JPH09218990A - 火災検出方法及び火災検出器 - Google Patents

火災検出方法及び火災検出器

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JPH09218990A
JPH09218990A JP2273596A JP2273596A JPH09218990A JP H09218990 A JPH09218990 A JP H09218990A JP 2273596 A JP2273596 A JP 2273596A JP 2273596 A JP2273596 A JP 2273596A JP H09218990 A JPH09218990 A JP H09218990A
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JP
Japan
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signal
maximum value
detection signal
detection
input
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Pending
Application number
JP2273596A
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English (en)
Inventor
Norio Muto
範雄 武藤
Norihisa Mori
憲寿 森
Taku Nagasuga
卓 長須賀
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Sohgo Security Services Co Ltd
Original Assignee
Sohgo Security Services Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発火前の熱源より火災を検出し、警報を出力
することにより、火災を早期に発見して、初期消化を可
能とする。 【解決手段】 検出区域を走査することにより検出区域
内の赤外線を受光する受光手段より得られた受光量に応
じた検知信号から得られる信号の所定レベル以上の信号
波形の最大値を最大値検出部641 及び最大値記憶部6
1 により検出し記憶するとともに、その波形の波形幅
を波形幅検出部661 及び波形幅記憶部671 により検
出し記憶する。最大値と波形幅の変化量が各々所定レベ
ル以上で増大傾向にあるとき、熱源が温度上昇及び拡大
していると判断部621 が判断して火災発生の警報を警
報出力部711 に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】監視区域内の赤外線を受光
し、赤外線の受光量に基づき監視区域内の火災の発生を
検出する火災検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の火災検出器を図20に示す。可燃
物が空気中で酸化燃焼するときに発生する炎からの放射
線の中で、有機物の酸化燃焼に特有のスペクトルとし
て、酸化の際に発生する炭酸ガスより発せられる4.3
μm付近にピークを有する赤外線が知られている。つま
り、この4.3μm付近の赤外線を検出することによ
り、ほとんど全ての火災を検出することができる。
【0003】図20に示す火災検出器は、この4.3μ
m付近の赤外線のみを透過するフィルタと、フィルタを
通過した4.3μm付近の赤外線を受光し、受光強度に
応じた検出信号を出力する受光素子を設け、判断部は、
受光素子からの検出信号が入力されると、受光レベルが
予め定めた閾値を越えたときに火災が発生したと判断し
て、警報を出力するようにしている。
【0004】また、炎を発生させる発熱体から放射され
る赤外線の波長は、2〜3μmの間にピークを有してい
ることも知られている。つまり、火災発生時は、炭酸ガ
スにより発せられる4.3μm付近と、発熱体から放射
される2.5μm付近の赤外線の間の3.5μm付近に
赤外線放射強度の弱い谷間が存在することになる。
【0005】このことから、図21に示す火災検出器
は、4.3μm付近の赤外線を受光する第1の受光素子
と、3.5μm付近の赤外線を受光する第2の受光素子
とを設け、第1の受光素子からの検出信号と、第2の受
光素子からの検出信号の出力の差が、予め決められた範
囲を越えたときに火災が発生したと判断して警報を出力
するようにしていた。
【0006】さらに、図22に示す火災検出器は、受光
素子と透過フィルタとから構成される受光部が赤外線を
受光する区域を限定し、検出区域を形成する検出区域形
成手段と、該検出区域が監視区域全体を走査するように
駆動制御手段からの制御信号に基づき検出区域形成手段
を駆動する駆動手段と、この検出区域が基準位置からど
の角度にあるかを検出する指向角検出手段を設ける。
【0007】このように検出区域を監視区域全体を監視
するように走査することにより監視区域全体の火災の発
生を検出することができる。しかも、この閾値を越えた
検出信号が得られたときの指向角検出手段からの指向角
検出信号により、基準位置からの回転角度が検出され、
受光部が受光している方向が分かる。つまり、火災が発
生している位置を検出することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
火災検出器においては、炎特有の赤外線を検出して火災
の発生を検出しているため、発火後でなければ火災の発
生を検出することができなかった。このため、例えば、
煙草の不始末によりクッションや布団に引火して発生す
る燻煙火災のように、可燃物が加熱されてから発火する
までに時間がかかる火災の場合、火災の発見が遅れると
いう問題があった。
【0009】また、発火後の火災は拡大が早く、従来の
火災検知器により火災が検出されてから火災発生現場に
行くのでは被害が膨大なものとなっていた。このような
ことから、本発明の火災検知器は、発火前の熱源より火
災を検出し、警報を出力することにより、火災を早期に
検出し、初期消化を行なうことにより火災による被害の
拡大を防止することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】燻煙火災のように、可燃
物が加熱されてから発火するまでに時間がかかる火災の
場合、図15のように、発火前(燻煙状態)の熱源は温
度が上昇し続け、熱源の大きさが拡大し続ける傾向があ
る。これに対し、ストーブやコンロ等の火災以外の高温
の熱源は、図16のように、一定の温度に達すると温度
の上昇がなくなり、熱源の大きさも一定になるという特
徴がある。
【0011】本願発明は、上記の特徴に着目し、発火前
の燻煙状態を検知するために、監視区域を走査し、監視
区域にある熱源の温度が上昇し続け、かつ、熱源の大き
さが拡大し続けたときに出火の原因となる熱源であると
判断し、発火前の火災を早期に検出するようにしたもの
で、監視区域の走査によって得られた赤外線検知信号の
波形の最大値とその波形幅を検出し、最大値と波形幅の
変化量が所定の範囲で増加しているとき火災が発生した
と判断するようにして上記課題を解決するものである。
【0012】そして、本発明による火災検出器は、検出
区域を形成し、監視区域全体を走査するように駆動され
る検出区域形成手段、検出区域の回転角度を検出する指
向角検出手段、検出区域の赤外線を受光し、赤外線の受
光量に応じた検出信号を出力する受光素子、検出信号が
入力される検出信号入力部、検出信号の最大値検出信号
を出力する最大値検出部、最大値を記憶する最大値記憶
部、最大値検出信号波形の波形幅を検出する波形幅検出
部、波形幅を記憶する波形幅記憶部、指向角信号を記憶
する指向角記憶部、最大値記憶部と波形幅記憶部及び指
向角記憶部に記憶されている内容をもとに監視区域内に
火災が発生したか否かを判断する判断部を主たる構成要
素とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本願の火災検知器のブロック図を
図22を参照し、また、判断手段の内部構造を図1乃至
図6により説明する。図22において、1は、赤外線を
検出して赤外線の受光強度に応じた検出信号を連続して
出力する受光素子11と、受光素子11が受光する検出
区域を形成するスリットを有する検出区域形成手段12
とからなる受光手段、2は、受光素子からの検出信号か
ら、雑音成分を除去する帯域フィルタ、3は、検出区域
が監視区域全体を一定速度で走査するように検出区域形
成手段の駆動速度を制御する制御信号を出力する駆動制
御手段、4は、駆動制御手段からの制御信号の入力によ
り検出区域形成手段を回転させる駆動手段(ここでは、
モータとする)、5は、スリットの基準位置からの回転
角度を検出し指向角信号を出力するロータリーエンコー
ダ等の指向角検出手段、6は、検出信号と指向角信号の
入力に基づき監視区域内に火災が発生したか否かを判断
し警報を出力する判断手段、7は、判断手段からの警報
が入力されると音声や文字等により警報を報知する報知
手段である。
【0014】図1乃至図6は、図22に示す判断手段6
の内部の構成を示すブロック図である。 [実施例1]本願の火災検出器の第1の実施例を図1の
ブロック図、図7および図8のフローチャートにしたが
って説明する。
【0015】図1において、611 は、帯域フィルタか
らの検出信号が入力され、検出信号を一定間隔でサンプ
リングする検出信号入力部、631 は、後述する判断部
62 1 より出力される検出信号を記憶し、消去信号が入
力されると記憶内容を全て消去する波形記憶部である。
【0016】641 は、後述する判断部621 より出力
される検出信号から最大値を検出し最大値検出信号を出
力する最大値検出部、651 は、最大値検出信号が入力
されると最大値を記憶する最大値記憶部、661 は、最
大値検出信号が入力されると最大値に対して所定の割合
となる第2の閾値(ここでは最大値の1/2とする)を
決定し、波形幅記憶部651 に記憶された検出信号のう
ち第2の閾値を越えている検出信号の数(以下、サンプ
リング数という)を検出し波形幅検出信号として出力す
る。
【0017】671 は、波形幅記憶手段により検出され
た検出信号のサンプリング数を記憶する波形幅記憶部で
ある。621 は、検出信号入力部611 を介して入力さ
れる検出信号と予め定められた第1の閾値を比較し、第
1の閾値を越えてから閾値以下になるまでの間検出信号
を波形記憶部631 と最大値検出部641 に出力し、最
大値検出部641 より入力される最大値検出信号を最大
値記憶部651 と波形幅検出手段661 に出力し、最大
値記憶部651 と波形幅記憶部671 に記憶された内容
をもとに監視区域内に火災が発生したか否かを判断し、
火災が発生していると判断したときは火災発生信号を出
力する判断部である。
【0018】711 は、判断部からの火災発生信号が入
力されると警報を出力する警報出力部である。次に、上
記構成からなる火災検出器の動作を図7及び図8のフロ
ーチャートに従って説明する。
【0019】受光素子11は検出区域形成手段12のス
リットを通過する赤外線のみを受光し、受光強度に応じ
た検出信号を出力する。スリットにより形成される検出
区域は、駆動制御手段4からの制御信号がモータに入力
され、モータにより図22に示すように監視区域を円形
に走査するように駆動される。
【0020】受光素子11から出力された検出信号は、
帯域フィルタ2により雑音成分が除去され、判断手段6
の検出信号入力部に入力される。検出信号入力部に入力
され一定の間隔でサンプリングされた検出信号は、判断
部62に入力される。判断部621 は、サンプリングさ
れ入力される検出信号を、予め決められた第1の閾値と
検出信号を比較し、サンプリングした検出信号が第1の
閾値を越えていると(S−101)、波形記憶部631
と最大値検出部641 に検出信号を出力する。
【0021】波形記憶部631 は、判断部621 から入
力される検出信号を順次記憶する(S−102)。最大
値検出部641 は、判断部621 から入力される検出信
号を記憶し、検出信号の出力が増加しているときは、最
新の検出信号を記憶し直し、検出信号の出力が減少する
と、出力値が減少する直前の検出信号を最大値とみな
し、最大値検出信号として判断部621 に出力する。判
断部621 はこの最大値検出信号を最大値記憶部651
に出力する。最大値記憶部651 では、最大値検出信号
が入力されると、最大値を記憶する(S−103)。
【0022】判断部621 は、検出信号が第1の閾値を
越えている間は、検出信号を波形記憶部631 と最大値
検出部641 に出力し、検出信号が第1の閾値以下にな
ると検出信号の出力を終了する(S−104)。検出信
号が第1の閾値以下になると、判断部621 は、最大値
記憶部651 と波形幅記憶部671 に記憶されたデータ
をもとに火災が発生したか否かの判断を行う(S−10
5)。
【0023】ステップ105の火災の判断方法につい
て、図8にしたがって説明する。検出信号が第1の閾値
以下となり、判断部621 からの検出信号の出力がなく
なると、最大値検出信号が入力された波形幅検出部66
1 は、まず、最大値に対して所定の割合となる第2の閾
値(ここでは最大値の1/2とする)を決定する(S−
110)。そして、波形記憶部631 に記憶されている
検出信号の中から第2の閾値を越えている検出信号のサ
ンプリング数を検出し、波形幅検出信号として判断部に
出力する。波形幅検出信号が入力された判断部62
1 は、該波形幅検出信号を波形幅記憶部671 に出力
し、波形幅記憶部671 に検出信号のサンプリング数を
記憶する(S−112)。判断部621 は、最大値記憶
部651 と波形幅記憶部671 に記憶されている過去の
最大値と波形幅を読み出す(S−113)。ここでは読
み出すデータは過去2回分とし、読み出された最大値と
波形幅をそれぞれ今回検出した一番新しいものを最大値
P3、波形幅W3、前回に検出されたものを最大値P
2、波形幅W2、前々回に検出されたものを最大値P
1、波形幅W1とする。
【0024】読み出された最大値と波形幅について、 最大値P3−最大値P2、最大値P2−最大値P1 波形幅W3−波形幅W2、波形幅W2−波形幅W1 という計算を行なう(S−114)。
【0025】まず、今回の走査で検出した最大値P3と
前回の走査で検出された最大値P2の差(P3−P2)
および、今回の走査で検出した波形幅W3と前回の走査
で検出された波形幅W2の差(W3−W2)が、それぞ
れ予め定めた値よりも大きい、つまり、図17に示す危
険領域内にあるか否かを判断する(S−115)。
【0026】尚、図17は、最大値の変化量と波形幅変
化量を示すもので、夫々の変化量が所定レベル以上のと
き熱源や温度や大きさの変化が危険な状態にあるものと
する図示の「危険領域」を定めたものである。この結
果、最大値の差が危険領域にある場合は、熱源の温度が
上昇していることがわかる。また、波形幅の差が危険領
域内にある場合は、熱源の大きさが拡大していることが
わかる。
【0027】ステップ115の結果、最大値と波形幅の
両方が危険領域内にあると判断された場合は、前回の走
査で検出した最大値P2と前々回の走査で検出された最
大値P1の差(P2−P1)および、前回の走査で検出
した波形幅W2と前々回の走査で検出された波形幅W1
の差(W2−W1)が、ステップ115の場合と同様、
危険領域内にあるか否かを判断する(S−116)。
【0028】ステップ116の結果、最大値と波形幅の
両方が危険領域にあると判断された場合は、今回の走査
で検出した波形幅W3と前回の走査で検出された波形幅
W2の差(W3−W2)が、前回の走査で検出した波形
幅W2と前々回の走査で検出され波形幅W1の差(W2
−W1)よりも大きいか否かを判断する(S−11
7)。この結果、今回の走査で検出した波形幅W3と前
回の走査で検出された波形幅W2の差(W3−W2)
が、前回の走査で検出した波形幅W2と前々回の走査で
検出された波形幅W1の差(W2−W1)よりも大きけ
れば、熱源の拡大量が増加していることになる。
【0029】ステップ117の結果、熱源の拡大量が増
加していると判断された場合は、今回の走査で検出した
最大値P3と前回の走査で検出された最大値P2の差
(P3−P2)が、前回の走査で検出した最大値P2と
前々回の走査で検出された最大値P1の差(P2−P
1)よりも大きいか否かを判断する(S−118)。こ
の結果、今回の走査で検出した最大値P3と前回の走査
で検出された最大値P2の差(P3−P2)が、前回の
走査で検出した最大値P2と前々回の走査で検出された
最大値P1の差(P2−P1)よりも大きければ、熱源
の温度の上昇率が増加していることになる。
【0030】したがって、図18に示すように、最大値
と波形幅の変化量が危険領域の範囲に入っていてしかも
増加傾向にあれば、検出されている熱源は、温度の上昇
率が増加しており、且つ熱源の拡大率が増加していると
判断でき、その熱源は火災発生によるものと判断するこ
とができる。
【0031】ステップ118の結果、熱源の大きさの拡
大率と温度の上昇率が増加していると判断された場合
は、判断部は、監視区域内に火災の原因となる熱源が存
在していると判断し、警報出力部に火災検出信号を出力
する(S−119)。警報出力部711 は、火災検出信
号が入力されると、CRTやスピーカ等の報知手段に警
報を出力し、監視区域内に火災の原因となる熱源が存在
していることを文字や音声により監視員に報知する。
【0032】また、ストーブやコンロなどの非火災の熱
源の場合、図19に示すように、動作開始直後は熱源の
温度は急激に上昇し、熱源の大きさも拡大する。しか
し、熱源の温度も大きさもすぐに一定の温度や大きさで
変化しなくなる。したがって、熱源の温度の上昇もなく
なり、熱源の大きさも変化しなくなるため、最大値の差
も波形幅の差も危険領域外になり、警報は出力されない
(ステップ115および116)。また、たとえステッ
プ115および116で最大値の差と波形幅の差が危険
領域内にあったとしても、熱源の大きさの拡大率は小さ
くなり、熱源の温度の上昇率も小さくなるため、警報は
出力されない(ステップ117および118)。 [実施例2]本願の火災検出装置の第2の実施例を図2
のブロック図および図8および図9のフローチャートを
用いて説明する。
【0033】図2において、検出信号入力部612 、波
形記憶部632 、最大値検出部64 2 、最大値記憶部6
2 、波形幅検出部662 、波形幅記憶部672 、警報
出力部712 については、実施例1と同じである。68
2 は、指向角検出手段からの指向角信号が入力される指
向角信号入力部、692 は、後述する判断部622 から
の指向角信号を記憶する指向角信号記憶部である。
【0034】最大値記憶部652 と波形幅記憶部672
と指向角記憶部は、所定回数(ここでは、過去3回とす
る)の走査で得られるデータを記憶する。622 は検出
信号入力部を介して入力される検出信号と予め定められ
た第1の閾値を比較し、第1の閾値を越えてから閾値以
下になるまでの間検出信号を波形記憶部632 と最大値
検出部642 に出力し、最大値検出部642 より入力さ
れる最大値検出信号を波形幅検出部662 に出力し、最
大値検出信号が入力されたときに指向角信号入力部から
入力された指向角信号を指向角記憶部692 に出力し、
最大値記憶部652 と波形幅記憶部672 及び指向角記
憶部692 に出力し、最大値記憶部652 と波形幅記憶
部672 および指向角記憶部692 に記憶されたデータ
をもとに監視区域内に火災が発生したか否かを判断し、
火災が発生していると判断したときは火災発生信号を出
力する判断部である。
【0035】以上の構成からなる火災検知器の動作を図
8および図9のフローチャートにしたがって説明する。
受光素子11は検出区域形成手段12のスリットを通過
する赤外線のみを受光し、受光強度に応じた検出信号を
出力する。スリットにより形成される検出区域は、駆動
制御手段3からの制御信号がモータに入力され、モータ
により図22に示すように監視区域を円形に走査するよ
うに駆動される。この検出区域形成手段12により形成
されている検出区域の位置は、指向角検出手段5によ
り、スリットの基準位置からの回転角度を検出し、指向
角信号として出力される。
【0036】受光素子から出力された検出信号は、帯域
フィルタにより雑音成分が除去され、判断手段6の検出
信号入力部612 に入力された検出信号は一定間隔でサ
ンプリングされ、判断部622 に入力される。判断部6
2 は、予め決められた第1の閾値と検出信号を比較
し、検出信号が第1の閾値を越えていると(S−20
1)、波形記憶部632 と最大値検出部642 に検出信
号を出力する。
【0037】波形記憶部632 は、判断部622 から入
力される検出信号を順次記憶する(S−202)。最大
値検出部642 は、判断部622 から入力される検出信
号を記憶し、検出信号の出力が増加しているときは、最
新の検出信号を記憶し直し、検出信号の出力が減少する
と、出力値が減少する直前の検出信号を最大値とみな
し、最大値検出信号として判断部622 に出力する。判
断部622 はこの最大値検出信号を最大値記憶部652
と波形幅検出部662 に出力する。最大値記憶部652
は、最大値検出信号が入力されると最大値を記憶する
(S−203)。
【0038】また、最大値検出信号が入力された判断部
622 は、最大値検出信号が入力されたときに指向角信
号入力部682 を介して入力されている指向角信号を指
向角記憶部692 に出力し、指向角記憶部692 は、こ
の指向角信号を記憶する(S−204)。
【0039】判断部622 は、検出信号が第1の閾値を
越えている間は、検出信号を波形記憶部632 と最大値
検出部642 に出力し、検出信号が第1の閾値以下にな
ると検出信号の出力を終了する(S−205)。検出信
号が第1の閾値以下になると、判断部622 は最大値記
憶部652 と波形幅記憶部662 、指向角記憶部69 2
に記憶されたデータをもとに火災が発生したか否かの判
断を行なう(S−206)。
【0040】ステップ206の火災の判断方法につい
て、図8にしたがって説明する。検出信号が第1の閾値
以下となると、まず、最大値検出信号が入力された波形
幅検出部64が、最大値に対して所定の割合となる第2
の閾値(ここでは最大値の1/2とする)を決定する
(S−110)。そして、波形記憶部632 に記憶され
ている検出信号の中から第2の閾値を越えている検出信
号のサンプリング数を検出し、波形幅検出信号として判
断部62に出力する。波形幅検出信号が入力された判断
部622 は、該波形幅検出信号を波形幅記憶部672
出力し、波形幅記憶部672 に検出信号のサンプリング
数を記憶する(S−112)。判断部622 は、指向角
記憶部692 に記憶された指向角をもとに、同じ指向角
にて得られた過去の最大値と波形幅を最大値記憶部65
2 と波形幅記憶部672 より読み出す(S−113)。
ここでは読み出すデータは過去2回分とし、読み出され
た最大値と波形幅をそれぞれ今回検出した一番新しいも
のを最大値P3、波形幅W3、前回に検出されたものを
最大値P2、波形幅W2、前々回に検出されたものを最
大値P1、波形幅W1とする。
【0041】以下、ステップ114からステップ119
は第1の実施例と同じである。 [実施例3]本願の火災検出器の第3の実施例を図3の
ブロック図、図8おはよび図10のフローチャートにし
たがって説明する。
【0042】図3において、検出信号入力部613 、波
形記憶部633 、最大値検出部64 3 、波形幅検出部6
3 、指向角信号入力部683 、警報出力部713 は実
施例2と同じである。653 は、最大値検出信号が入力
されると最大値を記憶し、消去信号が入力されると記憶
内容をすべて消去する最大値記憶部、673 は、波形幅
記憶手段により検出された検出信号のサンプリング数を
記憶し、消去信号が入力されると記憶内容をすべて消去
する波形幅記憶部、693 は、後述する判断部からの指
向角信号を記憶し、消去信号が入力されると記憶内容を
すべて消去する指向角記憶部である。 最大値記憶部と
波形幅記憶部と指向角記憶部は、過去3回の走査で得ら
れたデータを記憶する。
【0043】703 は、後述する判断部からカウント信
号が入力されると1を加え、所定回数(ここでは、10
回とする)カウントを行うとカウントアップ信号を出力
し、判断部からリセット信号が入力されるとリセットさ
れるカウンタである。623 は判断部で、検出信号入力
部から入力される検出信号を予め定められた第1の閾値
と比較し、第1の閾値を越えてから閾値以下になるまで
の間検出信号を波形記憶部と最大値検出部に出力し、最
大値検出部より入力される最大値検出信号を最大値記憶
部と波形幅検出部に出力し、最大値検出信号が入力され
たときに指向角信号入力部から入力された指向角信号指
向角記憶部に出力し、最大値記憶部と波形幅記憶部およ
び指向角記憶部に記憶された内容をもとに監視区域内に
火災が発生したか否かを判断し、火災が発生していると
判断したときは火災発生信号を出力し、また、検出信号
が第1の閾値を越えるとリセット信号を出力し、最大値
記憶部からの最大値検出信号が入力されたときまたは、
指向角信号入力部からの指向角信号が指向角記憶部に記
憶された指向角と一致したときにカウント信号を出力
し、カウントアップ信号が入力されると最大値記憶部と
波形幅記憶部および、指向角記憶部に内容消去信号を出
力する。
【0044】次に、上記構成からなる火災検出器の動作
を図8および図10のフローチャートにしたがって説明
する。受光素子は検出区域形成手段のスリットを通過す
る赤外線のみを受光し、受光強度に応じた検出信号を出
力する。スリットにより形成される検出区域は、駆動制
御手段からの制御信号がモータに入力され、モータによ
り図22に示すように監視区域を円形に走査するように
駆動される。この検出区域形成手段により形成されてい
る検出区域の位置は、指向角検出信号により、スリット
の基準位置からの回転角度を検出し指向角信号として出
力される。
【0045】受光素子から出力され検出信号は、帯域フ
ィルタにより雑音成分が除去され、判断手段の検出信号
入力部613 に入力される。検出信号入力部613 に入
力された検出信号は一定の間隔でサンプリングされ、判
断部623 に入力される。判断部623 は、検出信号を
予め決められた第1の閾値と比較し、検出信号が第1の
閾値を越えていると(S−301)、波形記憶部63と
最大値検出部64に検出信号を出力するとともに、カウ
ンタにリセット信号を出力し、カウンタをリセットする
(S−302)。
【0046】波形記憶部633 は、判断部623 から入
力される検出信号を順次記憶する(S−303)。最大
値検出部643 は、判断部623 から入力される検出信
号を記憶し、検出信号の出力が増加しているときは、最
新の検出信号を記憶し直し、検出信号の出力が減少する
と、出力値が減少する直前の検出信号を最大値となみ
し、最大値検出信号として判断部623 に出力する。判
断部623 はこの最大値検出信号を最大値記憶部と波形
幅検出部663 に出力する。最大値記憶部653 では、
最大値検出信号が入力されると、最大値を記憶する(S
−304)。
【0047】また、最大値検出信号が入力された判断部
623 は、最大値検出信号が入力されたときに指向角信
号入力部683 を介して入力されている指向角信号を指
向角記憶部693 に出力し、指向角記憶部693 は、こ
の指向角信号を記憶する(S−305)。
【0048】判断部623 は、検出信号が第1の閾値以
下になると検出信号の出力を終了する(S−306)と
ともに、カウント信号を出力する。また、最大値記憶部
65 3 と波形幅記憶部673 、指向角記憶部693 に記
憶されたデータをもとに火災が発生したか否かを判断を
行う(S−308)。
【0049】カウント信号が入力されたカウンタは1を
加え(S−307)、このカウンタは10回のカウント
を行う。ステップ308の火災の判断方法は、第2の実
施例と同じである。ステップ301において、検出信号
が第1の閾値を越えていない(熱源がない)場合、判断
部623 は検出区域形成手段のスリットが指向角記憶部
693 に記憶された位置にあるか否かを判断し(S−3
09)、スリットが指向角記憶部69に記憶されている
指向角(以前最大値の検出された位置)にくると、カウ
ント信号を出力し、カウンタに1を加える(S−31
0)。カウンタは、10回のカウントを行っていればカ
ウントアップ信号を出力する。判断部623 は、カウン
タが10回のカウントを行い、カウンタからカウントア
ップ信号が入力されているか否かつまり、検出信号が第
1の閾値以下になってから10回の走査を行ったか否か
を判断する(S−311)。カウントアップ信号が入力
された判断部62 3 は、波形記憶部633 と最大値記憶
部653 および、波形幅記憶部673 と指向角記憶部6
3 に消去信号を出力する。
【0050】消去信号が入力された波形記憶部633
最大値記憶部653 および、波形幅記憶部673 と指向
角記憶部693 は、記憶されているデータをすべて消去
する(S−312)。つまり、最後に検出信号が第1の
閾値以下になってから、第1の閾値を越える検出信号が
得られなければ、熱源は消滅したと判断して、波形記憶
部633 と最大値記憶部653 および、波形幅記憶部6
3 と指向角記憶部693 に記憶されているすべての記
憶内容を消去する。このようにすることにより、波形記
憶部633 やその他の記憶部の内容量を不必要に大きく
することを回避することができる。さらに、最後に検出
信号が得られてから所定時間経過すると記憶されている
データを消去するので、火災によるもの以外の検出信号
が間隔をあけて得られた場合など、無関係の検出信号に
ついても火災か否かの判断を行なうことが無くなる。 [実施例4]図4において、検出信号入力部614 、波
形記憶部634 、最大値記憶部65 4 、波形幅検出部6
4 、波形幅記憶部674 、指向角信号入力部694
警報出力部714 については、実施例2と同じものであ
る。
【0051】724 は、指向角信号入力部を介して入力
される指向角信号が基準位置を示すものであるときに基
準位置検出信号を出力する基準位置検出部である。64
4 は、基準位置検出信号が判断部62を介して入力され
ると波形記憶部634 に記憶された波形から最大値を検
出し、最大値検出信号として出力する最大値検出部、6
4 は、検出信号入力部から入力される検出信号と予め
定められた第1の閾値を比較し、第1の閾値を越えてか
ら閾値以下になるまでの間検出信号を波形記憶部634
と最大値検出部644 に出力し、最大値検出部644
り入力される最大値検出信号を最大値記憶部654 と波
形幅検出部664 に出力し、基準位置検出信号が入力さ
れると最大値検出部644 に基準位置検出信号を出力す
るとともに、最大値記憶部と波形幅記憶部に記憶された
内容をもとに監視区域内に火災が発生したか否かを判断
し、火災が発生していると判断したときは火災発生信号
を出力する判断部である。
【0052】本願の火災検出器の動作を図8および図1
1に示すフローチャートにしたがって説明する。受光素
子は検出区域形成手段12のスリットを通過する赤外線
のみを受光し、受光強度に応じた検出信号を出力する。
スリットにより形成される検出区域は、駆動制御手段か
らの制御信号がモータに入力され、モータにより図22
に示すように監視区域を円形に走査するように駆動され
る。
【0053】受光素子から出力された検出信号は、帯域
フィルタにより雑音成分が除去され、判断手段6の検出
信号入力部に入力される。検出信号入力部に入力された
検出信号は一定の間隔でサンプリングされ、判断部62
4 に入力される。判断部624 は、サンプリングされて
入力される検出信号を、予め決められた第1の閾値と比
較し、検出信号が第1の閾値を越えていると(S−40
1)、波形記憶部634 に検出信号を出力する。
【0054】波形記憶部634 は、判断部624 より入
力される検出信号を順次記憶する(S−402)。判断
部624 は、検出信号が第1の閾値以下になると検出信
号の出力を終了する(S−403)。ステップ401に
おいて、検出信号が第1の閾値を越えていない場合は、
ステップ402は行なわない。
【0055】その後、走査が終了し、基準位置検出手段
724 からの基準位置検出信号が入力さスリットの位置
が基準位置であることが検出されると(S−404)、
判断部62は走査が終了したと判断する。ここで、今回
の走査で波形記憶部に検出信号が記憶されたか否かを判
断する(S−405)。波形記憶部634 に検出信号が
記憶されていなければ、監視区域内に熱源がなかったと
判断する。しかし、波形記憶部634 に検出信号が記憶
されていると、高温の熱源があると判断して、波形記憶
部634 に記憶されたデータを最大値検出部に出力す
る。検出信号が入力された最大値検出部644 は、検出
信号のデータから最大値を検出し、最大値検出信号を出
力する。最大値検出信号が入力された判断部624 は、
最大値記憶部654 と波形幅検出部664 に最大値検出
信号を出力し、最大値検出信号が入力された最大値記憶
部654 は最大値を記憶する(S−406)。そして、
最大値記憶部654 と波形幅記憶部674 に記憶された
データをもとに火災が発生したか否かの判断を行なう
(S−407)。
【0056】ステップ407の火災の判断方法は、第1
の実施例と同じである。 [実施例5]図5において、検出信号入力部615 、最
大値記憶部655 、波形幅検出部665 、波形幅記憶部
675 、指向角信号入力部685 、警報出力部715
実施例4と同じものである。
【0057】635 は、判断部より入力される検出信号
と指向角信号を順次記憶する波形記憶部である。645
は、波形記憶部に記憶された検出信号から最大値を検出
し、最大値と該最大値が検出されたときの指向角を最大
値検出信号として出力する最大値検出部である。
【0058】695 は、判断部より最大値検出信号が入
力されると指向角を記憶する指向角記憶部である。62
5 は、検出信号入力部615 から入力される検出信号を
予め決められた第1の閾値と比較し、第1の閾値を越え
てから閾値以下になるまでの間検出信号と指向角信号入
力部685 を介して入力される指向角信号を波形記憶部
635 に出力し、最大値検出部645 より入力される最
大値検出信号を最大値記憶部655と波形幅検出部66
5 と指向角記憶部695 に出力し、基準位置検出部72
5 からの基準位置検出信号が入力されると波形記憶部6
3に検出信号が記憶されているか否かを判断し、検出信
号が記憶されていれば波形記憶部635 に記憶された検
出信号を最大値検出部645 と波形幅検出部665 に出
力し、波形幅検出部665 からの波形幅検出信号を波形
幅記憶部675 に出力し、最大値記憶部655と波形幅
記憶部675 び、指向角記憶部695 に記憶された内容
をもとに監視区域内に火災が発生したか否かを判断し、
火災が発生していると判断したときは火災発生信号を出
力する判断部である。
【0059】本願の火災検出器の動作を図8および図1
2に示すフローチャートにしたがって説明する。受光素
子は検出区域形成手段のスリットを通過する赤外線のみ
を受光し、受光強度に応じた検出信号を出力する。スリ
ットにより形成される形成区域は、駆動制御手段からの
制御信号がモータに入力され、モータにより図22に示
すように監視区域を円形に走査するように駆動される。
この検出区域形成手段により形成されている検出区域の
位置は、指向角検出手段により、スリットの基準位置か
らの回転角度を検出し指向角信号として出力される。
【0060】受光素子から出力された検出信号は、帯域
フィルタにより雑音成分が除去され、判断手段の検出信
号入力部に入力される。検出信号入力部に入力された検
出信号は一定の間隔でサンプリングされ、判断部625
に入力される。判断部625 は、検出信号を予め決めら
れた第1の閾値と比較し、検出信号が第1の閾値を越え
ていると(S−501)、波形記憶部635 に検出信号
と、該検出信号が入力されたときに指向角信号入力部6
8から入力されている指向角信号を出力する。
【0061】波形記憶部635 は、判断部625 より入
力される検出信号と指向角信号を順次記憶する(S−5
02)。判断部は、検出信号が第1の閾値以下になると
検出信号と指向角信号の出力を終了する(S−50
3)。ステップ501において、検出信号が第1の閾値
を越えていない場合は、ステップ502は行わない。
【0062】その後、走査が終了し、基準位置検出部7
5 から基準位置検出信号が入力され、スリットの位置
が基準位置であることが検出されると、判断部625
走査が終了したと判断する(S−504)。ここでは判
断部625 は、今回の走査で波形記憶部635 に検出信
号が記憶されたか否かを判断する。波形記憶部635
検出信号が記憶されていなければ、監視区域内に熱源が
なかったと判断する。しかし、波形記憶部635 に検出
信号が記憶されていると、高温の熱源があると判断し
て、波形記憶部635 に記憶された検出信号と指向角信
号を最大値検出部655 に出力する。検出信号と指向角
信号が入力された最大値検出部645 は、検出信号から
最大値を検出し、最大値と該最大値が得られたときの指
向角を最大値検出信号として判断部625 に出力する。
判断部625 は、最大値検出信号を最大値記憶部655
と波形幅検出部665 と指向角記憶部695 に出力す
る。最大値記憶部655 は最大値検出信号が入力される
と最大値を記憶する(S−506)。指向角信号記憶部
695 は、判断部625 から最大値検出信号が入力され
ると指向角を記憶する(S−507)。そして、最大値
記憶部655 と波形幅記憶部675 、指向角信号記憶部
695 に記憶されたデータをもとに火災が発生したか否
かの判断を行う(S−508)。
【0063】ステップ508の火災の判断方法は、第2
の実施例と同じである。なお、実施例においては、熱源
が1つの場合について説明したが、熱源が複数ある場合
は、熱源の個数に応じて最大値記憶部65、波形幅記憶
部67、指向角記憶部695 を複数設け、同一の指向角
を有する熱源が同じ熱源であると判断することにより、
複数の熱源について個別に火災の判断ができる。 [実施例6]図6におて、検出信号入力部716 、最大
値検出部646 、波形幅検出部66 6 、指向角信号入力
部686 、基準位置検出部726 、警報出力部716
第5の実施例と同じものである。また、カウンタは第3
の実施例と同じものである。
【0064】636 は、後述する判断部626 からの検
出信号と、検出信号が入力されたときの指向角信号を記
憶し、消去信号が入力されると記憶内容を全て消去する
波形記憶部である。656 は、最大値検出信号が入力さ
れると最大値を記憶し、消去信号が入力されると記憶内
容を全て消去する最大値記憶部である。
【0065】676 は、波形幅検出信号が入力されると
波形幅を記憶し、消去信号が入力されると記憶内容を全
て消去する波形幅記憶部である。696 は、最大値検出
信号が入力すると指向角を記憶し、消去信号が入力され
ると記憶内容を全て消去する指向角記憶部である。
【0066】626 は、検出信号入力部61から入力さ
れる検出信号を予め決められた第1の閾値と比較し、第
1の閾値を越えてから閾値以下になるまでの間検出信号
と指向角信号入力部686 を介して入力される指向角信
号を波形記憶部636 に出力し、最大値検出部646
り入力される最大値検出信号を最大値記憶部656 と波
形幅検出部666 と指向角記憶部696 に出力し、基準
位置検出部726 からの基準位置検出信号が入力される
と波形記憶部63に検出信号が記憶されているか否かを
判断し、検出信号が記憶されていれば波形記憶部636
に記憶された検出信号を最大値検出部と波形幅検出部6
6 に出力し、波形幅検出部666 からの波形幅検出信
号を波形幅記憶部676 に出力するとともに、リセット
信号を出力し、最大値記憶部656 と波形幅記憶部67
6 および、指向角記憶部696 に記憶内容をもとに監視
区域内に火災が発生したか否かを判断し、火災が発生し
たと判断したときは火災発生信号を出力し、検出信号が
記憶されてなければカウント信号を出力し、カウントア
ップ信号が入力されると消去信号を出力する判断部であ
る。
【0067】本願の火災検知器の動作を図8および図1
3のフローチャートにしたがって説明する。受光素子は
検出区域形成手段のスリットを通過する赤外線のみを受
光し、受光強度に応じた検出信号を出力する。スリット
により形成される検出区域は、駆動制御手段からの制御
信号がモータに入力され、モータにより図22に示すよ
うに監視区域を円形に走査するように駆動される。この
検出区域形成手段により形成されている検出区域の位置
は、指向角検出手段により、スリットの基準位置からの
回転角度として検出する。
【0068】受光素子から出力された検出信号は、帯域
フィルタにより雑音成分が除去され、判断手段の検出信
号入力部に入力される。検出信号入力部に入力された検
出信号は一定の間隔でサンプリングされ、判断部626
に入力される。判断部626 は、サンプリングされて入
力される検出信号を、予め決められた第1の閾値と比較
し、検出信号が第1の閾値を越えていると(S−60
1)、波形記憶部63に検出信号と、該検出信号が入力
されたときに指向角信号入力部68から入力されている
指向角信号を出力する。
【0069】波形記憶部636 は、判断部626 より入
力される検出信号と指向角信号を順次記憶する(S−6
02)。判断部626 は、検出信号が第1の閾値以下に
なると検出信号と指向角信号の出力を終了する(S−6
03)。ステップ1において、検出信号が第1の閾値を
越えていない場合は、ステップ602は行わない。
【0070】そとの後、走査が終了し、指向角信号入力
部686 から入力される指向角信号によりスリットの位
置が基準位置であることが検出されると、判断部626
で走査が終了したと判断し(S−604)カウント信号
を出力する。カウント信号が入力されたカウンタは1を
加え(S−605)、このカウンタは、10回のカウン
トを行う。
【0071】ここで判断部626 は、今回の走査で波形
記憶部636 に検出信号が記憶されたか否かを判断する
(S−606)。波形記憶部636 に検出信号が記憶さ
れていなければ、監視区域内に熱源がなかったと判断す
る。しかし、波形記憶部63 6 に検出信号が記憶さてい
ると、高温の熱源があると判断して、波形記憶部63 6
に記憶されたデータを最大値検出部646 に出力する。
検出信号が入力された最大値検出部646 は、検出信号
のデータから最大値を検出し、最大値と該最大値が得ら
れたときの指向角を最大値検出信号として判断部626
に出力する。
【0072】最大値検出信号が入力された判断部626
は、最大値検出信号を最大値記憶部656 と波形幅検出
部666 と指向角記憶部696 に出力する。最大値記憶
部656 は最大値検出信号が入力されると最大値を記憶
する(S−607)。指向角信号記憶部696 は、判断
部626 から最大値検出信号が入力されると指向角を記
憶する(S−608)。また、判断部626 は、波形幅
検出部666 に最大値検出部646 からの最大値検出信
号を出力するとともに、リセット信号を出力する(S−
609)。そして、最大値記憶部656 と波形幅記憶部
666 、指向角信号記憶部696 に記憶されたデータを
もとに火災が発生したか否かの判断を行う(S−61
0)。
【0073】カウンタは、リセット信号が入力される
と、リセットされる。ステップ610の火災の判断方法
は、第2の実施例と同じである。判断部626 は、カウ
ンタ70が10回のカウントを行い、カウンタからカウ
ントアップ信号が入力されているか否かつまり、第1の
閾値を越える検出信号が得られなかった走査が10回連
続したか否かを判断する(S−611)。カウントアッ
プ信号が入力された判断部626 は、波形記憶部636
と最大値記憶部656 、および、波形幅記憶部676
指向角記憶部696 に消去信号を出力する。
【0074】消去信号が入力された波形記憶部636
最大値記憶部656 、および、波形幅記憶部676 と指
向角記憶部696 は、記憶されている内容を全て消去す
る(S−612)。つまり、最後に第1の閾値を越える
検出信号が得られた走査から、第1の閾値を越える検出
信号が得られない走査が連続して10回続くと、火災の
原因となる熱源は存在しないと判断して、波形記憶部6
6 と最大値記憶部656 、および、波形幅記憶部67
6 と指向角記憶部696 に記憶されている全ての記憶内
容を消去する。
【0075】なお、実施例においては、熱源が1つの場
合について説明したが、熱源が複数ある場合を想定し
て、波形記憶部、最大値記憶部、波形幅記憶部、指向角
記憶部を複数設け同一の指向角を有する熱源が同じ熱源
であると判断することにより、複数の熱源について個別
に火災の判断ができる。
【0076】また、実施例では、検出区域形成手段とし
てスリットを用いた例を示したが、光学ミラーや光学レ
ンズを用いてもよいし、検出素子自体に指向性を有した
ものを使用してもよく、駆動手段にステッピングモータ
等のパルス駆動装置を用いた場合は、その駆動信号から
指向角度を検出することもできる。
【0077】さらに、実施例において、波形幅検出部
は、最大値に対して所定の割合となる第2の閾値(ここ
では最大値の1/2とする)を決定し、波形記憶部に記
憶されている検出信号の中から第2の閾値を越えている
検出信号のサンプリング数を検出するようにした。しか
し、波形幅検出手段が、検出信号が第2の閾値を越えて
いる時間または検出信号が第2の閾値を越えたときと第
2の閾値以下になったときののスリットの回転角度の差
を波形幅として検出し、波形幅記憶部に記憶するように
してもよい。この場合は、検出信号が第2の閾値を越え
た時間が長くなる、あるいは、回転角度の差が大きくな
ることにより波形幅が拡大していると判断する。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本願の火災検出方
法及び火災検出装置によれば、発火する前に火災となる
恐れのある熱源を検出することができ、火災の早期発
見、初期消化を行なうことにより、被害の拡大を防止す
ることができる。
【0079】また、ストーブやホットプレートなどの火
災以外の熱源と、発火前の燻煙状態の熱源とを区別する
ことができ、非火災を火災と誤って判断することがなく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施例の火災検出器のブロッ
ク図である。
【図2】本願発明の第2の実施例の火災検出器の判断手
段のブロック図である。
【図3】本願発明の第3の実施例の火災検出器の判断手
段のブロック図である。
【図4】本願発明の第4の実施例の火災検出器もブロッ
ク図である。
【図5】本願発明の第4の実施例の火災検出器もブロッ
ク図である。
【図6】本願発明の第5の実施例の火災検出器のブロッ
ク図である。
【図7】第1の実施例の火災検出器が実行するうフロー
チャートである。
【図8】火災判断フローを示すフローチャートである。
【図9】第2の実施例の火災検出器が実行するフローチ
ャートである。
【図10】第3の実施例の火災検出器が実行するフロー
チャートである。
【図11】第4の実施例の火災検出器が実行するフロー
チャートである。
【図12】第5の実施例の火災検出器が実行するフロー
チャートである。
【図13】第6の実施例の火災検出器が実行するフロー
チャトである。
【図14】火災を検出したときの波形幅、最大値、指向
角を示すグラフである。
【図15】火災を検出したときの検出値の最大値と波形
幅を示すグラフである。
【図16】非火災の熱源を検出したときの最大値と波形
幅を示すグラフである。
【図17】波形幅と最大値、危険領域をあらわすグラフ
である。
【図18】火災検出時の波形幅と最大値の変化をあらわ
すグラフである。
【図19】非火災検出時の波形幅と最大値の変化をあら
わすグラフである。
【図20】従来の火災検出器の第1のブロック図を示す
図である。
【図21】従来の火災検出器の第2のブロック図を示す
図である。
【図22】検出区域を走査したときに形成される火災検
出器の監視区域を示す図である。
【符号の説明】
1 受光手段 11 受光素子 12 検出区域形成手段 3 駆動制御手段 4 駆動手段 5 指向角検出手段 6 判断手段 7 報知手段 611 検出信号入力部 621 判断部 631 波形記憶部 641 最大値検出部 651 最大値記憶部 661 波形幅検出部 671 波形幅記憶部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の検出区域から得られた赤外線の受
    光量に応じて出力する検出信号に基づいて火災が発生し
    たか否かを判断して警報を出力する火災検出方法であっ
    て、 検出区域内にある所定温度以上の熱源について、温度と
    大きさの変化量が所定の値以上で、かつ、温度と大きさ
    の変化量が連続して増加しているときに火災と判断して
    警報を出力するようにしたことを特徴とする火災検出方
    法。
  2. 【請求項2】 駆動制御手段からの制御信号に基づいて
    駆動手段により所定の検出区域が監視区域全体を走査す
    るように駆動され、該検出区域から得られる赤外線の受
    光強度に応じた検出信号を出力する受光手段と、該検出
    信号に基づいて火災が発生したか否かを判断して報知手
    段に警報を出力する判断手段を設けた火災検出器におい
    て、 該判断手段は、 連続して入力される検出信号を一定の間隔でサンプリン
    グする検出信号入力部と、 検出信号を記憶する波形記憶部と、 検出信号から最大値を検出し最大値検出信号として出力
    する最大値検出部と、 最大値検出信号が入力されると最大値を記憶する最大値
    記憶部と、 最大値検出信号が入力されると最大値に対して所定の割
    合となる第2の閾値を決定し、第2の閾値を越えている
    検出信号の波形幅を検出し波形幅検出信号として出力す
    る波形幅検出部と、 波形幅検出信号が入力されると波形幅を記憶する波形幅
    記憶部と、 最大値記憶部と波形幅記憶部に記憶された内容に基づき
    監視区域内の火災の発生の有無を判断し、火災が発生し
    ていると判断したときには火災発生信号を出力する判断
    部と、 火災発生信号が入力されると警報を出力する警報出力部
    とからなり、 該判断部は、検出信号入力部から入力される検出信号を
    所定の第1の閾値と比較し、第1の閾値を越えてから閾
    値以下になるまでの間検出信号を波形記憶部と最大値検
    出部に出力し、最大値検出部より入力される最大値検出
    信号を最大値記憶部と波形幅検出部に出力し、波形幅検
    出部より入力される波形幅検出信号を波形幅記憶部に出
    力し、検出信号が第1の閾値以下になると、最大値記憶
    部に記憶されている最大値および波形幅記憶部に記憶さ
    れている波形幅についてそれぞれ今回の走査で得られた
    値と前回の走査で得られた値の差を求め、それぞれの差
    が所定の値よりも大きく、かつ、過去所定回数の走査で
    得られた上記差が増加し続けている場合に火災が発生し
    たと判断し、火災発生信号を出力することを特徴とする
    火災検出器。
  3. 【請求項3】 火災検出器が、検出区域が基準位置から
    回転した角度を検出し、指向角信号として出力する指向
    角検出手段を備え、 判断手段に、 指向角信号が入力される指向角信号入力部と、 指向角信号が入力されると指向角を記憶する指向角記憶
    部と、 を設け、 判断部は、検出信号入力部から入力される検出信号を所
    定の第1の閾値と比較し、第1の閾値を越えてから閾値
    以下になるまでの間検出信号を波形記憶部と最大値検出
    部に出力し、最大値検出部より入力される最大値検出信
    号を最大値記憶部と波形幅検出部に出力し、最大値検出
    信号が入力されたときに指向角信号入力部を介して入力
    されている指向角信号を指向角記憶部に出力し、波形幅
    検出部より入力される波形幅検出信号を波形幅記憶部に
    出力し、検出信号が第1の閾値以下になると、指向角記
    憶部に記憶された同一指向角において、最大値記憶部に
    記憶されている最大値および波形幅記憶部に記憶されて
    いる波形幅についてそれぞれ今回の走査で得られた値
    と、前回の走査で得られた値の差を求め、それぞれの差
    が所定の値よりも大きく、かつ、過去所定回数の走査で
    得られた上記差が増加し続けている場合に火災が発生し
    たと判断し、火災発生信号を出力することを特徴とする
    請求項2記載の火災検出器。
  4. 【請求項4】 火災検出器が、検出区域が基準位置から
    回転した角度を検出し指向角信号として出力する指向角
    検出手段を備え、 判断手段に、 検出信号を記憶し、消去信号が入力されると記憶内容を
    全て消去する波形記憶部と、 指向角信号が入力される指向角信号入力部と、 指向角信号が入力されると指向角を記憶し、消去信号が
    入力されると記憶内容を全て消去する指向角記憶部と、 カウント信号が入力されると1を加え、所定回数カウン
    トを行なうとカウントアップ信号を出力し、リセット信
    号が入力されるとリセットされるカウンタとを設け、 最大値記憶部は消去信号が入力されると記憶内容を全て
    消去する構成となし、 波形幅記憶部は消去信号が入力されると記憶内容を全て
    消去する構成となし、 判断部は、検出信号入力部から入力される検出信号を所
    定の第1の閾値と比較し、第1の閾値を越えてから閾値
    以下になるまでの間検出信号を波形記憶部と最大値検出
    部に出力し、最大値検出部より入力される最大値検出信
    号を最大値記憶部と波形幅検出部に出力し、最大値検出
    信号が入力されたときに指向角信号入力部を介して入力
    されている指向角信号を指向角記憶部に出力し、波形幅
    検出部より入力される波形幅検出信号を波形幅記憶部に
    出力し、検出信号が第1の閾値以下になると、指向角記
    憶部に記憶された同一指向角において、最大値記憶部に
    記憶されている最大値および波形幅記憶部に記憶されて
    いる波形幅についてそれぞれ今回の走査で得られた値
    と、前回の走査で得られた値の差を求め、それぞれの差
    が所定の値よりも大きく、かつ、過去所定回数の走査で
    得られた上記差が増加し続けている場合に火災が発生し
    たと判断し、火災発生信号を出力し、検出信号が第1の
    閾値を越えるとリセット信号を出力し、検出信号が第1
    の閾値以下になったときおよび指向角入力部からの指向
    角信号が指向角記憶部に記憶された指向角と一致したと
    きにカウント信号を出力し、カウントアップ信号が入力
    されると波形記憶部と最大値記憶部および、指向角記憶
    部と波形幅記憶部に消去信号を出力することを特徴とす
    る請求項2記載の火災検出器。
  5. 【請求項5】 駆動制御手段からの制御信号に基づいて
    駆動手段により所定の検出区域が監視区域全体を走査す
    るように駆動され、該検出区域から得られる赤外線の受
    光強度に応じた検出信号を出力する受光手段と、検出区
    域が基準位置から回転した角度を検出し指向角信号とし
    て出力する指向角検出手段と、検出信号と指向角信号に
    基づいて火災が発生したか否かおよび火災が発生した位
    置を判断して報知手段に警報を出力する判断手段を設け
    た火災検出器において、 該判断手段は、 連続して入力される検出信号を一定の間隔でサンプリン
    グする検出信号入力部と、 検出信号を記憶する波形記憶部と、 検出信号から最大値を検出し最大値検出信号として出力
    する最大値検出部と、 最大値検出信号が入力されると最大値を記憶する最大値
    記憶部と、 最大値検出信号が入力されると最大値に対して所定の割
    合となる第2の閾値を決定し、第2の閾値を越えている
    検出信号の波形幅を検出し波形幅検出信号として出力す
    る波形幅検出部と、 波形幅検出信号が入力される波形幅を記憶する波形幅記
    憶部と、 指向角信号が入力される指向角信号入力部と、 基準位置を示す指向角信号が入力されると基準位置検出
    信号を出力する基準位置検出部と、 最大値記憶部と波形幅記憶部に記憶された内容に基づき
    監視区域内の火災の発生の有無を判断し、火災が発生し
    ていると判断したときには火災発生信号を出力する判断
    部と、 火災発生信号が入力されると警報を出力する警報出力部
    とからなり、 該判断部は、検出信号入力部を介して入力される検出信
    号を所定の第1の閾値と比較し、第1の閾値を越えてか
    ら閾値以下になるまでの間検出信号を波形記憶部に出力
    し、基準位置検出部からの基準位置検出信号が入力され
    ると波形記憶部に検出信号が記憶されているか否かを判
    断し、検出信号が記憶されていれば波形記憶部に記憶さ
    れた検出信号を最大値検出部と波形幅検出部に出力し、
    最大値検出部より入力される最大値検出信号を最大値記
    憶部と波形幅検出部に出力し、波形幅検出部からの波形
    幅検出信号を波形幅記憶部に出力し、最大値記憶部に記
    憶されている最大値および波形幅記憶部に記憶されてい
    る波形幅についてそれぞれ今回の走査で得られた値と、
    前回の走査で得られた値の差を求め、それぞれの差が所
    定の値よりも大きく、かつ、過去所定回数の走査で得ら
    れた上記差が増加し続けている場合に火災が発生したと
    判断し、火災発生信号を出力することを特徴とする火災
    検出器。
  6. 【請求項6】 該判断手段に、 最大値検出信号が入力されると指向角を記憶する指向角
    記憶部を設け、 波形記憶部は検出信号とともに指向角信号を記憶する構
    成となし、 最大値検出部は検出信号からの最大値とともに該最大値
    が検出されたときの指向角を最大値検出信号として出力
    する構成となし、 判断部は、検出信号入力部を介して入力される検出信号
    を所定の第1の閾値と比較し、第1の閾値を越えてから
    閾値以下になるまでの間検出信号と指向角信号入力部を
    介して入力される指向角信号を波形記憶部に出力し、最
    大値検出部より入力される最大値検出信号を最大値記憶
    部と波形検出部と指向角記憶部に出力し、基準位置検出
    部からの基準位置検出信号が入力されると波形記憶部に
    検出信号が記憶されているか否かを判断し、検出信号が
    記憶されていれば波形記憶部に記憶された検出信号を最
    大値検出部と波形幅検出部に出力し、波形幅検出部から
    の波形幅検出信号を波形幅記憶部に出力し、指向角記憶
    部に記憶された同一指向角において、最大値記憶部に記
    憶されている最大値および波形幅記憶部に記憶されてい
    る波形幅についてそれぞれ今回の走査で得られた値と、
    前回の走査で得られた値の差を求め、それぞれの差が所
    定の値よりも大きく、かつ、過去所定回数の走査で得ら
    れた上記差が増加し続けている場合に火災が発生したと
    判断し、火災発生信号を出力することを特徴とする請求
    項5記載の火災検出器。
  7. 【請求項7】 判断手段に、 カウント信号が入力されると1を加え、所定回数カウン
    トを行なうとカウントアップ信号を出力し、リセット信
    号を入力されるとリセットされるカウンタを設け、 波形記憶部は、検出信号とともに指向角信号を記憶し、
    消去信号が入力されると記憶内容を全て消去する構成と
    なし、 最大値検出部は、検出信号からの最大値とともに該最大
    値が検出されたときの指向角を最大値検出信号として出
    力する構成となし、 最大値記憶部は、消去信号が入力されると記憶内容を全
    て消去する構成となし、 波形幅記憶部は、消去信号が入力されると記憶内容を全
    て消去する構成となし、 指向角記憶部は、消去信号が入力されると記憶内容を全
    て消去する構成となし、 判断部は、検出信号入力部を介して入力される検出信号
    を所定の第1の閾値と比較し、第1の閾値を越えてから
    閾値以下になるまでの間検出信号と指向角信号入力部を
    介して入力される指向角信号を波形記憶部に出力し、最
    大値検出部より入力される最大値検出信号を最大値記憶
    部と波形検出部と指向角記憶部に出力し、基準位置検出
    部からの基準位置検出信号が入力されると波形記憶部に
    検出信号が記憶されているか否かを判断し、検出信号が
    記憶されていれば波形記憶部に記憶された検出信号を最
    大値検出部と波形幅検出部に出力し、波形幅検出部から
    の波形幅検出信号を波形幅記憶部に出力するとともに、
    リセット信号を出力し、指向角記憶部に記憶された同一
    指向角において、最大値記憶部に記憶されている最大値
    および波形幅記憶部に記憶されている波形幅についてそ
    れぞれ今回の走査で得られた値と、前回の走査で得られ
    た値の差を求め、それぞれの差が所定の値よりも大き
    く、かつ、過去所定回数の走査で得られた上記差が増加
    し続けている場合に火災が発生したと判断し、火災発生
    信号を出力し、検出信号が記憶されてなければカウント
    信号を出力し、カウントアップ信号が入力されると消去
    信号を出力することを特徴とする請求項5記載の火災検
    出器。
  8. 【請求項8】 波形記憶部、最大値記憶部、波形幅記憶
    部、指向角記憶部をそれぞれ複数設け、1走査期間中に
    複数回、第1の閾値を越える検出信号が入力されると、
    それぞれの検出信号に対して、上記各記憶部を割り当
    て、火災か否かの判断を行うことを特徴とする請求項
    3,6のいずれかに記載の火災検出器。
  9. 【請求項9】 波形記憶部、最大値記憶部、波形幅記憶
    部、指向角記憶部、カウンタをそれぞれ複数設け、1走
    査期間中に複数回、第1の閾値を越える検出信号が入力
    されると、それぞれの検出信号に対して、上記各記憶部
    を割り当て、火災か否かの判断を行うことを特徴とする
    請求項4,7のいずれかに記載の火災検出器。
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