JP2003037940A - 系統連系システム用配線装置 - Google Patents

系統連系システム用配線装置

Info

Publication number
JP2003037940A
JP2003037940A JP2001225491A JP2001225491A JP2003037940A JP 2003037940 A JP2003037940 A JP 2003037940A JP 2001225491 A JP2001225491 A JP 2001225491A JP 2001225491 A JP2001225491 A JP 2001225491A JP 2003037940 A JP2003037940 A JP 2003037940A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
breaker
terminal block
commercial power
interconnection
power source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001225491A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Fujioki
浩 藤雄木
Takanobu Tanaka
孝信 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2001225491A priority Critical patent/JP2003037940A/ja
Publication of JP2003037940A publication Critical patent/JP2003037940A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Distribution Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】既設の住宅分電盤を用いて簡単に系統連系運転
を可能とする系統連系システム用配線装置を提供する。 【解決手段】一次側に商用電源ACが接続される商用電
源用ブレーカ1と、一次側に分散電源10が接続される
連系用ブレーカ2と、一次側に両ブレーカ1,2の二次
側が接続され、二次側に住宅分電盤20の主幹ブレーカ
21が接続される端子台3と、前記両ブレーカ1,2お
よび端子台3を収納する箱体4とを備える。既設の住宅
分電盤10に新たに連系用のブレーカを配設するための
スペースが無くても、前記スペースを有する住宅分電盤
に取り替えることを要さず、既設の住宅分電盤10を用
いて簡単に系統連系システムを構成し系統連系を行うこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池を用いて
発電する分散電源と商用電源との系統連系を行う系統連
系システムに用いられる系統連系システム用配線装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅に自家発電用として太陽電池
を配設し、太陽電池を用いて発電する分散電源と商用電
源との系統連系運転を行う系統連系システム(太陽光発
電システム)が普及しつつある。
【0003】一般に、住宅分電盤は、一次側に商用電源
が接続される主幹ブレーカと、この主幹ブレーカの二次
側に接続される複数の分岐ブレーカと、前記主幹ブレー
カ及び複数の分岐ブレーカを収める箱体とを備えている
が、前述の系統連系を行う場合には、分散電源と前記各
分岐ブレーカとの間に接続される連系用のブレーカを箱
体の空いているスペースに配設している(特開平10−
285719号公報参照)。なお、連系用のブレーカを
配設するときには、通常は、壁面に取り付けられた住宅
分電盤に向って左側に主幹ブレーカ、右側に連系用ブレ
ーカ、中央に分岐ブレーカがそれぞれ位置するように各
ブレーカが箱体に内に配設されている。
【0004】このような住宅分電盤を用いて系統連系シ
ステムを構成することで、住宅分電盤の分岐ブレーカに
接続される負荷で使用している電力が分散電源で発電し
ている電力よりも多いときには、商用電源から電力が補
充され、逆に負荷で使用している電力が分散電源で発電
している電力よりも少ないときには余剰電力が商用電源
側に送られることになる。つまり、住宅分電盤に接続さ
れる負荷で使用する電力と分散電源で発電している電力
との大小関係に応じて、商用電源から電力が供給された
り(買電という)、分散電源から商用電源側に電力を供
給したり(売電という)することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来で
は、住宅分電盤の箱体の空いているスペースに連系用の
ブレーカを配設しているので、既設の住宅分電盤を用い
る場合、連系用ブレーカを配設するための十分なスペー
スがなければ、上述のような系統連系システムを構成し
て系統連系運転を行うことができないといった問題があ
った。また、既設の住宅分電盤に連系用ブレーカを配設
するスペースがない場合に、系統連系システムを構成す
るためには、前記既設の住宅分電盤を、連系用ブレーカ
が配設可能な住宅分電盤に取り替える必要があった。
【0006】本発明は、かかる事由に鑑みて成されたも
のであり、その目的とするところは、既設の住宅分電盤
に新たに連系用のブレーカを配設するためのスペースが
なくても、既設の住宅分電盤を用いて簡単に系統連系運
転を可能とする系統連系システム用配線装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、太陽電池を用いて発電する分散
電源と商用電源との系統連系を行う系統連系システムに
用いられる系統連系システム用配線装置であって、一次
側に商用電源が接続される商用電源用ブレーカと、一次
側に分散電源が接続される連系用ブレーカと、一次側に
前記両ブレーカの二次側が接続され、二次側に住宅分電
盤の主幹ブレーカが接続される端子台と、前記両ブレー
カおよび端子台を収納する箱体とを備えたことを特徴と
し、商用電源及び分散電源並びに住宅分電盤を上述のよ
うに商用電源用ブレーカ及び連系用ブレーカ並びに端子
台に接続することによって、既設の住宅分電盤に新たに
ブレーカを配設するためのスペースが無くても、前記ス
ペースを有する住宅分電盤に取り替えることを要さず、
既設の住宅分電盤を用いて簡単に系統連系システムを構
成し系統連系を行うことができる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記商用電源用ブレーカ及び連系用ブレーカのそれ
ぞれの二次側と端子台の一次側とを金属板からなる導電
バーにより接続したことを特徴とし、前記両ブレーカと
端子台との接続を例えば電線で行う場合には太い電線を
要して、この電線を引き回すのに手間がかかってしまう
が、前記導電バーを用いて接続を行うことによって、太
い電線を引き回す手間を省いて配線作業を容易にするこ
とができる。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、商用電源用ブレーカ及び連系用ブレーカ並び
に端子台は、箱体を壁面に取り付けたとき、前記両ブレ
ーカの一次側及び端子台の二次側が地面側に向くように
箱体に収納されるとともに、商用電源及び分散電源並び
に住宅分電盤からの外部電線を箱体内部に導入するため
の導入口を箱体の地面側に設けたことを特徴とし、前記
両ブレーカの一次側および端子台の二次側を地面側に向
け、前記導入口を箱体の地面側に設けたことによって、
前記外部電線を、前記両ブレーカおよび端子台のそれぞ
れに接続するために箱体内部で引き回すことがなく、ま
た装置を屋外に配設したときには、前記導入口を介して
雨水などの水が箱体内部に侵入するのを防ぎ易くするこ
とができる。
【0010】請求項4の発明は、請求項1〜3の何れか
の発明において、連系用ブレーカと端子台との通電経路
であって、商用電源用ブレーカと端子台との通電経路と
ならない部位に流れる電流を検出する電流検出手段を備
えたことを特徴とし、前記部位に流れる電流を電流検出
手段に検出させることによって、分散電源から連系用ブ
レーカを介して流れる電流を、商用電源から商用電源用
ブレーカを介して流れる電流に影響されずに、電流検出
手段で正確に検出することができる。
【0011】請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか
の発明において、前記商用電源用ブレーカ及び連系用ブ
レーカ並びに端子台は、端子台が前記両ブレーカの間に
位置するように箱体に収納されることを特徴とし、端子
台を挟んで前記両ブレーカの間に距離をおくことによっ
て、何れか一方のブレーカの温度上昇で他方のブレーカ
の引外し特性を変化させることを防いで、信頼性を向上
することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態の配線
装置Aは、図1及び図2に示すように、太陽電池11を
用いて発電する分散電源10と商用電源ACとの系統連
系を行う系統連系システムに用いられるものであって、
一次側端子1d〜1fに単相3線の商用電源ACが接続
される例えばサーキットブレーカ(MCB)よりなる商
用電源用ブレーカ1と、一次側端子2d〜2fに分散電
源10が接続される例えば中性線欠相保護付漏電ブレー
カ(ELB)よりなる連系用ブレーカ2と、一次側端子
3a〜3cに前記両ブレーカ1,2のそれぞれの二次側
端子1a〜1c,2a〜2cが接続され、二次側端子3
d〜3fに住宅分電盤20の電流制限器(リミッタ)2
2を介して主幹ブレーカ21が接続される端子台3と、
前記両ブレーカ1,2及び端子台3を収納する箱体4と
を備えている。
【0013】ところで分散電源10は、太陽電池11
と、太陽電池11より接続箱12を介して出力される直
流電力を交流電力に電力変換するパワーコンディショナ
13とで構成され、例えば約200[V]の電源電圧を
供給する。また、住宅分電盤20は、上述の電流制限器
22及び主幹ブレーカ21と、複数の分岐ブレーカ23
と、前記各機器を収納する箱体24とを備えた、従来周
知のものである。さらに、本実施形態と商用電源ACと
の接続部位には、買電か売電かを知ることができるよう
に、買電の電力量を検出する電力量計51と、売電の電
力量を検出する電力量計52とが設けられている。
【0014】本実施形態の商用電源用ブレーカ1は、例
えば、容量が前記住宅分電盤20の主幹ブレーカ21の
最大容量(約100[A])と略等しいもの、又は、電
流制限器22のリミッタ電流値の略半分の値となるもの
である。ここに、リミッタ電流値は、需要家と電力会社
との間で契約された需要家の負荷電流の制限値である。
【0015】連系用ブレーカ2は、例えば、定格電流が
30[A]、極数が3極、過電流引外し素子の数が2つ
のものであって、単相3線中性線欠相保護機能を有して
いる。ここに単相3線中性線欠相保護機能とは、電圧の
不平衡から中性線の欠相を検出して接点を強制開極する
機能であって、中性線が何らかの原因で欠相しても接点
を強制開極することで、二次側に接続される機器に過電
圧が印加されて焼損するのを防止することができる。
【0016】端子台3は、例えば、住宅分電盤20の主
幹ブレーカ21の最大容量(約100[A])に対応し
た3極のものである。
【0017】箱体4は、図3(a)〜(c)及び図4に
示すように、一面を開口した略矩形箱状のボディ4a
と、前記開口を覆うようにボディ4aに開閉自在に取着
されるカバー4bとからなり、ボディ4aの開口と反対
側の背面側を壁面に向け、長手方向が水平方向に沿うよ
うに屋外の壁面に取り付けられる。また、カバー4bの
長手方向一端側の周縁部には、前記長手方向外側に突出
するつまみ部4cが形成されており、カバー4bが閉じ
た状態から、つまみ部4cを前面側に動かすことで、カ
バー4bは長手方向のつまみ部4cと反対側の一端側を
支点として回動し、カバー4bが開いた状態となる。さ
らに、箱体4は、商用電源用ブレーカ1及び連系用ブレ
ーカ2並びに端子台3以外にも他の機器を配設可能な寸
法に形成されており、図2に示すように、空きスペース
4dが設けられている。
【0018】上述の商用電源用ブレーカ1及び連系用ブ
レーカ2並びに端子台3は、図2に示すように、ボディ
4aの長手方向に沿って一列に配列し、端子台3が前記
両ブレーカ1,2の間に位置するようにボディ4a底面
に配設されている。このように、前記両ブレーカ1,2
の間に端子台3を配設して距離をおくことによって、何
れか一方のブレーカの温度上昇で他方のブレーカの引外
し特性を変化させることを防いで、信頼性を向上するこ
とができる。
【0019】また、両ブレーカ1,2及び端子台3は、
箱体4を壁面に取り付けたとき、両ブレーカ1,2の一
次側端子1d〜1f,2d〜2fおよび端子台3の二次
側端子3d〜3fが地面側(図2中下側)に向くよう
に、箱体4に収納されている。そして、商用電源AC及
び分散電源10並びに住宅分電盤20からの各外部電線
を箱体4内部に導入するための導入口(図示せず)を箱
体4の地面側に設けている。これにより、前記各外部電
線を、両ブレーカ1,2及び端子台3のそれぞれに接続
するために箱体4内部で引き回すことがなく、前記導入
口を介して雨水などの水が箱体4内部に侵入するのを防
ぎ易くすることができる。
【0020】ところで、前記商用電源用ブレーカ1及び
連系用ブレーカ2のそれぞれの二次側端子1a〜1c,
2a〜2cと端子台3の一次側端子3a〜3cとは、そ
れぞれ金属板からなる幹線用の導電バー31〜33及び
分岐用の導電バー34a〜34cで接続されている。3
つの幹線用の導電バー31〜33は、ボディ4a上側
に、それぞれの長手方向をボディ4aの長手方向に沿わ
せた形で位置しており、両ブレーカ1,2のそれぞれの
電圧極となる一方の端子1a,2aと、端子台3の電圧
極となる一方の端子3aとが、分岐用の導電バー34a
により前記幹線用の導電バー31に接続され、両ブレー
カ1,2のそれぞれの電圧極となる他方の端子1c,2
cと、端子台3の電圧極となる他方の端子3cとが、分
岐用の導電バー34cにより前記幹線用の導電バー33
に接続され、両ブレーカ1,2のそれぞれの中性極とな
る端子1b,2bと、端子台3の中性極となる端子3b
とが、分岐用の導電バー34bにより前記幹線用の導電
バー32に接続される。ここで、両ブレーカ1,2と端
子台3との接続を例えば電線で行う場合には太い電線を
要して、この電線を引き回すのに手間がかかってしま
う。しかし、本実施形態では、上述のように導電バー3
1〜33,34a〜34cを用いて接続を行うことによ
って、太い電線を引き回す手間を省いて配線作業を容易
にすることができる。
【0021】さらに本実施形態では、連系用ブレーカ2
と端子台3との通電経路であって、商用電源用ブレーカ
1と端子台3との通電経路とならない部位に流れる電流
を検出する電流検出手段たる変流器41,42を備えて
いる。
【0022】変流器41は、連系用ブレーカ2の二次側
端子2aと端子台3の一次側端子3aとの通電経路であ
って、商用電源用ブレーカ1の二次側端子1aと端子台
3の一次側端子3aとの通電経路とならない導電バー3
1の一部分に配設されて、前記一部分に流れる電流を検
出する。変流器42は、連系用ブレーカ2の二次側端子
2cと端子台3の一次側端子3cとの通電経路であっ
て、商用電源用ブレーカ1の二次側端子1cと端子台3
の一次側端子3cとの通電経路とならない導電バー33
の一部分に配設されて、前記一部分に流れる電流を検出
する。
【0023】その結果、分散電源10から連系用ブレー
カ2を介して流れる電流を、商用電源ACから商用電源
用ブレーカ1を介して流れる電流に影響されずに、変流
器41,42で正確に検出することができる。また、変
流器41,42の検出結果に応じて分散電源10のパワ
ーコンディショナ13を制御することで、連系用ブレー
カ2に過電流が流れたときには、前記過電流を変流器4
1,42で検出し、パワーコンディショナ13の動作を
停止させ、安全性を向上することができる。
【0024】なお、導電バー31,33における商用電
源用ブレーカ1と端子台3との通電経路となる部分に流
れる電流を検出する2つの変流器と、前記変流器で検出
した電流の瞬時値と導電バー31,32間の電圧の瞬時
値とを用いて商用電源ACからの買電中であるか売電中
であるかを検出するとともに、その電力を求める電力測
定手段とを備えても良い。これにより、電力量計51,
52によることなく、前記電力測定手段により、買電又
は売電の電力量を知ることができる。
【0025】このような本実施形態を、上述のように商
用電源AC及び分散電源10並びに住宅分電盤20に接
続することによって、既設の住宅分電盤20に新たにブ
レーカを配設するためのスペースが無くても、前記スペ
ースを有する住宅分電盤に取り替えることを要さず、既
設の住宅分電盤20を用いて簡単に系統連系システムを
構成し系統連系を行うことができる。
【0026】ところで本実施形態では、商用電源用ブレ
ーカ1及び連系用ブレーカ2並びに端子台3をそれぞ
れ、両ブレーカ1,2の一次側端子1d〜1f,2d〜
2f及び端子台3の二次側端子3d〜3fが地面側に向
くように、箱体4内に収めたが、本実施形態を屋内に設
置する場合には、両ブレーカ1,2及び端子台3の一次
側端子及び二次側端子の向きは、上述のような向きに限
定されるものではない。例えば、図5に示すように、商
用電源用ブレーカ1の端子1a〜1cを一次側として、
端子台3の端子3a〜3cを二次側として、それぞれ上
側(天井側)に向けても良い。
【0027】また、本実施形態の箱体4内部に設けられ
る空きスペース4dの位置は、図2に示したように、箱
体4長手方向の端部に限定されるものではなく、例えば
図5に示すように、箱体4の略中央であっても良い。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明は、太陽電池を用いて発
電する分散電源と商用電源との系統連系を行う系統連系
システムに用いられる系統連系システム用配線装置であ
って、一次側に商用電源が接続される商用電源用ブレー
カと、一次側に分散電源が接続される連系用ブレーカ
と、一次側に前記両ブレーカの二次側が接続され、二次
側に住宅分電盤の主幹ブレーカが接続される端子台と、
前記両ブレーカおよび端子台を収納する箱体とを備えた
ので、商用電源及び分散電源並びに住宅分電盤を上述の
ように商用電源用ブレーカ及び連系用ブレーカ並びに端
子台に接続することによって、既設の住宅分電盤に新た
にブレーカを配設するためのスペースが無くても、前記
スペースを有する住宅分電盤に取り替えることを要さ
ず、既設の住宅分電盤を用いて簡単に系統連系システム
を構成し系統連系を行うことができるという効果があ
る。
【0029】請求項2の発明は、前記商用電源用ブレー
カ及び連系用ブレーカのそれぞれの二次側と端子台の一
次側とを金属板からなる導電バーにより接続したので、
前記両ブレーカと端子台との接続を例えば電線で行う場
合には太い電線を要して、この電線を引き回すのに手間
がかかってしまうが、前記導電バーを用いて接続を行う
ことによって、太い電線を引き回す手間を省いて配線作
業を容易にすることができるという効果がある。
【0030】請求項3の発明は、商用電源用ブレーカ及
び連系用ブレーカ並びに端子台は、箱体を壁面に取り付
けたとき、前記両ブレーカの一次側及び端子台の二次側
が地面側に向くように箱体に収納されるとともに、商用
電源及び分散電源並びに住宅分電盤からの外部電線を箱
体内部に導入するための導入口を箱体の地面側に設けた
ので、前記外部電線を、前記両ブレーカおよび端子台の
それぞれに接続するために箱体内部で引き回すことがな
く、また装置を屋外に配設したときには、前記導入口を
介して雨水などの水が箱体内部に侵入するのを防ぎ易く
することができるという効果がある。
【0031】請求項4の発明は、連系用ブレーカと端子
台との通電経路であって、商用電源用ブレーカと端子台
との通電経路とならない部位に流れる電流を検出する電
流検出手段を備えたので、分散電源から連系用ブレーカ
を介して流れる電流を、商用電源から商用電源用ブレー
カを介して流れる電流に影響されずに、電流検出手段で
正確に検出することができるという効果がある。
【0032】請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか
の発明において、前記商用電源用ブレーカ及び連系用ブ
レーカ並びに端子台は、端子台が前記両ブレーカの間に
位置するように箱体に収納されるので、何れか一方のブ
レーカの温度上昇で他方のブレーカの引外し特性を変化
させることを防いで、信頼性を向上することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を示す系統連系システムを含めた概略
構成図である。
【図2】同上の概略内部構成図である。
【図3】同上の(a)は正面図、(b)は側面図、
(c)は下面図である。
【図4】同上の背面図である。
【図5】同上の他の概略内部構成図である。
【符号の説明】
1 商用電源用ブレーカ 2 連系用ブレーカ 3 端子台 4 箱体 10 分散電源 11 太陽電池 20 住宅分電盤 21 主幹ブレーカ 22 電流制限器 A 配線装置 AC 商用電源

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池を用いて発電する分散電源と商
    用電源との系統連系を行う系統連系システムに用いられ
    る系統連系システム用配線装置であって、一次側に商用
    電源が接続される商用電源用ブレーカと、一次側に分散
    電源が接続される連系用ブレーカと、一次側に前記両ブ
    レーカの二次側が接続され、二次側に住宅分電盤の主幹
    ブレーカが接続される端子台と、前記両ブレーカおよび
    端子台を収納する箱体とを備えたことを特徴とする系統
    連系システム用配線装置。
  2. 【請求項2】 前記商用電源用ブレーカ及び連系用ブレ
    ーカのそれぞれの二次側と端子台の一次側とを金属板か
    らなる導電バーにより接続したことを特徴とする請求項
    1記載の系統連系システム用配線装置。
  3. 【請求項3】 商用電源用ブレーカ及び連系用ブレーカ
    並びに端子台は、箱体を壁面に取り付けたとき、前記両
    ブレーカの一次側及び端子台の二次側が地面側に向くよ
    うに箱体に収納されるとともに、商用電源及び分散電源
    並びに住宅分電盤からの外部電線を箱体内部に導入する
    ための導入口を箱体の地面側に設けたことを特徴とする
    請求項1又は2記載の系統連系システム用配線装置。
  4. 【請求項4】 連系用ブレーカと端子台との通電経路で
    あって、商用電源用ブレーカと端子台との通電経路とな
    らない部位に流れる電流を検出する電流検出手段を備え
    たことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の系統
    連系システム用配線装置。
  5. 【請求項5】 前記商用電源用ブレーカ及び連系用ブレ
    ーカ並びに端子台は、端子台が前記両ブレーカの間に位
    置するように箱体に収納されることを特徴とする請求項
    1〜4の何れかに記載の系統連系システム用配線装置。
JP2001225491A 2001-07-26 2001-07-26 系統連系システム用配線装置 Withdrawn JP2003037940A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001225491A JP2003037940A (ja) 2001-07-26 2001-07-26 系統連系システム用配線装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001225491A JP2003037940A (ja) 2001-07-26 2001-07-26 系統連系システム用配線装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003037940A true JP2003037940A (ja) 2003-02-07

Family

ID=19058475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001225491A Withdrawn JP2003037940A (ja) 2001-07-26 2001-07-26 系統連系システム用配線装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003037940A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004328856A (ja) * 2003-04-23 2004-11-18 Nitto Electric Works Ltd 分電盤システム
JP2011142750A (ja) * 2010-01-07 2011-07-21 Kawamura Electric Inc 住宅用分電盤
JP2012217255A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Panasonic Corp 配電システム
JP2014057413A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Panasonic Corp 住宅用分電盤
JP2016158383A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 集電箱
JP2016158382A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 集電箱
JP2018186654A (ja) * 2017-04-26 2018-11-22 河村電器産業株式会社 電路遮断装置及び電路遮断装置収納箱
US10337897B2 (en) 2016-12-07 2019-07-02 Sick Engineering Gmbh Ultrasound flow rate measurement apparatus and manufacturing method for same

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004328856A (ja) * 2003-04-23 2004-11-18 Nitto Electric Works Ltd 分電盤システム
JP2011142750A (ja) * 2010-01-07 2011-07-21 Kawamura Electric Inc 住宅用分電盤
JP2012217255A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Panasonic Corp 配電システム
JP2014057413A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Panasonic Corp 住宅用分電盤
JP2016158383A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 集電箱
JP2016158382A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 集電箱
US10337897B2 (en) 2016-12-07 2019-07-02 Sick Engineering Gmbh Ultrasound flow rate measurement apparatus and manufacturing method for same
JP2018186654A (ja) * 2017-04-26 2018-11-22 河村電器産業株式会社 電路遮断装置及び電路遮断装置収納箱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7692332B2 (en) Transfer switch
US9312665B2 (en) Electrical distribution systems incuding parallel energy source and methods
CN109473973A (zh) 用于供电侧互连的电气服务适配器
CA2787726C (en) Integrated safety disconnects for power systems
US20230288451A1 (en) Electric meter collar adaptor to divert power to distributed power generation resources
JP2003037940A (ja) 系統連系システム用配線装置
US8174805B2 (en) Residual current device
JP4385574B2 (ja) 分電盤装置
JP3925678B2 (ja) 分電盤の接続導体装置
JP7001282B2 (ja) 電力計リレー、盤、及び、自家消費型の電力システム
ES2436530T3 (es) Módulo transformador de corriente con un cableado de inversión de fase, así como aparato de maniobra con un tal módulo transformador
CN108233244B (zh) 35kV预付费计量成套装置
JP3612889B2 (ja) 住宅用分電盤
JP2020068645A (ja) 自家消費型の発電制御システム、配電盤
JPH10285719A (ja) 分電盤
JP5845455B2 (ja) 系統連系保護装置
JP7122788B1 (ja) 切替盤、及び、切替器
JP7493729B2 (ja) 配電システム、自家消費型の発電プラント、変圧器、及び、制御ボックス
JP6895664B2 (ja) 太陽光発電システム、及び、交流集電箱
JP2016167936A (ja) 切替装置、出力切替装置、計測システム、分電盤装置、分電盤システム
JP2023167700A (ja) 電流計測装置、回路遮断器及び分電盤
JP2024091447A (ja) スマート盤(配電盤・受配電盤)、配電システム、及び、受配電システム
JP2664815B2 (ja) 配電線の電力積算装置
JP2022189344A (ja) 切替開閉器内蔵盤
JP6048874B2 (ja) 住宅用分電盤

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081007