JPH09216121A - 丸 鋸 - Google Patents

丸 鋸

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JPH09216121A
JPH09216121A JP8026539A JP2653996A JPH09216121A JP H09216121 A JPH09216121 A JP H09216121A JP 8026539 A JP8026539 A JP 8026539A JP 2653996 A JP2653996 A JP 2653996A JP H09216121 A JPH09216121 A JP H09216121A
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JP
Japan
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cutting
rake
angle
rake face
tip
Prior art date
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Application number
JP8026539A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nozaki
寛 野崎
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TSUNE WAGNER CARBIDE KK
Original Assignee
TSUNE WAGNER CARBIDE KK
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D61/00Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
    • B23D61/02Circular saw blades
    • B23D61/04Circular saw blades with inserted saw teeth, i.e. the teeth being individually inserted
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D61/00Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
    • B23D61/02Circular saw blades
    • B23D61/021Types of set; Variable teeth, e.g. variable in height or gullet depth; Varying pitch; Details of gullet
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D61/00Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
    • B23D61/02Circular saw blades
    • B23D61/025Details of saw blade body

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Drilling Tools (AREA)
  • Gear Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 切削抵抗が低く、切断による発熱が少なく、
長寿命の丸鋸を提供する事。 【構成】 台金の周囲に取り付けられるチップの第1す
くい面のすくい角γ1とこれに続く第2すくい面のすく
い角γ2との差γ2ーγ1を20゜〜24゜にし、第1
すくい面の長さS1を0.15mm〜0.25mmとす
る。さらに刃底の深さdをピッチPによって割った値d
/Pを42%〜46%とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄鋼材料を高速
に切断する丸鋸に関する。鉄系材料の切断は、高速度鋼
よりなるメタルソー、セグメンタルソー、帯鋸などによ
って行われていた。現在も利用されている。しかしこれ
らの鋸はいずれも切断の速度が遅くて作業能率が低いと
いう欠点がある。そこで鉄鋼材料の切断に、超硬質チッ
プ付きの丸鋸が提案され利用されるようになってきた。
【0002】円盤状の台金の外周には突出した適数の刃
本体部が形成してある。刃本体部の前端部にはL字型に
切り欠きがある。刃本体部の切り欠きに超硬質のチップ
が固着してある。
【0003】
【従来の技術】特公平6ー20663号は鋼材を高速で
切断するための丸鋸を新規な提案している。これは円板
状の刃本体の外周に多数の台座を形成し、ここに超高合
金のチップを固定した丸鋸である。チップの形状が重要
である。略台形のチップである。
【0004】被切断物が接触する前面について説明す
る。チップ前面の先端部には狭い少し傾斜したすくい面
がある。さらに傾斜の殆どない広いすくい面がこれに続
く。前者の極狭いすくい面を第1すくい面と呼び、後者
の広いすくい面を第2すくい面と呼んで両者を区別する
ことにする。第2すくい面のさらに根元側には段差があ
ってより高い面に続く。この面を段部と呼ぶことにす
る。それぞれ切断に与るが役割が違う。
【0005】第1すくい面は最も先端の部分の小さい面
取り部である。対象(被切断物)を切断する上で最も重
要な役割をする。ここを鋭利なきっさきにしておくと最
も切断能力が高いが、そうするとこの部分が破損してし
まう。超高合金は確かに鉄など通常の金属よりもはるか
に硬いがそれだけに脆い。鋭ければ鋭いだけ衝撃によっ
て簡単に破断する。これを防ぐために先端を少し面取り
している。これが第1すくい面である。その長さS1と
傾角γ1は切断性能に強く影響する。ここで傾角γ1は
この面と半径方向のなす角度として定義する。切断方向
に傾いた場合を正と定義する。面取りであるから常に第
1すくい面の傾角γ1は負である。
【0006】第2すくい面は対象物から薄く切り出され
た薄片を滑らせて送る面である。これの長さS2と傾角
γ2もチップ形状を決めるパラメータである。傾角は先
ほどと同じように、面と半径方向のなす角度として定義
する。第2すくい面の傾角γ2は0に近い正の数であ
る。第2すくい面の長さS2も寸法を決める定数である
がかなりの自由度があって敢えて限定しない。
【0007】段差はこの薄片を曲げて後ろの方向に巻き
込むようにするものである。段差の長さや傾きもパラメ
ータであるが切断性能に余り関係しない。段部の後半部
が台金の窪み(凹部)に差し込まれて固定される。
【0008】チップの後面は台金の窪みに嵌合して埋ま
ってしまう。チップの外側面は前面と後面を結ぶ傾斜面
である。この面は対象物を切断するときに、対象物の新
しく露出した面に初めに接触する部分である。この面を
逃げ面と呼ぶ。逃げ面の円周面からの傾角も切断性能に
影響する。これを逃げ角と呼ぶこともある。チップの内
側面はもちろん台金の凹部の底面に接触している。チッ
プの形状はこのように第1すくい面、第2すくい面、段
差、段部、逃げ面の角度や長さによって定義することが
できる。
【0009】チップ以外にも切断に与る部分がある。台
金のチップのすぐ前方の部分である。これは大きく内側
に湾曲した円弧面になっている。チップの段差によって
起こされた薄片(切粉と呼ぶ)をさらに前に巻き込んで
円弧状にする作用がある。台金のこの円弧部分をここで
は刃底と呼ぶことにする。刃底の円弧面は最終的には直
線部につながり、この直線部がさらに前方のチップを背
面から支持する部分となる。この直線部を背部とここで
は呼ぶ事にする。円周上に並ぶチップ先端を結ぶ線(円
の弦)と第2すくい面、段部、刃底、背部によって囲ま
れる空間を刃室と呼ぶことにする。
【0010】刃室は、円弧状になった薄片をさらに巻き
込んで渦巻状にする作用を持つ。渦巻の巻き数は1回以
上何回にもおよぶ。コイル状に巻き込まれた薄片はやが
て刃室から遠心力によって排除される。刃室の形状寸法
も重要な因子である。刃室の形状をどのように評価する
か?隣接するチップの刃先を結ぶ線と刃室の底との距離
dによって定義できよう。しかしそれでは寸法が変わる
と最適の深さdも変わる。そこで隣接チップの先端部の
距離をピッチPと呼ぶことにし、深さdをピッチPによ
って割った値d/Pによって刃室形状を定義する事にす
る。
【0011】前述の特公平6ー20663号はこれらの
丸鋸のパラメータに対してつぎの範囲の値が好適である
としている。 1.第1すくい面と第2すくい面の角度の差γ2ーγ1
が25゜以上である。γ2ーγ1≧25゜ 2.第1すくい面の長さS1=0.3mm〜0.5mm 3.刃底の深さdが刃のピッチPに対する割合 d/
P=30%〜40% これらの定数を与えるにあたって、特公平6ー2066
3は次のように理由を説明している。
【0012】[S1] 従来、第1すくい面の長さS1
が1.0mm〜2.0mmであった。ために第1すくい
面での切粉(切削によって発生する薄片)の接触長が長
すぎて抵抗が大きくなる。切粉と第1すくい面の接触長
さを少なくする事によって、切削抵抗を減少させる事が
できるはずであるという。そこで従来の値の1/3〜1
/2である0.3mm〜0.5mmという値を採用する
というのである。
【0013】[γ1] 第1すくい面のすくい角γ1
は、従来ー15゜〜ー18゜の程度であったが、これで
は抵抗が大きいし切削に伴う発熱が大きいという。それ
で、もっと負の傾角を大きくして切削抵抗を減らすべき
であるとしている。第1すくい面の傾角はー20゜以下
(γ1<ー20゜)が良いとしている。
【0014】[γ2] 第2すくい面のすくい角は正の
値であるが、これは半径に沿う場合を0として定義して
いる。小さい正の値にするのが望ましい。負であると切
粉が支えてうまくコイル状にならないからである。そこ
で+10゜程度、少なくとも+5゜以上でなければなら
ないという。
【0015】[d/P] 刃室の深さをdによって表し
ている。これは鋸全体の寸法によって最適の値が異な
る。そこで丸鋸の寸法を表すピッチPによって正規化
し、d/Pによって刃底深さを表す。段差によって持ち
上げられた切粉が滑らかに刃底を滑って行きコイル状に
形成されるためには、刃室はある程度の深さをもたなけ
ればならない。しかし余りに深いとぐるぐる巻きになっ
たコイル状の切粉が刃室から外部に拝上され難くなると
いう。そこで、d/P=30〜40%とすると述べてい
る。
【0016】例えば、直径Dが360mmで刃数Zが6
0の場合の丸鋸で、最適の例は、S1=0.45mm、
γ1=ー15゜、γ2=+15゜、γ2ーγ1=+30
゜、P=18.84mm、d=6.59mm、d/P=
44%である。
【0017】丸鋸であるので、円周はπDであり、これ
を刃数Zで割ってピッチP=πD/Zという関係があ
る。
【0018】図1に特公平6ー20663号の最適とす
るパラメータをもつ丸鋸刃先の一部を数字を入れて示
す。チップAは第1すくい面1、第2すくい面2、段差
3、段部4、底面5、背面6、逃げ面7などの輪郭面を
もつ。台金Bの取り付け凹部8にチップAが固着され
る。台金Bは下向きに大きく湾曲した刃底9とこれに続
く背部10をもつ。刃底9、背部10とピッチ円14に
よって囲まれる部分が刃室11である。
【0019】γ2ーγ1は第1すくい面と第2すくい面
の交差角の補角である。交差角自体は鈍角であるが、こ
れの補角であるから鋭角になる。γ2ーγ1が大きいと
面の交差角(鈍角)がより鋭くなる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従来例として紹介した
丸鋸は優れたものである。しかし尚いくつかの難点があ
る。一つは切粉の流れが悪いという事である。今一つは
切削抵抗が大きいということである。図2と図3によっ
てこれを説明する。これは被切断物12を従来例による
丸鋸によって切断した場合のチップの作用を示すもので
ある。第1すくい面1によって、被切断物12の表面の
一部を切り起こしている。この薄片(切粉)13は第1
すくい面1の中途からこの面に接触を初め、第2すくい
面との継ぎ目の角を越えて行く。第1すくい面のすくい
角(傾角)γ1はー15゜、第2すくい面のすくい角γ
2は+15゜であるから、角の角度は150゜になる。
切粉13は、第2すくい面にすぐには接触せずに暫く空
間を通り、段差3でチップに接触しコイル状に曲がり始
める。
【0021】第1すくい面が広すぎて、しかも傾き角γ
1がー15゜であるから、切粉となす角度が大きくて接
触抵抗が大きい。大きい抵抗に逆らってチップが被切断
物の表面を削ってゆく。第1すくい面の長さS1が長い
ので摩擦力×距離が増える。これは摩擦力がチップに対
してする仕事である。摩擦抵抗による仕事が全て熱に変
換されるので多大の熱が発生する。この熱によりチップ
が劣化するし、熱と摩擦によってチップの第1すくい
面、第2すくい面が急速に摩耗していく。
【0022】チップの先端と被切断物の間に働く切削抵
抗を小さくすることのできる丸鋸を提供する事が本発明
の第1の目的である。切削抵抗を減らすことによって発
熱を抑制できる丸鋸チップを提供することが本発明の第
2の目的である。発熱と摩擦抵抗を減ずることによって
寿命を延ばす事のできる丸鋸を提供することが本発明の
第3の目的である。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の丸鋸はチップの
第1すくい面の長さS1を0.15mm〜0.25m
m、第2すくい面のすくい角γ2から第1すくい面のす
くい角γ1を差し引いたγ2ーγ1を20゜〜24゜と
する。さらに刃底の深さdをピッチPで割った値d/P
=42〜46%とする。従来例と比較すると、次のよう
に違う。
【0024】 本発明 特公平6ー200663 γ2ーγ1 20゜〜24゜ 25゜以上 S1 0.15〜0.25mm 0.3〜0.5mm d/P 42〜46% 30〜40% γ2ーγ1は従来のものより小さくなっている。第1す
くい面と第2すくい面の交差角(鈍角)がより平角(1
80゜)に接近する。角がより鈍くなり摩擦抵抗を下げ
る。S1が従来のものより狭くなり、この部位での切粉
と面の接触抵抗を下げるようになっている。両者相まっ
て切削抵抗を下げ発熱を抑制する。さらに刃底が従来よ
りも深くなっている。これは切粉をコイル状に丸めて蓄
える為の刃室の容積を増大させたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】図4に本発明の実施例に係る丸鋸
のチップの台金への取り付け部分のみを示す。チップA
は超高合金による硬質の部材である。WCなどの材料を
用いることができる。刃の先端部をTiC、TiNなど
によって被覆するとさらに良い。
【0026】円盤状の台金Bの円周上に多数のチップ取
り付け凹部8を設けている。凹部8にチップAが固定さ
れる。チップAは、略四角形状を呈する。尖点が第1す
くい面1である。これに続いて第2すくい面2がある。
第1すくい面の半径方向に対する傾角を第1すくい角γ
1という。第2すくい面の半径方向に対する傾角を第2
すくい角γ2と呼ぶ。第2すくい面2に続いて段差3が
あり、切粉を前方へ曲げるように働く。段差3に続いて
段部4がある。段部4は半径方向にそっている。
【0027】段部4から輪郭線が90゜折れ曲がる。周
方向に平行な面が底面5であり、さらに背面6と続く、
台金Bの凹部8には底面5と背面6によってチップが固
定される。背面6に続いて逃げ面7があり、これが前記
第1すくい面1に連続している。逃げ角は7.0゜〜1
0.0゜程度とすると良い。
【0028】台金Bの方には、チップAを固定するため
の凹部8があるが、その他に凹部8に連続する円弧状の
刃底9、刃底9に続く背部10が形成される。背部10
は直線状又は曲線状の傾斜面である。これが直後のチッ
プの第2すくい面の延長線となす角度をQとする。Qは
35゜以上ある事が望ましい。刃底9が円弧状であるの
は切粉をここでうまく螺旋にするためである。台金の直
径Dは凹部の先端から先端までを言う。ピッチ円はこの
先端を通る円である。刃数がZであれば、台金の凹部先
端の間の距離はπD/Zである。これがピッチPであ
る。ピッチ円から刃底までの距離を深さdというが、本
発明はこれを深くする。d/Pが42〜46%とするの
である。従来のものに比較して約5%深くなっている。
刃室11が大きくなるから切粉を巻き込んで保持できる
容積が増える。
【0029】これらの特徴によって、本発明は切削抵抗
が小さく発熱の少ない丸鋸を製造することができる。
【0030】
【実施例】図5に好適な実施例を示す。これは図1と同
じ寸法の丸鋸を示す。直径は360ミリ、刃数は60で
ある。ピッチは18.84mmである。チップのパラメ
ータは図面に書き入れてあるが、第1すくい面の長さは
S1=0.15〜0.25mm、第1すくい面のすくい
角γ1=ー20゜、第2すくい面のすくい角はγ2=0
゜である。またd=8.06mmであり、d/P=43
%になっている。
【0031】この丸鋸によって鉄系の被切断物を切断し
ようとする場合、外径が10mm〜100mmの大きさ
の材料を、50m/分〜170m/分の高速の切断速度
で切断することができた。
【0032】
【発明の効果】図6、図7によって本発明の丸鋸の切断
の様子を説明する。被切断物12の表面から薄い切粉を
切り出すのは第1すくい面1ではなく、第2すくい面2
である。切粉13は狭い第1すくい面1には接触しない
で、母体を離れるとすぐに第2すくい面2に接触する。
これは第1すくい面1が十分に狭い(S1=0.15〜
0.25mm)からである。
【0033】もしも第1すくい面に初めに触れると、こ
れのすくい角が負であるから抵抗が大きくなるのである
が(図3のように)、本発明の場合は切粉は初めから第
1すくい面1に触れない。図7にこれを明白に示す。最
初から切粉は第2すくい面2に当たる。これは正または
0のすくい角γ2を持つから、切粉の内側へ滑り込もう
とする運動を妨げない。γ2が負でないから抵抗が小さ
い。円滑に切粉が刃室の内部に滑り込む。これが本発明
の最も顕著な利点である。さらに切粉は段差3で丸めら
れて刃室で反転し螺旋変形する。コイル状に巻いて刃室
に満ちる。
【0034】結局切削抵抗が 低く、発熱も少なくな
る。より硬く太い被切断物をもより短時間で切断するこ
とができる。チップの寿命も長くなる。優れた発明であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例に係る丸鋸の形状と好適な寸法をしめす
ためのチップ近傍の拡大図。
【図2】従来例に係る丸鋸においてチップ部分によって
どのように被切断物の表面が切り取られて切粉に変形す
るかという事を説明するための丸鋸チップ部分の断面
図。
【図3】従来例においてチップ先端の第1すくい面と切
粉の相互作用を示すための図2の拡大図であって、第1
すくい面と切粉の摩擦抵抗が大きく、切削抵抗を大きく
していることを説明する部分断面図。
【図4】本発明の実施例に係る丸鋸を説明するための丸
鋸のチップの近傍を示すための一部正面図。
【図5】本発明の好適な実施例の寸法を示すための説明
図。
【図6】本発明の丸鋸のチップがどのように被切断物を
切断し、切粉がどのように円弧状に巻かれて行くのかを
説明するための正面図。
【図7】図6の拡大図であって、切粉が最初に正のすく
い角を持つ第2すくい面に接触するので摩擦が少なく切
削抵抗が小さい事を説明するための説明図。
【符号の説明】
1 第1すくい面 2 第2すくい面 3 段差 4 段部 5 底面 6 背面 7 逃げ面 8 台金の凹部 9 刃底 10 背部 11 刃室 12 被切断物 13 切粉 14 ピッチ円 γ1 第1すくい角 γ2 第2すくい角 d 刃底のピッチ円からの深さ P チップのピッチ A チップ B 台金

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板状であって外周に等間隔に凹部が設
    けられている台金と、台金の周囲の凹部に固着される複
    数のチップとよりなり、チップの被切断物に当たる前面
    には先端側から第1すくい面とこれに続く第2すくい面
    が設けられ第1すくい面のすくい角γ1は負であり、第
    1すくい角γ1と第2すくい面のすくい角γ2との差γ
    2ーγ1を20゜〜24゜にし、第1すくい面の長さS
    1を0.15mm〜0.25mmとし、台金の凹部の前
    方の刃底の深さdをチップのピッチPによって割った値
    d/Pを42%〜46%とした事を特徴とする丸鋸。
JP8026539A 1996-02-14 1996-02-14 丸 鋸 Pending JPH09216121A (ja)

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JP8026539A JPH09216121A (ja) 1996-02-14 1996-02-14 丸 鋸
EP96111191A EP0790096A1 (en) 1996-02-14 1996-07-11 Circular saw
KR1019960028663A KR970061418A (ko) 1996-02-14 1996-07-16 둥근톱

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