JP2012139031A - 住宅用分電盤 - Google Patents

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党正 羽生
Makoto Imagawa
誠 今川
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Abstract

【課題】住宅用分電盤の施工時において負荷側電線を分岐開閉器に接続する時や、また、住宅用分電盤を輸送する時など、内部機器に外力が印加される場合でも内部機器の側面方向の揺動を抑制して、内部機器が正規の取付位置からずれにくく、なおかつ母線と電源側端子との接続部分には不用な応力がかかりにくい内部機器の固定構造を備えた住宅用分電盤を提供する。
【課題を解決するための手段】住宅用分電盤において、内部機器の操作部を前面側、中底への取付面側を底面側としたときに、中底に設けられて前記内部機器に電力を供給する各極の母線を絶縁支持する母線固定台に、前記内部機器の取付状態において前記底面側から前面側にかけて該内部機器の側面を挟持し内部機器の並設方向の移動を阻止するよう設けられた内部機器支持片を一体に突設させて設けたことを特徴として分電盤を構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、キャビネットの内部に開閉器等の内部機器を組み込んだ分電盤に関し、特に、内部機器としての分岐開閉器の取付構造に関する。
住宅用分電盤は、キャビネットの内部に、主開閉器、該主開閉器の二次側に接続される母線、該母線と各々接続される分岐開閉器などの内部機器を組み込んだもので、住宅等における電路の引込口装置として用いられている。適用される電路は、通常、交流50Hz又は60Hzの単相2線式電路(100V)、もしくは単相3線式電路(100/200V)が印加される電路である。
前記キャビネットは、住宅用分電盤の外郭を構成するもので、一般的に、前記内部機器を取付ける中底を取付け固定し、住宅用分電盤の上下左右の側面及び背面を覆う壁を形成するケースと、内部機器の操作面側に臨む前面側を覆うよう前記ケース前面側に設けられるカバーとを備えて構成される。
前記主開閉器、分岐開閉器、漏電遮断器などの内部機器は、一般的に中底に取り付けたうえで一体のものとして、前記ケースに取付固定され、構成される。図13(特許文献1における図3)に示す如く、中底に相当する基板21に分岐開閉器が複数取り付けられ、一体のものとしてケース(図示しない)に取付固定されるようになっている。
分岐ブレーカの負荷側端子には、分岐回路に向けてそれぞれ負荷側電線が接続される。前記ケースの背面側等には負荷側電線をケースの内部に引き込むための開口部が設けられており、住宅用分電盤の施工時に、取り付け場所において、該開口部と壁面等に施工される電線引き出し口の位置を合わせて壁面等に取り付けることにより、負荷側電線を壁面からケース内部に引き込み配線を行う。
前記ケース内における負荷側電線の配線態様は、第一の配線態様として、分電バー4を境に対向して配設されるそれぞれの前記分岐開閉器の負荷側端子部に対応する位置に壁面の開口部が設けられている場合など、前記負荷側端子部から壁面の開口部に向けて電線を湾曲させて該壁面に略鉛直に配線される場合がある。第二の配線態様として、壁面等における電線引き込み口が小さく開けられている場合や、分岐開閉器の負荷側端子部の背面からずれた場所に開けられている場合など、施工状態によっては、負荷側電線を前記開口部からケース内に導入し、それぞれの分岐開閉器における負荷側端子部まで、前記中底の背面側を通して引き回したうえ、配線する場合がある。
さて、中底に取り付けられる内部機器の取り付け構造として、特許文献2並びに特許文献3に示されたものがある。
特許文献2においては、内部機器としてのプラグインブレーカに関する取付構造が開示されたものである。従来はブレーカ本体1の取付位置を規制する役割を兼ねていた第1係合爪3がブレーカ本体1の第1凹部2に係合する前に、主幹バー6とプラグイン端子金具7の一部とが係合する(図14:特許文献2の図12)。
従って、ブレーカ本体1の第2の凹部4を第2係合爪5に嵌め込んだときに、誤ってブレーカ本体1の側面方向からの力がかかることにより、ブレーカ本体1の左右の位置がずれ、第1係合爪3がブレーカ本体1の第1凹部2に係合せずにブレーカ本体1の壁面にあたり、十分に取付方向に押し込めないという不具合が起こる可能性があったことに鑑み、プラグインブレーカ本体が位置ずれを起こすことなく取り付けることができるプラグインブレーカの取付機構を提供するためになされたものである。
そして、プラグインブレーカの取付機構は、銅バーに接続されるプラグイン端子金具を備えたプラグインブレーカの底部に、ブレーカ本体の取付方向に延びる溝を設けるとともに、取付板側には前記溝と嵌合してプラグインブレーカの取付位置を規制する規制金具を設けたことを特徴とするものである(特許文献2の図1、図5)。
これにより、ブレーカ本体は規制金具により取付方向に対して横方向の位置が規制されるため、ブレーカ本体の取付位置がずれずに取付板に取り付けが可能である。特に、ブレーカ本体を取付板に対して斜め上方から取り付ける場合には、ブレーカ本体の取付方向に対して横方向の位置ずれを防止できる。また、ブレーカ本体を取付板に対して水平に取り付ける場合には、ブレーカ本体は規制金具により規制されながら取付板側に挿入されるため、プラグイン端子金具が銅バーに水平に挿入されることとなり、プラグイン端子金具に無理な力がかかる恐れがないという効果を奏するものである。
また、特許文献3には、内部機器としてのプラグインブレーカに関する取付構造として、
固定ベース7の上面には特許文献3の図11に示すように回路遮断器2の器体の両側面を挟み込むようにして位置決めをする位置決め突起35と、上記端子接続部を設けた一端部とは反対側の器体の他端部の両側面の下部に側方と下端とが開口した逆L状の凹所36に該凹所36の下面開口より挿入され、回路遮断器2の移動により水平片により構成される引掛部39を凹所36の横凹部により形成される被引掛部53に挿入して引掛部39の下面に形成した凹み嵌合部39aに被引掛部53の底部に形成した凸嵌合部53aを嵌合して引掛係止する逆L状の突起54とを配列する回路遮断器2数に対応して一体に突設したものが開示されている(図15)。
また支持ポスト13,13間に橋絡配設された導電バー31の上面には、両側に配置される回路遮断器2の上面に臨む弾性突出片47を有した係止部材48(特許文献3の図6,図7参照)を取着してあるものが開示されている。この係止部材48は合成樹脂成形品からなり、両側の夫々3台の回路遮断器2に対応するもので、導電バー31の上面側に2組配置されるようになっており、各係止部材48は特許文献3の図6に示すように下面両側に導電バー31の上面に載置する支持台49を一体に係止するとともに、支持台49間には導電バー31に穿設してある丸孔56に圧入される円柱状突起50を下面に2つ所定間隔で一体突設し、各支持台49と隣接する突起50間,そして両突起50,50間には夫々揺動自在に一端が連結片により夫々支持された3つの弾性突出片47を両側に一体形成してあるものである。そして、導電バー33に取り付けられた時に、夫々の弾性突出片47の先端部が正規位置に配置される回路遮断器2の内側位置の上面に臨むように突出するようなっているものである。
また弾性突出片47の先端部両側には回路遮断器2の内側位置の上面に並設した2つの突起状の被係止部57に係止する係止部58を突出形成しているものである。回路遮断器2を移動させると弾性突出片47の弾性変形を伴いながら係止部58の傾斜面58aが被係止部57の傾斜面57a上をスライドしながら乗り上げて、やがて被係止部57を乗り越え、弾性突出片47が弾性で元に戻る。従って回路遮断器2の被係止部57が係止部58に係止されることになる。これにより回路遮断器2が外側方向(受け刃から導電バーが引き抜かれる方向)へ移動するのを規制する効果を奏する。
一方凹所36に下方から嵌まった突起54に設けられた引掛部39は回路遮断器2の移動に伴って被引掛部53内に挿入され、やがて引掛部39の下面に設けた嵌合凹部39aが被引掛部53の下面に設けた嵌合凸部53aに特許文献3の図10に示すように凹凸嵌合することになる。この凹凸嵌合時に所謂クリック感が作業者に与えられ、回路遮断器2が定位置、つまり受け刃51,52に導電バー31、32或いは33の回路遮断器接続部が完全に差し込まれた位置に移動したことを作業者に分からしめ、結果受け刃51,52に対する回路遮断器接続部の差し込み量のばらつきを抑えることができる効果を奏するものである。
特開2003−289604号公報 特開平11−69529号公報 特開2001−69620号公報
このように、内部機器としてのプラグインタイプの分岐ブレーカを取付け板に固定する構造が種々開示されており、取付け時には母線に分岐ブレーカを適切に接続でき、また接続後は母線から分岐ブレーカが抜けることを防止できる効果を奏するものであるが、負荷側電線をケース内に引き込み、分岐ブレーカに配線するときには次のような課題を有する。
ケース内に引き込んだ負荷側電線を分岐ブレーカに配線するときには、分岐ブレーカの負荷側に設けられた負荷側端子に電線を接続する必要がある。壁面からケース内に引き込んだ電線の長さやくせづけの具合によっては、電線の先端を前記負荷側端子に電線を導くための電線挿入孔の真正面に向かって位置させることが難しいことがある。このような場合、該電線挿入孔からみて斜めや横、上下方向から電線を引っ張って電線挿入孔に差し込む必要が生じ、電線や分岐ブレーカに応力がかかることがあり、分岐ブレーカが、取付板に対する正規の取付位置からずれるおそれがある。
電線挿入孔は、通常、分岐ブレーカの電源側端子とは反対側の端部における前面側−底面側の約中央部付近に設けられる。特許文献2においては、取付板に設けられた規制金具が分岐ブレーカの底面側に作用するものであるから、該底面側よりも前面側に配置される電線挿入孔に応力がかかった場合には、分岐ブレーカが前記規制金具を中心として側面方向に揺動することを抑制することは困難であり、分岐ブレーカが、取付板に対する正規の取付位置からずれるおそれがある。また、分岐ブレーカが正規の取付位置からずれることにより電源側のプラグイン端子に不用な応力がかかり、主幹バーとプラグイン端子が接触不良となるおそれも生ずる。
一方、特許文献3においては、分岐ブレーカの底面側に作用する位置決め突起35と引掛部39に加え、分岐ブレーカの上面に臨む弾性突出片47を有した係止部材48が形成されており、分岐ブレーカの底面側と上面において分岐ブレーカを支持する。しかしながら、弾性突出片47は分岐ブレーカの底面−前面方向に揺動自在に設けられたものであるため、分岐ブレーカを引き抜く方向に対する抑制は可能であるけれども、前述のように、電線挿入孔に応力がかかった場合に位置決め突起35と引掛部39を結ぶ方向を揺動軸の中心として側面方向に揺動することにより、分岐ブレーカの器体が移動軌跡上、上方に移動することを抑制することは弾性突出片47自体が揺動自在に設けられたものであるため困難であるものと考えられる。したがって、配線時などにおいて分岐ブレーカに側面方向の応力が印加された場合、分岐ブレーカが取付板に対する正規の取付位置からずれるおそれがある。また、分岐ブレーカが正規の取付位置からずれることにより電源側のプラグイン端子に不用な応力がかかり、主幹バーとプラグイン端子が接触不良となるおそれも生ずる。
また、住宅用分電盤は、製造工場から施工場所まで輸送されることが多いため、輸送途中に振動などの外力により内部機器に応力がかかり、分岐開閉器の電源側端子と母線との接続部分が不用な応力を受けたり、分岐開閉器が正規の取り付け場所からずれるおそれがある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、
住宅用分電盤の施工時において負荷側電線を分岐開閉器に接続する時や、また、住宅用分電盤を輸送する時など、内部機器に外力が印加される場合でも取付板に対して内部機器を強固に取付保持することができ、特に内部機器の側面方向の揺動を抑制し確実に固定することができることにより、内部機器が正規の取付位置からずれにくく、なおかつ母線と電源側端子との接続部分には不用な応力がかかりにくい内部機器の固定構造を備えた住宅用分電盤を提供することを目的とする。
本発明に係る分電盤は、上述の課題を解決すべく構成されたもので、ケースと該ケース前面に取り付けられるカバーを有してキャビネットが構成され、前記ケースに複数の内部機器を取付ける中底が固着されるとともに、前記カバーには前記内部機器の操作部が露出するよう開口部が設けられ、操作部に臨んでキャビネットの前面側から内部機器の操作を可能とした住宅用分電盤において、前記内部機器の操作部を前面側、中底への取付面側を底面側としたときに、前記中底に設けられて前記内部機器に電力を供給する各極の母線を絶縁支持する母線固定台に、前記内部機器の取付状態において前記底面側から前面側にかけて該内部機器の側面を挟持し内部機器の並設方向の移動を阻止するよう設けられた内部機器支持片を一体に突設させて設けたことを特徴として構成するとよい。
かかる構成によれば、中底に取り付けられる内部機器が、内部機器支持片により底面側から前面側にかけて側面が挟持されるため、内部機器の側面方向の揺動を確実に抑制することができる。
また、前記内部機器支持片は、内部機器が中底に対して正規の位置に取り付けられた状態で、並設する内部機器同士の器体の間に位置して該内部機器同士の器体の隙間に差し込まれるよう突設させて設けた構成を採用することができる。
かかる構成によれば、内部機器支持片は並設する内部機器同士の器体の隙間に差し込まれるよう母線固定台から突設されて設けられるため、ひとつの内部機器支持片に対して、2つの内部機器を支持することができ、また、ひとつの内部機器支持片により一方の内部機器の左方向の揺動と他方の内部機器の右方向の揺動の、両内部機器に対して両方向の揺動を抑制することができ、内部機器並設方向のスペースを節減しつつ内部機器の側面方向の揺動を抑制し確実に固定することができる。
以上の如く、本発明によれば、住宅用分電盤の施工時において負荷側電線を分岐開閉器に接続する時や、また、住宅用分電盤を輸送する時など、内部機器に外力が印加される場合でも取付板に対して内部機器を強固に取付保持することができ、特に内部機器の側面方向の揺動を抑制し確実に固定することができることにより、内部機器が正規の取付位置からずれにくく、なおかつ母線と電源側端子との接続部分には不用な応力がかかりにくい内部機器の固定構造を備えた住宅用分電盤を提供することができる。
本発明の第一の実施形態を示す分電盤の外観構成図を示す。 第一の実施形態における中底の外観構成図を示す。 中底の分解図を示す。 中底の分解図を示す。 母線の組み付け図を示す。 中底の分解図を示す。 分岐開閉器の外観構成図を示す。 分岐開閉器を底面側から臨んだ図を示す。 中底に分岐開閉器を取り付けるときの図を示す。 分岐開閉器の外観構成図を示す。 中底の要部拡大図を示す。 中底の分解図を示す。 従来例における中底を示す。 従来例における分岐開閉器の固定状態を示す。 従来例における分岐開閉器の固定状態を示す。
次に本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
まず、本実施形態に係る分電盤の外観構成について、図1を参酌しつつ説明する。本実施形態に係る分電盤1は、分電用の内部機器を収容すべく、前面側が開放されたケース2と、該開放部を開閉自在且つ着脱自在に覆う前面カバー(図1においては、該前面カバーが外されていて図示されていない)とを備え、ケース2内に、主開閉器4あるいは該主開閉器4と接続導体9及び母線10を介して接続される複数の分岐開閉器7、などが配置され、ケース2の背面側における適宜箇所に形成された開口部8を通って壁面内からケース2内に引き込まれる負荷側電線が夫々の分岐開閉器7に接続される。ケース2の内側周縁部、中底11の背面側は、分電盤に引き込まれる電線のガタースペースが設けられている。
前記分岐開閉器7などの内部機器は、中底11に取り付けられた状態で前記ケース2に取付固定される。本実施形態では、前記中底11の、内部機器を取り付ける側を前面側とし、ケースに取り付ける側(ケースに対向する側)を背面側としている。
次に、中底11の外観構成について、図2、図3、図4を参酌しつつ説明する。該中底11は、前記ケース2に取り付けられる下板部111と、該下板部111に載置され内部機器を取り付ける上板部112とを備えて構成される。前記下板部111は金属板により構成され、前記上板部112は樹脂成型により構成されている。下板部111と上板部112との取り付けは、下板部111に設けた取付孔部1111に、上板部に該孔部と対応した位置に設けられた取付爪片1123が嵌合することにより行われる構造となっている。
下板部111に上板部112を取り付けることにより、内部機器を取り付けるベースとなる中底11が形成される。また、中底11を階層構造として構成することができる。前記下板部111は金属板を折り曲げて形成されており、所定の強度は保たれているが、前記下板部111と上板部112とで二重化構造とすることにより、中底の構造体としての強度を更に向上させることができ、中底に開閉器等を載置した場合に中底が撓むなどの変形を防止することができる。中底の撓みが防止できることにより、母線や開閉器など内部機器自体や、母線と開閉器等との電気的な接続部分に不用な応力が印加されることが低減し、機械的な変形や破損、また、電気的な接続の信頼性を向上させることができる。
図中には、上板部112の例として、前記母線10から電力を供給される分岐開閉器を該母線10を境に片側に8回路、全体で16回路の載置可能な上板部を示している。前記上板部112には、略中央部を横断するように各極の母線10を取り付ける母線取付部1121が設けられ、前記横断の方向と直交する方向に分岐開閉器を取り付ける分岐開閉器取付部1122が夫々設けられている。
前記母線101、102、103は互いに電位が異なるものであり、便宜的に、第一の電圧極となる母線103をL1、第二の電圧極となる母線102をL2、中性極となる母線101をNで表す。これら母線は、略柱状に形成されて幹となる部分を有した銅バーからなり、該母線が略平行に並べられて、母線を互いに絶縁する絶縁部材からなる上板部112の母線取付部1121に配設される。
本住宅用分電盤に設けられる分岐開閉器7には、図11に示すように電圧切替構造が備えられており、母線101、102、103の内、所定の2つの母線とプラグイン端子により電気的に接続されることにより、負荷回路に電源が供給される(詳しくは後述する)。単相3線式の電路においては、負荷回路に供給され得る電源電圧の大きさは、100V又は200Vである。
前記分岐開閉器2のプラグイン端子(図10における722B)を前記母線103(L1)、101(N)と接続した場合には100Vが供給され、前記母線103(L1)、102(L2)と接続した場合には200Vが供給される。また、前記分岐開閉器のプラグイン端子(722B)を前記母線102(L2)、101(N)と接続した場合には100Vが供給されるが、電圧位相は、前記母線103(L1)、101(N)と接続した場合の逆の位相となる。
現在では、負荷回路に供給される電源電圧は、住宅内の照明用回路及びテレビやビデオなどの家電機器に用いる一般的なコンセント用回路としては100Vが多く、容量の大きなエアコンなどに用いる回路には200Vを用いる。このように、負荷回路に接続される電気機器に応じて、分岐開閉器2のプラグイン端子と母線との接続状態を変更することにより、分岐開閉器並びに負荷回路に供給する電源の電圧を適切なものに設定する。
母線の両端部には、該母線と他の導体とを接続するためのねじが貫通される孔が設けられている。そして前記母線の両端間には、母線の長手方向(図2中の左右方向)に沿って、分岐開閉器が並設配置され、また、前記母線101を境に分岐開閉器の母線との接続部が互いに向き合うように、上下2列に分岐開閉器が配置される。上側の列の分岐開閉器は、母線103(L1)と、母線101(N)又は母線102(L2)と接続され、母線103(L1)と母線101(N)とに接続されるときは100Vが供給され、母線103(L1)と母線102(L2)とに接続されるときは200Vが供給される。下側の列の分岐開閉器は、母線102(L2)と、母線101(N)又は母線103(L1)と接続され、母線102(L2)と母線101(N)とに接続されるときは100Vが供給され、母線102(L2)と母線103(L1)とに接続されるときは200Vが供給される。
(母線の構造)
次に、母線の構造について図11を用いて詳細に説明を行う。図11は、中底11から一部の分岐開閉器を取り外し、母線を露出させた状態を示している。
母線101、102、103には、母線と分岐開閉器のプラグイン端子との電気的接続部となる分岐線10101b、10201b、10301bが、各々の分岐開閉器の並設位置に対応して、前記長手方向に対して垂直な方向に突出して設けられている。分岐線10301bは母線103(L1)に対応し、10201bは母線102(L2)に対応し、10101bは母線101(N)に対応し、これら10101b、10201b、10301bが一つの組となって分岐開閉器の回路数だけ設けられている。
前記下側の列の分岐開閉器においては、分岐開閉器を母線に接続するときには、分岐開閉器のプラグイン端子を、分岐線10201a(L2)を共通として、10301a(L1)又は10101a(N)に選択的に接続することで、200V又は100Vの電源が供給される。
前記上側の列の分岐開閉器においても同様であり、分岐開閉器のプラグイン端子を、分岐線10103b(L1)を共通として、10201b(L2)又は10101b(N)に選択的に接続することで、200V又は100Vの電源が供給される。
(母線の組立構造)
次に,母線の組立構造について,図5乃至図9を用いて説明する。図5は,各極の母線夫々の外形斜視図を示した図である。
前記各極の母線のうち,103(L1),102(L2)の電圧極の母線は同一形状に形成されている。
L2の電圧極の母線102を例として説明すると,L2の電圧極の母線102は,該母線の幹となる部分1020が,前記分岐開閉器7を並設する方向に延出され,両端部には母線と他の電気導体を接続するためのねじ端子を貫通させるための孔が形成されている。
前記幹となる部分1020には,前記分岐開閉器の分電盤への取付面となる背面から前記操作ハンドルが設けられた前面への方向を高さ方向とした場合に,前記高さ方向に前記幹となる部分と略直角に折曲形成された立上がり部1021が形成され,該立上がり部1021から,前記分岐線が,前記幹となる部分1020と略平行に,互いに反対の方向(接続される分岐開閉器の電源−負荷側方向)に一体に延出されている。
前記分岐線のうち,立上がり部から幹となる部分1020の方向に延出している分岐線10201aは,図1における下側の列の分岐開閉器7に共通して接続される分岐線であり,分岐線10201bは,上側の列の分岐開閉器7により他極の分岐線と選択的に接続される分岐線である。
また,L1の電圧極の母線103について説明すると,その分岐線の部分の形状はL2の電圧極の母線102と同一であり,母線の幹となる部分の端部の形状が異なっている。前記2つの分岐線のうち,立上がり部から幹となる部分103の方向に延出している分岐線10101bは,上側の列の分岐開閉器7に共通して接続される分岐線であり,分岐線11001aは,下側の列の分岐開閉器7により他極の分岐線と選択的に接続される分岐線である。
前記各極の母線のうち,中性極の母線101について説明すると,該中性極の母線101の幹となる部分1010が,前記電圧極の母線と同様に分岐開閉器7を並設する方向に延出され,両端部には母線と他の電気導体を接続するためのねじ孔が形成されている。
また,中性極の母線101の両端部は段差を形成するよう折曲げ形成されて,前記絶縁壁113に各極の母線を取付けた場合に,該幹となる部分1010が前記電圧極の母線103,101よりも前記高さ方向において高くなるよう配設される。
また,中性極の母線101の幹となる部分1010から,複数の分岐線10101a,10101bが,前記幹となる部分1010と略平行に,互いに反対の方向(接続される分岐開閉器の電源−負荷側方向)に一体に延出されている。これら分岐線10101a,10101bは,何れも分岐開閉器7に選択的に接続される分岐線である。
また,後述するが,各極の3つの母線を組み合わせた場合における分岐線の位置関係を補足すると、次のように構成されている。
上側の列の分岐開閉器を例とすると、L1の電圧極の母線103における分岐線と,L2の電圧極の母線102における分岐線と、N極の母線101における分岐線との内,分岐開閉器2と選択的に接続される分岐線10201bと10101bとの位置関係は,分岐開閉器の並設方向において,各々の分岐線10201bと10101bとが交互に,夫々の分岐線の中間に位置するように配設される。そして,各々の分岐線10201bと10101bは,前記前面視において、他方の電圧極の母線の幹となる部分まで突出し,前記前面側からの平面視において,分岐開閉器に共通に接続される分岐線10301a,10201bと略同じ長さに形成されている。
次に,中性極の母線101における分岐線10101aと10101bとは,分岐開閉器の並設方向において,前記分岐線10201b,10101aと同じ位置に配設され,前記前面側からの平面視において,分岐線10101a,10201bと略同じ長さに形成されている。なお,中性極の母線101の幹となる部分1010は,電圧極の母線103,102よりも前記高さ方向において高くなるように配設されているため互いに干渉しない。
即ち,図1における上側の列並びに下側の列の何れの側においても,分岐線のうち分岐開閉器7に選択的に接続される分岐線10101aと10201a,並びに10101bと10201bは前記前面側からの平面視において,互いに重ならないように配設されている。
また,前記分岐線10101aと10201a,並びに10101bと10201bは夫々の高さを同一に設けて配設されている。また、前記一つの組となる分岐線を、分岐開閉器を差し込む方向から見た場合、上側の列においても、下側の列においても、常に右側に位置する分岐線がN極の分岐線となっており、視覚的に統一性がとれる構造となっている。
次に,母線取付部分の組み立てについて図4乃至図7を用いて説明を行う。
まず,図4において,前記上板部112にL1の電圧極の母線103,L2の電圧極の母線102を取付ける。上板部112は,夫々母線を絶縁できるよう樹脂材料にて形成され,分岐回路数に応じて,母線の幹となる部分の長さに合わせて種々の大きさのものが用意される。
上板部112には,母線の配置が一義的に行われるよう,予め母線の両端部に設けられるねじ端子に対応するナットを嵌め込む凹み部11203、11202,11201が上板部112の本体の両端部に設けられ,また,夫々の電圧極における前記立上がり部1031,1021に対応する凸部1124,前記分岐線10301,10201を互いに絶縁する絶縁壁A1125,後述する絶縁壁113並びに中性極の母線101をねじ止め固定するためのねじ止め穴1126が設けられている。また、後述する分岐開閉器7の電源端子側に設けられている凹み部731と係合して分岐開閉器7の正規な取付位置決めを行う内部機器支持片B1123が、前記上板部112の凹み部1121bから前面方向に立設されている。
次に,絶縁壁113に中性極の母線101を取付ける。絶縁壁113には,中性極の母線101の取付けが一義的に行われるよう,中性極の母線101における分岐線10101a,10101bを避けて,中性極の母線本体を嵌めこむ嵌め込み部1131が形成されている。また,絶縁壁113には,中性極の母線101の分岐線10101a,10101bの一部を覆う壁部1132と,電圧極の母線における分岐線10301a,10201aを避けた窪み部1133とが設けられており,中性極の母線と,電圧極の母線との絶縁が保たれるよう構成されている。また、前記分岐線1101bの延出方向と同方向に絶縁壁113と一体に突設されて、分岐開閉器7の器体の間に差し込まれる内部機器支持片A1134が形成されている。該内部機器支持片A1134は後述する分岐開閉器7の凹み部A732に差し込まれ内部機器支持片A1134の両側の分岐開閉器7の並設方向の揺動を抑制する役割を果たす。
次に,中性極の母線101を取付けた絶縁壁113を,前記電圧極の母線を取付けた上板部112に取付ける。このとき,中性極の母線101を取付けた絶縁壁113を,前記電圧極の母線を取付けた上板部112に前記高さ方向における上部から,前記窪み部1133が概ね夫々の電圧極の母線の分岐線と重なるように落とし込むことで位置決めができる。そして,前記中性極の母線に設けられたねじ止め固定するための穴1013にねじを差込み,絶縁部材113に設けられたねじ止め穴1135を介して、ねじ穴1126にねじを締め込むことで取付が完了する。
L1,L2の2つの電圧極の母線と,中性極の母線は、夫々絶縁壁113並びに絶縁壁A1125により互いに絶縁され,電気安全が保たれる。このように上板部において母線が組み付けられる。
このように構成された上板部において、分岐開閉器7は、前記母線の幹となる部分を境として両側に設けられ、片側毎に前記母線10の延出する方向に複数の分岐開閉器が並設配置される構成となっている。図2において,前記幹となる部分が延出する方向に対して手前側がL1の電圧極であり,奥側がL2の電圧極である。各々の母線には分岐開閉器7に電力を供給するための分岐線が分岐回路毎に一体に設けられている。
前記母線取付部1121は、前記前面側−背面側の方向において分岐開閉器取付部1122の高さを基準とし、中性極の母線101が最も前面側に位置するように突出部1121aが設けられる一方、2つの電圧極の母線(L1,L2の母線)103,102が分岐開閉器取付部1121の高さよりも背面側に位置するように凹み部1121bが設けられている。
中性極の母線101の幹部が最も前面側に位置することにより、分電盤の点検時などに不用意に母線に接触することによる感電事故を極力防止することができる。
また、前記凹み部1121bの凹み量は、該凹み部に前記母線102、103が取り付けられた場合に、該母線102、103の前面側の高さが前記分岐開閉器取付部1121の高さよりも数mm背面側となる程度に設けられている。これにより、分岐開閉器7を分岐開閉器取付部1122に取り付けた場合に、該分岐開閉器7の電源側部分の背面側が前記母線102、103の前面側に位置するが、該分岐開閉器と母線との絶縁距離を確保した状態で上板部112に取り付け固定することができる。
さて、前記分岐開閉器取付部1122においては、各回路毎に仕切り部1122aが設けられている。該仕切り部1122aの内寸は、分岐開閉器7の並設方向の幅寸法と同等程度に設けられており、該仕切り部同士の内側に分岐開閉器を収めることができる。また、該仕切り部1122aは、分岐開閉器7を母線10の分岐線に接続する場合に、該分岐線の方向にスライドさせるガイドとして利用されるとともに、取付後の分岐開閉器の並設方向へのガタ防止部としても利用される。
前記内部機器としての分岐開閉器7は、電源側端子と負荷側端子間が主回路導電部により接続される。該主回路導電部には操作ハンドル703と連動する開閉機構部が介在して入切操作される。該分岐開閉器7は、器体が長手方向に分割構成される筐体701、702により形成される。該器体の長手方向のそれぞれの端部には、電源と接続される電源側端子並びに負荷側回路に電源を供給する負荷側端子が設けられる。
前記分岐開閉器7の器体の内部には、電源側端子並びに負荷側端子と接続される主回路導電部、該主回路導電部に介在し主回路導電部に設けられた接点を接触/離反させる接点開閉機構、主回路導電部に異常電流が流れたときには前記接点開閉機構に作用して回路を切動作させる自動遮断機構等が設けられる。前記接点開閉機構を筐体の外部から入切操作する操作ハンドル703が筐体の前面側に設けられている。また、電源側端子の前面側には凹み部B731が形成されており前述した内部機器支持片B1123と係合して正規な取付位置決めを行う。また、分岐7の側面の前面側には電源側から負荷側にかけて凹み部A732が形成されており前述した内部機器支持片A1134と係合して並設方向の揺動を抑制する。
705、706は前記負荷側端子に負荷側回路に至る負荷側電線を挿入接続するための電線挿入孔である。電源側端子はプラグインタイプの端子を用い、負荷側端子は鎖錠接続端子を用いて構成している。
なお、前記分岐開閉器の器体を並設する方向を側面側とし、前記分岐開閉器の器体のうち、分岐開閉器を操作する操作ハンドル703が設けられた側を前面側、分岐開閉器を取付け固定する取付け板に取り付けられる側を背面側とする。該前面側/背面側の方向は、前記中底の前面側/背面側方向と一致する。
また、前記分岐開閉器取付部1122における母線側と反対側の端部には、各回路毎に分岐開閉器7を取り付け固定するための分岐開閉器引掛部1122bが設けられている。該分岐開閉器引掛部1122bは、分岐開閉器7の背面側に設けられた凹部707に設けられた被引掛部708に引掛けられ、取付後に、前記前面方向に分岐開閉器が外れる方向の動きを規制する。
具体的には、分岐開閉器引掛部1122bには、母線から遠ざかる方向に伸びた引掛片が形成されており、分岐開閉器7の背面側の凹部707には、分岐開閉器の負荷側から電源側に延出し、前記引掛片と引掛かるように前面側−背面側の高さをあわせて形成された被引掛部708が形成されている。
下板部111における、前記母線10の幹が延出される方向と平行な辺の端部は、略L字状に折り曲げ加工して形成されている。これは、下板部111の強度を保つとともに、前記分岐開閉器7を母線の分岐線と接続した場合に、分岐開閉器における電源側から負荷側方向への動きを規制するためのものである。即ち、分岐開閉器7の負荷側端子部には、該分岐開閉器7の背面側から突出する、しないを外部つまみにより択一的に選択するロックレバー7041が設けられており、分岐開閉器の背面側から突出したロック片7042が前記折曲部の母線側に対向する面と係合することにより、分岐開閉器における電源側から負荷側方向への動きを規制する。このため、振動などにより、分岐開閉器7が分岐線から外れてしまうことを防止でき、分岐開閉器の上板部112への取付固定を確実なものとできる。
分岐開閉器7の取付時には、該分岐開閉器7を分岐開閉器取付部1122に載置し、該分岐開閉器7を分岐線の方向にスライドさせていくと、分岐開閉器の背面に形成された凹部707に分岐開閉器引掛部1122bが嵌り込み、さらにスライドさせることにより、分岐開閉器側の被引掛部708と分岐開閉器引掛部1122bが嵌合し、前面側−背面側の動きが規制される。このとき、前記母線10における分岐線と分岐開閉器7における電源側の電源端子とが接続されて、電気的な接続も行われる。
そして、前記ロックレバー7041の外部つまみを下板部111の方向に押下げることにより、分岐開閉器7の背面からロック片7042が突出して下板部111の折曲部1112と嵌合し、取り付けが完了する。
また、上板部112から分岐開閉器7を取り外すときには、前記ロックレバー7041の外部つまみを下板部111と反対の方向(前記分岐開閉器の前面側)に引き上げて、ロック片7042を背面から突出しない状態にし、分岐開閉器7を母線から遠ざかる方向に引き抜くように移動させることにより、前記分岐開閉器引掛部1122bと前記被引掛部708との係合が外れると同時に母線10と分岐開閉器7の電源側端子との接続が解かれ、取り外しが完了する。
また、中底11は、分岐回路数の変化に対し、下板部111、上板部112及び母線10の長さを変えて対応できるよう構成されている。図12に示したように、前記上板部112は、端部の部品112a、112d、該端部の間に挟まれる分岐開閉器を載置する部品112b、112c、L1、L2、中性極の母線同士を絶縁するための絶縁壁としての部品112e、112fに分割され、母線の幹が延出する方向に4回路ずつ、合計8回路毎の分岐開閉器を載置する部品を連結して増やしたり、又は減らしたりして分岐回路数の変化に対応する。
また、下板部111は分割を行わず、上板部の増減単位と同様に、母線の幹が延出する方向に4回路ずつ、合計8回路毎に、下板部111の長さを変えて形成する構成となっている。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、前記内部機器支持片A1134は、絶縁壁113から、分岐線の延出方向に突設するように形成したが、上板部112に形成された仕切り部1122aと同様に、上板部112の凸部1124、絶縁壁113の片方もしくは両方に背面側から前面側にかけて前記分岐開閉器7の正規な取付位置における分岐開閉器7の器体同士の隙間が形成される位置に仕切り部を形成して、該仕切り部により器体の側面を支持する構成としてもよい。
この場合、仕切り部の厚さに合わせて、分岐開閉器7の器体の側面部を凹ませて形成するとよい。前記突設させて形成した内部機器支持片A1134と比べ支持する面積が広くなるため、より揺動方向の力に対して耐性を強くできる。
また、実施形態では、上板部と下板部において分岐開閉器の取付部を階層構造として構成しているが、階層構造とせずに前記分岐開閉器の取付部を下板部に形成し、前記母線の取付部を下板部に取り付ける構成としてもよい。
また、上板部の分割単位を、母線の幹が延出する方向に4回路ずつ分割する他、2回路毎や8回路、あるいは、1回路ずつに設けて、分電盤の設計上要求される分岐回路数の追加に細かに追随できるよう構成してもよい。
また、下板部111について、上板部112と同様に分割する構成とし、両端部の部品と、該両端部の部品の間に挟まれるように母線の幹が延出する方向に4回路ずつ、又は他の回路数ずつの長さに分割してそれぞれを螺子で締結してつなぎ合わせたり、互いに嵌合する嵌合部を形成して接続することにより形成してもよい。これにより、下板部111の共用化を図ることができる。
1 分電盤
2 ケース
3 電流制限器
4 主開閉器
5 部品配置スペース
7 分岐開閉器
8 開口部
9 接続導体
10 母線
101 中性極の母線
102 L2の母線
103 L1の母線
11 中底
111 下板部
1111 取付孔部
1112 折曲部
112 上板部
112a 端部の部品
112b 分岐開閉器を載置する部品
112c 分岐開閉器を載置する部品
112d 端部の部品
112e 絶縁壁
112f 絶縁壁
1121 母線取付部
1121b 凹み部
1122 分岐開閉器取付部
1122a 仕切り部
1122b 分岐開閉器引掛部
1123 内部機器支持片B
1124 仕切り壁
1124a 切欠き部
1125 嵌合部
1126 ねじ穴
1127 嵌合部
1128 開口部
1131 嵌め込み部
113 絶縁壁
1135 ねじ止め穴
1134 内部機器支持片A
7 分岐開閉器
707 凹部
7041 ロックレバー
7043 ロック片
732 凹み部

Claims (2)

  1. ケースと該ケース前面に取り付けられるカバーを有してキャビネットが構成され、前記ケースに複数の内部機器を取付ける中底が固着されるとともに、前記カバーには前記内部機器の操作部が露出するよう開口部が設けられ、操作部に臨んでキャビネットの前面側から内部機器の操作を可能とした住宅用分電盤において、
    前記内部機器の操作部を前面側、中底への取付面側を底面側としたときに、
    前記中底に設けられて前記内部機器に電力を供給する各極の母線を絶縁支持する母線固定台に、
    前記内部機器の取付状態において前記底面側から前面側にかけて該内部機器の側面を挟持し内部機器の並設方向の移動を阻止するよう設けられた内部機器支持片を一体に突設させて設けたことを特徴とする住宅用分電盤。
  2. 前記内部機器支持片は、内部機器が中底に対して正規の位置に取り付けられた状態で、
    並設する内部機器同士の器体の間に位置して該内部機器同士の器体の隙間に差し込まれるよう突設させて設けたことを特徴とする請求項1記載の住宅用分電盤。
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