JP2927866B2 - 防振ゴム金具の製造方法 - Google Patents

防振ゴム金具の製造方法

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JP2927866B2 JP5773290A JP5773290A JP2927866B2 JP 2927866 B2 JP2927866 B2 JP 2927866B2 JP 5773290 A JP5773290 A JP 5773290A JP 5773290 A JP5773290 A JP 5773290A JP 2927866 B2 JP2927866 B2 JP 2927866B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ブッシュ類やブッシュ型エンジンマウン
トにおいて、ブラケット等の金具へ外筒が圧入されて使
用される防振ゴム金具の製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来は円筒状の金具の突き合わせ部の全長に亘って溶
接していた。比較的薄肉の金属の突き合わせ部の溶接を
行うには、例えば炭酸ガス溶接が採用されている。この
方法は、炭酸ガスに点火し、その炎で金属を融解し、金
属を融け合わせて溶接するものである。すなわち、溶接
棒を用いずに、母材を溶融させ接合する融接(fusion w
elding)という手段が採用されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
円筒状に加工された金具の突き合わせ部を炭酸ガス溶
接する場合、突き合わせ部の一端から他端に向けて溶接
トーチを移動して炎をあてて突き合わせ部の金属を融解
し、金属を融け合わせて接合するが、突き合わせ部の両
端はもともと強度が高くないためにガス圧で欠落してし
まい、“欠け”と呼ばれる不良個所が発生する。また、
この“欠け”の部分の溶融金属が隣接する溶融部に流
れ、この個所で冷却後に凸部を形成することもあった。
この“欠け”の生じた円筒状金具を外筒として使用し、
その内周面にゴムを加硫接着すると、“欠け”の部分か
らゴムがはみ出して不良品となってしまう。
上述のような“欠け”の発生したものを製品化するた
めには、溶接後の円筒状金具の“欠け”部分を含む両端
を切断するか、予め“欠け”部分が生ずる突き合わせ部
の両端のみを軸方向に長く形成しておき、溶接後にこの
長い部分を切断することが必要となった。しかしなが
ら、このような方法では、材料の無駄と工程増加とな
り、コストアップになってしまう。
そこで、この発明は、金具の不良率を大幅に減少させ
ることのできる防振ゴム金具の製造方法を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、この発明は、ブラケット
等の金具に外筒が圧入されるとともに、その内周と内筒
の外周との間にゴムが加硫成形される防振ゴム金具の製
造方法において、円筒状に加工した金具の突き合わせ部
に対し少なくとも端部近傍を残して炭酸ガス溶接、TIG
溶接、プラズマ溶接等の融接法により突き合わせ部を溶
融して接合するものである。
〔作用〕
この発明においては、円筒状に加工した金具の突き合
わせ部の全長に亘っては溶接せず、溶接部端部を非溶接
部分としてあるため、シールドガス圧や金具の溶融によ
り端部に欠けが発生することもなく、欠けを生じた場合
の欠けた部分の溶融金属の飛散や流れ込みにより溶融部
に凸部も形成されず、外観もきれいに仕上がる。また端
部に欠けが発生しないのでゴムのはみ出しや凸部の存在
による加硫接着の不良等の問題も生じない。
〔実施例〕
以下に、この発明の好適な実施例を図面を参照にして
説明する。
第1図に示すようにロール状に巻かれた原料をプレス
機に送り出し、このプレス機で仕上がり円周寸法に見合
う幅を持つ板金1をその幅方向に所要間隔をおいて打ち
抜く。このようにして打ち抜かれた板金1を第2図に示
すようにロール巻或いはプレス巻にて円筒状に加工して
金具2を得る。この円筒状に加工された金具2の突き合
わせ部2Aに対し炭酸ガス溶接、TIG溶接、プラズマ溶接
等の融接法による溶接を施す。融接法による溶接として
は、プラズマ溶接の他にアーク溶接、ガス溶接、エレク
トロスラグ溶接、テルミット溶接、エレクトロガス溶
接、電子ビーム溶接、レーザ溶接があり、アーク溶接と
しては消耗電極式と非消耗電極式がある。前述の炭酸ガ
スアーク溶接は消耗電極式であり、この他に被覆アーク
溶接、ノンガスアーク溶接、MIG溶接、サブマージアー
ク溶接がある。非消耗電極式としては前述のTIG溶接の
他に炭素アーク溶接がある。このような融接法により金
具2の突き合わせ部2Aを溶接するに際し、第3図に示す
ように金具2の溶接部端部から0.5〜5mm、好ましくは1
〜3mmの範囲を溶接しないようにしておく。ここで、融
接法とは、先にも述べたように基材または母材を溶融し
接合する溶接法をいう。
このようにして溶接法により突き合わせ部2Aの両側の
端部を残して溶接したならば、この金具2をモールド内
にセットしてゴムを注入、加硫する。このようなモール
ド内でのゴムの加硫を行った後に、金具2を第4図に示
すような絞り金型5内にセットし、上型6を上方から加
圧することにより金具2の両端面に絞り加工部21,22を
プレス成形しておく。この図ではゴムは省略して金具2
のみを示す。第4図中符号7は下型を示す。このような
絞り加工部21,22を形成すると、第5図に示すような筒
形防振ゴムが製造できる。この第5図に示す筒形防振ゴ
ムは、内筒3と金具2(外筒となる)とが夫々防振ゴム
金具を構成している。金具2は前述した製造方法により
製造されたものである。内筒3も金具2と同様に製造す
ることができる。内筒3と金具2との間にはゴム4が介
在している。なお、外筒を構成する金具2のみをゴム加
硫後に第4図に示すような絞り加工を行ったが、金具2
をモールド内にセットしてゴムを加硫する前に絞り加工
をしても差し支えない。
このようにして製造された防振ゴム8をブラケット9
へ第6図に示すように圧入する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、ブラケット
等の金具に外筒が圧入されるとともに、その内周と内筒
の外周との間にゴムが加硫成形される防振ゴム金具の製
造方法において、円筒状に加工した金具の突き合わせ部
に対し少なくとも端部近傍を残して炭酸ガス溶接、TIG
溶接、プラズマ溶接等の融接法により突き合わせ部を溶
融して接合するようにしたので、シールドガス圧や金具
の融けにより端部に欠けが発生することもない。また溶
融部に凸部が成形されないので外観がきれいに仕上が
る。すなわち、従来のように融接法により端部まで溶接
すると、端部が欠け、この欠けた部分の溶融金属が溶融
部に付着し、冷却後に凸部が形成されるが、この発明で
は端部を溶接しないので凸部が成形されない。また、欠
けがないので、ゴムのはみ出し等の問題も生じない。こ
の製造方法により製造される金具では、不良率が大幅に
削減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は所要の寸法に打ち抜かれた板金を示す斜視図、
第2図は板金を円筒状に加工する状態を示す斜視図、第
3図は円筒状に加工された金具の突き合わせ部を示す正
面図、第4図は金具の両端に絞り加工を施す例を示す断
面図、第5図は製造された防振ゴムを示す断面図、第6
図は防振ゴムをブラケットへ圧入する状態の斜視図であ
る。 2……金具、 2A……突き合わせ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16F 1/00 - 6/00 F16F 15/00 - 51/32 B23K 9/028

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラケット等の金具に外筒が圧入されると
    ともに、その内周と内筒の外周との間にゴムが加硫成形
    される防振ゴム金具の製造方法において、 円筒状に加工した金具の突き合わせ部に対し少なくとも
    端部近傍を残して炭酸ガス溶接、TIG溶接、プラズマ溶
    接等の融接法により突き合わせ部を溶融して接合するこ
    とを特徴とする防振ゴム金具の製造方法。
JP5773290A 1990-03-08 1990-03-08 防振ゴム金具の製造方法 Expired - Lifetime JP2927866B2 (ja)

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