JPH0921707A - 温度検出手段、その製造方法、及び加熱体 - Google Patents

温度検出手段、その製造方法、及び加熱体

Info

Publication number
JPH0921707A
JPH0921707A JP19256995A JP19256995A JPH0921707A JP H0921707 A JPH0921707 A JP H0921707A JP 19256995 A JP19256995 A JP 19256995A JP 19256995 A JP19256995 A JP 19256995A JP H0921707 A JPH0921707 A JP H0921707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature detecting
detecting means
thermistor
temperature
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19256995A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasumasa Nashida
安昌 梨子田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP19256995A priority Critical patent/JPH0921707A/ja
Publication of JPH0921707A publication Critical patent/JPH0921707A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷による温度検出手段105について、高
い歩留りによる量産性の向上、低コスト化を図ること、
長期に渡る安定した特性を維持させて高い信頼性を確保
すること。 【構成】 被検温体1に印刷により形成された温度検出
手段105であり、形成後に諸特性が調整されているこ
と、トリミング201・202により諸特性が調整され
ていること、表面に保護手段107が設けられているこ
と等。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度検出手段(温度検
出素子)、その製造方法、及び加熱体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】便宜上、電子写真装置・静電記録装置等
の画像形成装置において、転写材・エレクトロファック
スシート・静電記録紙等の記録媒体に転写(間接)方式
あるいは直接方式で形成担持させた未定着トナー画像を
永久画像として熱定着させるために用いられる画像加熱
定着装置を例にして説明する。
【0003】クイックスタート性があり、省電力オンデ
マンド加熱が可能な画像加熱定着装置として、特開昭6
3−313182号公報等でフィルム加熱方式の装置が
提案されており、実用化もされている。図5にその要部
の構成模型図を示した。
【0004】1は図面に垂直方向を長手とする低熱容量
の横長の加熱体、2はこの加熱体1を下向きに固定保持
させた加熱体ホルダ、3は耐熱性フィルム、4は弾性加
圧ローラであり、加熱体1と加圧ローラ4とを耐熱性フ
ィルム3を挟ませて圧接させることで所定幅の加熱部と
しての定着ニップ部Nを形成させてある。
【0005】フィルム3は不図示の駆動手段もしくは加
圧ローラ4の回転駆動力により、定着ニップ部Nにおい
て加熱体1の面に密着摺動しながら定着ニップ部Nを矢
示方向に所定の速度で走行搬送される。
【0006】フィルム3が所定の速度で走行搬送され、
加熱体1が所定の温度に温調された状態において、定着
ニップ部Nのフィルム3と加圧ローラ4との間に、被加
熱体としての記録媒体Pが導入されることで、記録媒体
Pは定着ニップ部Nをフィルム3の面に密着してフィル
ム3と一緒に定着ニップ部Nを挟持搬送されていき、そ
の搬送過程で加熱体1からフィルム3を介して熱を受け
て未定着トナー画像Tが記録媒体面に熱定着される。
【0007】定着ニップ部Nを通った記録媒体Pはフィ
ルム3の面から分離されて排出搬送される。
【0008】加熱体1や耐熱性フィルム3に低熱容量の
ものを使用することで、また加熱部としての定着ニップ
部Nをフィルム3を介して集中的に加熱できることで、
装置にクイックスタート性を具備させることができ、省
電力オンデマンド加熱が可能である。
【0009】即ち、短時間に加熱体1の温度が上昇する
ため被加熱体としての記録媒体をすぐに通紙しても、記
録媒体が定着部位Nに到達するまでに加熱体1を必要な
温度に加熱状態にすることができる。しかも待機中は加
熱を行わないので機内の昇温もなく、またエネルギーの
消費もない。
【0010】低熱容量の加熱体1としては、セラミック
基板に、発熱手段としての発熱抵抗体、通電用の導電
体、温度検出手段等を具備させた所謂セラミックヒータ
が用いられている。
【0011】図6の(a)にそのセラミックヒータ1の
一例の一部切欠き表面模型図(耐熱性フィルム3が接す
る面側)を、(b)に裏面模型図を、(c)に(b)の
c−c線に沿う拡大横断面模型図を示した。
【0012】(a)の加熱体表面側において、101は
アルミナ等の横長のセラミック基板(ヒータ基板)、1
02はこの基板101の表面に基板長手沿って細帯状に
形成具備させたAgPd等の通電発熱抵抗体、108は
同じく基板101の表面に基板長手沿って上記通電発熱
抵抗体102に並行させて細帯状に形成具備させたAg
Pt等の導電体である。通電発熱抵抗体102の右端部
と導電体108の右端部は電気的に導通接続させてあ
る。108aは通電発熱抵抗体102の左端部に電気的
に導通接続させて基板左端部側の表面に形成具備させた
第1電極、108bは導電体108の左端部に一連にし
て基板左端部側の表面に、上記第1電極108aに並べ
て形成具備させた第2電極である。103は上記の第1
及び第2の電極108a・108b部分を除いて、通電
発熱抵抗体102と導電体108をカバーさせて基板表
面に形成具備させたガラス等の絶縁性表面保護膜であ
る。この保護膜103はヒータ表面側の保護と共に、ヒ
ータ表面の摩擦係数を小さくする。
【0013】(b)の加熱体裏面側において、104・
106は基板右端部側から基板長手方向の略中央部にか
けて基板裏面長手に沿って並行に形成具備させた2条の
細帯状のAgPt等の導電体、105はこの2条の導電
体104・106の左端部間に両者にまたがらせて導通
接続させて基板裏面に形成具備させた温度検出手段10
5である。
【0014】而して、第1と第2の電極108a・10
8b間に不図示の通電回路からAC電圧が印加されるこ
とで、第1電極108a・通電発熱抵抗体102・導電
体108・第2電極108bの回路(ACライン)に通
電がなされ、通電発熱抵抗体102が全長に渡って発熱
して加熱体としてのセラミックヒータ1が迅速昇温す
る。
【0015】このセラミックヒータ1の温度が基板裏面
側の温度検出手段105で検温されて該温度検出手段1
05の出力が導電体104・106(DCライン)の右
端部から不図示の通電制御回路にフィードされ、セラミ
ックヒータ1の温度が所定の温度に維持されるように上
記ACラインへの通電が制御される。即ちセラミックヒ
ータ1の温度制御がなされる。
【0016】
【発明が解決しようとしている課題】温度検出手段に関
して、図7の(a)のように、サーミスタビーズ301
をガラス302で保護したサーミス300をヒータ裏面
等に取付けてリード線303でサーミスタビーズ301
の抵抗値を不図示の制御回路で測定することでセラミッ
クヒータ1の温度を検出し、その測定情報に基づいて通
電発熱抵抗体102に加える電力を制御してセラミック
ヒータ1の温度を所定の値に制御する構成の場合は、サ
ーミスタ300とセラミックヒータ1との接触状態のバ
ラツキが大きく、さらにはサーミスタ300が大きいた
めに熱時定数が大きく応答性が悪いといった欠点があっ
た。
【0017】図7の(b)は、チップタイプの薄膜サー
ミスタ400を用いたものである。このチップタイプの
サーミスタ400は、アルミナ等のセラミック基板40
1の上にサーミスタ材402と電極403・403を形
成具備させ、サーミスタ材402には防湿層としてガラ
ス層404をコートしたものである。そしてこのチップ
タイプの薄膜サーミスタ400をセラミックヒータ1の
裏面に、薄膜サーミスタ400側の電極403・403
とセラミックヒータ裏面側の導電体104・106とを
導電性接着材405・405で相互接着して導通させて
取付けたものである。サーミスタ401の温度−抵抗値
特性からヒータ1の温度を検出する。
【0018】しかし、この手段構成も接着後に加熱硬化
させる必要があったり、チップタイプのサーミスタ40
0の熱容量や、該サーミスタ400とセラミックヒータ
1の裏面との間隙によって応答時間が遅く成ったり、バ
ラツキが生じたりする。導電接着材405が十分に硬化
していないと、輸送や組立時に、はがれてしまうといっ
た問題点も発生するため、工程の管理が複雑になる欠点
がある。
【0019】そこで、温度検出手段としてのサーミスタ
を加熱体上に直接印刷形成することが提案されている。
前述図6の(b)と(c)における温度検出手段105
はこれである。サーミスタを印刷することによって早い
応答性と強度な接着を可能とする。
【0020】しかし、この印刷サーミスタ105も、膜
厚、印刷精度等によって素子の諸特性がばらつくので、
歩留りが悪い。さらに使用環境下の湿度、組立時に付着
してしまうイオン等に侵され特性が変動(劣化)してし
まうことがあった。
【0021】本発明は同じく印刷による温度検出手段
(温度検出素子)であるが、高い歩留りによる量産性の
向上、低コスト化を図ることを目的とする。また長期に
渡る安定した特性を維持させて高い信頼性を確保するこ
とを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成や工
程を特徴とする、温度検出手段、その製造方法、及び加
熱体である。
【0023】(1)被検温体に印刷により形成された温
度検出手段であり、形成後に諸特性が調整されているこ
とを特徴とする温度検出手段。
【0024】(2)トリミングにより諸特性が調整され
ていることを特徴とする(1)に記載の温度検出手段。
【0025】(3)表面に保護手段が設けられているこ
とを特徴とする(1)または(2)に記載の温度検出手
段。
【0026】(4)被検温体に印刷により形成され、表
面に保護手段が設けられた温度検出手段であり、保護手
段は光透過性の材料から成り、温度検出手段はその表面
に対する該光透過性材料の保護手段の形成後にレーザト
リミングにより諸特性が調整されていることを特徴とす
る温度検出手段。
【0027】(5)温度検出手段が印刷サーミスタであ
ることを特徴とする(1)乃至(4)の何れか1つに記
載の温度検出手段。
【0028】(6)温度検出手段を被検温体に印刷によ
り形成し、形成した後に諸特性を調整することを特徴と
する温度検出手段の製造方法。
【0029】(7)トリミングにより諸特性を調整する
ことを特徴とする(6)に記載の温度検出手段の製造方
法。
【0030】(8)温度検出手段の表面に保護手段を設
けることを特徴とする(6)または(7)に記載の温度
検出手段の製造方法。
【0031】(9)温度検出手段を被検温体に印刷によ
り形成し、その表面に光透過性の材料から成る保護手段
を形成した後に該保護手段を介してレーザトリミングに
より温度検出手段の諸特性を調整することを特徴とする
温度検出手段の製造方法。
【0032】(10)温度検出手段が印刷サーミスタで
あることを特徴とする(6)乃至(9)の何れか1つに
記載の温度検出手段の製造方法。
【0033】(11)基板に形成された発熱手段と温度
検出手段を有する加熱体であり、温度検出手段が請求項
1乃至請求項5の何れか1つに記載の温度検出手段、も
しくは(6)乃至(10)の何れか1つに記載の製造方
法で製造された温度検出手段であることを特徴とする加
熱体。
【0034】(12)基板がセラミック基板であること
を特徴とする(11)に記載の加熱体。
【0035】
【作用】印刷により形成した温度検出手段につき、形成
後にトリミング等により諸特性(抵抗値、B定数、立ち
上がり特性等)を調整することで、歩留りが上り、量産
性の向上、低コスト化が可能となる。
【0036】また、印刷により形成した温度検出手段の
表面に保護手段を設けることにより、温度検出手段が工
業ガスや水蒸気等の影響を受けて特性が変化することを
防止できて長期に渡る安定した特性を維持させることが
できる。
【0037】この場合、諸特性調整後の温度検出手段に
保護手段としてガラス保護膜等の焼成工程の有るものを
形成すると、その焼成時の温度衝撃等により、温度検出
手段の特性に変化を生じる恐れがある。そこで、温度検
出手段を被検温体に印刷により形成し、その表面に光透
過性の材料から成る保護手段を形成した後に該保護手段
を介してレーザートリミングにより温度検出手段の諸特
性のを調整することにより、上記温度衝撃による特性変
化も含めた特性調整が可能となり、精度の良い温度検出
手段特性が得られる。
【0038】
【実施例】
〈実施例1〉(図1・図2) 本実施例は前述図6と同様のセラミックヒータ1につい
ての実施例であり、図1の(a)は温度検出手段実装部
分の横断面模型図、(b)は温度検出手段実装部分の平
面模型図である。(c)は温度検出手段の表面に保護手
段を設けたヒータの温度検出手段実装部分の横断面模型
図である。前述図6のセラミックヒータ1と同じ構成部
材・部分には同一の符号を付して再度の説明を省略す
る。
【0039】温度検出手段105は印刷サーミスタであ
る。Ni,Co,Mn等から構成され、導電体104・
106(DCライン)上にかかるように印刷されてい
る。201・202はこの印刷サーミスタ105のレー
ザトリミング跡を示すものである。
【0040】図2は本実施例のセラミックヒータ1の簡
略の製造工程フロー図である。
【0041】ステップ1;アルミナ・窒化アルミニウム
等のセラミック基板101の表面側にACライン用の導
電体108と第1・第2電極108a,108bをAg
Pt等の導電材のペースト材を用いてスクリーン印刷等
でパターン印刷し、乾燥する。
【0042】ステップ2;セラミック基板101の裏面
側にDCライン用の導電体104・106をAgPt等
の導電材ペーストを用いてスクリーン印刷等でパターン
印刷し、乾燥する。
【0043】ステップ3;ステップ1とステップ2で形
成した導電体パターン108・108a・108b・1
04・106を焼成することによって安定化させる。
【0044】ステップ4;セラミック基板101の表面
側に通電発熱抵抗体102をAgPt、RuO2 、Ta
2 N等の電気抵抗材料のペースト材を用いてスクリーン
印刷等でパターン印刷し、乾燥する。
【0045】ステップ5;セラミック基板101の裏面
側に温度検出手段としてのサーミスタ105をDCライ
ン用の導電体104・106上にかかるようにスクリー
ン印刷等でパターン印刷して形成し、乾燥する。
【0046】ステップ6;ステップ4とステップ5でパ
ターン形成した通電発熱抵抗体102と印刷サーミスタ
105を焼成処理する。
【0047】ステップ7;セラミック基板101の表面
側に絶縁性表面保護膜としてのガラス層103をガラス
材のペースト材を用いてスクリーン印刷等でパターン印
刷し、乾燥する。
【0048】ステップ8;ステップ7のガラス層103
を焼成処理する。
【0049】ステップ9;セラミック基板101の裏面
側の印刷サーミスタについてレーザトリミングにより諸
特性(抵抗値、B定数、立ち上がり特性等)を調整す
る。
【0050】トリミングはレーザ照射や研磨等により、
温度検出手段としての印刷サーミスタ105を部分的に
除去あるいは変性することで諸特性を調整するものであ
る。
【0051】以下に諸特性の調整方法の一例を挙げる。
【0052】予め、目標抵抗値に対して、低めの値で、
かつ面積を広く取れるように設定したサーミスタを印刷
する。印刷された該サーミスタを乾燥し焼成したのち、
温度に対して少なくとも2つ以上の該サーミスタ抵抗値
を測定して、抵抗値と温度変化率を算出し、予め求めた
該測定時の温度における目標値を参照し、演算により該
目標値となる調整方法(調整幅と長さ、パワー)を求
め、レーザ照射により該サーミスタのトリミングを行
い、抵抗値、B定数、立ち上がり等を調整する。
【0053】この時、主にB定数は図2のトリミング跡
201のようにサーミスタの長さ方向のトリミングを行
い、抵抗値はトリミング跡202のように幅方向(粗調
整)と長さ方向(微調整)の組み合わせトリミング(2
01・202)で調整される。また、立ち上がりは主に
サーミスタの面積に依存するため、上記調整は、なるべ
く面積を大きくするように試みられる。
【0054】このように、印刷により形成した温度検出
手段につき、形成後にトリミング等により諸特性(抵抗
値、B定数、立ち上がり特性等)を調整することで、歩
留りが上り、量産性の向上、低コスト化が可能となる。
【0055】上記実施例において、図2のステップ9の
印刷サーミスタ105のトリミングによる特性調整後
に、図1の(c)のように該印刷サーミスタ105の表
面を覆わせて保護手段としてのガラス層等の保護膜10
7を形成することも有効であり、温度検出手段105が
工業ガスや水蒸気等の影響を受けて特性が変化すること
を防止できて長期に渡る安定した特性を維持させること
ができる。
【0056】保護膜107層としてはガラス以外に、フ
ッ素系樹脂(例えば4フッ化エチレン樹脂)等の耐熱性
樹脂、その他の電気絶縁性・耐熱性セラミック等を用い
ることできる。
【0057】〈実施例2〉(図3・図4) 上記実施例1の図1の(c)のように、諸特性調整後の
温度検出手段105に保護手段107としてガラス保護
膜等の焼成工程の有るものを形成すると、その焼成時の
温度衝撃等により、温度検出手段の特性に変化を生じる
恐れがある。そこで、温度検出手段を被検温体に印刷に
より形成し、その表面に光透過性の材料から成る保護手
段を形成した後に該保護手段を介してレーザトリミング
により温度検出手段の諸特性のを調整することにより、
上記温度衝撃による特性変化も含めた特性調整が可能と
なり、精度の良い温度検出手段特性が得られる。
【0058】本実施例はその例であり、図3は保護手段
を介してレーザトリミングして諸特性を調整した温度検
出手段実装部分の平面模型図、図4は本実施例のセラミ
ックヒータ1の簡略の製造工程フロー図である。図4に
おいてステップ1〜7までは実施例1の図2のステップ
1〜7と同じである。
【0059】ステップ8;印刷サーミスタ105の表面
を覆わせて保護手段として光透過性であるガラス層10
7をガラス材のペースト材を用いてスクリーン印刷等で
パターン印刷し、乾燥する。
【0060】ステップ9;ステップ7とステップ8で形
成したガラス層103と107を焼成処理する。
【0061】ステップ10;保護手段としてのガラス層
107で表面を覆わせた印刷サーミスタ105を該ガラ
ス層107を介してレーザトリミング(変性)して諸特
性を調整する。図3において201・202はその印刷
サーミスタ105のトリミング跡を示す。
【0062】保護手段107はガラス材以外の光透過性
材質材であっても良い。
【0063】以上の各実施例はセラミックヒータ1に対
する、印刷により形成された温度検出手段105である
が、被検温体はセラミックヒータに限られるものではな
いことは勿論である。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、印刷によ
り形成した温度検出手段につき、トリミング処置で歩留
りが上り、量産性の向上、低コスト化が可能となる。ま
た、印刷により形成した温度検出手段の表面に保護手段
を設けることにより、温度検出手段が工業ガスや水蒸気
等の影響を受けて特性が変化することを防止できて長期
に渡る安定した特性を維持させることができる。温度検
出手段を被検温体に印刷により形成し、その表面に光透
過性の材料から成る保護手段を形成した後に該保護手段
を介してレーザトリミングにより温度検出手段の諸特性
のを調整することにより、保護手段形成時の温度衝撃に
よる特性変化も含めた特性調整が可能となり、精度の良
い温度検出手段特性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は実施例1のセラミックヒータの温度検
出手段実装部分の横断面模型図、(b)は温度検出手段
実装部分の平面模型図、(c)は温度検出手段の表面に
保護手段を設けたヒータの温度検出手段実装部分の横断
面模型図
【図2】該セラミックヒータの簡略の製造工程フロー図
【図3】実施例2のセラミックヒータの温度検出手段実
装部分の平面模型図
【図4】該セラミックヒータの簡略の製造工程フロー図
【図5】フィルム加熱方式の加熱装置(画像加熱定着装
置)の要部の構成模型図
【図6】(a)は加熱体としてのセラミックヒータの一
部切欠き表面模型図、(b)は裏面模型図、(c)は
(b)のc−c線に沿う拡大横断面模型図
【図7】(a)は温度検出手段がサーミスタビーズをガ
ラスで保護したサーミスタである場合のセラミックヒー
タの横断面模型図、(b)チップタイプサーミスタであ
る場合のセラミックヒータの横断面模型図
【符号の説明】
1 加熱体(被検温体、セラミックヒータ) 2 加熱体ホルダ 3 耐熱性フィルム 4 加圧ローラ N 定着ニップ部(加熱ニップ部) P 記録媒体(被加熱体) T トナー画像 101 セラミック基板(ヒータ基板) 102 通電発熱抵抗体パターン 103 表面保護膜(ガラス層) 108・108a・108b・104・105 導電
体パターン 105 印刷サーミスタ(温度検出手段) 107 サーミスタ保護膜(ガラス層) 201・202 トリミング跡

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検温体に印刷により形成された温度検
    出手段であり、形成後に諸特性が調整されていることを
    特徴とする温度検出手段。
  2. 【請求項2】 トリミングにより諸特性が調整されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の温度検出手段。
  3. 【請求項3】 表面に保護手段が設けられていることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の温度検出手
    段。
  4. 【請求項4】 被検温体に印刷により形成され、表面に
    保護手段が設けられた温度検出手段であり、保護手段は
    光透過性の材料から成り、温度検出手段はその表面に対
    する該光透過性材料の保護手段の形成後にレーザトリミ
    ングにより諸特性が調整されていることを特徴とする温
    度検出手段。
  5. 【請求項5】 温度検出手段が印刷サーミスタであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1つに記
    載の温度検出手段。
  6. 【請求項6】 温度検出手段を被検温体に印刷により形
    成し、形成した後に諸特性を調整することを特徴とする
    温度検出手段の製造方法。
  7. 【請求項7】 トリミングにより諸特性を調整すること
    を特徴とする請求項6に記載の温度検出手段の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 温度検出手段の表面に保護手段を設ける
    ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の温度
    検出手段の製造方法。
  9. 【請求項9】 温度検出手段を被検温体に印刷により形
    成し、その表面に光透過性の材料から成る保護手段を形
    成した後に該保護手段を介してレーザトリミングにより
    温度検出手段の諸特性を調整することを特徴とする温度
    検出手段の製造方法。
  10. 【請求項10】 温度検出手段が印刷サーミスタである
    ことを特徴とする請求項6乃至請求項9の何れか1つに
    記載の温度検出手段の製造方法。
  11. 【請求項11】 基板に形成された発熱手段と温度検出
    手段を有する加熱体であり、温度検出手段が請求項1乃
    至請求項5の何れか1つに記載の温度検出手段、もしく
    は請求項6乃至請求項10の何れか1つに記載の製造方
    法で製造された温度検出手段であることを特徴とする加
    熱体。
  12. 【請求項12】 基板がセラミック基板であることを特
    徴とする請求項11に記載の加熱体。
JP19256995A 1995-07-05 1995-07-05 温度検出手段、その製造方法、及び加熱体 Pending JPH0921707A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19256995A JPH0921707A (ja) 1995-07-05 1995-07-05 温度検出手段、その製造方法、及び加熱体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19256995A JPH0921707A (ja) 1995-07-05 1995-07-05 温度検出手段、その製造方法、及び加熱体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0921707A true JPH0921707A (ja) 1997-01-21

Family

ID=16293469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19256995A Pending JPH0921707A (ja) 1995-07-05 1995-07-05 温度検出手段、その製造方法、及び加熱体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0921707A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10788377B2 (en) 2015-11-02 2020-09-29 Epcos Ag Sensor element and method for producing a sensor element

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10788377B2 (en) 2015-11-02 2020-09-29 Epcos Ag Sensor element and method for producing a sensor element
US10908030B2 (en) 2015-11-02 2021-02-02 Epcos Ag Sensor element and method for producing a sensor element

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5874710A (en) Fixing heater and fixing apparatus with trimmed resistive member
US6469279B1 (en) Image heating apparatus and heater
CN106332325B (zh) 加热器
JP3284580B2 (ja) ヒーター
JPH0921707A (ja) 温度検出手段、その製造方法、及び加熱体
JP3406405B2 (ja) ライン型加熱体及びその製造方法
JP3268681B2 (ja) 加熱装置
JP3923644B2 (ja) 発熱体、定着装置および画像形成装置
JP3547779B2 (ja) 加熱ヒータおよびこれを用いた加熱装置
JP3439276B2 (ja) セラミックヒーター
KR970007640B1 (ko) 시이트재료에 사용되는 히터의 저항값 조절방법
JP2002373767A (ja) 加熱装置および画像定着装置
JPH0355826B2 (ja)
JP4022283B2 (ja) 発熱体、定着装置および画像形成装置
JPH0944028A (ja) 加熱体の製造方法
JPH05265350A (ja) 画像形成装置の定着装置
JPH11162618A (ja) ヒータ装置および定着装置
JP3819474B2 (ja) 定着用加熱体、定着装置および画像形成装置
JPH0193375A (ja) サ−マルヘツド
JPH08297431A (ja) 定着ヒータ,定着装置および画像形成装置
JP2001244055A (ja) 板状ヒータおよび定着装置ならびに画像形成装置
JPH0558543B2 (ja)
JPH1194650A (ja) 温度検知素子、その調整方法、及び画像形成装置
JPH0895402A (ja) 定着ヒータ、定着装置および画像形成装置
JPH06324584A (ja) ヒータおよびヒータの製造方法ならびに定着装置