JPH09217609A - 内燃機関用バルブタイミング制御装置 - Google Patents

内燃機関用バルブタイミング制御装置

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JPH09217609A
JPH09217609A JP2673296A JP2673296A JPH09217609A JP H09217609 A JPH09217609 A JP H09217609A JP 2673296 A JP2673296 A JP 2673296A JP 2673296 A JP2673296 A JP 2673296A JP H09217609 A JPH09217609 A JP H09217609A
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JP
Japan
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rotation angle
relative rotation
internal combustion
combustion engine
deviation
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JP2673296A
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English (en)
Inventor
Kenichi Fujiki
賢一 藤木
Chikahiko Kuroda
京彦 黒田
Haruyuki Urushibata
晴行 漆畑
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造上のばらつき等に影響されず内燃機関の
吸気バルブまたは排気バルブの少なくともいずれか一方
のバルブタイミングを正確に制御すること。 【解決手段】 相対回転角VTと目標相対回転角VTT
とに基づきフィードバック補正値DVTKが算出される
(ステップS104)。目標相対回転角変化量ΔVTT
が所定値以上であり(ステップS106)、目標相対回
転角変化量ΔVTTと相対回転角変化量ΔVTとの偏差
が所定値以下であるとき(ステップS108)、定常的
な偏差が存在しており補正が必要であるとして、フィー
ドバック補正値DVTKに対して偏差補正値が加減算さ
れる(ステップS109)。このフィードバック補正値
DVTKを用いて出力Duty 値が算出される(ステップ
S110)。これにより、定常的な偏差が徐々に減少さ
れ、内燃機関の吸気バルブ等のバルブタイミングが正確
に制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸気バ
ルブまたは排気バルブの少なくともいずれか一方の開閉
タイミングを運転条件に応じて変更自在な内燃機関用バ
ルブタイミング制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関の運転条件に応じて吸気
バルブ開閉タイミングを可変制御する機構として、クラ
ンクシャフトに同期して回転するカムプーリに対するカ
ムシャフトの回転位相を変更するようにした内燃機関用
バルブタイミング制御装置に関連する先行技術文献とし
ては、特開平1−134010号公報にて開示されたも
のが知られている。
【0003】このものでは、内燃機関の吸気バルブの内
燃機関用バルブタイミング(開閉タイミング)を変更さ
せるための油圧サーボバルブを備え、このサーボバルブ
のスプールを油圧シリンダによって駆動する流体圧駆動
手段を設ける構成が示されている。そして、流体圧駆動
手段としての2つの開閉バルブを開/閉制御し、サーボ
バルブを一定の速度で移動させることにより内燃機関用
バルブタイミングを変更させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の従来
技術においては、内燃機関の吸気バルブの内燃機関用バ
ルブタイミングを変更するためには2系統の油圧系を必
要とするため構造が複雑であった。更に、2つの開閉バ
ルブによって油圧の供給を断続するだけであるため、微
小な移動量の制御やサーボバルブの移動速度の正確な制
御が困難であり、内燃機関用バルブタイミングを微小量
だけ変化する制御や所望の速度で変化させることが難し
いという不具合があった。
【0005】このような不具合に対処するため、開閉バ
ルブでなく、開度を調節することにより油量を調節自在
なバルブを用い、内燃機関用バルブタイミングを所望の
速度で変化させることが考えられる。しかし、このよう
なバルブを用いることは、バルブ自体の製造上のばらつ
きやバルブからの油漏れ等によりバルブに対する駆動信
号と内燃機関用バルブタイミングの変化とが正確に一致
しないという可能性が想定される。
【0006】具体的には、例えば、内燃機関用バルブタ
イミングの変化を学習するものにおいて、目標相対回転
角と相対回転角との間に偏差が存在し、且つ目標相対回
転角が変化している場合、所望の相対回転角となるよう
にバルブ開度を調節しても、上述の製造上のばらつきや
他の要因による学習値のずれ等により内燃機関用バルブ
タイミングの変化速度が得られず、偏差が縮まらないと
いうような場合である。
【0007】そこで、この発明はかかる不具合の予測性
を解消するためになされたもので、開度調節に応じて油
量調節自在なバルブを用いてもバルブ自体の製造上のば
らつき等に影響されず内燃機関の吸気バルブまたは排気
バルブの少なくともいずれか一方のバルブタイミングを
正確に制御することができる内燃機関用バルブタイミン
グ制御装置の提供を課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の内燃機関用バ
ルブタイミング制御装置によれば、相対回転角演算手段
で算出された駆動軸の回転角と従動軸の回転角との相対
回転角と、目標相対回転角演算手段で算出された内燃機
関の運転状態に基づき駆動軸の回転角と従動軸の回転角
との目標とする位相差である目標相対回転角との偏差が
変化しないときには、その偏差が小さくなる方向に相対
回転角制御手段におけるバルブタイミング制御機構への
出力値が補正される。つまり、目標相対回転角及び相対
回転角が遷移しているにもかかわらず、その間の偏差が
変化しないときにはその偏差が小さくなる方向に出力値
が補正される。このため、相対回転角と目標回転角との
偏差が徐々に減少でき、バルブ自体の製造上のばらつき
等に影響されず内燃機関の吸気バルブまたは排気バルブ
の少なくともいずれか一方のバルブタイミングを正確に
制御することができるという効果が得られる。
【0009】請求項2の内燃機関用バルブタイミング制
御装置では、目標相対回転角と相対回転角との偏差が所
定期間変化しないときには定常的なものであるとして、
出力値補正手段で出力値が補正され偏差が小さくされ
る。このため、バルブ自体の製造上のばらつき等に影響
されず内燃機関の吸気バルブまたは排気バルブの少なく
ともいずれか一方のバルブタイミングを正確に制御する
ことができるという効果が得られる。
【0010】請求項3の内燃機関用バルブタイミング制
御装置では、目標相対回転角と相対回転角との偏差が変
化しないとき、目標相対回転角の変化割合がその偏差に
加味されて出力値が補正される。このように運転状態に
対応して補正された出力値にて目標相対回転角と相対回
転角との偏差が減少されることにより、バルブ自体の製
造上のばらつき等に影響されず内燃機関の吸気バルブま
たは排気バルブの少なくともいずれか一方のバルブタイ
ミングを正確に制御することができるという効果が得ら
れる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0012】〈実施例1〉図1は本発明の実施の形態の
第1実施例にかかる内燃機関用バルブタイミング制御装
置を適用したダブルオーバヘッドカム式内燃機関とその
周辺機器を示す概略構成図である。また、図2は本発明
の実施の形態の第1実施例にかかる内燃機関用バルブタ
イミング制御装置を示す断面図、図3は図2のA−A線
に沿う断面図、図4は図2のB−B線に沿う断面図、図
5は図3の一部拡大断面図である。
【0013】図1において、10は内燃機関であり、内
燃機関10の駆動軸としてのクランクシャフト11から
チェーン12を介して一対のチェーンスプロケット1
3,14に駆動力が伝達される。このクランクシャフト
11と同期して回転される一対のチェーンスプロケット
13,14には従動軸としての一対のカムシャフト1
5,16が配設され、これらのカムシャフト15,16
によって図示しない吸気バルブ及び排気バルブが開閉駆
動される。
【0014】クランクシャフト11にはクランクポジシ
ョンセンサ21、カムシャフト15にはカムポジション
センサ22がそれぞれ配設されている。このクランクポ
ジションセンサ21の出力信号θ1 及びカムポジション
センサ22の出力信号θ2 はECU(Electronic Contr
ol Unit:電子制御装置)30に入力される。なお、EC
U30は、周知の中央処理装置としてのCPU、制御プ
ログラムを格納したROM、各種データを格納するRA
M、入出力回路及びそれらを接続するバスライン等から
なる論理演算回路として構成されている。
【0015】ECU30ではこれらの信号の他に内燃機
関10の運転状態を表す機関回転数、冷却水温、スロッ
トル開度等の各種信号に基づき後述のクランクシャフト
11に対するカムシャフト15の相対回転角VT及び目
標相対回転角VTTが算出される。そして、ECU30
からの駆動信号によりスプールバルブ40のリニアソレ
ノイド41がDuty(デューティ比)制御され、油タンク
45内の油がポンプ46により供給油通路47を通って
一方のカムシャフト15に設けられたバルブタイミング
制御機構50(図1の斜線部)に圧送される。このバル
ブタイミング制御機構50に供給される油の油量が調整
されることで、カムシャフト15がチェーンスプロケッ
ト13、即ち、クランクシャフト11に対し所定の位相
差を有して回転自在であり、カムシャフト15が目標相
対回転角VTTに設定可能である。なお、バルブタイミ
ング制御機構50からの油は排出油通路48を通って油
タンク45内に戻される。
【0016】ここで、クランクシャフト11が1回転し
てクランクポジションセンサ21からのパルス数がN個
発生するとき、カムシャフト15の1回転でカムポジシ
ョンセンサ22からのパルス数がN個発生するようにす
る。また、カムシャフト15のタイミング変換角最大値
をθmax °CA(クランク角)とすると、N<(360
/θmax )となるようにパルス数Nを設定する。これに
よって、相対回転角VTの算出時、クランクポジション
センサ21のパルス信号θ1 と、このパルス信号θ1 の
次に続いて発生するカムポジションセンサ22のパルス
信号θ2 とを使用することができる。
【0017】次に、バルブタイミング制御機構50の構
造について図2、図3、図4及び図5を参照して詳細に
説明する。ここで、チェーンスプロケット13及びカム
シャフト15は図3に示す矢印X方向から見て時計方向
に回転される。以下、この回転方向を進角方向とする。
【0018】図2及び図3に示すように、バルブタイミ
ング制御機構50のハウジング部材であるチェーンスプ
ロケット13とシューハウジング51とフロントプレー
ト52とはボルト53により同軸上に固定されている。
チェーンスプロケット13のボス部13aの内周壁はカ
ムシャフト15の先端部15aに相対回転可能に嵌合さ
れている。フロントプレート52とシューハウジング5
1とはノックピン55aにより、シューハウジング51
とチェーンスプロケット13とはノックピン55bによ
りそれぞれ回転角度方向の位置決めがなされている。
【0019】図2に示すように、シューハウジング51
は互いに対向する台形状のシュー51a及び51bを有
している。シュー51a及び51bのそれぞれの対向面
は、断面円弧状に形成されており、シュー51a及び5
1bの周方向の2箇所の間隙にはそれぞれベーン56a
及び56bの収容室としての扇状空間部が形成されてい
る。
【0020】図2及び図3に示すように、ベーンロータ
56は支持部56fと、支持部56f外周の径方向両端
に支持部56fと一体に形成され支持部56fと共に回
転するベーン56a及び56bとからなる。支持部56
fはボルト54によりカムシャフト15に一体に固定さ
れている。ベーン56a及び56bは扇形状に形成さ
れ、このベーン56a及び56bがシュー51a及び5
1bの周方向の間隙に形成されている扇状空間部内に回
転可能に収容されている。インロー部56cはカムシャ
フト15の先端部15aに同軸に嵌合し、ベーンロータ
56とカムシャフト15とはノックピン57により回転
角度方向の位置決めがなされている。ベーンロータ56
と一体に固定される円筒突出部58は、フロントプレー
ト52の内周壁に相対回転可能に嵌合されている。
【0021】図2に示すように、ベーンロータ56の外
周壁とシューハウジング51の内周壁との間に微小なク
リアランス59a及び59bが設けられており、ベーン
ロータ56はシューハウジング51と相対回転可能であ
る。シュー51aとベーン56aとの間には遅角油圧室
61が形成され、シュー51bとベーン56bとの間に
は遅角油圧室62が形成され、シュー51aとベーン5
6bとの間には進角油圧室63が形成され、シュー51
bとベーン56aとの間には進角油圧室64が形成され
ている。また、ベーンロータ56の外周壁に形成された
回転軸方向の溝部56dとシュー51a及び51bとの
間にはシール部材65が挿嵌されている。
【0022】図2、図3及び図4に示すように、ベーン
ロータ56の支持部56fの軸方向両端面には、円筒突
出部58との当接部において溝通路としての油路71、
カムシャフト15との当接部において溝通路としての油
路72がそれぞれC字状に周方向にずらして設けられて
いる。油路71は、油路73,74により遅角油圧室6
1,62と連通し、油路75により油圧室83と連通さ
れている。油路72は油路76,77により進角油圧室
63,64と連通されている。油路78は支持部56f
とカムシャフト15との軸方向当接部においてカムシャ
フト15内に形成された油路79と連通されており、油
路71は支持部56fと円筒突出部58との軸方向当接
部において油路78と連通されている。油路72は支持
部56fとカムシャフト15との軸方向の当接部におい
てカムシャフト15内に形成された油路81と連通して
いる。このように支持部56fの軸方向両端面に油路7
1,72が形成されたことにより、各油圧室への油圧の
分配が容易になる。また、支持部56f内の油路の構成
が単純化することにより、支持部56f内で油路が互い
に干渉することを防止すると共に支持部56fを小径化
可能である。更に、支持部56fにおける油路の加工が
容易になる。
【0023】ベーン56a,56bの軸方向の長さは、
フロントプレート52とチェーンスプロケット13との
間に挟まれたシューハウジング51の軸方向の長さより
僅かに短く設定されている。上述の構成により、カムシ
ャフト15及びベーンロータ56はチェーンスプロケッ
ト13、シューハウジング51及びフロントプレート5
2に対して同軸に相対回転可能である。
【0024】図3に示すように、カムシャフト15のジ
ャーナル部91はシリンダヘッド90に設けられた軸受
部90aにより回転可能に支持されると共に回転軸方向
への移動を規制されている。ジャーナル部91の外周壁
の周方向には外周溝通路92,93が設けられている。
油タンク45内の油をポンプ46により圧送する供給油
通路47と油タンク45内へ油を排出する排出油通路4
8とは、スプールバルブ40の切替操作により外周溝通
路92,93と選択的に連通または遮断可能である。本
実施例ではスプールバルブ40は後述の4ポート案内バ
ルブである。
【0025】図4に示すように、外周溝通路92はカム
シャフト15の油路80,81により、支持部56fと
カムシャフト15との軸方向当接部において油路72と
連通されている。図3に示すように、外周溝通路93は
カムシャフト15内の油路79により、支持部56fと
カムシャフト15との軸方向当接部において支持部56
fの油路78と連通されている。このような構成によ
り、外周溝通路92,93にポンプ46からの圧油をス
プールバルブ40により選択的に供給し、遅角油圧室6
1,62及び油圧室83と進角油圧室63,64及び油
圧室84にポンプ46からの圧油の供給が可能になると
共に油タンク45への油の排出が可能となる。
【0026】図3に示すように、連結部材であるストッ
パピストン85はベーンロータ56のベーン56aの内
部に収容されている。ストッパピストン85は小径部8
5aと大径部85bとで構成されており、小径部85a
の先端部85cは反大径部85b側、つまりストッパピ
ストン85がストッパ穴86に嵌合する方向にいくにし
たがい僅かに先細りのテーパ形状に形成されている。ス
トッパピストン85の大径部85bは、ベーン56aの
収容孔87に収容されており、収容孔87を形成するベ
ーン56aの内壁にカムシャフト15の軸方向に摺動可
能に支持されている。ストッパピストン85の図3に示
す軸方向右側の収容孔87にはスプリング88が組込ま
れている。ガイドリング89は、収容孔87を形成する
ベーン56aの内壁と遊嵌または圧入されており、スト
ッパピストン85の小径部85aの外壁と遊嵌してい
る。したがって、ストッパピストン85はカムシャフト
15の軸方向に摺動可能にベーン56aに収容され、且
つスプリング88によりフロントプレート52側に付勢
されている。
【0027】図5に示すように、ストッパピストン85
の先端部85cのテーパ面はストッパ穴86のテーパ面
と当接し、ストッパピストン85の先端面85dはスト
ッパ穴86の底面と当接していない。したがって、スト
ッパピストン85の軸心とストッパ穴86の中心との位
置関係が部品の精度誤差等でばらついても、スプリング
88の付勢力にて自動的にストッパピストン85が軸方
向に位置修正され嵌合ミスまたはガタの発生が防止され
る。
【0028】図2及び図3はシューハウジング51に対
してベーンロータ56が最遅角側に位置する状態を示
し、ベーン56bのストッパ部56eがシュー51aの
側面に当接されている。図5に示すように、この状態に
おいて、ストッパピストン85の先端部85cはフロン
トプレート52のテーパ形状のストッパ穴86に嵌合さ
れ、スプリング88により先端部85cのテーパ側面が
ストッパ穴86のテーパ側面に付勢されている。ストッ
パピストン85の先端部85cのテーパ角度とストッパ
穴86のテーパ角度とは同一に設定されている。
【0029】図3に示すように、収容孔87を形成する
ベーン56aのチェーンスプロケット13側の側壁には
ドレン孔56gが設けられており、ベーンロータ56が
最遅角側に位置する状態において、チェーンスプロケッ
ト13の大気孔13bとドレン孔56gとの位置がほぼ
一致しているので、収容孔87の一部であるストッパピ
ストン85のスプリング88側の空間部は大気圧相当で
ある。図3に示すように、ガイドリング89とストッパ
ピストン85の大径部85bとの間には油圧室83が形
成されている。フロントプレート52のストッパ穴86
とストッパピストン85の小径部85aとの間には油圧
室84が形成され、油圧室84と進角油圧室64とはフ
ロントプレート52の油路82により連通されている。
【0030】ベーン56a,56bの最外径部のクリア
ランス59aを微小に設定することで、ベーン56a,
56bの周方向の長さが比較的長いことにより、遅角油
圧室61と進角油圧室64、遅角油圧室62と進角油圧
室63がクリアランス59aを介して連通することが極
力防止されている。また、シュー51a,51bの最小
径部に形成される微小クリアランス59bにはシール部
材65が支持部56fの外周壁に形成された溝部56d
に挿嵌されており、遅角油圧室61と進角油圧室63、
遅角油圧室62と進角油圧室64がクリアランス59b
を介して連通することが極力防止されている。また、シ
ューハウジング51に対してベーンロータ56が相対回
転するために、ベーンロータ56の軸方向両端面とチェ
ーンスプロケット13及びフロントプレート52の内側
面との間には摺動クリアランスが設定されている。この
摺動クリアランスから油圧室間に油がリークする可能性
があるが、シューハウジング51の軸方向長さに対して
ベーンロータ56の軸方向長さを僅かに短くすることに
より、ベーンロータ56の軸方向両端面に形成される摺
動クリアランスを微小に設定できる。また、ベーン56
a,56bの周方向の長さが比較的長く、つまりベーン
56a,56bの横断面積が大きいことにより、油圧室
間の油のリークを極力防止することができる。このた
め、各油圧室の油圧を所定値に保持できるので、シュー
ハウジング51に対するベーンロータ56の相対回転を
高精度に制御することができる。また、ベーン56a,
56bの横断面積が大きいのでストッパピストン85を
容易に収容することができる。
【0031】図6は本発明の実施の形態の第1実施例に
かかる内燃機関用バルブタイミング制御装置で用いられ
ているスプールバルブ40による油の流路の切替状態を
示す説明図である。なお、図6(a)はリニアソレノイ
ド41によりスプールバルブ40が図1の右側位置への
切替状態、図6(b)は図1の中央位置への切替状態、
図6(c)は図1の左側位置への切替状態をそれぞれ示
している。
【0032】スプールバルブ40は4ポート案内バルブ
であり、ECU30からの出力信号で駆動されるリニア
ソレノイド41とスプリング43の付勢力とによって、
リニアソレノイド41と一体的な2箇所の大径部42
a,42bを有するソレノイド軸42がスプールバルブ
40内で移動され、大径部42a,42bにより4ポー
ト44a,44b,44c,44dのうちの3ポート4
4b,44c,44dが適宜開閉されて油の流路が矢印
にて示すように切替えられる。
【0033】次に、本発明の実施の形態の第1実施例に
かかる内燃機関用バルブタイミング制御装置で使用され
ているECU30におけるバルブ制御値演算及びフィー
ドバック補正値演算の処理手順を図7及び図8に示すフ
ローチャートに基づき、クランクポジションセンサ21
及びカムポジションセンサ22の出力信号を示す図9の
説明図を参照して説明する。
【0034】図7において、まず、ステップS101
で、各種センサ信号としてクランクポジションセンサ2
1の出力信号θ1 及びカムポジションセンサ22の出力
信号θ2 、内燃機関10の運転状態を表す機関回転数、
冷却水温、スロットル開度等が読込まれる。次にステッ
プS102に移行して、図9に示すように、ステップS
101で読込まれたクランクポジションセンサ21の出
力信号θ1 及びカムポジションセンサ22の出力信号θ
2 から相対回転角VT(=θ1 −θ2 )が算出される。
次にステップS103に移行して、ステップS101で
読込まれた内燃機関10の運転状態を表す各種センサ信
号に基づき目標相対回転角VTTが算出される。
【0035】次に、ステップS104に移行して、図8
に示すフィードバック補正値演算ルーチンが実行され
る。図8のステップS201で、ステップS102で算
出された相対回転角VT及びステップS103で算出さ
れた目標相対回転角VTTが読込まれたのち、ステップ
S202に移行し、目標相対回転角VTTと相対回転角
VTとの偏差VTER(=VTT−VT)が算出され
る。次にステップS203に移行し、微分偏差DVTE
R(=VTER(i) −VTER(i-1) )が算出される。
そして、ステップS204に移行し、比例補正項DVT
P〔=(Kp *VTER)*(水温補正係数)〕が算出
される。次にステップS205に移行して、微分補正項
DVTD〔=(Kd *DVTER)*(水温補正係
数)〕が算出される。なお、Kp ,Kd は比例項、微分
項の各フィードバックゲイン(フィードバック利得)で
ある。次にステップS206に移行して、フィードバッ
ク補正値DVTK(=DVTP+DVTD)が算出され
る。
【0036】次に、図7のステップS105に戻り、目
標相対回転角変化量ΔVTT(=VTT(i) −VTT(i
-1))が算出される。次にステップS106に移行し
て、目標相対回転角変化量ΔVTTが所定値以上である
かが判定される。この所定値は、目標相対回転角変化量
ΔVTTの大きさを判定する閾値であり、目標相対回転
角VTTが大きく変動していないときにはフィードバッ
ク補正値に対する補正を実施しないようにするものであ
る。ステップS106の判定条件が成立し、目標相対回
転角変化量ΔVTTが所定値以上であるときには、ステ
ップS107に移行し、相対回転角変化量ΔVT(=V
T(i) −VT(i-1))が算出される。
【0037】次に、ステップS108に移行して、ステ
ップS105で算出された目標相対回転角変化量ΔVT
TとステップS107で算出された相対回転角変化量Δ
VTとの偏差が所定値以下であるかが判定される。この
所定値は、例えば、内燃機関10の運転状態にかかわら
ず定常的な偏差が存在しているかを判定するための値で
あり、フィードバック補正値DVTKに対する補正が必
要であるかを判定するための閾値である。ステップS1
08の判定条件が成立するときには、目標相対回転角変
化量ΔVTTと相対回転角変化量ΔVTとの定常的な偏
差が存在しておりフィードバック補正値DVTKに対す
る補正が必要であるとしてステップS109に移行し、
フィードバック補正値DVTKに対して偏差補正値が加
減算される。この偏差補正値は、例えば、内燃機関10
の運転状態を表す機関回転数、冷却水温、スロットル開
度等をパラメータとしてECU30内に予め記憶されて
いるマップによって設定される。一方、ステップS10
8の判定条件が成立せず、目標相対回転角変化量ΔVT
Tと相対回転角変化量ΔVTとの偏差が所定値を越えて
いるときには、フィードバック補正値DVTKに対する
補正がなされないようにステップS109がスキップさ
れる。
【0038】ステップS106の判定条件が成立せず、
目標相対回転角変化量ΔVTTが所定値未満で大きく変
動していないとき、ステップS108の判定条件が成立
しないとき、またはステップS109の処理ののち、ス
テップS110に移行し、フィードバック補正値DVT
Kが考慮された出力Duty 値が算出され本ルーチンを終
了する。なお、出力Duty 値とは目標相対回転角VTT
に対して相対回転角VTを一致させるため、バルブタイ
ミング制御機構50への油路を制御するスプールバルブ
40のリニアソレノイド41の駆動に必要な出力Duty
値である。
【0039】このように、本実施例の内燃機関用バルブ
タイミング制御装置は、内燃機関10の駆動軸としての
クランクシャフト11から吸気バルブを開閉する従動軸
としてのカムシャフト15に駆動力を伝達するチェーン
12等からなる駆動力伝達系に設けられ、カムシャフト
15を所定角度範囲内で相対回転自在なバルブタイミン
グ制御機構50と、クランクシャフト11の回転角θ1
を検出する駆動軸回転角検出手段としてのクランクポジ
ションセンサ21と、カムシャフト15の回転角θ2 を
検出する従動軸回転角検出手段としてのカムポジション
センサ22と、クランクポジションセンサ21で検出さ
れたクランクシャフト11の回転角θ1とカムポジショ
ンセンサ22で検出されたカムシャフト15の回転角θ
2 との位相差である相対回転角VTを算出するECU3
0にて達成される相対回転角演算手段と、内燃機関10
の運転状態に基づきクランクシャフト11の回転角θ1
とカムシャフト15の回転角θ2 との目標とする位相差
である目標相対回転角VTTを算出するECU30にて
達成される目標相対回転角演算手段と、前記相対回転角
演算手段で算出された相対回転角VTと前記目標相対回
転角演算手段で算出された目標相対回転角VTTとの偏
差VTERに応じてバルブタイミング制御機構50によ
りカムシャフト15を相対回転するECU30にて達成
される相対回転角制御手段と、相対回転角VTと目標相
対回転角VTTとの偏差VTERが変化しないときに
は、前記相対回転角制御手段におけるバルブタイミング
制御機構50側への出力Duty 値を偏差VTERが小さ
くなる方向に補正するECU30にて達成される出力値
補正手段とを具備するものである。
【0040】したがって、相対回転角演算手段としての
ECU30で算出されたクランクシャフト11の回転角
θ1 とカムシャフト15の回転角θ2 との相対回転角V
Tと、目標相対回転角演算手段としてのECU30で算
出された内燃機関10の運転状態に基づきクランクシャ
フト11の回転角θ1 とカムシャフト15の回転角θ2
との目標とする位相差である目標相対回転角VTTとの
偏差VTERが変化しないときには、その偏差VTER
が小さくなる方向にECU30にて達成される相対回転
角制御手段におけるバルブタイミング制御機構50への
出力Duty 値が補正される。
【0041】つまり、目標相対回転角VTT及び相対回
転角VTが遷移しており、その間に定常的な偏差VTE
Rが存在しているときには、その偏差VTERが小さく
なる方向に出力Duty 値が補正される。このため、偏差
VTERが徐々に減少され、バルブ自体の製造上のばら
つき等に影響されず内燃機関の吸気バルブのバルブタイ
ミングを正確に制御することができる。
【0042】また、本実施例の内燃機関用バルブタイミ
ング制御装置は、ECU30にて達成される出力値補正
手段が、相対回転角VTと目標相対回転角VTTとの偏
差VTERが所定期間変化しないとき、出力Duty 値を
偏差VTERが小さくなる方向に補正するものである。
【0043】したがって、相対回転角VTと目標相対回
転角VTTとの偏差VTERが所定期間変化しないよう
な状況にあるときには、定常的なものであるとして出力
値補正手段で出力Duty 値が補正され偏差VTERが小
さくされる。このため、バルブ自体の製造上のばらつき
等に影響されず内燃機関の吸気バルブのバルブタイミン
グを正確に制御することができる。
【0044】〈実施例2〉図10は本発明の実施の形態
の第2実施例にかかる内燃機関用バルブタイミング制御
装置で使用されているECU30のバルブ制御値演算の
処理手順を示すフローチャートである。なお、本実施例
にかかる内燃機関用バルブタイミング制御装置の構成は
上述の第1実施例における図1〜図6と同一であるため
その説明を省略する。
【0045】図10において、ステップS301で、各
種センサ信号としてクランクポジションセンサ21の出
力信号θ1 及びカムポジションセンサ22の出力信号θ
2 、内燃機関10の運転状態を表す機関回転数、冷却水
温、スロットル開度等が読込まれる。次にステップS3
02に移行して、ステップS301で読込まれたクラン
クポジションセンサ21の出力信号θ1 及びカムポジシ
ョンセンサ22の出力信号θ2 から相対回転角VT(=
θ1 −θ2 )が算出される。
【0046】次にステップS303に移行して、ステッ
プS301で読込まれた内燃機関10の運転状態を表す
各種センサ信号に基づき目標相対回転角VTTが算出さ
れる。次にステップS304に移行して、目標相対回転
角変化量ΔVTT(=VTT(i) −VTT(i-1))が算
出される。次にステップS305に移行して、目標相対
回転角変化量ΔVTTが所定値以上であるかが判定され
る。この所定値は、目標相対回転角変化量ΔVTTの大
きさを判定する閾値であり、目標相対回転角VTTが大
きく変動していないときにはフィードバック補正値に対
する補正を実施しないようにするものである。ステップ
S305の判定条件が成立するときには、ステップS3
06に移行し、相対回転角変化量ΔVT(=VT(i) −
VT(i-1))が算出される。
【0047】次にステップS307に移行して、ステッ
プS304で算出された目標相対回転角変化量ΔVTT
とステップS306で算出された相対回転角変化量ΔV
Tとの偏差が所定値以下であるかが判定される。ステッ
プS307の判定条件が成立するときには、ステップS
308に移行し、目標相対回転角変化量ΔVTTが見込
み偏差とされる。そして、ステップS309に移行し、
目標相対回転角VTTと相対回転角VTとの偏差VTE
R(=VTT−VT)に見込み偏差ΔVTTが加算され
偏差VTER〔=(VTT−VT)+ΔVTT)〕が算
出される。一方、ステップS307の判定条件が成立し
ないときには、ステップS310に移行し、目標相対回
転角VTTと相対回転角VTとの偏差VTER(=VT
T−VT)が算出される。
【0048】ステップS305の判定条件が成立しない
とき、ステップS309またはステップS310の処理
ののち、ステップS311に移行し、フィードバック補
正値が、以下のように算出される。まず、ステップS3
09またはステップS310で算出された偏差VTER
に対して、比例項のフィードバックゲインKp 及び水温
補正係数が乗算され比例補正項DVTP、その微分偏差
DVTERに微分項のフィードバックゲインKd 及び水
温補正係数が乗算され微分補正項DVTDが算出され
る。そして、フィードバック補正値DVTK(=DVT
P+DVTD)が算出される。次にステップS312に
移行して、出力Duty 値が算出され本ルーチンを終了す
る。
【0049】このように、本実施例の内燃機関用バルブ
タイミング制御装置は、ECU30にて達成される出力
値補正手段が、目標相対回転角VTTの変化割合である
目標相対回転角変化量ΔVTTに応じて出力Duty 値を
補正するものである。
【0050】したがって、目標相対回転角VTTと相対
回転角VTとの偏差が変化せず定常的な偏差が生じてい
るときには、目標相対回転角変化量ΔVTTが見込み偏
差としてその偏差に加算され補正される。このように運
転状態に対応して補正された出力Duty 値にて目標相対
回転角VTTと相対回転角VTとの偏差が減少されるこ
とで、バルブ自体の製造上のばらつき等に影響されず内
燃機関の吸気バルブのバルブタイミングを正確に制御す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の第1実施例にか
かる内燃機関用バルブタイミング制御装置を適用したダ
ブルオーバヘッドカム式内燃機関とその周辺機器を示す
概略構成図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態の第1実施例にか
かる内燃機関用バルブタイミング制御装置を示す断面図
である。
【図3】 図3は図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】 図4は図2のB−B線に沿う断面図である。
【図5】 図5は図3の一部拡大断面図である。
【図6】 図6は本発明の実施の形態の第1実施例にか
かる内燃機関用バルブタイミング制御装置で用いられて
いるスプールバルブによる油流れ方向の切替状態を示す
説明図である。
【図7】 図7は本発明の実施の形態の第1実施例にか
かる内燃機関用バルブタイミング制御装置で使用されて
いるECUにおけるバルブ制御値演算の処理手順を示す
フローチャートである。
【図8】 図8は本発明の実施の形態の第1実施例にか
かる内燃機関用バルブタイミング制御装置で使用されて
いるECUにおけるフィードバック補正値演算の処理手
順を示すフローチャートである。
【図9】 図9は本発明の実施の形態の第1実施例にか
かる内燃機関用バルブタイミング制御装置における相対
回転角算出を示す説明図である。
【図10】 図10は本発明の実施の形態の第2実施例
にかかる内燃機関用バルブタイミング制御装置で使用さ
れているECUにおけるバルブ制御値演算の処理手順を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 内燃機関 11 クランクシャフト(駆動軸) 12 チェーン 13 チェーンスプロケット 15 カムシャフト(従動軸) 21 クランクポジションセンサ 22 カムポジションセンサ 30 ECU(電子制御装置) 40 スプールバルブ 41 リニアソレノイド 50 バルブタイミング制御機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の駆動軸から吸気バルブまたは
    排気バルブの少なくともいずれか一方を開閉する従動軸
    に駆動力を伝達する駆動力伝達系に設けられ、前記駆動
    軸または前記従動軸のいずれか一方を所定角度範囲内で
    相対回転自在なバルブタイミング制御機構と、 前記駆動軸の回転角を検出する駆動軸回転角検出手段
    と、 前記従動軸の回転角を検出する従動軸回転角検出手段
    と、 前記駆動軸回転角検出手段で検出された前記駆動軸の回
    転角と前記従動軸回転角検出手段で検出された前記従動
    軸の回転角との位相差である相対回転角を算出する相対
    回転角演算手段と、 前記内燃機関の運転状態に基づき前記駆動軸の回転角と
    前記従動軸の回転角との目標とする位相差である目標相
    対回転角を算出する目標相対回転角演算手段と、 前記相対回転角演算手段で算出された前記相対回転角と
    前記目標相対回転角演算手段で算出された前記目標相対
    回転角との偏差に応じて前記バルブタイミング制御機構
    により前記駆動軸または前記従動軸を相対回転する相対
    回転角制御手段と、 前記相対回転角と前記目標相対回転角との偏差が変化し
    ないときには、前記相対回転角制御手段における前記バ
    ルブタイミング制御機構側への出力値を前記偏差が小さ
    くなる方向に補正する出力値補正手段とを具備すること
    を特徴とする内燃機関用バルブタイミング制御装置。
  2. 【請求項2】 前記出力値補正手段は、前記相対回転角
    と前記目標相対回転角との偏差が所定期間変化しないと
    き、前記出力値を前記偏差が小さくなる方向に補正する
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用バルブタ
    イミング制御装置。
  3. 【請求項3】 前記出力値補正手段は、前記目標相対回
    転角の変化割合に応じて前記出力値を補正することを特
    徴とする請求項1に記載の内燃機関用バルブタイミング
    制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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