JP2005184993A - 複数電源供給方式 - Google Patents

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Takahisa Yoshizumi
高久 吉住
Atsushi Ota
淳 太田
Yasuhisa Kanamaru
泰久 金丸
Mitsuru Eto
満 江藤
Kazunori Omori
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Abstract


【目的】 電子機器の様々な実装計画(順序)に合わせて、当初より整然とした効率良い給電システムを柔軟に構築可能なことを課題とする。
【構成】 自ブロック下面のプラグ22で受けた複数系統の主電源ラインを上面のソケット21に導くと共に、該主電源ラインを自ブロック後面のソケット27に導く主幹導体ブロック20と、自ブロック前面のプラグ33で受けた主電源ラインの一部を後面のソケット34に導くと共に、所定の電源ラインを自ブロック側面のアウトレット端子に導くアウトレットブロック30と、自ブロック前面のプラグ43に所定の回路機能を実現するための回路素子又は回路を接続した機能ブロック40とを備え、複数の主幹導体ブロック20をラック上方向に順次連結すると共に、任意の主幹導体ブロック20の後面よりアウトレットブロック30及び機能ブロックを順次連結して、対応段のラック搭載機器に給電可能に構成した。
【選択図】 図2

Description

本発明は複数電源供給方式に関し、更に詳しくは、ルータ等の複数のラック搭載機器に給電するため複数電源供給方式に関する。
昨今、IDC(Internet Data Center)等の顧客の重要なデータやサーバを保管/管理する業種の装置では、高水準の信頼性の維持が要求されており、ビルの定期点検による停電すら許されない等、電源供給には特殊な信頼条件が要求されている。また、地球環境への配慮により、エネルギー変換効率の向上を狙った直流電源入力方式への流れが加速し、ネットワークシステム供給者は従来の交流電源入力装置や複数電源対応機を混載して1ラックに集積して搭載する必要に迫られている。
従来は、ラックに複数の通信機器を搭載する場合、予め想定される通信機器に応じたバスバー等を搭載可能最大公約数的に準備したり、通信機器の増設毎に新たな電源工事を行っていた。また、市販のテーブルタップによる蛸足配線や電源ケーブルとネットワークケーブルの混合配線が多く用いられていた。
しかし、導入初期から最大構成を考慮した必要以上に長い幹線バーや予備のアウトレット、ブレーカ迄の一式を用意する必要があり、イニシャルコストが大きくなる。また、需要の急激な変化等の予測外れにより幹線バー長の不足等が生じた場合は総取替えが必要となり柔軟性に欠けていた。また、各ラック搭載機器には電源ユニットや最寄のコンセントやテーブルタップ等からケーブル接続する必要があるため、ラック内に多数のケーブル配線領域確保が必要となり、スペース効率が低下していた。
また、ラック搭載機器本体に電源スイッチが実装されていないものや、装着されていても操作しずらい位置にあるものも多く、個別に電源切断したい場合に対応できない。また直流電源の安定供給には交流にはない技術的配慮が必要であり、市販のテーブルタップ等の簡易配線では必要特性を満足できない等、総合的な専門知識を要すなど、煩わしさが伴っていた。また電源系とデータ信号系ケーブルの混合配線による機器の誤作動等、機器の導入撤去時のトラブル発生確率を拡大させてしまうおそれが多分にあった。
係る状況の下で、従来は、一部特定の栓刃挿入部に挿込んだ電気機器のデータが消去されないことを課題として、電源コンセント用ケース本体1内に併設した複数の栓刃挿入部2、2の間にノンヒューズブレーカ6を接続した安全装置付コンセントが知られている(特許文献1)。
また、従来は、絶縁筐体の対向面に設けた各一対の電源用差込み標準刃2,3及びコンセント標準刃受け8,9と、側面に穿設された一対の多目的コンセント刃受4,5であって、一方の電源ラインにスイッチ、ヒューズ、電流測定・チェック回路又は電力調整回路等を挿入可能とした多目的コネクタが知られている(特許文献2)。
また、従来は、絶縁材ベース体2に、幹線バー機能部分と電線ターミナルを有するブレーカ機能部分とを一体的に埋設固定した主幹ブレーカ18を、コンセントとプラグの結合を利用して幹線バー機能部分を直列接続すると共に、分岐ブレーカ11を縦列結合して分電盤を構成し、幹線バー機能部分とブレーカ機能部分とを一対一対応関係で取り扱うことにより、ブレーカの増設が自在であると共に、省コスト、省スペースな分岐ブレーカ及び分電盤が知られている(特許文献3)。
特開平11−265760号公報(要約,図)。 実用新案登録第3007617号公報(要約,図)。 特開2000−41311号公報(要約,図)。
しかし、上記特許文献2に記載の如く、単体のコネクタにスイッチやヒューズ等の機能を付加可能な多目的コネクタや、また特許文献3に記載の如く、通信機器の増設に応じて単に主幹ブレーカ18を積み重ねて対応できるに過ぎない分電盤が知られていても、将来のシステム拡大を見据えた電子機器の様々な実装計画(順序)に合わせて、その当初より常に整然とした効率良い給電システムを構築することは容易ではない。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的とする所は、電子機器の様々な実装計画(順序)に合わせて、その当初より常に整然とした効率良い給電システムを柔軟に構築可能な複数電源供給方式を提供することにある。
上記の課題は例えば図2の構成により解決される。即ち、本発明(1)の複数電源供給方式は、自ブロック下面のプラグ22で受けた複数系統の主電源ラインを自ブロック上面のソケット21に導くと共に、該主電源ラインを自ブロック後面のソケット27に導く主幹導体ブロック20と、自ブロック前面のプラグ33で受けた主電源ラインの一部を自ブロック後面のソケット34に導くと共に、自ブロック後面の他のソケット34及び自ブロック前面の他のプラグ33からの電源ラインを自ブロック側面のアウトレット端子に導くアウトレットブロック30と、自ブロック前面のプラグ43に所定の回路機能を実現するための回路素子又は回路を接続した機能ブロック40とを備え、複数の主幹導体ブロック20をラック上方向に順次連結すると共に、その内の任意の主幹導体ブロック20の後面よりアウトレットブロック30及び機能ブロックを順次連結して、対応する段のラック搭載機器に給電可能に構成したものである。
本発明(2)では、上記本発明(1)において、主幹導体ブロック20は、ラック標準規格の基準高さ1U(44.45mm)を単位とする任意整数倍の高さを有する。
本発明(3)では、上記本発明(1)において、例えば図11又は図14に示す如く、アウトレットブロック30は、自ブロック前面のプラグ33で受けた主電源ラインの一部を自ブロック後面のソケット34に導くと共に、自ブロック後面の他のソケット34及び自ブロック前面の他のプラグ33からの電源ラインを自ブロック側面の第1の端子Aに導く本体部31と、アウトレット端子の電源ラインを自ブロック背面の第2の端子Bに導くアウトレット部32/35とを備え、前記本体部31とアウトレット部32/35とが第1,第2の端子A,B間のバネ接触を介して着脱自在に構成されている。
本発明(4)では、上記本発明(1)において、機能ブロックは、例えば図3又は図4に示す如く、アウトレットブロック30の主電源ラインとアウトレット端子間に過電流遮断器(NFB)を挿入する過電流遮断ブロック40である。
本発明(5)では、上記本発明(1)において、機能ブロックは、例えば図4に示す如く、アウトレットブロック30のグランドラインの接続を変更するグランド回路ブロック56である。
本発明(1)によれば、主幹導体ブロック10とアウトレットブロック30とが分離していることにより、当初より通信機器等が搭載されない区間については、主幹導体ブロック10のみで主電源ラインを効率よく延長できると共に、各通信機器の搭載位置では、AC入力やDC入力等の機器仕様に応じて、アウトレットブロック30と各種機能ブロックとを任意組み合わせることにより、電子機器の増設、変更にも柔軟に対応できる。従って、本発明(1)によれば、将来を見据えた電子機器の様々な実装計画(順序)に合わせて、その当初より常に整然とした効率良い給電システムを柔軟に構築可能である。
本発明(2)によれば、主幹導体ブロック20は、ラック標準規格の基準高さ1U(44.45mm)を単位とする任意整数倍の高さを有するため、規格化されたサイズのルータなどを多数搭載したIDC(Internet Data Center)等の構築に最適である。
本発明(3)によれば、アウトレットブロック30の本体部31とアウトレット部32/35とが第1,第2の端子A,B間のバネ接触を介して着脱自在に構成されているため、様々なタイプ・形状の入力電源を要求する電子機器に対して、プラグ変換アダプタ等を使用することなく、幅広い機器対応が可能となる。
本発明(4)によれば、アウトレットブロック30に過電流遮断ブロック40を接続することにより、必要な電子機器に対して過電流遮断機能を容易に付与できる。
本発明(5)によれば、アウトレットブロック30にグランド回路ブロック56を接続することにより、特に直流電源供給での信頼性向上に重要な例えば一点グランド方式又は多点グランド方式によるアースの安定供給を、後付け方式により安全かつ簡単に低コストで実現できる。
以下、添付図面に従って本発明に好適なる実施の形態を詳細に説明する。なお 、全図を通して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。
図1は実施の形態によるラックの斜視図で、IDC(Internet Data Center)等で使用する19インチラックに複数の通信機器を搭載した場合を示している。図において、100はラック、101はラック100に複数の通信機器(ユニット)を搭載するためのユニット搭載用柱、200は高さ1U(即ち,1.75インチ,44.25mm)を1単位とするよう国際標準に規格化された通信機器(ルータ等)、10は外部からの主電源(AC,DC,GND等)をラックに入力する電源入力ブロック、20は入力した主電源をラック上方に導くと共に、後述のアウトレットブロックに分岐させる高さ1Uを単位とする主幹導体ブロック、30は分岐した主電源をラック搭載機器200に給電するためのアウトレットブロック、120はその電源ケーブル、40はアウトレットブロック20に過電流が流れるのを防止すべく、該ブロック20に過電流遮断機能を付与する過電流遮断ブロック(NFB)、51はアウトレットブロック20にコンデンサを接続するコンデンサブロック、52はアウトレットブロック20内の所定の回路を導通させるスルーブロック、53は最上端の主幹導体ブロック20を保護するための保護キャップ、54は主幹導体ブロック20や通信機器200をユニット搭載用柱101に取り付け固定するための取付け金具である。
通信機器200の搭載計画に合わせて主幹導体ブロック20を順次結合・組立し、ユニット搭載用柱101の適宜の位置(例えば最下段、複数の中断及び最上段等)に取付け金具54でネジ留め固定すると共に、通信機器200毎に必要な各種機能ブロック30,4
0等を付加・組合わせし、通信機器200にAC/DCや各種機能を伴う給電を行う。なお、主幹導体ブロック20は1Uの任意整数倍に構成することが可能であり、例えば図に5Uの主幹導体ブロック20’を示す。
また、ネットワーク機器を設置するビルの接地方式としては、公知の電気設備技術基準に基づく接地方法や、JISCO364に基づく接地方法(共通接地,等電位ボンディング)が知られており、また、装置の一般的なグランド方式としては公知の多点グランド方式(Integrated Grounding)や、1点グランド方式(Isolated Grounding)が知られているが、本発明の給電方式はこれらのいずれにも柔軟に対応可能である。
図2に一例のブロック組立ての概要を示す。電源入力ブロック10において、端子台11の入力端子にAC及び又はDCの外部電源及び各種グランドラインを接続し、該端子台11の表面に絶縁性の保護キャップ(不図示)を取り付ける。入力電源はブロック10内部の導体(以後、主電源を導くと言う意味で主幹導体とも呼ぶ)を介して隣接する主幹導体ブロック20の入力端子に入力すると共に、ブロック10の表面に設けたACアウトレット13やDCアウトレット14にも導かれ、外部機器に給電可能となっている。
下段の主幹導体ブロック20の上に他の主幹導体ブロック20を挿入(接続)することで、主幹導体(主電源)がラック100の上方向に順次延長される。その際には、各主幹導体ブロック20のラッチ凸部25とラッチ凹部16とをラッチさせることで、両者間の接続を確実・安定なものにする。
更に、主幹導体ブロック20の刃受け端子27に例えばACアウトレットブロック30Aを挿入することで、AC入力タイプのラック搭載機器200にACを給電可能となる。なお,図示しないが、主幹導体ブロック20の刃受け端子27にDCアウトレットブロック30Dを挿入することで、DC入力タイプのラック搭載機器200にDCを給電可能となる。そして、更に上記ACアウトレットブロック30Aの刃受け端子34に過電流遮断ブロック40を挿入することで、該ACアウトレットブロック30Aに過電流遮断(NFB)機能を付与する。以下同様にして、各段の主幹導体ブロック20に各種機能ブロックを組み合わせることで、各ラック搭載機器200に様々な態様の給電が可能となる。
次に実施の形態によるいくつかのラック給電方式の例を具体的に説明する。図3,図4は実施の形態によるAC/DC回路構成を示しており、AC入力とDC入力の各通信機器が混在する場合の給電に適している。図3にAC給電方式の例を示す。電源入力ブロック10において、2系統分の給電路の一方の系統にはACU,V及びフレームグランドFGを入力し、また他方の系統にはDC−48V,グランドG及びシグナルグランドSGを入力すると共に、各電源は複数の主幹導体ブロック20を介してラック100の上方に導かれる。
初段の給電部において、ACアウトレットブロック30AのACアウトレット端子には主幹導体ブロック20からのACU,Vが隣接のACスルーブロック52Aを介して供給され、またフレームグランド端子には主幹導体ブロック20からのフレームグランドFGが直接に供給されている。その上段の給電部において、この例のACアウトレット端子には主幹導体ブロック20からのACU,Vが隣接のAC−NFB40Aを介して供給されることで、このACアウトレットブロック30Aには過電流遮断機能が付与されている。
図4にDC給電方式の例を示す。初段の給電部において、DCアウトレットブロック30DのDCアウトレット端子−48Vには主幹導体ブロック20からのDC−48Vが隣接のDCスルーブロック52Dを介して供給され、またグランド端子G及びシグナルグランド端子SGは主幹導体ブロック20からのグランドG及びシグナルグランドSGがそれ
ぞれ直接に供給されている。その上段の給電部において、この例のアウトレット端子DC−48Vには主幹導体ブロック20からのDC−48Vが隣接のDC−NFB40Dを介して供給されることで、このDCアウトレットブロック30Dには過電流遮断機能が付与されている。
更にその上段の給電部において、この例のDCアウトレット端子−48Vとグランド端子Gとの間には隣接のコンデンサブロック51を介してコンデンサ素子が接続されることで、DC電源の蓄電機能及びフィルタ機能が付与されている。更にその上段の給電部において、この例のDCアウトレットブロック30Dのグランド端子Gとシグナルグランド端子SGとは隣接のグランド回路ブロック56Dによって互いに接続されている。
図5,図6は実施の形態によるAC/AC回路構成を示しており、AC入力の各通信機器に給電する場合に適している。図5において、この電源入力ブロック10には第1,第2のAC電源(ACU0,ACV0,FG0)及び(ACU1,ACV1,FG1)が入力されている。初段給電部のACアウトレットブロック30Aには第1のAC電源から給電され、その上段給電部のACアウトレットブロック30Aには第2のAC電源から給電されている。図6において、各段のACアウトレットブロック30Aにはそれぞれ隣接のAC−NFB40Aによって過電流遮断機能が付加されている。
図7,図8は実施の形態によるDC/DC回路構成を示しており、DC入力の各通信機器に給電する場合に適している。図7において、電源入力ブロック10の一方の系統にはDC+24V、アースE及びフレームグランドFGが入力され、また他方の系統にはDC−48V、グランドG及びシグナルグランドSGが入力されていると共に、各系統のDC電源は複数の主幹導体ブロック20を介してラック100の上方に導かれる。
初段の給電部において、DCアウトレットブロック30Dのアウトレット端子+24Vには主幹導体ブロック20からのDC+24Vが隣接のDCスルーブロック52Dを介して供給されると共に、そのアース端子E及びシグナルグランド端子SGには主幹導体ブロック20からのアースE及びシグナルグランドSGがそれぞれ直接に供給されている。更に上段の給電部において、この例のアウトレット端子+24Vには主幹導体ブロック20からのDC+24Vが隣接のDC−NFB40Dを介して供給されることで、このDCアウトレットブロック30Dには過電流遮断機能が付与されている。また、図8の接続構成については上記図4の接続構成と同様である。
次に主幹導体ブロックやアウオトレットブロックを含む各種機能ブロックの詳細を説明する。図9,図10は実施の形態による主幹導体ブロックの構成を示す図(1),(2)で、図10に主幹導体ブロック20の内部構造を示す。図(a)は刃受け端子27を右方向に見た正面図、(b)はその左側面図、(c)は右側面図、(d)は平面図、そして(e)は底面図である。図に一例の寸法を付記する。主幹導体ブロック20の高さは1U(=44.45mm)を単位として任意整数倍に構成可能である。
主幹導体ブロック20は、絶縁性ケース内で2系統の主幹導体28Aを上下方向に平行に配置し、主幹導体28Aの下端側をブロックより突出させて凸状導体端子22(本発明ではプラグと呼ぶ)となすと共に、その上端側には凹状のバネ性金属受け端子21(本発明ではソケットと呼ぶ)を設けている。この例の導体端子22はその断面が正方形状をなし、一方、これに嵌合するバネ性受け端子21は導体端子22をバネ性の金属端子で4方向から接触(圧接)するような構造となっている。
一例の主幹導体28Aは断面積の大きい系統1と、断面積の小さい系統2とを備えており、例えば系統1は定格電流の大きいDC用に、また系統2は定格電流の小さいAC用に
使い分ける。なお、主幹導体28Aの定格電流を増/減するには、断面正方形のまま断面積を増/減させても良いが、主幹導体28Aの例えば断面寸法aの側のみを延長/縮小することで、主幹導体ブロック20の厚みを変えずに、断面積を容易に変更できる。
更に、各主幹導体28Aより図(d)の右方向に金属導体(以下、分岐導体とも呼ぶ)28Bを分岐させ、これらの先端部にアウトレットブロック30の凸状導体端子33と接触・嵌合するための凹状の刃受けバネ形状接触子27(本発明ではソケットと呼ぶ)を設けている。この例では、図の上3つはDC用端子27D、下3つはAC用端子27Aとして使用している。
図9に主幹導体ブロック20の外観斜視図を示す。基本的には高さ1Uの主幹導体ブロック20を積み重ねることで主幹導体(主電源)を任意長さに延長可能となっている。具体的には、下側ブロック上面の位置固定用穴24に上側ブロック下面の位置固定用ピン23を位置合わせして挿入することにより、導体端子22がバネ性受け端子21に挿入され、やがて、ラッチ凸部25がラッチ凹部26にラッチしたところで、確実な接続が得られる。
図11〜図13は実施の形態によるACアウトレットブロックの構成を示す図(1)〜(3)で、図11にACアウトレットブロック30Aの外観斜視図を示す。図において、31はアウトレットブロックの本体部、32はACアウトレット部、33は主幹導体ブロック20に挿入するための凸状の導体端子(本発明ではプラグと呼ぶ)、34は背後より各種機能ブロックを挿入するための凹状の刃受けバネ導体端子(本発明ではソケットと呼ぶ)、36は主幹導体ブロック20にラッチするためのラッチ凸部、37は各種機能ブロックを受け止めるためのラッチ凹部である。
アウトレットブロック30は本体部31とアウトレット部32とを着脱自在に構成することで、様々な形態・構造のアウトレット部32を交換可能になっている。図11(b)に本体部31とACアウトレット部32を分離した状態の外観斜視図を示す。本体部31の各端子AとACアウトレット部32の各端子Bとをバネ接触させることでAC主電源及びグランドの導通を図っている。様々な形態のACアウトレット部32を用意することにより、プラグ変換アダプタを使用することなく、幅広い機器対応が可能となる。
図12にACアウトレットブロック30Aの内部構造を示す。図の(a)は正面図、(b)はその左側面図、(c)は右側面図、そして、(d)は平面図である。ACアウトレットブロック30Aの高さは1U(=44.45mm)を単位として構成されている。
絶縁体ケース内部に複数の導体36が埋設されており、各導体36の一方を本体部31から突出させて凸状導体端子33となすと共に、他方には各種機能ブロックと接触・嵌合するための凹状の刃受けバネ形状接触子34を設けている。
この例のACアウトレットブロック30Aは主幹導体ブロック20の下側系統のACU,V及び共通のFGを受取るようになっている。AC入力U,Vは一旦刃受け端子24(即ち、次段の機能ブロック)を経由してからアウトレット端子U,Vに接続しており、フレームグランドFGは刃受け端子24に導かれると共にアウトレット端子FGにも接続している。
図13は他の例のACアウトレットブロック30Aの内部構造を示し、ここでは主幹導体ブロック20の上側系統からACU,V及び共通のFGを受取るようになっている。好ましくは、上記の様な各AC/DCアウトレット部32を電源の接続系統等に応じて色分けすることにより電源系統の識別が容易となる。
図14〜図16は実施の形態によるDCアウトレットブロックの構成を示す図(1)〜(3)で、図14にDCアウトレットブロック30Dの外観斜視図を示す。図において、31はアウトレットブロックの本体部、35はDCアウトレット部、33は凸状の導体端子、34は凹状の刃受けバネ導体端子、36はラッチ凸部、37はラッチ凹部である。
図14(b)に本体部31とDCアウトレット部35を分離した状態の外観斜視図を示す。本体部31の各端子AとDCアウトレット部35の各端子Bとをバネ接触させることでDC主電源及びグランドの導通を図っている。
図15にDCアウトレットブロック30Dの内部構造を示す。図の(a)は正面図、(b)はその左側面図、(c)は右側面図、そして(d)は平面図である。DCアウトレットブロック30Dの高さは通常は1U(=44.45mm)を単位として構成される。この例のDCアウトレットブロック30Dは主幹導体ブロック20の上側系統のDC−48V,G,SGと共通のFGを受取るようになっており、その内のDC入力−48Vは一旦刃受け端子34(即ち、次段の機能ブロック)を経由してからアウトレット端子−48Vに接続するよう構成されており、またG,SGはそれぞれ刃受け端子24に導かれると共にアウトレット端子G,SGにも接続している。
図16に他の例のDCアウトレットブロック30Dの内部構造を示す。ここでは主幹導体ブロック20の下側系統からDC−48V,G,SG及び共通のFGを受取るようになっている。好ましくは、上記のアウトレット部35を主電源の接続系統等に応じて色分けすることにより電源系統の識別が容易となる。
図17に過電流遮断ブロック40の構成を示す。図において、41は内部の過電流遮断器に連動するマニュアルスイッチ部で、該スイッチ部41をON側にすることで過電流遮断機能が作動可能となり、また実際に過電流が検出されて回路が遮断されると該スイッチ部41はOFFになる。また、43はアウトレットブロック30に挿入するための凸状の導体端子、46はアウトレットブロック30のラッチ凹部37にラッチするためのラッチ凸部である。
なお、図示しないが、その他の各種機能ブロックとして、アウトレットブロック30にコンデンサを挿入するコンデンサブロック51、スルーブロック52又はグランド種別の切替を行うグランド回路ブロック56がある。これらの機能ブロックの構造については図3〜図8について上述した回路構成から容易に推察できる。
図18は他の例の過電流遮断ブロックの構成を示す図で、図の(a)に過電流遮断ブロ40’をDCアウトレットブロック30Dに挿入する前の状態を示す。この状態ではDCアウトレットブロック30Dの刃受け端子34aが下段の刃受け端子34bと導通しており、これにより、DCスルーブロック52Dを挿入していなくても、主電源DC−48Vがアウトレット端子−48Vに出力されている。図の右側にA部の拡大図を示す。この過電流遮断ブロック40’の導体端子43’は刃状導体の下側が絶縁体で覆われている。
図の(b)は過電流遮断ブロ40’をDCアウトレットブロック30Dに挿入した後の状態を示しており、この状態ではDCアウトレットブロック30Dに過電流保護機能が付与されている。図の右側にB部の拡大図を示す。この状態では導体端子43’の絶縁作用により刃受け端子34aの上半部と下半部との間の導通が遮断されると共に、過電流遮断ブロック40’の過電流遮断機能が付与されている。
なお、上記本発明に好適なる実施の形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で
各部の構成及びこれらの組み合わせの様々な変更が行えることは言うまでも無い。
(付記1) 自ブロック下面のプラグで受けた複数系統の主電源ラインを自ブロック上面のソケットに導くと共に、該主電源ラインを自ブロック後面のソケットに導く主幹導体ブロックと、自ブロック前面のプラグで受けた主電源ラインの一部を自ブロック後面のソケットに導くと共に、自ブロック後面の他のソケット及び自ブロック前面の他のプラグからの電源ラインを自ブロック側面のアウトレット端子に導くアウトレットブロックと、自ブロック前面のプラグに所定の回路機能を実現するための回路素子又は回路を接続した機能ブロックとを備え、複数の主幹導体ブロックをラック上方向に順次連結すると共に、その内の任意の主幹導体ブロックの後面よりアウトレットブロック及び機能ブロックを順次連結して、対応する段のラック搭載機器に給電可能に構成したことを特徴とする複数電源供給方式。
(付記2) 主幹導体ブロックは、ラック標準規格の基準高さ1U(44.45mm)を単位とする任意整数倍の高さを有することを特徴とする付記1記載の複数電源供給方式。
(付記3) 主幹導体ブロックは、自ブロックの下面から上面に展開する主電源ラインを系統毎に異なる断面積の主幹導体で導くように構成されていることを特徴とする付記1記載の複数電源供給方式。
(付記4) 各主幹導体は、その断面視形状が矩形であると共に、電流容量の大/小に応じて自ブロックの前面又は後面に垂直な方向の辺の長さが他の辺と比べて増/減されていることを特徴とする付記3記載の複数電源供給方式。
(付記5) アウトレットブロックは、自ブロック前面のプラグで受けた主電源ラインの一部を自ブロック後面のソケットに導くと共に、自ブロック後面の他のソケット及び自ブロック前面の他のプラグからの電源ラインを自ブロック側面の第1の端子に導く本体部と、アウトレット端子の電源ラインを自ブロック背面の第2の端子に導くアウトレット部とを備え、前記本体部とアウトレット部とが第1,第2の端子間のバネ接触を介して着脱自在に構成されていることを特徴とする付記1記載の複数電源供給方式。
(付記6) アウトレット部の一部又は全部が給電する電源系統別に色分けされいることを特徴とする付記5記載の複数電源供給方式。
(付記7) 機能ブロックは、アウトレットブロックの主電源ラインとアウトレット端子間に過電流遮断器を挿入する過電流遮断ブロックであることを特徴とする付記1記載の複数電源供給方式。
(付記8) 機能ブロックは、アウトレットブロックのアウトレット端子間にコンデンサを接続するコンデンサブロックであることを特徴とする付記1記載の複数電源供給方式。
(付記9) 機能ブロックは、アウトレットブロックのグランドラインの接続を変更するグランド回路ブロックであることを特徴とする付記1記載の複数電源供給方式。
(付記10) アウトレットブロックのバネソケットに2回路を接続して両回路を短絡させると共に、機能ブロックのプラグの一面を絶縁体でカバーして、該プラブの挿入により前記2回路の接続を切断可能に構成したことを特徴とする付記1記載の複数電源供給方式。
実施の形態によるラックの斜視図である。 実施の形態によるブロック組立ての概要を示す図である。 実施の形態によるAC/DC回路構成を示す図(1)である。 実施の形態によるAC/DC回路構成を示す図(2)である。 実施の形態によるAC/AC回路構成を示す図(1)である。 実施の形態によるAC/AC回路構成を示す図(2)である。 実施の形態によるDC/DC回路構成を示す図(1)である。 実施の形態によるDC/DC回路構成を示す図(2)である。 実施の形態による主幹導体ブロックの構成を示す図(1)である。 実施の形態による主幹導体ブロックの構成を示す図(2)である。 実施の形態によるACアウトレットブロックの構成を示す図(1)である。 実施の形態によるACアウトレットブロックの構成を示す図(2)である。 実施の形態によるACアウトレットブロックの構成を示す図(3)である。 実施の形態によるDCアウトレットブロックの構成を示す図(1)である。 実施の形態によるDCアウトレットブロックの構成を示す図(2)である。 実施の形態によるDCアウトレットブロックの構成を示す図(3)である。 実施の形態による過電流遮断ブロックの構成を示す図である。 実施の形態による他の例の過電流遮断ブロックの構成を示す図である。
符号の説明
10 電源入力ブロック
20 主幹導体ブロック
30 アウトレットブロック
40 過電流遮断ブロック(NFB)
51 コンデンサブロック
52 スルーブロック
53 保護キャップ
54 取付け金具
100 ラック
101 ユニット搭載用柱
120 電源ケーブル
200 通信機器

Claims (5)

  1. 自ブロック下面のプラグで受けた複数系統の主電源ラインを自ブロック上面のソケットに導くと共に、該主電源ラインを自ブロック後面のソケットに導く主幹導体ブロックと、
    自ブロック前面のプラグで受けた主電源ラインの一部を自ブロック後面のソケットに導くと共に、自ブロック後面の他のソケット及び自ブロック前面の他のプラグからの電源ラインを自ブロック側面のアウトレット端子に導くアウトレットブロックと、
    自ブロック前面のプラグに所定の回路機能を実現するための回路素子又は回路を接続した機能ブロックとを備え、
    複数の主幹導体ブロックをラック上方向に順次連結すると共に、その内の任意の主幹導体ブロックの後面よりアウトレットブロック及び機能ブロックを順次連結して、対応する段のラック搭載機器に給電可能に構成したことを特徴とする複数電源供給方式。
  2. 主幹導体ブロックは、ラック標準規格の基準高さ1U(44.45mm)を単位とする任意整数倍の高さを有することを特徴とする請求項1記載の複数電源供給方式。
  3. アウトレットブロックは、自ブロック前面のプラグで受けた主電源ラインの一部を自ブロック後面のソケットに導くと共に、自ブロック後面の他のソケット及び自ブロック前面の他のプラグからの電源ラインを自ブロック側面の第1の端子に導く本体部と、アウトレット端子の電源ラインを自ブロック背面の第2の端子に導くアウトレット部とを備え、前記本体部とアウトレット部とが第1,第2の端子間のバネ接触を介して着脱自在に構成されていることを特徴とする請求項1記載の複数電源供給方式。
  4. 機能ブロックは、アウトレットブロックの主電源ラインとアウトレット端子間に過電流遮断器を挿入する過電流遮断ブロックであることを特徴とする請求項1記載の複数電源供給方式。
  5. 機能ブロックは、アウトレットブロックのグランドラインの接続を変更するグランド回路ブロックであることを特徴とする請求項1記載の複数電源供給方式。
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