JP3612889B2 - 住宅用分電盤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、単相三線式交流電源に電気的に接続される主幹開閉器に対して並列に電気的に接続される回路遮断器を有した住宅用分電盤に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ガスを使用せずに電気でお湯を沸かす電気温水器が一般家庭に使用されている。この電気温水器は容量が大きいので主幹開閉器の出力側、つまり通常の分岐開閉器に接続すると、主幹開閉器が過電流トリップしてしまい、他の分岐開閉器に接続される負荷まで影響を与えることとなる。
【0003】
また、集合住宅やマンション等においては、各需要家内に設けられた火災報知器や消化設備等の非常用機器に電気を供給するための非常用の電源を取ることがあるが、主幹開閉器の出力側、つまり通常の分岐開閉器に接続すると、主幹開閉器が過電流や短絡電流等の異常電流によりトリップしたときに非常用機器に電源が供給できない。
【0004】
このため、電気温水機等のような大容量の負荷に電気を供給する場合や非常用機器に電気を供給する場合、単相三線式交流電源に電気的に接続される主幹開閉器に対して並列に電気的に接続される回路遮断器を設け、この回路遮断器に大容量の負荷や非常用の負荷を接続することが行われている。
【0005】
主幹開閉器と回路遮断器とに単相三線式交流電源を電気的に接続するには、住宅用分電盤内に端子台を配設し、この端子台に単相三線式交流電源を一旦接続し、この端子台から第1の送り線を介して主幹開閉器に電気的に接続するとともに、第2の送り線を介して回路遮断器に電気的に接続する第1の方法と、単相三線式交流電源を主幹開閉器の入力側に電気的に接続するとともに、この主幹開閉器の入力側から送り線を介して回路遮断器に電気的に接続する第2の方法とがある。なお、電力会社によっては、主幹開閉器の前段に電流制限器(リミッタ)を配設することもあるが、第1の方法では第1の送り線を電流制限器の入力端子に接続し、第2の方法では単相三線式交流電源と送り線とを電流制限器の入力端子に接続することより、主幹開閉器の入力側に電気的に接続されることとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来例のうち、住宅用分電盤内に端子台を配設し、この端子台から主幹開閉器及び回路遮断器に電気的に接続する第1の方法にあっては、端子台という余分な部材が必要であり、また2つの送り線を配設する必要があるので、住宅用分電盤自体が大型化してしまうという問題があった。
【0007】
また、単相三線式交流電源を主幹開閉器の入力側に電気的に接続するとともに、この主幹開閉器の入力側から送り線を介して回路遮断器に電気的に接続する第2の方法にあっては、主幹開閉器の入力側に単相三線式交流電源用の電線導体と送り線とを接続する必要がある。この場合、主幹開閉器(電流制限器)を取り替えるときに、2つの電線導体を主幹開閉器(電流制限器)の入力側から外したり接続したりする必要があり、主幹開閉器の取替作業が困難であった。
【0008】
本発明は、かかる事由に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、小型化が図れるとともに主幹開閉器(電流制限器)の取替作業が容易に行える住宅用分電盤を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために、請求項1記載の住宅用分電盤は、単相三線式交流電源の2つの電圧線及び1つの中性線を入力側に接続すると共に、負荷に接続される2つの負荷線を出力側に接続する回路遮断器と、この回路遮断器の入力側に送り線を介して電気的に接続される主幹開閉器と、この主幹開閉器に電気的に接続される分岐開閉器と、を備えた構成としてある。
【0010】
請求項2記載の住宅用分電盤は、請求項1のものの主幹開閉器の前段で前記送り線に入力側が接続されると共に出力側が主幹開閉器に接続される電流制限器を配設した構成としてある。
【0011】
請求項3記載の住宅用分電盤は、請求項2のものの回路遮断器の入力側に端子カバーを被せ、この端子カバーを封印した構成としてある。
【0012】
請求項4記載の住宅用分電盤は、請求項1乃至3のいずれかに記載の回路遮断器は、単相三線式交流電源の2つの電圧線と1つの中性線とを接続する3つの入力端子と、これらの3つの入力端子にハンドルで開閉駆動される接点を介して電気的に接続された3つの出力端子と、これら3つの出力端子のうちの1つを接続不可能に塞ぐ蓋部材と、を有した構成としてある。
【0013】
請求項5記載の住宅用分電盤は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の回路遮断器は、単相三線式交流電源の2つの電圧線と1つの中性線とを接続する3つの入力端子と、これらの3つの入力端子のうちの2つのみにハンドルで開閉駆動される接点を介して電気的に接続される出力端子と、を有した構成としてある。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図1乃至図4に基づいて説明する。この住宅用分電盤は、図1に示すように、単相三線式交流電源(両電圧線間200V, 1つの電圧線及び中性線間100V)の2つの電圧線 1,2及び1つの中性線 3を入力側 4に接続すると共に、負荷に接続される2つの負荷線 5,6(図4参照)を出力側 7に接続する回路遮断器 8と、この回路遮断器 8の入力側 4に送り線 9を介して入力側10が電気的に接続される主幹開閉器11と、この主幹開閉器11の出力側12に電気的に接続される分岐開閉器13とを備えているものである。
【0015】
回路遮断器 8は、この種で公知の三極用のものが用いられ、図2に示すように、単相三線式交流電源の2つの電圧線 1,2と1つの中性線 3とを接続する入力側 4である3つの入力端子4a,4b,4cと、これら3つの入力端子4a,4b,4cにハンドル14で開閉駆動される接点15,15,15(図4参照)を介して電気的に接続された出力側 4である3つの出力端子7a,7b,7cと、これら3つの出力端子7a,7b,7cのうちの1つを接続不可能に塞ぐ蓋部材16とを備えている。
【0016】
この回路遮断器 8は、接点15,15,15をハンドル14の操作により開閉・トリップ機構17を介して開閉操作すると共に、両側の接点 15,15が閉極状態で異常電流が流れると両側の入出力端子間に介在する異常電流検出装置 18,18で検出して開閉・トリップ機構17を作用させて接点15,15,15を強制開極する。また、この回路遮断器 8のハウジングは、図3に示すように、上部開口で各部品が内部に収納されるとともに両側に隔壁20を形成して三極分の入出力端子を配設するボディaと、このボディaの開口を塞ぐカバーbとにより構成され、両側に入力端子4a,4b,4cと出力端子7a,7b,7cとが配設される。
【0017】
中央の出力端子7cは、端子螺子が外される代わりに蓋部材16が配設され、中央の出力端子7cを塞ぐことができるようになっている。この蓋部材16は、合成樹脂等の絶縁性材料により形成され、接着材を塗った状態で隔壁20に形成したスリット 20aに差し込まれるので、両側の出力端子 7a,7bに負荷線 5,6を接続することとなり、200Vの交流電源が供給されることとなる。これにより、回路遮断器 8に負荷線 5,6を接続するための出力端子 7a,7bを間違えることが無くなり、回路遮断器 8に負荷線 5,6を接続する作業が容易となる。
【0018】
主幹開閉器11は、図1に示すように、一端側が回路遮断器 8の入力側 4に接続された送り線 9(9a,9b,9c)の他端側を入力側10に接続し、出力側12を複数の送りバー(図示せず)及び主幹バー(図示せず)を介して分岐開閉器13に接続するものであり、単相三線式交流電源の電圧線 1,2及び中性線 3を接続した回路遮断器 8の入力側 4である3つの入力端子4a,4b,4cから送り線 9(9a,9b,9c)を介して接続しているので、主幹開閉器11を取り替えるときには、入力側10においては送り線 9(9a,9b,9c)のみ外したり接続したりするだけで行え、主幹開閉器11の取替作業が容易に行えるようになっている。
【0019】
分岐開閉器13は、図1に示すように、主幹開閉器11に対して横並びに複数個並設され、入力側をバーに接続して主幹開閉器11との電気的接続を行うと共に、出力側を回路遮断器 8に接続される特別な負荷以外の通常負荷に接続する。なお、図1において、21は主幹開閉器11の出力側12を覆うとともに送りバーを収納する略L字状の送りバー保持部材であり、22は送りバーに接続される主幹バーと分岐開閉器13の入力側を塞ぐバーカバーである。
【0020】
この実施の形態によれば、回路遮断器 8の入力側 4である3つの入力端子 4a,4b,4c に、単相三線式交流電源の2つの電圧線 1,2と1つの中性線 3とを直接接続すると共に、主幹開閉器11の入力側10に電気的に接続される送り線 9(9a,9b,9c)を直接接続することができ、端子台が不必要となるとともに1組の送り線 9のみで接続可能となり、小型化が図れる。
【0021】
なお、本第1の実施の形態によれば、中央の出力端子7cを塞いでいるが、その他の1つの出力端子を塞ぐものであっても良い。この場合、単相三線式交流電源の中性線 3に電気的に接続された中央の出力端子7cが接続可能となるので、100Vの電源が取れることとなる。また、蓋部材16を隔壁20に形成したスリット20a に差し込むようにしているが、直接出力端子7cに貼り付ける等、出力端子7a,7b,7cのうちの1つを負荷線が接続不可能に塞げばよい。
【0022】
次に、本発明の第2の実施の形態を図5乃至図7に基づいて説明する。なお、第1の実施の形態と基本的機能が同様な部材には同じ符号を付している。
【0023】
この住宅用分電盤は、第1の実施の形態との相違点は主幹開閉器11の前段に電流制限器25を配設したことと、回路遮断器 8の入力側 4に端子カバー26を配設したことであり、以下これについて説明する。
【0024】
電流制限器25は、主幹開閉器11の前段で回路遮断器 8の入力端子4a,4b,4cに接続された送り線 9(9a,9b,9c)に入力側27が接続されると共に、出力側28が電線導体29を介して主幹開閉器11の入力側10に接続されている。このため、回路遮断器 8の入力側 4に、単相三線式交流電源の2つの電圧線 1,2と1つの中性線 3とを直接接続すると共に、電流制限器25の入力側27に電気的に接続される送り線 9(9a,9b,9c)を直接接続することができ、端子台が不必要となるとともに1組の送り線 9のみで接続可能となり、小型化が図れる。また、電流制限器25を取り替えるときには、入力側27においては送り線 9(9a,9b,9c)のみ外したり接続したりするだけで行え、電流制限器25の取替作業が容易に行える。この電流制限器25の入力側27及び出力側28は、それぞれ送り線 9や電線導体29が接続された後に封印部材 30,30にて封印され、需要者が勝手に電流制限器25を外せれないようにして、契約電流以上の電流を使用できないようにしている。
【0025】
端子カバー26は、回路遮断器 8の入力側 4である入力端子4a,4b,4cに単相三線式交流電源の2本の電圧線 1,2及び1本の中性線 3を接続するとともに、電流制限器25の入力側27に接続される送り線 9(9a,9b,9c)を接続した状態で、回路遮断器 8の入力側 4に被せられるとともに封印され、回路遮断器 8の入力側 4に他の電線導体が接続不可能となり、契約外の電気の使用を防ぐことができる。
【0026】
この端子カバー26は、実開平4−123024号に示すものであり、図6に示すように、回路遮断器 8の上面を覆う水平片31と回路遮断器 8の一側面を覆う外部導体の出入開口を形成した垂直片32とで略L字状に形成されている。垂直片32の両側縁は水平片21側に曲込まれて内側に上下方向の突起33が形成され、回路遮断器 8の嵌入部34に上方から嵌入されて回路遮断器 8に装着される。さらに、垂直片32には、上方から切溝35を形成して、下方が固定で上方が可動とする立上片36が形成され、さらにこの立上片36には、内側に突出する引掛部37が形成されて、回路遮断器 8の上方より装着した際に、回路遮断器 8の係止部38に係合し、上方への外れが阻止される。
【0027】
この立上片36の上端は、水平片31上面より突出させると共に立上片36の上端近傍に貫通孔39を形成している。また、立上片36の内側、すなわち切溝35の内側縁に水平片31上面より立上る貫通孔41を形成した止め片40が形成されている。さらに、図7に示すように、立上片36の上端の貫通孔39及び止め片40の貫通孔41には封印線42が挿通され、封印線42の結線により立上片36を内側に締めつけて、封印が行われる。
【0028】
なお、本第2の実施の形態にあっても第1の実施の形態同様、中央の出力端子7cを塞いでいるが、その他の1つの出力端子を塞ぐものであっても良い。この場合、単相三線式交流電源の中性線 3に電気的に接続された中央の出力端子7cが接続可能となるので、100Vの電源が取れることとなる。また、蓋部材16を隔壁20に形成したスリット20a に差し込むようにしているが、直接出力端子7cに貼り付ける等、出力端子7a,7b,7cのうちの1つを負荷線が接続不可能に塞げばよい。
【0029】
次に、本発明の第3の実施の形態を図8及び図9に基づいて説明する。なお、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と基本的機能が同様な部材については同じ符号を付している。このものは、第1及び第2の実施の形態との相違点は回路遮断器 8であり、以下これについてのみ説明する。
【0030】
すなわち、回路遮断器 8は、第1の実施の形態や第2の実施の形態の回路遮断器 8の代わりに配設されるものであって、図9に示すように、単相三線式交流電源の2つの電圧線 1,2と1つの中性線 3とを接続する3つの入力端子4a,4b,4cと、これらの3つの入力端子4a,4b,4cのうちの両側の2つの入力端子 4a,4bにハンドル14で開閉駆動される接点 15,15を介して電気的に接続すると共に残りの中央の入力端子4cに電気的に非接続な3つの出力端子7a,7b,7cとを有しており、中央の入力端子4cには、接点15や異常電流検出装置18等の部材を接続する必要がなくなり、部品点数を削減することができるようになっている。
【0031】
この回路遮断器 8は、接点 15,15をハンドル14の操作により開閉・トリップ機構17を介して開閉操作すると共に、接点 15,15が閉極状態で異常電流が流れると両側の入出力端子間に介在する異常電流検出装置 18,18で検出して開閉・トリップ機構17を作用させて接点 15,15を強制開極する。なお、中央の入出力端子 4c,7cは電気的に非接続であるので、両側の出力端子 7a,7bに負荷線 5,6を接続することとなり、200Vの交流電源が供給されることになる。
【0032】
なお、本第3の実施の形態によれば、中央の入出力端子 4c,7cを電気的に非接続状態にしているが、その他の1組の入出力端子間を電気的に非接続状態にしてもよい。この場合、単相三線式交流電源の中性線 3に電気的に接続された中央の出力端子7cが接続可能となるので、100Vの電源が取れることとなる。また、この第3の実施の形態の回路遮断器 8を使用すれば、単相三線式交流電源の電圧線 1,2と中性線 3とを3つの出力端子7a,7b,7c側に接続し、負荷線 5,6を入力端子4a,4b 側に接続することもでき、逆接続が可能となる。さらに、本第3の実施の形態によれば、出力端子を3つ配設しているが、2つの入力端子に電気的に接続されるものであれば2つでもよい。この場合、上述した逆接続は不可能となるが、負荷線 5,6を接続する出力端子を間違う恐れがなくなる。
【0033】
【発明の効果】
請求項1記載の住宅用分電盤によれば、単相三線式交流電源の2つの電圧線及び1つの中性線を入力側に接続すると共に、負荷に接続される2つの負荷線を出力側に接続する回路遮断器と、この回路遮断器の入力側に送り線を介して入力側が電気的に接続される主幹開閉器と、この主幹開閉器の出力側に電気的に接続される分岐開閉器とを備えているので、回路遮断器の入力側に、単相三線式交流電源の2つの電圧線と1つの中性線とを直接接続すると共に、主幹開閉器の入力側に電気的に接続される送り線を直接接続することができ、端子台が不必要となるとともに1組の送り線のみで接続可能となり、小型化が図れる。また、主幹開閉器を取り替えるときには、入力側においては送り線のみ外したり接続したりするだけで行え、主幹開閉器の取替作業が容易に行える。
【0034】
請求項2記載の住宅用分電盤によれば、請求項1のものの主幹開閉器の前段で送り線に入力側が接続されると共に主幹開閉器に出力側が電気的に接続される電流制限器を配設しているので、回路遮断器の入力側に、単相三線式交流電源の2つの電圧線と1つの中性線とを直接接続すると共に、電流制限器の入力側に電気的に接続される送り線を直接接続することができ、端子台が不必要となるとともに1組の送り線のみで接続可能となり、小型化が図れる。また、電流制限器を取り替えるときには、入力側においては送り線のみ外したり接続したりするだけで行え、電流制限器の取替作業が容易に行える。
【0035】
請求項3記載の住宅用分電盤によれば、請求項2のものの回路遮断器の入力側に端子カバーを被せ、この端子カバーを封印しているので、回路遮断器の入力側に他の電線導体が接続不可能となり、請求項2記載の効果に加え、契約外の電気の使用を防ぐことができる。
【0036】
請求項4記載の住宅用分電盤によれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の回路遮断器は、単相三線式交流電源の2つの電圧線と1つの中性線とを接続する3つの入力端子と、これらの3つの入力端子にハンドルで開閉駆動される接点を介して電気的に接続された3つの出力端子と、これら3つの出力端子のうちの1つを接続不可能に塞ぐ蓋部材とを有しているので、回路遮断器に負荷線を接続するための出力端子を間違えることが無くなり、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の効果に加え、回路遮断器に負荷線を接続する作業が容易となる。
【0037】
請求項5記載の住宅用分電盤によれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の回路遮断器は、単相三線式交流電源の2つの電圧線と1つの中性線とを接続する3つの入力端子と、これらの3つの入力端子のうちの2つのみにハンドルで開閉駆動される接点を介して電気的に接続される出力端子とを有しているので、回路遮断器の3つの入力端子のうちの1つには、接点も他の部材も接続する必要がなくなり、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の効果に加え、回路遮断器内の部品点数を削減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す正面図である。
【図2】図1のものの回路遮断器のカバー取り外し状態を示す正面図である。
【図3】図1のものの回路遮断器と蓋部材との分解斜視図である。
【図4】図1のものの回路遮断器に各電線導体を接続する説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す正面図である。
【図6】図5のものの回路遮断器と端子カバーとの分解斜視図である。
【図7】図6のものの回路遮断器に端子カバーを被せた状態を示す断面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態である回路遮断器のカバー取り外し状態を示す正面図である。
【図9】図8のものの回路遮断器に各電線導体を接続する説明図である。
【符号の説明】
1,2 単相三線式交流電源の電圧線
3 単相三線式交流電源の中性線
4 回路遮断器の入力側
5,6 負荷線
7 回路遮断器の出力側
11 主幹開閉器
13 分岐開閉器

Claims (5)

  1. 単相三線式交流電源の2つの電圧線及び1つの中性線を入力側に接続すると共に、負荷に接続される2つの負荷線を出力側に接続する回路遮断器と、この回路遮断器の入力側に送り線を介して入力側が電気的に接続される主幹開閉器と、この主幹開閉器の出力側に電気的に接続される分岐開閉器と、を備えて成る住宅用分電盤。
  2. 前記主幹開閉器の前段で前記送り線に入力側が接続されると共に主幹開閉器に出力側が電気的に接続される電流制限器を配設して成る請求項1記載の住宅用分電盤。
  3. 前記回路遮断器の入力側に端子カバーを被せ、この端子カバーを封印して成る請求項2記載の住宅用分電盤。
  4. 前記回路遮断器は、単相三線式交流電源の2つの電圧線と1つの中性線とを接続する3つの入力端子と、これらの3つの入力端子にハンドルで開閉駆動される接点を介して電気的に接続された3つの出力端子と、これら3つの出力端子のうちの1つを接続不可能に塞ぐ蓋部材と、を有して成る請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の住宅用分電盤。
  5. 前記回路遮断器は、単相三線式交流電源の2つの電圧線と1つの中性線とを接続する3つの入力端子と、これらの3つの入力端子のうちの2つのみにハンドルで開閉駆動される接点を介して電気的に接続される出力端子と、を有して成る請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の住宅用分電盤。
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