JP2016158382A - 集電箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】導電部材での発熱量が低減された集電箱を提供する。【解決手段】複数の入力用ブレーカ10の各々は、電源が電気的に接続される1次側端子11と、第1導電部材40に電気的に接続される差込み式の2次側端子とを有する。キャビネット60の内部には、2以上の入力用ブレーカ10が並べて取り付け可能な第1取付スペース651と、別の2以上の入力用ブレーカ10が並べて取り付け可能な第2取付スペース652との間に、第1導電部材40が配置されている。第1導電部材40は、第1取付スペース651に取り付けられる入力用ブレーカ10の2次側端子が電気的に接続される第1接続部と、第2取付スペース652に取り付けられる入力用ブレーカ10の2次側端子が電気的に接続される第2接続部とを備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、集電箱に関し、より詳細には、複数の電源から入力される電力を集約して外部に出力する集電箱に関する。
従来、商用電源が接続される商用電源用ブレーカと、分散型電源が接続される連系用ブレーカとを箱体に収納した配線装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。この配線装置では、箱体の内部に、帯板状の3本の導電バーが互いに並行するようにして取り付けられている。3本の導電バーに対して商用電源用ブレーカと連系用ブレーカとが電気的に接続されており、商用電源用ブレーカと連系用ブレーカとは導電バーの長手方向に並ぶように配置されている。
特開2003−37940号公報
上述のような配線装置において、分散型電源の発電量が増加すると、導電バー(導電部材)に流れる電流が増加し、ジュール熱によって導電バーの温度が上昇する。このような配線装置において、分散型電源の数が増えると、分散型電源にそれぞれ接続される連系用ブレーカの数が増えるから、連系用ブレーカが接続される導電バーの長さが長くなる。導電バーの長さが長くなると、ジュール熱が増加するため、ジュール熱によって導電バーの温度が更に上昇する可能性がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされ、導電部材での発熱量が低減された集電箱を提供することを目的とする。
本発明の集電箱は、複数の入力用ブレーカと、導電部材と、出力用ブレーカと、キャビネットとを備え、前記複数の入力用ブレーカの各々は、電源が電気的に接続される1次側端子と、前記導電部材に電気的に接続される差込み式の2次側端子とを有し、前記出力用ブレーカは、前記導電部材が電気的に接続される1次側端子と、出力用の電線が電気的に接続される2次側端子とを有し、前記キャビネットは、前記複数の入力用ブレーカと前記導電部材と前記出力用ブレーカとを収納し、前記キャビネットの内部には、2以上の前記入力用ブレーカが並べて取り付け可能な第1取付スペースと、別の2以上の前記入力用ブレーカが並べて取り付け可能な第2取付スペースとの間に、前記導電部材が配置され、前記導電部材は、前記第1取付スペースに取り付けられる前記入力用ブレーカの前記2次側端子が電気的に接続される第1接続部と、前記第2取付スペースに取り付けられる前記入力用ブレーカの前記2次側端子が電気的に接続される第2接続部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、導電部材での発熱量が低減された集電箱を提供することができる。
実施形態の集電箱を用いた全体システムの概略的なブロック図である。 実施形態の集電箱を示し、前扉が外されたキャビネットの正面図である。 実施形態の集電箱が備える第1導電部材の外観斜視図である。 実施形態の集電箱を示し、図2におけるA1−A1断面図である。
以下、本実施形態に係る集電箱について図面を参照して説明する。ただし、以下に説明する構成は本発明の一例にすぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
図1は本実施形態の集電箱1を用いた太陽光発電システムのシステム構成図である。図2は前扉が外された状態の集電箱1の正面図である。なお、以下の説明では、集電箱1が施工場所(例えば建物の外壁など)に設置された状態での上下左右を上下左右として説明を行う。すなわち、図2のX軸方向を前後方向、図2のY軸方向を左右方向とし、図2のZ軸方向を前後方向として説明するが、集電箱1を取り付ける向きを上記の方向に限定する趣旨ではない。
本実施形態の集電箱1は、図1に示すように、複数の入力用ブレーカ10と、出力用ブレーカ20と、導電部材30とを備えている。本実施形態では導電部材30が、入力用ブレーカ10に直接接続される第1導電部材40と、この第1導電部材40と出力用ブレーカ20との間を電気的に接続する第2導電部材50とで構成されている(図2参照)。また、本実施形態の集電箱1は単相3線式のAC100V/200V配線に用いられる。第1導電部材40は、図2及び図3に示すように、単相3線式配線のL1相の電圧線に電気的に接続される導電バー41と、L2相の電圧線に電気的に接続される導電バー42と、中性線に電気的に接続される導電バー43とで構成される。また、第2導電部材50は、図2に示すように、単相3線式配線のL1相の電圧線に電気的に接続される導電バー51と、L2相の電圧線に電気的に接続される導電バー52と、中性線に電気的に接続される導電バー53とで構成される。本実施形態では、導電バー41,51がL1相に接続され、導電バー42,52がL2相に接続されているが、導電バー41,51がL2相に接続され、導電バー42,52がL1相に接続されてもよい。導電部材30は、第1導電部材40と第2導電部材50とが一体化された導電部材でもよい。すなわち、導電バー41と導電バー51、導電バー42と導電バー52、導電バー43と導電バー53が、それぞれ一体化されてもよい。
本実施形態の集電箱1では、複数ある入力用ブレーカ10の各々に分散型電源100が接続されている。分散型電源100は交流電力を出力する分散型の電源であり、例えば太陽電池モジュール101と、太陽電池モジュール101によって発電された直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナ102とを有する。太陽電池モジュール101で発電された直流電力はパワーコンディショナ102によって交流電力に変換されて、対応する入力用ブレーカ10の1次側端子11に入力される。各入力用ブレーカ10は、1次側端子11に入力された交流電力を、2次側端子12に接続された導電部材30を介して出力用ブレーカ20の1次側端子21に出力する。出力用ブレーカ20は、1次側端子21に入力された交流電力を、2次側端子22に接続された電線201を介して例えば交流電力系統に出力する。
このように、本実施形態の集電箱1は、複数の分散型電源100から入力用ブレーカ10を介して入力された交流電力を集約し、出力用ブレーカ20を介して外部に出力するために使用される。これにより、集電箱1に接続された複数の分散型電源100を系統電源と連系させたり、集電箱1に接続された複数の分散型電源100で発電された電力を電力会社に売電したりすることができる。なお、本実施形態では集電箱1に入力用ブレーカ10が5つ収納されているが、入力用ブレーカ10の数は5つに限定されず、設計などに応じて適宜変更が可能である。
以下、集電箱1を構成する各構成要素について説明する。
複数の入力用ブレーカ10の各々は、分散型電源100からの電線103が電気的に接続される1次側端子11(図2参照)と、導電部材30(第1導電部材40)に電気的に接続される差し込み式の2次側端子12(図4参照)とを有する。また、複数の入力用ブレーカ10の各々はハンドル13とケース14とを更に有している。なお図2では、一部の入力用ブレーカ10の1次側端子11に接続される電線103の図示を省略している。
ケース14は、絶縁性を有する合成樹脂の樹脂成形品であり、平面視の形状が長方形状である箱型に形成されている。
ケース14の内部には、1次側端子11と2次側端子12との間に電気的に接続された接点が収納されており、ハンドル13の操作に応じて接点のオン/オフが切り替えられる。入力用ブレーカ10は、例えば、過電流(短絡電流や過負荷電流など)が流れたときに回路を保護する過電流保護機能を備えた回路遮断器である。なお、入力用ブレーカ10は、過電流保護機能に加えて漏洩電流に対する保護機能を備えた漏電遮断器でもよい。
てもよく、漏電電流などの過電流を検出すると、接点をオフさせるように構成されてもよい。
ケース14の長手方向における一端側には、1次側端子11を構成する3極のネジ端子が短手方向に並べて配置されている。ケース14の長手方向における他端側の端面には、3つの挿入溝15が、前後方向(ケース14の高さ方向)においてほぼ一定のピッチで設けられている。ケース14の内部には、3つの挿入溝15の各々に対応する位置に差込み式の2次側端子12が収納されている。3つの挿入溝15の各々に、板状又は棒状の第1導電部材40が挿入されると、2次側端子12が第1導電部材40を両側から挟むことによって、2次側端子12が第1導電部材40に電気的に接続される。
出力用ブレーカ20は、導電部材30(第2導電部材50)が電気的に接続される1次側端子21と、出力用の電線201が電気的に接続される2次側端子22とを有する。また、出力用ブレーカ20はハンドル23とケース24とを更に有している。なお、出力用ブレーカ20の2次側端子22は、例えば売電用の電力量計を介して系統電源に接続される。
ケース24は、絶縁性を有する合成樹脂の樹脂成形品であり、平面視の形状が長方形状である箱型に形成されている。
ケース24の内部には、1次側端子21と2次側端子22との間に電気的に接続された接点が収納されており、ハンドル23の操作に応じて接点のオン/オフが切り替えられる。出力用ブレーカ20は、例えば、過電流保護機能を備えた回路遮断器である。なお、出力用ブレーカ20は、過電流保護機能に加えて漏洩電流に対する保護機能を備えた漏電遮断器でもよい。
ケース24の長手方向における一端側(施工状態における上側)には、1次側端子21を構成する3極のネジ端子が短手方向に並べて配置されている。ケース24の長手方向における他端側(施工状態における下側)には、2次側端子22を構成する3極のネジ端子が短手方向に並べて配置されている。
キャビネット60は、縦長の矩形板状の背板61と、背板61の周縁から前方に突出する側壁とを有し、前面のほぼ全体に開口68が設けられた箱形に形成されている。キャビネット60の前面には前扉が開閉自在に取り付けられており、前扉を閉じた状態ではキャビネット60の前面の開口68が閉塞される。キャビネット60の側壁のうち、キャビネット60が施工場所に設置された状態で下側となる側壁には、電線を通すための通線用の貫通孔が左右に1箇所ずつ設けられている。
キャビネット60の背板61には、それぞれ長尺の金属板からなる2本の縦桟62が、背板61の左右両側に取り付けられている。2本の縦桟62は、縦桟62の長手方向が背板61の長手方向(施工状態における上下方向)とほぼ平行になるように、背板61に取り付けられている。
2本の縦桟62の上側には、2本の縦桟62の間に架け渡すようにして2本の横桟63が取り付けられている。2本の横桟63は上下に間隔をあけて配置されており、2本の横桟63に架け渡されるように支持板64が固定されている。支持板64は、縦方向の寸法に比べて横方向の寸法の方が大きい矩形の金属板であり、縦桟62の長手方向と支持板64の短手方向がほぼ平行になるように横桟63に固定されている。支持板64には、複数の入力用ブレーカ10が取り付けられる取付台65が固定されている。
2本の縦桟62の下側には、2本の縦桟62の間に架け渡すようにして支持板66が取り付けられている。この支持板66には、出力用ブレーカ20が取り付けられる取付板67がネジ止めなどの方法で固定されている。本実施形態では取付板67の右側に出力用ブレーカ20が取り付けられており、取付板67の左側の空きスペースに入力用ブレーカ10が1つ取り付けられている。取付板67に取り付けられた入力用ブレーカ10には、入力用ブレーカ10の2次側端子12に電気的に接続される接続端子を備えた変換アダプタ80が取り付けられている。変換アダプタ80には3極のネジ式端子台81が設けられている。ネジ式端子台81が備える各極のネジ端子は、変換アダプタ80に接続された入力用ブレーカ10の1次側端子11に電気的に接続されている。
取付台65の右側には、2つの入力用ブレーカ10が上下方向に並べて取付可能な第1取付スペース651が設けられている。取付台65の左側には、別の2つの入力用ブレーカ10が上下方向に並べて取付可能な第2取付スペース652が設けられている。また、取付台65には、第1取付スペース651と第2取付スペース652との間に第1導電部材40が取り付けられている。なお、取付台65に取り付けられる入力用ブレーカ10の数は4つに限定されず、入力用ブレーカ10の数に合わせて取付台65の大きさが変更されればよい。
第1導電部材40は、図2及び図3に示すように、L1相に接続される導電バー41と、L2相に接続される導電バー42と、中性線に接続される導電バー43とを有している。
導電バー41は平面視の形状が細長い矩形状に形成された金属板であり、導電バー41の長手方向における両端部には貫通孔414が設けられている。導電バー41は、長手方向が支持板64の短手方向とほぼ平行し、かつ、導電バー43の右側に位置するように取付台65の前面に置かれ、貫通孔414に通したネジ71を取付台65のネジ穴にねじ込むことによって取付台65に固定される。導電バー41の左側縁には、導電バー41の左側縁から突出する部位をほぼ直角に折り曲げることによって、前方に突出する突出部413が複数箇所(図3では6箇所)に設けられている。各突出部413には接続端子411,412が設けられている。接続端子411(第1接続部)は、突出部413から右側に突出し、第1取付スペース651に取り付けられる入力用ブレーカ10の挿入溝15に挿入される。接続端子411は、入力用ブレーカ10が備える3箇所の挿入溝15のうち、最も後側(取付台65に近い側)に位置する挿入溝15に挿入可能な高さ位置に設けられ、挿入溝15に臨むように配置された2次側端子12に電気的に接続される。接続端子412(第2接続部)は、突出部413から左側に突出し、第2取付スペース652に取り付けられる入力用ブレーカ10の挿入溝15に挿入される。接続端子412は、入力用ブレーカ10が備える3箇所の挿入溝15のうち、前後方向の中央に位置する挿入溝15に挿入可能な高さ位置に設けられ、挿入溝15に臨むように配置された2次側端子12に電気的に接続される。
導電バー42は平面視の形状が細長い矩形状に形成された金属板であり、導電バー42の長手方向における両端部には貫通孔424が設けられている。導電バー42は、長手方向が支持板64の短手方向とほぼ平行し、かつ、導電バー43の左側に位置するように取付台65の前面に置かれ、貫通孔424に通したネジ71を取付台65のネジ穴にねじ込むことによって取付台65に固定される。導電バー42の右側縁には、導電バー41の左側縁から突出する部位をほぼ直角に折り曲げることによって、前方に突出する突出部413が複数箇所(図3では6箇所)に設けられている。各突出部423には接続端子421,422が設けられている。接続端子421(第1接続部)は、突出部423から右側に突出し、第1取付スペース651に取り付けられる入力用ブレーカ10の挿入溝15に挿入される。接続端子421は、入力用ブレーカ10が備える3箇所の挿入溝15のうち、前後方向の中央に位置する挿入溝15に挿入可能な高さ位置に設けられ、挿入溝15に臨むように配置された2次側端子12に電気的に接続される。接続端子422(第2接続部)は、突出部423から左側に突出し、第2取付スペース652に取り付けられる入力用ブレーカ10の挿入溝15に挿入される。接続端子422は、入力用ブレーカ10が備える3箇所の挿入溝15のうち、最も後側(取付台65に近い側)に位置する挿入溝15に挿入可能な高さ位置に設けられ、挿入溝15に臨むように配置された2次側端子12に電気的に接続される。
導電バー43は、平面視の形状が細長い矩形状に形成された金属板であり、長手方向における両側の端部431が長手方向における中間部432よりも後側に位置するように、中間部432と端部431との間にでZ形に曲げられている。導電バー43の両側の端部431には貫通孔433がそれぞれ設けられている。取付台65の左右方向における中央部には、前方に突出する柱状部653が、上下両側にそれぞれ設けられている(図4参照)。導電バー43は、柱状部653の先端面に端部431が置かれた状態で、貫通孔433に通したネジ71を柱状部653のネジ穴にねじ込むことで、上下両側にある柱状部653の間に架け渡されるようにして取付台65に固定される。導電バー43の中間部432は、第1取付スペース651及び第2取付スペース652に取り付けられる入力用ブレーカ10の3箇所の挿入溝15のうち、最も前側の(取付台65から最も遠い位置にある)挿入溝15に挿入可能な高さ位置に配置されている。したがって、導電バー43の中間部432の右端部は、第1取付スペース651に取り付けられる入力用ブレーカ10の挿入溝15に挿入され、中間部432の左端部は、第2取付スペース652に取り付けられる入力用ブレーカ10の挿入溝15に挿入される。ここにおいて、第1取付スペース651に取り付けられた入力用ブレーカ10の挿入溝15に挿入される中間部432の右端部が第1接続部となる。また、第2取付スペース652に取り付けられた入力用ブレーカ10の挿入溝15に挿入される中間部432の左端部が第2接続部となる。
したがって、第1取付スペース651に取り付けられる入力用ブレーカ10では、最も後側にある挿入溝15に導電バー41の接続端子411が挿入され、前後方向の中間位置にある挿入溝15に導電バー42の接続端子421が挿入される。また、第2取付スペース652に取り付けられる入力用ブレーカ10では、最も後側の挿入溝15に導電バー42の接続端子422が挿入され、前後方向の中間位置にある挿入溝15に導電バー41の接続端子412が挿入される。また、第1取付スペース651及び第2取付スペース652にそれぞれ取り付けられる入力用ブレーカ10では、最も前側にある挿入溝15に導電バー43の中間部432が挿入される。なお本実施形態では、分散型電源100から集電箱1にAC200Vの交流電力が入力されるので、分散型電源100に接続された入力用ブレーカ10では、L1相及びL2相に対応した1次側端子11にAC200Vの交流電力が入力される。したがって、分散型電源100から入力用ブレーカ10を介してL1相の導電バー41とL2相の導電バー42とにAC200Vの交流電力が入力されることになる。なお、第1取付スペース651に取り付けられる入力用ブレーカ10は、ケース14の長手方向が左右方向とほぼ平行になり、かつ、1次側端子11が右側に配置されるようにして取付台65に取り付けられる。また、第2取付スペース652に取り付けられる入力用ブレーカ10は、ケース14の長手方向が左右方向とほぼ平行になり、かつ、1次側端子11が左側に配置されるようにして取付台65に取り付けられる。
ところで、導電バー41の一端(下側端)には、導電バー51の一端が重ねて配置され、ネジ71を用いて導電バー41と導電バー51とが一緒に取付台65にネジ固定されることで、導電バー41と導電バー51とが電気的に接続されている(図4参照)。導電バー51の他端は、出力用ブレーカ20が有するL1相の1次側端子21に接続されており、導電バー41は導電バー51を介して出力用ブレーカ20が有するL1相の1次側端子21に電気的に接続される。
同様に、導電バー42は導電バー52を介して出力用ブレーカ20が有するL2相の1次側端子21に電気的に接続され、導電バー43は導電バー53を介して出力用ブレーカ20が有する中性線用の1次側端子21に電気的に接続される。
また、取付板67に取り付けられた入力用ブレーカ10の2次側端子12は、変換アダプタ80のネジ式端子台81が有する各極のネジ端子に電気的に接続されている。ネジ式端子台81が有する3極のネジ端子のうち、L1相のネジ端子には電線82の一端が接続され、電線82の他端は導電バー51に接続されている。ネジ式端子台81が有する3極のネジ端子のうち、L2相のネジ端子には電線83の一端が接続され、電線83の他端は導電バー52に接続されている。ネジ式端子台81が有する3極のネジ端子のうち、中性極のネジ端子には電線84の一端が接続され、電線84の他端は導電バー53に接続されている。したがって、取付板67に取り付けられる入力用ブレーカ10の2次側端子12も変換アダプタ80と電線82〜84を介して導電バー51〜53に電気的に接続されることになる。
したがって、複数台の入力用ブレーカ10の2次側端子12が導電部材30を介して出力用ブレーカ20の1次側端子21に電気的に接続される。よって、複数の分散型電源100から入力用ブレーカ10に入力される交流電力を集約して、出力用ブレーカ20から外部に出力することができる。
以上説明したように、本実施形態の集電箱1は、複数の入力用ブレーカ10と、導電部材30(本実施形態では第1導電部材40及び第2導電部材50からなる)と、出力用ブレーカ20と、キャビネット60とを備える。複数の入力用ブレーカ10の各々は、電源(分散型電源100)が電気的に接続される1次側端子11と、導電部材30(第1導電部材40)に電気的に接続される差込み式の2次側端子12とを有する。出力用ブレーカ20は、導電部材30(第2導電部材50)が電気的に接続される1次側端子21と、出力用の電線201が電気的に接続される2次側端子22とを有する。キャビネット60は、複数の入力用ブレーカ10と導電部材30と出力用ブレーカ20とを収納する。キャビネット60の内部には、2以上の入力用ブレーカ10が並べて取り付け可能な第1取付スペース651と、別の2以上の入力用ブレーカ10が並べて取り付け可能な第2取付スペース652との間に、導電部材(第1導電部材40)が配置される。導電部材(第1導電部材40)は、第1接続部(本実施形態では接続端子411,421と導電バー43の中間部432の右端部とからなる)と、第2接続部(本実施形態では接続端子412,422と導電バー43の中間部432の左端部とからなる)とを有する。第1接続部には、第1取付スペース651に取り付けられる入力用ブレーカ10の2次側端子12が電気的に接続される。第2接続部には、第2取付スペース652に取り付けられる入力用ブレーカ10の2次側端子12が電気的に接続される。
このように、導電部材は第1接続部と第2接続部とを備えているので、導電部材の両側に入力用ブレーカ10を接続することができる。したがって、同じ台数の入力用ブレーカ10を導電部材に接続する場合に、導電部材の片側のみに入力用ブレーカ10を接続する場合に比べて、導電部材の両側に入力用ブレーカ10を接続する場合の方が、導電部材の長さを短くできる。導電部材に電流が流れるとジュール熱によって導電部材の温度が上昇するが、導電部材の長さを短くすることで発生するジュール熱を低減でき、導電部材での発熱量を低減でき、それによって集電箱1に収納された内器の発熱量を全体として低減できる。
ところで、集電箱1に奇数台の入力用ブレーカ10が収納される場合に、奇数台の入力用ブレーカ10を2列に分けて導電部材(第1導電部材40)に接続すると、導電部材(第1導電部材40)の片側に1台分の取付スペースが余ることになる。本実施形態の集電箱1では、出力用ブレーカ20が取り付けられる取付板67に入力用ブレーカ10を1つ取り付けることができるように、取付板67に入力用ブレーカ10の取付スペースを確保している。したがって、集電箱1に奇数台の入力用ブレーカ10が収納される場合は、取付板67に入力用ブレーカ10を1つ取り付けることで、導電部材(第1導電部材40)に直接接続される入力用ブレーカ10の数を偶数台にすることができる。よって、導電部材に奇数台の入力用ブレーカ10が直接接続される場合のように、導電部材の片側に1台分の取付スペースが余ることはなく、導電部材の長手方向の寸法を短くできる。なお、集電箱1に偶数台の入力用ブレーカ10が収納される場合は、偶数台の入力用ブレーカ10を2列に分けて導電部材(第1導電部材40)の両側に直接接続すればよい。この場合は、取付板67に入力用ブレーカ10を1つ取り付ける場合に比べて、取付板67に取り付けられる入力用ブレーカ10と導電部材との間を電気的に接続する電線82〜84が不要になる。
また、本実施形態の集電箱1において、キャビネット60が施工場所に設置された状態で、出力用ブレーカ20の取付スペースが、導電部材30の取付スペースよりも下側になるように、出力用ブレーカ20と導電部材30とがキャビネット60に収納されてもよい。
集電箱1が屋外に設置される場合に雨水などが入りにくくなるように、電源からの電線103や外部回路と接続するための電線201を通す通線用の貫通孔は集電箱1の下側に設けられる。出力用ブレーカ20は、複数の入力用ブレーカ10に入力される電力を集約して出力するため、出力用ブレーカ20の2次側端子22に接続される電線201には、入力用ブレーカ10の1次側端子11に接続される電線103に比べて電線径が太い電線が使用される。出力用ブレーカ20が導電部材30の上側に配置されると、出力用ブレーカ20の2次側端子22に接続された電線201を下側に曲げる必要があるが、電線201は電線103よりも電線径が太いため、電線201を下向きに曲げるのに大きな力が必要になる。また、電線201を下向きに曲げるために必要なスペースをキャビネット60の上部に確保しなければならず、キャビネット60が大型化する。それに対して、キャビネット60内で出力用ブレーカ20が導電部材30よりも下側に配置されていれば、出力用ブレーカ20の2次側端子22に接続される電線201を下向きに曲げる作業を不要にでき、配線作業がやりやすくなる。また、電線201を曲げるために必要なスペースをキャビネット60内に確保する必要がなく、キャビネット60の小型化が実現できる。
また、本実施形態の集電箱1において、キャビネット60が施工場所に設置された状態で、左右方向において第1取付スペース651と第2取付スペース652の間に導電部材(第1導電部材40)が配置されてもよい。
施工状態において第1取付スペース651と導電部材と第2取付スペース652とが上下方向に沿って並ぶように配置されると、第1取付スペース651又は第2取付スペース652に取り付けられる入力用ブレーカ10が導電部材40の上側に配置される。この場合、導電部材40の上側に配置された入力用ブレーカ10の1次側端子11に接続される電線103を下側に180度近く曲げる必要があり、電線103を曲げるために必要なスペースをキャビネット60の上部に確保する必要がある。それに対し、左右方向において第1取付スペース651と第2取付スペース652の間に導電部材が配置されていれば、入力用ブレーカ10の1次側端子11に接続される電線103を左側又は右側に引き出すことができる。よって、電線103を下向きに曲げるための曲げ量を小さくてすみ、電線103を曲げるために必要なスペースを小さくできるから、キャビネット60の小型化が可能になる。
上記の実施形態では、分散型電源100として、太陽電池モジュール101で発電された直流電力を交流電力に変換して出力するような電源を例示しているが、分散型電源100は太陽電池モジュール101を備えた電源に限定されない。分散型電源100は、例えば燃料電池や風力発電システムなどで発電された電力を出力する電源でもよい。
1 集電箱
10 入力用ブレーカ
11 1次側端子
12 2次側端子
20 出力用ブレーカ
21 1次側端子
22 2次側端子
30 導電部材
40 第1導電部材(導電部材)
41,42,43 導電バー
411,421 接続端子(第1接続部)
412,422 接続端子(第2接続部)
432 中間部(第1接続部、第2接続部)
50 第2導電部材(導電部材)
60 キャビネット
651 第1取付スペース
652 第2取付スペース

Claims (2)

  1. 複数の入力用ブレーカと、導電部材と、出力用ブレーカと、キャビネットとを備え、
    前記複数の入力用ブレーカの各々は、電源が電気的に接続される1次側端子と、前記導電部材に電気的に接続される差込み式の2次側端子とを有し、
    前記出力用ブレーカは、前記導電部材が電気的に接続される1次側端子と、出力用の電線が電気的に接続される2次側端子とを有し、
    前記キャビネットは、前記複数の入力用ブレーカと前記導電部材と前記出力用ブレーカとを収納し、
    前記キャビネットの内部には、2以上の前記入力用ブレーカが並べて取り付け可能な第1取付スペースと、別の2以上の前記入力用ブレーカが並べて取り付け可能な第2取付スペースとの間に、前記導電部材が配置され、
    前記導電部材は、前記第1取付スペースに取り付けられる前記入力用ブレーカの前記2次側端子が電気的に接続される第1接続部と、前記第2取付スペースに取り付けられる前記入力用ブレーカの前記2次側端子が電気的に接続される第2接続部とを有する
    ことを特徴とする集電箱。
  2. 前記キャビネットが施工場所に設置された状態で、前記出力用ブレーカの取付スペースが、前記導電部材の取付スペースよりも下側になるように、前記出力用ブレーカと前記導電部材とが前記キャビネットに収納されたことを特徴とする請求項1に記載の集電箱。
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