JP3269515B2 - インバータの並列運転装置 - Google Patents

インバータの並列運転装置

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JP3269515B2 JP03045995A JP3045995A JP3269515B2 JP 3269515 B2 JP3269515 B2 JP 3269515B2 JP 03045995 A JP03045995 A JP 03045995A JP 3045995 A JP3045995 A JP 3045995A JP 3269515 B2 JP3269515 B2 JP 3269515B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインバータの並列運転装
置に関するもので、さらに詳しく言えば、複数台のイン
バータの並列運転を、出力電圧を各インバータ間の有効
電力偏差によって制御し、出力位相を各インバータ間の
無効電力偏差によって制御することによって行うように
したインバータの並列運転装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数台のインバータの並列運転では、負
荷に交流電力を供給しながら1台のインバータの点検や
修理を行うことができ、過負荷時に無瞬断で商用バイパ
ス電源への切り替えができるような、(並列数−1)台
分の容量の負荷に交流電力を供給する並列冗長方式が多
用され、各インバータ間の出力電圧差、位相差をなくす
ように制御されている。
【0003】このような複数台のインバータを並列運転
するためのインバータの並列運転装置としては特開平2
−55533号公報に記載されたようなものがある。
【0004】すなわち、特開平2−55533号に記載
されたものは、各インバータ間の出力電圧の振幅に偏差
が生じると、振幅の大きい方のインバータには遅れの出
力電流が増加し、振幅の小さい方のインバータには進み
の出力電流が増加して無効電力偏差が発生し、各インバ
ータ間の出力電圧の位相に偏差が生じると、位相が進ん
でいるインバータが負荷電力の有効電力をより多く負担
して有効電力偏差が発生するため、無効電力偏差によっ
てインバータの出力電圧を制御し、有効電力偏差によっ
てインバータの出力位相を制御するようにしたものであ
る。
【0005】上記した無効電力偏差によってインバータ
の出力電圧を制御し、有効電力偏差によってインバータ
の出力位相を制御する方法は、各インバータの内部イン
ピーダンスを等価に制御する平均値制御であれば、無効
電力偏差が正の場合に出力電圧を上昇させ、負の場合に
出力電圧を低下させるようにし、有効電力偏差が正の場
合に出力位相を遅らせ、負の場合に出力位相を進ませる
ことによって各インバータが負担する電流を平衡させる
ことができる。
【0006】ところが、並列運転されるインバータの出
力を非線形負荷に供給しようとした場合には、各インバ
ータの内部インピーダンスに応じて高調波電流が流れる
ため、上記した平均値制御によって各インバータが負担
する電流を平衡させることができず、各インバータの瞬
時における出力電圧波形を基準正弦波に一致させる瞬時
値制御による必要があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のインバ
ータの並列運転装置を、瞬時値制御によって運転しよう
とすると、瞬時値制御は各インバータの内部インピーダ
ンスを零に制御するものであるため、無効電力偏差によ
って出力電圧を制御し、有効電力偏差によって出力位相
を制御することができないという問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、直流電源からの直流電力を交流電力に変
換するインバータを複数台備え、これらのインバータを
並列運転するための制御回路を各インバータに備えたイ
ンバータの並列運転装置において、並列に接続した前記
インバータから負荷に流れる負荷電流を検出して負荷電
流対応値を出力する負荷電流検出器を設け、かつ前記各
インバータに、インバータの出力電流を検出してインバ
ータ出力電流対応値を出力するインバータ出力電流検出
器と、インバータ出力電圧を検出してインバータ出力電
圧対応値を出力するインバータ出力電圧検出器とを設け
るとともに、前記制御回路に、前記負荷電流対応値と前
記インバータ出力電流対応値とを入力してインバータ相
互間に流れる横流に対応する横流対応値を出力する横流
検出回路と、この横流対応値と前記インバータ出力電圧
対応値とを入力して有効電力偏差および無効電力偏差を
出力する有効電力偏差検出回路および無効電力偏差検出
回路と、前記有効電力偏差を入力して電圧制御値を出力
する出力電圧制御回路と、前記無効電力偏差を入力して
位相制御値を出力する出力位相制御回路とを設けたこと
を特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、各インバータの内部インピー
ダンスを等価的に零にする瞬時値制御にすると、各イン
バータ間の出力電圧の振幅の偏差によって有効電力偏差
が生じ、この有効電力偏差が零になるようにインバータ
の出力電圧を制御することができ、同様に上記した瞬時
値制御にすると、各インバータ間の出力電圧の位相の偏
差によって無効電力偏差が生じ、この無効電力偏差が零
になるようにインバータの出力位相を制御することがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【0011】図1は本発明のインバータの並列運転装置
のブロック図である。
【0012】本発明の特徴は、直流電源1からの直流電
力を交流電力に変換するインバータ10,20を並列運
転するための制御回路100,200を各インバータ1
0,20に備えたもので、並列に接続した前記インバー
タ10,20から負荷2に流れる負荷電流を検出して負
荷電流対応値を出力する負荷電流検出器3を設け、かつ
前記各インバータ10,20に、インバータの出力電流
を検出してインバータ出力電流対応値を出力するインバ
ータ出力電流検出器11,21と、インバータ出力電圧
を検出してインバータ出力電圧対応値を出力するインバ
ータ出力電圧検出器12,22とを設けるとともに、前
記制御回路100,200に、前記負荷電流対応値と前
記インバータ出力電流対応値とを入力してインバータ相
互間に流れる横流に対応する横流対応値を出力する横流
検出回路101,201と、この横流対応値と前記イン
バータ出力電圧対応値とを入力して、有効電力偏差△P
を出力する有効電力偏差検出回路102,202および
無効電力偏差△Qを出力する無効電力偏差検出回路10
3,203と、前記有効電力偏差△Pを入力して電圧制
御値を出力する出力電圧制御回路104,204と、前
記無効電力偏差△Qを入力して位相制御値を出力する出
力位相制御回路105,205とを設けたものである。
【0013】前記横流検出回路101,201には、前
記負荷電流対応値から1台当りのインバータが負担して
いる電流を算出する機能と、この算出した電流に前記イ
ンバータ出力電流対応値を加算または減算する機能とを
有し、この加算または減算した値からインバータ10,
20相互間に流れる横流に対応する横流対応値を出力さ
せるようにしている。
【0014】前記有効電力偏差検出回路102,202
には、前記横流対応値のうちインバータ出力電圧対応値
と同位相の成分を検出する機能を有し、前記無効電力偏
差検出回路103,203には、前記横流対応値のうち
インバータ出力電圧対応値と90度位相が異なる成分を
検出する機能を有している。
【0015】前記出力電圧制御回路104,204に
は、前記有効電力偏差△Pが入力されてそれを零にする
ような電圧制御値を出力する機能を有し、前記出力位相
制御回路105,205には、前記無効電力偏差△Qが
入力されてそれを零にするような位相制御値を出力する
機能を有している。
【0016】そして、前記電圧制御値と位相制御値とを
各インバータ10,20に入力して各インバータ10,
20が負担している電流が平衡するように制御される。
【0017】
【発明の効果】上記したとおりであるから、本発明のイ
ンバータの並列運転装置は、瞬時値制御を行うことによ
って有効電力偏差△Pを零にするような電圧制御値と無
効電力偏差△Qを零にするような位相制御値とを得るこ
とができ、それによって各インバータが負担している電
流を平衡させることができるので、並列運転されるイン
バータの出力を非線形負荷に供給し、それによって各イ
ンバータに高調波電流が流れても、各インバータの出力
電圧の位相や出力電圧の振幅に生じる偏差に追従して安
定した制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインバータの並列運転装置のブロック
図である。
【符号の説明】
3 負荷電流検出器 10,20 インバータ 11,21 インバータ出力電流検出器 12,22 インバータ出力電圧検出器 100,200 制御回路 101,201 横流検出回路 102,202 有効電力偏差検出回路 103,203 無効電力偏差検出回路 104,204 出力電圧制御回路 105,205 出力位相制御回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源からの直流電力を交流電力に交
    換するインバータを複数台備え、これらのインバータを
    並列運転するための制御回路を各インバータに備えたイ
    ンバータの並列運転装置において、並列に接続した前記
    インバータから負荷に流れる負荷電流を検出して負荷電
    流対応値を出力する負荷電流検出器を設け、かつ前記各
    インバータに、インバータの出力電流を検出してインバ
    ータ出力電流対応値を出力するインバータ出力電流検出
    器と、インバータの出力電圧を検出してインバータ出力
    電圧対応値を出力するインバータ出力電圧検出器とを設
    けるとともに、前記制御回路に、前記負荷電流対応値と
    前記インバータ出力電流対応値とを入力してインバータ
    相互間に流れる横流に対応する横流対応値を出力する横
    流検出回路と、この横流対応値と前記インバータ出力電
    圧対応値とを入力して有効電力偏差および無効電力偏差
    を出力する有効電力偏差検出回路および無効電力偏差検
    出回路と、前記有効電力偏差を入力して電圧制御値を出
    力する出力電圧制御回路と、前記無効電力偏差を入力し
    て位相制御値を出力する出力位相制御回路とを設けたこ
    とを特徴とするインバータの並列運転装置。
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