JPH09214819A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

Info

Publication number
JPH09214819A
JPH09214819A JP8013454A JP1345496A JPH09214819A JP H09214819 A JPH09214819 A JP H09214819A JP 8013454 A JP8013454 A JP 8013454A JP 1345496 A JP1345496 A JP 1345496A JP H09214819 A JPH09214819 A JP H09214819A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chassis
main chassis
image pickup
sub
signal processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8013454A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Tsutsui
達也 筒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP8013454A priority Critical patent/JPH09214819A/ja
Publication of JPH09214819A publication Critical patent/JPH09214819A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体の小型化、部品点数の削減、電源回路放
熱のための最適な基板配置を可能としたシャーシ構造を
備えたビデオカメラを提供する。 【解決手段】 ビデオカメラは、金属製で箱型のメイン
シャーシ30と、メインシャーシ30内に配置された樹
脂製で箱型の絶縁ケース31と、絶縁ケース31内に配
置された電源回路基板32と、メインシャーシ30の底
部側に併設された樹脂製のサブシャーシ35と、サブシ
ャーシ35に支持された各信号回路基板36,37と、
撮像レンズが設けられてメインシャーシ30の前側に配
置されたフロントユニット2と、電源入力コード60が
設けられてメインシャーシ30の後側に配置されたリア
ユニット4と、メインシャーシ30等を覆う被覆ケース
とを備えている。そして、メインシャーシ30が電源回
路基板32の保持と各信号回路基板36,37に対して
のシールド材としての機能を果す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビデオカメラ等
の撮像装置のシャーシ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、監視用や防犯用の小型撮像装置
として天井や壁面等に取り付けられるビデオカメラが知
られている。この小型ビデオカメラのシャーシ構造は、
主として、電源回路基板のシールド部品とシャーシの構
成部品が独立した構成になっている。また、信号処理回
路基板が例えば2枚構成の場合にはそれぞれの基板がシ
ャーシに締結され、各基板同士をコネクタで精度よく繋
いでいる。さらに、装置本体の例えば側面に配置される
撮像レンズの自動絞り用のコネクタは、専用の板金に保
持されて上記シャーシに取り付けられるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のビデオカメラのシャーシ構造では、電源回路基板の
シールド部品とシャーシの構成部品が独立した構成にな
っているため、部品点数及び組み立て作業工数が多くな
ると共に、装置本体が大型になって小型化を十分に図る
ことができなかった。また、信号処理回路基板が2枚構
成の場合は、それぞれの基板がシャーシに連結されるの
で、締結の際の基板とシャーシでの取付精度と、基板同
士を繋げるコネクタのマウント精度を高精度にしなけれ
ばならなかった。さらに、装置本体の側面にある撮像レ
ンズの自動絞り用のコネクタを保持するために、専用の
板金が必要不可欠であるため、その分更に部品点数及び
組み立て作業工数が多くなって装置全体がコスト高にな
った。
【0004】そこで、この発明は、部品点数及び取り付
け作業工数の削減と、構造の簡素化と、装置全体の小型
化及び低コスト化をより一段と図ることができる撮像装
置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の撮像装置は、
金属製で箱型のメインシャーシと、このメインシャーシ
内に配置された樹脂製で箱型の絶縁ケースと、この絶縁
ケース内に配置された電源部と、上記メインシャーシの
外側に配置された信号処理部と、撮像レンズが設けられ
て上記メインシャーシの前側に配置されたフロントユニ
ットと、電源入力手段が設けられて上記メインシャーシ
の後側に配置されたリアユニットと、上記メインシャー
シと上記信号処理部を覆う被覆ケースとを備えている。
【0006】フロントユニットとリアユニットを繋ぐ金
属製で箱型のメインシャーシが電源部の保持と信号処理
部に対してのシールド材として機能する。即ち、電源部
は絶縁ケースにより絶縁されてメインシャーシ内に配置
されているので、電源部から発生する熱や高周波やノイ
ズ等の有害電磁波はメインシャーシによりシールドさ
れ、メインシャーシの外側に配置された信号処理部に対
して該メインシャーシがシールドの役割を果たす。この
ように、電源部の保持と信号処理部に対してのシールド
をメインシャーシで兼用したので、部品点数及び取り付
け作業工数が削減されて構造の簡素化と装置全体の小型
化及び低コスト化が十分に図られる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的な実施の
形態例について図面を参照して説明する。
【0008】図1,図2は、この発明の一実施形態例の
小型ビデオカメラ(撮像装置)1を示す。この小型ビデ
オカメラ1は、図1に示すように、フロントユニット2
と、このフロントユニット2が前側に設けられた本体ユ
ニット(装置本体)3と、上記本体ユニット3の後側に
設けられたリアユニット4とから成り、図示しない天井
や壁面等に取り付けられて監視用や防犯用等として使用
されるものである。
【0009】フロントユニット2は、図5に示すよう
に、フロントシャーシ11と、フロントケース14と、
撮像ユニット20とを備えている。このフロントシャー
シ11は、アルミニウム製で略箱型に形成されて撮像ユ
ニット20を内蔵すると共に、その光軸方向に開口する
貫通ネジ孔11aを有している。この貫通ネジ孔11a
には、撮像レンズのレンズ鏡筒のネジ部(いずれも図示
しない)、或は、レンズキャップ13のネジ部13aが
螺着されるようになっている。また、フロントシャーシ
11の貫通ネジ孔11aの内側中央には円筒部11bを
一体突出形成してある。この円筒部11bの180度離
れた位置には一対の切欠き部11c,11cを形成して
ある。さらに、フロントシャーシ11の前壁部の貫通ネ
ジ孔11aの横には一対の係合孔11d,11dを形成
してある。フロントケース14は、合成樹脂製で略箱型
に形成してあり、上記光軸方向にレンズキャップ13の
ネジ部13aを遊挿する貫通孔14aを有している。そ
して、このフロントケース14は、上記フロントシャー
シ11の外面を覆うようにして該フロントシャーシ11
にネジ15により締結固定されている。
【0010】また、図5に示すように、撮像ユニット2
0は、円筒部21a内に固体撮像素子(CCD)22や
図示しない基板等を保持すると共に、該円筒部21aに
上記フロントシャーシ11の一対の切欠き部11c,1
1cに挿入される一対の突出部21b,21bを一体突
出形成した合成樹脂製のホルダー21と、前側にホルダ
ー21の一対の突出部21b,21bに係合する一対の
テーパ部23a,23aを有して該ホルダー21を上記
一対の切欠き部11c,11cに沿って平行移動させる
合成樹脂製の調整リング23と、この調整リング23を
フロントシャーシ11内に回動自在に保持すると共に、
ネジ16によりフロントシャーシ11に締結固定される
金属製で略環状の抑え板24と、上記ホルダー21の円
筒部21a内に一体突出した図示しない各ピン部とホル
ダー21の一対の突出部21b,21bの各ピン部21
c,21cと間に介在され、該ホルダー21を後方(抑
え板24側)に常に付勢する一対の圧縮コイルバネ2
5,25と、フロントシャーシ11の一側壁内に配置さ
れ、調整リング23の後円筒部23bに摺接する合成樹
脂製のロックベース26と、フロントシャーシ11の前
壁部の一対の係合孔11d,11dに係止され、上記ロ
ックベース26を調整リング23の後円筒部23b側に
押圧付勢する金属板製のロックバネ27と、フロントシ
ャーシ11及びフロントケース15の一側壁に外側より
螺合されてロックバネ27を調整リング23の後円筒部
23a側に押圧付勢するロックネジ28と、一端側を上
記固体撮像素子22側の図示しない基板に接続すると共
に、他端側を後述する本体ユニット3の信号回路基板3
6に接続するフレキシブル基板29とで構成されてい
る。そして、図1に示すように、調整リング23の一部
は、フロントケース14の上部の切欠き部14bより外
に露出しており、該露出した調整リング23を回動(正
逆方向に回転)させることにより、固体撮像素子22を
保持したホルダー21は光軸方向に往復移動するように
なっている。
【0011】図6及び図7に示すように、本体ユニット
3は、上面側が開口した金属製で箱型のメインシャーシ
30と、このメインシャーシ30内に配置され、上面側
が開口した電源ケースとしての合成樹脂製で箱型の絶縁
ケース31と、この絶縁ケース31内に配置されて、抵
抗やトランジスタ等の電子部品33をマウントしたDC
(直流電流)用の電源回路基板(電源部)32と、上記
絶縁ケース31の上面開口部31aを完全に覆う合成樹
脂製の絶縁カバー34と、上記メインシャーシ30の底
片部(底部)の外側に併設された合成樹脂製のサブシャ
ーシ35と、このサブシャーシ35の下方に該サブシャ
ーシ35に一体突出形成された長,短の各ボス(支持
部)35d,35eを介して支持された大,小のDC用
の信号処理回路基板(信号処理部)36,37と、これ
ら絶縁カバー34とメインシャーシ31及び下側の信号
処理回路基板36を覆う上,下ケース38A,38Bか
ら成る被覆ケース38とを備えている。
【0012】メインシャーシ30は、例えば亜鉛メッキ
鋼板を折り曲げ加工して上面側を開口させた箱型に形成
してあり、電源回路基板32の保持とシールド機能等を
備えたものである。このメインシャーシ30の底片部に
は切起し部30bを下方に折り曲げ形成してあると共
に、前,後片部の対角線上に相対向する下端には一対の
切起し部30c,30cを折り曲げ形成してある。さら
に、メインシャーシ30の前,後片部の対角線上に相対
向する下部には一対の折曲部30d,30dを折り曲げ
形成してあると共に、上記一対の切起し部30c,30
cの上方には一対の折曲部30e,30eを折り曲げ形
成してある。
【0013】また、メインシャーシ30の前片部の上端
両側には一対の折曲部30f,30fを折り曲げ形成し
てあると共に、後片部の上端両側には一対の折曲部30
g,30gを折り曲げ形成してある。これら各部30b
〜30eには、各ネジ39b〜39eが螺合されるネジ
孔をそれぞれ形成してあると共に、各部30f,30g
には、各ネジ39f,39gが挿通される挿通孔をそれ
ぞれ形成してある。そして、メインシャーシ30の前側
の一対の折曲部30f,30fは一対のネジ39f,3
9fを介してフロントシャーシ11の上部の一対のネジ
孔11f,11fに締結固定され、後側の一対の折曲部
30g,30gは一対のネジ39g,39gを介して後
述するリアシャーシ51の上部の一対のネジ孔51g,
51gに締結固定されている。さらに、メインシャーシ
30の前片部には絶縁カバー取付用の矩形で左右一対の
係合孔(係合部)30h,30hを形成してあると共
に、後片部にも絶縁カバー取付用の矩形で左右一対の係
合孔(係合部)30i,30iを形成してある。
【0014】絶縁ケース31は、例えばPS樹脂により
上面が開口した箱型に一体形成してある。この絶縁ケー
ス31の前,後片部の上縁のメインシャーシ30の一対
の折曲部30e,30eに対向する位置には一対の突出
部31e,31eを一体突出形成してある。これら各部
30e,31eはネジ39eにより締結固定してある。
これにより、絶縁ケース31はメインシャーシ30内に
収納された状態で固定されている。また、絶縁ケース3
1の前,後片部のメインシャーシ30の一対の折曲部3
0d,30dに対向する位置には一対の切欠き部31
d,31dを形成してある。
【0015】電源回路基板32は矩形板状に形成してあ
り、その上面に抵抗やトランジスタ等の電子部品33を
それぞれマウントしてある。また、電源回路基板32の
前,後端のメインシャーシ30の一対の折曲部30d,
30dに対向する位置には一対の突出部32d,32d
を一体突出形成してある。この一対の突出部32d,3
2dの上,下面にはグランド32a,32aを有してい
る。そして、これら各部30d,32dは、グランド3
2aを介してネジ39dにより締結固定してある。これ
により、電源回路基板32は絶縁ケース31に覆われて
絶縁された状態でメインシャーシ30内に収納されるよ
うになっている。
【0016】絶縁カバー34は、例えばPS樹脂により
略矩形板状に形成してあり、前側に放熱用の孔34aを
形成してある。また、絶縁カバー34の前部にはメイン
シャーシ30の前片部の一対の係合孔30h,30hに
係脱する一対の爪部(係止部)34h,34hを一体突
出形成してあると共に、後部にはメインシャーシ30の
後片部の一対の係合孔30i,30iに係脱する略U字
状で弾性変形自在の一対の爪部(係止部)34i,34
iを一体突出形成してある。これにより、絶縁カバー3
4は、上記メインシャーシ30の上面開口部30a側に
係脱自在に取り付けられて、上記絶縁ケース31の上面
開口部31aを完全に覆うようになっている。
【0017】サブシャーシ35は、例えばABS樹脂に
より正面冂字状に形成してあり、メインシャーシ30の
切起し部30bに対向する位置には該切起し部30bが
挿入される孔部(切欠き部)35bを形成してある。こ
のサブシャーシ35の孔部35bに挿入されて該サブシ
ャーシ35の裏側(下面側)に突出したメインシャーシ
30の切起し部30bのネジ孔には、撮像レンズの自動
絞り(オートアイリス)用の信号処理回路基板(信号処
理部)40をネジ39bを介して締結固定してある。こ
の信号処理回路基板40のネジ締結部分にはグランド4
1を設けてあると共に、該グランド41の下方には切換
えスイッチ42及びオートアイリス用のコネクタ43を
それぞれマウントしてある。このオートアイリス用のコ
ネクタ43は、サブシャーシ35の一方の側片部35h
に形成された異形孔35aより挿入されて信号処理回路
基板40にマウントされるようになっている。
【0018】また、サブシャーシ35のメインシャーシ
30の一対の折曲部30c,30cに対向する位置には
一対の突出部35c,35cを一体突出形成してある。
これら各部30c,35cはネジ39cによりそれぞれ
締結固定してある。さらに、サブシャーシ35の裏側に
は、大,小の信号処理回路基板36,37を支持する
長,短の複数本のボス(支持部)35d,35eを下方
に一体突出形成してある。さらにまた、サブシャーシ3
5の両側片部35h,35iの前後にはネジ39h,3
9iが螺合されるネジ孔を形成してある。そして、サブ
シャーシ35の両側片部35h,35iの前側は一対の
ネジ39h,39hを介してフロントシャーシ11の両
側部の各ネジ孔11h,11hに締結固定され、該両側
片部35h,35iの後側は一対のネジ39i,39i
を介してリアシャーシ51の両側部の各ネジ孔51i,
51iに締結固定されている。さらに、サブシャーシ3
5の後部中央には、高周波やノイズ等の有害電磁波(有
害波)を防ぐ円筒状のフェライトコア49を保持するた
めの段状で略V字状の溝部(保持部)35jを形成して
ある。
【0019】各信号処理回路基板36,37は、一対の
コネクタ44,45により連結されて電気的に接続され
ている。また、下側の信号処理回路基板36のサブシャ
ーシ35の長い各ボス35dに対向する位置には、該各
ボス35dの下端円柱部が嵌合される小孔36dをそれ
ぞれ形成してある。さらに、信号処理回路基板36の
前,後端の略対角線上のコーナ部のネジ孔の回りにはグ
ランド46,46を設けてあり、各ネジ39jを介して
フロントシャーシ11の下部のネジ孔11jとリアシャ
ーシ51の下部のネジ孔51jにそれぞれ締結固定され
るようになっている。
【0020】被覆ケース38の上ケース38Aは、例え
ば塗装鋼板を折り曲げ加工して正面冂字状に形成してあ
り、その上片部の前側には三脚固定用アダプタ47をネ
ジ39kで締結固定するためのネジ孔38kを4箇所形
成してある。また、上ケース38Aの上片部の突出した
前端の両側には、ネジ39mを介して該上ケース38A
をフロントシャーシ11の上部の各ネジ11mに締結固
定するための係止孔38mを形成してあると共に、該上
片部の後端中央には、ネジ39nを介して該上ケース3
8Aをリアシャーシ51の上部のネジ孔51nに締結固
定するための係止孔38nを形成してある。さらに、上
ケース38Aの両側片部の前,後には、ネジ39rを介
してフロントシャーシ11の両側部の各ネジ孔11rと
リアシャーシ51の両側部の各ネジ51rに締結固定す
るための各一対の係止孔38r,38rをそれぞれ形成
してある。尚、上ケース38Aの一方の側片部の前側に
はオートアイリス用のコネクタ43及び切換えスイッチ
42露出用の孔部38a,38bをそれぞれ形成してあ
る。
【0021】また、被覆ケース38の下ケース38B
は、例えば塗装鋼板を折り曲げ加工して正面凵字状に形
成してあり、その下片部の前側には三脚固定用アダプタ
47をネジ39kで締結固定するためのネジ孔38kを
4箇所形成してある。また、下ケース38Bの下片部の
突出した前端の両側には、ネジ39mを介して該下ケー
ス38Bをフロントシャーシ11の下部の各ネジ11m
に締結固定するための係止孔38mを形成してあると共
に、該下片部の後端中央には、ネジ39nを介して該下
ケース38Bをリアシャーシ51の下部のネジ孔51n
に締結固定するための係止孔38nを形成してある。さ
らに、下ケース38Bの両側片部の前,後には、ネジ3
9rを介してフロントシャーシ11の両側部の各ネジ孔
11rとリアシャーシ51の両側部の各ネジ51rに締
結固定するための各一対の係止孔38r,38rをそれ
ぞれ形成してある。
【0022】図8に示すように、リアユニット4は、金
属製のリアシャーシ51と、このリアシャーシ51の外
側に配置された樹脂製のリアケース52と、上記リアシ
ャーシ51の後片部に平行になるように配置され、該リ
アケース52の各コーナ部に突出したボス部52cにネ
ジ54によりリアシャーシ51を挾むようにして締結固
定された信号処理回路基板(信号処理部)53と、電源
入力手段としての電源入力コード60とを備えている。
【0023】リアシャーシ51は、例えば亜鉛メッキ鋼
板を折り曲げ加工して前面側を開口させた箱型に形成し
てあり、リアケース52と信号処理回路基板53を保持
するものである。このリアシャーシ51の後片部には、
電源入力用の矩形の開口部51aと外部接続コネクタ用
の円形の開口部51b等を形成してある。また、リアシ
ャーシ51の円形の開口部51bには、外部接続用のB
NCコネクタ55を環状のアース端子56とワッシャ5
7及びナット58を介して締結固定してある。そして、
リアシャーシ51の上部の折曲部にはBNCコネクタ用
のアース端子56の突出部56aが係止される位置決め
(回転防止用)の図示しない突起が設けられている。さ
らに、リアシャーシ51の上下左右の各折曲部には、各
ネジ孔51g,51i,51j,51n,51r及び5
1qをそれぞれ形成してある。
【0024】リアケース52は例えばABS樹脂により
前面が開口した底有箱型に一体形成してあり、その背面
に入出力表示等の機能表示(表示文字)が一体突出形成
してある。このリアケース52のリアシャーシ51の電
源入力用の開口部51aと外部接続コネクタ用の開口部
51b等に対向する位置には、電源入力用の矩形の開口
部52aと外部接続コネクタ用の円形の開口部52b等
を形成してある。この電源入力用の開口部52aには、
DC用電源入力手段としての電源入力コード60の中途
にクランプされた合成樹脂製のコードブッシング61を
挿入してある。このコードブッシング61の弾性変形可
能な上下一対の爪部61a,61aは上記リアシャーシ
51の電源入力用の開口部51aに係止されて固定され
ている。また、電源入力コード60の先端側の一部には
グランド用のラグ62をネジ63を介してリアシャーシ
51の下片部のネジ孔51qに締結固定してある。ま
た、電源入力コード60のコードブッシング61とラグ
62との間のコード部分に前記妨害波を防ぐ円筒状のフ
ェライトコア49を挿通してある。このフェライトコア
49はサブシャーシ35の溝部分35jに保持されてい
る。さらに、図3,4に示すように、電源入力コード6
0の先端側にはコネクタ64を接続してある。このコネ
クタ64は電源回路基板32のコネクタ32bに接続さ
れている。
【0025】以上実施形態例のビデオカメラ1のシャー
シ構造によれば、電源回路基板32が箱型のメインシャ
ーシ30内に包んで取り付けられるため、メインシャー
シ30が各信号処理回路基板36,37,40,53に
対してのシールドの役割も果たす。また、メインシャー
シ30内には合成樹脂製の絶縁ケース31と絶縁カバー
34があるため、電源回路基板32上にマウントされる
電子部品33は金属製のメインシャーシ25と上ケース
38Aの裏面からは絶縁される構造になる。その結果、
沿面距離がかせげるので、安全規格をより小型で取得す
ることが可能となる。さらに、電源回路基板32、信号
処理回路基板40上で電子部品がマウントされていない
箇所をグランドとしてメインシャーシ30を締結するこ
とにより、回路上でのグランドが強化され、回路が安定
して動作することが可能となる。
【0026】また、図2,図3に示すように、信号処理
部の規模が大きくなって、基板構成が2枚の信号処理回
路基板36,37になった場合でも、サブシャーシ35
の長,短のボス35d,35eが各信号処理回路基板3
6,37の傾き、抜けを防止できるので、各信号処理回
路基板36,37用の締結部品の削除ができ、基板同士
を繋げるコネクタ44,45のマウント精度はラフで良
くなる。この結果、信号処理部の規模が大きくなった場
合でも本体ユニット3の大きさを損なうことなく取り付
けが可能な汎用性の高い構造となる。
【0027】さらに、サブシャーシ35の一方の側片部
35hの矩形孔35aに撮像レンズの自動絞り用のコネ
クタ43を挿入、固定できることにより、従来必要であ
ったコネクタ取付専用の板金等の削除が可能となる。ま
た、このサブシャーシ35の後部には、図4,図7に示
すように、電源入力コード60上に装着するフェライト
コア49の保持機能を有する溝部35jを形成したの
で、フェライトコア49の組み立て時の作業性が容易に
なる。さらに、基板の配置では、発熱の大きい電源回路
基板32を本体ユニット3の上側に配置できるので、絶
縁カバー34に放熱用の孔34aを設ければ、本体ユニ
ット3内での熱の抜けが良くなり、他の信号処理部がそ
の熱の影響を受けることがなくなる。
【0028】このように、本体ユニット3内の金属製で
箱型のメインシャーシ30で電源回路基板32を包んだ
ことにより、従来分離されていた電源回路基板のシール
ドとユニット本体内シャーシを一体化することができる
ので、部品点数及び取り付け作業工数が削減されて構造
の簡素化と本体ユニット3全体の小型化及び低コスト化
をより一段と図ることができる。また、上記メインシャ
ーシ30の下側に配置された1つの樹脂製のサブシャー
シ35にて、2枚の信号処理回路基板36,37の保持
と、フェライトコア49の保持と、撮像レンズの自動絞
り用のコネクタ43の保持をそれぞれ行うことにより、
部品点数及び取り付け作業工数を大幅に削減できると共
に、信号処理部の規模の大小に対して汎用性の高い対応
が可能となる。
【0029】尚、前記実施形態例によれば、電源入力手
段として電源入力コードを用いた場合について説明した
が、図8に示すように、リアシャーシ51の後片部に他
の電源入力用の開口部52a′を予め設けておけば、リ
アケース52を交換することにより例えばAC用の端子
台を信号処理回路基板53上マウントすることで簡単に
対応することができる。また、監視用等の小型ビデオカ
メラについてしたが、テレビジョン受像機撮影用等の大
型のビデオカメラに前記実施形態例を適用できることは
勿論である。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明の撮像装置によ
れば、金属製で箱型のメインシャーシと、このメインシ
ャーシ内に配置された樹脂製で箱型の絶縁ケースと、こ
の絶縁ケース内に配置された電源部と、上記メインシャ
ーシの外側に配置された信号処理部と、撮像レンズが設
けられて上記メインシャーシの前側に配置されたフロン
トユニットと、電源入力手段が設けられて上記メインシ
ャーシの後側に配置されたリアユニットと、上記メイン
シャーシと上記信号処理部を覆う被覆ケースとを備えた
ことにより、上記フロントユニットと上記リアユニット
を繋ぐ上記メインシャーシが上記電源部の保持と上記信
号処理部に対してのシールドの役割を果たすので、部品
点数及び取り付け作業工数の削減と、構造の簡素化と、
装置全体の小型化及び低コスト化をより一段と図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態例を示すビデオカメラの
斜視図。
【図2】上記ビデオカメラの上,下ケースを取り外した
状態を示す側面図。
【図3】上記ビデオカメラの一部を断面で示す側面図。
【図4】図3のA−A線に沿う断面図。
【図5】上記ビデオカメラのフロントユニットの分解状
態を示す斜視図。
【図6】上記ビデオカメラの本体ユニットの分解状態を
示す斜視図。
【図7】上記本体ユニットの要部の分解状態を示す拡大
斜視図。
【図8】上記ビデオカメラのリアユニットの分解状態を
示す斜視図。
【符号の説明】
1…ビデオカメラ(撮像装置)、2…フロントユニッ
ト、4…リアユニット、30…メインシャーシ、30b
…切起し部、31…絶縁ケース、32…電源回路基板
(電源部)、34…絶縁カバー、34a…放熱用の孔、
35…サブシャーシ、35b…孔部(切欠き部)、35
d,35e…ボス(支持部)、35j…溝部(保持
部)、36,67…信号回路基板(信号処理部)、38
…被覆ケース、40…オートアイリス用の基板、49…
フェライトコア、60…電源入力コード(電源入力手
段)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製で箱型のメインシャーシと、 このメインシャーシ内に配置された樹脂製で箱型の絶縁
    ケースと、 この絶縁ケース内に配置された電源部と、 上記メインシャーシの外側に配置された信号処理部と、 撮像レンズが設けられて上記メインシャーシの前側に配
    置されたフロントユニットと、 電源入力手段が設けられて上記メインシャーシの後側に
    配置されたリアユニットと、 上記メインシャーシと上記信号処理部を覆う被覆ケース
    とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の撮像装置において、 上記メインシャーシの上面開口部に、上記絶縁ケースの
    上面開口部を覆う絶縁カバーを取り付け、 この絶縁カバーに放熱用の孔を設けたことを特徴とする
    撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の撮像装置において、 上記メインシャーシの底部の外側に樹脂製のサブシャー
    シを設け、 このサブシャーシに上記信号処理部としての信号処理回
    路基板を取り付けたことを特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の撮像装置において、 上記サブシャーシに、複数の上記信号処理回路基板を支
    持する支持部をそれぞれ設けたことを特徴とする撮像装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の撮像装置において、 上記サブシャーシに、有害波を防ぐフェライトコアを保
    持する保持部を設けたことを特徴とする撮像装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の撮像装置において、 上記メインシャーシに切起し部を設ける一方、 上記サブシャーシに上記切起し部が挿入される切欠き部
    を設け、 この切欠き部を介して上記切起し部を上記サブシャーシ
    の裏側に突出させると共に、該切起し部の突出部分に撮
    像レンズの自動絞り用の基板を接触させてアースを取る
    ようにしたことを特徴とする撮像装置。
JP8013454A 1996-01-30 1996-01-30 撮像装置 Pending JPH09214819A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8013454A JPH09214819A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8013454A JPH09214819A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09214819A true JPH09214819A (ja) 1997-08-15

Family

ID=11833601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8013454A Pending JPH09214819A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09214819A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100394771C (zh) * 2004-11-11 2008-06-11 佳能株式会社 监视摄像机
WO2018181890A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 日本電産コパル株式会社 撮像装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100394771C (zh) * 2004-11-11 2008-06-11 佳能株式会社 监视摄像机
WO2018181890A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 日本電産コパル株式会社 撮像装置
US10935873B2 (en) 2017-03-31 2021-03-02 Nidec Copal Corporation Imaging device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6683654B1 (en) Flange back focus adjustment mechanism for a video camera
US5731964A (en) Electromagnetic-wave shielding device
EP0860990B1 (en) Mounting structure for the image pickup element of a video camera
US7088400B2 (en) Display apparatus having TV tuner and method thereof
US20020171774A1 (en) Display apparatus and a tuner mounted thereon
US6211457B1 (en) EMI-shielded connector in an electronic device
JP2007022364A (ja) 車載カメラ
CN108116331B (zh) 成像装置
CN112822383A (zh) 镜头、摄像头模组和电子设备
JPH07212634A (ja) テレビカメラの光学系支持装置
JP2002075559A (ja) コネクタジャックの取付構造及び電子カメラ
JPH09214819A (ja) 撮像装置
KR20060120392A (ko) 전자 기기의 배터리 로크 기구
CN110858869A (zh) 相机模组及具有该相机模组的电子装置
JP2019149631A (ja) 撮像装置
JP3358233B2 (ja) ビデオカメラ装置
KR20190029317A (ko) 카메라 모듈 및 자동차
EP1801799B1 (en) Disk unit-integrated television and disk unit-integrated display
JPH0851291A (ja) 電子機器
JPH09214820A (ja) 撮像装置
JP3086591B2 (ja) 監視用ビデオカメラ
JP3070196B2 (ja) 電子機器筐体
JPH0418291Y2 (ja)
CN214381094U (zh) 镜头、摄像头模组和电子设备
US4469422A (en) Electric connector for camera