JPH09218714A - 位置合せ方法および装置 - Google Patents
位置合せ方法および装置Info
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- JPH09218714A JPH09218714A JP8046874A JP4687496A JPH09218714A JP H09218714 A JPH09218714 A JP H09218714A JP 8046874 A JP8046874 A JP 8046874A JP 4687496 A JP4687496 A JP 4687496A JP H09218714 A JPH09218714 A JP H09218714A
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Abstract
とができる位置合せ方法および装置を提供する。 【解決手段】 対象物上の、設計上の位置が定められた
複数個所の位置合せ対象点のうちのいくつかについて設
計位置との位置ずれ量を計測する位置計測工程S3と、
複数個所の設計位置と位置ずれ量との関係を近似する近
似式にいくつかの対象点の設計位置および位置ずれ量を
あてはめ、対象点のそれぞれについてその設計位置に基
づいて位置ずれ量を算出するための補正式を得る補正式
作成工程S5と、得られた補正式に従い、位置合せ対象
点をそれぞれ位置合せする位置合せ工程S6とを有する
位置合せ方法において、補正式は、設計位置の2次以上
の項を含む。
Description
び装置に関し、特に精密な位置合せ手段を必要とする装
置、例えば半導体製造装置である露光装置においてマス
クやレチクル等の原板と半導体ウエハ等の基板とを精度
良く位置合わせ(アライメント)する方法および装置に
適用可能な位置合せ方法および装置に関する。
の微細化、高集積化に伴い、半導体露光装置も高精度
化、高機能化等が進んでいる。特に位置合わせにおいて
は、原板と基板とを数10ナノメータのオーダーで重ね
合わせる技術が期待されている。このような半導体製造
に用いる露光装置としては、ステッパやステップアンド
スキャンと呼ばれる装置を用いることが多い。これらの
装置は、基板(例えば半導体ウエハ)をステップ移動し
ながら、原板(例えばレチクル)上に形成したパターン
を基板の複数箇所に順次転写していくものである。この
転写を一括で行う装置をステッパと呼び、ステージをス
キャンしながら転写する装置をステップアンドスキャン
と呼んでいる。両者の相違は露光時の形態であり、ステ
ップを繰り返して転写を行うという基本的な動作(ステ
ップアンドリピート)は、両者とも同じ振る舞いをす
る。
置合わせには、各露光毎に露光位置の計測を行って位置
合せを行うダイバイダイアライメント方式と、あらかじ
め適切な数の測定点で位置計測を行い、その結果から位
置の補正式を作成して位置合せを行うグローバルアライ
メント方式がある。グローバルアライメント方式は、高
スループット、高精度等の位置合せが得られる優れた方
式であり、基板全域に対して同一の補正式に従った位置
合せを行うため、基板内の数点を検定すれば位置合せの
状態が判断できる等、使い勝手の上でも利点がある。
ついて簡単に説明する。グローバル方式の位置合わせ
は、設計上の露光位置(x,y)から、
合せを行い、露光する。ここで、a00,b00は各々ウエ
ハ全体のX方向およびY方向の平行ずれ、a10,b10は
各々ウエハのX方向およびY方向の伸び、a01,b01は
各々ショット配列のX軸およびY軸の回転ずれを表す。
これらの係数(以下、補正パラメータという)は、あら
かじめ適切な数の測定点で位置ずれを計測し、数2式と
同様の近似式にあてはめることにより求める。例えば、
最小自乗法を用いて以下の方法で求めることができる。
正した後の計測点位置を(dxi´,dyi´)、計測によ
って得た実際の計測点位置を(dxi,dyi)とすると
(ただし、iは各計測点を表す。i=0...k,k≧
6)、補正した後の各計測点での誤差の自乗和は、
b10,b01を以下の正規方程式から求めて、a00,
a10,a01,b00,b10,b01の値とする。この正規方
程式は、
転および伸縮を誤差要素とした1次式である。従来グロ
ーバルアライメント方式においては、上記例に示したよ
うに1次式の補正式を用いる場合が多い。これは、従来
の位置合わせでは、1次式による補正でも十分な精度が
達成できていたためである。
ーバルアライメント方式は、高スループット、高精度等
の位置合せが得られる優れた方式であり、従来の位置合
わせでは、1次式に限った補正式を用いても十分な精度
が達成できる。
い、従来、微小量とされていた誤差成分も無視できない
ものとなっている。この誤差成分としては、ウエハの3
次倍率成分と、ステップ動作における弓なり成分などが
代表的である。半導体の製造は、ウエハ上に順次製膜を
繰り返して行うが、この過程で行う熱処理によってウエ
ハの伸び縮みが発生する。この伸び縮みは、通常、1次
成分が支配的であるが、ウエハの反りを平面矯正する過
程で発生すると推定される3次成分も観察できる。
なり成分も、特に異機種間の半導体露光装置を混用する
場合には無視できない誤差要因となる。こうした位置の
n次(n≧2)に依存する誤差要因は、従来の1次の補
正式では補正できない。このことから、上記誤差要因も
補正可能な位置合せ方法、つまり高次項を含む補正式に
よる位置合せが求められている。
いて高次項を含む補正式を求めるには、多くの計算時間
が必要となり、高いスループットが必要となる実施形態
では実用的でない場合も考えられる。このため、補正式
を求める計算量を削減する方法も併せて求められてい
る。
の高次に依存する誤差要因を補正することができる位置
合せ方法および装置を提供することにある。さらに、上
記補正式を実際的な時間で求める方法を提供することに
ある。
本発明では、対象物上の、設計上の位置が定められた複
数個所の位置合せ対象点のうちのいくつかについて設計
位置との位置ずれ量を計測し、複数個所の設計位置と位
置ずれ量との関係を近似する近似式にいくつかの対象点
の設計位置および位置ずれ量をあてはめ、対象点のそれ
ぞれについてその設計位置に基づいて位置ずれ量を算出
するための補正式を得、得られた補正式に従い、位置合
せ対象点をそれぞれ位置合せする際に、補正式として
は、設計位置の2次以上の項を含む高次のものを得るよ
うにしている。
る誤差要因を補正する補正式を求める方法について説明
する。最初に、位置のX方向がn次、Y方向がm次に依
存する誤差要因を含む場合、つまりX方向がn次、Y方
向がm次の近似式により補正式を求める方法について説
明する。
置(xi ,yi )から、補正式数8式により、求めると
する。
を、k個の設計値(xi ,yi )と計測ずれ量(dxi,
dyi)の組にあてはめることにより、求めることができ
る。具体的には、最小自乗法を用いて数9式の正規方程
式を解くことによって各係数anm,bnmの値を求めるこ
とができる。
法や掃き出し法などが一般的である。
対象として考える。半導体製造装置を対象とすると、各
補正パラメータanmおよびbnmは、a00がX方向並進成
分、a10がXスケール、a01がY軸回転、a02がY軸弓
なり、a30が3次倍率、a12が3次倍率、b00がY方向
並進成分、b10がX軸回転、b01がYスケール、b20が
X軸弓なり、b21が3次倍率、b03が3次倍率を表して
いると考えられる。この場合、数8式に対応する式は
ようになる。
により、補正パラメータa02,a30,a12,b20,
b21,b03、つまり、補正式数10式を求めることがで
きる。
法について説明する。前述したように、半導体製造装置
においては、上記補正パラメータの中で1次成分の補正
パラメータa00,a10,a01,b00,b10,b01が支配
的である。このことから、最初に1次成分のみの近似を
行って1次成分の補正パラメータa00,a10,a01,b
00,b10,b01を求め、高次成分の補正パラメータはそ
の残差を最小にする値として求めれば、精度を保ちつつ
計算時間を削減することができる。すなわち、最初に数
6式により、a00,a10,a01,b00,b10,b01を求
め、数6式で求めたa00,a10,a01,b00,b10,b
01を用いて、1次成分近似後の残差を最小にする数12
式の正規方程式を解けば高次成分の誤差要因a02,
a30,a12,b20,b21,b03を求めることができる。
補正式を求める方法について説明する。半導体製造装置
において、装置が同じであれば高次成分の誤差要因の変
化は少ないと考えられる。このため、位置合せの高次成
分の誤差要因に、あらかじめ行った位置合せでの値を用
いることにより、計算量を減らす方法が考えられる。す
なわち、高次成分の誤差要因の補正パラメータa02,a
30,a12,b20,b21,b03をあらかじめ行った位置合
せから求めた値
る初めの数枚のウエハで求めた補正パラメータの平均値
を、高次成分の誤差要因の補正パラメータとする。
す。1枚目のウエハで求めた補正パラメータを用いて
(j=1)、2枚目以降のウエハで利用しても構わな
い。この時、a00,a10,a01,b00,b10,b01は、
数16式の正規方程式を解くことで求めることができ
る。
て補正式を求める方法について説明する。あらかじめ行
った位置合せの補正パラメータから求めた値を、直接次
のウエハ以降での補正パラメータとして用いるのではな
く、1次成分誤差要因と高次成分誤差要因の補正パラメ
ータの比を次のウエハ以降の値として用いることによ
り、上述の方法に比べ、より精度を保つことが期待でき
る。具体的には、高次成分誤差要因のうち3次倍率であ
るa12およびb21、Y軸弓なり成分であるa02、X軸弓
なりであるb20は装置により固定だと考えられるが、3
次倍率であるa30およびb03は、Xスケールである
a10、Yスケールであるb01に応じて変動すると考え
る。このため、3次倍率であるa30およびb03とXスケ
ールであるa10およびYスケールであるb01の比を、
01を、数20式の正規方程式を解くことで求める。
法は、対象物上の、設計上の位置が定められた複数個所
の位置合せ対象点のうちのいくつかについて設計位置と
の位置ずれ量を計測する位置計測工程と、前記複数個所
の設計位置と位置ずれ量との関係を近似する近似式に前
記いくつかの対象点の設計位置および位置ずれ量をあて
はめ、前記対象点のそれぞれについてその設計位置に基
づいて位置ずれ量を算出するための補正式を得る補正式
作成工程と、得られた補正式に従い、前記位置合せ対象
点をそれぞれ位置合せする位置合せ工程とを有する位置
合せ方法において、前記補正式は、設計位置の2次以上
の項を含むことを特徴とする。
製造用露光装置に対し、本発明を適用した場合の第1の
実施形態の概略図を図1に示す。
Wは基板であるウエハ、1は投影光学系である。また、
Sは位置合せ用光学系であり、2は位置合せ用照明手
段、3はビームスプリッタ、4は結像光学系、5は撮像
手段である。6はA/D変換手段、7は積算手段、8は
位置検出手段、9は制御手段、10はステージ駆動手
段、11は2次元に移動可能なXYステージである。H
1は補正式作成手段、12は3次近似手段である。図1
では、X方向の位置を検出する位置合せ用光学系Sのみ
を示しているが、これと同様な不図示の位置合せ用光学
系を搭載しており、Y方向の位置を検出する。また、積
算手段7、位置検出手段8、制御手段9、補正式作成手
段H1はボードコンピュータや汎用計算機で実現可能で
あり、同一の装置を共用しても構わない。もちろん、各
々を専用の電子回路で実現しても構わない。図1に示し
た半導体製造用露光装置は、レチクルRとウエハWの相
対的な位置合わせをした後、不図示の露光照明光源から
露光光を照射し、レチクルR上に形成してある電子回路
パターンを、投影光学系1を介してXYステージ11上
に載置したウエハWに投影露光する。図3にウエハにお
ける露光領域の一例を、図4に計測に用いる露光領域の
一例を示す。
ウエハWの相対的な位置合せおよび露光の手順について
説明する。また、図2にグローバルアライメント方式に
より位置合わせおよび露光を行う場合の手順の一例をフ
ローチャートで示す。以下、図2に沿って本発明を適用
した位置合せ方法、露光の方法および装置の実施形態に
ついて説明する。
エハ搬送装置により、ウエハWをXYステージ11に載
置する。
における1番目の計測ショットS1に形成してある位置
合せ用マークM1xが、位置合せ用光学系Sの視野範囲内
に位置するように、ステージ駆動装置10に対してコマ
ンドを送り、XYステージ11を駆動する。ステップS
3において、マークM1xの位置を以下の手順で計測す
る。
明装置2から照射した光束により、ビームスプリッタ
3、レチクルRおよび投影光学系1を介して位置合せ用
マークM1x(以下、ウエハマークという)を照明する。
図6はウエハマークM1xを示したものであり、同一形状
の矩形パターンを複数配置したものである。ウエハマー
クM1xから反射した光束は、再度投影光学系1およびレ
チクルRを介してビームスプリッタ3に到達し、ここで
反射して結像光学系4を介して撮像装置5の撮像面上に
ウエハマークM1xの像WM を形成する。撮像装置5にお
いて、マークM1xの像を光電変換し、A/D変換装置6
において、2次元のデジタル信号列に変換する。図1の
積算装置7は、図6に示すように、A/D変換装置6に
よりデジタル信号化したウエハマーク像WM に対して処
理ウィンドウWP を設定し、該ウィンドウ内において、
図6に示すY方向に移動平均処理を行い、2次元画像信
号を1次元のデジタル信号列S(x)に変換する。図1
の位置検出装置8は、積算装置7から出力した1次元の
デジタル信号列S(x)に対し、あらかじめ記憶してお
いたテンプレートパターンを用いてパターンマッチング
を行い、最もテンプレートパターンとの類似度が高いS
(x)の座標位置を制御手段9に対して出力する。この
出力信号は、撮像装置5の撮像面を基準としたマーク位
置であるため、制御手段9は、あらかじめ不図示の方法
により求めた撮像装置5とレチクルRとの相対的な位置
から、ウエハマークM1xのレチクルRに対するずれ量d
x1を算出する。
X方向の位置ずれ量を計測する。次に、制御手段9は、
1番目の計測ショットのY方向計測用マークM1yがY方
向用位置合せ光学系の視野範囲に入るように、XYステ
ージ11を駆動する。ここでX方向計測と同様な手順で
Y方向の位置ずれ量dy1を計測する。以上で、計測ショ
ットS1での計測が終了する。以降、制御手段9は、同
様にXYステージ11を各計測位置に移動し、1番目と
同様な手順でXおよびY方向の位置ずれ量を計測する。
かじめ定めた計測ショット数k(>6)分の計測が終了
したと判定するまで、ステップS2とステップS3を繰
り返し、各々の計測ショットでの計測位置ずれ量dx1お
よびdy1(i=1,2,...,k)を記憶する。
ては、ステップS3で計測した各計測ショットでの位置
ずれ量から、以下に示す手順でウエハWのレチクルRに
対する相対的な位置合わせを行う。
に、3次近似手段12において、あらかじめ指定してあ
る各計測ショットでの設計上のマーク位置(xi ,y
i )と、ステップS3で計測した各計測ショットでの位
置ずれ量(dxi,dyi)から数11式の正規方程式を解
くことにより、補正パラメータa00,a10,a01,
a02,a30,a12,b00,b10,b01,b20,b21,b
03を算出して制御手段9へ出力する。正規方程式は、公
知のLU分解を用いる方法や掃き出し法などにより解く
ことができる。
御により、ステップS5で求めた補正パラメータa00,
a10,a01,a02,a30,a12,b00,b10,b01,b
20,b21,b03を係数に持つ数10式により補正量(d
xi´,dyi´)を算出し、この値に基づきXYステージ
11を駆動して、ウエハW上に形成する全ショットの露
光を行う。
搬送装置により、ウエハWをXYステージ11から排出
する。上記ステップS1からステップS7までの操作
を、ステップS8において露光ウエハが終了したと判断
するまで続ける。
む補正式を用いて位置合わせを行うことにより、より高
い位置合せ精度が期待できる。また、上記処理で求めた
補正パラメータから、a00によりX方向並進成分、a10
によりXスケール、a01によりY軸回転、a02によりY
軸弓なり、a30とa12により3次倍率、b00によりY方
向並進成分、b10によりX軸回転、b01によりYスケー
ル、b20によりX軸弓なり、b21とb03により3次倍
率、の位置合せの状態が判断できる効果が期待できる。
イプの半導体製造用露光装置に対し、本発明を適用した
場合の第2の実施形態の概略図を図7に示す。本実施形
態は、誤差要因を1次近似した後、残差を3次近似して
位置合せを行うことにより、高い位置合せ精度を保ちつ
つ、計算量の削減をするものである。
は残差3次近似手段、H2はこれらの近似手段を有する
補正式作成手段である。他の装置や手段および動作は、
実施形態1と同様である。また、積算手段7、位置検出
手段8、制御手段9および補正式作成手段H2は、ボー
ドコンピュータや汎用計算機で実現可能であり、同一の
装置を共用しても構わない。もちろん、各々を専用の電
子回路を用いて実現しても構わない。
エハWの相対的な位置合せおよび露光の手順について説
明する。図7の装置においても、実施形態1と同様に、
図2に示すフローチャートで、グローバルアライメント
方式による位置合わせおよび露光が可能である。ただ
し、図2のステップS5では、図8に示す動作をする。
以下、図8に沿って、図2のステップS5について説明
する。
1次近似手段13において、あらかじめ指定してある各
計測ショットでの設計上のマーク位置(xi ,yi )
と、ステップS3で計測した各計測ショットでの位置ず
れ量(dxi,dyi)から数6式を用いて補正パラメータ
a00,a10,a01,b00,b10,b01を算出し、制御手
段9と残差3次近似手段14へ出力する。
手段14において、あらかじめ指定してある各計測ショ
ットでの設計上のマーク位置(xi ,yi )、ステップ
S3で計測した各計測ショットでの位置ずれ量(dxi,
dyi)、ステップS21で求めた補正パラメータa00,
a10,a01,b00,b10,b01から数13式を用いて、
補正パラメータa02,a30,a12,b20,b21,b03を
算出して制御手段9へ出力する。
3次近似して位置合せを行うことにより、高い位置合せ
精度を保ちつつ、計算量の削減が期待できる。
イプの半導体製造用露光装置に対し、本発明を適用した
場合の第3の実施形態の概略図を図9に示す。本実施形
態は、初めの数枚目以降のウエハにおいて、初めの数枚
目までのウエハで算出した補正パラメータを用いること
により、高い位置合せ精度を保ちつつ、さらに計算量の
削減をするものである。
ける補正式作成手段H1または第2の実施形態における
補正式作成手段H2、16は補正パラメータ記憶手段、
17は高次パラメータ固定1次近似手段である。H3は
これらの手段で構成された補正式作成手段である。他の
装置や手段および動作は第1の実施形態と同様である。
また、積算手段7、位置検出手段8、制御手段9および
補正式作成手段H3は、ボードコンピュータや汎用計算
機で実現可能であり、同一の装置を共用しても構わな
い。もちろん、各々を専用の電子回路を用いて実現して
も構わない。
エハWの相対的な位置合せおよび露光の手順について説
明する。図9の装置においても、第1の実施形態と同様
に、図2に示すフローチャートで、グローバルアライメ
ント方式により、位置合せおよび露光が可能である。た
だし、図2のステップS5では、図10に示す動作をす
る。図10に沿って、図2のステップS5について説明
する。
露光しているウエハが指定枚数(2枚以上)以降である
かを判定し、指定枚数以降でなければステップS32
へ、指定枚数以降であればステップS34へ進む。
の実施形態における図2のステップS5または第2実施
形態における図2のステップS5と同様に、補正式作成
手段15は、あらかじめ指定してある各計測ショットで
の設計上のマーク位置(xi,yi )と、ステップS3
で計測した各計測ショットでの位置ずれ量(dxi,
dyi)から、補正パラメータa00,a10,a01,a02,
a30,a12,b00,b10,b01,b20,b21,b03を算
出して制御手段9へ出力する。加えてa02,a30,
a12,b20,b21,b03を補正パラメータ記憶手段16
へ出力する。
ステップS32で算出したa02,a30,a12,b20,b
21,b03を補正パラメータ記憶手段16が記憶する。
パラメータ記憶手段16から補正パラメータa02,
a30,a12,b20,b21,b03を読み込み、高次補正パ
ラメータの平均値
近似手段17へ出力する。高次補正パラメータの平均値
が算出済でなければ、数15式により、算出し記憶した
うえ、高次補正パラメータ固定1次近似手段17へ出力
する。
パラメータ固定1次近似手段17において、あらかじめ
指定してある各計測ショットでの設計上のマーク位置
(xi,yi )、ステップS3で計測した各計測ショッ
トでの位置ずれ量(dxi,dyi)、ステップS34で求
めた
01,b00,b10,b01を算出して制御手段9へ出力す
る。
て、初めの数枚目までのウエハで算出した補正パラメー
タを用いることにより、高い位置合せ精度を保ちつつ、
さらに計算量の削減が期待できる。
イプの半導体製造用露光装置に対し、本発明を適用した
場合の第4の実施形態の概略図を図11に示す。本実施
形態は、初めの数枚目以降のウエハにおいて、初めの数
枚目までのウエハで算出した補正パラメータ比を用いる
ことにより、高い位置合せ精度を保ちつつ、さらに計算
量の削減をするものである。
おける補正式作成手段H1または第2の実施形態におけ
る補正式作成手段H2、19は補正パラメータ比記憶手
段、20は高次補正パラメータ比固定1次近似手段、2
1は高次補正パラメータ近似手段である。H4はこれら
の手段で構成された補正式作成手段である。他の装置や
手段および動作は第1の実施形態と同様である。また、
積算手段7、位置検出手段8、制御手段9および他の補
正式作成手段H4は、ボードコンピュータや汎用計算機
で実現可能であり、同一の装置を共用しても構わない。
もちろん、各々を専用の電子回路を用いて実現しても構
わない。
ウエハWの相対的な位置合せおよび露光の手順について
説明する。図11の装置においても、第1の実施形態と
同様に、図2に示すフローチャートでグローバルアライ
メント方式により、位置合せおよび露光が可能である。
ただし、図2のステップS5では、図12に示す動作を
する。図12に沿って、図2のステップS5について説
明する。
露光しているウエハが指定枚数(2枚以上)以降である
かを判定し、指定枚数以降でなければステップS42
へ、指定枚数以降であればステップS44へ進む。
の実施形態における図2のステップS5または第2の実
施形態における図2のステップS5と同様に、補正式作
成手段18は、あらかじめ指定してある各計測ショット
での設計上のマーク位置(xi ,yi )と、ステップS
3で計測した各計測ショットでの位置ずれ量(dxi,d
yi)から、補正パラメータa00,a10,a01,a02,a
30,a12,b00,b10,b01,b20,b21,b03を算出
して制御手段9へ出力する。加えてa10,a01,a02,
a30,a12,b10,b01,b20,b21,b03を補正パラ
メータ比記憶手段19へ出力する。
パラメータ比記憶手段19において、ステップで算出し
たa10,a01,a02,a30,a12,b10,b01,b20,
b21,b03を記憶する。
パラメータ比記憶手段19から、補正パラメータa
10i ,a01i ,a02i ,a30i ,a12i ,b10i ,b
01i ,b20i ,b21i ,b03i を読み込み、高次補正パ
ラメータの平均値
ば、これらを高次補正パラメータ比固定1次近似手段2
0へ出力する。高次補正パラメータ平均値および比が算
出済でなければ、数15式および数19式により、算出
し記憶したうえ、高次パラメータ比固定1次近似手段2
0および高次補正パラメータ算出手段21へ出力する。
補正パラメータ比固定1次近似手段20において、あら
かじめ指定してある各計測ショットでの設計上のマーク
位置(xi ,yi )、ステップS3で計測した各計測シ
ョットでの位置ずれ量(dxi,dyi)、ステップS44
で求めた高次補正パラメータの平均値
用いて、補正パラメータa00,a10,a01,b00,
b10,b01を算出して制御手段9および高次補正パラメ
ータ算出手段21へ出力する。
パラメータ算出手段21において、高次補正パラメータ
の平均値
タ比A30、B03から
へ出力する。
て、初めの数枚目までのウエハで算出した補正パラメー
タ比を用いることにより、高い位置合せ精度を保ちつ
つ、さらに計算量の削減が期待できる。
要因を高次近似して位置合わせすることにより、より高
い位置合わせ精度を得ることができる。また、1次成分
が支配的な誤差要因に対しては、1次近似を行った後、
残りの誤差に3次近似を行うことにより、処理時間を削
減することができる。さらに、同様の位置合わせを繰り
返し行う場合には、最初の位置合わせの高次成分近似を
その後利用することにより、処理時間をさらに削減する
ことができる。
置の構成を示す図である。
順を例示するフローチャートである。
る。
る。
ーチャートである。
る。
置の構成を示す図である。
るフローチャートである。
置の構成を例示する図である。
するフローチャートである。
装置の構成を例示する図である。
示する他のフローチャートである。
スプリッタ、4:結像光学系、5:撮像手段、6:A/
D変換手段、7:積算手段、8:位置検出手段、9:制
御手段、10:ステージ駆動手段、11:XYステー
ジ、12:3次近似手段、13:1次近似手段、14:
残差3次近似手段、15:補正式作成手段、16:補正
パラメータ記憶手段、17:高次パラメータ固定1次近
似手段、18:補正式作成手段、19:補正パラメータ
比記憶手段、20:高次補正パラメータ比固定1次近似
手段、21:高次補正パラメータ近似手段、R:レチク
ル、S:位置合せ用光学系、W:ウエハ、H1,H2,
H3,H4:補正式作成手段。
Claims (11)
- 【請求項1】 対象物上の、設計上の位置が定められた
複数個所の位置合せ対象点のうちのいくつかについて設
計位置との位置ずれ量を計測する位置計測工程と、 前記複数個所の設計位置と位置ずれ量との関係を近似す
る近似式に前記いくつかの対象点の設計位置および位置
ずれ量をあてはめ、前記対象点のそれぞれについてその
設計位置に基づいて位置ずれ量を算出するための補正式
を得る補正式作成工程と、 得られた補正式に従い、前記位置合せ対象点をそれぞれ
位置合せする位置合せ工程とを有する位置合せ方法にお
いて、 前記補正式は、設計位置の2次以上の項を含むことを特
徴とする位置合せ方法。 - 【請求項2】 前記補正式作成工程では、前記いくつか
の対象点の設計位置および位置ずれ量を設計位置の2次
以上の項を含む前記近似式にあてはめることにより、前
記設計位置の2次以上の項を含む補正式を作成すること
を特徴とする請求項1記載の位置合せ方法。 - 【請求項3】 前記補正式作成工程では、前記いくつか
の対象点の設計位置および位置ずれ量を設計位置の1次
以下の項からなる近似式にあてはめ、それによる近似残
差を設計位置の2次以上の項からなる近似式にあてはめ
ることにより、前記設計位置の2次以上の項を含む補正
式を作成することを特徴とする請求項1記載の位置合せ
方法。 - 【請求項4】 前記補正式作成工程では、前記近似式に
おける設計位置の2次以上の項の係数を、同一装置で以
前に得た前記補正式の対応する項の係数またはその平均
値とした設計位置の1次以下の項からなる近似式に前記
いくつかの対象点の設計位置および位置ずれ量をあては
めて、前記設計位置の2次以上の項を含む補正式を作成
することを特徴とする請求項1記載の位置合せ方法。 - 【請求項5】 前記補正式作成工程では、前記近似式に
おける設計位置の2次以上の項と1次の項との係数比が
同一装置で以前に得た前記補正式についての同様の係数
またはその平均値の比と同じとした設計位置の1次以下
の項からなる近似式に前記いくつかの対象点の設計位置
および位置ずれ量をあてはめて、前記設計位置の2次以
上の項を含む補正式を作成することを特徴とする請求項
1記載の位置合せ方法。 - 【請求項6】 設計位置を(x,y)、その時の前記位
置ずれ量を(dx ,dy )、a00,a10,a01,a02,
a30,a12,b00,b10,b01,b02,b21,b03を各
項の係数とした時、前記補正式は 【数1】 であることを特徴とする請求項1〜5記載の位置合せ方
法。 - 【請求項7】 前記補正式作成工程では、最小自乗法に
より、前記近似式の正規方程式を解くことにより、前記
いくつかの対象点の設計位置および位置ずれ量を前記近
似式にあてはめることを特徴とする請求項1〜6記載の
位置合せ方法。 - 【請求項8】 前記対象物は、半導体露光装置において
原板のパターンが露光される基板であり、前記位置合せ
対象点は前記基板上の露光位置であり、この露光位置を
前記原板に対して位置合せすることを特徴とする請求項
1〜7記載の位置合せ方法。 - 【請求項9】 前記半導体露光装置における基板のX方
向並進成分a00、Xスケールa10、Y軸回転a01、Y軸
弓なりa02、3次倍率a30、3次倍率a12、Y方向並進
成分b00、X軸回転b10、Yスケールb01、X軸弓なり
b20、3次倍率b21、3次倍率b03の誤差成分を前記補
正式の各項の係数とすることを特徴とする請求項8記載
の位置合せ方法。 - 【請求項10】 対象物上の、設計上の位置が定められ
た複数個所の位置合せ対象点のうちのいくつかについて
設計位置との位置ずれ量を計測する位置計測手段と、 前記複数個所の設計位置と位置ずれ量との関係を近似す
る近似式に前記いくつかの対象点の設計位置および位置
ずれ量をあてはめ、前記対象点のそれぞれについてその
設計位置に基づいて位置ずれ量を算出するための補正式
を得る補正式作成手段と、 得られた補正式に従い、前記位置合せ対象点をそれぞれ
位置合せする位置合せ手段とを有する位置合せ装置にお
いて、 前記補正式は、設計位置の2次以上の項を含むものであ
ることを特徴とする位置合せ装置。 - 【請求項11】 前記対象物は、半導体露光装置におい
て原板のパターンが露光される基板であり、前記位置合
せ対象点は前記基板上の露光位置であり、この露光位置
を前記原板に対して位置合せするものであることを特徴
とする請求項10記載の位置合せ装置。
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