JPH0921633A - オンラインロール形状計測方法および装置、オンラインロール研削方法および装置、オンラインロール径計測装置並びに圧延機 - Google Patents

オンラインロール形状計測方法および装置、オンラインロール研削方法および装置、オンラインロール径計測装置並びに圧延機

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JPH0921633A
JPH0921633A JP7173625A JP17362595A JPH0921633A JP H0921633 A JPH0921633 A JP H0921633A JP 7173625 A JP7173625 A JP 7173625A JP 17362595 A JP17362595 A JP 17362595A JP H0921633 A JPH0921633 A JP H0921633A
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JP
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roll
diameter
grinding
measuring
absolute value
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JP7173625A
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English (en)
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Mitsuru Onose
満 小野瀬
Shigetoshi Kondo
繁俊 近藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B38/00Methods or devices for measuring, detecting or monitoring specially adapted for metal-rolling mills, e.g. position detection, inspection of the product
    • B21B38/12Methods or devices for measuring, detecting or monitoring specially adapted for metal-rolling mills, e.g. position detection, inspection of the product for measuring roll camber
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B28/00Maintaining rolls or rolling equipment in effective condition
    • B21B28/02Maintaining rolls in effective condition, e.g. reconditioning
    • B21B28/04Maintaining rolls in effective condition, e.g. reconditioning while in use, e.g. polishing or grinding while the rolls are in their stands
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B2267/00Roll parameters
    • B21B2267/02Roll dimensions
    • B21B2267/06Roll diameter

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】圧延ロールにおいて、ロール全体の形状をオン
ラインで簡単に把握することができ、そのロール全体の
形状をもとにオンラインで適切なロール研削量のロール
研削を行うことができるようにする。 【構成】オンラインでロールプロファイルを計測する機
能を有するロール研削部2により圧延ロール51のロー
ル軸方向全体にわたってロールプロファイルを計測し、
さらに圧延ロール51両端に設置されたロール径計測部
3により圧延ロール51両端付近のロール径の絶対値を
計測する。そして、ロール径演算器30において、上記
ロールプロファイルとロール径の絶対値とからロール軸
方向全体にわたるロール径の絶対値を演算し、それに基
づいて適切なロール研削量を求めロール研削部2により
オンラインで研削を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延中のロールの形状
の計測、およびその計測結果に基づいた圧延中のロール
の研削に係わり、オンラインロール形状計測方法および
装置、オンラインロール研削方法および装置、ロール径
の絶対値を計測するロール径計測装置、並びに前記オン
ラインロール形状計測装置またはオンラインロール研削
装置を備えた圧延機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、熱間圧延において、圧延機にロー
ル研削装置を設置して圧延中(オンライン)に作業ロー
ルの肌荒れや摩耗を補正し、ロールプロファイルを適正
に維持する方式が開発され、これにより製品品質の改
善、省エネルギー、歩留りの向上、生産性の向上等を図
っている。
【0003】ロールプロファイルを適正に維持するため
には、圧延に使用するロールのロールプロファイルを正
確に計測する必要がある。このような圧延ロールのロー
ルプロファイルを計測する方式としては、ロールプロフ
ァイル計測のみのための専用のセンサーを使用すること
なしにオンラインロール研削装置にてロールプロファイ
ルの計測を行う技術が、特開平6−63616号公報
「オンライングラインダーの研削方法」に開示されてい
る。
【0004】一方、特開昭60−6333号公報には、
圧延中ではなく、ロールを圧延機から取り外してから研
削を行う方式、つまり、オンラインではない方式のロー
ル研削装置が開示されている。このロール研削装置は、
ロール軸方向全体にわたってロール径をセンサーで計測
し、それをもとに研削を行うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−63616
号公報に記載の従来技術では、前述のように専用のセン
サーを用いることなしに、ロールプロファイルを正確に
計測しながらロールの研削を同時進行で実施することが
可能である。ところが、このオンラインロール研削装置
では、ロール径の絶対値は計測できない。従って、上下
のロールの偏差や、ロールのテーパ量などは把握できな
いという点があり、そのため、圧延ロールの組み替えの
周期を正確に把握することが難しかった。
【0006】特開昭60−6333号公報に記載の従来
技術は、オンラインでのロールプロファイルの計測をす
ることはできず、かつオンラインでのロール研削もでき
ない。従って、ロール研削中は圧延作業を中止するか、
代わりのロールを使用する必要がある。また、ロール径
をセンサーで実測してはいるが、ロールの軸方向全長に
わたって一々計測しており、そのため計測およびデータ
処理に時間がかかり、そのデータ処理時の計算式も煩雑
である。
【0007】本発明の目的は、ロール全体の形状をオン
ラインで簡単に把握することができ、そのロール全体の
形状をもとにオンラインで適切なロール研削量のロール
研削を行うことができるオンラインロール形状計測方法
および装置、オンラインロール研削方法および装置、オ
ンラインロール径計測装置、並びに圧延機を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、圧延中のロールの形状を計測する
オンラインロール形状計測装置であって、計測すべきロ
ールに対向して配置されロール軸方向全体にわたってロ
ールプロファイルを計測するオンラインロールプロファ
イル計測手段と、計測すべきロールにおける圧延材の入
側か出側のいずれか一方のロール軸方向の少なくとも2
箇所に設置されその箇所のロール径の絶対値を計測する
ロール径計測手段と、前記オンラインロールプロファイ
ル計測手段による計測結果と前記ロール径計測手段によ
る計測結果とから前記ロールのロール軸方向全体にわた
るロール径の絶対値を演算するロール径演算手段とを有
することを特徴とするオンラインロール形状計測装置が
提供される。
【0009】また、前述の目的を達成するため、本発明
によれば、圧延中のロールの形状を計測し、その計測結
果に基づき圧延中に前記ロールを研削するオンラインロ
ール研削装置であって、計測すべきロールに対向して配
置されロール軸方向全体にわたってロールプロファイル
を計測するオンラインロールプロファイル計測手段と、
計測すべきロールにおける圧延材の入側か出側のいずれ
か一方のロール軸方向の少なくとも2箇所に設置されそ
の箇所のロール径の絶対値を計測するロール径計測手段
と、前記オンラインロールプロファイル計測手段による
計測結果と前記ロール径計測手段による計測結果とから
前記ロールのロール軸方向全体にわたるロール径の絶対
値を演算するロール径演算手段と、そのロール径演算手
段で演算したロール径の絶対値に基づきロール研削量を
演算するロール研削量演算手段と、そのロール研削量に
基づき前記ロールを研削するロール研削手段とを有する
ことを特徴とするオンラインロール研削装置が提供され
る。
【0010】さらに、前述の目的を達成するため、本発
明によれば、圧延中のロールにおける所定の設置箇所に
設置されるオンラインロール径計測装置であって、前記
ロールの回転軸に対して垂直方向に設けられたビーム
と、そのビームの両端において前記ロールの回転軸と平
行な回転軸のまわりに回転自在に設けられた一対のガイ
ドローラと、前記ビームの中央部に設けられロールまで
の距離を計測する位置計測用センサーと、前記ビームを
ロール表面に押し付ける押し付け手段と、前記ビームと
前記押し付け手段の間に設けられた弾性部材と、前記位
置計測用センサーにおける計測値に基づき前記設置箇所
における前記ロール径の絶対値を演算する定点ロール径
演算手段とを有することを特徴とするオンラインロール
径計測装置が提供される。
【0011】また、本発明によれば、上記のようなオン
ラインロール形状計測装置、または上記のようなオンラ
インロール研削装置を備えた圧延機が提供される。
【0012】さらに、本発明によれば、圧延中のロール
の形状を計測するオンラインロール形状計測方法であっ
て、ロール軸方向全体にわたってロールプロファイルを
計測し、計測すべきロールにおける圧延材の入側か出側
のいずれか一方のロール軸方向の少なくとも2箇所のロ
ール径の絶対値を計測し、前記オンラインロールプロフ
ァイルと前記ロール径の絶対値とから前記ロールのロー
ル軸方向全体にわたるロール径の絶対値を演算すること
を特徴とするオンラインロール径計測方法が提供され
る。
【0013】さらに、本発明によれば、圧延中のロール
の形状を計測し、その計測結果に基づき圧延中に前記ロ
ールを研削するオンラインロール研削方法であって、ロ
ール軸方向全体にわたってロールプロファイルを計測
し、計測すべきロールにおける圧延材の入側か出側のい
ずれか一方のロール軸方向の少なくとも2箇所のロール
径の絶対値を計測し、前記オンラインロールプロファイ
ルと前記ロール径の絶対値とから前記ロールのロール軸
方向全体にわたるロール径の絶対値を演算し、さらに前
記ロール径の絶対値に基づきロール研削量を演算し、そ
のロール研削量に基づき前記ロールを研削することを特
徴とするオンラインロール研削方法が提供される。
【0014】
【作用】上記のように構成した本発明のオンラインロー
ル形状計測装置においては、計測すべきロールに対向し
て配置されたオンラインロールプロファイル計測手段に
よりロール軸方向全体にわたってロールプロファイルが
計測されるが、それに加え、ロール径計測手段によりロ
ール軸方向の少なくとも2箇所のロール径の絶対値が計
測される。このロール径計測手段は計測すべきロールに
おける圧延材の入側か出側のいずれか一方のロールに対
して設置される。これにより、ロール径演算手段におい
て、ロール径計測手段で計測された箇所のロール径の絶
対値と、その間のオンラインロールプロファイル計測手
段で計測された(あるいはこれから計測しようとする)
ロールプロファイルとから上記計測箇所の間の任意の位
置におけるロール径の絶対値を演算により簡単に求める
ことが可能となる。
【0015】従って、ロール全体の形状に加え、上下の
ロールの偏差やロールのテーパ量などをオンラインで簡
単に把握することが可能となり、ロールの組み替えの周
期を正確に把握することも可能となる。また、そのロー
ル全体の形状をもとに適切なロール研削量をオンライン
で知ることができ、そのロール研削量で適切な研削を行
えばロールプロファイルを適性に維持することにつなが
る。
【0016】本発明のオンラインロール形状計測装置で
は、上記のようにして計測した圧延中のロールの形状、
即ち演算されたロール径の絶対値に基づき、ロール研削
量演算手段によってロール研削量を演算し、そのロール
研削量に基づきロール研削手段によりロールを研削する
ため、上記のような適切な研削がオンラインで行える。
【0017】また、本発明のオンラインロール径計測装
置においては、ロールの回転軸に対して垂直方向にビー
ムが設けられ、そのビームの両端に回転自在に設けられ
た一対のガイドローラが押し付け手段によって上記ロー
ル表面に押し付けられつつ上記ロールの回転軸と平行な
回転軸のまわりに回転する。この状態で、ビームの中央
部に設けられた位置計測用センサーがロールまでの距離
を計測することが可能となる。さらに、定点ロール径演
算手段により、上記位置計測用センサーによる計測値に
基づき所定の設置箇所におけるロール径の絶対値が演算
される。また、この時、ビームと押し付け手段の間に弾
性部材が設けられていることにより、オンラインロール
径計測装置がロールに対しオフセットし位置計測用セン
サーがロール接線に対して垂直に対向しなくなったとし
ても、弾性部材が首振り機能を果たし、ロール接線に対
し位置計測用センサーが垂直に対向するよう補正が行わ
れるため、計測精度が落ちる心配がない。
【0018】従って、ロール軸方向全体にわたってロー
ルプロファイルを計測し、計測すべきロールにおける圧
延材の入側か出側のいずれか一方のロール軸方向の少な
くとも2箇所のロール径の絶対値を計測し、オンライン
ロールプロファイルとロール径の絶対値とからロールの
ロール軸方向全体にわたるロール径の絶対値を演算する
ことが可能となる。即ち、本発明の圧延中のロールの形
状を計測するオンラインロール径計測方法が実施でき
る。
【0019】
【実施例】本発明の第1の実施例について、図1から図
5を参照しながら説明する。
【0020】図1は、本実施例のオンラインロール研削
装置1を圧延ロール51の圧延材入側に取り付けた圧延
機50を示す平面図である。図1に示すオンラインロー
ル研削装置1において、ロール研削部2は圧延ロール5
1に対向して設置され、圧延機50のハウジング52間
に設置されたレール53上を圧延ロール51の面長方向
に移動しながら圧延ロール51の研削が可能で、オンラ
インでロールプロファイルを計測する機能も有してい
る。また、ロール径計測部3はレール53の両端部の2
箇所に固定されるように取り付けられており、圧延ロー
ル51両端部付近のロール径の絶対値をオンラインで計
測する。
【0021】図2は、図1のロール径計測部3の構成を
示す図であって、圧延ロール51に対する取り付け状況
を説明する拡大図である。この図をもとに圧延ロール5
1のロール径の絶対値計測方法について述べる。
【0022】ロール径計測部3は、圧延ロール51の回
転軸に対して垂直方向に設けられたビーム11、ビーム
11の両端において圧延ロール51の回転軸と平行な回
転軸のまわりに回転自在に設けられた一対のガイドロー
ラ12、ビーム11の中央部に設けられ圧延ロール51
までの距離(ギャップ)δを計測する位置計測用センサ
ー13、シリンダー14aおよび押し付け部材14bで
構成されビーム11を圧延ロール51表面に押し付ける
押し付け機構14、ビーム11と押し付け部材14bの
間に設けられた弾性部材15を有する。弾性部材15と
しては、例えば、バネ等が用いられ、ビーム11後端部
と押し付け部材14b先端部とは支点16によって揺動
可能に連結されている。また、図2には図示しないが、
ロール径計測部3は、位置計測用センサー13における
計測値に基づき圧延ロール51のロール径の絶対値を演
算する定点ロール径演算器17(図5参照)も備える。
【0023】ビーム11はシリンダー10により押し付
けられ、それによってガイドローラ12は圧延ロール5
1に押し付けられ、位置決めされる。このとき、ビーム
11と押し付け部材14bとの間に弾性部材15が設け
られ、しかもビーム11後端部と押し付け部材14b先
端部とが支点16によって揺動可能となっているため、
ロール径計測部3が圧延ロール51に対しオフセットし
位置計測用センサー13が圧延ロール51の接線に対し
て垂直に対向しなくなったとしても、弾性部材15が支
点16のまわりに首振り機能を果たし、圧延ロール51
の接線に対し位置計測用センサー15が垂直に対向する
よう補正が行われる。従って、計測精度が落ちる心配が
ない。
【0024】また、ガイドローラ12が圧延ロール51
から離れない限り計測の精度が落ちる心配はない。ガイ
ドローラ12の押し付けが完了した時点で位置計測用セ
ンサー13にて圧延ロール51とのギャップδを計測す
る。本実施例では位置計測用センサー13として、非接
触式のものを用いたが、接触式のものを用いてもよい。
位置計測用センサー13によって計測したギャップδを
用いて、次式(1)により圧延ロール51のロール径D
を求めることができる。
【0025】
【数1】
【0026】式(1)において、Rはガイドローラ11
の半径、Lは両方のガイドローラ11の中心間距離であ
る。
【0027】ここで、ガイドローラ11の半径R、およ
び両ガイドローラ11の中心間距離Lが狂わない限り、
圧延ロール51のロール径Dは位置計測用センサー13
の計測端点と圧延ロール51との間にできるギャップδ
の計測値から式(1)より正確に求めることができる。
【0028】図3は、式(1)において、例えば、ガイ
ドローラ11の半径R、および両ガイドローラ11の中
心間距離Lを所定値に固定し、位置計測用センサー13
の計測端点と圧延ロール51との間にできるギャップδ
の数値を変化させた時の圧延ロール51のロール径Dの
変化を示したグラフである。
【0029】図4は、上記のような本実施例のオンライ
ンロール研削装置1によりロール研削量の指令値をオン
ラインで作成し、オンラインで研削を行うフローチャー
トであり、図5は、図4のフローチャート実施のための
ブロック図である。
【0030】まず、図5において、ロール研削部2によ
り圧延ロール51を研削しながらオンラインでロールプ
ロファイルを計測する。即ち、研削砥石21を押し付け
るためのサーボモータ22の位置(以下、サーボモータ
位置という)S(x)と、圧延ロール51に研削砥石2
1を押し付けた際にロードセル23により計測した押し
付け力F(x)とから、演算によりロールプロファイル
(即ち、ロール径の相対値)Z(x)を求める(ステッ
プS101)。但し、このロールプロファイルZ(x)
を求める演算はロールプロファイル演算器24におい
て、次式、 Z(x)=S(x)−F(x)/K を用いて行う。ここに、xは圧延ロール51のロール軸
方向の位置を示し、Kは研削砥石21のばね定数であ
る。
【0031】また、圧延ロール51両端のロール径計測
部3により、圧延ロール51の両端のギャップδ
(x1),δ(x2)を計測する。ここで、圧延ロール5
1の両端とは、圧延ロール51の操作側(位置x1また
はWSと表示)、および駆動側(位置x2またはDSと
表示)のことである。そして、定点ロール径演算器17
で前述の式(1)により圧延ロール51両端の操作側お
よび駆動側におけるロール径の絶対値D(x1)および
D(x2)を演算する(ステップS102)。
【0032】次に、ロールプロファイル演算器24で求
めたロールプロファイルZ(x)と定点ロール径演算器
17で求めたD(x1),D(x2)とを用いて、ロール
径演算器30によりロール軸方向全体にわたるロール径
の絶対値D(x)を演算する(ステップS103)。こ
のロール軸方向全体にわたるロール径の絶対値D(x)
は、次式により求められる。
【0033】
【数2】
【0034】この式(2)は、結果として、圧延ロール
51のロール径の絶対値D(x1)とD(x2)の間をロ
ールプロファイル(ロール径の相対値)Z(x)が示す
関数で補完する式となっており、x1とx2の間における
任意の位置(x)におけるロール径の絶対値D(x)を
算出可能にしている。
【0035】次に、ロール径演算器30で求めたロール
軸方向全体にわたるロール径の絶対値D(x)を、ロー
ル研削部2のロール研削部制御盤25に送り、ロール研
削部制御盤25におけるロール研削量演算器(図示せ
ず)においてロール研削量の指令値ΔD(x)を演算す
る(ステップS104)。このロール研削量の指令値Δ
D(x)により、サーボモータ22を制御しながら研削
を行う(ステップS105)。この研削は研削砥石21
を定圧または所定のパターンの圧力で押し付けて行な
う。つまり、D(x)の値をロール研削部2にフィード
バックし、その値に基づきロール研削量ΔD(x)を求
めることになり、これにより目標とするロールプロファ
イルZ(x)の圧延ロール51を研削により作り込むこ
とができる。
【0036】以上のような本実施例によれば、圧延ロー
ル51全体の形状がオンラインで簡単に把握でき、それ
に基づいて適切なロール研削量をオンラインで知ること
ができ、オンラインで適切な研削を行ってロールプロフ
ァイルを適性に維持することができる。また、それに加
え、上下両方の圧延ロール51にオンラインロール研削
装置1を取り付ければ、上下の圧延ロール51の偏差を
簡単に把握することもできる。さらに、圧延ロール51
のテーパ量なども把握可能である。さらに、圧延ロール
51の組み替えの周期を正確に把握することも可能とな
る。
【0037】なお、上記の実施例より圧延ロール51の
研削を行う構成を削除し、オンラインでロールプロファ
イルのみを計測する機能を有する手段と、オンラインで
ロール径の絶対値を計測するロール径計測部とを有する
オンラインロール形状計測装置を構成することは可能で
あり、そのことは本発明の範囲を逸脱することではな
い。
【0038】図6および図7は、上下の圧延ロール51
の圧延材入側にロール研削部2を、上下の圧延ロール5
1の圧延材出側にロール径計測部3を、それぞれ設置し
た本発明の第2の実施例を示す図であり、図6は平面
図、図7は側面図である。このような配置とした本実施
例によっても第1の実施例と同様の効果が得られる。但
し、図6および図7において、図1と同等の部材には同
じ符号を付してある。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、オンラインロールプロ
ファイル計測手段でロールプロファイルを計測し、さら
にロール径計測手段でロール軸方向の少なくとも2箇所
のロール径の絶対値を計測するので、ロール全体の形状
をオンラインで簡単に把握することができる。また、上
下のロールの偏差やロールのテーパ量などをオンライン
で簡単に把握することが可能となり、ロールの組み替え
の周期を正確に把握することも可能となる。
【0040】また、ロール全体の形状をもとに適切なロ
ール研削量をオンラインで知ることができ、そのロール
研削量で適切な研削を行ってロールプロファイルを適正
に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図であって、オン
ラインロール研削装置を圧延ロールの圧延材入側に取り
付けた圧延機を示す平面図である。
【図2】図1のオンラインロール研削装置におけるロー
ル径計測部の構成を示す図であって、圧延ロールに対す
る取り付け状況を説明する拡大図である。
【図3】ガイドローラの半径および両ガイドローラの中
心間距離を固定し、位置計測用センサーの計測端点と圧
延ロールとの間にできるギャップδの数値を変化させた
時の圧延ロールのロール径Dの変化を示したグラフであ
る。
【図4】図1のオンラインロール研削装置によりロール
研削量の指令値をオンラインで作成し、オンラインで研
削を行うフローチャートである。
【図5】図4のフローチャート実施のためのブロック図
である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す平面図である。
【図7】本発明の第2の実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 オンラインロール研削装置 2 ロール研削部 3 ロール径計測部 11 ビーム 12 ガイドローラ 13 位置計測用センサー 14 押し付け機構 14a シリンダー 14b 押し付け部材 15 弾性部材 16 支点 17 定点ロール径演算器 21 研削砥石 22 サーボモータ 23 ロードセル 24 ロールプロファイル演算器 25 ロール研削部制御盤 30 ロール径演算器 50 圧延機 51 圧延ロール 52 ハウジング 53 レール

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延中のロールの形状を計測するオンラ
    インロール形状計測装置であって、計測すべきロールに
    対向して配置されロール軸方向全体にわたってロールプ
    ロファイルを計測するオンラインロールプロファイル計
    測手段と、前記計測すべきロールにおける圧延材の入側
    か出側のいずれか一方のロール軸方向の少なくとも2箇
    所に設置されその箇所のロール径の絶対値を計測するロ
    ール径計測手段と、前記オンラインロールプロファイル
    計測手段による計測結果と前記ロール径計測手段による
    計測結果とから前記ロールのロール軸方向全体にわたる
    ロール径の絶対値を演算するロール径演算手段とを有す
    ることを特徴とするオンラインロール形状計測装置。
  2. 【請求項2】 圧延中のロールの形状を計測し、その計
    測結果に基づき圧延中に前記ロールを研削するオンライ
    ンロール研削装置であって、計測すべきロールに対向し
    て配置されロール軸方向全体にわたってロールプロファ
    イルを計測するオンラインロールプロファイル計測手段
    と、前記計測すべきロールにおける圧延材の入側か出側
    のいずれか一方のロール軸方向の少なくとも2箇所に設
    置されその箇所のロール径の絶対値を計測するロール径
    計測手段と、前記オンラインロールプロファイル計測手
    段による計測結果と前記ロール径計測手段による計測結
    果とから前記ロールのロール軸方向全体にわたるロール
    径の絶対値を演算するロール径演算手段と、前記ロール
    径演算手段で演算したロール径の絶対値に基づきロール
    研削量を演算するロール研削量演算手段と、前記ロール
    研削量に基づき前記ロールを研削するロール研削手段と
    を有することを特徴とするオンラインロール研削装置。
  3. 【請求項3】 圧延中のロールにおける所定の設置箇所
    に設置されるオンラインロール径計測装置であって、前
    記ロールの回転軸に対して垂直方向に設けられたビーム
    と、前記ビームの両端において前記ロールの回転軸と平
    行な回転軸のまわりに回転自在に設けられた一対のガイ
    ドローラと、前記ビームの中央部に設けられ前記ロール
    までの距離を計測する位置計測用センサーと、前記ビー
    ムを前記ロール表面に押し付ける押し付け手段と、前記
    ビームと前記押し付け手段の間に設けられた弾性部材
    と、前記位置計測用センサーにおける計測値に基づき前
    記設置箇所における前記ロール径の絶対値を演算する定
    点ロール径演算手段とを有することを特徴とするオンラ
    インロール径計測装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のオンラインロール形状計
    測装置を備えた圧延機。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のオンラインロール研削装
    置を備えた圧延機。
  6. 【請求項6】 圧延中のロールの形状を計測するオンラ
    インロール形状計測方法であって、ロール軸方向全体に
    わたってロールプロファイルを計測し、計測すべきロー
    ルにおける圧延材の入側か出側のいずれか一方のロール
    軸方向の少なくとも2箇所のロール径の絶対値を計測
    し、前記オンラインロールプロファイルと前記ロール径
    の絶対値とから前記ロールのロール軸方向全体にわたる
    ロール径の絶対値を演算することを特徴とするオンライ
    ンロール径計測方法。
  7. 【請求項7】 圧延中のロールの形状を計測し、その計
    測結果に基づき圧延中に前記ロールを研削するオンライ
    ンロール研削方法であって、ロール軸方向全体にわたっ
    てロールプロファイルを計測し、計測すべきロールにお
    ける圧延材の入側か出側のいずれか一方のロール軸方向
    の少なくとも2箇所のロール径の絶対値を計測し、前記
    オンラインロールプロファイルと前記ロール径の絶対値
    とから前記ロールのロール軸方向全体にわたるロール径
    の絶対値を演算し、さらに前記ロール径の絶対値に基づ
    きロール研削量を演算し、前記ロール研削量に基づき前
    記ロールを研削することを特徴とするオンラインロール
    研削方法。
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