44に
割り当てられた固有の同期符号である第1の同期符号D
1をI/Oポート49及びバスライン43を介して第n
の端末装置44に伝送する。
【0065】上述のように上記第nの端末装置44に
は、予め固有の同期符号が割り当てられている。このた
め、上記第nの端末装置44は、上記要求電文と共に第
1の同期符号D1が伝送されると、自分に割り当てられ
ている同期符号と上記第1の同期符号D1とが一致する
か否かを検出し、各同期符号が一致していた場合にのみ
上記要求電文の取り込み可能状態となる。これにより、
上記センタ装置41のポーリングにより指定された端末
装置44との間にのみ、通信回線を確立することができ
る。
【0066】なお、上記伝送中継装置42との間に通信
回線が確立されなかった上記第nの端末装置44以外の
端末装置は回線アイドル状態となる。
【0067】次に、上記伝送中継装置42は、上記セン
タ装置41からの要求電文に上記第1の同期符号D1を
付加し、これを上記第nの端末装置44に伝送すると共
に、上記要求電文の最後のデータパケットに、送信権交
換制御回路46で形成された送信権を付与するための第
1の区切り符号K1を付加し、これを図6(b),
(d)に示すように上記第nの端末装置44に伝送す
る。上記第nの端末装置44は、上記第1の同期符号D
1に基づいてセンタ装置41からの要求電文の取り込み
を行い、上記第1の区切り符号K1により付与された送
信権に基づいて、同図(d),(f)に示すように当該
第nの端末装置44に接続されている水道メータ51に
その家庭の水道使用量を示す応答電文の伝送を要求す
る。
【0068】上記水道メータ51は、上記要求がなされ
ると図6(f)に示すようにその家庭の水道使用量を示
す応答電文を形成し、これを第nの端末装置44に伝送
する。また、上記第nの端末装置44は、上記水道メー
タ51から応答電文が伝送されると、図6(d)に示す
ようにこの応答電文を上記伝送中継装置42に伝送す
る。そして、上記伝送中継装置42は、この応答電文を
センタ装置41に無線送信する。これにより、上記セン
タ装置41において上記第nの端末装置44に接続され
た水道メータ51により検針された水道使用料の遠隔検
針を可能とすることができる。
【0069】次に、上記センタ装置41は、上記応答電
文を受信すると、該応答電文の受信終了を示す終了電文
を形成し、これを図6(a)に示すように上記伝送中継
装置42に無線送信する。上記伝送中継装置42は、上
記センタ装置41から終了電文が送信されると、第2の
回線確立回路47において、上記第nの端末装置44に
割り当てられた固有の同期符号である第2の同期符号D
2を形成し、これを図6(b),(d)に示すように上
記第nの端末装置44に伝送する。上述のように、上記
第nの端末装置44には、予め固有の同期符号が割り当
てられているため、この第2の同期符号D2が伝送され
ることにより、上記伝送中継装置42と第nの端末装置
44との間に再度、通信回線を確立することができる。
【0070】次に、上記伝送中継装置42は、上記通信
回線が確立されると、センタ装置41からの終了電文に
第2の同期符号D2を付加し、これを図6(b),
(d)に示すように第nの端末装置44に供給する。上
記第nの端末装置44は、上記第2の同期符号D2に基
づいて上記終了電文の取り込みを行う。そして、応答電
文の伝送が終了を、当該第nの端末装置44に接続され
ている水道メータ51に伝送し、以後、通信回線はアイ
ドル状態となる。
【0071】以上の説明から明らかなように、本発明の
第3の実施の形態に係るテレメータ装置は、上記各端末
装置44に固有的に割り当てられた第1の同期符号D1
に基づいて各データのデータ伝送を行うことができる。
このため、上記第1の同期符号D1に基づいて通信回線
が確立されたときのみ要求電文,応答電文等の送受信を
可能とすることができ、すなわち、通信回線が確立され
たときのみ送受信を可能とすることができ、例えば図6
(c),(e)に示すように第1の端末装置44に接続
されている水道メータ51から発呼要求があった場合
や、同図(d),(f)に示すように第nの端末装置4
4に接続されている水道メータ51から発呼要求があっ
た場合でもこれらを不可とすることができる。従って、
上記伝送中継装置42及び各端末装置44にそれぞれ搬
送波検出回路及び衝突検出回路を設けることなくセンタ
装置41が所望する端末装置44のみ通信回線を確立し
てデータ伝送を行うことができるうえ、各端末装置44
から送信されるデータの衝突を完全に防止することがで
きる。また、上記搬送波検出回路及び衝突検出回路の省
略化を通じて上記伝送中継装置42及び各端末装置44
の構成の簡略化及び各装置自体の小型化を図ることがで
きるうえ、各装置及び当該テレメータ装置のローコスト
化を図ることができる。
【0072】次に、本発明の第4の実施の形態に係るテ
レメータ装置の説明をする。この第4の実施の形態に係
るテレメータ装置は、図7に示すように水道局に設置さ
れた中央コンピュータ装置であるセンタ装置61と、例
えば町,市,ビルディング等の所定区域毎に1つずつ設
けられる伝送中継装置62と、それぞれ各家庭に一つ或
いは複数設けられ、上記伝送中継装置62に接続された
1本のバスライン63に並列的に接続された第1〜第n
の端末装置64と、上記各端末装置64にそれぞれ接続
された水道メータ65とで構成されている。
【0073】上記各端末装置64は、水道メータ65か
らの発呼要求があったときに上記伝送中継装置62との
間に通信回線を確立するために、各端末装置64毎にそ
れぞれ異なるように割れ当てられている固有の同期符号
である第1の同期符号D1を形成する回線確立回路66
と、各端末装置64と上記伝送中継装置62との間で送
信権の交換を行うための第1の区切り符号K1を形成す
る送信権交換制御回路と、上記バスライン63との接続
を図るためのI/Oポート64とを有している。
【0074】上記伝送中継装置62は、上記センタ装置
61と当該伝送中継装置62との間で通信回線を確立す
るための第2の同期符号D2を形成する回線確立回路6
9と、上記センタ装置61からの終了電文により上記確
立された通信回線を解放するための第2の区切り符号K
2を形成する回線解放制御回路70と、上記複数の端末
装置64が並列接続されたバスライン63と接続される
複数のI/Oポート71とで構成されている。
【0075】次に、このような構成を有する当該第4の
実施の形態に係るテレメータ装置の動作説明をする。ま
ず、例えば図8(f)に示すように第nの端末装置64
に接続されている水道メータ65から該第nの端末装置
64に対して発呼要求があった場合、上記第nの端末装
置64は、同図(d)に示すように該第nの端末装置6
4に対して割り当てられている固有の同期符号である、
回線確立回路66で形成された第1の同期符号D1をI
/Oポート68及びバスライン63を介して上記伝送中
継装置62に伝送する。上記伝送中継装置62は、上記
第1の同期符号D1が伝送されると、上記第nの端末装
置64から発呼要求があったことを認識することがで
き、ここに、伝送中継装置62と第nの端末装置64と
の間における通信回線が確立される。
【0076】次に、上記第nの端末装置64は、上記水
道メータ65からの発呼要求電文に上記第1の同期符号
D1を付加し、これを図8(b),(d)に示すように
伝送中継装置62に供給する。また、これと共に、上記
第nの端末装置64は、上記発呼要求電文の最後のデー
タパケットに送信権を付与するための第1の区切り符号
K1を付加し、これを図8(b),(d)に示すように
伝送中継装置62に供給する。上記伝送中継装置62
は、図8(a),(b)に示すように予め伝送された第
1の同期符号D1に基づいて上記発呼要求電文をセンタ
装置61に無線送信する。これにより、上記第nの端末
装置64に接続された水道メータ65からの発呼要求電
文をセンタ装置61に伝送することができる。
【0077】次に、上記センタ装置61は、上記発呼要
求電文を受信すると、図8(a)に示すように発呼情報
要求電文を形成し、これを伝送中継装置62に無線送信
する。上記伝送中継装置62は、上記発呼情報要求電文
が伝送されると、これを上記付与された送信権に基づい
て図8(b),(c)に示すように上記第nの端末装置
64に伝送する。上記第nの端末装置64は、上記発呼
情報要求電文が伝送されると、これを図8(d),
(f)に示すように当該第nの端末装置64に接続され
ている水道メータ64に伝送する。これにより、上記セ
ンタ装置61からの発呼情報要求電文を第nの端末装置
64に接続されている水道メータ64に伝送することが
できる。
【0078】次に、上記水道メータ64は、上記発呼情
報要求電文を受信すると、図8(f)に示すように発呼
情報応答電文を形成し、これを第nの端末装置64に伝
送する。上記第nの端末装置64は、上記発呼情報応答
電文が伝送されると、これを図8(b),(d)に示す
ように上記伝送中継装置62に伝送する。そして、上記
伝送中継装置62は、上記発呼情報応答電文をセンタ装
置61に無線送信する。これにより、上記第nの端末装
置64に接続された水道メータ64からの発呼情報応答
電文をセンタ装置61に伝送することができる。上述の
ように、上記センタ装置61及び各端末装置64間にお
ける発呼要求電文等の伝送は、上記各端末装置64にそ
れぞれ割り当てられた固有の同期符号である第1の同期
符号D1に基づいて行われる。このため、上記第1の同
期符号D1に基づいて通信回線が確立されたときのみ要
求電文,応答電文等の送受信を可能とすることができ、
すなわち、通信回線が確立されたときのみ送受信を可能
とすることができ、例えば図8(c),(e)に示すよ
うに第1の端末装置44に接続されている水道メータ5
1から発呼要求があった場合でもこの発呼要求を不可と
することができる。
【0079】次に、上記センタ装置61は、上記発呼情
報応答電文の受信が終了すると、該電文の受信終了を示
す終了電文を形成し、これを図8(a)に示すように上
記伝送中継装置62に無線送信する。上記伝送中継装置
62は、上記終了電文を受信すると、上記第nの端末装
置64に割り当てられた固有の同期符号である、回線確
立回路69で形成された第2の同期符号D2を、図8
(b),(d)に示すように第nの端末装置64に伝送
する。これにより、上記伝送中継装置64と第nの端末
装置64との間で、再度、通信回線が確立されることと
なる。
【0080】また、上記伝送中継装置62は、これと共
に回線解放制御回路70で形成された上記発呼情報応答
電文の受信終了を示す第2の区切り符号K2を上記終了
電文に不可し、図8(b),(d)に示すように第nの
端末装置64に伝送する。上記第nの端末装置64は、
上記第2の同期符号D2に基づいて上記終了電文を受信
し、上記第2の区切り符号K2を受信すると図8
(d),(f)に示すように該第nの端末装置64に接
続されている水道メータ65に伝送動作の終了を伝送す
る。これにより、上記通信回線は、以後、アイドル状態
となる。
【0081】以上の説明から明らかなように、本発明の
第4の実施の形態に係るテレメータ装置は、上記各端末
装置64に固有的に割り当てられた第1の同期符号D1
に基づいて各データのデータ伝送を行うことができる。
このため、上記第1の同期符号D1に基づいて通信回線
が確立されたときのみ要求電文,応答電文等の送受信を
可能とすることができる。また、通信回線が確立された
ときには、他の水道メータ65から発呼要求があった場
合でも、これを不可とすることができる。
【0082】従って、上記伝送中継装置62及び各端末
装置64にそれぞれ搬送波検出回路及び衝突検出回路を
設けることなくセンタ装置61との通信回線を確立して
データ伝送を行うことができるうえ、各端末装置64か
ら送信されるデータの衝突を完全に防止することができ
る。また、上記搬送波検出回路及び衝突検出回路の省略
化を通じて上記伝送中継装置62及び各端末装置64の
構成の簡略化及び各装置自体の小型化を図ることができ
るうえ、各装置及び当該テレメータ装置のローコスト化
を図ることができる。
【0083】なお、上述の各実施の形態の説明では、セ
ンタ装置1,21,41,61と伝送中継装置2,2
2,42,62との間におけるデータの送受信は無線で
行うこととしたが、これは回線ケーブルを用いて有線で
行うようにしてもよい。
【0084】また、本発明に係るデータ伝送システム及
びデータ伝送方法を水道使用量の遠隔検針を行うための
テレメータ装置に適用することとしたが、本発明は、こ
のような実施の形態に限定されることはなく、1本のバ
スラインを複数の端末装置で共用して多重アクセスを行
うデータ伝送装置であれば、この他、ガスや電気の使用
量を検出するためのテレメータ装置やホームオートメー
ションシステム等のローカルエリアネットワーク(LA
N:Local Area Network)に適用可能であることは勿論
である。
【0085】
【発明の効果】本発明に係るデータ伝送装置は、伝送中
継装置及び各端末装置に必要とされていた搬送波検出回
路及び衝突検出回路を設けることなく各端末装置から送
信されたデータの衝突を完全に防止することができる。
また、上記搬送波検出回路及び衝突検出回路の省略を通
じて、構成の簡略化,装置自体の小型化及びローコスト
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ伝送システム及びデータ伝
送方法を適用したテレメータ装置の第1の実施の形態の
ブロック図である。
【図2】上記第1の実施の形態に係るテレメータ装置の
動作を説明するためのタイムチャートである。
【図3】本発明に係るデータ伝送システム及びデータ伝
送方法を適用したテレメータ装置の第2の実施の形態の
ブロック図である。
【図4】上記第2の実施の形態に係るテレメータ装置の
動作を説明するためのタイムチャートである。
【図5】本発明に係るデータ伝送システム及びデータ伝
送方法を適用したテレメータ装置の第3の実施の形態の
ブロック図である。
【図6】上記第3の実施の形態に係るテレメータ装置の
動作を説明するためのタイムチャートである。
【図7】本発明に係るデータ伝送システム及びデータ伝
送方法を適用したテレメータ装置の第4の実施の形態の
ブロック図である。
【図8】上記第4の実施の形態に係るテレメータ装置の
動作を説明するためのタイムチャートである。
【符号の説明】
1 センタ装置 2 伝送中継装置 2a 伝送中
継装置の伝送部(I/Oポート) 3 バスライン
4 端末装置 5 回線確立回路 6 送信権交換制御回路 7 回線保持回路 8
回線解放制御回路 9 応答受信制御回路 10 送信権交換制御回路
11 各端末装置の伝送部(I/Oポート) 12
水道メータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ管理を行うセンタ装置と、1本の
    通信回線に並列的に接続された複数の端末装置と、上記
    複数の端末装置が並列的に接続された通信回線が少なく
    とも1本接続され、上記センタ装置と各端末装置との間
    のデータの送受信を中継する伝送中継装置とで構成され
    るバス接続方式のデータ伝送システムにおいて、 上記伝送中継装置は、 上記センタ装置におけるポーリングにより所望の端末装
    置にデータ伝送を行う際に、上記通信回線を介して接続
    されている全ての端末装置に対して同一の同期符号を伝
    送して該所望の端末装置との間で通信回線を確立する回
    線確立手段と、 当該伝送中継装置と上記通信回線が確立された端末装置
    との間で送信権を交換するための区切り符号を伝送する
    送信権交換制御手段と、 データ伝送が終了するまでの間、上記所望の端末装置と
    の間で確立された通信回線を保持するための同期符号で
    ある通信回線保持符号を伝送する通信回線保持手段とを
    有することを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 【請求項2】 データ管理を行うセンタ装置と、1本の
    通信回線に並列的に接続された複数の端末装置と、上記
    複数の端末装置が並列的に接続された通信回線が少なく
    とも1本接続され、上記センタ装置と各端末装置との間
    のデータの送受信を中継する伝送中継装置とで構成され
    るバス接続方式のデータ伝送システムにおいて、 上記各端末装置は、当該端末装置からの発呼により上記
    センタ装置にデータ伝送を行う際に、上記通信回線を介
    して接続されている全ての端末装置に共通する同一の同
    期符号である通信回線確立符号を上記伝送中継装置に伝
    送し、上記センタ装置のポーリングにより通信回線を確
    立する回線確立手段と、上記伝送中継装置との間で送信
    権を交換するための区切り符号を伝送する送信権交換制
    御手段とを有し、 上記伝送中継装置は、データ伝送が終了するまでの間、
    上記端末装置との間で確立された通信回線を保持するた
    めの同期符号である通信回線保持符号を伝送する通信回
    線保持手段を有することを特徴とするデータ伝送システ
    ム。
  3. 【請求項3】 データ管理を行うセンタ装置と、1本の
    通信回線に並列的に接続された複数の端末装置と、上記
    複数の端末装置が並列的に接続された通信回線が少なく
    とも1本接続され、上記センタ装置と各端末装置との間
    のデータの送受信を中継する伝送中継装置とで構成され
    るバス接続方式のデータ伝送システムにおいて、 上記伝送中継装置は、 上記センタ装置におけるポーリングにより所望の端末装
    置にデータ伝送を行う際に、上記通信回線を介して接続
    されている全ての端末装置にそれぞれ割り当てられてい
    る固有の同期符号を伝送して所望の端末装置との間で通
    信回線を確立する回線確立手段と、 当該伝送中継装置と上記通信回線が確立された端末装置
    との間で送信権を交換するための区切り符号を伝送する
    送信権交換制御手段とを有することを特徴とするデータ
    伝送システム。
  4. 【請求項4】 データ管理を行うセンタ装置と、1本の
    通信回線に並列的に接続された複数の端末装置と、上記
    複数の端末装置が並列的に接続された通信回線が少なく
    とも1本接続され、上記センタ装置と各端末装置との間
    のデータの送受信を中継する伝送中継装置とで構成され
    るバス接続方式のデータ伝送システムにおいて、 上記各端末装置は、 当該端末装置からの発呼により上記センタ装置にデータ
    伝送を行う際に、各端末装置にそれぞれ割り当てられて
    いる固有の同期符号を伝送して上記伝送中継装置との間
    で通信回線を確立する回線確立手段と、 上記伝送中継装置との間で送信権を交換するための区切
    り符号を伝送する送信権交換制御手段とを有することを
    特徴とするデータ伝送システム。
  5. 【請求項5】 データ管理を行うセンタ装置と、1本の
    通信回線に並列的に接続された複数の端末装置と、上記
    複数の端末装置が並列的に接続された通信回線が少なく
    とも1本接続され、上記センタ装置と各端末装置との間
    のデータの送受信を中継する伝送中継装置とで構成され
    るバス接続方式のデータ伝送システムのデータ伝送方法
    であって、 上記伝送中継装置は、 センタ装置におけるポーリングにより所望の端末装置に
    データ伝送を行う際に、上記通信回線を介して接続され
    ている全ての端末装置に対して同一の同期符号を伝送し
    て該所望の端末装置との間で通信回線を確立し、 当該伝送中継装置と上記通信回線が確立された端末装置
    との間で、区切り符号を伝送して送信権を交換しながら
    データ伝送を行い、 データ伝送が終了するまでの間、通信回線保持符号を伝
    送することにより上記所望の端末装置との間で確立され
    た通信回線を保持することを有することを特徴とするデ
    ータ伝送方法。
  6. 【請求項6】 データ管理を行うセンタ装置と、1本の
    通信回線に並列的に接続された複数の端末装置と、上記
    複数の端末装置が並列的に接続された通信回線が少なく
    とも1本接続され、上記センタ装置と各端末装置との間
    のデータの送受信を中継する伝送中継装置とで構成され
    るバス接続方式のデータ伝送システムのデータ伝送方法
    であって、 上記各端末装置は、当該端末装置からの発呼により上記
    センタ装置にデータ伝送を行う際に、上記通信回線を介
    して接続されている全ての端末装置に共通する同一の同
    期符号である通信回線確立符号を上記伝送中継装置に伝
    送し、上記センタ装置のポーリングにより通信回線を確
    立し、上記伝送中継装置との間で区切り符号を伝送して
    送信権を交換しながらデータ伝送を行い、 上記伝送中継装置は、データ伝送が終了するまでの間、
    通信回線保持符号を伝送することにより上記所望の端末
    装置との間で確立された通信回線を保持することを特徴
    とするデータ伝送方法。
  7. 【請求項7】 データ管理を行うセンタ装置と、1本の
    通信回線に並列的に接続された複数の端末装置と、上記
    複数の端末装置が並列的に接続された通信回線が少なく
    とも1本接続され、上記センタ装置と各端末装置との間
    のデータの送受信を中継する伝送中継装置とで構成され
    るバス接続方式のデータ伝送システムのデータ伝送方法
    であって、 上記伝送中継装置は、 上記センタ装置におけるポーリングにより所望の端末装
    置にデータ伝送を行う際に、上記通信回線を介して接続
    されている全ての端末装置にそれぞれ割り当てられてい
    る固有の同期符号を伝送して所望の端末装置との間で通
    信回線を確立し、 当該伝送中継装置と上記通信回線が確立された端末装置
    との間で、区切り符号により送信権を交換しながらデー
    タ伝送を行うことを特徴とするデータ伝送方法。
  8. 【請求項8】 データ管理を行うセンタ装置と、1本の
    通信回線に並列的に接続された複数の端末装置と、上記
    複数の端末装置が並列的に接続された通信回線が少なく
    とも1本接続され、上記センタ装置と各端末装置との間
    のデータの送受信を中継する伝送中継装置とで構成され
    るバス接続方式のデータ伝送システムのデータ伝送方法
    であって、 上記各端末装置は、 当該端末装置からの発呼により上記センタ装置にデータ
    伝送を行う際に、各端末装置にそれぞれ割り当てられて
    いる固有の同期符号を伝送して上記伝送中継装置との間
    で通信回線を確立し、 上記伝送中継装置との間で区切り符号により送信権を交
    換しながらデータ伝送を行うことを特徴とするデータ伝
    送方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7893962B2 (en) 2002-03-01 2011-02-22 Seiko Epson Corporation Image output system having multiple devices communication-connected in master-slave relation

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7893962B2 (en) 2002-03-01 2011-02-22 Seiko Epson Corporation Image output system having multiple devices communication-connected in master-slave relation

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