JPH09214820A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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Publication number
JPH09214820A
JPH09214820A JP8013455A JP1345596A JPH09214820A JP H09214820 A JPH09214820 A JP H09214820A JP 8013455 A JP8013455 A JP 8013455A JP 1345596 A JP1345596 A JP 1345596A JP H09214820 A JPH09214820 A JP H09214820A
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JP
Japan
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chassis
case
power input
opening
pair
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JP8013455A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Tsutsui
達也 筒井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機能表示の印刷の削除と、電源入力用の線材
を端子台にネジ止めする際の線材と金属製のリアシャー
シとのショートを防ぐビデオカメラのリア構造を提供す
る。 【解決手段】 ビデオカメラのリアユニット4を、金属
製のリアシャーシ51と、このリアシャーシ51の外側
に配置された樹脂製のリアケース52等で構成する。こ
のリアケース52の電源入力用の開口部52aの周縁部
52a′を、リアシャーシ51の電源入力用の開口部5
1a側へ斜めに窪むように傾斜させる。これにより、リ
アケース52の電源入力用の開口部52aの傾斜した周
縁部52a′に、電源入力手段としての端子台60が接
触するので、電源入力用の線材を端子台60にネジ61
で止める際に、線材と金属製のリアシャーシ51とのシ
ョートは確実に防止され、線材の取付作業が安全且つ容
易に行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビデオカメラ等
の撮像装置のリア構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、監視用や防犯用の小型撮像装置
として天井や壁面等に取り付けられるビデオカメラが知
られている。この小型ビデオカメラのリア構造を、図
9,図10によって具体的に説明すると、小型ビデオカ
メラ(撮像装置)のリアユニット100は、図示しない
箱型の本体ユニットの後側にネジ止め等により取り付け
られる金属製のリアシャーシ101と、このリアシャー
シ101の矩形の後片部の各コーナにネジ102により
締結固定され、体裁のための塗装及び機能表示が印刷さ
れた矩形板状で金属製のリアパネル103と、これらリ
アシャーシ101の周囲及びリアパネル103の外端面
を被うように嵌め込まれる四角筒状で合成樹脂製のリア
フレーム104と、リアシャーシ101の後片部に平行
になるように配置された基板105と、この基板105
にマウントされた端子台(電源入力手段)110とで大
略構成されている。
【0003】基板105のリアシャーシ101及びリア
パネル103の電源入力用の矩形の各開口部101a及
び103aに対向する位置には、スペーサ106を介し
て上記端子台110を固定してある。この端子台110
の上下一対の端子110a,110a′には電源入力用
の図示しない線材を各ネジ111を介して接続するよう
になっている。また、線材がリアパネル103の開口部
103aの周縁のエッジ部分に接触しないように、該周
縁部103bはスペーサ106側に折り曲げ加工してあ
ると共に、端子台110の各端子110aはスペーサ1
06を介してリアパネル103の開口部103aより完
全に外側に突出するようにしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のビデオカメラのリア構造では、上記リアユニット1
00を、リアシャーシ101と、リアパネル103と、
リアフレーム104等で構成しているため、部品点数及
び組み立て作業工数が多くなり、さらに、リアパネル1
03は板金に塗装したものか、あるいは塗装鋼板を使用
しているため、機能の表示は印刷で行っており、その分
装置全体の製造コストが上がるという不利点があった。
また、この種のリアユニット100では、塗装面は電気
的に絶縁とはみなせないため、電源入力用の線材を端子
台110に接続する場合に、線材がリアパネル103の
開口部103aの周縁エッジに接触しないように、該開
口部103aの周縁部の折り曲げ加工とスペーサ106
が必要不可欠であるため、その分更に部品点数及び組み
立て作業工数が多くなって装置全体が更にコスト高にな
った。
【0005】そこで、この発明は、部品点数及び組み立
て作業工数を削減することができると共に、電源入力用
の線材を安全且つ容易に接続することができる撮像装置
を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】装置本体と、撮影レンズ
を有して上記装置本体の前側に配置されたフロントユニ
ットと、電源入力手段を有して上記装置本体の後側に配
置されたリアユニットとを備えた撮像装置において、上
記リアユニットを、金属製のリアシャーシと、このリア
シャーシの外側に配置された樹脂製のリアケースとで構
成し、上記リアシャーシの電源入力用の開口部の周縁部
を、上記リアケースの電源入力用の開口部の周縁部で覆
うようにしてある。
【0007】リアユニットを、金属製のリアシャーシ
と、このリアシャーシの外面を被う樹脂製のリアケース
とを構成したので、従来のものに比べて、部品点数及び
組み立て作業工数が大幅に削減される。また、リアシャ
ーシの電源入力用の開口部の周縁部は、リアケースの電
源入力用の開口部の周縁部で覆われるので、電源入力用
の線材を接続する際の作業が安全且つ容易になる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的な実施の
形態例について図面を参照して説明する。
【0009】図1,図2は、この発明の一実施形態例の
小型ビデオカメラ(撮像装置)1を示す。この小型ビデ
オカメラ1は、図1に示すように、フロントユニット2
と、このフロントユニット2が前側に設けられた本体ユ
ニット(装置本体)3と、上記本体ユニット3の後側に
設けられたリアユニット4とから成り、図示しない天井
や壁面等に取り付けられて監視用や防犯用等として使用
されるものである。
【0010】フロントユニット2は、図3に示すよう
に、フロントシャーシ11と、フロントケース14と、
撮像ユニット20とを備えている。このフロントシャー
シ11は、アルミニウム製で略箱型に形成されて撮像ユ
ニット20を内蔵すると共に、その光軸方向に開口する
貫通ネジ孔11aを有している。この貫通ネジ孔11a
には、撮像レンズのレンズ鏡筒のネジ部(いずれも図示
しない)、或は、レンズキャップ13のネジ部13aが
螺着されるようになっている。また、フロントシャーシ
11の貫通ネジ孔11aの内側中央には円筒部11bを
一体突出形成してある。この円筒部11bの180度離
れた位置には一対の切欠き部11c,11cを形成して
ある。さらに、フロントシャーシ11の前壁部の貫通ネ
ジ孔11aの横には一対の係合孔11d,11dを形成
してある。フロントケース14は、合成樹脂製で略箱型
に形成してあり、上記光軸方向にレンズキャップ13の
ネジ部13aを遊挿する貫通孔14aを有している。そ
して、このフロントケース14は、上記フロントシャー
シ11の外面を覆うようにして該フロントシャーシ11
にネジ15により締結固定されている。
【0011】また、図3に示すように、撮像ユニット2
0は、円筒部21a内に固体撮像素子(CCD)22や
図示しない基板等を保持すると共に、該円筒部21aに
上記フロントシャーシ11の一対の切欠き部11c,1
1cに挿入される一対の突出部21b,21bを一体突
出形成した合成樹脂製のホルダー21と、前側にホルダ
ー21の一対の突出部21b,21bに係合する一対の
テーパ部23a,23aを有して該ホルダー21を上記
一対の切欠き部11c,11cに沿って平行移動させる
合成樹脂製の調整リング23と、この調整リング23を
フロントシャーシ11内に回動自在に保持すると共に、
ネジ16によりフロントシャーシ11に締結固定される
金属製で略環状の抑え板24と、上記ホルダー21の円
筒部21a内に一体突出した図示しない各ピン部とホル
ダー21の一対の突出部21b,21bの各ピン部21
c,21cと間に介在され、該ホルダー21を後方(抑
え板24側)に常に付勢する一対の圧縮コイルバネ2
5,25と、フロントシャーシ11の一側壁内に配置さ
れ、調整リング23の後円筒部23bに摺接する合成樹
脂製のロックベース26と、フロントシャーシ11の前
壁部の一対の係合孔11d,11dに係止され、上記ロ
ックベース26を調整リング23の後円筒部23b側に
押圧付勢する金属板製のロックバネ27と、フロントシ
ャーシ11及びフロントケース15の一側壁に外側より
螺合されてロックバネ27を調整リング23の後円筒部
23a側に押圧付勢するロックネジ28と、一端側を上
記固体撮像素子22側の図示しない基板に接続すると共
に、他端側を後述する本体ユニット3の信号回路基板3
6に接続するフレキシブル基板29とで構成されてい
る。そして、図1に示すように、調整リング23の一部
は、フロントケース14の上部の切欠き部14bより外
に露出しており、該露出した調整リング23を回動(正
逆方向に回転)させることにより、固体撮像素子22を
保持したホルダー21は光軸方向に往復移動するように
なっている。
【0012】図4に示すように、本体ユニット3は、上
面側が開口した金属製で箱型のメインシャーシ30と、
このメインシャーシ30内に配置され、上面側が開口し
た電源ケースとしての合成樹脂製で箱型の絶縁ケース3
1と、この絶縁ケース31内に配置されて、抵抗やトラ
ンジスタ等の電子部品33をマウントしたAC(交流)
用の電源回路基板(電源部)32と、上記絶縁ケース3
1の上面開口部31aを完全に覆う合成樹脂製の絶縁カ
バー34と、上記メインシャーシ30の底片部(底部)
の外側に併設された合成樹脂製のサブシャーシ35と、
このサブシャーシ35の下方に該サブシャーシ35に一
体突出形成された長,短の各ボス(支持部)35d,3
5eを介して支持された大,小のAC用の信号処理回路
基板(信号処理部)36,37と、これら絶縁カバー3
4とメインシャーシ31及び下側の信号処理回路基板3
6を覆う上,下ケース38A,38Bから成る被覆ケー
ス38とを備えている。
【0013】メインシャーシ30は、例えば亜鉛メッキ
鋼板を折り曲げ加工して上面側を開口させた箱型に形成
してあり、電源回路基板32の保持とシールド機能等を
備えたものである。このメインシャーシ30の底片部に
は切起し部30bを下方に折り曲げ形成してあると共
に、前,後片部の対角線上に相対向する下端には一対の
切起し部30c,30cを折り曲げ形成してある。さら
に、メインシャーシ30の前,後片部の対角線上に相対
向する下部には一対の折曲部30d,30dを折り曲げ
形成してあると共に、上記一対の切起し部30c,30
cの上方には一対の折曲部30e,30eを折り曲げ形
成してある。
【0014】また、メインシャーシ30の前片部の上端
両側には一対の折曲部30f,30fを折り曲げ形成し
てあると共に、後片部の上端両側には一対の折曲部30
g,30gを折り曲げ形成してある。これら各部30b
〜30eには、各ネジ39b〜39eが螺合されるネジ
孔をそれぞれ形成してあると共に、各部30f,30g
には、各ネジ39f,39gが挿通される挿通孔をそれ
ぞれ形成してある。そして、メインシャーシ30の前側
の一対の折曲部30f,30fは一対のネジ39f,3
9fを介してフロントシャーシ11の上部の一対のネジ
孔11f,11fに締結固定され、後側の一対の折曲部
30g,30gは一対のネジ39g,39gを介して後
述するリアシャーシ51の上部の一対のネジ孔51g,
51gに締結固定されている。さらに、メインシャーシ
30の前片部には絶縁カバー取付用の矩形で左右一対の
係合孔(係合部)30h,30hを形成してあると共
に、後片部にも絶縁カバー取付用の矩形で左右一対の係
合孔(係合部)30i,30iを形成してある。
【0015】絶縁ケース31は、例えばPS樹脂により
上面が開口した箱型に一体形成してある。この絶縁ケー
ス31の前,後片部の上縁のメインシャーシ30の一対
の折曲部30e,30eに対向する位置には一対の突出
部31e,31eを一体突出形成してある。これら各部
30e,31eはネジ39eにより締結固定してある。
これにより、絶縁ケース31はメインシャーシ30内に
収納された状態で固定されている。また、絶縁ケース3
1の前,後片部のメインシャーシ30の一対の折曲部3
0d,30dに対向する位置には一対の切欠き部31
d,31dを形成してある。
【0016】電源回路基板32は矩形板状に形成してあ
り、その上面に抵抗やトランジスタ等の電子部品33を
それぞれマウントしてある。また、電源回路基板32の
前,後端のメインシャーシ30の一対の折曲部30d,
30dに対向する位置には一対の突出部32d,32d
を一体突出形成してある。この一対の突出部32d,3
2dの上,下面にはグランド32a,32aを有してい
る。そして、これら各部30d,32dは、グランド3
2aを介してネジ39dにより締結固定してある。これ
により、電源回路基板32は絶縁ケース31に覆われて
絶縁された状態でメインシャーシ30内に収納されるよ
うになっている。
【0017】絶縁カバー34は、例えばPS樹脂により
略矩形板状に形成してあり、前側に放熱用の孔34aを
形成してある。また、絶縁カバー34の前部にはメイン
シャーシ30の前片部の一対の係合孔30h,30hに
係脱する一対の爪部(係止部)34h,34hを一体突
出形成してあると共に、後部にはメインシャーシ30の
後片部の一対の係合孔30i,30iに係脱する略U字
状で弾性変形自在の一対の爪部(係止部)34i,34
iを一体突出形成してある。これにより、絶縁カバー3
4は、上記メインシャーシ30の上面開口部30a側に
係脱自在に取り付けられて、上記絶縁ケース31の上面
開口部31aを完全に覆うようになっている。
【0018】サブシャーシ35は、例えばABS樹脂に
より正面冂字状に形成してあり、メインシャーシ30の
切起し部30bに対向する位置には該切起し部30bが
挿入される孔部(切欠き部)35bを形成してある。こ
のサブシャーシ35の孔部35bに挿入されて該サブシ
ャーシ35の裏側(下面側)に突出したメインシャーシ
30の切起し部30bのネジ孔には、撮像レンズの自動
絞り(オートアイリス)用の信号処理回路基板(信号処
理部)40をネジ39bを介して締結固定してある。こ
の信号処理回路基板40のネジ締結部分にはグランド4
1を設けてあると共に、該グランド41の下方には切換
えスイッチ42及びオートアイリス用のコネクタ43を
それぞれマウントしてある。このオートアイリス用のコ
ネクタ43は、サブシャーシ35の一方の側片部35h
に形成された異形孔35aより挿入されて信号処理回路
基板40にマウントされるようになっている。
【0019】また、サブシャーシ35のメインシャーシ
30の一対の折曲部30c,30cに対向する位置には
一対の突出部35c,35cを一体突出形成してある。
これら各部30c,35cはネジ39cによりそれぞれ
締結固定してある。さらに、サブシャーシ35の裏側に
は、大,小の信号処理回路基板36,37を支持する
長,短の複数本のボス(支持部)35d,35eを下方
に一体突出形成してある。さらにまた、サブシャーシ3
5の両側片部35h,35iの前後にはネジ39h,3
9iが螺合されるネジ孔を形成してある。そして、サブ
シャーシ35の両側片部35h,35iの前側は一対の
ネジ39h,39hを介してフロントシャーシ11の両
側部の各ネジ孔11h,11hに締結固定され、該両側
片部35h,35iの後側は一対のネジ39i,39i
を介してリアシャーシ51の両側部の各ネジ孔51i,
51iに締結固定されている。
【0020】各信号処理回路基板36,37は、一対の
コネクタ44,45により連結されて電気的に接続され
ている。また、下側の信号処理回路基板36のサブシャ
ーシ35の長い各ボス35dに対向する位置には、該各
ボス35dの下端円柱部が嵌合される小孔36dをそれ
ぞれ形成してある。さらに、信号処理回路基板36の
前,後端の略対角線上のコーナ部のネジ孔の回りにはグ
ランド46,46を設けてあり、各ネジ39jを介して
フロントシャーシ11の下部のネジ孔11jとリアシャ
ーシ51の下部のネジ孔51jにそれぞれ締結固定され
るようになっている。
【0021】被覆ケース38の上ケース38Aは、例え
ば塗装鋼板を折り曲げ加工して正面冂字状に形成してあ
り、その上片部の前側には三脚固定用アダプタ47をネ
ジ39kで締結固定するためのネジ孔38kを4箇所形
成してある。また、上ケース38Aの上片部の突出した
前端の両側には、ネジ39mを介して該上ケース38A
をフロントシャーシ11の上部の各ネジ11mに締結固
定するための係止孔38mを形成してあると共に、該上
片部の後端中央には、ネジ39nを介して該上ケース3
8Aをリアシャーシ51の上部のネジ孔51nに締結固
定するための係止孔38nを形成してある。さらに、上
ケース38Aの両側片部の前,後には、ネジ39rを介
してフロントシャーシ11の両側部の各ネジ孔11rと
リアシャーシ51の両側部の各ネジ51rに締結固定す
るための各一対の係止孔38r,38rをそれぞれ形成
してある。尚、上ケース38Aの一方の側片部の前側に
はオートアイリス用のコネクタ43及び切換えスイッチ
42露出用の孔部38a,38bをそれぞれ形成してあ
る。
【0022】また、被覆ケース38の下ケース38B
は、例えば塗装鋼板を折り曲げ加工して正面凵字状に形
成してあり、その下片部の前側には三脚固定用アダプタ
47をネジ39kで締結固定するためのネジ孔38kを
4箇所形成してある。また、下ケース38Bの下片部の
突出した前端の両側には、ネジ39mを介して該下ケー
ス38Bをフロントシャーシ11の下部の各ネジ11m
に締結固定するための係止孔38mを形成してあると共
に、該下片部の後端中央には、ネジ39nを介して該下
ケース38Bをリアシャーシ51の下部のネジ孔51n
に締結固定するための係止孔38nを形成してある。さ
らに、下ケース38Bの両側片部の前,後には、ネジ3
9rを介してフロントシャーシ11の両側部の各ネジ孔
11rとリアシャーシ51の両側部の各ネジ51rに締
結固定するための各一対の係止孔38r,38rをそれ
ぞれ形成してある。
【0023】図6、図8に示すように、リアユニット4
は、金属製のリアシャーシ51と、このリアシャーシ5
1の外側に配置された樹脂製のリアケース52と、上記
リアシャーシ51の後片部に平行になるように配置さ
れ、該リアケース52の各コーナ部に突出したボス部5
2cにネジ54によりリアシャーシ51を挾むようにし
て締結固定された信号処理回路基板(信号処理部)53
と、電源入力手段としての端子台60とを備えている。
【0024】リアシャーシ51は、例えば亜鉛メッキ鋼
板を折り曲げ加工して前面側を開口させた箱型に形成し
てあり、リアケース52と信号処理回路基板53を保持
するものである。このリアシャーシ51の後片部には、
電源入力用の矩形の開口部51aと外部接続コネクタ用
の円形の開口部51b等を形成してある。この電源入力
用の開口部51の両側縁部は信号処理回路基板53側に
斜めにそれぞれ傾斜している。また、リアシャーシ51
の円形の開口部51bには、外部接続用のBNCコネク
タ55を環状のアース端子56とワッシャ57及びナッ
ト58を介して締結固定してある。そして、リアシャー
シ51の上部の折曲部にはBNCコネクタ用のアース端
子56の突出部56aが係止される位置決め(回転防止
用)の図示しない突起が設けられている。さらに、リア
シャーシ51の上下左右の各折曲部には、各ネジ孔51
g,51i,51j,51n,51rをそれぞれ形成し
てある。
【0025】リアケース52は例えばABS樹脂により
前面が開口した底有箱型に一体形成してあり、その背面
に入出力表示等の機能表示(表示文字)が一体突出形成
してある。このリアケース52のリアシャーシ51の電
源入力用の開口部51aと外部接続コネクタ用の開口部
51b等に対向する位置には、電源入力用の矩形の開口
部52aと外部接続コネクタ用の円形の開口部52b等
を形成してある。この電源入力用の開口部52aの両側
縁部(周縁部)52a′,52a′は、上記リアシャー
シ51の電源入力用の開口部51aの傾斜した両側縁部
側へ斜めに窪むように傾斜していて、図8に示すよう
に、リアシャーシ51の電源入力用の開口部51aの両
側縁部(周縁部)が、リアケース52の電源入力用の開
口部52aの傾斜した両側縁部52a′,52a′で完
全に覆われて絶縁されている。そして、このリアケース
52の電源入力用の開口部52aの内側に傾斜した両側
縁部52a′,52a′がAC用電源入力手段としての
端子台60に接触している。この端子台60は基板53
にマウントされ、該端子台60の一対の端子60a,6
0a及び各端子60aに電源入力用の図示しない線材を
連結固定するネジ61が、リアケース52の開口部52
a内より外にそれぞれ露出するようになっている。
【0026】以上実施形態例のビデオカメラ1のリア構
造によれば、リアユニット4の一部を構成するリアケー
ス52が有底角筐状のモールド製であるため、従来リア
パネル103とリアフレーム104の2部品で構成され
ていた機器の入出力表示と体裁がリアケース52の1部
品で対応でき、また入出力表示についてはモールド一体
成形の彫刻文字で対応できる。この結果、従来必要であ
った印刷工程の削除と部品共通化により、リアユニット
4の構成部品の製造コストの低廉化と組み立て作業の簡
易化をより一段と図ることができる。
【0027】また、本体ユニット3側への電源の入力
は、AC用の線材の一対の端子をリアケース52の背面
の端子台60に各ネジ61で止めることにより行われる
が、この場合に、端子台60を挿入したリアケース52
の電源入力用の開口部52aの左右の側縁部52a′,
52a′を信号処理回路基板53側に傾斜させて窪ませ
てあるため、線材が端子台60側に入り易く、接続作業
が容易となる。また、リアユニット4のリアシャーシ5
1の電源入力用の開口部51aの周縁部は、上記リアケ
ース52の電源入力用の開口部52aの左右の側縁部5
2a′,52a′で覆われて絶縁されているため、線材
を端子台60にネジ止めする際に、線材とリアシャーシ
51とのショートを確実に防止することができ、電源入
力用の線材の接続作業が安全となる。この結果、従来必
要不可欠であったスペーサ106が不要となり、取り付
け工数の削減が可能となった。
【0028】このように、リアユニット4を、金属製の
リアシャーシ51と、このリアシャーシ51の外面を被
う樹脂製のリアケース52とを構成したので、従来のも
のに比べて、部品点数及び組み立て作業工数を大幅に削
減することができる。特に、機器後部の表示、体裁を樹
脂製のリアケース52のみで行うため、部品点数及び組
み立て工数の削減ができると共にデザイン的な形状の自
由度をより一層向上させることができる。また、リアシ
ャーシ51の電源入力用の開口部51aの周縁部を、リ
アケース52の電源入力用の開口部52aの周縁部52
a′で覆うようにしたので、電源入力用の線材を端子台
60に接続する際の作業上の危険性がなくなり、接続作
業性の向上をより一段と図ることができる。
【0029】尚、前記実施形態例によれば、電源入力手
段として端子台を用いた場合について説明したが、電源
入力手段は端子台に限られるものではい。また、監視用
等の小型ビデオカメラについてしたが、テレビジョン受
像機撮影用等の大型のビデオカメラに前記実施形態例を
適用できることは勿論である。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明の撮像装置によ
れば、装置本体の後側に配置されるリアユニットを、金
属製のリアシャーシと、このリアシャーシの外側に配置
された樹脂製のリアケースとで構成し、上記リアシャー
シの電源入力用の開口部の周縁部を、上記リアケースの
電源入力用の開口部の周縁部で覆うようにしたので、部
品点数及び組み立て作業工数を大幅に削減することがで
き、製造コストの低廉化をより一段と図ることができ
る。また、リアシャーシの電源入力用の開口部の周縁部
は、リアケースの電源入力用の開口部の周縁部で覆われ
るので、電源入力用の線材を接続する際の作業を安全且
つ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態例を示すビデオカメラの
斜視図。
【図2】上記ビデオカメラの上,下ケースを取り外した
状態を示す側面図。
【図3】上記ビデオカメラのフロントユニットの分解状
態を示す斜視図。
【図4】上記ビデオカメラの本体ユニットの分解状態を
示す斜視図。
【図5】上記本体ユニットの要部の分解状態を示す拡大
斜視図。
【図6】上記ビデオカメラのリアユニットの分解状態を
示す斜視図。
【図7】上記リアユニットの背面図。
【図8】図7のA−A線に沿う断面図。
【図9】従来例のビデオカメラのリアユニットの背面
図。
【図10】図9のB−B線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…ビデオカメラ(撮像装置)、2…フロントユニッ
ト、3…本体ユニット(装置本体)、4…リアユニッ
ト、51…リアシャーシ、51a…開口部、52…リア
ケース、52a…開口部、52a′…周縁部、60…端
子台(電源入力手段)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体と、撮影レンズを有して上記装
    置本体の前側に配置されたフロントユニットと、 電源入力手段を有して上記装置本体の後側に配置された
    リアユニットとを備えた撮像装置において、 上記リアユニットを、金属製のリアシャーシと、このリ
    アシャーシの外側に配置された樹脂製のリアケースとで
    構成し、 上記リアシャーシの電源入力用の開口部の周縁部を、上
    記リアケースの電源入力用の開口部の周縁部で覆うよう
    にしたことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の撮像装置において、 上記リアケースの電源入力用の開口部の周縁部を、上記
    リアシャーシの電源入力用の開口部側へ斜めに窪むよう
    に傾斜させ、 このリアケースの電源入力用の開口部の傾斜した周縁部
    に上記電源入力手段を接触させたことを特徴とする撮像
    装置。
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