JPH09218330A - 光ファイバ−布設用チュ−ブとその製造方法 - Google Patents

光ファイバ−布設用チュ−ブとその製造方法

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JPH09218330A
JPH09218330A JP8046941A JP4694196A JPH09218330A JP H09218330 A JPH09218330 A JP H09218330A JP 8046941 A JP8046941 A JP 8046941A JP 4694196 A JP4694196 A JP 4694196A JP H09218330 A JPH09218330 A JP H09218330A
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JP
Japan
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tube
outer layer
optical fiber
layer tube
present
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Pending
Application number
JP8046941A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Chigiri
一芳 千桐
Yukihiro Azuma
幸弘 東
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HIEN DENKO KK
Original Assignee
HIEN DENKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ABFシステムの光ファイバ−布設作業時
に、曲げ半径を小さくすることができ、機械的強度や耐
磨耗性も優れ、取り扱いが簡単なチュ−ブを提供する。 【解決手段】 光ファイバ−布設用の二重層からなる合
成樹脂チュ−ブにおいて、外層2の表面に螺旋条Sの凸
部4,4a,4bを設けた光ファイバ−布設用チュ−ブ
1、及び光ファイバ−布設用の二重層からなる合成樹脂
チュ−ブを製造する方法において、内層チュ−ブ2を導
入する工程と、外面に螺旋条Sの凸部4,4,…,4を
設けた外層チュ−ブ3を被覆する工程とからなる光ファ
イバ−布設用チュ−ブ1の製造方法を構成するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ−布設
用チュ−ブとその製造方法に関するものであり、更に詳
しくは、圧搾空気で光ファイバ−を搬送するAIR B
LOWN FIBERSYSTEM(ABFシステム)
用に使用される、内層チュ−ブの外面に外層チュ−ブを
被覆した二重層からなる合成樹脂チュ−ブとその製造方
法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、圧搾空気で光ファイバ−を搬送す
るABFシステムにおいて、パイプケ−ブルに接続され
るABF接続箱に使用される二重層からなる合成樹脂チ
ュ−ブは、ポリエチレン樹脂等の熱可塑性合成樹脂から
なる内層チュ−ブの外面に、保護あるいは強度アップを
目的にして、塩化ビニ−ル樹脂等の熱可塑性合成樹脂か
らなる外層チュ−ブを被覆した外周断面が円形のものを
使用してきた。
【0003】しかし、上記チューブは曲げすぎると、潰
れて光ファイバ−が通りにくくなるという欠点を有して
いたため、あまり曲げないよう曲げ半径を大きなものに
止める必要があり、また外層を薄くすれば強度や耐磨耗
性に問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の事情に鑑み、本
発明は、ABFシステムの光ファイバ−布設作業時に、
曲げ半径を小さくすることができ、機械的強度や耐磨耗
性も優れ、取り扱いが簡単なチュ−ブの提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、光ファイバ−布設用の二重層からなる合成
樹脂チュ−ブにおいて、外層の表面に螺旋条凸部を設け
た光ファイバ−布設用チュ−ブ、及び、光ファイバ−布
設用の二重層からなる合成樹脂チュ−ブを製造する方法
において、内層チュ−ブを導入する工程と、外面に螺旋
条凸部を設けた外層チュ−ブを被覆する工程とからなる
光ファイバ−布設用チュ−ブの製造方法を構成するもの
である。
【0006】
【発明の実施の態様】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて詳しく説明する。図1は本発明のチュ−ブの一
実施例を示す斜視図であり、図2は図1をA〜A面で切
断した断面図である。また図3(イ)は本発明のチュ−
ブの一実施例を示す正面図であり、図3(ロ)は本発明
のチュ−ブの別の実施例を示す正面図である。さらに図
4は本発明の製造方法の一実施例を示す略示側面図であ
り、そして図5は本発明の製造方法に使用される減圧装
置付き押出機の一実施例を示す一部省略縦断面図であ
る。また、図6は本発明の製造方法に使用される成形ダ
イスの一実施例を示す断面図である。そしてまた、図7
は本発明の製造方法に使用される回転用モ−タ−付き成
形ダイスの一実施例を示す縦断面図である。更にまた、
図8は本発明の凸部サイズを示す外層チュ−ブの一部拡
大断面図である。
【0007】本発明の光ファイバ−布設用チュ−ブ1
は、内層チュ−ブ2と、外層チュ−ブ3とからなってい
る。内層チュ−ブ2はポリエチレン樹脂等の熱可塑性合
成樹脂からなっており、外層チュ−ブ3はポリエチレン
樹脂の他、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン・ポリプ
ロピレン樹脂の共重体やその変性体、ナイロン樹脂、塩
化ビニ−ル樹脂等の熱可塑性合成樹脂が使用できる。
【0008】外層チュ−ブ3は、内層チュ−ブ2の外面
を被覆し、両者は二重層となって一体のチュ−ブ1を形
成している。外層3の表面には、多数の小さな凸部4,
4,…,4が連続して設けられている。この凸部は、長
手方向Lに螺旋状Sを呈している。図3(イ)の凸部4
aは、チュ−ブ1の長手方向Lと平行に近い傾斜角の緩
やかな螺旋状になっている。しかし、図3(ロ)の凸部
4bのように、傾斜角の大きい螺旋状にしてもよく、チ
ュ−ブ1をより屈曲させたい場合には、4bの凸部の方
が好ましい。
【0009】本発明の光ファイバ−布設用チュ−ブは、
図4のような工程で製造される。繰り出し装置5のリ−
ル5aに巻かれた、ポリエチレン樹脂製からなる内層チ
ュ−ブ2は、送り出し装置6によって順次繰り出され
る。繰り出された内層チュ−ブ2は、クロスヘッド型押
出成型機の外層チュ−ブ用押出機7のクロスヘッド8内
に挿入される。即ち、本発明の方法の第1の工程は、図
5に示すように、内層チュ−ブ2をチュ−ブ挿入口9か
ら押出機7内に導入することである。
【0010】クロスヘッド8内には、図5に示すよう
に、押出機7の溶融筒内10から外層被覆材となる合成
樹脂材料11が、加熱溶融状態で押し出される。そのた
め、内層チュ−ブ2の外面は、合成樹脂材料11で包み
込まれるように被覆される。即ち、本発明の方法の第2
の工程は、内層チュ−ブ2の外面に、合成樹脂材料11
によって形成される外層チュ−ブ3を一体に被覆するこ
とである。
【0011】しかし、外層チュ−ブ3を被覆する際、中
に空気が入らないように、一体に被着させる必要があ
る。そのために図5に示すように、押出機7には減圧ポ
ンプ12を設けても良い。外層チュ−ブ3を被着させる
際に内層チュ−ブ2の表面を減圧するようにすれば、よ
り完全な密着がはかれるので好ましい。
【0012】クロスヘッド8の先端には、成形ダイス1
3が備えられている。本発明の成形ダイス13は、図6
に示すように、中央に円形の中空部14を有する円筒形
状のものからなっており、その内面に多数の小さな凹溝
15,15,…,15が放射状に設けられ、この凹溝1
5,15,…,15によって凸部4,4,…,4が形成
される。
【0013】本発明の成形ダイス13は、クロスヘッド
8に対して、図7に示すモ−タ−16によって強制的に
回転させられる。従って、合成樹脂材料11からなる外
層チュ−ブ3の表面に形成される凸部4,4,…,4は
螺旋条Sが成形される。この時の螺旋方向は、モ−タ−
16の回転方向を変えることにより、左右何れにも成形
することができる。
【0014】このようにしてチュ−ブ1は、表面に凸部
4,4,…,4を有する外層チュ−ブ3を成形された
後、冷却装置17に通して冷却固化させ、引き出し装置
18を通して、巻取装置19のリ−ル19aに巻き取ら
れる。
【0015】なお、上記実施例の製造方法は、既存の内
層チュ−ブ2を使用して、外層チュ−ブ3を別工程で製
造する例を示したが、内層チュ−ブ2の製造ラインの後
に、外層チュ−ブ3の製造ラインを、タンデム化して連
結することも可能である。
【0016】このようにして製造されたABFシステム
用に供されるチュ−ブ1は、本実施例の場合、内径が6
mmφで外径が8mmφの内層チュ−ブを使用し、外層
チュ−ブの外径は9.02mmφのものであった。しか
し、内径が2.5mmφで外径が4.0mmφの内層チ
ュ−ブを使用し、外層チュ−ブの外径5.0mmφサイ
ズの製造も可能である。
【0017】図8は、本実施例の外層チュ−ブの外径が
9.02mmψの凸部サイズを示す一部拡大断面図であ
る。外層チュ−ブ3からなるシ−スの厚さtは0.35
mm、凸部の高さhは0.2mm、凸部の間隔dは0.
33mmであり、凸部のピッチ(図示せず)は240m
mであった。次の表1は、この本発明品と、凸部なしの
同一サイズの従来品とを比較した、湾曲特性の試験結果
を示したものである。
【0018】
【表1】
【0019】この試料長は、両試験共1mである。湾曲
試験は、試料のチューブの両端をつかんで徐々に湾曲さ
せ、試料が折れ曲がった時点で動作を停止させ、そのま
まの状態に試料を固定して、湾曲した試料の直径を測定
したものである。従来品は、90mmφの湾曲までしか
良好でなかった。これに対し本発明品は、60mmφま
で大きく曲げても支障がないという結果が得られた。
【0020】また球通過試験は、チューブ試料を任意に
湾曲させた状態で外径4.75〜5.00mmの硬球を
通し、貫通すれば合格とし、試料の内部で硬球が止まっ
た時点での湾曲状態で固定し、その時の湾曲された試料
の直径を測定したものである。従来品は、90mmφの
湾曲までしか良好でなかった。これに対し本発明品は、
70mmφまで大きく曲げても球の通過に支障がないと
いう結果が得られた。
【0021】
【発明の効果】本発明品のチュ−ブは、外層チュ−ブの
シ−スに凸部を設けたので、従来品に比べてABFシス
テムの布設作業時に、曲げ半径が小さくなるまで、大き
く曲げることができるようになった。
【0022】本発明品は、取り扱いが容易であり、機械
的強度、特に耐磨耗性が従来のものより改善された、光
ファイバ−布設用のチュ−ブを提供することができるよ
うになった。
【0023】本発明品の外層表面に設けた凸部は、成形
ダイスを強制的に旋回させることにより螺旋状に形成さ
せた。そのため、成形ダイスの回転速度または引き込み
スピ−ドを変えることにより、凸部のピッチを簡単に変
更させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチュ−ブの一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】図1をA〜A面で切断した断面図である。
【図3】(イ)は本発明のチュ−ブの一実施例を示す正
面図であり、(ロ)は本発明のチュ−ブの別の実施例を
示す正面図である。
【図4】本発明の製造方法の一実施例を示す略示側面図
である。
【図5】本発明の製造方法に使用される減圧装置付き押
出機の一実施例を示す一部省略縦断面図である。
【図6】本発明の製造方法に使用される成形ダイスの一
実施例を示す断面図である。
【図7】本発明の製造方法に使用される回転用モ−タ−
付き成形ダイスの一実施例を示す縦断面図である。
【図8】本発明の外層チュ−ブの外径が9.02mmψ
の凸部サイズを示す一部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ−布設用チュ−ブ 2 内層チュ−ブ 3 外層チュ−ブ 4 凸部 4a 凸部 4b 凸部 5 繰り出し装置 5a 繰り出しリ−ル 6 送り出し装置 7 押出機 8 押出機のクロスヘッド 9 押出機のチュ−ブ挿入口 10 押出機の溶融筒内 11 外層被覆材となる合成樹脂材料 12 押出機の減圧ポンプ 13 押出機の成形ダイス 14 成形ダイスの中空部 15 成形ダイスの凹溝 16 成形ダイス回転用のモ−タ− 17 冷却装置 18 引き出し装置 19 巻取装置 d 凸部の間隔 h 凸部の高さ t 外層チュ−ブの厚さ L 長手方向 S 螺旋条

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ−布設用の二重層からなる合
    成樹脂チュ−ブにおいて、外層の表面に螺旋条凸部を設
    けたことを特徴とする光ファイバ−布設用チュ−ブ。
  2. 【請求項2】 光ファイバ−布設用の二重層からなる合
    成樹脂チュ−ブを製造する方法において、内層チュ−ブ
    を導入する工程と、外面に螺旋条凸部を設けた外層チュ
    −ブを被覆する工程とからなることを特徴とする光ファ
    イバ−布設用チュ−ブの製造方法。
  3. 【請求項3】 外層チュ−ブを被覆する工程において、
    該外層チュ−ブ用押出機の成形ダイスの内面に凹溝を設
    けて回転させるようにしたことを特徴とする請求項2記
    載の光ファイバ−布設用チュ−ブの製造方法。
  4. 【請求項4】 外層チュ−ブを被覆する工程において、
    内層チュ−ブの表面を減圧するようにしたことを特徴と
    する請求項2記載の光ファイバ−布設用チュ−ブの製造
    方法。
JP8046941A 1996-02-09 1996-02-09 光ファイバ−布設用チュ−ブとその製造方法 Pending JPH09218330A (ja)

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JP8046941A JPH09218330A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 光ファイバ−布設用チュ−ブとその製造方法

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JP8046941A JPH09218330A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 光ファイバ−布設用チュ−ブとその製造方法

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JP (1) JPH09218330A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100870212B1 (ko) * 2008-07-01 2008-11-25 동원철강 주식회사 내부 평활형 복합수지 파형관의 제조방법
JP2011008165A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ケーブル
JP2019109115A (ja) * 2017-12-18 2019-07-04 日立金属株式会社 感圧センサの製造方法、感圧センサの製造装置、及び感圧センサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100870212B1 (ko) * 2008-07-01 2008-11-25 동원철강 주식회사 내부 평활형 복합수지 파형관의 제조방법
JP2011008165A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ケーブル
JP2019109115A (ja) * 2017-12-18 2019-07-04 日立金属株式会社 感圧センサの製造方法、感圧センサの製造装置、及び感圧センサ

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