JPH09215951A - 液放出装置 - Google Patents

液放出装置

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JPH09215951A
JPH09215951A JP2540796A JP2540796A JPH09215951A JP H09215951 A JPH09215951 A JP H09215951A JP 2540796 A JP2540796 A JP 2540796A JP 2540796 A JP2540796 A JP 2540796A JP H09215951 A JPH09215951 A JP H09215951A
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JP
Japan
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liquid
pressure
main
motor
auxiliary
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Pending
Application number
JP2540796A
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English (en)
Inventor
Yukiro Arimitsu
幸郎 有光
Takashi Masuoka
隆 升岡
Chieko Aki
知恵子 安藝
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ARIMITSU KOGYO KK
Arimitsu Industry Co Ltd
Original Assignee
ARIMITSU KOGYO KK
Arimitsu Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズルの開放本数に関係なく各ノズルから目
標圧の液を放出でき、さらにポンプの吐出流量を、その
開放されたノズルから放出される総流量に見合う流量に
変更できながら、液放出装置全体のコストを低減できる
と共に、メンテナンスを行い易くできるようにする。 【解決手段】 速度制御される主モータ2と、速度制御
されない副モータ6,7とにより主及び副ポンプ3,
8,9を個別に駆動すると共に、各ポンプから吐出され
る加圧液を一箇所に集めて複数本のノズル11に送る送
液通路10と、圧力検出器15と、圧力設定器16と、
圧力検出器15からの検出信号と圧力設定器16からの
設定信号とを比較して検出信号が設定信号と常時等しく
なるように速度制御器1と開閉器4,5とに制御信号を
出力するコントローラ17とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液放出装置、詳しく
は、ポンプから送液通路に供給される加圧液を複数本の
ノズルから放出して被洗浄物の洗浄、農作物の防除等を
行うための液放出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、此種液放出装置として、実開平3
ー26368号公報に記載され、かつ図4に示すよう
に、速度制御器Aにより制御される一つのモータBと、
該モータBにより駆動される一つのポンプCと、該ポン
プCから吐出される加圧液を送る送液管Dと、この送液
管D内の液圧を検出する圧力検出器Eと、圧力設定器F
と、圧力検出器Eからの検出信号と圧力設定器Fからの
設定信号とを比較して検出信号が設定信号と常時等しく
なるように速度制御器Aに制御信号を出力するコントロ
ーラHとを設け、前記送液管Dに複数本のノズルNを接
続して、ノズルNの開放本数に関係なく各ノズルNから
設定された目標圧の液を放出して、洗浄、防除等の作業
のバラツキをなくすることができるようにしている。
【0003】所で、以上の如く送液管Dに複数本のノズ
ルNを接続する場合、各ノズルNから同じ圧力で、かつ
同じ流量の加圧液を放出させることができる吐出容量の
ポンプC及び該ポンプCを駆動するモータBと、このモ
ータBの速度を制御する速度制御器Aとを使用し、前記
ポンプC及びモータBを、ポンプCから吐出される加圧
液の流量が、開放されたノズルNから目標とする設定圧
で放出される総流量に見合う流量となる速度で駆動し、
ノズルNの開放本数に関係なく各ノズルNから設定され
た目標圧の液を放出して、洗浄、防除等の作業のバラツ
キをなくすることができるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】所が、この従来技術の
ものによれば、ノズル本数を例えば3本以上にする場
合、吐出容量が、全てのノズルNから放出される総流量
に見合う流量となり、かつ、設定された目標圧に耐え得
る大型のポンプと、この大型ポンプを駆動する大型のモ
ータとを使用する必要がある。しかしながら、これら大
型ポンプ及び大型モータは、ノズル本数を1〜2本にし
た場合に使用する小型ポンプ及び小型モータに比べて汎
用性がなく、量産されないため、小型ポンプ及び小型モ
ータを複数個使用する場合に比べてポンプ及びモータの
コストが高くなり、液放出装置全体が高価となる問題が
ある。しかも、各部品も大形で且つ重くなるため、これ
ら大型ポンプ及び大型モータのメンテナンスが行い難い
問題があった。また、モータの速度制御器として、汎用
性の高いインバータを使用する場合、モータが大型にな
るのに伴い、インバータも大型のものを使用する必要が
あって、モータ駆動時の電力消費が大となる不具合があ
り、また、大型モータを使用する場合、ポンプ駆動時の
最低回転数を所定値以下に下げることになるため、冷却
ファン付きモータであると、冷却ファンによる冷却効果
が小さくなる不具合もあった。
【0005】本発明は、送液通路に接続したノズルの開
放本数に関係なく各ノズルから設定された目標圧の液を
放出できると共に、ポンプの吐出流量を、その開放され
たノズルから放出される総流量に見合う流量に変更でき
ながら、液放出装置全体のコストを低減できると共に、
メンテナンスを行い易くすることができる液放出装置を
提供することをその主目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の主目的
を達成するため、請求項1記載の発明は、図1に示すよ
うに、速度制御器1により制御される主モータ2と、開
閉器4,5により個別に始動・停止制御される少なくと
も一つの副モータ6,7と、これら主及び副モータ2,
6,7により個別に駆動される主及び副ポンプ3,8,
9と、これらポンプ3,8,9から吐出される加圧液を
一箇所に集めて送る送液通路10とを備え、この送液通
路10に複数本のノズル11を接続する如く成すと共
に、送液通路10内の液圧を検出する圧力検出器15
と、圧力設定器16と、圧力検出器15からの検出信号
と圧力設定器16からの設定信号とを比較して検出信号
が設定信号と常時等しくなるように速度制御器1と開閉
器4,5とに制御信号を出力するコントローラ17とを
設けた。
【0007】また、請求項2記載の発明は、主及び副モ
ータと主及び副ポンプとを、開放本数のノズルから放出
される総流量に対応した動力で駆動することができるよ
うにするため、図1に示すように主モータ2及び副モー
タ6,7のうち主モータ2を優先して始動し、この主モ
ータ2が最高回転数に至った後に、副モータ6,7を始
動するようにしたのである。
【0008】また、請求項3記載の発明は、全てのノズ
ルを閉鎖した状態でポンプを始動した後、ノズルを開放
することにより、目標圧で放出することができるように
するため、図3に示すように、送液通路10における圧
力検出器15に対しポンプ側に逆止弁1を設けたのであ
る。
【0009】また、請求項4記載の発明は、ポンプまた
はモータのメンテナンスを行う場合でも、幾つかのノズ
ルから目標とする設定圧の液を放出することができるよ
うにするため、図1に示すように、主及び副ポンプ3,
8,9と送液通路10との各連通路19・・に逆止弁2
0を設けたのである。
【0010】
【発明の作用効果】請求項1記載の発明では、図1に示
すように、主及び副ポンプ3,8,9から吐出される加
圧液を、一箇所に集めて送液通路10から複数本のノズ
ル11に送るから、複数の小型ポンプを使用することが
できながら、各ノズル11から目標圧で、且つ同じ流量
の液を放出できるのであり、また、速度制御器1により
制御される主モータ2と、開閉器4,5により個別に始
動・停止制御される副モータ6,7とを用いて主及び副
ポンプ3,8,9を駆動するから、ポンプ3,8,9の
吐出流量を、開放されたノズル11から放出される総流
量に見合う流量に変更し得るのであり、しかも、小型の
ポンプと、小型のモータとを使用でき、液放出装置全体
を安価に提供できると共に、メンテナンスを行い易くす
ることができるのである。即ち、小型ポンプ及び小型モ
ータは、大型ポンプ及び大型モータに比べて汎用性があ
り、量産されるから、一つの大型ポンプ及び大型モータ
を使用する場合に比べてポンプ及びモータのコストを低
減でき、液放出装置全体を安価に提供できるのであり、
しかも、小型ポンプ及び小型モータは、各部品を小形で
軽量に形成できるため、これら小型ポンプ及び小型モー
タのメンテナンスを行い易くすることができるのであ
る。
【0011】また、小型モータ及び小型ポンプを使用で
きるから、速度制御器1として、汎用性の高いインバー
タを使用する場合、このインバータをも小型にでき、モ
ータ駆動時の電力消費を小さくできるのであり、また、
小型モータを使用できるから、ポンプ駆動時の最低回転
数を所定値以上に上げることができ、従って、冷却ファ
ン付きモータである場合、冷却ファンによる冷却効果を
大きくでき、モータの耐久性を高めることができるので
ある。
【0012】また、請求項2記載の発明では、速度制御
される主モータ2を優先して始動し、この主モータ2が
最高回転数に至った後に、速度制御しない副モータ6,
7を始動するようにしたから、これら主及び副モータ
2,6,7の駆動により、主及び副ポンプ3,8,9の
吐出流量が、開放されたノズルから放出される総流量よ
りも多くなると、主モータ3を低速に制御して、主及び
副ポンプの吐出流量を、開放されたノズルから放出され
る総流量に見合う流量に変更できるのであり、従って、
モータの動力損失を有効になくすることができ、ランニ
ングコストを低減できるのである。
【0013】また、請求項3記載の発明では、全てのノ
ズル11を閉鎖した状態で主ポンプ3を始動することに
より、送液通路10におけるノズル側液の逆流を防止し
て目標圧よりも高い液圧で蓄圧し得るのであり、従っ
て、ポンプ3,8,9及びモータ2,6,7の配設位置
から遠く離れた位置でノズル11を開放することによ
り、目標圧で放出することができるのである。
【0014】また、請求項4記載の発明では、主及び副
ポンプ3,8,9から吐出した加圧液が、各ポンプ側に
逆流するのを防止できるから、副ポンプ8,9または副
モータ6,7をメンテナンスする場合、主ポンプ3又は
主ポンプ3と副ポンプ8若しくは9を駆動して、幾つか
のノズル11から目標圧の液を放出することができるの
である。
【0015】
【発明の実施の形態】図1に示した実施形態の液放出装
置は、インバータなどの速度制御器1により制御される
三相誘導型の主モータ2と、該主モータ2により駆動さ
れる往復動型の主ポンプ3と、電磁接触器などの開閉器
4,5により個別に始動・停止制御される三相誘導型の
二つの副モータ6,7と、これら副モータ6,7により
駆動される副ポンプ8,9と、これら主ポンプ3及び副
ポンプ8,9から吐出される加圧液を一箇所に集めて送
る一つの送液通路10とを備え、この送液通路10の先
端側に複数本のノズル11を接続する如く成すと共に、
主及び副ポンプ3,8,9における吐出側通路に、各ポ
ンプ3,8,9から吐出される加圧液の圧力を制御する
圧力制御弁12・・を介装し、これら圧力制御弁12・
・の余水口を余水路13・・を介して吸液通路14に連
通させ、前記各ポンプ3,8,9から吐出された加圧液
の一部又は全量を前記吸液通路14に戻すことができる
ようにしている。
【0016】そして、送液通路10の途中に、該送液通
路10内の液圧を検出する圧力検出器15を設けると共
に、圧力設定器16と、圧力検出器15からの検出信号
と圧力設定器16からの設定信号とを比較して検出信号
が設定信号と常時等しくなるように速度制御器1と開閉
器4,5とに制御信号を出力するコントローラ17とを
設けている。
【0017】実施形態の圧力検出器15は、圧力測定部
と、この測定部で測定した圧力の測定量を電圧に変換す
る変換部とを備え、0〜50Kgf/cm2の範囲内で1〜5
Vの検出信号(電圧信号)を出力するようになってい
る。詳しくは、送液通路10内の圧力が0Kg/cm2の場
合、1Vの検出信号を出力し、又、前記圧力が30Kgf
/cm2の場合、3.4Vの検出信号を出力するようにな
っている。
【0018】又、前記圧力設定器16は、目標圧力(上
限圧力)を設定する主可変抵抗器16aと、下限圧力を
設定する副可変抵抗器16bと、リレ−16cと、電源
16dとを備え、速度制御器1における零速接点1aの
開閉により、前記リレ−16cが動作し、このリレ−1
6cにより前記主可変抵抗器16aと副可変抵抗器16
bとの一方が選択されるようになっている。詳しくは、
前記零速接点1aが開放している場合、図1の如く主可
変抵抗器16aに選択され、前記零速接点1aが閉鎖し
ている場合、副可変抵抗器16bが選択されるようにな
ってる。又、前記圧力設定器16は、前記主可変抵抗器
16aから、30Kgf/cm2の圧力に相当する3.4V設
定信号(電圧信号)を出力し、副可変抵抗器16bか
ら、10kgf/cm2圧力に相当する設定信号(電圧信号)
を出力するようになっている。又、前記各可変抵抗器1
6a,16bは、摘みを備え、この摘みの回転操作によ
り所定値の電圧を分電して、所望の設定値が得られるよ
うになっている。又、前記リレ−16cは、電磁コイル
16eと二つのスイッチ16fとをもっている。
【0019】又、前記コントロ−ラ17は、前記圧力検
出器15から出力された検出信号と、圧力設定器16か
ら出力された設定信号とを比較して、検出信号の電圧値
が設定信号の電圧値よりも大きい場合、コントロ−ラ1
7から速度制御器1に対し電圧信号で回転を下げるよう
周波数指令を送り、又、検出信号の電圧値が設定信号の
電圧値よりも小さい場合、コントロ−ラ17から前記速
度制御器1に対し電圧信号で回転を上げるよう周波数指
令を送るようになっている。
【0020】又、前記速度制御器1は、前記零速接点1
aを備えたインバータを用い、周波数を変えて主モータ
2の駆動速度を制御するのであって、この速度制御器1
には、手動スイッチ18を接続している。又、前記零速
接点1aは、主モータ2が駆動している場合に開き、駆
動停止している場合に閉じるようになっている。
【0021】又、前記主及び副ポンプ3,8,9の吐出
口と送液通路10との各連続路19には逆止弁20・・
を接続して、この逆止弁20・・により、送液通路10
内に加圧液を蓄圧できるようにしている。尚、この加圧
液を蓄圧するには、図1に示した如く送液通路10にお
ける圧力検出器15とノズル11との間に蓄圧用チャン
バー21を設けるとか、或は前記逆止弁20・・とノズ
ル11との間の送液通路10部分を、可撓性管で形成し
て、この可撓性管部分が、加圧液の圧力により膨張する
如く構成してもよい。
【0022】以上の如く構成した液放出装置の主及び副
ポンプ3,8,9は、全てのノズル11から設定された
目標圧で放出される総流量を略均等に分担することがで
きる吐出容量の小型ポンプを使用するのであり、また、
主及び副モータ2,6,7は、小型のポンプを駆動する
ことができる小型モータを使用するのである。従って、
これら小型ポンプ及び小型モータは、大型ポンプ及び大
型モータに比べて汎用性があり、量産されるから、一つ
の大型ポンプ及び大型モータを使用する場合に比べてポ
ンプ及びモータのコストを低減でき、液放出装置全体を
安価に提供できるのである。しかも、小型ポンプ及び小
型モータは、各部品を小形で軽量に形成できるため、こ
れら小型ポンプ及び小型モータのメンテナンスを行い易
くすることができるのである。
【0023】また、小型モータ及び小型ポンプを使用す
ることにより、速度制御器1として、汎用性の高いイン
バータを使用する場合、このインバータをも小型にで
き、モータ駆動時の電力消費を小さくできるのである。
また、小型モータを使用するから、ポンプ駆動時の最低
回転数を所定値以上に上げることができ、従って、冷却
ファン付きモータである場合、冷却ファンによる冷却効
果を大きくでき、モータの耐久性を高めることができる
のである。
【0024】しかして、主及び副ポンプ3,8,9を駆
動する前は、送液通路10内の圧力が0Kgf/cm2である
ため、圧力検出器15から1Vの検出信号がコントロ−
ラ17に出力され、又、速度制御器1の零速接点1aが
閉じて、圧力設定器16の副可変抵抗器16bが選択さ
れ、この圧力設定器16からコントロ−ラ17に1.8
Vの設定信号が出力されている。
【0025】次に、手動スイッチ18を入れると、前記
1Vの検出信号と、前記1.8Vの設定信号とがコント
ロ−ラ17で比較制御され、このコントロ−ラ17から
速度制御器1に、周波数を多くするように制御信号が出
力され、該速度制御器1により、主モータ2が始動し、
該主モータ2の始動に連動して主ポンプ3が始動する。
又、主モータ2の始動に伴い速度制御器1の零速接点1
aが開き、圧力設定器16の主可変抵抗器16aが選択
され、目標圧は例えば30Kgf/cm2に設定され、この圧
力設定器16からコントロ−ラ17に3.4Vの設定信
号が出力される。
【0026】この場合、主ポンプ3から送液通路10内
に供給される加圧液の圧力は上昇するのであるが、前記
各ノズル11は閉鎖されているので、送液通路10内の
圧力が30Kgf/cm2を越えた時点、つまり圧力検出器1
5の検出信号が3.4Vを越えた時点から、コントロ−
ラ17から速度制御器1に、周波数を少なくするように
制御信号が出力される。しかし、この場合、送液通路1
0内の加圧液は、逆止弁20により逆流が阻止されて、
この逆止弁20とノズル11との間の送液通路10内に
蓄圧されることになるため、主モータ2の回転速度を下
げても、圧力検出器15から出力される検出信号の値は
下がらないのである。従って、コントロ−ラ17は、速
度制御器1に、更に周波数を少なくするように制御信号
を出力し、最終的に主モータ2は一時的に駆動停止す
る。そして、速度制御器1の零速接点1aが閉じ、圧力
設定器16の副可変抵抗器16bが選択されて、この圧
力設定器16からコントロ−ラ17に1.8Vの設定信
号が出力される。
【0027】次にノズル11の少なくとも1本を開放す
ると、送液通路10内に蓄圧された加圧液が外部に放出
されて、送液通路10内の圧力が、圧力設定器16から
出力される1.8Vの設定信号に対応する10Kgf/cm2
よりも一時的に下がると、圧力検出器15からの検出信
号が1.8Vよりも小さくなり、コントロ−ラ17から
速度制御器1に、周波数を多くするように制御信号が出
力され、該速度制御器1により、主モータ2は再び始動
し、該主モータ2の始動に連動して主ポンプ3が始動す
る一方、速度制御器1の零速接点1aが開き、圧力設定
器16の主可変抵抗器16aが選択され、目標圧は30
Kgf/cm2に設定され、この圧力設定器16からコントロ
−ラ17に3.4Vの設定信号が出力される。そして、
このコントロ−ラ17から速度制御器1に、前記検出信
号と設定信号とが等しくなるように制御信号が出力さ
れ、この速度制御器1により主モータ2の回転速度、ひ
いては主ポンプ3の回転速度が、送液通路10内の圧力
が30Kgf/cm2となるように制御され、ノズル11の開
放本数に対応した流量で放出できるのである。
【0028】この状態からノズル11の開放本数を多く
すると、送液通路10内の圧力が目標圧の30Kgf/cm2
よりも一時的に下がって、圧力検出器15から出力され
る検出信号値が小さくなるため、コントロ−ラ17及び
速度制御器1により主モータ2の回転速度が速くなる。
このとき、開放本数のノズル11から放出される総流量
が、主ポンプ3の吐出流量よりも多い場合、速度制御器
1は、主モータ2を最高回転数まで上げ、コントロ−ラ
17に対し最高回転数まで上げたという信号を出力す
る。これを受けて、コントロ−ラ17から開閉器4に制
御信号が出力され、該開閉器4がオン動作して一次の副
モータ6が始動し、該副モータ6の始動に連動して一次
の副ポンプ8が始動する。
【0029】この一次の副ポンプ8の始動で、開放本数
のノズル11から放出される総流量が、主ポンプ3及び
副ポンプ8の合計吐出流量以内であれば、送液通路10
内の液圧は、目標圧に上昇する。この場合、副ポンプ8
は速度制御されずに定速で駆動され、主ポンプ3は、速
度制御器1により速度制御されるので、全体として、開
放本数のノズル11から放出される総流量に対応した動
力で駆動することができ、動力損失を有効になくするこ
とができる。
【0030】さらにノズル11の開放本数が多くなっ
て、開放本数のノズル11から放出される総流量が、主
ポンプ3及び一次の副ポンプ8の合計吐出流量を越える
と、同様に、コントロ−ラ17から開閉器5に制御信号
が出力され、該開閉器5がオン動作して二次の副モータ
7が始動し、該副モータ7の始動に連動して二次の副ポ
ンプ9が始動する。この場合も、一次及び二次の副ポン
プ8,9は速度制御されずに定速で駆動され、主ポンプ
3が速度制御されるので、全体として、開放本数のノズ
ル11から放出される総流量に対応した動力で駆動する
ことができ、動力損失を有効になくすることができる。
【0031】又、以上のように主及び副ポンプ3,8,
9を駆動し、複数本のノズル11を開放して放出作業を
行っている状態からノズルを閉じていくと、送液通路1
0内の圧力が目標圧の30kgf/cm2よりも一時的に上が
って、圧力検出器15から出力される検出信号の値が大
きくなるため、コントロ−ラ17及び速度制御器1によ
り主モータ2の回転速度が遅くなり、主及び副ポンプ
3,8,9から送液通路10内に供給される加圧液の圧
力は、前記目標圧と同じ30Kgf/cm2になり、又、ノズ
ル11の開放本数に対応した流量で放出できるのであ
る。
【0032】この状態からノズル11の閉鎖本数を多く
すると、速度制御器1は、主モータ2を最低回転数まで
下げ、コントロ−ラ17に対し最低回転数まで下げたと
いう信号を出力する。これを受けて、コントロ−ラ17
から開閉器5に制御信号が出力され、該開閉器5がオフ
動作して二次の副モータ7が停止し、該副モータ7の停
止に連動して二次の副ポンプ9が停止する。
【0033】この二次の副ポンプ9の停止後、送液通路
10内の圧力が目標圧の30 Kgf/cm2になる場合は、
主ポンプ3及び一次の副ポンプ8が駆動されるのであ
る。また、二次の副ポンプ9の停止後においても、送液
通路10内の圧力が目標圧の30Kgf/cm2よりも上がる
場合、速度制御器1は、主モータ2を最低回転数まで下
げ、コントロ−ラ17に対し最低回転数まで下げたとい
う信号を出力する。これを受けて、コントロ−ラ17か
ら開閉器4に制御信号が出力され、該開閉器4がオフ動
作して一次の副モータ6が停止し、該副モータ6の停止
に連動して一次の副ポンプ8が停止する。
【0034】また、一次の副ポンプ8の停止後、送液通
路10内の圧力が目標圧の30Kgf/cm2になる場合は、
主ポンプ3のみが駆動されるのである。また、一次の副
ポンプ8の停止後、主モータ2の回転速度が遅くなって
も、送液通路10内の圧力が30Kgf/cm2を越える場合
は、全てのノズル11が閉鎖され逆止弁20によって液
圧が下がらないものとみなして、主ポンプ3の始動時に
全てのノズル11が閉鎖されている場合と同様、コント
ロ−ラ17から速度制御器1に、周波数を少なくするよ
うに制御信号が出力され、最終的に主モータ2は停止す
る。
【0035】次に、以上説明した動作を、フローチャー
トに基づいて説明する。
【0036】スタートに際し先ず、ステップS1で圧力
設定器16に目標圧を入力し、ステップS2で主モータ
2が始動する始動圧力を入力した後、ステップS3で手
動スイッチ18をオンし、ステップS4において主モー
タ2及び主ポンプ3が始動し、送液通路10に加圧液が
送られる。このとき、全てのノズル11が閉鎖されてい
るため、送液通路10内の液圧が目標圧を越えた状態で
逆止弁20により蓄圧され、主モータ2及び主ポンプ3
は一旦停止する。次にノズル11の少なくとも1本を開
放して、ステップS5における検出圧が始動圧力以下で
ある場合、ステップS6で主モータ2及び主ポンプ3が
再び始動され、ステップS7において検出圧が目標圧と
等しいか否かが比較され、等しい場合は、ステップS8
で速度制御器1の周波数が増減するのをストップしてス
テップS7に戻る。また、ステップS7において、ノー
の場合、ステップS9において検出圧が目標圧よりも高
いか否かが比較され、検出圧が低い場合、ノズル11の
開放本数が多くなったものと判断して、ステップS10
で速度制御器1の出力周波数が最高か否かが判断され、
ノーの場合、主モータ2が最高回転数で駆動されていな
いものと判断して、ステップS11で速度制御器1の出
力周波数を最大にし、主モータ2を最高回転数で回転さ
せる。そして、ステップS12において手動スイッチ1
8がオンか否かが判断され、ノーの場合、ステップS9
に戻る。また、ステップS10でイエスの場合、ステッ
プS13で一次の副モータ6及び副ポンプ8が運転中か
否かが判断され、イエスの場合、ステップS14で二次
の副モータ7及び副ポンプ9が運転中か否かが判断さ
れ、イエスの場合、ステップS12で手動スイッチ18
がオンか否かが判断され、ノーの場合、ステップS9に
戻る。
【0037】また、ステップS9で開放状態のノズル1
1が閉鎖されて検出圧が目標圧よりも高い場合、ステッ
プS15で速度制御器1の出力周波数が最低か否かが判
断され、最低でない場合、ステップS16で速度制御器
1の出力周波数をダウンさせる。
【0038】また、ステップS15でイエスの場合、主
モータ2及び主ポンプ3が最低回転数で駆動されている
ため、ステップS17において二次の副モータ7及び副
ポンプ9が運転中か否かが判断され、運転中の場合、ス
テップS18で二次の副モータ7及び副ポンプ9を停止
する。また、ステップS17でノーの場合、ステップS
19において一次の副モータ6及び副ポンプ8が運転中
か否かが判断され、運転中の場合、ステップS20で一
次の副モータ6及び副ポンプ8を停止する。また、ステ
ップS19でノーの場合、ステップS21で速度制御器
1の出力を停止し、ステップS5に戻る。
【0039】また、一次の副ポンプ8または二次の副ポ
ンプ9のメンテナンスを行う場合など、副ポンプ8,9
のいずれかが使用できない場合、ステップS13で一次
の副モータ6及び副ポンプ8が停止していると、ステッ
プS22において一次の副モータ6及び副ポンプ8が運
転可能か否かが判断され、運転可能の場合は、ステップ
S23で一次の副モータ6及び副ポンプ8を始動し、ま
た、ステップS22で運転不能の場合、ステップS14
において二次の副モータ7及び副ポンプ9が運転中であ
るか否かが判断され、停止していると、ステップS24
において二次の副モータ7及び副ポンプ9が運転可能か
否かが判断され、運転可能の場合は、ステップS25で
二次の副モータ7及び副ポンプ9を始動する。従って、
一次の副ポンプ8または二次の副ポンプ9のメンテナン
スを行ないながら、主ポンプ3と一次又は二次の副ポン
プ8,9を運転して液の放出作業が行えるのである。
【0040】そして、ステップS12で手動スイッチ1
8がオンになっていると、ステップS26で主及び副モ
ータ2,6,7の駆動を停止し、液放出作業を終了す
る。
【0041】尚、以上説明した実施形態では、送液通路
10の途中に逆止弁20を設けて、送液通路10内に加
圧液を蓄圧し、複数本のノズル11の全てが閉鎖してい
る場合、主モータ2の駆動を自動的に停止し、又、ノズ
ル11の少なくとも1本を開放した場合、主モータ2を
自動的に駆動する如く構成したが、その他、前記逆止弁
20をなくし、送液通路10内に加圧液を蓄圧できない
ようにして、前記手動スイッチ18の操作で主モータ2
を、駆動及び停止させる如く構成してもよい。この場
合、前記手動スイッチ18は、前記ノズル11側に設け
てもよい。
【0042】また、前記逆止弁20は、図1に示すよう
に主及び副ポンプ3,8,9と送液通路10との各連通
路19に設ける他、図3に示すように送液通路10に設
けてもよい。この場合、逆止弁20以外の構成は図1と
同様であるため、その詳細な説明を省略する。しかし図
1のように各連通路19に逆止弁20を設けることによ
り、主及び副ポンプ3,8,9から吐出した加圧液が、
各ポンプ側に逆流するのを防止できるから、副ポンプ
8,9または副モータ6,7をメンテナンスする場合、
主ポンプ3及び副ポンプ8又は9を駆動して、幾つかの
ノズル11から目標とする設定圧の液を放出することが
できるのである。
【0043】また、前記速度制御器1は、前記コントロ
ーラ17の内部に設けてもよい。
【0044】また、以上説明した実施形態では、副モー
タ6,7及び副ポンプ8,9を何れも二つ用いている
が、これら副モータ6,7及び副ポンプ8,9の個数及
び開閉器4,5とノズル11との個数は特に制限されな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明液放出装置の概略説明図である。
【図2】フローチャート図。
【図3】別の実施形態を示す概略説明図。
【図4】従来例の説明図。
【符号の説明】
【符号の説明】 1……速度制御器 2……主モータ 3……主ポンプ 4,5……開閉器 6,7……副モータ 8,9……副ポンプ 10……送液通路 11……ノズル 15……圧力検出器 16……圧力設定器 17……コントローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 速度制御器(1)により制御される主モ
    ータ(2)と、開閉器(4,5)により個別に始動・停
    止制御される少なくとも一つの副モータ(6,7)と、
    これら主及び副モータ(2,6,7)により個別に駆動
    される主及び副ポンプ(3,8,9)と、これらポンプ
    (3,8,9)から吐出される加圧液を一箇所に集めて
    送る送液通路(10)とを備え、この送液通路(10)
    に複数本のノズル(11)を接続する如く成すと共に、
    送液通路(10)内の液圧を検出する圧力検出器(1
    5)と、圧力設定器(16)と、圧力検出器(15)か
    らの検出信号と圧力設定器(16)からの設定信号とを
    比較して検出信号が設定信号と常時等しくなるように速
    度制御器(1)と開閉器(4,5)とに制御信号を出力
    するコントローラ(17)とを設けていることを特徴と
    する液放出装置。
  2. 【請求項2】 主モータ(2)及び副モータ(6,7)
    のうち主モータ(2)を優先して始動し、この主モータ
    (2)が最高回転数に至った後に、副モータ(6,7)
    を始動するようにしている請求項1記載の液放出装置。
  3. 【請求項3】 送液通路(10)における圧力検出器
    (15)に対しポンプ側に逆止弁(20)を設けている
    請求項1又は請求項2記載の液放出装置。
  4. 【請求項4】 主及び副ポンプ(3,8,9)と送液通
    路(10)との各連通路(19・・)に逆止弁(20)
    を設けている請求項1又は請求項2記載の液放出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011147937A (ja) * 2005-12-22 2011-08-04 Grundfos Nonox As 流体移送システムおよび方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011147937A (ja) * 2005-12-22 2011-08-04 Grundfos Nonox As 流体移送システムおよび方法
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