JP5224394B2 - 電源分岐器具 - Google Patents

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Description

この発明は、バスダクトから電源を分岐する際に使用されるプラグイン器具、ボルトオン器具、タップ器具等の電源分岐器具に関する。
高層ビル等の構造物では、電気幹線路を構成するためにバスダクトが使用されている。バスダクトは通常ケーブル等とは異なり、大きな荷重、剛性を有している。一般にバスダクトとは、電気導体の周囲を絶縁材で覆って構成した導体をハウジングの内部に複数収納保持するものである。このバスダクトは、複数のケーブルを束ねて配線する配線システムと比較して、低インピーダンスでかつ漏洩磁束防止などに極めて優れた機能を有することから、工場施設やビルの主電力供給ラインなどに広く用いられている。
従来、バスダクトとして、複数の帯状または丸線状の導体と、導体を収納するハウジングと、ハウジング内の空間を複数個の空間に分離する複数の分離部材とを備えたバスダクトが使用されている(所謂空気絶縁型バスダクト)。上述した分離部材は、ハウジングと導体との間に形成される空間、および、複数の導体の相互の間に形成される空間を、複数の空間に分離するバスダクトである。上述した導体は、電気導体と、電気導体の周面に設けられ、他の電気導体と電気的に分離するための絶縁体とを備えている。
更に、バスダクトとして、板状の銅またはアルミニウムからなる各導体を各相毎に耐熱PVC等の耐熱性を有する導体絶縁物で被覆し、それらを密着させて金属製のハウジングに組み込んでいる(所謂密着絶縁型バスダクト)。密着絶縁型バスダクトでは、プラグイン接続部において、導体間隔を拡開する等の処理が行われる。
上述したバスダクトハウジングの一面には、プラグインホールが設けられている。プラグインホールには、プラグイン器具、ボルトオン器具、タップ器具等が取り付けられて、バスダクトから電源を分岐する。電源分岐装置としてのプラグイン器具について具体的に説明する。図11に従来のプラグイン器具の断面図を示す。図12および図13は、それぞれバスダクトのプラグインホールに従来のプラグイン器具を装着する状況を説明する断面図である。
図11に示すように、従来のプラグイン器具100は、函体101の一方の端部から突出する導電性接続部材102の両側端に取り付けられた固定金具103、および、所定間隔をあけて導電性接続部材102を保護する蓋部104を備えている。プラグイン器具100をプラグインホール内の導体と接続する操作以外では、固定金具103に蓋部104が閉じられた状態である。プラグイン器具100をプラグインホールに装着するときには、蓋部104が開かれて導電性クリップ状部材102が露出する。
固定金具103の概ね中央部にはネジ105が設けられて、プラグイン器具100とバスダクト110の接地(アース)が行われる。バスダクト110のハウジング111には、プラグイン器具が装着されるプラグインホールが設けられ、所定間隔で配置された導体112が露出している。露出した導体112が、プラグイン器具100の導電性クリップ状部材102に嵌め込まれ、電気的に接続される。
特開2004−104896号公報 特開2005−229656号公報
図12に示す従来のプラグイン器具100においては、接地用のネジ105が固定金具の内側に突出しているので、プラグイン器具をバスダクトのプラグインホールに差し込まれるときに、バスダクトハウジングに引っ掛かり、装着ができない。従って、プラグイン器具をプラグインホールに差し込むときに、ネジの先端が固定金具内面と同一になるように緩めるか、または、ネジを固定金具から取り外す必要がある。その際には、取り付け後、接地を完全な状態にするために、ネジを締め付けなければならないという問題点がある。
また、図13に示すように、プラグイン器具100をプラグインホールに装着するときに、誤って金属製の固定器具103の先端部106がバスダクト110内の導体112と接触して、感電する恐れがある。プラグイン器具100は、通常工事現場で取り付けられることが多く、夜間にも行われる場合があり、バスダクト110内の導体112とプラグイン器具100の導電性クリップ状部材102が確実に接続されることが困難である。
従って、本発明の目的は、バスダクトのプラグインホールに位置する導体とプラグイン器具、ボルトオン器具、タップ器具等の電源分岐器具の導電性接続部材の間の電気的な接続が容易に行われ、且つ、接続されたプラグイン器具がバスダクトから外れないように確実に保持することができる、電源分岐器具を提供することにある。
上記の課題を解決するために、プラグイン器具、ボルトオン器具、タップ器具等の電源分岐器具の導電性接続部材が設けられた一方の端部に、それぞれの取り付け部を支点として、回転によって開閉する1対の対称な固定器具を設け、開けられたときに、導電性接続部材が露出して、プラグインホール内の導体に容易に接続され、閉じられたときに、固定器具が、プラグイン器具、ボルトオン器具、タップ器具等の電源分岐器具が装着されたバスダクトハウジングの外側を覆うようにして保持するように設定すると、固定器具の開閉によって、バスダクトの導体とプラグイン器具、ボルトオン器具、タップ器具等の電源分岐器具の導電性接続部材とを容易に接続することができ、装着されたプラグイン器具をバスダクトに、脱落することなく確実に固定することができることが判明した。
更に、固定金具が、それぞれバスダクトハウジングの上面に沿って平行に延びる水平部と、バスダクトハウジングの側面に沿って平行に延びる垂直部と、函体に回転可能に取り付ける取り付け部を備えた、概ねコの字形の1対の対称的な金属片であり、それぞれの水平部の対向する端部に、取り外し可能なロック式結合部を備えていると、バスダクトハウジングを覆うようにした状態で閉じられた1対の金属片は、ロックされたまま外れることなく強固に固定されることが判明した。
この発明の電源分岐器具の第1の態様は、
電源分岐用導体を収納する函体と、
前記函体の一方の端部に配置され、プラグインホールに挿入されて、バスダクト内の導体と電気的に接続される少なくとも1つの導電性接続部材と、
前記函体の一部に設けられ、電気的な接続・遮断を行う開閉器と、
前記バスダクト内の導体と前記導電性接続部材が電気的に接続された状態で、バスダクトハウジングの外周部を覆うように配置されて、前記函体を前記バスダクトに固定する、開閉可能な固定金具と
を備え
前記函体の側面に開口が設けられて、前記導電性接続部材が配置されており、
前記固定金具は、それぞれバスダクトハウジングの上面に沿って平行に延びる水平部と、バスダクトハウジングの側面に沿って平行に延びる垂直部と、前記函体に回転可能に取り付ける取り付け部を備えた、概ねコの字形の1対の対称的な金属片からなっており、それぞれの前記水平部の対向する端部に、取り外し可能な結合部を備え、前記1対の金属片は、前記取り付け部を支点として、同一面内で回転して、開閉し、
前記1対の金属片のそれぞれの前記垂直部に、前記バスダクトのアースバーに電気的に接続するアース用接続部を備えていることを特徴とする、電源分岐器具である。
この発明の電源分岐器具の第2の態様は、前記アース用接続部の、前記アースバーと接触する端部に鋸型の凹凸面を備えていることを特徴とする、電源分岐器具である。
この発明の電源分岐器具の第3の態様は、前記1対の金属片のそれぞれの前記垂直部に、前記バスダクトハウジングの側面に固定される固定部を備えていることを特徴とする、電源分岐器具である。
この発明の電源分岐器具の第4の態様は、
電源分岐用導体を収納する函体と、
前記函体の一方の端部に配置され、プラグインホールに挿入されて、バスダクト内の導体と電気的に接続される少なくとも1つの導電性接続部材と、
前記函体の一部に設けられ、電気的な接続・遮断を行う開閉器と、
前記バスダクト内の導体と前記導電性接続部材が電気的に接続された状態で、バスダクトハウジングの外周部を覆うように配置されて、前記函体を前記バスダクトに固定する、開閉可能な固定金具と、
を備え、
前記函体の側面に開口が設けられて、前記導電性接続部材が配置されており、
前記固定金具は、それぞれバスダクトハウジングの上面に沿って平行に延びる水平部と、バスダクトハウジングの側面に沿って平行に延びる垂直部と、前記函体に回転可能に取り付ける取り付け部を備えた、概ねコの字形の1対の対称的な金属片からなっており、それぞれの前記水平部の対向する端部に、取り外し可能な結合部を備え、前記1対の金属片は、前記取り付け部を支点として、同一面内で回転して、開閉し、
前記1対の金属片のそれぞれの前記水平部が、前記バスダクトハウジングの対応する凹部に嵌めこまれる凸部を備えていることを特徴とする、電源分岐器具である。

この発明のプラグイン器具、ボルトオン器具、タップ器具等の電源分岐器具は、電源分岐に際して操作が容易で、誤動作による感電を防止し、装着されたプラグイン器具、ボルトオン器具、タップ器具等の電源分岐器具をバスダクトに確実に固定することができ、脱落防止等の安全性を高めることができる。
この発明のプラグイン器具、ボルトオン器具、タップ器具等の電源分岐器具によると、プラグイン器具、ボルトオン器具、タップ器具等の電源分岐器具の導電性接続部材が設けられた一方の端部に、それぞれの取り付け部を支点として、回転によって開閉する1対の対称な固定器具を設け、開けられたときに、導電性接続部材が露出して、プラグインホール内の導体に容易に接続され、閉じられたときに、固定器具が、プラグイン器具、ボルトオン器具、タップ器具等の電源分岐器具が装着されたバスダクトハウジングの外側を覆うようにして保持するように設定されているので、固定器具の開閉によって、バスダクトの導体とプラグイン器具、ボルトオン器具、タップ器具等の電源分岐器具の導電性接続部材とを容易に接続することができ、装着されたプラグイン器具をバスダクトに、脱落することなく確実に固定することができる
更に、この発明のプラグイン器具、ボルトオン器具、タップ器具等の電源分岐器具によると、固定金具が、それぞれバスダクトハウジングの上面に沿って平行に延びる水平部と、バスダクトハウジングの側面に沿って平行に延びる垂直部と、函体に回転可能に取り付ける取り付け部を備えた、概ねコの字形の1対の対称的な金属片であり、それぞれの水平部の対向する端部に、取り外し可能なロック式結合部を備えているので、バスダクトハウジングを覆うようにした状態で閉じられた1対の金属片は、ロックされたまま外れることなく強固に固定することができる。
図1は、この発明のプラグイン器具を説明する正面図である。 図2は、図1に示すプラグイン器具の側面図である。 図3は、空気絶縁型バスダクトの1つを示す図である。図3(a)は断面図、図3(b)は斜視図である。 図4は、プラグインホールを備えたバスダクトハウジングを説明する図である。 図5は、バスダクトのプラグインホールに装着されたこの発明のプラグイン器具を説明する正面図である。 図6は、プラグイン器具がバスダクトのプラグインホールに装着され、固定金具が閉じられた状態を説明する正面図である。 図7は、図6に示した状態の側面図である。 図8は、バスダクトに装着されたプラグイン器具を説明する部分拡大図である。 図9は、バスダクトのアースバーと、アース用ボルト7の先端部の接触状態を説明する部分拡大図である。 図10は、別の態様のプラグイン器具を説明する図である。 図11は、従来のプラグイン器具の断面図である。 図12は、バスダクトのプラグインホールに従来のプラグイン器具を装着する状況を説明する断面図である。 図13は、バスダクトのプラグインホールに従来のプラグイン器具を装着する状況を説明する断面図である。
この発明の電源分岐器具を、図面を参照しながら説明する。
この発明の電源分岐器具の1つの態様は、電源分岐用導体を収納する金属製の函体と、函体の一方の端部に配置され、プラグインホールに挿入されて、バスダクト内の導体と電気的に接続される少なくとも1つの導電性接続部材と、函体の一部に設けられ、電気的な接続・遮断を行う開閉器と、バスダクト内の導体と導電性接続部材が電気的に接続された状態で、バスダクトハウジングの外周部を覆うように配置されて、函体をバスダクトに固定する開閉可能な固定金具とを備えた、電源分岐器具である。以下、電源分岐装置の1つであるプラグイン器具について具体的に説明する。
図1は、この発明のプラグイン器具を説明する正面図である。図2は、図1に示すプラグイン器具の側面図である。
図1に示すように、この発明のプラグイン器具1は、電源分岐用導体を収納する金属製の函体2と、函体2の一方の端部(プラグインホールに面する側の端部)に設けられた導電性接続部材(例えば、クリップ状部材)(図では3本の導体に対応可能)3と、函体2の一部に設けられ、電気的な接続・遮断を行う開閉器17と、函体2の導電性接続部材3側の端部に設けられた固定金具4とを備えている。
固定金具4は、それぞれ水平部9−1、9−2と、垂直部10−1、10−2とを備えた1対の対称的な金属片5、6からなっており、それぞれの金属片5、6はその基部に取り付け部8を備えて、函体2に回転可能に取り付けられている。即ち、それぞれの基部に設けられた取り付け部8を支点として、2つの金属片5、6が外側に向かって回転して、導電性接続部材3が露出し、導電性接続部材3の周辺が完全に開放される。このようにして、導電性接続部材3とプラグインホール内の導体との接続作業が容易になる。図1に示す状態は、固定金具4が閉じられた状態である。閉じられた状態の固定金具4内に、後述するように、バスダクトが収納される空間が形成されている。
2つの金属片5、6のそれぞれの水平部9−1、9−2の相対する端部には、取り外し可能な結合部11が設けられている。結合部はロック式であると結合の確認ができるので、施工確認性が向上し、好ましい。通常、バスダクトは建物上部に配置されるので、施工確認性は重要である。結合部11は、一方の端部には例えば突起部13が設けられ、他方の端部には対応するワイヤ部12が設けられた所謂パチン錠等の工具を使用しないで施工が可能な機能を備えている。
金属片5、6の垂直部10−1、10−2の内側には、バスダクトとプラグイン器具1の接地を行うアース用接続部7例えばボルトを備えている。
図2に示すように、1対の金属片5、6は、函体2の側面に沿って回転して開閉している。図2に示す態様においては、固定金具4は、2組からなり、対向する2つの側面のそれぞれに1対の金属片5、6が設けられている。更に、図2に示すように、1対の金属片5、6のそれぞれの垂直部10−1、10−2の概ね中央部分に、垂直部10の面と直交する面を備えた固定板部14を備えている。固定板部14は例えばネジ等によってバスダクトハウジングの側面に固定される。即ち、バスダクトハウジングを覆うようにして固定する固定金具4を、更にその固定板部14によってハウジングの側面にネジ等によって固定する。なお、導電性接続部材3は、バスダクト内の導体と電気的に接続されるために必要な大きさ(長さ・幅)を有している。
図3は、空気絶縁型バスダクトの1つを示す図である。図3(a)は断面図、図3(b)は斜視図である。図に示す態様のバスダクト20は、3本の帯状の導体22が、プラスチック等の絶縁物23によって所定間隔で配置されて、バスダクトハウジング21に収納されている。バスダクトハウジング21は、側面部において上下に2つの部分に分割され、内部に導体22および絶縁物23を収納した状態で上下部分を嵌合し、側面部に形成された凹部24に後述するバスダクトのアースバーが嵌め込まれて固定される。
図4は、プラグインホールを備えたバスダクトハウジングを説明する図である。図4に示すように、バスダクトハウジング21の対向する面(表面、裏面)には、電源分岐のために、プラグイン器具1が装着されるプラグインホール25が所定間隔で複数個形成されている。プラグインホールは、通常蓋で閉じられ、使用時に蓋を取り外して、プラグイン器具1が装着される。
図5は、バスダクトのプラグインホールに装着されたこの発明のプラグイン器具を説明する正面図である。
図5に示すように、図1に示したプラグイン器具1の固定金具4を形成する1対の対称的な金属片5、6を、取り付け部8を支点として矢印で示すようにそれぞれ外側に回転して開いた状態で、プラグイン器具をプラグインホール内に挿入し、露出した導電性接続部材3が、導体22を挟み込むように装着される。
即ち、図5に示すように、開放され露出した導電性接続部材3がプラグインホール内に差し込まれて、導電性接続部材3がバスダクトの導体22を両側から挟むようにして、導体22と導電性接続部材3が電気的に接続される。プラグイン器具1の函体2の端部とバスダクトハウジング21の下面とが密着した状態で、バスダクト20とプラグイン器具1が結合される。1対の金属片5、6の開閉は、対向する水平部9−1、9−2の端部の間の間隔が、少なくともバスダクトの幅よりも広くなるように設定し、金属片とバスダクトハウジングが接触しないことが必要である。
図6は、プラグイン器具がバスダクトのプラグインホールに装着され、固定金具が閉じられた状態を説明する正面図である。図5に示した、固定金具4の1対の金属片5、6が開かれて、プラグイン器具1がプラグホール内の導体を挟むように装着された状態から、固定金具4の1対の金属片5、6が、基部にある取り付け部を支点として、それぞれ内側に向かって回転して、閉じられる。
更に、閉じられた1対の金属片5、6の水平部の対向する端部に設けられた結合部11が閉じられる。図7に示すように、固定金具4が表面と裏面の2箇所に設けられて、装着されたプラグイン器具1がバスダクトに20に固定される。これによって、プラグイン器具がバスダクトから外れることはなく、落下を確実に防止することができる。
詳細は後述するが、図6に示すように、固定金具4の1対の金属片5、6の垂直部の概ね中央内側に設けられたアース用ボルト7の先端部が、バスダクトハウジング21に設けられたアースバーに接触する。固定金具4の1対の金属片5、6の水平部9−1、9−2は、バスダクトハウジング21の上面に概ね平行に配置されている。固定金具4の1対の金属片5、6の垂直部10−1、10−2は、バスダクトハウジング21の側面に概ね平行に配置されている。このように、固定金具4の内側は、バスダクトハウジングに密着した状態で、上述した結合部11によって、取り外し可能にロックされる。
更に、図7に示すように、1対の金属片5、6の概ね中央部内側に、金属片と直角に設けられた固定板部14が、バスダクトハウジング21の側面にネジ等によって固定される。即ち、固定金具4の結合部11および固定板部14によって、プラグイン器具がバスダクトに確実に固定される。固定金具4の1対の金属片は板状の部材であって、その強度を高めるために、中央部にエンボス加工を施してもよい。金属片5、6は、上述したように、函体の1つの面に沿って回転して開閉するので、コンパクトで操作が容易である。
図7は、図6に示した状態の側面図で、プラグイン器具をバスダクト鉛直下方に取付けている図である。従来、プラグイン器具をバスダクトの鉛直下方に取り付ける場合、プラグイン器具側(下側)からバスダクト(上側)に向かって、ネジなどを用いて取付ける構造が一般的であったが、図7に示すように、固定金具を用いて、バスダクトを挟み込むように取付けるため、従来のプラグイン器具よりも、強固な取付けが可能である。従って、特に、プラグイン器具をバスダクトの鉛直下方に取り付ける場合、プラグイン器具設置の省スペース化が図れ、この発明のプラグイン器具の構造によって高い効果が得られる。
図8は、バスダクトに装着されたプラグイン器具を説明する部分拡大図である。図9は、バスダクトのアースバーと、アース用ボルト7の先端部の接触状態を説明する部分拡大図である。
図8に示すように、固定金具4の1対の金属片5、6は、水平部9−1、9−2がバスダクトハウジングの上面と密着し、垂直部10−1、10−2がバスダクトハウジングの側面と密着した状態で固定されている。上下に2つの部分に分割されるバスダクトハウジングの側面には、それぞれ凹部24が設けられて、アースバー15が装着されている。アースバーは概ね同一幅同一厚さの板状部材である。
1対の金属片5、6の水平部9−1、9−2の先端部は下方に突き出た部分を備えており、その部分でバスダクトハウジングの対応する上面の突起部を押して、固定した状態で、結合部がロックされている。更に、1対の金属片のそれぞれの水平部が、バスダクトハウジングの上面の凹部に嵌めこまれる凸部を備えていてもよい。このように、水平部に凸部を設けることによって、固定が容易になる。なお、上述したように、プラグイン器具1の函体2の上端部はバスダクトハウジング21の下面に押し付けられている。バスダクトの3本の導体22は、それぞれ導電性接続部材3に挿入されて電気的に接続されている。
図9に示すように、上下の2つのバスダクトハウジング21が重ね合わされて、側面に形成される凹部24に、バスダクトのアースバー15が装着されている。バスダクトハウジング21の側面に、アースバー15を囲むように形成された鈎形部分の先端部の間の間隙に、金属片5、6の垂直部10−1、10−2の内側に設けられたアース用ボルト7の先端部が装着される。アース用ボルト7の先端部16は、図に示すように、鋸型の凹凸面を備えている。
なお、導電性接続部材3と開閉器17との間、開閉器17と(図示しない)枝回路バスダクト間はそれぞれケーブルによって接続されている。導電性接続部材3と枝回路バスダクトとの間の電気的な接続・遮断が開閉器17によって行われる。
図10は、別の態様のプラグイン器具を説明する図である。図10(a)はプラグイン器具の正面図である。図10(b)はプラグイン器具の上面図である。図10(c)はプラグイン器具の側面図である。図1に示す態様では、函体の長軸方向に導電性接続部材が設けられていたが、図10に示す態様では、函体の短軸方向に導電性接続部材が設けられている。この態様によると、バスダクトハウジングと函体が広い面積で接触するので、プラグイン器具の装着がより安定的である。図10に示す態様のプラグイン器具の構成・機能は、2つの固定金具の間の間隔が長くなる以外は、実質的に図1に示す態様と同一である。
上述したように、この発明によると、バスダクトのプラグインホールに位置する導体とプラグイン器具の導電性接続部材の間の電気的な接続が容易に行われ、且つ、接続されたプラグイン器具がバスダクトから外れないように確実に保持することができる、電源分岐器具を提供することができる。
1 プラグイン器具
2 函体
3 導電性接続部材
4 固定金具
5 金属片
6 金属片
7 アース用接続部
8 取り付け部
9 水平部
10 垂直部
11 結合部
12 ワイヤ部
13 突起部
14 固定板部
15 アースバー
16 アース用接続部の先端部
17 開閉器
20 バスダクト
21 バスダクトハウジング
22 導体
23 絶縁物
24 凹部
25 プラグインホール

Claims (4)

  1. 電源分岐用導体を収納する函体と、
    前記函体の一方の端部に配置され、プラグインホールに挿入されて、バスダクト内の導体と電気的に接続される少なくとも1つの導電性接続部材と、
    前記函体の一部に設けられ、電気的な接続・遮断を行う開閉器と、
    前記バスダクト内の導体と前記導電性接続部材が電気的に接続された状態で、バスダクトハウジングの外周部を覆うように配置されて、前記函体を前記バスダクトに固定する、開閉可能な固定金具と
    を備え
    前記函体の側面に開口が設けられて、前記導電性接続部材が配置されており、
    前記固定金具は、それぞれバスダクトハウジングの上面に沿って平行に延びる水平部と、バスダクトハウジングの側面に沿って平行に延びる垂直部と、前記函体に回転可能に取り付ける取り付け部を備えた、概ねコの字形の1対の対称的な金属片からなっており、それぞれの前記水平部の対向する端部に、取り外し可能な結合部を備え、前記1対の金属片は、前記取り付け部を支点として、同一面内で回転して、開閉し、
    前記1対の金属片のそれぞれの前記垂直部に、前記バスダクトのアースバーに電気的に接続するアース用接続部を備えていることを特徴とする、電源分岐器具。
  2. 前記アース用接続部の、前記アースバーと接触する端部に鋸型の凹凸面を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の電源分岐器具。
  3. 前記1対の金属片のそれぞれの前記垂直部に、前記バスダクトハウジングの側面に固定される固定部を備えていることを特徴とする、請求項1または2に記載の電源分岐器具。
  4. 電源分岐用導体を収納する函体と、
    前記函体の一方の端部に配置され、プラグインホールに挿入されて、バスダクト内の導体と電気的に接続される少なくとも1つの導電性接続部材と、
    前記函体の一部に設けられ、電気的な接続・遮断を行う開閉器と、
    前記バスダクト内の導体と前記導電性接続部材が電気的に接続された状態で、バスダクトハウジングの外周部を覆うように配置されて、前記函体を前記バスダクトに固定する、開閉可能な固定金具と、
    を備え、
    前記函体の側面に開口が設けられて、前記導電性接続部材が配置されており、 前記固定金具は、それぞれバスダクトハウジングの上面に沿って平行に延びる水平部と、バスダクトハウジングの側面に沿って平行に延びる垂直部と、前記函体に回転可能に取り付ける取り付け部を備えた、概ねコの字形の1対の対称的な金属片からなっており、それぞれの前記水平部の対向する端部に、取り外し可能な結合部を備え、前記1対の金属片は、前記取り付け部を支点として、同一面内で回転して、開閉し、
    前記1対の金属片のそれぞれの前記水平部が、前記バスダクトハウジングの対応する凹部に嵌めこまれる凸部を備えていることを特徴とする、電源分岐器具。
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