JPH09219258A - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
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- JPH09219258A JPH09219258A JP6041497A JP6041497A JPH09219258A JP H09219258 A JPH09219258 A JP H09219258A JP 6041497 A JP6041497 A JP 6041497A JP 6041497 A JP6041497 A JP 6041497A JP H09219258 A JPH09219258 A JP H09219258A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector
- cap
- connector housing
- housing
- terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コネクタハウジングの誤嵌合を防止し、か
つ、コネクタハウジングの共用化をはかれるようにす
る。 【解決手段】 電線先端に接続したターミナルと、該タ
ーミナルをそれぞれ収容する収容室を内部に備えるコネ
クタハウジングと、該コネクタハウジグの前部に着脱自
在に被冠されてロックされると共に、その底壁部に相手
方端子挿入用の窓部を有し、かつ、その外周面上に、軸
方向に延在する凹条溝を有するキャップを備え、上記キ
ャップは、その凹条溝の位置および/あるいは溝の個数
を異ならせたものを用意しておき、上記コネクタハウジ
ングと嵌合する相手方コネクタハウジングの嵌合部に設
けている凸条に対応した凹条溝を有するキャップを選択
して用いる構成としている。
つ、コネクタハウジングの共用化をはかれるようにす
る。 【解決手段】 電線先端に接続したターミナルと、該タ
ーミナルをそれぞれ収容する収容室を内部に備えるコネ
クタハウジングと、該コネクタハウジグの前部に着脱自
在に被冠されてロックされると共に、その底壁部に相手
方端子挿入用の窓部を有し、かつ、その外周面上に、軸
方向に延在する凹条溝を有するキャップを備え、上記キ
ャップは、その凹条溝の位置および/あるいは溝の個数
を異ならせたものを用意しておき、上記コネクタハウジ
ングと嵌合する相手方コネクタハウジングの嵌合部に設
けている凸条に対応した凹条溝を有するキャップを選択
して用いる構成としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコネクタに関し、詳しく
は、自動車のエンジンルーム等雨水の侵入する箇所にお
いて使用される防水コネクタに関するものであって、特
に、ターミナルがコネクタハウジング内に設けたターミ
ナル収容室の所定の位置に収容係止されていることの確
認及びその係止状態を維持するための手段を有する防水
コネクタに関するものである。
は、自動車のエンジンルーム等雨水の侵入する箇所にお
いて使用される防水コネクタに関するものであって、特
に、ターミナルがコネクタハウジング内に設けたターミ
ナル収容室の所定の位置に収容係止されていることの確
認及びその係止状態を維持するための手段を有する防水
コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のコネクタは、例えば、欧
州出願公開特許第91,770号に開示されている。こ
のコネクタでは、第8図に示すように、コネクタハウジ
ング35の収容室36内に、内側面から突出した片持梁
状の弾性腕37を有し、当該弾性腕37の自由端に設け
た突起38を、当該弾性腕37の撓みを利用して、収容
室36内に挿入されるターミナルの段差部に係止させ、
当該ターミナルを収容室36内の所定の位置に保持させ
るようにしている。また、収容室36には、上記弾性腕
37が撓んで変位するための空間を設けている。また、
ハウジング35の後部39の側方には、ターミナルが所
定の位置に収容された状態で差し込み可能で、差し込ま
れた後はターミナルの抜けを防止する櫛歯状のリティナ
ー40を備えている。
州出願公開特許第91,770号に開示されている。こ
のコネクタでは、第8図に示すように、コネクタハウジ
ング35の収容室36内に、内側面から突出した片持梁
状の弾性腕37を有し、当該弾性腕37の自由端に設け
た突起38を、当該弾性腕37の撓みを利用して、収容
室36内に挿入されるターミナルの段差部に係止させ、
当該ターミナルを収容室36内の所定の位置に保持させ
るようにしている。また、収容室36には、上記弾性腕
37が撓んで変位するための空間を設けている。また、
ハウジング35の後部39の側方には、ターミナルが所
定の位置に収容された状態で差し込み可能で、差し込ま
れた後はターミナルの抜けを防止する櫛歯状のリティナ
ー40を備えている。
【0003】一方、上記コネクタハウジング35と対と
なるコネクタハウジング41の外殻を構成する周壁43
上には、シールリング42を巻装しており、このシール
リング42により、ハウジング35,41を密封するよ
うにしている。このシールリング42は、凹部44を上
記周壁43上に設けられたリブ45に嵌め込んだ状態で
当該部分に係止されている。
なるコネクタハウジング41の外殻を構成する周壁43
上には、シールリング42を巻装しており、このシール
リング42により、ハウジング35,41を密封するよ
うにしている。このシールリング42は、凹部44を上
記周壁43上に設けられたリブ45に嵌め込んだ状態で
当該部分に係止されている。
【0004】ところで、自動車等の配線においては、同
じ箇所に同極数の対となるコネクタが複数対使用される
ことがあるが、作業者の誤接続を防止するため、従来の
一般的なコネクタの中には、対となるコネクタ同士のハ
ウジング形状もしくは色が異なるように形成され、使用
に供しているものもある。
じ箇所に同極数の対となるコネクタが複数対使用される
ことがあるが、作業者の誤接続を防止するため、従来の
一般的なコネクタの中には、対となるコネクタ同士のハ
ウジング形状もしくは色が異なるように形成され、使用
に供しているものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなコネク
タにあっては、対となるコネクタ同士のハウジング形状
もしくは色が異なるように形成されているため、共用化
ができず、その分、部品点数が増加する問題がある。
タにあっては、対となるコネクタ同士のハウジング形状
もしくは色が異なるように形成されているため、共用化
ができず、その分、部品点数が増加する問題がある。
【0006】本発明は、上記のような従来のコネクタに
おける問題を解決するためになされたものである。
おける問題を解決するためになされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、電線
先端に接続したターミナルと、上記ターミナルをそれぞ
れ収容する収容室を内部に備えるコネクタハウジング
と、上記コネクタハウジグの前部に着脱自在に被冠され
てロックされると共に、その底壁部に相手方端子挿入用
の窓部を有し、かつ、その外周面上に、軸方向に延在す
る凹条溝を有するキャップを備え、上記キャップは、そ
の凹条溝の位置および/あるいは溝の個数を異ならせた
ものを用意しておき、上記コネクタハウジングと嵌合す
る相手方コネクタハウジングの嵌合部に設けている凸条
に対応した凹条溝を有するキャップを選択して用いる構
成としていることを特徴とするコネクタを提供してい
る。
先端に接続したターミナルと、上記ターミナルをそれぞ
れ収容する収容室を内部に備えるコネクタハウジング
と、上記コネクタハウジグの前部に着脱自在に被冠され
てロックされると共に、その底壁部に相手方端子挿入用
の窓部を有し、かつ、その外周面上に、軸方向に延在す
る凹条溝を有するキャップを備え、上記キャップは、そ
の凹条溝の位置および/あるいは溝の個数を異ならせた
ものを用意しておき、上記コネクタハウジングと嵌合す
る相手方コネクタハウジングの嵌合部に設けている凸条
に対応した凹条溝を有するキャップを選択して用いる構
成としていることを特徴とするコネクタを提供してい
る。
【0008】
【作用】本発明にかかるコネクタは、上記キャップとし
て、その凹条溝の位置および/あるいは溝の個数を異な
らせたものを用意しておき、上記コネクタハウジングと
嵌合する相手方コネクタハウジングの嵌合部に設けてい
る凸条に対応した凹条溝を有するキャップを選択して用
いることにより、コネクタハウジングに被冠するキャッ
プの種類を変えることにより、相手方コネクタを選択し
て嵌合することができる。
て、その凹条溝の位置および/あるいは溝の個数を異な
らせたものを用意しておき、上記コネクタハウジングと
嵌合する相手方コネクタハウジングの嵌合部に設けてい
る凸条に対応した凹条溝を有するキャップを選択して用
いることにより、コネクタハウジングに被冠するキャッ
プの種類を変えることにより、相手方コネクタを選択し
て嵌合することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。第1図は本発明に係るコネクタの組付け前の状態
を示し、1は、内部にそれぞれターミナル12,12'を
収容する一対の収容室2,2'を並設すると共に、中央部
周壁3上に環状凸部4を設けたコネクタハウジングであ
る。
する。第1図は本発明に係るコネクタの組付け前の状態
を示し、1は、内部にそれぞれターミナル12,12'を
収容する一対の収容室2,2'を並設すると共に、中央部
周壁3上に環状凸部4を設けたコネクタハウジングであ
る。
【0010】上記収容室2,2'の間には、ハウジング1
の前方へ開口するポケット部9を形成している。各収容
室2,2'とポケット部9は、それぞれ隔壁を構成する側
壁6により区画されている。側壁6の後方側には収容室
2,2'側に突出する鉤状の突部5を設けている。
の前方へ開口するポケット部9を形成している。各収容
室2,2'とポケット部9は、それぞれ隔壁を構成する側
壁6により区画されている。側壁6の後方側には収容室
2,2'側に突出する鉤状の突部5を設けている。
【0011】また、上記側壁6の後方端部にポケット部
9側から収容室2,2'へ連通する窓口部10を形成し、
当該窓口10の開口端の前部をポケット部9側から収容
室2,2'側に陥設した係止段部11としている。
9側から収容室2,2'へ連通する窓口部10を形成し、
当該窓口10の開口端の前部をポケット部9側から収容
室2,2'側に陥設した係止段部11としている。
【0012】尚、本発明では、必ずしも上記係止段部1
1は窓口部10の開口端に形成する必要はなく、ポケッ
ト部9側から陥設した部分の段差部に形成すればよい。
1は窓口部10の開口端に形成する必要はなく、ポケッ
ト部9側から陥設した部分の段差部に形成すればよい。
【0013】上記ハウジング1の外周壁の側壁6と収容
室2,2'を隔てて対向する箇所には、上記突部5と対応
する位置に、外部へ変位可能な自由端部分7を有する片
持ち梁状の弾性腕8を設けている。この弾性腕8は、後
述するターミナル12,12'の半嵌合を検知する機能の
他に、収容室2,2'と外部との隔壁としての機能も有す
る。
室2,2'を隔てて対向する箇所には、上記突部5と対応
する位置に、外部へ変位可能な自由端部分7を有する片
持ち梁状の弾性腕8を設けている。この弾性腕8は、後
述するターミナル12,12'の半嵌合を検知する機能の
他に、収容室2,2'と外部との隔壁としての機能も有す
る。
【0014】14は上記コネクタハウジング1の前部に
被冠される防水機能を備えたキャップであり、このキャ
ップ14は底壁部15と周壁部16からなる。底壁部1
5には一対の窓口17,17'を形成している。また、底
壁部15の窓口17,17'の間の部分からは、キャップ
14の開口方向へ延在し、少なくとも先端部分が二又状
となり、各分岐部の先端に鉤部18,18'を有する可撓
性アーム19を突設している。更に、キャップ14の外
周面上には、軸方向に走る凹条溝26,26'を2条設け
ている。
被冠される防水機能を備えたキャップであり、このキャ
ップ14は底壁部15と周壁部16からなる。底壁部1
5には一対の窓口17,17'を形成している。また、底
壁部15の窓口17,17'の間の部分からは、キャップ
14の開口方向へ延在し、少なくとも先端部分が二又状
となり、各分岐部の先端に鉤部18,18'を有する可撓
性アーム19を突設している。更に、キャップ14の外
周面上には、軸方向に走る凹条溝26,26'を2条設け
ている。
【0015】上記キャップ14は、コネクタハウジング
1の前部に被冠されると、キャップ14の周壁部16
が、上記した弾性腕8の自由端部分7の変位点上に位置
するように構成している。
1の前部に被冠されると、キャップ14の周壁部16
が、上記した弾性腕8の自由端部分7の変位点上に位置
するように構成している。
【0016】また、キャップ14は、コネクタハウジン
グ1に被冠した状態で、その開口端20とコネクタハウ
ジング中央部周壁3上に設けた環状凸部4との間で環状
凹部21を形成するように構成している。
グ1に被冠した状態で、その開口端20とコネクタハウ
ジング中央部周壁3上に設けた環状凸部4との間で環状
凹部21を形成するように構成している。
【0017】更に、キャップ14は、コネクタハウジン
グ1に被冠した状態で、相手側コネクタ27(第4図参
照)の嵌合部28に嵌入され、上記相手側コネクタ27
の嵌合部28には上記キャップ14外周面上の凹条溝2
6と同数の凸条29を対応する位置に設けている。
グ1に被冠した状態で、相手側コネクタ27(第4図参
照)の嵌合部28に嵌入され、上記相手側コネクタ27
の嵌合部28には上記キャップ14外周面上の凹条溝2
6と同数の凸条29を対応する位置に設けている。
【0018】尚、本実施例ではキャップに凹条溝を2条
設けているが、本発明では、凹条溝の条数は特に限定さ
れるものではない。例えば、第5図(A)(B)、第6図
(A)(B)は夫々コネクタ相互の嵌合部分に設けられる凹
条溝、凸条の対応関係を示すものであり、第5図(A)
(B)ではその数を2条としており、第6図(A)(B)では
その数が1条のものを示す。
設けているが、本発明では、凹条溝の条数は特に限定さ
れるものではない。例えば、第5図(A)(B)、第6図
(A)(B)は夫々コネクタ相互の嵌合部分に設けられる凹
条溝、凸条の対応関係を示すものであり、第5図(A)
(B)ではその数を2条としており、第6図(A)(B)では
その数が1条のものを示す。
【0019】22はコネクタハウジング1の周壁に巻装
されるゴム製のシールリングである。このシールリング
22は、環状凸部4に当接する位置までハウジング1の
前部から嵌め入れられ、後の工程でハウジング1前部に
被冠するキャップ14の開口端20と環状凸部4との間
(環状凹部)で把持され、軸方向への動きが規制されてい
る。23,23'は上述したターミナル12,12'の電線
掴み部24に接続されたリード線である。
されるゴム製のシールリングである。このシールリング
22は、環状凸部4に当接する位置までハウジング1の
前部から嵌め入れられ、後の工程でハウジング1前部に
被冠するキャップ14の開口端20と環状凸部4との間
(環状凹部)で把持され、軸方向への動きが規制されてい
る。23,23'は上述したターミナル12,12'の電線
掴み部24に接続されたリード線である。
【0020】25,25'はリード線23,23'に被着さ
れ、上述の電線掴み部24の被覆掴み部24a,24a'に
狭少部分を把持されてなるゴム栓である。このゴム栓2
5,25'はその鍔部分を以って、ターミナル12,12'
が収容室2,2'に収容された状態で収容室2,2'の後方
開口部をシールする。
れ、上述の電線掴み部24の被覆掴み部24a,24a'に
狭少部分を把持されてなるゴム栓である。このゴム栓2
5,25'はその鍔部分を以って、ターミナル12,12'
が収容室2,2'に収容された状態で収容室2,2'の後方
開口部をシールする。
【0021】次に、上記構成からなる本実施例のコネク
タの組立て作業について説明する。まず、各ターミナル
12,12'は夫々収容室2,2'の後方から挿入され、挿
入途中では、第2図に図示するように、突部5上に乗り
上がり、突部5に対向した位置に上記弾性腕8の自由端
部分7を収容室2,2'の外部へ押し上げて進入する。タ
ーミナル12,12'が所定の位置へ進入すると、ターミ
ナル12,12'の陥設部分13に突部5が嵌合し、弾性
腕8の自由端部分7は元の状態、即ち、収容室2,2'内
に復帰する。尚、上記の作業と前後して、上記ハウジン
グの周壁上にシールリングを巻装する。
タの組立て作業について説明する。まず、各ターミナル
12,12'は夫々収容室2,2'の後方から挿入され、挿
入途中では、第2図に図示するように、突部5上に乗り
上がり、突部5に対向した位置に上記弾性腕8の自由端
部分7を収容室2,2'の外部へ押し上げて進入する。タ
ーミナル12,12'が所定の位置へ進入すると、ターミ
ナル12,12'の陥設部分13に突部5が嵌合し、弾性
腕8の自由端部分7は元の状態、即ち、収容室2,2'内
に復帰する。尚、上記の作業と前後して、上記ハウジン
グの周壁上にシールリングを巻装する。
【0022】次に、キャップ14をコネクタハウジング
1の前部に被冠する。上記鉤部18,18'が係止段部1
1に係止され、よって、キャップ14がコネクタハウジ
ング1に固定係止される。この鉤部18,18'と係止段
部11の係止部分は、ポケット部9内に配置されている
ため、外部から直接力が作用せず、誤ってキャップ14
をコネクタハウジング1から外してしまうことがない。
1の前部に被冠する。上記鉤部18,18'が係止段部1
1に係止され、よって、キャップ14がコネクタハウジ
ング1に固定係止される。この鉤部18,18'と係止段
部11の係止部分は、ポケット部9内に配置されている
ため、外部から直接力が作用せず、誤ってキャップ14
をコネクタハウジング1から外してしまうことがない。
【0023】上記のようにキャップ14を被冠されると
き、キャップ14の周壁部16は、上述した弾性腕8の
自由端部分7の変位点上に位置するように構成されてい
るため、ターミナル12,12'が収容室2,2'の所定の
位置におさまらず、ターミナルの陥設部分13に側壁6
の突部5が嵌合していない状態、即ち、自由端部分7が
突部5上に乗り上がった状態で外部へ変位している状態
のとき、当該キャップ14は上記自由端部分7に当接
し、被冠不可能となる(第2図参照)。作業者は、この状
況を確認することにより、ターミナル12,12'の収容
室2,2'への挿入が不十分であることを確認する。
き、キャップ14の周壁部16は、上述した弾性腕8の
自由端部分7の変位点上に位置するように構成されてい
るため、ターミナル12,12'が収容室2,2'の所定の
位置におさまらず、ターミナルの陥設部分13に側壁6
の突部5が嵌合していない状態、即ち、自由端部分7が
突部5上に乗り上がった状態で外部へ変位している状態
のとき、当該キャップ14は上記自由端部分7に当接
し、被冠不可能となる(第2図参照)。作業者は、この状
況を確認することにより、ターミナル12,12'の収容
室2,2'への挿入が不十分であることを確認する。
【0024】本実施例では、上記のように側壁部6に設
けた突部5にターミナル12,12'の陥設部に嵌合する
一方、弾性腕8にはターミナル12,12'を係止させて
いないため、リード線23の引張等により、ターミナル
12,12'を引き抜こうとする力が作用しても、突部5
が撓むことがなく、かつ、弾性腕には力が作用しない。
そのため、上記引抜力によりターミナル12,12'がガ
タつくことがなく、また、弾性腕8が折損あるいは破損
することもない。
けた突部5にターミナル12,12'の陥設部に嵌合する
一方、弾性腕8にはターミナル12,12'を係止させて
いないため、リード線23の引張等により、ターミナル
12,12'を引き抜こうとする力が作用しても、突部5
が撓むことがなく、かつ、弾性腕には力が作用しない。
そのため、上記引抜力によりターミナル12,12'がガ
タつくことがなく、また、弾性腕8が折損あるいは破損
することもない。
【0025】上記のようにキャップ14をコネクタハウ
ジング11に固定した状態で相手方コネクタを接続す
る。このとき、相手方コネクタに、キャップ14の外周
面に設けた凹条溝26と対応する凸条を設けているた
め、この凹条溝26と凸条とが対応しない場合には、両
コネクタを接続することができない。そのため、本実施
例では、作業者が接続すべきコネクタを取り違えるのを
防止することができる。また、本実施例のコネクタで
は、上記凹条溝26と凸条との対応により、対となるコ
ネクタを特定することが出来るため、同極数のコネクタ
を同じ箇所で使用する場合にもキャップの凹溝の数、配
置等を異ならせておけばハウジングそのものは共用する
ことが出来る。
ジング11に固定した状態で相手方コネクタを接続す
る。このとき、相手方コネクタに、キャップ14の外周
面に設けた凹条溝26と対応する凸条を設けているた
め、この凹条溝26と凸条とが対応しない場合には、両
コネクタを接続することができない。そのため、本実施
例では、作業者が接続すべきコネクタを取り違えるのを
防止することができる。また、本実施例のコネクタで
は、上記凹条溝26と凸条との対応により、対となるコ
ネクタを特定することが出来るため、同極数のコネクタ
を同じ箇所で使用する場合にもキャップの凹溝の数、配
置等を異ならせておけばハウジングそのものは共用する
ことが出来る。
【0026】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、種々の変形が可能である。例えば、第7図に
示すように、コネクタハウジング1にロックアーム30
を設ける一方、相手方コネクタ27に係止突起31を設
け、これらロックアーム30の先端を係止突起31に係
止することにより、コネクタを結合状態で保持する構成
としても良い。
ではなく、種々の変形が可能である。例えば、第7図に
示すように、コネクタハウジング1にロックアーム30
を設ける一方、相手方コネクタ27に係止突起31を設
け、これらロックアーム30の先端を係止突起31に係
止することにより、コネクタを結合状態で保持する構成
としても良い。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、上記キャップに設けられる凹条溝と、相手方コネ
クタの嵌合部に設けられる凸条とをその本数等を対応さ
せて形成すれば、自動車等の配線で同じ箇所に同極数の
コネクタを使用している場合において対となるコネクタ
同士を上記凹条溝及び凸条の対応関係で特定出来るた
め、ハウジングを共用することができ、コストの低減を
図ることが出来る。
では、上記キャップに設けられる凹条溝と、相手方コネ
クタの嵌合部に設けられる凸条とをその本数等を対応さ
せて形成すれば、自動車等の配線で同じ箇所に同極数の
コネクタを使用している場合において対となるコネクタ
同士を上記凹条溝及び凸条の対応関係で特定出来るた
め、ハウジングを共用することができ、コストの低減を
図ることが出来る。
【0028】シールリングがハウジング中央周壁上の環
状凸部とキャップの開口端の間で把持されるため、コネ
クタ相互を抜き差ししても、シールリングが所定の位置
からずれるのを防止することができる。また、ターミナ
ルが収容室の所定の位置に収容されていない場合には、
キャップをハウジング前部に被冠できないため、ターミ
ナルが半挿入の状態を事前に作業者して確認することが
できる。さらに、キャップの底壁に突設した可撓性アー
ムの先端部に設けた鉤部をポケット部と収容室とを区画
する側壁に設けた係止段部に係止させてキャップをコネ
クタハウジングに取り付けており、この係止部分はポケ
ット部内に収容された状態となっているため、外部から
直接力が作用することがなく、キャップをコネクタハウ
ジングに強固に取り付けることができる。
状凸部とキャップの開口端の間で把持されるため、コネ
クタ相互を抜き差ししても、シールリングが所定の位置
からずれるのを防止することができる。また、ターミナ
ルが収容室の所定の位置に収容されていない場合には、
キャップをハウジング前部に被冠できないため、ターミ
ナルが半挿入の状態を事前に作業者して確認することが
できる。さらに、キャップの底壁に突設した可撓性アー
ムの先端部に設けた鉤部をポケット部と収容室とを区画
する側壁に設けた係止段部に係止させてキャップをコネ
クタハウジングに取り付けており、この係止部分はポケ
ット部内に収容された状態となっているため、外部から
直接力が作用することがなく、キャップをコネクタハウ
ジングに強固に取り付けることができる。
【図1】 本発明に係るコネクタの組み付け前の状態を
示す一部破断分解斜視図である。
示す一部破断分解斜視図である。
【図2】 上記コネクタの組み付け途中の状態を示す断
面図である。
面図である。
【図3】 上記コネクタの組み付け後の状態を示す一部
破断斜視図である。
破断斜視図である。
【図4】 上記コネクタを相手方コネクタに接続する前
の状態を示す分解断面図である。
の状態を示す分解断面図である。
【図5】 (A)(B)は本発明に係るコネクタの嵌合部と
相手方コネクタの嵌合部との夫々に設けられた凹条溝及
び凸条が夫々2条である場合の対応関係を示す夫々のコ
ネクタの正面図である。
相手方コネクタの嵌合部との夫々に設けられた凹条溝及
び凸条が夫々2条である場合の対応関係を示す夫々のコ
ネクタの正面図である。
【図6】 (A)(B)は上記凹条溝及び凸条が夫々1条で
ある場合の対応関係を示す夫々のコネクタの正面図であ
る。
ある場合の対応関係を示す夫々のコネクタの正面図であ
る。
【図7】 上記コネクタをキャップを介して相手方コネ
クタに接続するための他の実施例を示す分解断面図であ
る。
クタに接続するための他の実施例を示す分解断面図であ
る。
【図8】 従来のコネクタの一例を示す概略断面図であ
る。
る。
1…コネクタハウジング 2…ターミナル収容室 3…中央部周壁 4…環状凸部 5…突部 6…側壁 7…自由端部分 8…弾性腕 9…ポケット部 10…窓口部 11…係止段部 12…ターミナル 13…陥設部分 14…キャップ 15…底壁 16…周壁部 17…窓口 18…鉤部 19…可撓性アーム 20…開口端 21…環状凹部 22…シールリング 23…リード線 24…電線掴み部 24a…被覆掴み部 25…ゴム栓 26…凹条 27…相手方コネクタ 28…嵌合部 29…凸条 30…ロックアーム 31…係止突起
Claims (1)
- 【請求項1】 電線先端に接続したターミナルと、 上記ターミナルをそれぞれ収容する収容室を内部に備え
るコネクタハウジングと、 上記コネクタハウジグの前部に着脱自在に被冠されてロ
ックされると共に、その底壁部に相手方端子挿入用の窓
部を有し、かつ、その外周面上に、軸方向に延在する凹
条溝を有するキャップを備え、 上記キャップは、その凹条溝の位置および/あるいは溝
の個数を異ならせたものを用意しておき、上記コネクタ
ハウジングと嵌合する相手方コネクタハウジングの嵌合
部に設けている凸条に対応した凹条溝を有するキャップ
を選択して用いる構成としていることを特徴とするコネ
クタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6041497A JP2725672B2 (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6041497A JP2725672B2 (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | コネクタ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62149830A Division JPH07101621B2 (ja) | 1987-06-16 | 1987-06-16 | コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09219258A true JPH09219258A (ja) | 1997-08-19 |
JP2725672B2 JP2725672B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=13141517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6041497A Expired - Lifetime JP2725672B2 (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2725672B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003077578A (ja) * | 2001-08-30 | 2003-03-14 | Ryosei Electro-Circuit Systems Ltd | 防水コネクタ |
US6537108B2 (en) | 2000-09-27 | 2003-03-25 | Yazaki Corporation | Retaining structure of front holder to connector housing |
JP2007005239A (ja) * | 2005-06-27 | 2007-01-11 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
JP2011243481A (ja) * | 2010-05-20 | 2011-12-01 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
JP2014053149A (ja) * | 2012-09-06 | 2014-03-20 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
-
1997
- 1997-03-14 JP JP6041497A patent/JP2725672B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6537108B2 (en) | 2000-09-27 | 2003-03-25 | Yazaki Corporation | Retaining structure of front holder to connector housing |
JP2003077578A (ja) * | 2001-08-30 | 2003-03-14 | Ryosei Electro-Circuit Systems Ltd | 防水コネクタ |
JP2007005239A (ja) * | 2005-06-27 | 2007-01-11 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
JP2011243481A (ja) * | 2010-05-20 | 2011-12-01 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
JP2014053149A (ja) * | 2012-09-06 | 2014-03-20 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2725672B2 (ja) | 1998-03-11 |
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