JPH09216064A - 異形棒鋼よりなるアークスタッド溶接用スタッドのキャップ - Google Patents

異形棒鋼よりなるアークスタッド溶接用スタッドのキャップ

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JPH09216064A
JPH09216064A JP4822996A JP4822996A JPH09216064A JP H09216064 A JPH09216064 A JP H09216064A JP 4822996 A JP4822996 A JP 4822996A JP 4822996 A JP4822996 A JP 4822996A JP H09216064 A JPH09216064 A JP H09216064A
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泰弘 森本
Masuo Ishihara
益夫 石原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望長さの異形棒鋼の先端部に被嵌して、容
易にアークスタッド溶接用のスタッドを形成することが
できるキャップの提供。 【解決手段】 一端が閉塞されて筒状に形成されたキャ
ップ本体1を有し、その閉塞面1bの中心部の孔1cに
電極兼用のフラックス2が固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所望長さに切断さ
れた異形棒鋼の先端部に被嵌して固定するのみで、アー
クスタッド溶接用スタッドを形成することができるキャ
ップに関する。
【0002】
【従来の技術】母材をコンクリートに埋設する際、その
母材とコンクリート部分の結合力を強くするため、母材
の表面に異形棒鋼をアークスタッド溶接により植設する
ことが行われている。このような異形棒鋼のアークスタ
ッド溶接用スタッドは、図10に示す如く形成されてい
た。即ち、所望の長さに切断されたスタッド3の先端部
外周及び端面を旋盤等で切削して切削部11を形成する。
次いで、その先端面に孔を穿設し、その孔に電極兼用の
フラックス2が圧入されていた。このようなスタッドを
図示しないアークスタッド溶接機のチャックに把持し、
切削部11の外周にアークシールド5を被嵌させると共
に、それを溶接機のアークシールド支持体6に保持させ
る。そしてスタッドの先端部を型鋼よりなる母材8の表
面にアークスタッド溶接により固定し、次いで母材8と
スタッド3とをコンクリートに埋設していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来型のアークスタッド溶接用スタッドは必要とするス
タッドの長さごとに、その先端部の切削及び孔開け並び
にフラックス2の圧入が必要であった。このスタッド3
は比較的重量があるともに、その外周に突条部3aが形
成されているため、先端部の切削及び孔開け作業が比較
的面倒である欠点があった。また、このような重量のあ
る所望長さごとに完成されたスタッドを工場から現場ま
で運ぶ必要があり、特に遠距離の運送に費用がかかり過
ぎる欠点があった。しかも、その生産性が悪くスタッド
自体の価格が高価にならざるを得なかった。そこで、本
発明者は製造が容易であると共に、軽量で且つ各種長さ
の異形スタッドに適用できる汎用性の高いアークスタッ
ド溶接用スタッドのキャップを提供することを課題と
し、その課題を解決するために次の構成をとる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の異形棒鋼よりな
るアークスタッド溶接用スタッドのキャップは、筒状部
1aの一端のみに閉塞面1bが一体的に設けられ、その
閉塞面1bの中心部に孔1cが形成されたキャップ本体
1と、前記孔1cに嵌着して前記キャップ本体1の外面
に突設固定された電極兼用のフラックス2と、を具備
し、異形棒鋼よりなるスタッド3の先端部に前記筒状部
1aが嵌着されて外周がカシメにより固定されるもので
ある。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明のキ
ャップの実施の形態につき説明する。図1は本発明の第
1のキャップの実施の形態を示す斜視図であり、図2は
それをスタッド3に取り付けた状態を示す斜視図、図3
はその縦断面図であり、図4は図3のIV部拡大図、図5
は本キャップを用いたスタッドが溶接された状態を示
す。この例のキャップは、金属板を深絞り加工または鋳
造や切削加工により一端が閉塞された筒状体に形成した
ものである。そして、その閉塞面1bの中心に図4に示
す孔1cが穿設され、その孔1cに電極兼用のフラック
ス2が固定されたものである。この固定方法は、一例と
して図8の如く行う。すなわち、一端にフランジ部を有
する極めて短い柱状のフラックス2を閉塞面1bの孔1
cに挿入し、そのフラックス2の下面を固定金型12に支
持させる。そして、下端が半球状をなす可動金型13をフ
ラックス2の上端に押圧し、そのフラックス2の先端部
をカシメて同図(b)のように形成すればよい。なお、
このフラックス自体の材質等は公知であるのでその説明
は省略する。
【0006】次に、図8ではフラックス2の端部にフラ
ンジ部が形成されていたが、これに代えて図9の如く、
短い柱状のフラックス2を閉塞面1bの孔1cに挿入
し、図8同様にフラックス2の下面を固定金型12に支持
させると共に可動金型13を柱状のフラックス2の上端に
押圧することにより、そのフラックス2を図9(b)の
ように形成してもよい。この場合、孔1cの孔縁部を外
側にバーリング加工しておくことが好ましい。この図9
(b)のようにフラックス2を形成すると、閉塞面1b
の内面側にフラックス2がほとんど突出することが無
い。そのため、閉塞面1bとスタッド3先端面との接触
性がよい。
【0007】このようにしてなる本発明のキャップは、
図1に示す如く所望の長さに切断されたスタッド3の先
端部に被嵌される。そして、比較的簡単な工具又はプレ
ス機械によりキャップ本体1の筒状部外周がカシメられ
て、そこにカシメ部4が形成される。このとき図3に示
す如く、フラックス2の内面側端面はスタッド3の端面
に接触する。このようにして完成されたスタッドは、そ
の先端部外周にアークシールド5が被嵌され、それが図
示しないアークスタッド溶接機のアークシールド支持体
6に保持される。そして、図示しないスタッド溶接機の
チャックにスタッド3の上端が着脱自在に把持され、次
いで図3においてスタッド溶接される母材8の表面に本
キャップのフラックス2の先端が接触される。この状態
でスタッド溶接機を起動すると、フラックス2と母材8
との間が通電され、次いでスタッド3は自動的にわずか
に上昇し、フラックス2の先端と母材8との間にアーク
放電が発生する。そして、アーク放電の継続によりキャ
ップ本体1の先端部及びスタッド3の先端部が溶融し、
母材8上には溶融池が形成される。次いで、スタッド3
を下降させてそれを母材8の溶融池に押圧することによ
り、スタッド3と母材8との間に図5に示す溶接部9が
形成される。
【0008】なお、スタッド3の上下動の際にアークシ
ールド5の軸方向先端面は母材8に接触状態を維持す
る。したがって、スタッド3の上下動に伴ってアークシ
ールド5とスタッド3との間には相対移動がある。この
例の異形のスタッド3の外周にはキャップ本体1が被着
されているから、アークシールド5の開口部内周とキャ
ップ本体1の外周との隙間はほぼ均一に維持される。そ
のため、アーク放電に伴って発生するガスはキャップ本
体1の外周とアークシールド5の内周との隙間を通り均
一に放出され、安定した放電が行われる。次に、図6及
び図7は本発明の第2の実施の形態を示し、この例が前
記第1の例と異なる点は、キャップ本体1の筒状部1a
の軸方向長さを可及的に短くしたことである。それによ
り、キャップ本体1の量産性を向上させ得る。何故なら
ば板材から深絞り加工して、キャップ本体1を形成する
ことが容易となるからである。
【0009】
【発明の作用・効果】本発明の異形棒鋼よりなるアーク
スタッド溶接用スタッドのキャップは、異形棒鋼を任意
の長さに切断し、その先端部に本キャップを被嵌するの
みで所望の長さのアークスタッド溶接用スタッドを得る
ことができる。そのため、従来型異形棒鋼のアークスタ
ッド溶接用スタッドの如く、その先端部外周及び先端面
を切削する必要がないと共に、その端面に孔を穿設した
りその孔にフラックスを圧入する等の作業を不要とし、
所望長さのスタッドを現場等において極めて容易に作る
ことができる。したがって、軽量な本キャップを作業現
場又はその近傍にある工場まで運搬し、簡単な工具で異
形棒鋼外周に本キャップを取り付けることができる。そ
れにより、重量が大で、各種長さの従来の完成されたス
タッドを工場から現場まで長距離に渡って輸送する必要
が無くなる。また、本発明のキャップはその構造が簡単
で製造し易く、それを安価に提供できる。次に第2の本
発明は、閉塞面1bとスタッド3の先端面との接触性が
よく、両者の一体性を確保できるので、安定したスタッ
ド溶接が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1のキャップの実施の形態を示す斜
視図。
【図2】図1のキャップをスタッド3に取り付けた状態
を示す斜視図。
【図3】図2の縦断面図。
【図4】図3のIV部拡大図。
【図5】本キャップを用いたスタッドが溶接された状態
を示す縦断面図。
【図6】本発明の第2の例を示すキャップの斜視図。
【図7】図6のキャップをスタッド3に取り付けた状態
を示す縦断面図。
【図8】キャップ本体1にフラックス2を取付るための
取付説明図。
【図9】同他の例を示す説明図。
【図10】従来型異形棒鋼よりなるアークスタッド溶接用
のスタッドの正面図。
【符号の説明】
1 キャップ本体 1a 筒状部 1b 閉塞面 1c 孔 2 フラックス 3 スタッド 3a 突条部 4 カシメ部 5 アークシールド 6 アークシールド支持体 8 母材 9 溶接部 10 コンクリート 11 切削部 12 固定金型 13 可動金型

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状部1aの一端のみに閉塞面1bが一
    体的に設けられ、その閉塞面1bの中心部に孔1cが形
    成されたキャップ本体1と、 前記孔1cに嵌着して前記キャップ本体1の外面に突設
    固定された電極兼用のフラックス2と、 を具備し、 異形棒鋼よりなるスタッド3の先端部に前記筒状部1a
    が嵌着されて外周がカシメにより固定される異形棒鋼よ
    りなるアークスタッド溶接用スタッドのキャップ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記フラックス2が
    前記閉塞面1bの内面より実質的に突出しないように構
    成された異形棒鋼よりなるアークスタッド溶接用スタッ
    ドのキャップ。
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