JP5725952B2 - 回路遮断器及び回路遮断器用アダプタ - Google Patents

回路遮断器及び回路遮断器用アダプタ Download PDF

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Description

本発明は過大電源入力に対して作用する回路遮断器、特に、データセンターやその他の施設で用いられる交流電源の回路遮断器および該回路遮断器に装着されるアダプタに関する。
従来、回路遮断器として遮断器本体部の後端下部に設けた係止孔に、遮断器取付板に形成した弾性引掛け爪を係止させるとともにプラグイン端子を母線バーに差し込んで遮断器の遮断回路と母線との接続を行うようにしたプラグイン式回路遮断器が知られている。このようなプラグイン式回路遮断器ではプラグイン端子を前記母線バーに対し斜め上方からこじるように嵌合することとなるため、前記プラグイン端子に無理な力が作用し、接続不良となったり、端子の毀損を生じたりするおそれがある。
また、接続する母線バーの高さ位置のずれや傾き等によってもプラグイン端子が変形することがある。この不具合を防止するため、プラグイン端子を回動するように構成したものが知られている(例えば特許文献1)。
さらに、このようなプラグイン端子の変形を防止するものとして、特許文献2に示すようなプラグイン回路遮断器も開示されている。これによれば、複数の母線バーのいずれかとプラグイン係合するプラグイン端子と、遮断器本体に連結されるプラグホルダーとから成るプラグインアダプタを有し、前記プラグイン端子に一対の凸部を形成するとともに、前記プラグホルダーには前記凸部と遊嵌して回動可能にプラグイン端子を保持するプラグイン端子取付開口を形成し、前記プラグイン端子と前記遮断器本体とをシャント導体を介して電気的に接続した構成としている。
特開2000−222997号公報 特開2009−99405号公報
分電盤に要求される電源は多種にわたることが多く、これらいずれの電源に対しても対応できるようにすることが必要であり、これに応じて分電盤に付属される回路遮断器(ブレーカ)も多種容量の母線に対応できるものであることが要求される。しかし従来の回路遮断器はそれぞれの変圧器の母線に対応して母線ごとに設けられており、母線の数が増えると、それに応じて回路遮断器の個数も増え、分電盤全体が大形化しがちであった。
特にデータセンター等の大規模施設における消費電力量は、近年増加する傾向にある。例えば、あるデータセンターで用いられる従来のサーバの最大消費電力量は数百W程度であるが、このサーバを従来から用いられている電源で稼働させようとすると複数台の電源が必要となり、さらにサーバを効率的に稼働させようとするために仮想化を行うと消費電力量は数千Wオーダーとなる。このような、容量増大への要請に応えるために分電盤における変圧器の結線方式も従来の単相に加え三相を用いることとなり、要求される電圧も高くなる傾向にある。また、これらの結線方式や電圧が混在した分電盤が要求されることも多い。しかしながらこのような結線方式と要求される電圧のバリエーションに対応して接続される遮断器はそれぞれ形状、種類が異なり、1つの分電盤に対して多くの種類の遮断器が必要となっていた。また、注文に応じて分電盤を製造するに際しては、変圧器の結線形態と要求される電圧に対応させて複数種類の遮断器をあらかじめ取り揃えておく必要があった。
本発明の目的は、変圧器の母線群を構成する複数の母線のそれぞれや、使用する母線位置毎に設置する必要がなく、単相、三相等結線方式の異なる母線群に対して遮断器の共通化ができ、複数の電圧を引き出すことができ、かつ、相バランスよく電源をとることができ、さらには、回路遮断器が設置される分電盤の小形化、簡素化、コスト低減化を図り得る回路遮断器を提供することにある。
本発明はまた、必要とする母線との接続操作が容易であり、かつ、どの母線と接続されているかを外部から容易に確認できる回路遮断器を提供することを目的とする。
本発明はさらに、遮断器本体部に装着して1つの回路遮断器で電圧、結線形態など種々形式の母線に対応できるようにした回路遮断器用アダプタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明に係る回路遮断器は、 遮断器本体部と、前記遮断器本体から張り出し形成されるとともに前記遮断器本体部の遮断回路に導電接続されてなる張出ブロックと、挿抜自在の棒状導電プラグとを有し、前記張出ブロックには、前記張出ブロックが配置される電源母線群の母線位置に対応する間隔で前記導電プラグを挿抜可能な複数個の導電プラグ差込み孔が形成されてなることを特徴とする。
本発明の1つの形態によれば、前記張出ブロックは、遮断器本体部から側方へ張り出すことを特徴とする。
本発明の他の形態によれば、前記張出ブロックは、遮断器本体部から張り出す板体からなり、該張出ブロックの母線接続面には遮断回路に導電接続されてなる導電板が配設されてなることを特徴とする。
本発明の他の形態によれば、前記張出ブロックは、遮断器本体部から張り出す2本又は3本の板体からなることを特徴とする。
本発明の他の形態によれば、前記張出ブロックは、母線群平行に配列された複数枚の母線搭載板上に搭載されてなる前記母線搭載板上の端部にまたがるように配置可能に形成され、前記張出ブロックの導電プラグ差込み孔に挿入され前記導電プラグは、前記母線搭載板の端部に形成されたプラグ挿入孔に挿入されて該母線搭載板上の母線と接続されることを特徴とする。
また本発明によれば、遮断器本体部に対して着脱可能に形成されるアダプタ基部と、前記アダプタ基部から張り出し形成されるとともに導電部を有してなる張出ブロックを有し、
前記張出ブロックには、前記張出ブロックが配置される電源母線群の母線位置に対応する間隔で導電プラグが挿抜可能な複数個の導電プラグ差込み孔が形成されてなることを特徴とする回路遮断器用アダプタが提供される。
本発明によれば、母線群を構成する複数の母線のそれぞれに設置する必要がなく、差込みプラグの差込み位置を変えるだけで母線群の中の任意の母線との接続が可能であり、これによって分電盤の小形化、簡素化を図り、かつコストの低減をもたらすことができる。特に、本発明による回路遮断器は種々形態の入力母線が用いられるデータセンターやその他の施設における交流電源の分電盤や変圧器に適用して有用である。
本発明に係る回路遮断器を組み付けた分電盤の一例を示す概略的な正面図である。 本発明の実施例1に係る回路遮断器の正面側からみた斜視図(A)および後面側からみた斜視図(B)である。 本発明の実施例2に係る回路遮断器の正面側からみた斜視図(A)および後面側からみた斜視図(B)である。 図2に示す回路遮断器を電源母線群に対峙して配置した状態の外観斜視図である。 回路遮断器の導電プラグを選択的に母線群の母線搭載板に挿入した状態を示す概略的な平面図である。 三相7線式母線群に対する本発明の実施例による回路遮断器の配置例を示す正面図である。 三相3線式母線群に対する本発明の実施例による回路遮断器の配置例を示す正面図である。 本発明の回路遮断器と組み合せる場合の三相7線式変圧器の結線例を示す図である。 本発明の回路遮断器と組み合せる場合の三相3線式変圧器の結線例を示す図である。 本発明の回路遮断器の出力電圧と母線接続位置の関係を例示した表である。 変圧器の利用率(変圧器バンク出力/変圧器容量)を示すグラフである。 図2に示す回路遮断器の母線および出力端子との接続構造を示す断面図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、本発明の実施の形態の回路遮断器(ブレーカ)の構造について説明する。
図2を参照すれば、実施例1にかかる回路遮断器1の本体部2は、前面に手動スイッチノブ3を備え、内部はヒューズ等の遮断回路が収納され、また、ねじ孔を介して取付ねじにより例えば分電盤のパネルに取り付けられ出力端子13が端子台側の出力プラグに固定されるようになっている。
回路遮断器本体部2の側部から外方へ伸長するように2本の板状の張出ブロック5が該側部から側方へ張り出しており、この各張出ブロック5の後面(背面)には長尺の導電板6(図2(B))が取り付けられている。導電板6は本体部2内の遮断回路と導電接続されている。張出ブロック5の前面から、後面の導電板6にかけて複数個(図示の例では7個)のプラグ差込み孔7が等ピッチで貫通しており、これらのプラグ差込み孔7に導電プラグ8が挿入され、これによって導電プラグ8と導電板6とが電気的に接続される。張出ブロック5に挿入された導電プラグ8はブロック後面の導電板6からさらに後方へ長く突出されている。このような張出ブロック8および該ブロック8の後面に設けられた導電板6によって本発明の実施例に係る回路遮断器用アダプタ10が構成される。なお、このアダプタ10は遮断器本体部2に対して一体に固着されるか、あるいは着脱可能に取り付けられてもよい。着脱可能なアダプタ10とすれば、種々の容量の回路遮断器本体2と組み合わせることができる。このアダプタ10の着脱は導電6と遮断回路が電気的に接続されるいかなる手段であってもよく、たとえば導電6が遮断回路に導電接続するようにねじ止めする、回路遮断器本体2で挟み止める等が挙げられる。
また、プラグ差込み孔7の数を図示の例では7個としているが、これは回路遮断器1を接続する変圧器の例として後述する三相7線式の変圧器と三相3線式の変圧器の母線群双方に対応できるようにしたものであって、プラグ差込み孔7の数はこれに限定されるものではない。
図4、図5を参照して、回路遮断器1が接続される母線搭載板9の構造と、回路遮断器1と母線搭載板9の接続状態を説明する。張出ブロック5の後方には、該ブロック5の後面に対して垂直に複数枚の母線搭載板9が配置され、これらの母線搭載板9には、変圧器を介して電源につながる複数の母線91が搭載されている。複数枚の母線搭載板9は、互いに平行に、張出ブロック5のプラグ差込み孔7の配列ピッチと同じピッチで配置され、その前端部はL形に曲折され、このL形曲折部92に導電プラグ8の先端部を挿入するためのプラグ挿入孔93が形成されている。また、母線搭載板9上の母線91は母線搭載板9のL形曲折部92のプラグ挿入孔93と電気的に接続されており、したがって張出ブロック5の前面から母線搭載板9のプラグ挿入孔93へ導電プラグ8が挿入された状態では、この導電プラグ8に対応する位置の母線は、導電プラグ8および導電板6(図2(B))のプラグ差込み孔7、母線搭載板9のL形曲折部92のプラグ挿入孔93を介して、遮断器本体部2の遮断回路に接続される。なお、導電プラグ8は張出ブロック5のプラグ差込み孔7から挿抜可能であり、また張出ブロック5の前面側から導電プラグ8の挿入状態、挿入箇所が容易に目認可能である。回路遮断器1を母線搭載板9への接続する際には、接続する母線の位置に対応する回路遮断器1のプラグ差込み孔7に導電プラグ8を挿入し、母線搭載板9のプラグ挿入孔93へ該導電プラグ8を挿入することで、所望の母線に回路遮断器1を接続するようになっている。
図3(A),(B)は本発明の実施例2による回路遮断器11の前面側からみた斜視図(同図(A))、および後面側からみた斜視図(同図(B))である。この実施例2の回路遮断器11は実施例1と基本的には同様であるが、実施例2ではアダプタ10が遮断器本体部2を囲包するように該本体部2に装着されている。具体的には、実施例2のアダプタ10は遮断器本体部2の前面側の左右両側部および上下側部を囲むアダプタ基部10aと、該基部10aの片側部から側方へ張り出た2本の張出ブロック10bとを有し、この張出ブロック10bの後面には図2の実施例1と同様に導電板(図示せず)が貼着され、かつ張出ブロック10bの前面から、後面の前記導電板にかけて貫通する複数個(図示の例では7個)のプラグ差込み孔7が等ピッチでブロック長さ方向に形成されている。前記導電板は遮断器本体部2の遮断回路と導通しており、張出ブロック10bの後部側に図4で示したような複数枚の母線搭載板が配置され、張出ブロック10bのプラグ差込み孔7に導電プラグ8を挿入し、さらに、図4に示す母線搭載板先端の前記L形曲折部のプラグ挿入孔へ嵌入させることにより、前記母線搭載板上の電源母線は導電プラグ8および前記導電板を介して遮断器本体部2の遮断回路に接続される。この関係は図2の実施例1の場合と同様である。なお、実施例2においても、アダプタ10は固定的に遮断器本体部に装着されるか、あるいは必要に応じて遮断器本体部2に対して取り付け、取り外しができるよう装着される。図3の符号3は遮断器本体部2の前面に設けられたスイッチノブである。
図6、図7に示す本発明の実施例3による三相回路に接続される回路遮断器12について説明する。この回路遮断器12は、回路遮断器本体部の側部から外方へ伸長するように3本の板状の張出ブロック51が該側部から張り出しており、この各張出ブロック51の後面(背面)には長尺の導電板が取り付けられている。張出ブロック51の前面から、後面の導電板にかけて複数個のプラグ差込み孔が貫通しており、これらのプラグ差込み孔に導電プラグが挿入され、これによって導電プラグと導電板が電気的に接続される。この回路遮断器12の他の構成は、実施例1、実施例2と基本的には同様であるため説明を省略する。
上述のように複数個のプラグ差込み孔7をもつアダプタ10を遮断器本体部2に装着した本発明による回路遮断器1、11、12は電源母線群を成す母線搭載板9とともに複数個並べて分電盤の取付壁部に取り付けられる。図1はこのように複数個の回路遮断器1を母線搭載板9を中央に2列状態で縦方向に配列して正面取付壁部26に取り付けた分電盤20を示している。この場合、各々の回路遮断器本体2から伸張されるアダプタ10(張り出しブロック5)が母線搭載板9前方に張り出して各回路遮断器が横置状態に配置される。したがって、回路遮断器本体2のアダプタ10(張り出しブロック5)の他端側各出力端子13も各列毎に整列し出力プラグ102等を介して分電ケーブル25へと繋がる。なお、この配列形態については図6、図7、図10に関してさらに後述する。電源母線群は分電盤20内で回路遮断器列の後方に該遮断器に対応して収容されている。回路遮断器1のアダプタ10に差し込まれる差込みプラグおよびその差込み位置は分電盤20の正面側から容易に視認可能である。
また、図12に基づいて、各回路遮断器1の接続構造を説明すれば、回路遮断器1の入力側は、選択する母線91のプラグ挿入孔93に張り出しブロック5の対応するプラグ差込み孔7に導電プラグ8を挿入した状態で母線搭載板9にプラグインして接続される。回路遮断器1の出力端子13は、出力端子台101側に固定されている出力プラグ102が挿入されることにより出力端子台101と電気的に接続される。また、出力端子台に繋がる基板104には、警報プローブ103、変流器105が搭載されている。また、これらの配線用遮断器1を含む各装置は基板104と端子台106を介して分電盤20の取付壁部26に固定される。
次に、本発明の回路遮断器1、11、12と組み合わされる好適な変圧器の例とこれに対する回路遮断器の接続例について説明する。
図8に示すのは、本発明の実施例に係る回路遮断器と組み合せる三相7線式変圧器の結線状態を示した図であり、この三相7線式変圧回路の7本の配線が母線91を成している。この三相7線式変圧回路は、4線式Δ−Y結線で、三相負荷(210V)に加えて、この2次側結線の回路途中から1次側結線を引き出して単相負荷(105V)に供給するようになっている。この三相7線式変圧回路を用いることにより、100V、200Vおよび単相、三相の組み合わせを自由に引き出すことができ、図11に示す如く、変圧器の容量を効率良く100%利用することが可能である。
この三相7線式変圧回路の出力電圧と母線接続位置の模式例を、図10表(A)に示す。図10表(A)の横列は、母線位置すなわち対応するプラグ差込み孔7(1)〜(7)に対応する。単相100Vは、図8に示す回路において、100V(U)と中性線(N)の母線から引き出し、図10(A)に示す如く、対応する回路遮断器1のプラグ差込み孔7の(1)と(4)の個所に導電プラグ8を挿入する。また、単相200Vは、200V(U)と200V(V)の母線から引き出し、対応するプラグ差込み孔7の(5)と(6)の個所に導電プラグ8を挿入する。また三相200Vは、200V(U)と200V(V)と200V(W)から引き出し、三相回路用の回路遮断器12の対応するプラグ差込み孔7の(5)(6)(7)の個所に導電プラグ8を挿入する。
図6は、前記変圧器の三相7線式母線群に対する回路遮断器1の配置例を示した正面図である。この例は、上述した接続例を応用して、一次側のΔ結線(173V、100V、100V)と、二次側のY結線(200V、200V,200V)から、例えば、第1列の出力側23aに、2系統の単相200V出力と、2系統の単相100V出力とを出力し、第2列の出力側23bに、1系統の単相200V出力と、1系統の三相200V出力と、1系統の単相100V出力を相バランスよく引き出す配置例であって、6個の回路遮断器1と1個の三相回路用の回路遮断器12とが用いられる。図6において、三相7線式母線群91を挟むように片側に2個の単相200V出力(導電プラグ8接続位置u1,v1),(u1,w1)の回路遮断器1a、1bと、2個の単相100V出力(u2,n),(w2,n)の回路遮断器1c、1dが配置され、他方の片側に1個の単相200V出力(v1,w1)の回路遮断器1eと、1個の三相200V出力(u1,v1,w1)の回路遮断器12と、1個の単相100V出力(v2,n)の回路遮断器1fとが配置され、遮断器入力側となるアダプタ10の張出ブロック5がそれぞれ母線群91の端部にまたがるように、かつ、図2、図4で説明した母線群の各母線搭載板のL形曲折部のプラグ挿入孔とアダプタ10のプラグ差込み孔7とが整合するように伸長されている。母線群の両側から伸張される双方の張出ブロック5は交互に噛み合うように配置される。
このような図6の配置構成でアダプタ10のプラグ差込み孔7を選択し、このプラグ差込み孔7に導電プラグを差し込むことにより、必要な母線と回路遮断器との接続がなされる。図6で黒丸で示したプラグ差込み孔7が導電プラグ8の差し込まれた箇所である。
図9に示すのは、本発明の実施例に係る回路遮断器と組み合せる三相3線式変圧器の結線状態を示した図であり、この三相3線式変圧回路の6本の配線が母線94を成している。この三相3線式変圧回路は、一次側Δ結線に対して、二次側を100VのΔ結線と200VのΔ結線の2本の巻線にした変圧回路である。この三相3線式変圧回路を用いることにより、100V、200Vおよび単相、三相の組み合わせを自由に引き出すことができ、図11に示す如く、変圧器の容量を効率良く100%利用することが可能である。また、この変圧回路は接地されないため病院等の他の電子機器への影響を抑制したい施設で用いるのに好適な変圧器である。
この三相3線式変圧回路の出力電圧と母線接続位置の模式例を、図10表(B)に示す。図10表(B)の横列は、母線とこれに対応するプラグ差込み孔7(1)〜(7)に対応する。この三相3線式変圧回路は、中性線を有さないため、プラグ差込み孔7(1)〜(7)のうち(4)の位置は使用されないこととなる。単相100Vは、図9に示す回路において、100V(U)と100V(V)の母線から引き出すので、図10(B)に示す如く、対応する回路遮断器1のプラグ差込み孔7の(1)と(2)の個所に導電プラグ8を挿入する。また、単相200Vは、200V(U)と200V(V)の母線から引き出すので、対応するプラグ差込み孔7の(5)と(6)の個所に導電プラグ8を挿入する。また三相200Vは、200V(U)と200V(V)と200V(W)から引き出すので、三相回路用の回路遮断器12の対応するプラグ差込み孔7の(5)(6)(7)の個所に導電プラグ8を挿入する。
図7は2つの三相3線式母線群に対する本発明に係る回路遮断器1の配置例を示した正面図である。この例は、上述した接続例を応用して、一次側のΔ結線(100V)と、二次側のΔ結線(200V)から、例えば、第1列の出力側24aに、2系統の単相200V出力と、2系統の単相100V出力、第2列の出力側24bに、1系統の単相200Vと、1系統の三相200V出力と、1系統の単相100V出力と、1系統の三相100Vを相バランスよく引き出す配置例であって、6個の回路遮断器1と2個の三相回路用の回路遮断器12とが用いられる。図7において、三相3線式母線群94を挟むように片側に2個の単相200V出力(導電プラグ8接続位置u1,v1),(u1,w1)の回路遮断器1a、1bと、2個の単相100V出力(u2,v2),(u2,w2)の回路遮断器1c、1dが配置され、他方の片側に1個の単相200V出力(v1,w1)の回路遮断器1eと、1個の三相200V出力(u1,v1,w1)の回路遮断器12aと、1個の単相100V出力(v2,w2)の回路遮断器1fと、1個の三相100V出力(u2,v2,w2)が配置され、遮断器入力側となるアダプタ10の張出ブロック5がそれぞれ母線群94の端部にまたがるように、かつ、図2、図4で説明した母線群の各母線搭載板のL形曲折部のプラグ挿入孔とアダプタ10のプラグ差込み孔7とが整合するように伸長されている。母線群の両側から伸張される双方の張出ブロック5は交互に噛み合うように配置される。
このような図7の配置構成でアダプタ10のプラグ差込み孔7を選択し、このプラグ差込み孔7に導電プラグ8を差し込むことにより、必要な母線と回路遮断器との接続がなされる。図7で黒丸で示したプラグ差込み孔7が導電プラグ8の差し込まれた箇所である。
これらのような、上述の回路遮断器と母線との接続形態また出力電圧は、一例であり、その他にも電源側母線の電圧や結線形態(例えば、他にもY−Y、Y−Δ、V−逆Vの結線方式)求められる出力電圧により、プラグ差込み孔の選択で種々の接続が実現できる。すなわち、本発明の回路遮断器および回路遮断器用アダプタは、提供される電源電圧、結線方式、要求される出力、これらから導き出される相バランスに応じてプラグ差込み孔7を選択し、プラグ差込み孔7に導電プラグ8を差し込んだ状態で母線91にプラグイン接続することができる汎用性の高い回路遮断器および回路遮断器用アダプタである。
上述のように本発明によれば、回路遮断器または遮断器本体部に設けたアダプタの複数個のプラグ差込み孔に対して導電プラグの差込み位置を変えるだけで、電圧、結線形式など多くの形態の電源側母線に対処でき、従来のように母線毎にこれに合った回路遮断器を設置する必要がなく、少ない回路遮断器で出力電圧、極数、相形式、それらの組み合せ等を自由に変更することができる。また、遮断器本体部に装着するアダプタを変えるだけで遮断器本体部そのものは従来のものをそのまま使用でき、回路遮断器およびこれを組み込んだ変圧器や分電盤のコスト低減がもたらされる。そして、図1、図12に示すように、分電盤20に配置した際には、形状が共通化された回路遮断器を隙間無く並べることができ、母線搭載板9と出力端子13を整列させることができるので複雑な配線が不要である。したがって、分電盤の小形化、簡素化が図られる。
1,11,12 回路遮断器
2 遮断器本体部
3 スイッチノブ
5 張出ブロック
51 張出ブロック
6 導電板
7 プラグ差込み孔
8 導電プラグ
9 母線搭載板
10 アダプタ
13 出力端子
91,94 母線
92 L形曲折部
93 母線搭載板のプラグ挿入孔
20 分電盤
21 三相負荷
22 単相負荷
25 分電ケーブル
26 取付壁部
101 出力端子台
102 出力プラグ
103 警報プローブ
104 基板
105 変流器
106 端子台

Claims (6)

  1. 遮断器本体部と、前記遮断器本体から張り出し形成されるとともに前記遮断器本体部の遮断回路に導電接続されてなる張出ブロックと、挿抜自在の棒状導電プラグとを有し、前記張出ブロックには、前記張出ブロックが配置される電源母線群の母線位置に対応する間隔で前記導電プラグを挿抜可能な複数個の導電プラグ差込み孔が形成されてなることを特徴とする回路遮断器。
  2. 前記張出ブロックは、遮断器本体部から側方へ張り出すことを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。
  3. 前記張出ブロックは、遮断器本体部から張り出す板体からなり、該張出ブロックの母線接続面には遮断回路に導電接続されてなる導電板が配設されてなることを特徴とする請求項1または2記載の回路遮断器。
  4. 前記張出ブロックは、遮断器本体部から張り出す2本又は3本の板体からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の回路遮断器。
  5. 前記張出ブロックは、母線群が平行に配列された複数枚の母線搭載板上に搭載されてなる前記母線搭載板上の端部にまたがるように配置可能に形成され、前記張出ブロックの導電プラグ差込み孔に挿入される前記導電プラグは、前記母線搭載板の端部に形成されたプラグ挿入孔に挿入されて該母線搭載板上の母線と接続されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の回路遮断器。
  6. 遮断器本体部に対して着脱可能に形成されるアダプタ基部と、前記アダプタ基部から張り出し形成されるとともに導電部を有してなる張出ブロックを有し、
    前記張出ブロックには、前記張出ブロックが配置される電源母線群の母線位置に対応する間隔で棒状導電プラグが挿抜可能な複数個の導電プラグ差込み孔が形成されてなることを特徴とする回路遮断器用アダプタ。
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