JPH09215720A - 風呂ユニット - Google Patents

風呂ユニット

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JPH09215720A
JPH09215720A JP2245296A JP2245296A JPH09215720A JP H09215720 A JPH09215720 A JP H09215720A JP 2245296 A JP2245296 A JP 2245296A JP 2245296 A JP2245296 A JP 2245296A JP H09215720 A JPH09215720 A JP H09215720A
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JP
Japan
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nozzle
hot water
jet
supply
flow rate
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JP2245296A
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English (en)
Inventor
Shinichi Ueda
信一 上田
Akio Nakano
晶夫 中野
Manabu Takagi
学 高木
Kengo Shoji
賢吾 庄司
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Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジェットバス用の風呂ユニットにおいて、常
に快適なジェット運転による入浴が楽しめるようにす
る。 【解決手段】 浴槽2には気泡混じりの湯水を浴槽内に
噴出するジェットノズル4H,4M,4Lが複数段にわ
たって高低差をもたせて配置されるとともに、ジェット
運転の開始指令に応じて、上段側のジェットノズル4H
への湯水の供給を停止するとともに、他の残りのジェッ
トノズル4M,4Lへの湯水の供給を開始する第1流量
制御手段241と、この第1流量制御手段241で湯水
の供給が停止されているジェットノズル4Hへの湯水の
供給を許可する指令が入力されると、これに応じて、こ
の湯水の供給停止中のジェットノズル4Hへの湯水の供
給を開始する第2流量制御手段242とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽中の湯水を循
環ポンプで一旦循環路内に吸い込んでから、その吸い込
んだ湯水を浴槽中に戻す際に、気泡混じりのジェット流
として噴出させるジェットバス用の風呂ユニットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、このような風呂ユニットにおいて
は、浴槽の側壁の一部にジェットノズルと湯水の吸込口
とが取り付けられており、ジェットノズルと吸込口には
循環路の各一端が接続され、また、循環路の途中には循
環ポンプや濾過槽が設けられている。そして、循環ポン
プで浴槽中の湯を一旦循環路内に吸い込んでから、濾過
槽でゴミ、垢等を除いた後、循環路を経てジェットノズ
ルに導き、これらのジェットノズルによって、空気混じ
りの湯水をジェット流として浴槽内に噴出するようにし
ている。
【0003】ここで、近年では、快適な入浴を楽しむ上
で、身体の背中、腰、足というように各部位に分けた状
態でジェット流が噴出するように、身体の各部位の高さ
に合わせて、ジェットノズルを複数段にわたって高低差
をもたせて取り付けたものが提供されている。以下、身
体の背中、腰、足に対応させた高さ位置にある各ジェッ
トノズルを背ノズル、腰ノズル、足ノズルと称する。
【0004】さらに、近年では、ジェット運転中におい
て、上記の背ノズル、腰ノズル、足ノズルからそれぞれ
噴出されるジェット流の噴出強さを個別にマニュアル操
作で調整できる(以下、これをシンプルモードと称する)
機能に加えて、身体のマッサージ効果を高める等の目的
で、上記の背ノズル、腰ノズル、足ノズルからそれぞれ
噴出されるジェット流の噴出強さをある特有の制御パタ
ーンに沿って強弱を付けて運転させる(以下、これをロ
ーリングモードと称する)機能を付加したものも提供さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記のジェッ
ト運転を開始した時点で、浴槽の水位がたとえば最上段
の背ノズルよりも低下していて背ノズルが水面よりも上
に露出していると、吐出抵抗が少なくなるために、この
背ノズルから噴出される湯水が飛散し易くなる。
【0006】たとえば、シンプルモードにおいて、事前
に背ノズルからの噴出強さが大きくなるように設定され
ているにもかかわらず、そのことを現在の入浴者が知ら
なかったような場合には、湯水が勢いよく噴出する。ま
た、現在の入浴者がローリングモードを設定した場合、
このローリングモードでは、各ノズルからの噴出強さの
変化が予め決められていてマニュアル操作で調整できな
いので、背ノズルが水面よりも上に露出しているとき
は、背ノズルから湯水が噴出してしまい、その噴出を止
めることができない。
【0007】その際、浴槽内に入浴者がいるときには、
不用意に飛散した湯水が髪や顔にかかると不快な思いを
することになる。特に、循環路内の残水が冷えきった後
にジェット運転を開始すると、この冷水が勢いよく噴出
されることになるから、一層不快な思いをすることにな
る。
【0008】そこで、従来技術では、浴槽の湯水の水面
上に露出しているジェットノズルから不用意に勢いよく
湯水が噴出されないようにするため、図4に示すよう
に、シンプルモードの場合において、背ノズル、腰ノズ
ル、足ノズルのいずれに対しても、各ノズルへの湯水の
供給を少量で開始し、時間経過とともに次第に湯水の供
給量を増加させるようにした風呂ユニットが提供されて
いる(たとえば、実公平6−3588参照)。
【0009】しかし、その場合でも、ジェット運転の開
始直後から少量であっても、各ノズルから湯水が噴出さ
れることに何ら変わりがないから、浴槽の水位がたとえ
ば背ノズルよりも低下しており、かつ、循環路内に冷た
い初期残水がある場合には、その冷水が浴槽を伝わって
不用意に背中にかかるなどして不快な思いをする。
【0010】さらに、ローリングモードが選択された場
合には、各ノズルからの噴出量の変化が予め決められて
いてマニュアル操作で調整できないので、背ノズルが水
面よりも上に露出しているようなときは、依然として背
ノズルから湯水が噴出してしまいうという不都合があ
る。
【0011】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、シンプルモードとローリングモードの
いずれのジェット運転が選択される場合でも、常に快適
なジェット運転による入浴が楽しめるようにすることを
課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、浴槽には、気泡混じりの湯水を浴槽内に
噴出するジェットノズルが複数段にわたって高低差をも
たせて配置されている風呂ユニットにおいて、次の構成
を採用している。
【0013】すなわち、請求項1記載に係る風呂ユニッ
トは、ジェット運転の開始指令に応じて、上段側のジェ
ットノズルへの湯水の供給を停止するとともに、他の残
りのジェットノズルへの湯水の供給を開始する第1流量
制御手段と、第1流量制御手段で湯水の供給が停止され
ているジェットノズルへの湯水の供給を許可する指令が
入力されると、これに応じて、湯水の供給停止中のジェ
ットノズルへの湯水の供給を開始する第2流量制御手段
とを備えている。
【0014】請求項2記載に係る風呂ユニットは、請求
項1記載の構成において、キャンセルスイッチを設ける
とともに、このキャンセルスイッチの操作による入力指
令に応じて、前記第2流量制御手段による流量制御より
も優先して上段側のジェットノズルへの湯水の供給を停
止する第3流量制御手段を備えている。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
ジェットバス用の風呂ユニットの全体構成図である。
【0016】この風呂ユニット1は、浴槽2の側壁に、
それぞれ気泡混じりの湯水を浴槽2内に噴出する背ノズ
ル4H、腰ノズル4M、および足ノズル4Lが高低差を
もたせて配置されている。すなわち、本例では、浴槽2
の背側の側面には背ノズル4Hが上下左右の4つ配置さ
れるとともに、この背ノズル4Hよりも低い位置に腰ノ
ズル4Mが左右一対配置されている。また、浴槽4の足
側の側面には、これらの各ノズル4H,4Mよりも低位
箇所に足ノズル4Lが左右一対配置されている。
【0017】さらに、浴槽2には、その上フランジ部分
にエア吸込口5が、上記の各ノズル4H、4M、4Lと
は別個の側面には湯水の吸込金具6(ヘアキャッチャ)が
それぞれ取り付けられている。
【0018】各ノズル4H、4M、4Lには、エア吸込
口5に連通するエア供給管3が分岐して接続されるとと
もに、湯水の吐出路7H,7M,7Lが個別に接続さ
れ、また、吸込金具6には湯水の吸込路7Iが接続され
ている。そして、上記の吸込路7Iと吐出路7H,7
M,7Lとは循環ポンプ10を介して互いに連通されて
おり、これによって、湯水の循環路7が形成されてい
る。また、各ノズル4H、4M、4Lに対応して設けら
れている吐出路7H,7M,7Lの途中部分には、それ
ぞれ流量制御弁16H、16M、16Lが設けられてい
る。
【0019】さらに、循環ポンプ10を挟む前後の循環
路7の途中には、湯水の浄化路8の両端が接続されてお
り、この浄化路8には、水流スイッチ9、気水分離タン
ク11、三方弁12、濾過槽14、三方弁15が順次設
けられている。
【0020】なお、17は濾過槽14の濾材を交換する
ときなどに浄化路8内に貯留している水を排水するため
の水抜き路、18はこの水抜き路の途中に設けた流量制
御弁で、通常は閉状態に保持されている。また、22は
濾過槽14を洗浄する場合の逆洗用排水路である。
【0021】この実施形態では、さらに循環ポンプ10
および各弁12,15,16H,16M,16L,18
の動作を制御するコントローラ24、このコントローラ
24に各種の指令を与えるリモコン装置26、およびワ
イヤレスリモコン28を備える。
【0022】コントローラ24は、たとえばマイクロコ
ンピュータで構成されるもので、特許請求の範囲におけ
る第1流量制御手段241、第2流量制御手段242、
および第3流量制御手段243を含む。
【0023】リモコン装置26は、たとえば浴室の壁面
等に配置されており、図2に示すように、操作パネル2
8上に、この風呂ユニット1を起動するための運転スイ
ッチ30、ジェット運転を行うためのジェット運転スイ
ッチ32、シンプルモードやローリングモードを選択切
り替えするためのモード切替スイッチ34、背ノズル4
H、腰ノズル4M、足ノズル4Lからそれぞれ噴出する
湯水の量を調整するための噴出量調整スイッチ36H,
36M,36Lとともに、背ノズル36Hからのジェッ
ト流れの噴出を中止するためのキャンセルスイッチ38
が設けられ、さらに、各スイッチ30,32,34,3
6H,36M,36L,38の状態を表示するためのL
CD等の表示部40が設けられている。
【0024】ワイヤレスリモコン28は、浴槽2に入浴
しながら使用できるもので、その入力指令は、リモコン
装置26を介してコントローラ24に伝わるようになっ
ている。
【0025】上記のコントローラ24を構成する第1流
量制御手段241は、リモコン装置26のジェット運転
スイッチ32が操作されてジェット運転の開始指令が与
えられると、これに応じて、上段側の背ノズル4Hの湯
水の供給を停止するとともに、他の残りの腰ノズル4M
と足ノズル4Lへ湯水が供給されるように、各ノズル4
H,4M,4Lに対応する流量制御弁16H,16M,
16Lの開度を制御するものである。
【0026】また、第2流量制御手段242は、第1流
量制御手段241によって背ノズル36Hへの湯水の供
給が停止されている状態において、その背ノズル36H
の噴出量調整スイッチ36Hが操作された場合には、そ
の指令に応じて背ノズル36Hへ湯水が供給されるよう
に、流量制御弁16Hの開度を制御するものである。
【0027】さらに、第3流量制御手段243は、リモ
コン装置26のキャンセルスイッチ38の操作による入
力指令に応じて、第2流量制御手段242による流量制
御よりも優先して背ノズル4Hへの湯水の供給を停止す
るように、流量制御弁16Hの開度を制御するものであ
る。
【0028】この構成の風呂ユニット1における動作に
ついて説明する。
【0029】いま、たとえばリモコン装置26におい
て、運転スイッチ30がオンされた後、ジェット運転ス
イッチ32が操作されると、このジェット運転の開始指
令がコントローラ24に与えられる。
【0030】コントローラ24の第1流量制御手段24
1は、この指令に応じて、上段の背ノズル4Hからジェ
ット流が噴出しないようにその流量制御弁16Hを全閉
状態にした後、モード切替スイッチ34がシンプルモー
ドかローリングモードかを確認し、シンプルモードの場
合には、さらに、噴出量調整スイッチ36M,36Lの
噴出量の設定値を確認した後、循環ポンプ10を起動す
る。
【0031】これにより、浴槽2中の湯水が吸込金具6
から吸込路7Iを経由して循環ポンプ10で吸い込まれ
て、流量制御弁16M,16Lおよび吐出路7M,7L
を経て腰ノズル4Mと足ノズル4Lにそれぞれ供給され
る。また、循環ポンプ10から吐出された湯水の一部
は、気水分離タンク11、三方弁12および濾過槽14
を通過し、濾過槽14でゴミ、垢等が除かれた後、三方
弁15を介して吸込路7I側に戻される。
【0032】その際、第1流量制御手段241は、腰ノ
ズル4Mと足ノズル4Lに対応する流量制御弁16M,
16Lの開度を全閉状態から次第に増加させて、最終的
に噴出量調整スイッチ36M,36Lで設定された噴出
量となるように制御する。
【0033】したがって、シンプルモードの場合には、
図3に示すように、ジェット運転の開始初期には、背ノ
ズル4Hからのジェット流の噴出が停止された状態で、
腰ノズル4Mと足ノズル4Lから徐々にジェット流の噴
出が開始されて漸次増加していく(たとえば、図3の時
刻t0〜時刻t1の期間)。
【0034】また、モード切替スイッチ34によってロ
ーリングモードが設定されている場合においても、第1
流量制御手段241は、背ノズル4Hに対応する流量制
御弁16Hを全閉状態に保持した状態で、循環ポンプ1
0を起動してから、腰ノズル4Mと足ノズル4Lについ
てのみ、その噴出量を予め決められたプログラムに沿っ
て強弱変化させる。
【0035】このように、シンプルモードとローリング
モードのいずれの場合でも、ジェット運転の開始初期
は、背ノズル4Hからジェット流が噴出されることはな
いので、浴槽2内の水位が低下して背ノズル4Hが水面
から露出しているときでも、不用意に浴槽2内にいる入
浴者の髪や顔にかかって不快な思いをすることがない。
【0036】次に、第1流量制御手段241によって背
ノズル4Hへの湯水の供給が停止されている状態におい
て、背ノズル4Hの噴出量調整スイッチ36Hが操作さ
れた場合には、これに応じて、第2流量制御手段242
は、シンプルモードかローリングモードかを確認した
後、シンプルモードの場合には、背ノズル4に対応する
流量制御弁16Hの開度を全閉状態から次第に増加させ
て、最終的に噴出量調整スイッチ36Hで設定された噴
出量となるように制御する。
【0037】したがって、シンプルモードの場合には、
図3に示すように、背ノズル4Hから徐々にジェット流
の噴出が開始されて漸次増加していく(たとえば、図3
の時刻t1〜時刻t2の期間)。
【0038】また、既にローリングモードが設定されて
いる場合には、第1流量制御手段241による腰ノズル
4Mと足ノズル4Lのプログラム制御とともに、背ノズ
ル4Hについても、第2流量制御手段242によって、
以降、その噴出量が予め決められたプログラムに沿って
強弱変化される。
【0039】このように、予め腰ノズル4Mと足ノズル
4Lからのジェット流の噴出が開始された後に、背ノズ
ル4Hからのジェット流の噴出が開始されるので、ジェ
ット運転の開始当初にたとえ冷えた水が循環路7内に残
っていたとしても、それらの残水は腰ノズル4Mと足ノ
ズル4Lから浴槽2の湯中に押し出されてしまい、循環
路7は、吸込金具6から引き込まれた湯に既に置換され
てしまっているので、背ノズルから多量の冷水が噴出さ
れて不快な思いをすることもなくなる。
【0040】さらに、ジェット運転のシンプルモードと
ローリングモードのいずれにおいても、第2流量制御手
段242によって背ノズル4Hへの湯水の供給が開始さ
れている状態で、背ノズル4Hのキャンセルスイッチ3
8が操作された場合には、これに応じて、第3流量制御
手段243は、第2流量制御手段242による流量制御
よりも優先して、背ノズル4Hに対応する流量制御弁1
6Hを全閉にして、背ノズル4Hからのジェット流の噴
出を停止させる(たとえば、図3の時刻t2の時点)。
【0041】したがって、浴槽2の湯水を多く使用した
ために、背ノズル4Hが水面から露出したような場合に
は、このキャンセルスイッチ38を操作することで背ノ
ズル4Hからのジェット流の噴出を意識的に停止して湯
水の飛散を防止できるので便利である。
【0042】さらに、キャンセルスイッチ38をジェッ
ト運転の開始当初から操作しておけば、背ノズル4Hの
噴出量調整スイッチ36Hが操作されても、第3流量制
御手段243は、背ノズル4Hからのジェット流の噴出
を継続的に停止する。つまり、背ノズル4Hを意図的に
使用不可にできるので、たとえば子供のいたずら等によ
る危険防止を図ることができる。
【0043】なお、濾過槽14を洗浄する場合には、リ
モコン装置26の図示しない洗浄スイッチを操作して洗
浄モードを選択すれば、これに応じてコントローラ24
は、三方弁12,15を切り換えることにより、循環ポ
ンプ10で吸い込まれた湯水は、ジェットノズル4H,
4M,4Lに導かれてジェット流として浴槽2内に噴出
されてジェット運転が継続されるとともに、一部の湯水
は、気水分離タンク11から三方弁15を経由して濾過
槽14を通常の場合とは逆方向に通過して三方弁12お
よび逆洗用排水路22を経由して外部に排水される。
【0044】上記の実施形態では、浴槽2の一側面側に
背ノズル4H、腰ノズル4Mを配置し、これに対向する
他側面側に足ノズル4Lを配置した構成となっている
が、各ノズルの個数や配置状態は、本例に限定されるも
のではない。たとえば、浴槽2の一側面側に背ノズル4
H、腰ノズル4Mおよび足ノズル4Lを共に配置したも
のであってもよい。
【0045】また、この実施形態においては、第2流量
制御手段242は、その背ノズル4Hの噴出量調整スイ
ッチ36Hが操作された場合に、その指令に応じて背ノ
ズル4Hへ湯水が供給されるように、流量制御弁16H
の開度を制御するようにしているが、次のような変形例
も考えられる。
【0046】たとえば、第1流量制御手段241によっ
て、循環ポンプ10が起動されてから、循環路7内に滞
留している冷水が十分の吐き出されるに要する時間(数
十秒程度)が経過すれば、自動的に流量制御弁16Hを
開いて背ノズル4Hへの湯水の供給を開始したり、ある
いは、噴出量調整スイッチ36H以外のスイッチ操作が
行われたことを検知すれば、これに応じて流量制御弁1
6Hを開いて背ノズル4Hへの湯水の供給を開始した
り、さらには、これらを組み合わせて、所定時間の経過
後でかつスイッチ操作が行われた場合を検知して背ノズ
ル4Hへの湯水の供給を開始したりすることもできる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を奏する。
【0048】(1) 請求項1記載の発明では、ジェット
運転の開始当初は、上段側のジェットノズルへの湯水の
供給を停止してこれよりも下段側のジェットノズルだけ
に湯水を供給するから、浴槽内の水位が低下して上段側
のジェットノズルが水面から露出しているときでも、不
用意に飛散した湯水が浴槽内にいる入浴者の髪や顔にか
かって不快な思いをすることがない。
【0049】しかも、上段側のジェットノズルからジェ
ット流の噴出が開始される以前に、これよりも下段側の
ジェットノズルからのジェット流の噴出が既に開始され
ていることになるから、多量の冷水が直接に身体にかか
って不快な思いをすることもなくなる。
【0050】(2) 請求項2記載の発明では、請求項1
記載の効果に加えて、ジェット運転の開始当初から、あ
るいはジェット運転の途中のいずれの場合でも、上段側
のジェットノズルを意識的に使用不可にできるので、浴
槽の水位が低下したときに上段側のジェットノズルから
の湯水の飛散を防止したり、子供のいたずら等に伴う危
険性を意図的に回避できるので、利便性が一層高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るジェットバス用の風呂
ユニットの全体構成図である。
【図2】図1の風呂ユニットのリモコン装置の正面図で
ある。
【図3】本発明の風呂ユニットにおいて、各ジェットノ
ズルから噴出される湯水の流量の時間変化を示す説明図
である。
【図4】従来の風呂ユニットにおいて、各ジェットノズ
ルから噴出される湯水の流量の時間変化を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1…風呂ユニット、2…浴槽、4H,4M,4L…ジェ
ットノズル、7…循環路、16H,16M,16L…流
量制御弁、24…コントローラ、241…第1流量制御
手段、242…第2流量制御手段、243…第3流量制
御手段、26…リモコン装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 庄司 賢吾 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽には、気泡混じりの湯水を浴槽内に
    噴出するジェットノズルが複数段にわたって高低差をも
    たせて配置されている風呂ユニットにおいて、 ジェット運転の開始指令に応じて、上段側のジェットノ
    ズルへの湯水の供給を停止するとともに、他の残りのジ
    ェットノズルへの湯水の供給を開始する第1流量制御手
    段と、 第1流量制御手段で湯水の供給が停止されているジェッ
    トノズルへの湯水の供給を許可する指令が入力される
    と、これに応じて、湯水の供給停止中のジェットノズル
    への湯水の供給を開始する第2流量制御手段と、 を備えることを特徴とする風呂ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の風呂ユニットにおいて、 キャンセルスイッチを設けるとともに、このキャンセル
    スイッチの操作による入力指令に応じて、前記第2流量
    制御手段による流量制御よりも優先して上段側のジェッ
    トノズルへの湯水の供給を停止する第3流量制御手段を
    備えることを特徴とする風呂ユニット。
JP2245296A 1996-02-08 1996-02-08 風呂ユニット Pending JPH09215720A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11169416A (ja) * 1997-12-15 1999-06-29 Toshiba Tec Corp エアーマッサージ機
JP2012170769A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Noritz Corp 噴流風呂装置

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JPH11169416A (ja) * 1997-12-15 1999-06-29 Toshiba Tec Corp エアーマッサージ機
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