JPH09215128A - 住宅用分電盤 - Google Patents

住宅用分電盤

Info

Publication number
JPH09215128A
JPH09215128A JP8016183A JP1618396A JPH09215128A JP H09215128 A JPH09215128 A JP H09215128A JP 8016183 A JP8016183 A JP 8016183A JP 1618396 A JP1618396 A JP 1618396A JP H09215128 A JPH09215128 A JP H09215128A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feed line
current limiter
switch
line
input side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8016183A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Onishi
弘之 大西
Takeshi Yano
剛 矢野
Hiromitsu Takamoto
博光 高本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP8016183A priority Critical patent/JPH09215128A/ja
Publication of JPH09215128A publication Critical patent/JPH09215128A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Distribution Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流制限器の開閉動作と無関係に非常設備用
開閉器に電気を供給する。送り線の加工を防いで電流制
限器の正常な動作を確保する。 【解決手段】 電路の電源側線15及び接地側線16に
電気的に接続される非常設備用開閉器7の送り線8を電
流制限器3の入力側3aに接続する。電流制限器3の入
力側3aから非常設備用開閉器7の入力側7aまでの間
で送り線8の被覆が剥がされるのを防止するための送り
線加工防止手段9を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、住宅用分電盤に
関し、詳しくは非常設備用開閉器を備えた分電盤の送り
線の加工を防止する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に集合住宅とかマンション等の各需
要家毎に使用される住宅用分電盤にあっては、各需要家
内に設けられた火災報知器とか消火設備等に電気を供給
するための非常用の電源が必要である。この電源は、主
幹開閉器の入力側の電路の電源側線及び接地側線に送り
線を接続し、この送り線を非常設備用開閉器に接続する
ことによって主幹開閉器の開閉操作とは無関係に非常設
備用開閉器に電気が供給されるようになっている。
【0003】一方、一部の電力会社にあっては、各需要
家との契約電流以上の電流が流れたときに強制開極する
電流制限器を各需要家との契約時において主幹開閉器の
入力側に接続している。例えば分電盤を建物の壁面に取
着した状態で、分電盤の箱体内には、左右両側に電流制
限器と非常設備用開閉器とが離れて配設され、中央側に
主幹開閉器と分岐開閉器とが左右方向に並べて配設され
ており、電路の電源側線及び接地側線に電気的に接続さ
れる送り線は主幹開閉器の入力側に接続されると共に、
この送り線は主幹開閉器と分岐開閉器の上方に引き回さ
れて非常設備用開閉器の入力側に接続されており、これ
によって主幹開閉器の開閉操作とは無関係に非常設備用
開閉器に電気が供給されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な電流制限器を主幹開閉器の入力側に配設した住宅用分
電盤にあっては、非常設備用開閉器に電気を供給する送
り線が電流制限器と主幹開閉器との間に接続されている
ため、契約電流以上の電流が流れて電流制限器が強制開
極されたときに、非常設備用開閉器に電気を供給するこ
とができなくなるという問題があった。
【0005】そこで、電流制限器の入力側に送り線を接
続して、電流制限器の開閉動作に関係なく、送り線を介
して非常設備用開閉器に電気を供給することが考えられ
る。しかしながらこの場合、送り線の一部の被覆を剥が
して非常設備用開閉器とは別の一般家電用の開閉器に接
続することが可能であり、このような送り線の加工を行
なって一般の開閉器に接続したりすると、一般家電用の
電源から契約電流以上の電流が流れても電流制限器が正
常に動作しないという恐れがあった。
【0006】本発明は、上記点に鑑みてなされたもの
で、電流制限器の開閉動作と無関係に非常設備用開閉器
に電気を供給できるようにし、且つ、非常設備用開閉器
の電源線となる送り線の加工をし難くして、契約電流以
上の電流が流れたときには電流制限器の正常な動作を確
保できる住宅用分電盤を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、前面に開口を有した箱体2内に、契約電
流以上の電流が流れたときに強制開極する電流制限器3
と、電流制限器3の出力側3bに電気的に接続される主
幹開閉器4と、主幹開閉器4の出力側に分岐バー5を介
して電気的に接続されて各負荷に電気を供給する分岐開
閉器6と、電路の電源側線15及び接地側線16に電気
的に接続される送り線8と、送り線8に接続される非常
設備用開閉器7とを配設した住宅用分電盤において、送
り線8の一端が電流制限器3の入力側3aに接続される
と共に、電流制限器3の入力側3aから送り線8の他端
が接続される非常設備用開閉器7の入力側7aまでの間
で送り線8の加工を防止する送り線加工防止手段9を設
けたことを特徴としており、このように構成すること
で、契約電流以上の電流が流れて電流制限器3が強制開
極されたときでも、送り線8を介して電流制限器3の開
極動作と無関係に非常設備用開閉器7に電気を供給する
ことができ、また送り線加工防止手段9によって送り線
8の被覆を剥がしたりできなくなり、従って、一般家電
用の電源から契約電流以上の電流が流れたときには電流
制限器3は正常に動作することができる。
【0008】ここで、上記送り線加工防止手段9は、送
り線8を塞ぐと共に箱体2の背板11に取着されるカバ
ー部材9aより成るのが好ましく、この場合、カバー部
材9aによって送り線8を塞ぐことにより、送り線8の
加工をカバー部材9aによって防止できると同時に、カ
バー部材9aを背板11に取着することで、カバー部材
9aによる送り線8の封印効果が高められる。
【0009】上記送り線加工防止手段9は、分岐バー5
の背面と箱体2の背板11との間に形成されて送り線8
の一部が通線可能な通線用空間9bより成るのが好まし
く、この場合、分岐バー5の背面スペースを有効に利用
して送り線8の加工防止を図ることができる。上記送り
線加工防止手段9は、送り線8の被覆が剥がせない程度
の間隔をあけて送り線8を箱体2の背板11に保持する
ための保持部材10より成るのが好ましく、この場合、
送り線8の途中部分8cを一定間隔毎に保持部材10に
よって背板11に保持することによって、送り線8の加
工を防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を説明する。本実施形態の住宅用分電盤1は、図1〜図
3に示すように、背板11及びこの背板11の四周から
立設した四周側板12により前面に開口を有した本体2
aと、本体2aの開口を閉塞するカバー2bとから成る
箱体2の内部に、左右両側に契約電流以上の電流が流れ
たときに強制開極する電流制限器3と、非常用負荷に電
気を供給する非常設備用開閉器7とが離れて配設されて
いると共に、中央側に電流制限器3の出力側3bに電気
的に接続される主幹開閉器4と、一般家電用の電気製品
に電気を供給するための複数の分岐開閉器6とが夫々配
設されている。尚図2中の61〜64は電流制限器3、
主幹開閉器4、分岐開閉器6及び非常設備用開閉器7の
夫々の操作ハンドルであり、図3中の103は電流制限
器収納カバーである。
【0011】また、上記主幹開閉器4の出力側3bには
導電材料から成る分岐バー5の一端が接続されており、
分岐バー5の他端は各分岐開閉器6に電気的に接続され
ている。さらに各分岐開閉器6が配設されるスペース内
に、非常設備用開閉器7が配設されている。本実施形態
では、複数の分岐開閉器6のうちの1つの開閉器の入力
側と分岐バー5の出力側とを分岐バー5に形成した切欠
13(図1)によって電気的に絶縁状態とし、この分岐
バー5と非接続状態となった開閉器の入力側に送り線8
を接続し、出力側に火災報知器とか消火設備などの非常
用負荷を接続して非常設備用開閉器7を構成してある。
尚、非常設備用開閉器7の数は1つに限られず、2つ以
上であってもよい。
【0012】電路の電源側線15及び接地側線16に電
気的に接続される送り線8は、電流制限器3の入力側3
aに電気的に接続されており、この送り線8は例えば主
幹開閉器4及び分岐開閉器6の上方Aに引き回されて上
記非常設備用開閉器7の入力側7aに電気的に接続され
ている。この送り線8は、火災報知器などに対して電流
制限器3の開閉操作とは無関係に非常用の電気を供給す
るものであり、送り線8の電流制限器3の入力側3aか
ら非常設備用開閉器7の入力側7aまでの間には、送り
線8の被覆が剥がされるのを防止する送り線加工防止手
段9としてのカバー部材9aが覆設されている。カバー
部材9aはプラスチックなどの絶縁材料から成り、図4
及び図5に示すように、断面門形に形成されていると共
に、内部に2本の送り線8を通線できる程度の太さと、
電流制限器3の入力側3aと非常設備用開閉器7の入力
側7aとの間を結ぶ距離に相当する長さを有している。
このカバー部材9aの両側下端には背板11に設けた係
合孔20に係止するフック21が設けられており、カバ
ー部材9aをフック21と係合孔20とを介して背板1
1に取着可能とされている。またカバー部材9aの一端
側は平面視L字状に屈曲してその先端が電流制限器3の
入力側3aに対向して開口しており、その開口部9bを
介して2本の送り線8がカバー部材9a内に挿入されて
いる。またカバー部材9aの他端側は平面視L字状に屈
曲してその先端が非常設備用開閉器7の入力側7aに対
向して開口しており、その開口部分からカバー部材9a
内の2本の送り線8が引き出されて非常設備用開閉器7
の入力側7aに電気的に接続されている。
【0013】一方、電流制限器3の操作ハンドル64の
開閉方向Aの両側には、図7に示すように、凸段部3c
が夫々設けられており、各凸段部3c内に複数(本実施
形態では一対)の入力端子35と出力端子(図示せず)
とが夫々内装されている。以下、入力側3a(出力側3
bも同様)について説明すると、凸段部3cには電源側
線15及び接地側線16に対応して開口部40が設けら
れており、凸段部3c内には、各開口部40に面して断
面コ字状の入力端子35が夫々配設されておりこの入力
端子35の上面には端子ネジ41が螺入するネジ孔42
が設けられている。そして、電源側線15(接地側線1
6も同様)の先端の被覆を剥がして芯線15aを露出さ
せて入力端子35内に挿入し、端子ネジ41を締め付け
ることによって電源側線15の芯線15aが圧着され、
入力端子35と電源側線15とが電気的に接続される。
【0014】さらに、電流制限器3の各入力端子35に
は、上記非常設備用開閉器7に導かれる2本の送り線8
が一対の接続金具45を介して電気的に接続される。各
接続金具45は、図8及び図9に示すように、電源側線
15の芯線15aと一緒に入力端子35内に挿入されて
電源側線15の芯線15aと共に端子ネジ41で圧着さ
れる接続片45aと、接続片45aに連なり電源側線1
5の被覆部の下面に沿って入力端子35の外側に引き出
される引出し片45bと、引出し片45bの先端より下
方に向けて更に電流制限器3側に向けて略U字状に折曲
されるU字片45cとから成り、このU字片45cの内
端に電流制限器3の凸段部3cに対向配置される立上り
片45dが形成されており、この立上り片45dに設け
たネジ孔14eに送り線8と電気的に接続される端子ネ
ジ46が螺着されている。
【0015】そして、接続金具45の接続片45aが入
力端子35内に挿入されて電源側線15の芯線15aと
一緒に端子ネジ41と入力端子35の底面との間で圧着
されることで、接続金具45を介して送り線8と電源側
線15とが電気的に接続されると共に、接続片45aは
入力端子35から抜け止めされることにより、接続金具
45は入力端子35から取外し不能となっている。さら
に、接続金具45の立上り片45dは電流制限器3の凸
段部3c側に狭い隙間をあけて対向しているので、立上
り片45dに螺合する端子ネジ46を取外し難く、従っ
て、端子ネジ46と送り線8との接続解除も不能となっ
ている。
【0016】さらに上記電流制限器3の入力側3a(出
力側3bも同様)は、図6〜図8に示すように、封印部
材30で夫々封印されている。この封印部材30は、封
印カバー31に設けた挿通孔32から取着部材37のネ
ジ部37bを挿通し、このネジ部37bを電流制限器3
側に設けたネジ孔(図示せず)に螺着させ、この状態で
取着部材37の上部に設けた孔部37aと封印カバー3
1に設けたリング状突起34とを無端状の線状体33で
封印して、取着部材37を回り止めすることによって電
流制限器3の入力端子35の上方を閉塞するものであ
り、これによって封印カバー31が取外し不能となり、
電流制限器3の入力側3aと電源側線15及び接地側線
16との接続解除が不能となる。また、電流制限器3の
出力側3bにおいても封印部材30によって主幹開閉器
4との間の線導体(電源側線、接地側線)14a〜14
cとの接続解除が不能となる。
【0017】しかして、非常設備用開閉器7に電気を供
給する送り線8を、従来のように電流制限器3の出力側
3bと主幹開閉器4の入力側との間に接続するのではな
く、電流制限器3の入力側3aに接続しているので、仮
りに契約電流以上の電流が流れて電流制限器3が強制開
極されたときでも、送り線8を介して電流制限器3の開
極動作と無関係に非常設備用開閉器7に電気を供給する
ことができるものであり、さらに加えて、非常設備用開
閉器7の電源線となる送り線8の電流制限器3の入力側
3aと非常設備用開閉器7の入力側7aとの間を送り線
加工防止手段9としてのカバー部材9aで塞ぐようにし
たから、送り線8の途中で送り線8の被覆が剥がされる
心配がなくなる。つまり、送り線8の加工をカバー部材
9aで防止できるので、送り線8を非常用開閉器とは別
の一般家電用の分岐開閉器6に接続できないようにする
ことができ、従って、一般家電用の電源から契約電流以
上の電流が流れたときには電流制限器3は正常に動作す
ることができる。
【0018】また、カバー部材9aのフック21を箱体
2の背板11に設けた係合孔20に押し付けるだけで、
カバー部材9aを箱体2の背板11にワンタッチで取着
できると共に、カバー部材9aは送り線8の両端部間に
亘って細長く形成されており、且つ箱体2の前面側より
フック21と係合孔20との係合を解除する手段も設け
られていないので、カバー部材9aを背板11から取外
し難く、カバー部材9aによって送り線8を完全に塞ぐ
ことが可能となる。
【0019】従って、非常設備用開閉器7への電源線と
なる送り線8を電流制限器3の入力側3aに接続したと
きに、送り線8を加工し難く、被覆線が剥がされないよ
うにカバー部材9aによって十分に封印できるものであ
る。特に電流制限器3の入力側3a及び出力側3bが夫
々封印部材30にて封印されており、尚且つ送り線8の
接続金具45は電流制限器3の入力端子35より抜け止
めされているので、送り線8の端部での加工もできない
ものである。つまり、接続金具45は封印部材30を解
かない限り電流制限器3の入力側3aから取外すことが
できず、そのうえ、送り線8と接続金具45とを接続す
るための端子ネジ46の頭部を電流制限器3の入力側3
aの凸段部3cに対向配置してあるので、端子ネジ46
の回転操作もできず、これにより端子ネジ46が取外し
不能となり、送り線8を接続金具45から取外すことが
できず、結果として、送り線8全体の加工を防止するこ
とができる。
【0020】さらに本実施形態では、複数の分岐開閉器
6のうちの1つの開閉器と分岐バー5とを電気的に非接
続状態とし、この分岐バー5と非接続状態となった開閉
器の入力側に送り線8を接続して非常設備用開閉器7を
構成してあるので、非常設備用開閉器7を配設するため
の特別のスペースを設ける必要がなくなり、分電盤の小
型化に寄与できるという利点もある。
【0021】本発明の他の実施形態として、図10及び
図11に示すように、分岐バー5の背面と箱体2の背板
11との間に通線用空間9bを設け、送り線8の一部を
通線用空間9bに沿って通線させるようにしてもよい。
他の構成は図1の実施形態と同様である。この実施形態
では電流制限器取付用の例えば木製の取付基板80と、
非常設備用開閉器取付用の例えば木製の取付基板81と
を左右両側に離して配設してあり、取付基板80,81
の中央付近を結ぶ直線に沿って分岐バー5を配設してあ
る。電流制限器3の入力側3aに電気的に接続された送
り線8は、電流制限器3の取付基板80の背面に一旦導
入され、この取付基板80の背面中央付近から主幹開閉
器4の背面に向けて直線上に引き出され、分岐バー5の
背面と背板11との間に設けた通線用空間9bを経て、
非常設備用開閉器7の取付基板81の背面中央付近から
前面側に引き出されて非常設備用開閉器7の入力側7a
に電気的に接続されている。
【0022】このように送り線8の一部を分岐バー5の
背面側に設けた通線用空間9bに通線したことによっ
て、非常設備用開閉器7への電源線となる送り線8を電
流制限器3の出力側3bに接続したときに、送り線8の
途中部分の加工がし難くなる。つまり分岐バー5の背面
に送り線8の一部が隠れることで、送り線8の被覆を剥
がそうとしても分岐バー5が邪魔になって剥がすことが
できず、送り線8の加工防止が図られると共に、分岐バ
ー5を有効に利用して送り線8の加工防止を図ることが
できるので、部材の合理化を図ることもできる。
【0023】さらに加えて、通線用空間9bからはみ出
した送り線8の途中部分8cは複数のU字状の止め具1
0aから成る保持部材10で保持されている。この場
合、送り線8の途中部分8cの被覆が剥がせない程度の
間隔をあけて止め具10aにて背板11に保持すること
によって、分岐バー5による被覆効果とあいまって送り
線8全体の加工を有効に防止でき、電流制限器3の正常
な動作を一層確保し易くなるものである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、電路の電源側線及び接地側線に電気
的に接続される送り線の一端を電流制限器の入力側に接
続すると共に、電流制限器の入力側から送り線の他端が
接続される非常設備用開閉器の入力側までの間で送り線
の加工を防止する送り線加工防止手段を設けたものであ
り、このように非常設備用開閉器の電源線となる送り線
を、従来のように電流制限器の出力側と主幹開閉器の入
力側との間に接続するのではなく、電流制限器の入力側
に接続したことにより、仮りに契約電流以上の電流が流
れて電流制限器が強制開極されたときでも、送り線を介
して電流制限器の開極動作と無関係に非常設備用開閉器
に電気を供給することができる。しかも、送り線の電流
制限器の入力側と非常設備用開閉器の入力側との間に設
けた送り線加工防止手段によって、送り線の被覆が剥が
されるのを防止でき、従って、送り線を非常用開閉器と
は別の一般家電用の分岐開閉器に接続できないようにで
きるので、一般家電用の電源から契約電流以上の電流が
流れたときには電流制限器は正常に動作することができ
るものである。
【0025】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の送り線加工防止手段が、送り線を塞ぐと共に箱体の背
板に取着されるカバー部材より成るから、請求項1記載
の効果に加えて、カバー部材によって送り線を塞ぐこと
により、送り線の加工をカバー部材によって防止できる
と同時に、カバー部材は背板に取着されるので、カバー
部材による送り線の封印効果を高めることができる。
【0026】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
の送り線加工防止手段が、分岐バーの背面と箱体の背板
との間に形成されて送り線の一部が通線可能な通線用空
間より成るから、請求項1記載の効果に加えて、分岐バ
ーの背後に送り線を隠すことによって、送り線の被覆を
剥がそうとしても分岐バーが邪魔になって剥がすことが
できなくなり、しかも分岐バーを有効に利用して送り線
の加工防止を図ることができるので、部材の合理化が図
られるものである。
【0027】また請求項4記載の発明は、請求項1記載
の送り線加工防止手段が、送り線の被覆が剥がせない程
度の間隔をあけて送り線を箱体の背板に保持するための
保持部材より成るから、請求項1記載の効果に加えて、
送り線の途中部分を一定間隔毎に保持部材によって背板
に保持することによって、送り線の加工を防止できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す正面図である。
【図2】同上の分電盤の分解斜視図である。
【図3】同上の分電盤の斜視図である。
【図4】同上のカバー部材の取付け状態を説明する分解
斜視図である。
【図5】図1のB−B線断面図である。
【図6】同上の電流制限器の入力側と送り線の接続部分
の説明図である。
【図7】同上の封印部材を説明する分解斜視図である。
【図8】同上の電流制限器の入力側の一部破断した側面
図である。
【図9】同上の接続金具の分解斜視図である。
【図10】本発明の他の実施形態の正面図である。
【図11】図10の側面図である。
【符号の説明】
2 箱体 3 電流制限器 3a 入力側 3b 出力側 4 主幹開閉器 5 分岐バー 6 分岐開閉器 7 非常設備用開閉器 8 送り線 9 送り線加工防止手段 9a カバー部材 9b 通線用空間 10 保持部材 11 背板 12 側板 15 電源側線 16 接地側線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に開口を有した箱体内に、契約電流
    以上の電流が流れたときに強制開極する電流制限器と、
    電流制限器の出力側に電気的に接続される主幹開閉器
    と、主幹開閉器の出力側に分岐バーを介して電気的に接
    続されて各負荷に電気を供給する複数の分岐開閉器と、
    電路の電源側線及び接地側線に電気的に接続される送り
    線と、送り線に接続される非常設備用開閉器とを配設し
    た住宅用分電盤において、送り線の一端が電流制限器の
    入力側に接続されると共に、電流制限器の入力側から送
    り線の他端が接続される非常設備用開閉器の入力側まで
    の間で送り線の加工を防止する送り線加工防止手段を設
    けたことを特徴とする住宅用分電盤。
  2. 【請求項2】 送り線加工防止手段は、送り線を塞ぐと
    共に箱体の背板に取着されるカバー部材より成ることを
    特徴とする請求項1記載の住宅用分電盤。
  3. 【請求項3】 送り線加工防止手段は、分岐バーの背面
    と箱体の背板との間に形成されて送り線の一部を通線可
    能とした通線用空間より成ることを特徴とする請求項1
    記載の住宅用分電盤。
  4. 【請求項4】 送り線加工防止手段は、送り線の被覆が
    剥がせない程度の間隔をあけて送り線を箱体の背板に保
    持するための保持部材より成ることを特徴とする請求項
    1記載の住宅用分電盤。
JP8016183A 1996-01-31 1996-01-31 住宅用分電盤 Pending JPH09215128A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8016183A JPH09215128A (ja) 1996-01-31 1996-01-31 住宅用分電盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8016183A JPH09215128A (ja) 1996-01-31 1996-01-31 住宅用分電盤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09215128A true JPH09215128A (ja) 1997-08-15

Family

ID=11909406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8016183A Pending JPH09215128A (ja) 1996-01-31 1996-01-31 住宅用分電盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09215128A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001157327A (ja) * 1999-11-25 2001-06-08 Kawamura Electric Inc 一次送り用端子台
JP2001320808A (ja) * 2000-02-28 2001-11-16 Matsushita Electric Works Ltd 住宅用分電盤

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001157327A (ja) * 1999-11-25 2001-06-08 Kawamura Electric Inc 一次送り用端子台
JP2001320808A (ja) * 2000-02-28 2001-11-16 Matsushita Electric Works Ltd 住宅用分電盤
JP4604366B2 (ja) * 2000-02-28 2011-01-05 パナソニック電工株式会社 住宅用分電盤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5100348A (en) Electrical distributor
US8390992B1 (en) Circuit breakers and circuit breaker box
US5434376A (en) Snap-fit terminal assembly
US5415557A (en) Busway tap off base assembly for preventing the ingress of dust and liquids
US6220897B1 (en) Electrical outlet assembly
JPH09215128A (ja) 住宅用分電盤
US5137473A (en) Fused protection device
KR200331163Y1 (ko) 배전반
JP2001157329A (ja) 住宅用分電盤
US6490150B1 (en) Method of electrically grounding a circuit breaker and circuit breaker panel employing a grounding member
JPH08251779A (ja) 分岐部用帯板導体および帯板導体電路の分岐装置
JPH09215129A (ja) 住宅用分電盤
CA2920184A1 (en) Gfci receptacle
HU225923B1 (en) Electrical connection device for two electrical apparatus such as an electrical protection device combined with a controlled switch, and electrical apparatus adapted to such device.
KR101821247B1 (ko) 전원분배용 터미널 블록
JP3612889B2 (ja) 住宅用分電盤
JPH11341646A (ja) 電気接続箱
JP4737560B2 (ja) 分電盤
KR101848375B1 (ko) 전원분배용 터미널 블록의 하우징
JP3243349B2 (ja) 配線器具
JP5224394B2 (ja) 電源分岐器具
JPH0746723A (ja) 分電盤
JPS645336Y2 (ja)
JPH08251780A (ja) 帯板導体電路の分岐装置
JPH09215130A (ja) 住宅用分電盤

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040127