JP5137226B2 - 回路遮断器 - Google Patents

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この発明は、回路遮断器に係り、特に、複数相の電路における電流の大きさを変流器により検出するとともに、予め定められた設定電流値と比較して電路に流れる電流のベクトル合成和が大きな場合には、所定の限時特性制御を行う機能を有する回路遮断器に関するものである。
近年、一般家庭において、エアコンや洗濯・乾燥機、温水洗浄便座などの電気製品の普及が進み、これらの電化製品に電気を供給するための配線回路として専用回路を設置する必要があるなど、分電盤内に設けられる分岐回路数が増加する傾向にある。
前記分岐回路数が増加すると、分岐回路遮断器を収納する分電盤における該分岐回路遮断器を並設する方向の大きさが大きくなり、住居内における設置スペースの確保に制約が出てくることが懸念される。このような点に鑑みて、例えば特許文献1のように、分岐回路遮断器の器体をコンパクト化する開発がなされている。
分電盤には、前述した分岐回路遮断器のほか、該分岐回路遮断器に電力を分配する主回路遮断器、並びに、電力会社が定める場合には需要者との契約電流に応じて遮断電流が予め定められた電流制限器が設けられることが一般的である。
特開2001−15007号 図6
前述したように、分電盤には、前述した分岐回路遮断器のほか、該分岐回路遮断器に電力を分配する主回路遮断器、並びに、契約電流に応じて遮断電流が定められた電流制限器が設けられることが一般的であるが、該分電盤内に、前記主回路遮断器並びに電流制限器の両方を設ける場合には、該分電盤の遮断器の並設方向の大きさが大きくなり、分岐回路遮断器の回路数が多くなってくると、住宅内において設置スペースの確保に制約が出てくるという課題がある。
また、分電盤の供給者側にとっては、前記電流制限器の設置部を設けた分電盤と、該電流制限器の設置部を設けない分電盤の二種類の分電盤を開発・製造する必要が生じ、種々の分岐回路数に対応した分電盤の品揃えを行う場合、前記電流制限器のあり/なしに応じて、単純に2倍の種類の分電盤を開発・製造を行うため、開発コストや製造コスト、また、接続電線や接続端子ならびに梱包部材など多くの周辺部品の在庫管理など種々のコストがかかるという課題があった。
そこで本件の発明の目的とするところは、電流制限器の要/不要にかかわらず、分電盤の大きさを統一することができ、使用者にとっては、分電盤の遮断器の並設方向の大きさをよりコンパクト化できることにより設置スペースの制約が低減でき、供給者側にとっては、分電盤の種類を半減することが可能で、開発コスト・製造コスト・在庫管理などのコストを低減することができ、ひいては負荷機器の使用に伴う過電流から配線を保護することができるとともに電力会社と需要者との間で定められる契約電流に応じて負荷電流を制御することができる回路遮断器を提供することを目的としている。
上述の目的を達成するために,本発明の請求項1では,複数相の電路における第一の相並びに第二の相を貫通するように各々設けられ負荷電流の大きさを検出する第一及び第二の変流器(CT)と、前記電路に介在し該電路を入切する開閉機構部と、前記電路に所定の電流が流れた場合には前記開閉機構部に作用し引き外し動作を行う熱動素子並びに電磁引き外し素子とからなる引き外し手段と、前記開閉機構部に作用し所定の動作信号を受けて動作するトリップコイル(TC)と、前記第一及び第二の変流器(CT)からの出力信号を受け取り出力信号のベクトル合成和を演算し求出された前記第一の相及び第二の相における電路全体の負荷電流の大きさを予め定められた設定電流値と比較することにより該設定電流値よりも前記電路全体の負荷電流の大きさが大きい場合には、同負荷電流における前記引き外し手段による動作時間よりも早く所定の限時特性制御を行い前記トリップコイル(TC)に動作信号を出力し、前記開閉機構部を引き外す動作制御部とを一体に備えたことを特徴として回路遮断器を提供したものである。
これにより、電路において過電流や短絡電流が発生した場合には速やかに電路を断路して配線の保護を行うことができるとともに、所定の設定電流値よりも大きな電流が発生した場合には所定の限時特性に基づいて電路を断路することができる回路遮断器を提供することができるものである。
また、住宅において一般的に用いられる単相三線式の電路において、各電圧相に流れる電流の大きさを検出することができ、実使用に則した電流の値を検出することを可能とすることができるものである。
また、複数相の電路における全体の電流使用量を、前記設定電流値と比較することができるため、実使用に則した電路の遮断動作制御を行うことができるものである。
また、複数相の電路における第一の相並びに第二の相を貫通するように各々設けられ負荷電流の大きさを検出する第一及び第二の変流器(CT)と、前記電路に介在し該電路を入切する開閉機構部と、前記電路の相毎に設けられて所定の電流が流れた場合には前記開閉機構部に作用し引き外し動作を行う熱動素子並びに電磁引き外し素子とからなる引き外し手段と、前記開閉機構部に作用し所定の動作信号を受けて動作するトリップコイル(TC)と、前記第一及び第二の変流器(CT)からの出力信号を受け取り出力信号のベクトル合成和を演算し求出された前記第一の相及び第二の相における電路全体の負荷電流の大きさを予め定められた設定電流値と比較することにより該設定電流値よりも前記負荷電流の大きさが大きい場合には所定の限時特性制御を行い前記トリップコイル(TC)に動作信号を出力し、前記開閉機構部を引き外す動作制御部と、前記設定電流値を回路遮断器を構成する器体の外部から設定を可変とする電流設定部とを一体に備え、第一の相及び第二の相における電路全体の負荷電流に対しては、前記電流設定部によって設定された設定電流値に対する前記電路全体の負荷電流の負荷率に応じて前記トリップコイル(TC)に動作信号を出力するまでの時間を段階的に定めた限時特性制御を前記動作制御部により行い開閉機構部を引き外す一方、前記第一の相又は第二の相を流れる各相毎の負荷電流に対しては、前記引き外し手段により開閉機構部を引き外し、かつ、前記動作制御部による限時特性制御は同負荷率における前記引き外し手段による遮断動作時間よりも早く行われることを特徴として構成してもよい。

これにより、制御したい電流の大きさを可変に定めることができ、所望する設定電流を変更したい場合において、速やかに設定電流値を変更することができるものである。
また、前記設定電流値は、定められた契約電流の値と等しく設定されることを特徴として構成してもよい。
これにより、電路に流れる電流の大きさが、前記契約電流値と比較して大きい場合には所定の限時特性に基づいて電路の断路処理が行え、電流制限器としての機能を備えるとともに、該電路に過電流や短絡が発生した場合には、熱動素子や電磁引き外し素子からなる引き外し装置が駆動することにより配線保護のために電路の断路処理が行え、配線用遮断器としての機能を備えることができるものである。
本発明によれば、電流制限器の要/不要にかかわらず、分電盤の大きさを統一することができ、使用者にとっては、分電盤の遮断器の並設方向の大きさをよりコンパクト化できることにより設置スペースの制約が低減でき、供給者側にとっては、分電盤の種類を半減することが可能で、開発コスト・製造コスト・在庫管理などのコストを低減することができ、ひいては負荷機器の使用に伴う過電流から配線を保護することができるとともに電力会社と需要者との間で定められる契約電流に応じて負荷電流を制御することができる回路遮断器を提供することができる。
以下,本発明の実施の形態について,図面を用いて詳細に説明する。
図1はこの発明の第一の実施例を示したブロック図である。
図1において、1は本発明の回路遮断器であり、電路10に介在するよう分電盤内に配設される。ここで、電路10は複数相の電路を想定しており、11は第一の電圧相(L1相という)、12は第二の電圧相(L2相という)、13は中性相(N相という)としている。
101は回路遮断器1を構成する器体であり、内容物を収納するケース及びカバーで構成されており、該器体101の一端には電源側端子が設けられ、他端には負荷側端子が設けられる。該電源側端子ならびに負荷側端子は電路を構成する電線もしくは導体が接続されるものである。
該電源側端子ならびに負荷側端子の間には、固定接点と該固定接点に対向して配設される可動接点からなる接点装置102と、該接点装置102を開閉する開閉機構部103と、該開閉機構部103を手動操作するための操作部材と、前記電路に過電流や短絡電流などの異常電流が生じた場合には前記開閉機構部103に作用し引き外し動作を行う引き外し装置104と、前記電路10におけるL1相11並びにL2相12に貫通挿入されて設けられ負荷電流の大きさを検出する第一の変流器(第一のCTという)105、第二の変流器(第二のCTという)106と、該第一の変流器105、第二の変流器106からの出力信号を受け取り、電路に流れる負荷電流の大きさを演算処理により求出し、予め定められた設定電流値と比較演算を行うことにより、該設定電流値よりも前記負荷電流の大きさが大きい場合には、所定の限時特性制御を行い、後述するトリップコイルに向けて引き外し信号を出力するよう、マイコンを用いて構成される動作制御部108と、前記動作制御部108からの前記引き外し信号により作動し、前記開閉機構部103に作用し引き外し動作を行うトリップコイル(TCという)109とが設けられている。
また、前記電路10におけるL1相11、L2相12、N相13を一括して貫通挿入されて設けられ電路に流れる漏電電流を検出する零相変流器(ZCTという)107が設けられる。該ZCT107の出力信号は前記動作制御部108に向けて出力される。前記動作制御部108においては、前述した第一のCT105ならびに第二のCT106からの出力信号の演算処理のほか、該ZCT107からの出力信号の演算処理も行い、所定の大きさの漏電電流が電路に発生しているときには、TC109に向けて引き外し信号を出力するように構成されている。なお、他の形態として、漏電電流の検出処理を、前述した第一のCT105ならびに第二のCT106からの出力信号の演算処理とは、別途、処理回路を用いて行うように構成してもよい。
また、前記引き外し装置104は、バイメタルなどを用いて構成される熱動素子1041と、電路に流れる電流の電磁誘導により駆動する電磁引き外し素子1042とを用いた熱動電磁式にて構成される。なお、他の形態として、バイメタルなどの熱動素子を用いない完全電磁式にて構成してもよい。
ここで、前記動作制御部108で行われる前記第一のCT105ならびに第二のCT106からの出力信号を元にした演算処理は、前記両CTにて検出される電路全体の電流のベクトル合成和を求めるように行われる。
これにより、各相毎の電流の大きさに応じた配線保護のための電路遮断動作は、前記熱動素子1041ならびに電磁引き外し素子1042にて構成される引き外し装置104が前記開閉機構部103に作用することにより行われ、予め定められた設定電流値を電路全体の電流値が超えた場合には、前記動作制御部108から前記TC109に引き外し信号が送られることにより前記開閉機構部103により電路の遮断動作が行われる。
動作制御部108における限時特性制御は次のとおり予め定められた設定電流値に対する負荷率I(%)に応じて変化させている。
負荷率I(%)が120<I≦132の場合には約180秒でTC109に向けて引き外し信号を出力し、
負荷率I(%)が132<I≦144の場合には約10秒でTC109に向けて引き外し信号を出力し、
負荷率I(%)が144<Iの場合には約5秒でTC109に向けて引き外し信号を出力するように構成している。
これにより、電路全体の電流の大きさが前記設定電流値を超えた場合においても、速やかに回路遮断器1を遮断動作させることができる。なお、前記負荷率I(%)の幅の閾値は前記記載値にかかわらず適宜定めるとよい。
次に、前記回路遮断器1を分電盤に設置して使用する場合の説明を行う。
例えば、回路遮断器1の定格電流が60Aであり、予め定められた設定電流値が50Aであった場合について説明を行う。回路遮断器の時延引き外し特性(JIS C8370 に記載されている時延引き外し特性参考)は、定格電流が60Aの場合には定格電流の200%(120A)の電流においては6分以内に動作し、定格電流の125%(75A)の電流においては120分以内に動作することが定められている。
ここで、前述した動作制御部108の限時特性制御においては、定格電流が60Aである場合には、負荷率I(%)が120<I≦132の場合、即ち、72Aから79.2Aの電流においては約3分で動作し、負荷率I(%)が132<I≦144の場合、即ち、79.2Aから86.4Aの電流においては約10秒で動作し、負荷率I(%)が144<Iの場合の場合、即ち、86.4Aより大きな電流においては約5秒で動作するように構成されているため、JIS C8370により定められている時延引き外し特性は満たしており、配線の保護が可能な電流範囲内において、電路を流れる電流の大きさが設定電流値を超えた場合には、より早く電路を遮断することが可能となるものである。
次に、図2を用いて第二の実施例の説明を行う。図2には、図1で示した回路遮断器において、設定電流値を回路遮断器の器体外部から設定することが可能であるように、電流設定部を設けた回路遮断器を示している。
図2において、201は電流設定部であり、本実施例ではロータリースイッチを用いて構成している。該電流設定部201は、前記動作制御部108と接続されており、該動作制御部108は前記電流設定部において設定された電流設定情報を受け取り、該電流設定情報を設定電流値として演算を行う。
前記電流設定部201においては、設定する電流の値を択一的に切り替え設定可能なように構成されており、該設定可能な電流は、30A、40A、50A、60Aの4種類を設けている。例えば、設定電流値を50Aに設定する場合には、前記ロータリースイッチを回転させ、50Aの電流値を選択する。
設定電流の値は、利用者の居住地域によって電力会社により定められる契約電流に基づいた値を選択するとよい。例えば、電力会社との契約電流が50Aである場合には、設定電流値を50Aに合わせることにより、該契約電流を超えて電流を使用するような場合において、速やかに電路を遮断することができる。
ここで、「電気用品安全法解釈例規集」における「電気用品の技術上の基準を定める省令 別表五 2 アンペア制用電流制限器」の動作特性によれば、次のとおり、
定格電流 が20Aのものにあっては、最大不動作電流は22A(110%)であり、30秒不動作電流は28A(140%)であり、1秒不動作電流は70(350%)と定められてある。
また、定格電流 が30Aのものにあっては、最大不動作電流は33A(110%)であり、30秒不動作電流は39A(130%)であり、1秒不動作電流は100(333%)と定められてある。
また、定格電流 が40Aのものにあっては、最大不動作電流は44A(110%)であり、30秒不動作電流は52A(130%)であり、1秒不動作電流は120(300%)と定められてある。
また、定格電流 が50Aのものにあっては、最大不動作電流は54A(108%)であり、30秒不動作電流は64A(128%)であり、1秒不動作電流は150(300%)と定められてある。
また、定格電流 が60Aのものにあっては、最大不動作電流は64A(107%)であり、30秒不動作電流は76A(127%)であり、1秒不動作電流は180(300%)と定められてある。
なお、30秒不動作電流を通じた場合においては、30秒以内に自動的に動作せず、かつ、60分以内に動作すること、また、1秒不動作電流を通じた場合においては、1秒以内に自動先に動作せず、かつ、定格電流に応じて、定格電流が30A以下の場合には、10行以内に動作し、定格電流が40A以下の場合には、20秒以内に動作し、定格電流が50A以下の場合には、20秒以内に動作し、定格電流が60A以下の場合には、30秒以内に動作すること、と定められてある。
したがって、前記動作制御部108の限時特性動作は、配線保護の範囲内でなおかつ、これらのアンペア制用電流制限器における動作特性を満たすよう行われるものである。
なお、本発明は、開示した実施例に限定されることなく、発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、適宜、必要に応じて、改良や設計変更は自由であり、例えば、前記引き外し装置104の構成は、熱動素子を用いずに、完全電磁式の引き外し装置(電流コイルに流れる負荷電流によって発生する電磁力を利用して過電流を検出する装置)を用いて構成してもよいし、前記電流設定部210の構成は、ロータリースイッチの他に、スライドスイッチや、電子的に設定電流値を切り替えるよう構成されたボタン式のスイッチを用いて構成しても良い。
また、実使用上、当面、主開閉器と電流制限器とが分電盤内に配設される間、コストの低減を目的として、前記回路遮断器1において、ZCT107や、N相に設けられている引き外し装置を取り除いて電流制限専用の遮断器として構成して、前記主開閉器との共用化を図り構成してもよい。
本発明における回路遮断器は、単相三線式の一般的な住宅用分電盤に設置する電流制限器並びに主回路遮断器に置き換えて利用することができる。
第一の実施例の回路遮断器の概略ブロック図である。 第二の実施例の回路遮断器の概略ブロック図である。 分岐回路遮断器の例を示した図である。
符号の説明
1 回路遮断器
101 器体
102 接点装置
103 開閉機構部
104 引き外し装置
1041 熱動素子
1042 電磁引き外し素子
105 第一の変流器
106 第二の変流器
107 零相変流器
108 動作制御部
109 トリップコイル
10 電路
11 第一の相
12 第二の相
13 第三の相

Claims (3)

  1. 複数相の電路における第一の相並びに第二の相を貫通するように各々設けられ負荷電流の大きさを検出する第一及び第二の変流器(CT)と、
    前記電路に介在し該電路を入切する開閉機構部と、
    前記電路に所定の電流が流れた場合には前記開閉機構部に作用し引き外し動作を行う熱動素子並びに電磁引き外し素子とからなる引き外し手段と、
    前記開閉機構部に作用し所定の動作信号を受けて動作するトリップコイル(TC)と、
    前記第一及び第二の変流器(CT)からの出力信号を受け取り出力信号のベクトル合成和を演算し求出された前記第一の相及び第二の相における電路全体の負荷電流の大きさを予め定められた設定電流値と比較することにより該設定電流値よりも前記電路全体の負荷電流の大きさが大きい場合には
    該電路全体の負荷電流における前記引き外し手段による動作時間よりも早く限時特性制御を行い前記トリップコイル(TC)に動作信号を出力し、前記開閉機構部を引き外す動作制御部とを一体に備えたことを特徴とする回路遮断器。
  2. 複数相の電路における第一の相並びに第二の相を貫通するように各々設けられ負荷電流の大きさを検出する第一及び第二の変流器(CT)と、
    前記電路に介在し該電路を入切する開閉機構部と、
    前記電路の相毎に設けられて所定の電流が流れた場合には前記開閉機構部に作用し引き外し動作を行う熱動素子並びに電磁引き外し素子とからなる引き外し手段と、
    前記開閉機構部に作用し所定の動作信号を受けて動作するトリップコイル(TC)と、
    前記第一及び第二の変流器(CT)からの出力信号を受け取り出力信号のベクトル合成和を演算し求出された前記第一の相及び第二の相における電路全体の負荷電流の大きさを予め定められた設定電流値と比較することにより該設定電流値よりも前記負荷電流の大きさが大きい場合には所定の限時特性制御を行い前記トリップコイル(TC)に動作信号を出力し、前記開閉機構部を引き外す動作制御部と、
    前記設定電流値を回路遮断器を構成する器体の外部から設定を可変とする電流設定部とを一体に備え、
    第一の相及び第二の相における電路全体の負荷電流に対しては、
    前記電流設定部によって設定された設定電流値に対する前記電路全体の負荷電流の負荷率に応じて前記トリップコイル(TC)に動作信号を出力するまでの時間を段階的に定めた限時特性制御を前記動作制御部により行い開閉機構部を引き外す一方、
    前記第一の相又は第二の相を流れる各相毎の負荷電流に対しては、
    前記引き外し手段により開閉機構部を引き外し、かつ、前記動作制御部による限時特性制御は同負荷率における前記引き外し手段による遮断動作時間よりも早く行われることを特徴とする回路遮断器。
  3. 前記設定電流値は、定められた契約電流の値と等しく設定されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の回路遮断器。
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