JPH09215201A - 燃料電池発電装置 - Google Patents

燃料電池発電装置

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JPH09215201A
JPH09215201A JP8018576A JP1857696A JPH09215201A JP H09215201 A JPH09215201 A JP H09215201A JP 8018576 A JP8018576 A JP 8018576A JP 1857696 A JP1857696 A JP 1857696A JP H09215201 A JPH09215201 A JP H09215201A
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JP
Japan
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power
value
signal
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power factor
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Withdrawn
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JP8018576A
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Makoto Nagasawa
誠 長沢
Tetsuya Nagai
鉄也 長井
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】逆変換装置に連係点の力率値の調整機能を持た
せるようにした燃料電池発電装置を提供する。 【解決手段】燃料電池発電装置1は、公知の燃料電池装
置2、有効電力値の指令信号Sa,無効電力値の指令信
号Sbを入力し,対応する値の有効電力と無効電力を出
力する逆変換装置3、検出部4、演算制御部5を備え
る。検出部4は、信号S41,S42を出力する計測部(P
T)41,計測部(CT)42と、前記両信号を基に連
係点の有効電力と力率の現在値に対応する信号S43,S
44を出力する算出部43,44を有する。演算制御部5
は、信号S43,S44を入力し、連係点の力率現在値と,
予め設定されている目標力率値との差に対応する比較信
号ΔScos から逆変換装置3が出力すべき無効電力の指
令値を求め、これに対応する指令信号Sbを出力する。
演算制御部5が比較信号ΔScos を基にして行う演算
は、周知の比例積分演算,比例積分微分演算が用いられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、燃料電池装置
と,商用電力網との間で連係運転を行う機能を有する逆
変換装置とを備えた燃料電池発電装置に係わり、逆変換
装置に燃料電池発電装置と商用電力網との接続点におけ
る力率値に対する調整機能を持たせるようにしたその構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】天然ガス等の炭化水素系の燃料を改質す
るなどして得た燃料ガスと空気等の酸化剤ガスとの供給
を受けて直流電力を発生する公知の燃料電池装置を、直
流電力を商用周波数の交流電力に変換する逆変換装置と
組み合わせると共に逆変換装置の交流出力側で商用電力
網と連係させて、負荷装置が必要とする電力を安定に供
給するように構成した燃料電池発電装置が既に提案され
ている。このような燃料電池発電装置においては、逆変
換装置の交流出力側と商用電力網との接続点である連係
点における力率値の調整は、スタティックコンデンサ
(以降、単にコンデンサと略称することがある。)の静
電容量値を切り換えて調整する方法が主として用いられ
てきている。燃料電池発電装置の場合の連係点における
力率値の調整法としては、この他に、半導体変換装置を
利用した静止型調整装置を用いる方法も、無効電力値の
連続した調整が容易であることから用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近になって商用電力
網への逆潮流が認められるようになったのであるが、前
述の方法で連係点の力率値調整を行う従来技術の燃料電
池発電装置を用いて、この逆潮流運転を行おうとする場
合には、次記することが問題となることが明らかになっ
てきている。すなわち、(1)連係点の電圧値の変動量
に着目すると、連係点における電力の潮流の方向が順潮
流(ここでは、電力潮流の方向が商用電源から構内負荷
装置に流れ込む通常の潮流を、便宜上、順潮流と呼ぶこ
ととする。)であるか逆潮流であるかによって連係点の
電圧値の変動量は大きく異なることが知られている。コ
ンデンサの静電容量値を切り換えて力率値調整を行う方
法の場合には、連係点の電圧値の変動量が大きいと、コ
ンデンサの静電容量値の切り換えが不連続であり、か
つ、その切り換えステップが粗いためもあって、力率値
のきめ細かい調整が困難であり、力率値の調整をきめ細
かく行おうとして静電容量値の切り換えを頻繁に行う
と、コンデンサの寿命が短くなるとの新たな問題が発生
することになっている。また、(2)静止型調整装置を
用いる方法は、コンデンサの静電容量値を切り換えて力
率値調整を行う方法と比較して、連係点の電圧値の変動
量が大きい場合であっても力率値をきめ細かく調整でき
るのであるが、この方式の製造原価がコンデンサを用い
る方式よりも格段に高価であることが、その重大な欠点
となっている。
【0004】この発明は、前述の従来技術の問題点に鑑
みなされたものであり、その目的は、逆変換装置に連係
点における力率値の調整機能を持たせるようにした燃料
電池発電装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明では前述の目的
は、 1)燃料ガスと酸化剤ガスとを得て直流電力を発生する
燃料電池装置と、この直流電力を商用周波数を持つ交流
電力に変換すると共に,商用電力網との間で連係運転を
行う機能を有する逆変換装置とを備えた燃料電池発電装
置において、逆変換装置の出力側と商用電力網との接続
点における少なくとも力率の値を検出してこれに対応す
る信号を出力する検出部と、この検出部が出力する少な
くとも力率に関する信号を入力することで得られる前記
の接続点における力率の現在値から逆変換装置から出力
されるべき無効電力の値を演算し,この値に対応する無
効電力値の指令信号を逆変換装置に出力する演算制御部
とを備え、逆変換装置は、前記の無効電力値の指令信号
に対応する値の無効電力を出力してなる構成とするこ
と、または、 2)前記1項に記載の手段において、検出部は、逆変換
装置の出力側と商用電力網との接続点における有効電力
・力率の値を検出してそれぞれの値に対応する信号を出
力するものであり、演算制御部は、有効電力の算出部か
ら出力された有効電力信号が示す前記の接続点における
有効電力の値が、予め設定されたプラス側の限界値を越
えるか,または,予め設定されたマイナス側の限界値未
満である場合には、力率の算出部から出力された力率信
号が持つ力率値と予め設定されている力率設定値との差
に対応する比較信号を比例積分演算を行なうことで得ら
れた無効電力値の指令信号を出力し、また、有効電力の
算出部から出力された有効電力信号が示す前記の接続点
における有効電力の値が、前記のプラス側の限界値以下
であってしかも前記のマイナス側の限界値以上である場
合には、予め定めておいた無効電力規定値に対応する無
効電力値の指令信号を出力してなる構成とすること、ま
たは、 3)前記1項に記載の手段において、検出部は、逆変換
装置の出力側と商用電力網との接続点における有効電力
・力率の値を検出してそれぞれの値に対応する信号を出
力するものであり、演算制御部は、有効電力の算出部か
ら出力された有効電力信号が示す前記の接続点における
有効電力の値が、予め設定されたプラス側の限界値を越
えるか,または,予め設定されたマイナス側の限界値未
満である場合には、力率の算出部から出力された力率信
号が持つ力率値と予め設定された力率設定値との差に対
応する比較信号を比例積分微分演算を行なうことで得ら
れた無効電力値の指令信号を出力し、また、有効電力の
算出部から出力された有効電力信号が示す前記の接続点
における有効電力の値が、前記のプラス側の限界値以下
であってしかも前記のマイナス側の限界値以上である場
合には、予め定めておいた無効電力規定値に対応する無
効電力値の指令信号を出力してなる構成とすること、ま
たは、 4)前記1項に記載の手段において、検出部は、逆変換
装置の出力側と商用電力網との接続点における有効電力
・力率の値を検出してそれぞれの値に対応する信号を出
力するものであり、演算制御部は、無効電力値の指令信
号を記憶するメモリ部を有し、有効電力の算出部から出
力された有効電力信号が示す前記の接続点における有効
電力の値が、予め設定されたプラス側の限界値を越える
か,または,予め設定されたマイナス側の限界値未満で
ある場合には、力率の算出部から出力された力率信号が
持つ力率値と予め設定された力率設定値との差に対応す
る比較信号を比例積分演算を行なうことで得られた無効
電力値の指令信号を出力すると共にメモリ部に収納し、
また、有効電力の算出部から出力された有効電力信号が
示す前記の接続点における有効電力の値が、前記のプラ
ス側の限界値以下であってしかも前記のマイナス側の限
界値以上である場合には、メモリ部に収納されている無
効電力値の指令信号を出力してなる構成とすること、ま
たは、 5)前記1項に記載の手段において、検出部は、逆変換
装置の出力側と商用電力網との接続点における有効電力
・力率の値を検出してそれぞれの値に対応する信号を出
力するものであり、演算制御部は、無効電力値の指令信
号を記憶するメモリ部を有し、有効電力の算出部から出
力された有効電力信号が示す前記の接続点における有効
電力の値が、予め設定されたプラス側の限界値を越える
か,または,予め設定されたマイナス側の限界値未満で
ある場合には、力率の演算部から出力された力率信号が
持つ力率値と予め設定された力率設定値との差に対応す
る比較信号を比例積分微分演算を行なうことで得られた
無効電力値の指令信号を出力すると共にメモリ部に収納
し、また、有効電力の算出部から出力された有効電力信
号が示す前記の接続点における有効電力の値が、前記の
プラス側の限界値以下であってしかも前記のマイナス側
の限界値以上である場合には、メモリ部に収納されてい
る無効電力値の指令信号を出力してなる構成とするこ
と、さらにまたは、 6)前記1項から5項までのいずれかに記載の手段にお
いて、演算制御部は、比例積分演算または比例積分微分
演算における比例定数の値を100〔%〕〜300
〔%〕程度の範囲とし、比例積分演算または比例積分微
分演算における積分時間の値を10〔s〕〜30〔s〕
程度の範囲としてなる構成とすること、により達成され
る。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1を用
いて詳細に説明する。ここで図1は、この発明の燃料電
池発電装置の要部を主要な周辺装置と共に示すその回路
構成図である。図1において、1は、燃料電池装置2
と、逆変換装置3と、検出部4と、演算制御部5とを備
えた燃料電池発電装置である。99は、商用電力網を単
一状の電源として表徴的に示した商用電源である。98
は、連係点の遮断器であり、97は、遮断器98よりも
商用電源99側に存在する負荷装置の全てを,単一状の
装置として表徴的に示した商用電源負荷装置である。ま
た、91は、遮断器98よりも燃料電池装置2側に存在
する構内負荷装置である。燃料電池装置2は、天然ガス
等の炭化水素系の燃料を図示しない燃料改質用の装置に
よって改質して得た燃料ガスと、空気等の酸化剤ガスと
を得て直流電力を発生する公知の装置である。逆変換装
置3は、燃料電池装置2で発生された直流電力を、商用
電源99の周波数である商用周波数を持つ交流電力に変
換し、かつ、商用電源99との間で連係運転を行う機能
を有する装置である。また逆変換装置3は、図示しない
有効電力指令装置から出力された有効電力値の指令信号
Saと、演算制御部5から出力された無効電力値の指令
信号Sbとを入力して、両指令信号Sa,Sbに対応す
る値の有効電力と無効電力とを出力する機能を有してい
る。
【0007】検出部4は、この事例の場合には、電圧の
計測部41と、電流の計測部42と、両計測部41,4
2から出力された信号S41,S42とを入力する有効電力
の算出部43,力率の算出部44とを有している。計測
部41は連係点に設置された例えばPTであり、計測部
42は連係点に設置された例えばCTであるが、PT,
CTに限定されず適宜の計測装置の採用が可能である。
算出部43は両信号S 41,S42を基にして連係点におけ
る有効電力の現在値を算出し、有効電力値に対応する信
号S43を出力する。また、算出部44は両信号S41,S
42を基にして連係点における力率の現在値を算出し、こ
の力率値に対応する信号S44を出力する。すなわち、検
出部4は、連係点における有効電力および力率の現在値
を検出してそれぞれの値に対応する信号S43,S44を出
力する装置であることになり、例えば、連係点における
有効電力および力率の値を直接検出する装置であっても
良いものである。
【0008】演算制御部5は、少なくとも信号S44を入
力して、連係点における力率の現在値と、力率の目標値
である予め設定されている力率設定値との差に対応する
比較信号ΔScos をまず求める。そうして演算制御部5
は、この比較信号ΔScos に所定の演算を行なうことで
逆変換装置3が出力すべき無効電力値を直ちに求め、こ
の逆変換装置3が出力すべき無効電力値である無効電力
の指令値に対応する指令信号Sbを出力する装置であ
る。演算制御部5が比較信号ΔScos を基にして行う演
算は、周知の比例積分演算や、比例積分演算に微分演算
を追加することで応答性を改善した周知の比例積分微分
演算などを用いることができる。
【0009】この発明になる燃料電池発電装置1は前述
の構成を備えているので、逆変換装置3からは、演算制
御部5から出力された指令信号Sbを基にした値の無効
電力が常時出力されることになる。これによって、燃料
電池発電装置1を備えた発電システムでは、商用電源負
荷装置98や構内負荷装置91が消費する有効電力の値
と無効電力の値とが変動することで連係点の力率値が変
動を受けたとしても、連係点の力率値は前記の力率設定
値に速やかに回復されるのである。また、この力率設定
値は任意の値に設定することが可能であるので、連係点
の力率値を適宜の値に連続的に変更することも可能とな
るのである。すなわち燃料電池発電装置1を備えた発電
システムでは、従来例における高価な静止型調整装置を
用いること無しに、連係点の電圧値の変動量の如何に関
わらず、連係点の力率値をほぼ一定値に保持することが
でき、この力率値を連続的に調整することも可能となる
のである。また、従来例における力率値調整用のコンデ
ンサの設置を不要としたり、少なくともこのコンデンサ
の容量値の頻繁な切り換えを不要とすることができ、力
率値調整用のコンデンサの寿命の問題を解消することが
できることとなる。
【0010】また、演算制御部5は、比較信号ΔScos
を基にして行う演算が比例積分演算であっても比例積分
微分演算であったとしても、演算結果が無効電力値であ
り、現在値と設定値(目標値でもある)とが無効電力と
は単位次元の異なる力率であることから、比例積分部分
におけるゲインがリニアにはならないことになる。演算
制御部5は、このようにその比例積分部分のゲインがリ
ニアにはならないので、比例積分部分の比例定数と積分
時間の値を適正な値に設定することが好ましいものであ
る。発明者らによる試験やシミュレーションなどの結果
によれば、比例定数値は100〔%〕〜300〔%〕程
度の範囲とし、積分時間の値は10〔s〕〜30〔s〕
程度の範囲とすることが、制御にハンチング(無効電力
指令値が−100〔%〕〜+100〔%〕の間で定常振
動する状態になることを言う。)を生じない範囲で制御
応答を良好にできることが確認できている。
【0011】しかしながら、比例定数値が100
〔%〕未満である場合には、比例積分演算等の結果であ
る逆変換装置3が出力すべき無効電力値である無効電力
の指令値に対応する指令信号Sbの応答が、連係点の力
率の現在値に対応する信号S44の変化に対して遅くなり
過ぎて、設定値に到達するのに要する時間が長時間にな
るという不都合が発生する。また、比例定数値が30
0〔%〕を越える場合には、比例積分演算のゲインが過
大になり過ぎることで、無効電力指令値が設定値に対し
てオーバーシュートする状態となり、またさらに比例定
数値を大きくした場合には、無効電力指令値がハンチン
グを起こす不都合が発生する。さらに、積分時間値が
10〔s〕未満である場合には、連係点の力率の現在値
に対応する無効電力指令値の時間的変化の立ち上がり度
合いが大きくなり過ぎて、この場合にも前記のの場合
と同様に、無効電力指令値が設定値に対してオーバーシ
ュートする状態となり、またさらに積分時間値を小さく
した場合には、無効電力指令値がハンチングを起こす不
都合が発生する。さらにまた、積分時間値が30
〔s〕を越える場合には、連係点の力率の現在値に対応
する無効電力指令値の時間的変化の立ち上がり度合いが
小さくなり過ぎるので、前記のの場合と同様に、設定
値に到達するのに要する時間が長時間になるという不都
合が発生するのである。
【0012】
【実施例】次に、この発明を実施例によってさらに詳細
に説明する。なお、この項の以下の説明においては、図
1を用いて説明した燃料電池発電装置1と同一部分には
同じ符号を付し、その説明を省略する。 実施例1;図2は、請求項1,2,6に対応するこの発
明の一実施例による燃料電池発電装置が備える演算制御
部の回路図である。図2において、5Aは、ローパスフ
ィルタ61、差し引き点62、不感帯設定部63、比例
積分演算部64、積分部65、無効電力規定値の設定部
66、制限設定部67、信号切換部68を有する演算制
御部である。演算制御部5Aは、信号S43, 44と、力
率の目標値である予め設定されている力率設定値に対応
する信号Scos とを入力し、指令信号Sbなどの指令信
号を出力する装置である。
【0013】ローパスフィルタ61は、入力された信号
44に含まれるノイズ等の急変する成分を除去し、連係
点における平滑化された力率値に対応する信号S61を出
力する。差し引き点62において、信号S61による連係
点における力率値と力率設定値との差に対応する比較信
号ΔScos がまず求められる。この比較信号ΔScos
レベルが不感帯設定部63による不感帯設定値を越える
と、比例積分演算部64において比較信号ΔScos に対
する比例積分演算が施され、その結果として、比例積分
演算部64から差分型の操作量に対応する信号S64が出
力される。この信号S64を求める比例積分演算部64で
は、この事例の場合には速度形の比例積分演算を採用し
ているので、比例積分演算の結果に公知のごとく微分要
素が含まれることになるので、演算の最終段に積分要素
である積分部65が設置されているのである。信号S64
を積分部65を通すことで、実際の操作量であり、逆変
換装置3が出力すべき無効電力の指令値に対応する指令
信号Sbが得られる。なお試験やシミュレーションなど
の結果によれば、制御にハンチングを生じない範囲で制
御応答を良好にするためには、比例積分演算部64が持
つ比例定数と積分時間の値は、それぞれ、200〔%〕
程度と15〔s〕程度に設定することが最も好ましいこ
とが確認されている。
【0014】以上説明してきた演算制御部5Aが、信号
44,Scos を基にして指令信号Sbを得るところまで
は、発明の実施の形態の項で説明済の演算制御部5が持
つ機能と同一である。演算制御部5は、連係点における
電力潮流の方向の変化が少ない場合には、前述のような
特長を発揮することが可能である。ところが、連係点に
おいては、電力潮流の方向が商用電源99から構内負荷
装置91に流れ込む通常の潮流の方向である順潮流と、
逆変換装置3から商用電源負荷装置97に流れ出る逆潮
流とが、繰り返されることが起こり得る。連係点を通過
する電力潮流が持つ有効電力値が小さい場合には、順潮
流と逆潮流との繰り返しが特に頻繁に起こり得ることが
知られている。順潮流と逆潮流との繰り返しが頻繁に起
こることは、信号S44の値が大きく変動することを意味
する。信号S44の値の変動量が大きいと、演算制御部5
で行われる前述の比例積分演算を安定して行うことがで
きず(演算制御部5Aが有する比例積分演算部64を主
体として行われる比例積分演算も同様である。)、実際
の操作量であり、逆変換装置3が出力すべき無効電力の
指令値に対応する指令信号Sbが大きく変動したり、最
悪の場合にはハンチングが発生する可能性も有り得るこ
ととなる。
【0015】この大きく変動する指令信号Sbが逆変換
装置3(図1参照)に与えられると、当然のことなが
ら、逆変換装置3が取り扱わなければならない無効電力
の値も大きく変動することとなる。ところが、この無効
電力の値が大きく変動すると、逆変換装置3を構成する
半導体スイッチング素子のスイッチング損失などの損失
の値が大きく変動することになるので、逆変換装置3が
出力する有効電力値が一定の場合であっても、逆変換装
置3に入力されるべき直流電力、したがって、燃料電池
装置2(図1参照)が出力すべき直流電力の値が変動し
てしまうこととなるのである。しかしながら燃料電池装
置2は、一般の燃料電池装置と同様に、直流出力値が変
動することは、供給すべき燃料ガス量も変動することに
よって、よく知られているところの、水素の欠乏などの
燃料電池装置に特有の問題を惹起してしまうことにもな
る。
【0016】前記の諸問題の根本原因である連係点にお
ける電力潮流方向の頻繁な変化は、前記したように、連
係点を通過する電力潮流が持つ有効電力値が小さい場合
に主として発生するものである。このことに着目して電
力潮流方向の頻繁な変化にも対処できるようにした演算
制御部が実施例1による演算制御部5Aである。演算制
御部5Aでは、入力される信号S43を用いて、連係点に
おける有効電力の絶対値が小さくなり、この有効電力の
値が、予め設定されたプラス側(順潮流であることを意
味する)の限界値P1 以下であって、しかも、予め設定
されたマイナス側(逆潮流であることを意味する)の限
界値P2 以上(マイナス側の場合には、限界値以上とい
うことは、その絶対値がより小さくなる方向であること
を意味するものとする。)である場合には、このこと
を、制限設定部67で検出し、制限設定部67から信号
67を出力するようにしている。この信号S67は、信号
切換部68から出力されるべき信号の切り換えを行うた
めの信号である。信号切換部68は、信号S67が入力さ
れていない場合には指令信号Sbをその出力端から出力
するが、信号S67が入力された場合には、指令信号Sb
の出力を止めて、設定部66から出力された信号S66
出力するように動作する。設定部66は、予め定めてお
く規定値の無効電力の指令値を設定する装置であり、設
定された無効電力の規定値に対応する指令信号S66を出
力する。
【0017】図2に示す実施例では前述の構成としたの
で、連係点における有効電力の値Pが、P2 >P>P1
である場合には、制限設定部67から信号S67が出力さ
れないので、演算制御部5Aは、前述の演算制御部5と
同様に指令信号Sbを出力する。また、連係点における
有効電力の値Pの絶対値が小さく、PがP1 とP2 の間
(すなわち、P2 <P<P1 )に在る場合には、制限設
定部67から信号S67が出力されるので、演算制御部5
Aは、この場合には前述の演算制御部5とは異なり、予
め定められた一定値の無効電力規定値に対応する指令信
号S66を出力する。これにより、この場合の逆変換装置
3は、連係点における力率の現在値の如何に関わらず、
一定値の無効電力規定値を出力すればよいので、燃料電
池装置2も一定出力運転を継続することが可能となるの
である。
【0018】実施例2;図3は、請求項1,3,6に対
応するこの発明の一実施例による燃料電池発電装置が備
える演算制御部の回路図である。図3において、図2に
示した請求項1,2,6に対応するこの発明による演算
制御部と同一部分には同じ符号を付し、その説明を省略
する。なお、図3中には、図2で付した符号について
は、代表的な符号のみを記した。図3において、5B
は、図2に示したこの発明による演算制御部5Aに対し
て、微分演算部7と、加え合わせ点71とを追加して有
する演算制御部である。演算制御部5Bは、前述のよう
に比例積分演算を行う演算制御部5Aと対比すると、微
分演算部7などを追加して備えることで、公知のごと
く、制御の応答性を改善することができることとなる。
なお、実施例2の場合にも、比例積分演算部64が持つ
比例定数と積分時間の値は、それぞれ、200〔%〕程
度と15〔s〕程度に設定することが最も好ましいこと
は、前述の実施例1の場合と同様である。
【0019】図3に示す実施例では前述の構成としたの
で、前述の実施例1による演算制御部5Aと同一の作用
・効果を得ながら、無効電力出力値に関する指令信号S
bの応答性を改善することができることになる。 実施例3;図4は、請求項1,4,6に対応するこの発
明の一実施例による燃料電池発電装置が備える演算制御
部の回路図である。図4において、図2に示した請求項
1,2,6に対応するこの発明による演算制御部と同一
部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。なお、
図4中には、図2で付した符号については、代表的な符
号のみを記した。図4において、5Cは、図2に示した
この発明による演算制御部5Aに対して、設定部66に
替えてメモリ部8を用いるようにした演算制御部であ
る。
【0020】メモリ部8は、図4中に示すごとく、信号
切換部68の出力端から出力される無効電力の指令値に
対応する指令信号を記憶すると共に、その記憶している
内容を出力する機能を有している。したがって演算制御
部5Cでは、制限設定部67から信号S67が出力されて
いない場合には、演算制御部5Cは、積分部65から出
力された無効電力値の指令信号Sbを演算制御部5Cの
外部に出力すると共に、この指令信号Sbをメモリ部8
に記憶させている。このことにより、信号S67が出力さ
れていない場合には、メモリ部8に記憶されている信号
は、常に最新の指令信号Sbが記憶されていることにな
る。
【0021】前述のように、連係点における有効電力の
値Pの絶対値が減少してP2 <P<P1 となることで、
制限設定部67から信号S67が出力された場合には、信
号切換部68が切り換えられるので、演算制御部5C
は、メモリ部8に記憶されている指令信号Sbを指令信
号S8 として演算制御部5Cの外部に出力することにな
る。この場合にメモリ部8に記憶されている指令信号S
bは、信号S67が出力される直前に積分部65から出力
されていた無効電力値の指令信号Sbである。
【0022】ここで、前述の実施例1による演算制御部
5Aにおける、信号切換部68の切換操作が行われる際
の指令信号Sbについて吟味してみることにする。ま
ず、制限設定部67から信号S67が出力されていない場
合には、信号切換部68の出力端から出力されるのは積
分部65から出力された無効電力値の指令信号Sbであ
る。制限設定部67から信号S67が出力された場合に
は、設定部66で設定された無効電力の規定値に対応す
る指令信号S66が、信号切換部68の出力端から出力さ
れることに切り換わる。すなわち、演算制御部5Aから
出力される無効電力の指令値は、指令信号Sbから指令
信号S66に変化する。この時、指令信号Sbと指令信号
66との差異が大きい場合には、信号切換部68の出力
端から出力される信号は急変されることになる。
【0023】また、比例積分演算部64などは、信号S
67が出力されている期間においても動作を継続してお
り、積分部65からは連係点の力率の現在値に対応する
無効電力値の指令信号Sbが出力され続けている。この
状態で、連係点における有効電力の値Pの絶対値が増加
することで制限設定部67からの信号S67の出力が停止
されると、信号切換部68の出力端から出力される信号
は、信号S67の出力停止が行われた時点における、連係
点の力率の現在値に対応する無効電力値の指令信号Sb
が出力されることに再度切り換えられる。この場合に
も、連係点の力率の現在値によっては、信号切換部68
の出力端から出力される信号が対応している無効電力の
指令値が急変することが起こり得る。すなわち、演算制
御部5Aでは、信号切換部68の切換時と再切換時と
に、無効電力の指令値が急変することが起こり得る。こ
の無効電力の指令値の急変は、その変化度合いにもよる
が、前述したように燃料電池装置2にとっては好ましく
ないことなのである。
【0024】これに対して、この演算制御部5Cでは、
前記のように、常に最新の指令信号Sbをメモリ部8に
記憶させている。また発明者らの経験によれば、信号切
換部68の切換え操作が行われる直前の指令信号Sbの
値と、信号切換部68の再切換え操作が行われた直後の
指令信号Sbの値との差異は小さいものである。このこ
とにより、演算制御部5Cでは、信号S67の出力が開始
された信号切換部68の切換時には、無効電力の指令値
を切り換えの前後で同一にできる。また、信号S67の出
力が停止された信号切換部68の再切換時には、無効電
力の指令値に変化が起こり得るが、その変化量は、演算
制御部5Cの場合と比較すると低減することができるの
である。
【0025】図4に示す実施例では前述の構成としたの
で、前述の実施例1による演算制御部5Aと同一の作用
・効果を得ながら、信号切換部68の切換え操作時にお
ける無効電力の指令値の変化量を、実施例1の場合より
も低減することができ、燃料電池装置2のより安定な運
転を行うことが可能となるのである。 実施例4;図5は、請求項1,5,6に対応するこの発
明の一実施例による燃料電池発電装置が備える演算制御
部の回路図である。図5において、図2に示した請求項
1,2,6に対応するこの発明による演算制御部、図3
に示した請求項1,3,6に対応するこの発明による演
算制御部、および、図4に示した請求項1,4,6に対
応するこの発明による演算制御部と同一部分には同じ符
号を付し、その説明を省略する。なお、図5中には、図
2で付した符号については、代表的な符号のみを記し
た。
【0026】図5において、5Dは、図4に示したこの
発明による演算制御部5Cに対して、微分演算部7と、
加え合わせ点71とを追加して有する演算制御部であ
る。図5に示す実施例では前述の構成としたので、前述
の実施例3による演算制御部5Cと同一の作用・効果を
得ながら、前述の実施例2による演算制御部5Bの場合
と同様に、無効電力出力値に関する指令信号Sbの応答
性を改善することができることになる。
【0027】実施例1〜実施例4における今までの説明
では、比例積分演算部64が持つ比例定数と積分時間の
値は、200〔%〕程度と15〔s〕程度に設定される
としてきたが、これに限定されるものではなく、例え
ば、前述の発明の実施の形態の項で説明済のように、比
例定数値は100〔%〕〜300〔%〕程度の範囲と
し、積分時間の値は10〔s〕〜30〔s〕程度の範囲
としてもよいことは勿論のことである。
【0028】
【発明の効果】この発明においては、前記の課題を解決
するための手段の項で述べた構成とすることにより、次
記する効果を奏する。 課題を解決するための手段の項の第(1)項による構
成とすることにより、燃料電池発電装置が備える逆変換
装置から演算制御部が出力する指令信号Sbに基づく値
の無効電力が常時出力されることになり、逆変換装置
は、従来技術の静止型調整装置の役目を兼ねることがで
きることになる。これにより、この発明になる燃料電池
発電装置は、連係点における力率値の調整を静止型調整
装置が設置されたと同様の高度な調整レベルを得なが
ら、その製造原価を低減することが可能となる。また、 課題を解決するための手段の項の第(2)項による構
成とすることにより、連係点における有効電力の値の多
少に応じて、燃料電池発電装置が備える逆変換装置から
出力すべき無効電力の指令値を切り換えることができる
ことになる。これにより、燃料電池発電装置は、前記の
項による効果を得ながら、連係点における電力潮流方
向の頻繁な変化が生じるような状態であっても、備える
燃料電池装置の一定出力運転を継続することが可能とな
る。
【0029】課題を解決するための手段の項の第
(3)項による構成とすることにより、前記の項,
項による効果を得ながら、無効電力出力値に関する指令
信号Sbの応答性を改善することが可能となる。 課題を解決するための手段の項の第(4)項による構
成とすることにより、信号切換部の切換え操作時におけ
る無効電力の指令値の変化量を低減することができるの
で、前記の項,項による効果を得ながら、燃料電池
発電装置が備える燃料電池装置のより安定な運転を行う
ことが可能となる。
【0030】課題を解決するための手段の項の第
(5)項による構成とすることにより、前記の項〜
項による効果の全てを、同時に得ることが可能となる。 課題を解決するための手段の項の第(6)項による構
成とすることにより、燃料電池発電装置が備える演算制
御部は、その比例積分部分のゲインがリニアにはならな
くても、制御にハンチングを生じない範囲でその制御応
答を良好にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の燃料電池発電装置の要部を主要な周
辺装置と共に示すその回路構成図
【図2】請求項1,2,6に対応するこの発明の一実施
例による燃料電池発電装置が備える演算制御部の回路図
【図3】請求項1,3,6に対応するこの発明の一実施
例による燃料電池発電装置が備える演算制御部の回路図
【図4】請求項1,4,6に対応するこの発明の一実施
例による燃料電池発電装置が備える演算制御部の回路図
【図5】請求項1,5,6に対応するこの発明の一実施
例による燃料電池発電装置が備える演算制御部の回路図
【符号の説明】
1 燃料電池発電装置 2 燃料電池装置 3 逆変換装置 4 検出部 41 計測部(PT) 42 計測部(CT) 43 算出部 44 算出部 5 演算制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料ガスと酸化剤ガスとを得て直流電力を
    発生する燃料電池装置と、この直流電力を商用周波数を
    持つ交流電力に変換すると共に,商用電力網との間で連
    係運転を行う機能を有する逆変換装置とを備えた燃料電
    池発電装置において、 逆変換装置の出力側と商用電力網との接続点における少
    なくとも力率の値を検出してこれに対応する信号を出力
    する検出部と、この検出部が出力する少なくとも力率に
    関する信号を入力することで得られる前記の接続点にお
    ける力率の現在値から逆変換装置から出力されるべき無
    効電力の値を演算し,この値に対応する無効電力値の指
    令信号を逆変換装置に出力する演算制御部とを備え、逆
    変換装置は、前記の無効電力値の指令信号に対応する値
    の無効電力を出力してなることを特徴とする燃料電池発
    電装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の燃料電池発電装置におい
    て、 検出部は、逆変換装置の出力側と商用電力網との接続点
    における有効電力・力率の値を検出してそれぞれの値に
    対応する信号を出力するものであり、演算制御部は、有
    効電力の算出部から出力された有効電力信号が示す前記
    の接続点における有効電力の値が、予め設定されたプラ
    ス側の限界値を越えるか,または,予め設定されたマイ
    ナス側の限界値未満である場合には、力率の算出部から
    出力された力率信号が持つ力率値と予め設定されている
    力率設定値との差に対応する比較信号を比例積分演算を
    行なうことで得られた無効電力値の指令信号を出力し、
    また、有効電力の算出部から出力された有効電力信号が
    示す前記の接続点における有効電力の値が、前記のプラ
    ス側の限界値以下であってしかも前記のマイナス側の限
    界値以上である場合には、予め定めておいた無効電力規
    定値に対応する無効電力値の指令信号を出力してなるこ
    とを特徴とする燃料電池発電装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の燃料電池発電装置におい
    て、 検出部は、逆変換装置の出力側と商用電力網との接続点
    における有効電力・力率の値を検出してそれぞれの値に
    対応する信号を出力するものであり、演算制御部は、有
    効電力の算出部から出力された有効電力信号が示す前記
    の接続点における有効電力の値が、予め設定されたプラ
    ス側の限界値を越えるか,または,予め設定されたマイ
    ナス側の限界値未満である場合には、力率の算出部から
    出力された力率信号が持つ力率値と予め設定された力率
    設定値との差に対応する比較信号を比例積分微分演算を
    行なうことで得られた無効電力値の指令信号を出力し、
    また、有効電力の算出部から出力された有効電力信号が
    示す前記の接続点における有効電力の値が、前記のプラ
    ス側の限界値以下であってしかも前記のマイナス側の限
    界値以上である場合には、予め定めておいた無効電力規
    定値に対応する無効電力値の指令信号を出力してなるこ
    とを特徴とする燃料電池発電装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の燃料電池発電装置におい
    て、 検出部は、逆変換装置の出力側と商用電力網との接続点
    における有効電力・力率の値を検出してそれぞれの値に
    対応する信号を出力するものであり、演算制御部は、無
    効電力値の指令信号を記憶するメモリ部を有し、有効電
    力の算出部から出力された有効電力信号が示す前記の接
    続点における有効電力の値が、予め設定されたプラス側
    の限界値を越えるか,または,予め設定されたマイナス
    側の限界値未満である場合には、力率の算出部から出力
    された力率信号が持つ力率値と予め設定された力率設定
    値との差に対応する比較信号を比例積分演算を行なうこ
    とで得られた無効電力値の指令信号を出力すると共にメ
    モリ部に収納し、また、有効電力の算出部から出力され
    た有効電力信号が示す前記の接続点における有効電力の
    値が、前記のプラス側の限界値以下であってしかも前記
    のマイナス側の限界値以上である場合には、メモリ部に
    収納されている無効電力値の指令信号を出力してなるこ
    とを特徴とする燃料電池発電装置。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の燃料電池発電装置におい
    て、 検出部は、逆変換装置の出力側と商用電力網との接続点
    における有効電力・力率の値を検出してそれぞれの値に
    対応する信号を出力するものであり、演算制御部は、無
    効電力値の指令信号を記憶するメモリ部を有し、有効電
    力の算出部から出力された有効電力信号が示す前記の接
    続点における有効電力の値が、予め設定されたプラス側
    の限界値を越えるか,または,予め設定されたマイナス
    側の限界値未満である場合には、力率の演算部から出力
    された力率信号が持つ力率値と予め設定された力率設定
    値との差に対応する比較信号を比例積分微分演算を行な
    うことで得られた無効電力値の指令信号を出力すると共
    にメモリ部に収納し、また、有効電力の算出部から出力
    された有効電力信号が示す前記の接続点における有効電
    力の値が、前記のプラス側の限界値以下であってしかも
    前記のマイナス側の限界値以上である場合には、メモリ
    部に収納されている無効電力値の指令信号を出力してな
    ることを特徴とする燃料電池発電装置。
  6. 【請求項6】請求項1から5までのいずれかに記載の燃
    料電池発電装置において、 演算制御部は、比例積分演算または比例積分微分演算に
    おける比例定数の値を100〔%〕〜300〔%〕程度
    の範囲とし、比例積分演算または比例積分微分演算にお
    ける積分時間の値を10〔s〕〜30〔s〕程度の範囲
    としてなることを特徴とする燃料電池発電装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005002039A1 (ja) * 2003-06-26 2005-01-06 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation 電動機駆動システム
WO2005002038A1 (ja) * 2003-06-26 2005-01-06 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation 電動機駆動システム
CN111262267A (zh) * 2018-11-30 2020-06-09 中国科学院大连化学物理研究所 一种可扩展的固体氧化物燃料电池分布式电站

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