JPH09217245A - ジオグリッドの製造方法およびジオグリッド - Google Patents

ジオグリッドの製造方法およびジオグリッド

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JPH09217245A
JPH09217245A JP8024142A JP2414296A JPH09217245A JP H09217245 A JPH09217245 A JP H09217245A JP 8024142 A JP8024142 A JP 8024142A JP 2414296 A JP2414296 A JP 2414296A JP H09217245 A JPH09217245 A JP H09217245A
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fiber
melting point
geogrid
fibers
manufacturing
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JP8024142A
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English (en)
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Enei Ko
衍榮 胡
Kyokuka Ko
旭華 黄
Tenho Ko
天保 江
Jiketsu Tei
時杰 程
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Industrial Technology Research Institute ITRI
Original Assignee
Industrial Technology Research Institute ITRI
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 溶融PVCもしくはアスファルトを使用する
コーティングステップが不要であると共により大きい経
済効果で、しかも、環境と調和するように、ジオグリッ
ドの製造が行える。 【解決手段】 (a)少なくとも一つの高融点フィラメ
ント糸12を、少なくとも一つの低融点フィラメント糸
13と組み合わせて(但し、低融点フィラメント糸13
は、高融点フィラメント糸12の融点よりも、少なくと
も10〜20℃低い融点を有する)、ハイブリッド糸束
14を作製するステップと、(b)ハイブリッド糸束1
4を織って、網状構造物を作製し、次に、その網状構造
物を、低融点繊維を溶融させて高融点繊維を包含するバ
インダー組成物を形成する温度で、加熱するステップ
と、(c)網状構造物を冷却して、ジオグリッドを作製
するステップとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジオグリッドの製
造方法に関する。より詳細には、本発明は、基礎、土壌
(soil)、岩石、土(earth)、もしくは他の
地力学的物質と共に使用して、選択的分離および補強を
行うことができる織布ジオグリッドの改良された製造方
法に関する。(1)現場で、直ちに、かつ、容易に実行
でき、(2)製造コストを削減し、環境汚染に対する配
慮が必要となりうる廃棄物処理問題を縮小もしくは除去
し、また、(3)こうして製造されたジオグリッドが優
れた品質を呈する、という点で、本発明で開示された方
法は明らかに多くの利点を有している。
【0002】
【従来の技術】ジオグリッドは、土質安定化、補強、お
よび他の用途のような土木工学および鉱業上の種々の応
用の中で使用されてきた。ジオグリッドは、軟質形状も
しくは硬質形状で提供されうる。典型的には、軟質ジオ
グリッドは、引張強さの大きいフィラメントから作られ
た交差型(典型的には、製織工程を介した)ストランド
から成り、高荷重支持特性を提供する。交差型ストラン
ドから形成されたグリッドの開口部の形状は、矩形もし
くは正方形であり、そのストランドは互いに約90度の
角度を成すように配置されている。しかしながら、他の
形状および/または他の相対角度を使用することも可能
である。グリッドのサイズ、ストランドの組成、および
他の因子に依存して、市販のジオグリッドはまた、ジオ
セル、ジオネット、もしくはジオコンポジットと呼ばれ
ることもある。これらの製品を市場に出荷している会社
のひとつに、メリーランド州バルチモアにあるテキサス
カンパニー社がある。
【0003】ジオグリッドを製造する最も一般的な方法
には、(1)高強度フィラメント糸の紡績ステップ、
(2)整経ステップ、(3)二次元網状構造物を形成す
るための製織ステップ、(4)ポリ塩化ビニル(PV
C)もしくはアスファルトのコーティングステップ、お
よび(5)ジオグリッドの最終製品を作るための乾燥/
凝固ステップ、から成る5つの主要なステップが含まれ
る。PVCもしくはアスファルトのコーティングステッ
プの目的は、バインダー材料(保護材料としても機能す
る)であるこのマトリックスで連結および被覆されたフ
ィラメント束を、高強度フィラメント糸から作製するこ
とである。PVCもしくはアスファルトのプレプレグス
テップはまた、UV耐性および酸/塩基耐性のような多
くの所望の性質を、グリッド構造物に与える。
【0004】従来の方法で製造されたジオグリッドはい
くつかの欠点を有することが、本発明の共同発明者によ
って見いだされた。従来のジオグリッドの最も著しい欠
点は、ジオグリッドの、繊維束(すなわち、いわゆるジ
オグリッドの「リブ」)およびその交差部(すなわち、
「交点」)だけが、バインダー材料PVCで被覆されて
おり、個々の繊維の間にはバインダー材料が存在しない
ため、それらの連結強度が非常に弱いことである。この
ことは、ジオグリッドを確実に利用できるエンジニアリ
ングプロジェクトのタイプをかなり制限する。更に、繊
維束には、PVCもしくはアスァルトが含浸されている
ため、従来の方法は、深刻な環境汚染に対する配慮が必
要であり、浄化問題を引き起こす。
【0005】米国特許第5,091,247号には、土
補強へ応用するための織布ジオテキスタイルグリッド
(すなわち、ジオグリッド)の製造方法が開示されてい
る。このグリッドは、好適なポリ塩化ビニル塗料もしく
は他のプラスチック塗料をコーティングした織布から作
製されている。この織布は、間隔をあけて配置された複
数の縦(すなわち、長手方向の)糸束を織り合わせた、
間隔をあけて配置された複数の横(すなわち、横方向
の)糸束から作製されている。横糸と並行に走り、横糸
束のへりに隣接して配置された固定糸によって、横糸束
が適所で縦糸束に固定される。縦糸は、横糸束と固定糸
の間に延在し、横糸束を適所に固定する。縦糸と並行に
配向した複数のからみ糸のペアが、横糸束と固定糸の間
の隙間で互いにからみ合うことによって、布を更に強化
する。織機を出た布は、ポリ塩化ビニルの熱浴に浸漬さ
れ、そして発熱体を利用して乾燥した後、巻き取られて
保存もしくは輸送に供される。この米国特許第5,09
1,247号に開示されている方法は、基本的には、織
布をPVC浴に浸漬し、続いて乾燥/加熱してジオテキ
スタイルグリッドを作製する従来の方法に従うものであ
る。再度述べることになるが、このPVC塗料は束の表
面だけをコーティングし、個々の繊維の間に接着力が働
かないため、束の連結力は弱い。
【0006】米国特許第5,045,377号には、連
続繊維強化複合グリッドの製造方法が開示されている。
このグリッド構造物は、連続繊維強化複合ストランド/
樹脂マトリックスコンパウンド複合ストランドを、類似
のコンパウンド複合ストランドと、もしくは無強化単純
プラスチックストランドと、連結することによって作製
される。このコンパウンド複合強化ストランドは、プレ
プレグを利用して作製され、プラスチック用樹脂マトリ
ックス中に繊維を埋封して強化されたものである。プレ
プレグテープは、供給用ロールからダイへ送られ、ダイ
を貫いて連続的に引き出される。別のルートでは、熱可
塑性樹脂をダイに供給し、テープ上に沈着させて、プラ
スチックの二番目の層にプレプレグを封入する。その
後、熱可塑性樹脂を流延させて、横方向ストランドを作
製し、ウェブもしくはグリッド構造物を得る。この米国
特許第5,045,377号に開示されている方法は、
特に、第1番目として、ガラス繊維強化複合材料を利用
している点が、ほとんどの従来の方法と異なっている。
第2番目の異なる点は、横方向ストランドが機械方向ス
トランド上に重なるため、こうして製造されたジオグリ
ッドが、織布ジオグリッドでない、言い換えると不織布
ジオグリッドであるという点である。この米国特許第
5,045,377号の方法で製造されたジオグリッド
は、いくつかの利点を有していたが、一方、欠点もあ
る。しかしながら、熱可塑性樹脂を加熱溶融し、それに
より複合繊維の表面にコーティングを施すという点で
は、この米国特許第5,045,377号は、依然とし
て、従来の方法と基本的には同じアプローチを利用して
いることになる。
【0007】米国特許第5,199,825号において
は、深鉱井(longwell)用シールドの修復時
に、作業者および深鉱井用採鉱装置を保護するためのグ
リッド複合材料の製造方法が開示されている。この発明
では、ポリマーグリッドが、ポリマーグリッドおよびジ
オテキスタイルから成るグリッド複合材料と結合されて
いる。このグリッド複合材料は、連続フィラメントポリ
エステル、すなわち、ニードルパンチエンジニアリング
不織布、に熱接着したポリマーグリッドを使用して作製
される。このエンジニアリング不織布、すなわち、ジオ
テキスタイルは、裸火熱源を使用して、または熱源とし
て熱ロールを使用して、ポリマーグリッドに結合され
る。その処理の間、プラスチックペレットは、押出機に
よって溶融圧縮され、均一な溶融体を提供するために、
ギヤーポンプおよび溶融混合機が使用される。この米国
特許第5,199,825号に開示された方法は、ポリ
エステルジオテキスタイルを、ニードルパンチにより作
製された二軸グリッド材料に結合するステップを含むた
め、こうして製造されたジオグリッドは、従来のジオグ
リッドで見られた連結強度不足の問題を解決しない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上で説明したよう
に、従来のジオグリッドには、各繊維束内の個々の繊維
の間にはバインダー材料が存在しないため、所望の連結
強度が得られないという大きな限界がある。ジオグリッ
ドの性質を改良するために、いくつかの発明が開示され
てはいるが、この問題を解決するものはなかった。従っ
て、改良された方法を開発し、この問題を解決して、ジ
オグリッドの適応性を向上させることが望ましい。ま
た、ジオグリッドの製造を環境と調和したものにするよ
うな改良された方法を開発することも同様に望ましい。
【0009】本発明の主な目的は、織布ジオグリッドの
改良された製造方法を開発することである。より詳細に
は、本発明の主な目的は、基礎、土壌、岩石、土、もし
くは他の地力学的物質と共に使用して、選択的分離およ
び補強を行うことができるジオグリッドの改良された製
造方法を開発することである。(1)現場で、直ちに、
かつ、容易に実行でき、(2)製造コストを削減し、環
境ともよく調和し、また、(3)こうして製造されたジ
オグリッドが、優れた機械強度および遅い伸び速度とい
う卓抜した品質を呈する、という点で、本発明で開示さ
れた方法は明らかに多くの利点を有している。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明で開示された方法
の主な利点のうちの一つは、先行技術の方法で必要とさ
れたような、熱可塑性樹脂(もしくはアスファルト)供
給材料を受け取ったり、収容したり、また、溶融したり
するための、および、溶融熱可塑性樹脂をジオテキスタ
イル布にコーティング(すなわち、浸漬)するための、
装置やステップが必要でないということである。先行技
術の方法では、非常に熱い(典型的には、150℃を超
える)溶融ポリマーもしくはアスファルト素材を取り扱
うので、比較的高価な装置を必要とし、しばしば危険性
の高い作業環境となる。更に、使用されなかった熱可塑
性樹脂もしくはアスファルトが、深刻な廃棄問題を引き
起こし、しばしば環境上やっかいな問題となる。
【0011】本発明で開示された方法のもう一つの明ら
かな利点は、先行技術の方法がすべて、バインダー組成
物をコーティングして糸束を被覆し、個々の繊維は被覆
しないでおくという目的を達成することができるだけで
あるのに対して、本発明では、コーティング組成物が遍
在するように、効率よく浸透させて、個々の繊維を直接
被覆するという点である。コーティング組成物を個々の
繊維レベルまで遍在させることにより、本発明で開示さ
れた方法で製造されたジオグリッドが、従来技術の方法
で製造されたものよりも、特に連結強度に関して、卓越
した品質を呈するようになる。従って、本発明により、
優れた製品が製造できるだけでなく、経済的にはより費
用効果を高くして、手順的にはより適応性を上げて、ま
た、環境的にもより配慮をしたうえで、製品を製造する
こともできる。
【0012】本発明で開示された、ジオグリッドを作製
する方法では、最初に、一つ以上の高融点フィラメント
糸と、一つ以上の低融点フィラメント糸とを、組み合わ
せてハイブリッド束を作製する。縦糸ビーミングの後、
そのハイブリッド束を織って、もしくは撚って、予め決
められたパターンの網状構造物にする。グリッドパター
ンは、矩形もしくは正方形にし、予め決められたグリッ
ド開口部を持たせることができる。続いて、その網状構
造物に、熱処理を施して、低融点フィラメント糸を溶融
し、それにより、個々の高融点繊維に遍在するように結
合させる。冷却後、優れた機械的および化学的性質を有
する軟質ジオグリッドが生成する。このグリッド構造物
は、プラントオフサイトもしくは建設現場で作製するこ
とができる。
【0013】本発明で開示されたハイブリッド束は、少
なくとも一つの高融点フィラメント糸および少なくとも
一つの低融点フィラメント糸を有する。高融点および低
融点フィラメント糸は、別々に提供することもできし、
または融点の異なる所定の二重組成を有する二成分繊維
として提供することもできる。高融点フィラメント糸
は、大きい強度、大きいモジュラス、および低い歪速度
の如き性質を持ち、織布ジオグリッド用の補強材料とし
ての機能を提供しなければならない。本発明で使用でき
る高融点フィラメント糸の例としては、ポリ(p−フタ
ール酸ジエチル)、ポリ(p−フタール酸ジブチル)、
等のポリエステル類、6−ナイロン、66−ナイロン、
等のポリアミド類、およびガラス繊維や炭素繊維が挙げ
られる。一方、低融点フィラメント糸の主な機能は、マ
トリックス、すなわちバインダーとしての働きをするこ
とであり、その強度は、二次的に考慮される程度であ
る。本発明で使用できる低融点フィラメント糸の例とし
ては、ポリエチレン、ポリプロピレン、共ポリエステ
ル、ナイロンの如きポリアミド、等が挙げられる。高融
点フィラメント糸の融点が、低融点フィラメント糸の融
点よりも、少なくとも20℃高くなるように、低融点フ
ィラメント糸を選ぶことが好ましい。低融点フィラメン
ト糸は、高融点フィラメント糸として使用できるものと
同じ種類のポリマーから選ぶことができるが、高融点フ
ィラメント糸よりも低い融点を持たなければならないこ
とが主要なポイントである。
【0014】ハイブリッド糸束は、高融点フィラメント
糸と低融点フィラメント糸とを、50〜70%対30〜
50%の重量比で含有することが好ましい。これら二つ
のタイプのフイラメント糸は、紡績されて、次に、縦糸
ビーミングに供されるが、場合によっては、縦糸ビーミ
ングの前に、他のステップを通過させることができる。
その後、繊維束を、製織処理にかけることができる。本
発明で作製される糸は、フィラメント糸のタイプに属す
るため、縦編機もしくは縦糸撚糸機のような種々のタイ
プの製織機を使用して、所望のグリッド構造物を作製す
ることができる。典型的には、グリッド寸法を20×2
0、もしくは20×30mm等にすることができる。製
織処理の後、織布製品をオーブン、もしくは他の熱処理
装置中に置いて、好ましくは、低融点フィラメント糸の
融点より約10〜20℃高い温度で、加熱し、それによ
りジオグリッド最終製品を作製することができる。
【0015】ハイブリッド束を使用することによって、
本発明は、従来技術の方法では常に必要とされた、コス
トがかかり厄介なプレプレグステップ、を不要とする。
そうすることによって、本発明で開示された方法は、コ
ーティング設備を不要とし、処理プラントの規模を縮小
し、他の関連装置のコストを減少させる。しかし、更に
重要なことに、本発明で開示された方法は、処理時間を
大幅に削減し、潜在的環境汚染問題を最小限に押さえ
る。更に、本発明で開示された方法を使用して、高強度
繊維(すなわち、高融点繊維)は、バインダーすなわち
マトリックス樹脂(低融点繊維から作られる)と直接的
に接触し、個々の繊維の間、および繊維の交差部で、優
れた接着がなされる。この結果、こうして製造されたジ
オグリッドの連結強度および全強度が大きく改善され
る。
【0016】本発明は、基礎、土壌、岩石、土、もしく
は他の地力学的物質と共に使用して、選択的分離および
補強を行うことができるポリマージオグリッドの改良さ
れた製造方法を開示する。本発明で開示された方法は、
明らかに多くの利点を有する。第1に、本方法は、過大
な特別の装置を必要とせず、現場で、直ちに、かつ、容
易に実行できる。第2に、本方法は、製造時間および製
造コストを削減し、環境ともよく調和する。第3に、本
発明で開示された方法によって製造されたジオグリッド
は、大きい連結強度、少ない伸び、および大きい全強度
の如き卓越した品質を呈する。
【0017】前述したように、本発明で開示された方法
は、熱可塑性樹脂(もしくはアスファルト)供給材料を
受け取ったり、収容したり、また、溶融したりするため
の装置やステップを必要とせず、また、溶融熱可塑性樹
脂をジオテキスタイル布にコーティングするための装置
やステップも必要としない。これらの要素はいずれも、
先行技術の方法では必要とされ、非常に熱い(典型的に
は、150℃を超える)溶融ポリマーもしくはアスファ
ルト素材の取り扱いを要した。その結果、先行技術の方
法では、比較的高価な装置を必要とすることが多く、ま
た、危険性の高い作業環境を生じることもしばしばあ
る。更に、使用されなかった熱可塑性樹脂もしくはアス
ファルト素材が、深刻な廃棄問題を引き起こし、しばし
ば環境上やっかいな問題を発生させる。
【0018】本発明で開示された方法ではまた、バイン
ダー組成物を、効率的に浸透させて、個々の繊維を直接
被覆できる。この点が、バインダー組成物で繊維束を被
覆するだけで個々の繊維を被覆しないでおく従来技術の
方法よりも、明らかに有利な点である。コーティング組
成物を個々の繊維レベルまで遍在させることにより、本
発明で開示された方法で製造されたジオグリッドが、従
来技術の方法で製造されたものよりも、特に連結強度に
関して、卓越した品質を呈するようになる。従って、本
発明により、優れたジオグリッドが製造できるだけでな
く、より費用効果を高くして、また、環境的にもより配
慮をしたうえで、製品を製造することもできる。
【0019】本発明で開示された方法では、最初に、少
なくとも一つの高融点繊維および少なくとも一つの低融
点繊維を紡績して、ハイブリッド繊維束(もしくは糸)
を作製する。縦糸ビーミングの後、そのハイブリッド束
を織って、もしくは撚って、予め決められたグリッド開
口部を有する網状構造物にする。そのグリッド開口部
は、矩形もしくは正方形にし、予め決められたグリッド
寸法を持たせることができる。続いて、そのハイブリッ
ド糸を有する織布網状構造物を加熱して、低融点繊維を
溶融し、それにより、高融点繊維を連結するマトリック
スを作製する。冷却後、優れた機械的および化学的性質
を有する軟質ジオグリッドが生成する。このグリッド構
造物は、製造プラントもしくは建設現場で作製すること
ができる。
【0020】本発明で開示されたハイブリッド束は、好
ましくは、複数の高融点フィラメント糸と、複数の低融
点フィラメント糸とを有し、両方のタイプのフィラメン
ト糸とも、長さが長くなければならない。ハイブリッド
糸束は、高融点フィラメント糸と、低融点フィラメント
糸とを、繊維重量で50〜70%対30〜50%の比率
で含有することが好ましい。高融点フィラメント糸およ
び低融点フィラメント糸は、別々の糸として提供するこ
ともできるし、もしくは、二種の組成物を同じように必
要とする二成分糸として提供することもできる。二成分
フィラメント糸を使用する場合は、シース/コアー型、
もしくは、並列型のいずれかにすることができる。ポリ
マージオグリッドの補強材料としての機能を提供する高
融点繊維は、大きい強度、大きいモジュラス、および低
い歪速度の如き所望の性質を有するものでなければなら
ない。本発明で使用できる高融点繊維としては、例え
ば、ポリ(p−フタール酸ジエチル)、ポリ(p−フタ
ール酸ジブチル)、等のようなポリエステル類、6−ナ
イロン、66−ナイロン、等のようなポリアミド類が好
ましい。ガラス繊維および炭素繊維もまた、強化用繊維
として使用できる。低融点繊維の主な機能は、強化用繊
維を包含するマトリックス、すなわちバインダーとして
の働きをすることであり、その強度については、二次的
に考慮される。本発明で使用できる低融点繊維として
は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエス
テル共重合体、ナイロンの如きポリアミド、等が好まし
い。高融点繊維の融点が、低融点フィイバーの融点より
も、少なくとも20℃高くなるように、低融点繊維を選
ぶことが好ましい。
【0021】高融点および低融点フイラメント糸は、紡
績されて、次に、縦糸ビーミングに供されるが、場合に
よっては、縦糸ビーミングの前に、他の処理ステップを
通過させることができる。その後、糸束を、製織処理に
かけることができる。本発明で作製される糸は、フィラ
メント糸のタイプに属するため、縦編機もしくは縦糸撚
糸機のような種々のタイプの製織機を使用して、所望の
グリッド構造物を作製することができる。グリッド寸法
は、20×20、もしくは20×30mmであることが
好ましい。他の寸法も、容易に利用できる。製織処理の
後、織布製品をオーブン中に置いて、好ましくは、低融
点繊維の融点より約10〜20℃高い温度で、加熱し、
それによりジオグリッド最終製品を作製する。
【0022】本発明で開示された方法の顕著な特徴は、
本発明が、従来技術の方法では常に必要とされた、コス
トがかかり厄介なコーティングステップ、を不要とする
ことである。その代わりに、本発明では、製織処理にお
いて、低融点および高融点フィラメント糸を有するハイ
ブリッド糸束を利用する。この新規なアプローチを採用
することによって、本発明で開示された方法は、コーテ
ィング装置を不要とし、プラントの規模を縮小し、他の
装置のコストを減少させる。その結果、本発明で開示さ
れた方法は、処理時間を大幅に削減し、潜在的環境汚染
問題を最小限に押さえることができた。費用節約に加え
て、本発明で開示された方法で製造されたジオグリッド
はまた、予期されないほど卓越した品質を呈する。本発
明で開示された方法を使用すると、強化繊維は、バイン
ダーすなわちマトリックス樹脂と直接的に接触し、該樹
脂に包含されて、個々の繊維の間、およびこれらの繊維
の交差部で、優れた結合がなされる。この結果、連結強
度が大幅に改善され、優れた全強度が得られた。
【0023】ここで、図面を参照する。図1は、最も一
般的な従来技術の方法に従ったポリマージオグリッドの
作製ステップを示す概略図である。高強度フィラメント
繊維2がロール支持体1から供給され、紡績されて糸3
を形成する。その糸は、縦糸ビーム4を介して処理さ
れ、製織機5で織られて、繊維束から作製されたグリッ
ドリブおよびノードから成る織布網状構造物を作製す
る。次に、その網状構造物は、浸漬浴6および一対の圧
縮−吸引ローラー7を通過する。浸漬浴6には、繊維束
を被覆する保護およびバインダー組成物層をコーティン
グするために、コーティング組成物、典型的にはポリエ
チレン、が入っている。最後に、コーティングされた織
布網状構造物は、オーブン8中で加熱乾燥され、巻取り
ローラー9で巻取られてジオグリッドを作製する。
【0024】図2は、本発明の好ましい実施態様に従っ
たポリマージオグリッドの作製ステップを示す概略図で
ある。高融点フィラメント糸12および低融点フィラメ
ント糸13が、同時に、ロール支持体(すなわち、クリ
ール)11から供給され、それらが組合わさって糸束
(すなわち、チーズ)14が作製される。この糸束は、
縦糸ビーム15を介して処理され、からみ織機16で織
られて、糸束から作製されたグリッドリブおよびノード
から成る織布網状構造物を作製する。からみ織機16の
代わりに、縦編機を使用することができる。先行技術の
方法の図1に示されたように浸漬浴を通過させる代わり
に、織布網状構造物が、オープン17へ直接送られ、そ
こで織布網状構造物が加熱乾燥され、続いて、冷却さ
れ、巻取りローラー18に巻取られてジオグリッドが作
製される。浸漬浴を取り除くことによって、製造処理が
大幅に簡素化し、製造コスト(資本費用および運転費用
の両方の面で)が削減し、製造条件が改善され、また、
環境汚染への配慮の面からも改善がなされる。
【0025】図3は、従来の方法で製造したジオグリッ
ド中のポリエステル繊維の配列を示す顕微鏡写真であ
る。また、図4は、本発明の好ましい実施態様により製
造したもう一つのジオグリッド中のポリエステル繊維の
配列を示すもう一つの顕微鏡写真である。図3では、繊
維が、繊維凝集体の集まりとして配列され、各繊維凝集
体は、紡績処理中に、一緒に紡績された繊維の束となっ
ており、各凝集体内の繊維には、バインダーが供給され
ないことが、示されている。これと比較して、図4で
は、個々の繊維が均一に分布し、低融点樹脂のマトリッ
クスが、繊維の全母集団に行き渡っていることが、示さ
れている。このように、個々の繊維の配列に関する形態
学的な差異が明瞭に現れているため、本発明のジオグリ
ッドが、従来技術のものよりも、優れた性質を呈するこ
とが可能となっている。
【0026】
【実施例】ここで、以下の実施例を参照して、より詳細
に、本発明を説明する。本発明の好ましい実施態様も含
む以下の実施例の説明は、例証および解説を目的として
本明細書中で提示されるものであり、本発明を網羅的に
示したり、もしくは、本発明を開示された詳細な形式に
限定したりするものではないことを、銘記すべきであ
る。
【0027】(実施例1)この実施例においては、高融
点繊維として、1,000d/繊維190本の糸の繊度
を有する高強度ポリ(p−フタール酸ジエチル)繊維
(ポリエステル)を使用し、また、低融点繊維として、
192d/繊維32本の糸の繊度を有するポリエチレン
繊維を使用した。高強度ポリ(p−フタール酸ジエチ
ル)繊維16本を、ポリエチレン繊維32本と組み合わ
せて糸を作製した。縦糸ビーミングの後、糸を織って、
20×20mmのグリッド開口部を有する網状構造物と
した。この織布網状構造物を、4分間、150℃の温度
で加熱して低融点繊維を溶融させ、この低融 点繊維で
高強度ポリ(p−フタール酸ジエチル)繊維を結合させ
た。冷却後、網状構造物を固化させ、すぐに使用できる
形態のジオグリッドを作製した。
【0028】本発明の好ましい実施態様についての前述
の説明は、例証および解説を目的として提示した。以上
の教示に照らして、明らかに、修正および変更が可能で
ある。この実施態様は、本発明の原理の最良の例証およ
びその実際的な応用を示すことより、当業者が、種々の
実施態様で、また、予定される特定の使用目的に合うよ
うに種々の修正を加えて、本発明を利用できるように、
選択および説明がなされている。こうした修正および変
更はすべて、付属の請求項に対して、公正に、合法的
に、かつ、平等に与えられた権利範囲に従って解釈がな
される場合には、付属の請求項によって規定される本発
明の範囲内にある。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、従来技術の方法では必
要となる(溶融PVCもしくはアスファルトを使用す
る)コーティングステップが不要であると共により大き
い経済効果で、しかも、環境と調和するように、ジオグ
リッドの製造が行える。更に、この方法を使用すると、
低融点繊維を溶融することによって形成される保護バイ
ンダー樹脂が遍在するように、個々の繊維が被覆され、
その結果、連結の実質的な改善がなされ、また、こうし
て製造されたジオグリッドの全強度も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 最も一般的な従来技術の方法に従ったポリマ
ージオグリッドの作製ステップを示す概略図である。
【図2】 本発明の好ましい実施態様に従ったポリマー
ジオグリッドの作製ステップを示す概略図である。
【図3】 従来の方法で製造したポリエステル繊維の配
列を示す顕微鏡写真(倍率100)である。
【図4】 本発明の好ましい実施態様により製造したポ
リエステル繊維の配列を示す顕微鏡写真(倍率100)
である。
【符号の説明】
1 ロール支持体 2 高強度フィラメント繊維 3 糸 4 縦糸ビーム 5 製織機 6 浸漬浴 7 圧縮−吸引ローラー 8 オーブン 9 巻取りローラー 11 ロール支持体(クリール) 12 高融点フィラメント糸 13 低融点フィラメント糸 14 糸束(チーズ) 15 縦糸ビーム 16 からみ織機(縦編機) 17 オーブン 18 巻取りローラー

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)フィラメント糸の形状を持つ高融
    点繊維の少なくとも一つを、同様にフィラメント糸の形
    状を持つ低融点繊維の少なくとも一つと組み合わせて
    (但し、該低融点繊維は、前記高融点繊維の融点より
    も、少なくとも10℃低い融点を有する)、ハイブリッ
    ド繊維束を作製するステップと、 (b)該ハイブリッド繊維束を織って、網状構造物を作
    製し、次に、該網状構造物を加熱して、前記低融点繊維
    を結合させ、前記高融点繊維を包含するバインダー組成
    物を作製するステップと、 (c)前記網状構造物を冷却して、ジオグリッドを作製
    するステップと、を有するジオグリッドの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記低融点繊維の融点が、前記高融点フ
    ィラメント繊維の融点よりも、少なくとも20℃低いこ
    とを特徴とする請求項1に記載のジオグリッドの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記ハイブリッド繊維束が、複数の前記
    高融点フィラメント糸と複数の前記低融点フィラメント
    糸とを有することを特徴とする請求項1に記載のジオグ
    リッドの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記高融点繊維が、ポリ(p−フタール
    酸ジエチル)、ポリ(p−フタール酸ジブチル)、ポリ
    アミド、ガラス繊維、および炭素繊維から成る群から選
    ばれることを特徴とする請求項1に記載のジオグリッド
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記ポリアミドが、6−ナイロンもしく
    は66−ナイロンであることを特徴とする請求項4に記
    載のジオグリッドの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記低融点繊維が、ポリエチレン、ポリ
    プロピレン、ポリエステル共重合体、およびポリアミド
    から成る群から選ばれることを特徴とする請求項1に記
    載のジオグリッドの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記ポリアミドが、6−ナイロンもしく
    は66−ナイロンであることを特徴とする請求項6に記
    載のジオグリッドの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記ハイブリッド繊維束を、前記高融点
    繊維と前記低融点繊維を一緒に組み合わせることによっ
    て作製することを特徴とする請求項1に記載のジオグリ
    ッドの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記ハイブリッド繊維束が、前記高融点
    繊維と前記低融点繊維とを合わせて二成分繊維とするこ
    とによって作製される二成分繊維であることを特徴とす
    る請求項1に記載のジオグリッドの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記二成分繊維が、シース/コアー型
    もしくは並列型の繊維であることを特徴とする請求項9
    に記載のジオグリッドの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記ハイブリッド繊維束が、約50〜
    70重量%の前記高融点繊維と、約30〜50重量%の
    前記低融点繊維とを有することを特徴とする請求項1に
    記載のジオグリッドの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記高融点繊維が、150℃を超える
    融点を有することを特徴とする請求項1に記載のジオグ
    リッドの製造方法。
  13. 【請求項13】 (a)フィラメント糸の形状を持つ第
    1の繊維の少なくとも一つを、同様にフィラメント糸の
    形状を持つ第2の繊維の少なくとも一つと組み合わせて
    (但し、前記第1の繊維は、150℃を超える融点を有
    し、前記第2の繊維は、前記第1の繊維の融点よりも、
    少なくとも10℃低い融点を有する)、ハイブリッド繊
    維束を作製するステップと、 (b)該ハイブリッド繊維束を織って、網状構造物を作
    製し、次に、該網状構造物を、前記第2の繊維を溶融さ
    せて前記第1の繊維を包含するバインダー組成物を形成
    する温度で、加熱するステップと、 (c)前記網状構造物を冷却して、ジオグリッドを作製
    するステップと、を有するジオグリッドの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記第2の繊維の融点が、前記第1の
    繊維の融点よりも、少なくとも20℃低いことを特徴と
    する請求項13に記載のジオグリッドの製造方法。
  15. 【請求項15】 前記ハイブリッド繊維束が、複数の前
    記第1の糸フィラメントと複数の前記第2の繊維糸フィ
    ラメントとを有することを特徴とする請求項13に記載
    のジオグリッドの製造方法。
  16. 【請求項16】 前記ハイブリッド繊維束が、約50〜
    70重量%の前記第1の繊維と、約30〜50重量%の
    前記第2の繊維とを有することを特徴とする請求項13
    に記載のジオグリッドの製造方法。
  17. 【請求項17】 複数の長手方向および横方向に交差す
    る繊維束を有するポリマージオグリッドであって、前記
    繊維束の各々は、複数の第1の繊維を有し、該第1の繊
    維は、該第1の繊維の間にポリマーバインダー樹脂が充
    填されて間隔が開くように該ポリマーバインダー樹脂の
    連続マトリックス中に分散されており、前記ポリマージ
    オグリッドは、 (a)複数の前記第1の繊維を、前記ポリマーバインダ
    ーから作られる複数の第2の繊維と組み合わせて(但
    し、前記第1の繊維は、前記第2の繊維の融点よりも、
    少なくとも10℃高い融点を有する)、ハイブリッド繊
    維束を作製するステップと、 (b)該ハイブリッド繊維束を織って、網状構造物を作
    製し、次に、該網状構造物を、前記第2の繊維を溶融さ
    せて前記第1の繊維を包含するバインダー組成物を形成
    する温度で、加熱するステップと、 (c)前記網状構造物を冷却して、ジオグリッドを作製
    するステップと、を有するプロセスで製造されることを
    特徴とするジオグリッド。
  18. 【請求項18】 前記第1の繊維が、ポリ(p−フター
    ル酸ジエチル)、ポリ(p−フタール酸ジブチル)、ポ
    リアミド、ガラス繊維、および炭素繊維から成る群から
    選ばれることを特徴とする請求項17に記載のジオグリ
    ッド。
  19. 【請求項19】 前記第2の繊維が、ポリエチレン、ポ
    リプロピレン、ポリエステル共重合体、およびポリアミ
    ドから成る群から選ばれることを特徴とする請求項17
    に記載のジオグリッド
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100886755B1 (ko) * 2008-10-22 2009-03-09 (주) 성우 코팅 기능이 향상된 지오그리드 제조장치
KR101358394B1 (ko) * 2012-01-10 2014-02-04 (주)에스엠테크텍스 고분자 스트랩의 제조방법 및 이로부터 형성된 고분자 스트랩
KR102085476B1 (ko) * 2019-03-13 2020-03-05 전한용 중금속 및 유해물질의 흡착 기능을 갖는 부직포 지오텍스타일의 제조방법

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