JP4046884B2 - 位置計測方法および該位置計測法を用いた半導体露光装置 - Google Patents

位置計測方法および該位置計測法を用いた半導体露光装置 Download PDF

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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マークの位置を計測する位置計測方法およ半導体露光装置に関するものある。
【0002】
【従来の技術】
物体位置の精密な計測は、工作機械やロボットなど様々な分野で利用されており、さらなる精度向上が求められている。近年の半導体素子はDRAMに代表されるように集積度がますます高くなっており、半導体露光装置により半導体素子上に形成するパターン寸法はさらに微細なものへと進んでいる。このような背景から半導体露光装置の必須の技術であるレチクルとウエハの位置計測を行って位置合わせを行う工程においても、さらなる精度向上が重要な課題となっている。
【0003】
以下、半導体露光装置および該露光装置で用いられるウエハの位置合わせ方法の従来例について述べる。
【0004】
図2は半導体露光装置の概要図の一形態を示したものである。
【0005】
同図においてRは原板であるレチクル、Wは基板であるウエハ、1は投影光学系である。また、Gは位置合わせ用光学系、2は位置合わせ用照明手段、3はビームスプリッタ、4と5は結像光学系、6は撮像装置、7はA/D変換装置、8は積算装置、9は位置計測装置、10はステージ駆動手段、11は2次元に移動可能なXYステージである。
【0006】
図2ではX方向の位置を計測する位置合わせ光学系Gのみを示したが、同装置にはX方向と同様にY方向の位置を計測する不図示の位置合わせ光学系も搭載されている。図2に示した半導体露光装置はレチクルRとウエハWの相対的な位置検出して位置合わせした後、不図示の露光照明光源から露光光を照射し、レチクルR上に形成されている電子回路パターンを投影光学系1を介してXYステージ11上に載置したウエハWに投影露光する。
【0007】
次に、図2の装置におけるマスクとウエハの位置合わせについて説明する。
【0008】
非露光光を照射する位置合わせ照明手段2から照射された光束は、ビームスプリッタ3、レチクルR、および投影光学系1を介して、ウエハ上に形成された位置合わせ用マーク(以降アライメントマークと称する)を照明する。図3はアライメントマークを示したもので、同一形状の矩形パターンが複数個配置されている。アライメントマークから反射した光束は、再度投影光学系1、レチクルRを通ってビームスプリッタ3で反射し、結像光学系5を介して撮像装置6の撮像面上にアライメントマークの像WMを形成する。撮像装置6は形成されたマークの像WMを光電変換し、該光電変換された信号がA/D変換装置7において2次元のディジタル信号列に変換される。8は積算装置で、A/D変換装置7でディジタル信号化したウエハマーク像に対し、図3に示すように処理ウインドウWPを設定する。積算装置8はさらに該ウインドウ内においてY方向に積算処理を行い、2次元画像信号を1次元のマーク波形S(x)に変換する。図2の9は位置計測装置で、積算装置8から出力した1次元のマーク波形S(x)を用いてアライメントマークの位置を計測する。
【0009】
以上の手順を繰り返して計測したウエハ上複数個の点の位置情報や、予め不図示の方法により求めた撮像装置5とレチクルRとの相対的な位置情報に基づき、ステージ駆動手段10によりXYステージ11を移動して、マスクとウエハの位置合わせを行なう。
【0010】
次に、位置計測装置9におけるアライメントマーク位置計測方法について説明する。
【0011】
図4はアライメントマーク位置の計測方法の従来の実施形態を示したものである。図4では説明を簡単にするため、アライメントマークを1つの矩形パターンで構成した場合について述べる。アライメントマークが複数本の矩形パターンで構成されている場合は、同様の処理を繰り返せばよい。
【0012】
図4の一致度算出工程S102はマークの中心らしさ(一致度)を算出する工程で、予め設定してあるマーク位置計測範囲に対し繰り返し計算を行う。例えば、図5に示す様にマーク波形S(x)1に対し、一致度算出工程S102を繰り返して行うと、一致度r(x)1を求めることができる。
【0013】
続いて、従来の一致度算出工程として2つの実施形態について祥述する。
【0014】
従来の第1の実施形態は、マーク波形と予め設定してあるテンプレート波形の一致度をテンプレート位置を移動しながら算出し、一致度が最大となるとなるテンプレート位置をマーク位置とする方法である。以下、本方法をテンプレートマッチング法と呼ぶ。一致度はマーク波形とテンプレート波形の差分から計算される。マーク波形上の位置xにおける一致度r(x)は式
【0015】
【数1】
Figure 0004046884
【0016】
や、式
【0017】
【数2】
Figure 0004046884
【0018】
で求めることができる。(1)、(2)でS(x)はマーク波形、T(x)はテンプレート波形、wは一致度を算出する波形幅で、テンプレートの幅でもある。
【0019】
従来の第2の実施形態はマーク波形をある位置において対称に折り返した左右マーク波形の一致度を折り返し位置を移動しながら算出し、一致度が最大となる折り返し位置をマーク中心位置とする方法である。以下、本方法を折り返し法と呼ぶ。一致度は左右マーク波形の差分から算出することができる。マーク波形上の位置xにおける一致度r(x)は式
【0020】
【数3】
Figure 0004046884
【0021】
や、式
【0022】
【数4】
Figure 0004046884
【0023】
で求めることができる。
【0024】
図4の最大一致度位置算出工程S103はS102の一致度算出工程で算出した一致度が最大となる位置を求め、マーク中心位置とする工程である。一致度が最大となる位置は、各位置xでの一致度に対し重心計算や2次関数近似等を行うことにより、センサの分解能以下の精度で求めることができる。例えば、(5)式は重心計算式を用いいてマーク中心位置Mcを求める手法である。
【0025】
【数5】
Figure 0004046884
【0026】
式の中で、ssからseは予め設定済の重心計算に用いる一致度の範囲である。
【0027】
以上、位置計測装置9で行うアライメントマーク位置計測方法について述べた。説明はウエハの位置計測について行ったが、該従来の位置計測方法はマスク(またはレチクル)、ステージなどの半導体露光装置の部品やユニットの位置計測にも適用可能である。また、レチクル(またはマスク)と装置基準位置、装置部品間などの相対位置合わせにも適用することができる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、半導体露光装置等で用いる位置合わせ用のマークであるアライメントマークには半導体製造過程で発生するマーク段差の不均一や、マーク上に塗布されるフォトレジストの膜厚不均一等の要因により、撮像装置に入力されるマーク波形(検出波形)に形状の変形が生じ、計測誤差が発生するという問題点があった。
【0029】
例えば、アライメントマーク段差やレジスト塗布の不均一等により、図5のように形状に変形が生じたマーク波形S(x)2が入力された場合、一致度r(x)2も変化し、一致度が最大と計算される位置に誤差が発生してしまう。従来、波形形状の変形による計測誤差は実用的に大きな問題となる量ではなかった。しかしながら位置合わせ精度向上への要望が大きくなるにつれ、該波形形状の変形による位置計測誤差を軽減する必要性が高まっている。
【0030】
以上の事実に鑑みて、本発明はマーク波形とテンプレート波形との波形差から発生する計測誤差を軽減することを目的としている。
【0031】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の位置計測方法は、
被検出物体上に形成されたマークから得られるマーク波形とテンプレート波形との一致度に基づいて該マークの位置を計測する位置計測方法において
マーク波形と該テンプレート波形との波形差を予め設定された関数で近似し、
該近似された関数基づいて該マーク波形およびテンプレート波形の一方又は両方を補正し
該補正されたマーク波形およびテンプレート波形の一方又は両方を用いて該マークの位置を求める、
ことを特徴としている。
【0032】
請求項2の発明は請求項1の発明において、
該波形差を近似する該関数の係数を、最小自乗法を用いて求める、
ことを特徴としている。
【0033】
請求項3の発明は請求項1または2の発明において、
テンプレート波形は、ある位置に関して該マーク波形の左右いずれかの波形ある
ことを特徴としている。
【0034】
請求項4の発明は請求項1乃至3のいずれかの発明において、
関数は、直線を表わす関数である、
ことを特徴としている。
【0035】
請求項5の発明は請求項1乃至4のいずれかの発明において、
該一方と他方との一致度又は該両方の一致度算出
該一致度が最大となる該テンプレート波形の位置から該マークの位置を求める、
ことを特徴としている。
【0036】
請求項6の発明は請求項1乃至5のいずれかの発明において、
該一致度として相関係数を算出する
ことを特徴としている。
【0037】
請求項7の発明の半導体露光装置は、
ウエハ上のアライメントマークを撮像して得られるマーク波形とテンプレート波形との一致度に基づいて該アライメントマークの位置を計測して該ウエハの位置合わせを行いレチクル上のパターンを該ウエハ上に転写する半導体露光装置において
マーク波形と該テンプレート波形との波形差を予め設定された関数で近似し、
該近似された関数基づいて該マーク波形およびテンプレート波形の一方又は両方を補正し
該補正されたマーク波形およびテンプレート波形の一方又は両方を用いて該マークの位置を求める、
ことを特徴としている。
【0038】
請求項8の発明は請求項7の発明において、
該波形差を近似する該関数の係数を、最小自乗法を用いて求める、
ことを特徴としている。
【0039】
請求項9の発明は請求項7または8の発明において、
該補正関数は、直線を表わす関数である、
ことを特徴としている。
【0040】
請求項10の発明は請求項7乃至9のいずれかの発明において、
該一方と他方との一致度又は該両方の一致度を算出し、
一致度が最大となる該テンプレート波形の位置から該アライメントマーク位置を求める、
ことを特徴としている。
【0041】
請求項11の発明は請求項7乃至10のいずれかの発明において、
該一致度として相関係数を算出する、
ことを特徴としている。
【0042】
請求項12の発明は請求項7乃至11のいずれかの発明において、
テンプレート波形は、ある位置に関して該マーク波形左右いずれかの波形ある
ことを特徴としている。
【0047】
【発明の実施の形態】
本発明をテンプレートマッチング法へ適用した後述の実施形態の場合は、被検出物体に形成したマークから得られるマーク波形(検出波形)とテンプレート波形(基準波形)、各位置におけるの自乗の和が最小となるようにマーク波形およびテンプレート波形のいずれか一方、または両方補正する波形補正工程を行った後、一致度算出工程を行う。
【0048】
これは波形をそれぞれの位置に応じた割合で補正するのは、段差やレジスト塗布の不均一等によるマーク波形の変形が、位置により徐々に変化していく場合が多いからである。
【0049】
図6は補正の様子を示したものである。マーク波形S(x)2とテンプレートT(x)の差分を位置xに関して関数近似し、マーク波形とテンプレート波形の差が近似した誤差となるように、つまりマーク波形S(x)2を近似関数の量だけ補正したS(x)'2を作成する。
【0050】
本発明を折り返し法への適用した後述の実施形態の場合は、各折り返し位置毎に、左右マーク波形の差が最小となるように左右マーク波形のどちらかまたは両方の各値をそれぞれの位置に応じた割合で補正する波形補正工程を行った後、一致度算出工程を行う事が特徴である。折り返し法では左右いずれかのマーク波形が基準波形である。各位置での左右マーク波形の差はそれぞれの位置に対して関数近似され、左右マーク波形の差が該関数近似した誤差となるように左右マーク波形のどちらかまたは両方の各値を補正する。
【0051】
波形補正後の一致度算出工程において、テンプレートマッチング法においてはマーク波形とテンプレート波形の差分から、折り返し法においては左右マーク波形の差分から一致度を算出することについては前述した。本発明では一致度を算出工程に相関係数を導入する事により、さらにマーク波形内のレベル差および傾きを補正する効果を持たせることができる。
【0052】
相関係数の計算は算出時間は増えるものの、それぞれの値に応じた割合で波形を補正する効果がある。具体的にはテンプレートマッチング法においては、マーク波形とテンプレート波形の相関係数から一致度を算出し、折り返し法においては左右マーク波形の相関係数から一致度を算出する。
【0053】
このように、一致度算出工程の前にマーク波形のレベル差および傾きをそれぞれの位置に応じた割合で補正することにより、アライメントマークの段差やレジスト塗布の不均一等の要因で生じるマーク波形の形状変化により発生する計測誤差の軽減を実現することができる。
【0054】
以下の実施形態の位置計測方法および該位置計測法を用いた半導体露光装置の基本構成は、従来の実施形態で説明した半導体露光装置と同一でよい。従って、半導体露光装置の構成および、半導体露光装置におけるマスクとウエハの位置合わせ方法については、従来の実施形態で述べたので説明を省略し、本発明を適用した半導体露光装置におけるアライメントマークの位置計測について説明する。
【0055】
図1は本発明のアライメントマーク位置計測方法にテンプレートマッチング法を用いた実施形態である。
【0056】
図1のS101は波形補正工程で、ーク波形およびテンプレート波形のいずれかまたは両方補正することが特徴である。例えば、ーク波形とテンプレート波形の差(波形差)を、予め設定された誤差関数最小自乗近似法等を用いて似し、該近似された関数の値を用いてマーク波形およびテンプレート波形のいずれか一方、または両方補正する。
【0057】
図7はマーク波形とテンプレート波形の差をそれぞれの位置に対して直線で近似した補正方法を説明したものである。図7で縦軸はマーク波形とテンプレート波形の差、横軸は位置を示しており、テンプレートとの波形の差がある直線に近似できる分布を示していることが分かる。
【0058】
本実施形態では、図7に示した分布を直線
y=Ax+B (6)
で近似する。
【0059】
最小自乗法を用いると、直線の係数A及びBは以下の式で求める事ができる。
【0060】
【数6】
Figure 0004046884
【0061】
【数7】
Figure 0004046884
【0062】
ここでD(k)は、各位置xにおけるマーク波形とテンプレート波形の差
D(k)=S(x+k)−T(k) (9)
である。
【0063】
本実施形態ではマーク波形とテンプレート波形の差を補正するため、マーク波形とテンプレート波形の差が(6)式で近似した誤差となるようにマーク波形を補正することを特徴としている。つまり、各位置xにおいて、マーク波形の値から、近似直線の値を引いた補正後のマーク波形をS’(x)とすると、S’(x)の算出式は以下の通りとなる。
【0064】
S’(x+k)=S(x+k)−{Ak+B} (10)
(10)式では説明を簡単にするため、マーク波形とテンプレート波形の差を直線で近似する例について述べたが、マーク波形形状の変化の状態により2次関数や三角関数等の他の関数で近似しても構わない。また(10)式ではマーク波形の値を補正する実施形態について述べたが、マーク波形のかわりにテンプレート波形を補正しても構わないし、マーク波形とテンプレート波形の両方に半分づつ補正を行っても構わない。
【0065】
補正を行った後はS102の一致度算出工程で、マーク波形S’(x)に対し予め設定してあるマーク位置計測範囲でマークの中心らしさ(一致度)を繰り返し算出し、一致度r(x)の変化を計算する。
【0066】
図1のS103は最大一致度位置算出工程で、従来の実施形態と同様である。従来の実施形態では、マーク波形とテンプレート波形の差分から一致度を算出していたが、本発明は補正後のマーク波形及びテンプレート波形を用いることが違いとなっている。さらに本発明では、以下に示すマーク波形とテンプレート波形の相関係数を導入して一致度r(x)を算出してもよい。
【0067】
【数8】
Figure 0004046884
【0068】
ここで、Save(x)およびTave(x)は、(12)、(13)式に示すマーク波形およびテンプレート波形の平均値である。
【0069】
【数9】
Figure 0004046884
【0070】
相関係数で一致度を算出する方法は算出時間が増えるものの、それぞれの値に応じた割合で波形を補正する効果があるため、より一層の補正効果を実現することができる。
【0071】
以上、実施形態1におけるアライメントマークの位置計測方法について説明した。本実施形態ではウエハの位置計測と該計測値を用いてのウエハとレチクルの位置合わせへの適用について述べたが、本発明はレチクル(またはマスク)、ステージなどの半導体露光装置の部分やユニットの位置計測にも適用可能である。従って、本発明の位置計測方法はレチクル(またはマスク)と装置基準位置、装置部品間などの相対位置合わせにも適用することができる。
【0072】
実施形態2はマーク位置計測方法として折り返し法を用いた半導体露光装置に本発明を適用したものである。実施形態1と同様に半導体露光装置の構成、および半導体露光装置におけるマスクとウエハの位置合わせ方法については、従来の実施形態と同一なので説明を省略する。
【0073】
以下、実施形態1と同様に図1に基づき、本実施形態におけるマーク位置計測方法について説明する。
【0074】
図1のS101は波形補正工程で、各折り返し位置毎に左右マーク波形の差が最小となるように左右マーク波形のどちらか、または両方の各値をそれぞれの位置に応じた割合で補正することが特徴である。即ち折り返し法では左右いずれかのマーク波形が基準波形となる。各位置での左右マーク波形の差は予め定められた誤差関数でそれぞれの位置に対して関数近似され、左右マーク波形の差が該関数近似した差となるように、左右マーク波形のどちらか、または両方の各値を補正する。
【0075】
図7は左右マーク波形の差をそれぞれの位置に対して直線に近似して補正する様子を説明したものである。図7で縦軸は左右マーク波形の差、横軸は位置を示し、左右マーク波形の差がある直線で近似できる分布を示すことが分かる。
【0076】
本実施形態では、図7に示した分布を直線
y=Ax+B (14)
で近似する。
【0077】
最小自乗法を用いると、直線の係数A及びBは以下の式で求める事ができる。
【0078】
【数10】
Figure 0004046884
【0079】
ここでD(k)は、各位置xにおける左右マーク波形の差
D(k)=S(x−k)−S(x+k) (17)
である。
【0080】
本発明では左右マーク波形の差を補正するため、左右マーク波形の差が(14)式で近似した誤差となるようにマーク波形を補正することを特徴としている。つまり、各位置xにおいて左マーク波形の値から近似直線の値を引いて補正後のマーク波形S’(x)とすると、S’(x)の算出式は以下の通りとなる。但し、以下の補正は左マーク波形のみに行うこととする。
【0081】
S’(x+k)=S(x+k)−{Ak+B} (18)
(18)式では、説明を簡単にするため、左右マーク波形の差を直線で近似する例について述べたが、マーク波形の変化の状態により2次関数や三角関数等の他の関数で近似しても構わない。
【0082】
また、(18)式では左マーク波形の値を補正する実施形態について述べたが、左マーク波形のかわりに右マーク波形を補正しても構わないし、左右マーク波形の両方に半分づつの補正を行ってもよい。
【0083】
補正を行った後はS102の一致度算出工程で、マーク波形S’(x)に対し予め設定してあるマーク位置計測範囲でマークの中心らしさ(一致度)を繰り返し算出し、一致度r(x)の変化を計算する。
【0084】
図1のS103は最大一致度位置算出工程で、従来例の実施形態と同様である。実施形態1と同様に、相関係数を用いて一致度を算出すると、さらに精度の向上を達成することが可能である。
【0085】
以上が実施形態2におけるアライメントマーク位置計測方法である。
【0086】
実施形態2も実施形態1と同様に、ウエハの位置計測と該計測値を用いたウエハとレチクルの位置合わせへの適用について述べた。さらに本発明はレチクル(またはマスク)、ステージなどの半導体露光装置の部分やユニットの位置計測にも適用可能である。従って、本発明の位置計測方法はレチクル(またはマスク)と装置基準位置、装置部品間などの相対位置合わせにも適用することができる。
【0087】
【発明の効果】
発明によれば、マーク波形とテンプレート波形との波形差から発生する計測誤差を軽減するとができ
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したアライメントマーク位置計測方法を示す図、
【図2】 半導体露光装置の概略図、
【図3】 アライメントマークの説明図、
【図4】 アライメントマーク位置計測方法の従来の実施形態を示す図、
【図5】 マーク波形の例を説明する図、
【図6】 波形補正方法の説明図、
【図7】 波形補正方法の説明図
【符号の説明】
1 投影光学系
2 位置合わせ用照明手段
3 ビームスプリッタ
4 結像光学系
5 結像光学系
6 撮像装置
7 A/D変換装置
8 積算装置
9 位置計測装置
10 ステージ駆動手段
11 XYステージ
101 波形補正工程
102 一致度算出工程
103 最大一致度位置算出工程

Claims (12)

  1. 被検出物体上に形成されたマークから得られるマーク波形とテンプレート波形との一致度に基づいて該マークの位置を計測する位置計測方法において
    マーク波形と該テンプレート波形との波形差を予め設定された関数で近似し、
    該近似された関数基づいて該マーク波形およびテンプレート波形の一方又は両方を補正し
    該補正されたマーク波形およびテンプレート波形の一方又は両方を用いて該マークの位置を求める、
    ことを特徴とする位置計測方法。
  2. 該波形差を近似する該関数の係数を、最小自乗法を用いて求める、
    ことを特徴とする請求項1に記載の位置計測方法。
  3. テンプレート波形は、ある位置に関して該マーク波形の左右いずれかの波形ある
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の位置計測方法。
  4. 関数は、直線を表わす関数である、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の位置計測方法。
  5. 該一方と他方との一致度又は該両方の一致度算出
    該一致度が最大となる該テンプレート波形の位置から該マークの位置を求める、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の位置計測方法。
  6. 該一致度として相関係数を算出する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の位置計測方法。
  7. ウエハ上のアライメントマークを撮像して得られるマーク波形とテンプレート波形との一致度に基づいて該アライメントマークの位置を計測して該ウエハの位置合わせを行いレチクル上のパターンを該ウエハ上に転写する半導体露光装置において
    マーク波形と該テンプレート波形との波形差を予め設定された関数で近似し、
    該近似された関数基づいて該マーク波形およびテンプレート波形の一方又は両方を補正し
    該補正されたマーク波形およびテンプレート波形の一方又は両方を用いて該マークの位置を求める、
    ことを特徴とする半導体露光装置。
  8. 該波形差を近似する該関数の係数を、最小自乗法を用いて求める、
    ことを特徴とする請求項7に記載の半導体露光装置。
  9. 該補正関数は、直線を表わす関数である、
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の半導体露光装置。
  10. 該一方と他方との一致度又は該両方の一致度を算出し、
    一致度が最大となる該テンプレート波形の位置から該アライメントマーク位置を求める、
    ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の半導体露光装置。
  11. 該一致度として相関係数を算出する、
    ことを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載の半導体露光装置。
  12. テンプレート波形は、ある位置に関して該マーク波形左右いずれかの波形ある
    ことを特徴とする請求項7乃至11のいずれかに記載の半導体露光装置。
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