JP2003027384A - ケーブル延線用ロープとその製造方法 - Google Patents
ケーブル延線用ロープとその製造方法Info
- Publication number
- JP2003027384A JP2003027384A JP2001212306A JP2001212306A JP2003027384A JP 2003027384 A JP2003027384 A JP 2003027384A JP 2001212306 A JP2001212306 A JP 2001212306A JP 2001212306 A JP2001212306 A JP 2001212306A JP 2003027384 A JP2003027384 A JP 2003027384A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rope
- cable
- resin
- outer peripheral
- resin coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B1/00—Constructional features of ropes or cables
- D07B1/16—Ropes or cables with an enveloping sheathing or inlays of rubber or plastics
- D07B1/162—Ropes or cables with an enveloping sheathing or inlays of rubber or plastics characterised by a plastic or rubber enveloping sheathing
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B5/00—Making ropes or cables from special materials or of particular form
- D07B5/005—Making ropes or cables from special materials or of particular form characterised by their outer shape or surface properties
- D07B5/006—Making ropes or cables from special materials or of particular form characterised by their outer shape or surface properties by the properties of an outer surface polymeric coating
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B7/00—Details of, or auxiliary devices incorporated in, rope- or cable-making machines; Auxiliary apparatus associated with such machines
- D07B7/02—Machine details; Auxiliary devices
- D07B7/14—Machine details; Auxiliary devices for coating or wrapping ropes, cables, or component strands thereof
- D07B7/145—Coating or filling-up interstices
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2201/00—Ropes or cables
- D07B2201/20—Rope or cable components
- D07B2201/2083—Jackets or coverings
- D07B2201/2084—Jackets or coverings characterised by their shape
- D07B2201/2086—Jackets or coverings characterised by their shape concerning the external shape
Landscapes
- Ropes Or Cables (AREA)
- Electric Cable Installation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ロープ表面に皺状に発生する座屈現象を生じ
ないようにし、既存ケーブルと間隔を保つようにして既
存のケーブルを損傷させないケーブル延線用のロープと
その製造方法を提供する。 【解決手段】 繊維を撚合してなるロープ2の外周面に
樹脂3が被覆されたケーブル延線用ロープ1において、
該樹脂被覆3が表面に複数の凸部4を周設したケーブル
延線用ロープ1と、また繊維を撚合してなるロープ2の
外周面に樹脂3が被覆されたケーブル延線用ロープ1の
製造方法において、該樹脂被覆3用の押出機7の成形ダ
イス13は円筒形状で内面に凹溝15を放射状に設ける
ようにしたケーブル延線用ロープ1の製造方法を構成す
るものである。
ないようにし、既存ケーブルと間隔を保つようにして既
存のケーブルを損傷させないケーブル延線用のロープと
その製造方法を提供する。 【解決手段】 繊維を撚合してなるロープ2の外周面に
樹脂3が被覆されたケーブル延線用ロープ1において、
該樹脂被覆3が表面に複数の凸部4を周設したケーブル
延線用ロープ1と、また繊維を撚合してなるロープ2の
外周面に樹脂3が被覆されたケーブル延線用ロープ1の
製造方法において、該樹脂被覆3用の押出機7の成形ダ
イス13は円筒形状で内面に凹溝15を放射状に設ける
ようにしたケーブル延線用ロープ1の製造方法を構成す
るものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルを牽引す
る際に予め管路に通しておくケーブル延線用のロープと
その製造方法に関するものである。
る際に予め管路に通しておくケーブル延線用のロープと
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電力・光・同軸等のケーブルの内、特に
地下管路内等にケーブルを布設する場合には、予め管路
に通しておいたケーブル延線用ロープの、一方の端末に
新たに布設するケーブルを接続し、他方の端末を牽引し
てケーブルを管路内に引き込むようにしている。
地下管路内等にケーブルを布設する場合には、予め管路
に通しておいたケーブル延線用ロープの、一方の端末に
新たに布設するケーブルを接続し、他方の端末を牽引し
てケーブルを管路内に引き込むようにしている。
【0003】この延線用ロープとしては、従来、ナイロ
ン・ポリエステル・ビニロン・高強力のアラミド繊維等
を撚合して、ロープ状にしたものが使用されている。し
かしながら、繊維を撚合してロープ状にしたものは、そ
の表面が縄目状で滑らかでないため、摩擦が大きく、牽
引力が増大していた。また、これに対して、既存ケーブ
ルのシースは、塩化ビニル等を使用しているので、耐磨
耗性が充分でなく、摩擦で既存ケーブルのシースを損傷
させ、コアが露出する恐れもあった。
ン・ポリエステル・ビニロン・高強力のアラミド繊維等
を撚合して、ロープ状にしたものが使用されている。し
かしながら、繊維を撚合してロープ状にしたものは、そ
の表面が縄目状で滑らかでないため、摩擦が大きく、牽
引力が増大していた。また、これに対して、既存ケーブ
ルのシースは、塩化ビニル等を使用しているので、耐磨
耗性が充分でなく、摩擦で既存ケーブルのシースを損傷
させ、コアが露出する恐れもあった。
【0004】こうした問題を解決するために、特開20
00−328473号公報、並びに特開2001−32
82〜5号公報は、繊維を合したロープの周上に合成樹
脂を被覆している。このロープの周上に樹脂被覆を設け
る技術は、特開平9−209280号公報や、特開20
00−220083号公報等、数多くの先行技術があり
従来から公知である。
00−328473号公報、並びに特開2001−32
82〜5号公報は、繊維を合したロープの周上に合成樹
脂を被覆している。このロープの周上に樹脂被覆を設け
る技術は、特開平9−209280号公報や、特開20
00−220083号公報等、数多くの先行技術があり
従来から公知である。
【0005】ところが、外周上に樹脂を被覆したケーブ
ル延線用のロープは、布設の際に金車で扱かれ、牽引機
で牽引されて、外周面が摩擦され、ロープ表面に被覆し
た樹脂が皺状の座屈現象を発生したり、また既存ケーブ
ルとひっつきやすい場合のあることが問題であることが
分かった。
ル延線用のロープは、布設の際に金車で扱かれ、牽引機
で牽引されて、外周面が摩擦され、ロープ表面に被覆し
た樹脂が皺状の座屈現象を発生したり、また既存ケーブ
ルとひっつきやすい場合のあることが問題であることが
分かった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の事情に鑑み本発
明は、ロープ表面に皺状に発生する座屈現象を生じない
ようにし、既存ケーブルと間隔を保つようにして既存の
ケーブルを損傷させないケーブル延線用のロープとその
製造方法の提供を課題とする。
明は、ロープ表面に皺状に発生する座屈現象を生じない
ようにし、既存ケーブルと間隔を保つようにして既存の
ケーブルを損傷させないケーブル延線用のロープとその
製造方法の提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
するために、繊維を撚合してなるロープの外周面に合成
樹脂が被覆されたケーブル延線用ロープにおいて、該樹
脂被覆の表面に複数の凸部を周設するケーブル延線用ロ
ープを構成するものである。
するために、繊維を撚合してなるロープの外周面に合成
樹脂が被覆されたケーブル延線用ロープにおいて、該樹
脂被覆の表面に複数の凸部を周設するケーブル延線用ロ
ープを構成するものである。
【0008】また本発明は上記課題を達成するために、
繊維を撚合してなるロープの外周面に合成樹脂が被覆さ
れたケーブル延線用ロープの製造方法において、該樹脂
被覆用の押出機の成形ダイスは円筒形状で内面に凹溝を
放射状に設けられるとともに、モータにより成形ダイス
を回転又は停止しうるようにしたケーブル延線用ロープ
の製造方法を構成するものである。
繊維を撚合してなるロープの外周面に合成樹脂が被覆さ
れたケーブル延線用ロープの製造方法において、該樹脂
被覆用の押出機の成形ダイスは円筒形状で内面に凹溝を
放射状に設けられるとともに、モータにより成形ダイス
を回転又は停止しうるようにしたケーブル延線用ロープ
の製造方法を構成するものである。
【0009】
【発明の実施の態様】以下本発明の実施例を、図面に基
づいて更に詳しく説明する。図1は、本発明の延線用ロ
ープの一実施例を示す斜視図、図2は、図1をA−A線
で切断したの断面図である。図3は、本発明の延線用ロ
ープの正面図で、(イ)は一実施例を示す正面図、
(ロ)は別の実施例を示す正面図である。また図4は、
本発明の延線用ロープの製造方法の一実施例を示す略示
側面図、さらに図5は本発明の延線用ロープの製造方法
に使用される減圧装置付き押出機の一実施例を示す一部
省略の縦断面図である。そして図6は、本発明の延線用
ロープの製造方法に使用される成形ダイスの一実施例を
示す断面図、また図7は、本発明の延線用ロープの製造
方法に使用される回転用モータ付き成形ダイスの一実施
例を示す縦断面図、さらにまた図8は、本発明の延線用
ロープ凸部の一実施例を示す一部拡大断面図である。
づいて更に詳しく説明する。図1は、本発明の延線用ロ
ープの一実施例を示す斜視図、図2は、図1をA−A線
で切断したの断面図である。図3は、本発明の延線用ロ
ープの正面図で、(イ)は一実施例を示す正面図、
(ロ)は別の実施例を示す正面図である。また図4は、
本発明の延線用ロープの製造方法の一実施例を示す略示
側面図、さらに図5は本発明の延線用ロープの製造方法
に使用される減圧装置付き押出機の一実施例を示す一部
省略の縦断面図である。そして図6は、本発明の延線用
ロープの製造方法に使用される成形ダイスの一実施例を
示す断面図、また図7は、本発明の延線用ロープの製造
方法に使用される回転用モータ付き成形ダイスの一実施
例を示す縦断面図、さらにまた図8は、本発明の延線用
ロープ凸部の一実施例を示す一部拡大断面図である。
【0010】本発明のケーブル延線用ロープ1は、繊維
を撚合してなるロープ2を中心に配設して、そのロープ
の外周面に合成樹脂3を被覆したものからなっている。
繊維を撚合してなるロープ2を使用しているのは、電柱
間の5〜10スパンや、管路の数スパンを延線する必要
があるため、直線だけに限らず曲線に対応した屈曲性が
要求されるからである。樹脂被覆3は、ポリエチレン樹
脂の他、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン・ポリプロ
ピレン樹脂の共重合体やその変性体、ナイロン樹脂、塩
化ビニル樹脂等の熱可塑性合成樹脂が使用できる。例え
ば、ポリエチレン樹脂の中でも一番軟らかいタイプの直
鎖状低密度ポリエチレン〔日本ユニカ製DFDJ754
0(商品名)〕が使用できる。
を撚合してなるロープ2を中心に配設して、そのロープ
の外周面に合成樹脂3を被覆したものからなっている。
繊維を撚合してなるロープ2を使用しているのは、電柱
間の5〜10スパンや、管路の数スパンを延線する必要
があるため、直線だけに限らず曲線に対応した屈曲性が
要求されるからである。樹脂被覆3は、ポリエチレン樹
脂の他、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン・ポリプロ
ピレン樹脂の共重合体やその変性体、ナイロン樹脂、塩
化ビニル樹脂等の熱可塑性合成樹脂が使用できる。例え
ば、ポリエチレン樹脂の中でも一番軟らかいタイプの直
鎖状低密度ポリエチレン〔日本ユニカ製DFDJ754
0(商品名)〕が使用できる。
【0011】ロープ2は、通常、数万〜100万デニ−
ル程度のマルチフィラメント糸22を、3〜7本または
3〜12本撚合したものから構成している。この糸22
の繊維222は、柔軟性があって強度に優れたものであ
ることが望ましく、通常ナイロン、テトロン、ビニロ
ン、超高強力ポリエチレン〔東洋紡のダイニ−マ(商
標)〕、デュポン社のアラミド繊維のケブラー(商
標)、ポリエステル等の合成繊維が、単独または混合で
用いられる。特に引張強度に優れ、引張伸度の小さいテ
トロンやダイニ−マは、好ましい。
ル程度のマルチフィラメント糸22を、3〜7本または
3〜12本撚合したものから構成している。この糸22
の繊維222は、柔軟性があって強度に優れたものであ
ることが望ましく、通常ナイロン、テトロン、ビニロ
ン、超高強力ポリエチレン〔東洋紡のダイニ−マ(商
標)〕、デュポン社のアラミド繊維のケブラー(商
標)、ポリエステル等の合成繊維が、単独または混合で
用いられる。特に引張強度に優れ、引張伸度の小さいテ
トロンやダイニ−マは、好ましい。
【0012】合成樹脂3は、ロープ2の外周面を被覆
し、両者は一体となってケーブル延線用ロープ1を形成
している。樹脂3の表面には、多数の小さな凸部4…4
が連続して設けられている。この凸部4…4は、長手方
向Lに螺旋状Sに巻回している。図3(イ)の凸部4a
は、ケーブル延線用ロープ1の長手方向Lと、平行に近
い傾斜角の緩やかな螺旋状の例を示している。これに対
し、図3(ロ)の凸部4bは、傾斜角の大きい螺旋状の
例を示しており、ケーブル延線用ロープ1を小さく曲げ
たい場合には、凸部4bの方が好ましい。凸部によって
その山部の頂点のみが金車や牽引機と接触するので、接
触面積が小さいため、接触摩擦力が小さくなり、滑剤等
を添加して金車や牽引機との接触を滑らかにする必要が
なくなる。そのため凸部はロープの長さ方向に対して直
角に設けてもよい。また、モータを停止し、凸部は長さ
方向に平行(真っ直ぐ)に複数設けるようにしてもよ
い。
し、両者は一体となってケーブル延線用ロープ1を形成
している。樹脂3の表面には、多数の小さな凸部4…4
が連続して設けられている。この凸部4…4は、長手方
向Lに螺旋状Sに巻回している。図3(イ)の凸部4a
は、ケーブル延線用ロープ1の長手方向Lと、平行に近
い傾斜角の緩やかな螺旋状の例を示している。これに対
し、図3(ロ)の凸部4bは、傾斜角の大きい螺旋状の
例を示しており、ケーブル延線用ロープ1を小さく曲げ
たい場合には、凸部4bの方が好ましい。凸部によって
その山部の頂点のみが金車や牽引機と接触するので、接
触面積が小さいため、接触摩擦力が小さくなり、滑剤等
を添加して金車や牽引機との接触を滑らかにする必要が
なくなる。そのため凸部はロープの長さ方向に対して直
角に設けてもよい。また、モータを停止し、凸部は長さ
方向に平行(真っ直ぐ)に複数設けるようにしてもよ
い。
【0013】本発明の繊維を撚合してなるロープの外周
面に合成樹脂が被覆されたケーブル延線用ロープ1は、
図4のような工程で製造される。繰出装置5のリ−ル5
aに巻かれたダイニーマからなるロープ2は、送出装置
6によって順次繰り出される。繰り出されたロープ2
は、クロスヘツド型押出成形機の押出機7のクロスヘツ
ド8内に挿入される。即ち本発明の第1の工程は、図5
の押出機7に示すように、ロープ2を挿入口9から押出
機7内に導入することである。
面に合成樹脂が被覆されたケーブル延線用ロープ1は、
図4のような工程で製造される。繰出装置5のリ−ル5
aに巻かれたダイニーマからなるロープ2は、送出装置
6によって順次繰り出される。繰り出されたロープ2
は、クロスヘツド型押出成形機の押出機7のクロスヘツ
ド8内に挿入される。即ち本発明の第1の工程は、図5
の押出機7に示すように、ロープ2を挿入口9から押出
機7内に導入することである。
【0014】クロスヘツド8内には、図5に示すように
樹脂被覆3用の押出機7の溶融筒内10から、被覆材と
なる合成樹脂材料11が加熱溶融状態で押し出される。
そのためロープ2の外周面は、合成樹脂材料11で包み
込まれるように被覆される。即ち本発明の方法の第2工
程は、ロープ2の外面を合成樹脂材料11によって、樹
脂3を被覆形成することである。しかし樹脂被覆3に際
しては、樹脂をロープ2と一体に被着させる必要があ
る。そのため図5に示すように、押出機7に減圧ポンプ
12を付設することが好ましい。
樹脂被覆3用の押出機7の溶融筒内10から、被覆材と
なる合成樹脂材料11が加熱溶融状態で押し出される。
そのためロープ2の外周面は、合成樹脂材料11で包み
込まれるように被覆される。即ち本発明の方法の第2工
程は、ロープ2の外面を合成樹脂材料11によって、樹
脂3を被覆形成することである。しかし樹脂被覆3に際
しては、樹脂をロープ2と一体に被着させる必要があ
る。そのため図5に示すように、押出機7に減圧ポンプ
12を付設することが好ましい。
【0015】クロスヘツド8の先端には、成形ダイス1
3が備えられている。成形ダイス13は、図6に示すよ
うに、中央に円形の中空部14を有する円筒形状のもの
からなり、その内面に多数の小さな凹溝15…15が放
射状に設けられている。この凹溝15…15によって、
樹脂被覆3の表面に多数の小さな凸部4…4が形成され
る。
3が備えられている。成形ダイス13は、図6に示すよ
うに、中央に円形の中空部14を有する円筒形状のもの
からなり、その内面に多数の小さな凹溝15…15が放
射状に設けられている。この凹溝15…15によって、
樹脂被覆3の表面に多数の小さな凸部4…4が形成され
る。
【0016】樹脂被覆用押出機の成形ダイス13は、図
7に示すように、クロスヘツド8に対してモータ16を
付設し、強制的に回転させられる。従って、合成樹脂材
料11からなる樹脂被覆3の表面に形成される凸部4…
4は、螺旋状Sに形成される。この螺旋の方向は、モー
タ16の回転方向を変えることにより、左右何れの傾斜
をも形成させることができる。
7に示すように、クロスヘツド8に対してモータ16を
付設し、強制的に回転させられる。従って、合成樹脂材
料11からなる樹脂被覆3の表面に形成される凸部4…
4は、螺旋状Sに形成される。この螺旋の方向は、モー
タ16の回転方向を変えることにより、左右何れの傾斜
をも形成させることができる。
【0017】このようにしてケーブル延線用ロープ1
は、表面に凸部4…4を有する樹脂被覆3を形成した
後、冷却装置17を通して冷却固化させ、引取装置18
を通して巻取装置19のリ−ル19aに巻き取られる。
は、表面に凸部4…4を有する樹脂被覆3を形成した
後、冷却装置17を通して冷却固化させ、引取装置18
を通して巻取装置19のリ−ル19aに巻き取られる。
【0018】このようにして製造されたケーブル延線用
ロープ1の一例を示すと、ロープ2の外径8mmに対し
て、図8の樹脂被覆厚tは0.8mmで、凸部の山の高
さhは0.2mmなので、ケーブル延線用ロープ1の外
径は10mmであった。また凸部の間隔dは0.33m
mで、図3(イ)の場合の凸部のピッチ(図示せず)は
240mmであった。
ロープ1の一例を示すと、ロープ2の外径8mmに対し
て、図8の樹脂被覆厚tは0.8mmで、凸部の山の高
さhは0.2mmなので、ケーブル延線用ロープ1の外
径は10mmであった。また凸部の間隔dは0.33m
mで、図3(イ)の場合の凸部のピッチ(図示せず)は
240mmであった。
【0019】この凸部の山の高さは、0.1〜0.5m
mの範囲内であることが望ましい。それは0.1mm以
下であると効果がなく、また0.5mm以上であると高
すぎて折れ曲がるからである。
mの範囲内であることが望ましい。それは0.1mm以
下であると効果がなく、また0.5mm以上であると高
すぎて折れ曲がるからである。
【0020】
【発明の効果】本発明のケーブル延線用ロープは、樹脂
被覆の表面に複数の凸部を設けたので、布設作業時に曲
げ半径が小さくなるまで大きく曲げても、樹脂被覆が弛
みを生じることなく、ロープ表面に皺状に発生する座屈
現象を防止することができた。
被覆の表面に複数の凸部を設けたので、布設作業時に曲
げ半径が小さくなるまで大きく曲げても、樹脂被覆が弛
みを生じることなく、ロープ表面に皺状に発生する座屈
現象を防止することができた。
【0021】本発明のケーブル延線用ロープは、樹脂被
覆の表面に複数の凸部を設けたので、管路や既存ケーブ
ルとの間に間隔が保たれ摩擦抵抗は小さくなり、また凸
部は非常に軟らかい材質のもので構成したので、既存の
ケーブルを磨耗損傷させることなく布設作業がスム−ス
に行なえるようになった。
覆の表面に複数の凸部を設けたので、管路や既存ケーブ
ルとの間に間隔が保たれ摩擦抵抗は小さくなり、また凸
部は非常に軟らかい材質のもので構成したので、既存の
ケーブルを磨耗損傷させることなく布設作業がスム−ス
に行なえるようになった。
【図1】本発明の延線用ロープの一実施例を示す斜視図
である。
である。
【図2】図1をA−A線で切断した断面図である。
【図3】本発明の延線用ロープの正面図で、(イ)は一
実施例を示す正面図、(ロ)は別の実施例を示す正面図
である。
実施例を示す正面図、(ロ)は別の実施例を示す正面図
である。
【図4】本発明の延線用ロープの製造方法の一実施例を
示す略示側面図である。
示す略示側面図である。
【図5】本発明の延線用ロープの製造方法に使用される
減圧装置付き押出機の一実施例を示す一部省略の縦断面
図である。
減圧装置付き押出機の一実施例を示す一部省略の縦断面
図である。
【図6】本発明の延線用ロープの製造方法に使用される
成形ダイスの一実施例を示す断面図である。
成形ダイスの一実施例を示す断面図である。
【図7】本発明の延線用ロープの製造方法に使用される
回転用モータ付き成形ダイスの一実施例を示す縦断面図
である。
回転用モータ付き成形ダイスの一実施例を示す縦断面図
である。
【図8】本発明の延線用ロープ凸部の一実施例を示す一
部拡大断面図である。
部拡大断面図である。
1 : ケーブル延線用ロープ
2 : ロープ
22 : ロープの糸
222 : ロープの繊維
3 : 合成樹脂
4,4a,4b : 凸部
5 : 繰出装置
5a : 繰出装置のリ−ル
6 : 送出装置
7 : 押出機
8 : クロスヘツド
9 : 挿入口
10 : 溶融筒内
11 : 合成樹脂材料
12 : 減圧ポンプ
13 : 成形ダイス
14 : 中空部
15 : 凹溝
16 : モータ
17 : 冷却装置
18 : 引取装置
19 : 巻取装置
19a : 巻取装置のリ−ル
h : 凸部の山の高さ
t : 樹脂被覆厚
d : 凸部の間隔
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 3B153 AA02 AA39 AA43 AA45 BB01
CC12 CC13 CC15 CC18 CC22
DD22 FF11 GG40
Claims (6)
- 【請求項1】 繊維を撚合してなるロープの外周面に合
成樹脂が被覆されたケーブル延線用ロープにおいて、該
樹脂被覆の表面に複数の凸部を周設したことを特徴とす
るケーブル延線用ロープ。 - 【請求項2】 前記凸部がロープの外周面を螺旋状に形
成された請求項1記載のケーブル延線用ロープ。 - 【請求項3】 前記凸部が、山の高さを0.1〜0.5
mmに形成した請求項1又は請求項2記載のケーブル延
線用ロープ。 - 【請求項4】 繊維を撚合してなるロープの外周面上に
合成樹脂が被覆されたケーブル延線用ロープの製造方法
において、該樹脂被覆用の押出機の成形ダイスは円筒形
状で内面に凹溝を放射状に設けられ、樹脂被覆の外表面
に凸部を形成したことを特徴とするケーブル延線用ロー
プの製造方法。 - 【請求項5】 繊維を撚合してなるロープの外周面上に
合成樹脂が被覆されたケーブル延線用ロープの製造方法
において、該樹脂被覆用の押出機の成形ダイスは円筒形
状で内面に凹溝を放射状に設けられるとともに、モータ
を回転することにより該樹脂被覆の表面に螺旋状に巻回
した凸部を形成したことを特徴とするケーブル延線用ロ
ープの製造方法。 - 【請求項6】 押出機に、減圧ポンプを付設し、合成樹
脂がロープと一体に被着しうるようにした請求項4又は
請求項5記載のケーブル延線用ロープの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001212306A JP2003027384A (ja) | 2001-07-12 | 2001-07-12 | ケーブル延線用ロープとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001212306A JP2003027384A (ja) | 2001-07-12 | 2001-07-12 | ケーブル延線用ロープとその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003027384A true JP2003027384A (ja) | 2003-01-29 |
Family
ID=19047488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001212306A Pending JP2003027384A (ja) | 2001-07-12 | 2001-07-12 | ケーブル延線用ロープとその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003027384A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006348670A (ja) * | 2005-06-17 | 2006-12-28 | Hien Electric Industries Ltd | 防錆被覆の異形棒鋼及び異形鉄筋とその製造方法 |
JP2012034434A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-16 | Kondo Chemical Industry Co Ltd | 電線連結用ロープ |
CN103255657A (zh) * | 2013-06-01 | 2013-08-21 | 山东爱地高分子材料有限公司 | 表面包覆聚合物的纤维绳及其制备方法 |
WO2014167005A1 (fr) * | 2013-04-12 | 2014-10-16 | Compagnie Generale Des Etablissements Michelin | Produit renforcé en caoutchouc comprenant un élément de renfort gainé |
CN114108149A (zh) * | 2020-08-28 | 2022-03-01 | 天昊实业股份有限公司 | 具褶痕高速纱制造方法及其产品 |
-
2001
- 2001-07-12 JP JP2001212306A patent/JP2003027384A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006348670A (ja) * | 2005-06-17 | 2006-12-28 | Hien Electric Industries Ltd | 防錆被覆の異形棒鋼及び異形鉄筋とその製造方法 |
JP2012034434A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-16 | Kondo Chemical Industry Co Ltd | 電線連結用ロープ |
WO2014167005A1 (fr) * | 2013-04-12 | 2014-10-16 | Compagnie Generale Des Etablissements Michelin | Produit renforcé en caoutchouc comprenant un élément de renfort gainé |
FR3004385A1 (fr) * | 2013-04-12 | 2014-10-17 | Michelin & Cie | Produit renforce en caoutchouc comprenant un element de renfort gaine |
CN105102713A (zh) * | 2013-04-12 | 2015-11-25 | 米其林集团总公司 | 包括加护套的增强元件的增强橡胶产品 |
CN103255657A (zh) * | 2013-06-01 | 2013-08-21 | 山东爱地高分子材料有限公司 | 表面包覆聚合物的纤维绳及其制备方法 |
CN114108149A (zh) * | 2020-08-28 | 2022-03-01 | 天昊实业股份有限公司 | 具褶痕高速纱制造方法及其产品 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2573257B1 (en) | Hybrid rope and process for producing same | |
JP5294585B2 (ja) | 光ファイバケーブル | |
GB2310294A (en) | Producing a reinforced optical cable by extrusion | |
JPH05142454A (ja) | 複合バツフア・ケ−ブル | |
US7450805B2 (en) | Optical fiber unit for air blown installation and manufacturing method thereof | |
KR20010072008A (ko) | 광섬유 케이블용 스페이서 및 그 제조방법, 그 스페이서를사용한 광섬유 케이블 | |
US6845789B2 (en) | High density fiber optic cable inner ducts | |
JP2003027384A (ja) | ケーブル延線用ロープとその製造方法 | |
KR101913074B1 (ko) | 내구성이 향상된 와이어 로프의 제조방법 | |
JP2001035265A (ja) | 管路引込み用ケーブル | |
AU744942B2 (en) | Process for the manufacture of an optical core for a telecommunications cable | |
US6500365B1 (en) | Process for the manufacture of an optical core for a telecommunications cable | |
JP2005208430A (ja) | 光ケーブル | |
US6182432B1 (en) | Hauling cord | |
JP3592569B2 (ja) | 光ケーブル | |
JP4134500B2 (ja) | 光ファイバケーブルの製造方法および製造装置 | |
JP3134750B2 (ja) | 光ファイバー敷設用ケーブル及びファイバー挿通パイプの製造装置 | |
JPH09152531A (ja) | 光ファイバケーブル | |
JP5960400B2 (ja) | 光ファイバケーブル及び光ファイバケーブルの製造方法 | |
RU2790203C1 (ru) | Улучшенный кабель сонара верхней подборы с высоким разрешением | |
JP5431827B2 (ja) | 略矩形状熱可塑性樹脂被覆frp線条物の製造方法、及び同frp線条物を用いたドロップ光ファイバケーブル | |
JP2005091616A (ja) | 光ファイバケーブルおよびその製造方法 | |
JP2909470B2 (ja) | 高付着力防錆被覆pc鋼材の加工方法 | |
JP3505009B2 (ja) | 内視鏡の湾曲操作装置 | |
JPH08339725A (ja) | 平形ケ−ブルの製造方法 |