JPH09218176A - ガス分析装置 - Google Patents

ガス分析装置

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JPH09218176A
JPH09218176A JP2674896A JP2674896A JPH09218176A JP H09218176 A JPH09218176 A JP H09218176A JP 2674896 A JP2674896 A JP 2674896A JP 2674896 A JP2674896 A JP 2674896A JP H09218176 A JPH09218176 A JP H09218176A
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JP
Japan
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gas
sensor
exhaust gas
catalytic converter
suction pipe
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JP2674896A
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English (en)
Inventor
Masato Maeda
眞人 前田
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CHIKYU KANKYO SANGYO GIJUTSU KENKYU KIKO
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
CHIKYU KANKYO SANGYO GIJUTSU KENKYU KIKO
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排ガス中の未燃ガスをCOセンサやCH4
ンサ等で未燃ガスの濃度を精度良く測定することができ
る。 【解決手段】 煙道内の排ガスをガス吸引パイプを介し
てガスセンサに吸引し、前記排ガス中の未燃ガスの濃度
を測定するガス分析装置において、前記ガス吸引パイプ
で吸引した排ガス中の未燃ガスを完全燃焼した後に、前
記ガスセンサに供給する触媒コンバータを設け、前記ガ
スセンサのゼロ点補正を行う時に前記触媒コンバータを
動作し、前記排ガス中の未燃ガスを完全燃焼するように
したことを特徴としたガス分析装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、煙道内の排ガスを
ガス吸引パイプを介してCOセンサ、H2センサ、CH4
センサ等のガスセンサに吸引し、排ガス中の未燃ガスの
濃度を測定するガス分析装置に関し、更に詳しくは、C
OセンサやCH4センサ等のゼロ点補正を迅速に、且つ
正確に行うことのできるガス分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、排ガス中の未燃ガスの濃度の測定
は、煙道内の排ガスをガス吸引パイプを介してCOセン
サやCH4センサに吸引して行われていた。この場合、
COセンサやCH4センサは、空気等を標準ガスとして
ゼロ校正を行っていたが、煙道ガスの成分が合計で略2
0%のH2OやCO2を含んでいるため、N279%、O2
21%の組成の空気とは熱伝導度や比熱といった熱的性
質が大幅に異なるため、空気でのゼロ校正は大幅な誤差
を生じるものであった。
【0003】このため、排ガス中の未燃ガスを測定する
のに、原理的に干渉誤差の少ない非分散型赤外線式ガス
分析計(以下、NDIRという)のような測定装置もあ
るが、NDIR測定装置は、測定対象ガスを除湿、徐塵
する高価なサンプリング装置が必要となる。また、サン
プリング装置を必要としない直挿式のNDIR測定装置
は、光源、受光部、光学センサを煙道壁に設置しなけれ
ばならず、故障も多く、信頼性に欠けるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のCO
センサやCH4センサ等を用いたガス分析装置は、精度
が悪いという欠点があるものの、NDIR測定装置のよ
うに、除湿、徐塵する高価なサンプリング装置を必要と
しないうえ、設定場所の制限を受けたり、故障頻度も高
いという欠点もなく、未燃ガスの測定には有効なもので
あった。
【0005】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、排ガス中の未燃ガスをCOセンサやCH4セン
サの前段に設けた触媒コンバータによって排ガス中に残
存するO2ガスにより完全燃焼し、COセンサとCH4
ンサのゼロ校正に用いるようにしたもので、設置場所の
制限がなく、故障頻度の低い、低コストで精度の良いガ
ス分析装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、煙道内の排ガスをガス吸引パイプ
を介してCOセンサやCH4センサに吸引し、前記排ガ
ス中の未燃ガスの濃度を測定するガス分析装置におい
て、前記ガス吸引パイプで吸引した排ガス中の未燃ガス
を完全燃焼た後に、前記COセンサやCH4センサに供
給する触媒コンバータ、を設け、前記COセンサやCH
4センサのゼロ点補正を行う時に前記触媒コンバータを
動作し、前記排ガス中の未燃ガスを完全燃焼するように
したことを特徴としている。
【0007】また、煙道内の排ガスをガス吸引パイプを
介してCOセンサやCH4センサに吸引し、前記排ガス
中の未燃ガスの濃度を測定するガス分析装置において、
前記ガス吸引パイプで吸引した排ガス中の未燃ガスを完
全燃焼する触媒コンバータと、この触媒コンバータに前
記ガス吸引パイプで吸引した排ガスを導くバイパス流路
と、前記COセンサやCH4センサのゼロ点補正を行う
際に、前記ガス吸引パイプで吸引した排ガスの流路を前
記バイパス流路側に切り換える流路切換バルブ、を設け
たことを特徴としている。
【0008】
【作用】触媒コンバータは、ガス吸引パイプで吸引した
排ガス中の未燃ガスを完全燃焼た後に、完全燃焼した排
ガスをCOセンサやCH4センサに供給する。COセン
サ、CH4センサは、触媒コンバータから供給された排
ガスによってゼロ校正される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は、本発明のガス分析装置の一
実施例を示した構成図である。図中、1は燃焼排ガスの
流れる煙道、2は煙道1中に設けられた吸引フィルタで
ある。
【0010】煙道中の排ガスは、吸引フィルタ2より吸
引され、ガス吸引パイプ3を介して触媒コンバータ4を
通過し、COセンサ5、CH4センサ6、ジルコニアO2
センサ7に導かれる。尚、排ガスの吸引は、エゼクタ8
によって行われる。9はエゼクタ8駆動用の空気源、1
0は空源9から供給される空気が通過する空気導管であ
る。
【0011】触媒コンバータ4は、ガス吸引パイプから
吸引した排ガス中の未燃ガスを酸化する触媒(図省略)
と、この触媒を加熱して活性化するヒータ4Aとからな
り、COセンサ5またはCH4センサ6のゼロ校正時に
ヒータ4Aがオンされ、未燃ガスを完全に燃焼する。
【0012】COセンサ5とCH4センサ6は、未燃ガ
スが完全燃焼された状態で、ゼロ点補正が行われる。5
AはCOセンサ5のプリアンプ部、6AはCH4センサ
6のプリアンプ部、11は信号変換部、12は電源部で
ある。尚、13はCOセンサ5またはCH4センサ6の
スパンを校正するための校正ガスである。
【0013】図2は、本発明のガス分析装置の動作説明
図で、(A)は時間との関係でCO濃度の変化を示し、
(B)は触媒コンバータのヒータの温度変化を示してい
る。時刻t1までは、ヒータはオフとなっていて(正確
にいうと予熱温度、例えば150°Cに保たれていて)
測定状態にあり、時刻t1でオンにされ、校正動作に入
る。
【0014】ヒータは、時刻t1でオンされると昇温
し、時刻t2で一定温度、例えば500°Cになる。ヒ
ータが一定温度になった時点で、ゼロ校正が行われる。
ヒータの温度上昇によって、触媒は完全に活性化され、
排ガス中の未燃ガスは完全に燃焼される。
【0015】一定時間が経過した、時刻t3でヒータは
オフにされる。ヒータがオフにされ、ヒータ温度が一定
になった時(時刻t4)から、排ガスの測定が再び開始
される。
【0016】図3は、本発明の他の実施例の要部構成図
である。図中、図1と同一作用をするものは同一符号を
付けて説明する。20はガス吸引パイプ3の経路中に設
けられた流路切換バルブで、ガス吸引パイプ3で吸引し
た排ガスをバイパス流路21側に切り換え、触媒コンバ
ータ4に供給する。
【0017】触媒コンバータ4に供給された排ガスは、
未燃ガスが完全燃焼され、COセンサ5、CH4センサ
6に送出される。COセンサ5、CH4センサ6は、触
媒コンバータ4から供給された排ガスによってゼロ校正
される。
【0018】バイパス流路21側に設けられた触媒コン
バータ4は、流路切換バルブ20によって排ガスが供給
されるようになっているため、常時動作状態に加熱して
おくことができる。このため、ヒータ温度の立ち上が
り、立ち下がり時間を考慮する必要がなく、校正時間を
短時間にすることができる。
【0019】また、測定時、排ガスは、触媒コンバータ
4と接触していないので、触媒作用の影響を全く受ける
ことがない。尚、消費電力を考慮するのなら、触媒コン
バータ4は、触媒を加熱するヒータをオン/オフ制御す
れば良い。
【0020】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明のガ
ス分析装置は、排ガス中の未燃ガスをCOセンサやCH
4センサの前段に設けた触媒コンバータによって完全燃
焼し、COセンサとCH4センサのゼロ校正に用いるよ
うにしたものであるため、未燃ガスの濃度を精度良く測
定することができる。
【0021】また、排ガスを流路切換バルブによって、
バイパス流路側に設けられた触媒コンバータに供給する
ような構成にあっては、触媒コンバータを常時動作状態
に加熱しておくことができ、触媒コンバータのヒータ温
度の立ち上がり、立ち下がり時間を考慮する必要がな
く、校正を短時間に行うことができる。更に、測定中、
排ガスは、触媒コンバータと接触していないので、触媒
作用の影響を全く受けることがない。
【0022】なお、ヒータをオン/オフ制御すれば消費
電力を低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス分析装置の一実施例を示した構成
図である。
【図2】本発明のガス分析装置の動作説明図で、(A)
は時間との関係でCO濃度の変化を示し、(B)は触媒
コンバータのヒータの温度変化を示している。
【図3】本発明の他の実施例の要部構成図である。
【符号の説明】
4 触媒コンバータ 4A ヒータ 5 COセンサ 6 CH4センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 煙道内の排ガスをガス吸引パイプを介し
    てガスセンサに吸引し、前記排ガス中の未燃ガスの濃度
    を測定するガス分析装置において、 前記ガス吸引パイプで吸引した排ガス中の未燃ガスを完
    全燃焼した後に、前記ガスセンサに供給する触媒コンバ
    ータ、 を設け、前記ガスセンサのゼロ点補正を行う時に前記触
    媒コンバータを動作し、前記排ガス中の未燃ガスを完全
    燃焼するようにしたことを特徴としたガス分析装置。
  2. 【請求項2】 煙道内の排ガスをガス吸引パイプを介し
    てガスセンサに吸引し、前記排ガス中の未燃ガスの濃度
    を測定するガス分析装置において、 前記ガス吸引パイプで吸引した排ガス中の未燃ガスを完
    全燃焼する触媒コンバータと、 この触媒コンバータに前記ガス吸引パイプで吸引した排
    ガスを導くバイパス流路と、 前記ガスセンサのゼロ点補正を行う際に、前記ガス吸引
    パイプで吸引した排ガスの流路を前記バイパス流路側に
    切り換える流路切換バルブ、 を設けたことを特徴としたガス分析装置。
  3. 【請求項3】 前記触媒コンバータは触媒とヒータとで
    構成されていて、ゼロ点補正時に前記ヒータが加熱さ
    れ、前記触媒を活性化し、前記未燃ガスを完全燃焼する
    ようにしたことを特徴とした請求項(1)及び(2)記
    載のガス分析装置。
  4. 【請求項4】 前記ガスセンサはCOセンサ、H2セン
    サ、CH4センサの少なくとも何れか一つからなること
    を特徴とした請求項(1)及び(2)記載のガス分析装
    置。
JP2674896A 1996-02-14 1996-02-14 ガス分析装置 Withdrawn JPH09218176A (ja)

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Effective date: 20030506