JPH09214563A - インターワーク装置および通信システム - Google Patents

インターワーク装置および通信システム

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JPH09214563A
JPH09214563A JP8020205A JP2020596A JPH09214563A JP H09214563 A JPH09214563 A JP H09214563A JP 8020205 A JP8020205 A JP 8020205A JP 2020596 A JP2020596 A JP 2020596A JP H09214563 A JPH09214563 A JP H09214563A
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user
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Atsushi Mizuno
敦之 水野
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザがネットワーク間の構成を意識するこ
となく通信を行うことができるようにするとともに、無
駄な回線接続が行われないようにする。 【解決手段】 ISDN回線101とLAN102との
間の相互接続を行うインターワーク装置121に、上記
ISDN回線101からLAN102内への接続要求が
行われた時に、受信した接続要求メッセージから上記L
AN102内の着信ユーザを指定する情報を取得する着
信ユーザ情報取得手段と、上記ISDN回線101から
LAN102内への接続要求時に、上記着信ユーザ情報
取得手段により取得した情報が指定している着信ユーザ
がその時点で上記LAN内に接続されているか否かを検
索する着信ユーザ検索手段とを設け、目的の着信ユーザ
が上記LAN102内にログインしている場合だけ、発
信端末とインターワーク装置121との間の回線を接続
するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインターワーク装
置、および上記インターワーク装置と複数個の通信端末
装置とにより構成される通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近来、通信に関する技術が進歩し、通信
端末装置(以下、端末)と端末間とので通信を行う場
合、単一のネットワーク内だけではなく、異なる種別の
ネットワークに接続されている端末との通信を行うこと
も可能となってきている。
【0003】そして、あるネットワークにおいて通信を
行う場合、その通信接続性を確保するために、通信プロ
トコル(通信規約)に則って通信が行われる。ISDN
(Integrated Services Digital Network )などの公衆
回線では、この通信プロトコルはITU(Internationa
l Telecomunication Union)などの標準化団体で定めら
れている。
【0004】例えば、ISDNでは端末−端末間の接続
手順、および切断手順は、ITU−T勧告Q.931で
規定されている。しかし、LAN(LocaL Erea Networ
k)では、各ベンダや各団体で独自のプロトコルを使用
しており、ネットワークごとに異なっていることが多
い。
【0005】そのため、ISDNとLANなどのよう
に、異なる種別のネットワークに接続されている端末間
で通信を行うような場合では、一般に「ゲートウェイ」
や「ルータ」と呼ばれているインターワーク装置を用い
る。つまり、インターワーク装置は、プロトコル変換な
ど、ネットワークとネットワークとの間においてのイン
ターワークを行うための装置である。
【0006】ここで、図10〜図13を参照しながら、
上記のような異なる種別のネットワークに接続された端
末間で通信する場合の通信システムの動作について説明
する。
【0007】図10は、上記通信システムの構成例であ
る。図10において、301はISDN回線、302は
イーサネットなどのLAN、311はISDNへのイン
ターフェイスを有し、ISDN301に接続された通信
端末装置である。
【0008】312〜314は、LAN302へのイン
ターフェイスを有し、LAN302に接続された通信端
末装置である。321は、ISDN301とLAN30
2とに接続され、ISDN301とLAN302とのイ
ンターワークを行うインターワーク装置である。331
〜334はユーザであり、端末311〜端末314をそ
れぞれ使用して上記LAN301にログインしている。
【0009】以下、従来の通信システムの動作について
説明する。概略としては、端末311を使用しているユ
ーザ331が、LAN302内の端末332〜端末33
4のいずれかを使用しているユーザ332〜ユーザ33
4のいずれかと通信を行うものであり、ユーザ332〜
ユーザ334は端末312〜端末314のいずれの端末
も使用する可能性がある。
【0010】図11は、この時の動作手順を示すフロー
チャートであり、図12は、図11において“ステップ
S305でY”の場合の概略を示すシーケンス図であ
る。また図13は、図11において“ステップS305
でN”の場合の概略を示すシーケンス図である。
【0011】以下,図11のフローチャートを参照しな
がら説明する。まず、ステップS301において、ユー
ザ331が、端末311からインターワーク装置321
へ発呼する。
【0012】次に、ステップS302において、ISD
N301を介して、端末311とインターワーク装置3
21とが接続される。ここで、端末311とインターワ
ーク装置321とが接続されたことにより、端末311
は、LAN302に接続されたことになる。
【0013】次に、ステップS303において、ユーザ
331が、端末311からLAN302へログインす
る。これによりユーザ331は、LAN302にアクセ
ス可能となる。
【0014】次に、ステップS304において、ユーザ
331は通信を行いたいユーザ(着信ユーザ)がLAN
302にログインしているか否かを検索する。次のステ
ップS305においては、ステップS304での検索の
結果、該当する着信ユーザが見つかった場合には、ステ
ップS306に進み、見つからなかった場合にはステッ
プS310に進む。
【0015】ステップS306においては、ユーザ33
1が、上記着信ユーザの使用しているLAN端末のアド
レスを検索して取得する。次に、ステップS307にお
いて、ユーザ331が端末311から、インターワーク
装置321と上記着信端末との接続開始を指示する。
【0016】次に、ステップS308において、LAN
302を介して、インターワーク装置321と上記着信
端末との間でコネクションが確立される。これ以後、端
末311と上記着信端末との間では、インターワーク装
置321のプロトコル変換機構を介して通信が可能とな
る。
【0017】次に、ステップS310において、ユーザ
331は、LAN302よりログアウトする。次に、ス
テップS311において、ユーザ331が、端末311
とインターワーク装置321との接続を切断する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにして、イ
ンターワーク装置を利用する場合、図12に示す通り、
発信端末とインターワーク装置との間と、インターワー
ク装置と着信端末との間の接続が2段階に分かれてい
た。そのため、発信端末−インターワーク装置との接続
が確立された後でのみ、インターワーク装置から先のネ
ットワークの情報が得られることになる。
【0019】よって、目的の着信ユーザがネットワーク
内に見つからない(アクセスしていない)場合、図13
に示すように発信端末とインターワーク装置との間の公
衆回線の接続が無駄になってしまうという欠点があっ
た。
【0020】また、発信端末側のユーザは、上記2つの
接続についてそれぞれ指示しなければならないため、煩
雑な手順を行わなければならない問題があった。また、
LAN302の特性として、LAN302および端末に
登録されているユーザであれば、LAN302内のいず
れの端末も使用可能となり、事前にどのユーザがどの端
末を使用しているかがわからない問題があった。
【0021】そのため、発信端末311側のユーザ33
1は、着信ユーザの検索も行わなければならないため、
手順が煩雑であり、また2つのネットワークについての
知識や操作法を習熟している必要があった。本発明は上
述の問題点に鑑み、ユーザがネットワーク間の構成を意
識することなくISDN回線とLANとを介して通信を
行うことができるようにするとともに、無駄な回線接続
が行われないようにすることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明のインターワーク
装置の特徴とするところは、ISDN回線とLANとの
間を相互に接続するためのインターワーク装置におい
て、上記ISDN回線から上記LAN内へ接続を要求す
るための接続要求メッセージが送信された時に、上記L
AN内の着信ユーザを指定する指定情報を上記接続要求
メッセージから取得する着信ユーザ情報取得手段と、上
記ISDN回線から上記LAN内へ接続する要求がなさ
れた時点に上記指定情報によって指定されている着信ユ
ーザが上記LAN内に接続されているか否かを検索する
着信ユーザ検索手段とを有することを特徴としている。
【0023】また、本発明のインターワーク装置の他の
特徴とするところは、請求項1に記載のインターワーク
装置において、上記着信ユーザ検索手段による検索の結
果、該当する着信ユーザが見つかった場合に発信端末装
置との接続を実行する接続実行手段と、上記着信ユーザ
検索手段による検索の結果、該当する着信ユーザが見つ
からなかった場合に発信端末装置との接続を拒否する接
続拒否手段とを有することを特徴としている。
【0024】また、本発明のインターワーク装置のその
他の特徴とするところは、請求項1に記載のインターワ
ーク装置において、上記着信ユーザ検索手段による検索
の結果、該当する着信ユーザが見つかった場合に発信端
末装置との接続を実行する接続実行手段と、上記着信ユ
ーザ検索手段による検索の結果、該当する着信ユーザが
見つからなかった場合に発信端末装置との接続を実行
し、上記発信端末装置から送信される音声や映像などを
蓄積する留守録手段とを有することを特徴としている。
【0025】また、本発明のインターワーク装置のその
他の特徴とするところは、請求項1に記載のインターワ
ーク装置において、上記着信ユーザ検索手段による検索
の結果、該当する着信ユーザが見つかった場合に上記着
信ユーザを呼び出す着信ユーザ呼び出し手段と、上記着
信ユーザ呼び出し手段による呼び出しの結果、応答があ
った場合に発信端末装置との接続を実行する接続実行手
段と、上記着信ユーザ呼び出し手段による呼び出しの結
果、応答がなかった場合に発信端末装置との接続を拒否
する接続拒否手段とを有することを特徴としている。
【0026】また、本発明のインターワーク装置のその
他の特徴とするところは、請求項1に記載のインターワ
ーク装置において、上記着信ユーザ検索手段による検索
の結果、該当する着信ユーザが見つかった場合に上記着
信ユーザを呼び出す着信ユーザ呼び出し手段と、上記着
信ユーザ呼び出し手段による呼び出しの結果、応答があ
った場合に発信端末装置との接続を実行する接続実行手
段と、上記着信ユーザ呼び出し手段の結果、応答がなか
った場合に発信端末装置との接続を実行し、発信端末装
置から送信される音声や映像などを蓄積する留守録手段
とを有することを特徴としている。
【0027】また、本発明の通信システムの特徴とする
ところは、ISDN回線に接続された通信端末装置とL
ANに接続された通信端末装置とが、上記ISDN回線
と上記LANとの間に介設されたインターワーク装置を
通して通信を行う通信システムにおいて、上記ISDN
回線から上記LAN内への接続要求が行われた時に、上
記LAN内の着信ユーザを指定する情報を含んだ接続要
求メッセージを送信する送信手段を有する通信端末装置
と、上記請求項1〜5に記載のインターワーク装置のう
ち、少なくとも1つのインターワーク装置とにより構成
されていることを特徴としている。
【0028】
【作用】本発明は上記技術手段よりなるので、ISDN
回線とLANとの間の相互接続を行う際に、上記ISD
N回線から上記LAN内への接続を要求する接続要求メ
ッセージを受信した時に、上記LAN内の着信ユーザを
指定する情報を上記受信した接続要求メッセージから取
得し、上記取得した情報が指定している着信ユーザが、
その時点で上記LAN内に接続されているか否かを検索
するので、目的の着信ユーザがLAN内にログインして
いる場合だけ、発信端末とインターワーク装置との間の
回線が接続されるようになる。
【0029】また、本発明の他の特徴によれば、受信し
た接続要求メッセージからLAN内の着信ユーザを指定
する情報を取得した時に、上記情報が指定している着信
ユーザが見つかった場合にその着信ユーザの呼び出しを
行い、上記呼び出しに対して応答があった場合に発信端
末装置と該当する着信ユーザとの接続を実行し、応答が
なかった場合には接続を拒否するので、目的の着信ユー
ザがLAN内にログインしており、しかも、呼び出しに
対して応答があった場合だけ、インターワーク装置と着
信端末との間、および発信端末とインターワーク装置と
の間が接続されることになる。
【0030】また、本発明のその他の特徴によれば、着
信ユーザの呼び出しの結果、応答がなかった場合にも発
信端末装置との接続を実行し、発信端末装置から送信さ
れる音声や映像などをインターワーク装置に蓄積するよ
うにしたので、ログインしていない場合や呼び出しに対
する応答がなかった場合でも着信ユーザに何らかのメッ
セージを伝達するようにすることが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明のインターワーク装
置および通信システムの一実施形態を図面を参照しなが
ら説明する。図1は、本発明の第1の実施形態である通
信システムの構成を示すブロック図である。図1におい
て、101は、通信端末装置111とインターフェイス
装置121が通信を行うISDN回線である。102
は、インターフェイス装置121と端末131〜133
が通信を行うイーサネットなどのLANである。
【0032】111は、ISDN101に接続された通
信端末装置であり、ISDN101へのインターフェイ
スを有ている。112はシステム制御部であり、ユーザ
からの指定により着信端末情報や着信ユーザ情報を回線
制御部113に伝達するなど、通信端末装置111全体
のシステムの制御を行う。113は回線制御部であり、
ITU−T勧告Qシリーズ等のISDNユーザ・網イン
ターフェイスに従って接続要求メッセージであるSET
UPメッセージを送信するなどの回線の制御を行う。
【0033】121は、上述したように、ISDN回線
101とLAN102とに接続され、上記ISDN回線
101とLAN102とのインターワークを行うインタ
ーワーク装置である。122は回線制御部であり、IT
U−T勧告Qシリーズ等のISDNユーザ・網インター
フェイスに従ってISDN回線101側の通信プロトコ
ル処理を行うためのものである。
【0034】123はLAN制御部であり、接続された
LAN102で用いられているインターフェイスに従っ
て、LAN102側の通信プロトコル処理を行う。12
4はシステム制御部であり、上記回線制御部122から
得られた着信端末や着信ユーザの情報をハンドリングし
たり、必要に応じて留守録蓄積メモリへの留守録を行う
など、インターワーク装置121の全体制御を行うもの
である。
【0035】125は、LAN102に接続されている
他の端末のLANアドレスや端末番号などのような端末
に関する情報を含んでいるLAN端末情報である。12
6は、回線制御部122から受信した音声、映像などの
受信データを蓄積するための留守録蓄積メモリである。
また、121aは着信ユーザ情報取得手段、121bは
着信ユーザ検索手段、121cは着信ユーザ呼び出し手
段である。
【0036】着信ユーザ情報取得手段121aは、上記
ISDN回線101から上記LAN102内へ接続を要
求する接続要求メッセージが送信された時に、上記IS
DN回線101から送信された接続要求メッセージから
上記LAN102内の着信ユーザを指定する情報を取得
するものである。
【0037】着信ユーザ検索手段121bは、上記着信
ユーザ情報取得手段121aにより取得した情報が指定
している着信ユーザが、上記ISDN回線101から上
記LAN102内へ接続する要求がなされた時に上記L
AN102内に接続されているか否かを検索するための
ものである。
【0038】着信ユーザ呼び出し手段121cは、上記
着信ユーザ検索手段121cによる検索の結果、該当す
る着信ユーザが見つかった場合に上記着信ユーザを呼び
出すためのものである。
【0039】131〜133はLAN端末であり、それ
ぞれがLAN102に接続され、それぞれの間やインタ
ーワーク装置121と通信可能である。141は、通信
端末装置111を使用しているユーザである。
【0040】151〜153は、LAN端末131〜L
AN端末133をそれぞれ使用し、各使用端末からLA
N102にログインしているユーザである。図2は、L
AN端末情報125の構造を示す説明図である。図2に
示したように、LAN端末情報125には、LAN10
2に接続された端末の情報として、ISDN回線101
から端末を識別するために割り当てられた端末番号、端
末名称や、LAN上で各端末に割り当てられた端末のL
ANアドレス情報などが、各端末それぞれについて記録
されている。
【0041】以下、第1の実施形態の動作手順について
説明する。概略としては、通信端末装置111を使用し
ているユーザ141が、インターワーク121を介し
て、LAN端末131〜LAN端末133のいずれかを
使用していると思われるユーザに発信し、通信を行うも
のである。よって、以下の説明では、通信端末装置11
1=発信端末とし、LAN端末131〜LAN端末13
3のいずれかを着信端末とする。
【0042】まず、発信端末である通信端末装置111
の動作について説明する。図3は、通信端末装置111
の動作を示すフローチャートである。まず、ユーザ14
1の指示により発信が要求されると、ステップS101
において、SETUPメッセージを作成する。上記SE
TUPメッセージなどの呼制御メッセージはITU−T
勧告Q.931で規定されており、図14にその意味を
示す。またSETUPメッセージの内部は、図7に示す
ような構造となっている。
【0043】この時、着信ユーザを指定するための情報
(LAN内でユーザを識別するための名称、一般にログ
イン名)およびインターワーク装置121のISDNア
ドレスが、システム制御部112により回線制御部11
3に伝達され、それぞれSETUPメッセージ中の着サ
ブアドレス情報要素および着番号情報要素として符号化
される。
【0044】次に、ステップS102において、SET
UPメッセージを送信し、インターワーク装置121に
対して発呼する。次に、ステップS103において、A
LERTメッセージを受信したら、ステップS104に
進み、CONNメッセージを受信したか否かを判断し、
受信した場合には、インターワーク装置121との接続
が受け付けられたこととなるので、次に、ステップS1
05に進んでCONN ACKメッセージを送信し、イ
ンターワーク装置121との接続処理を完了する。
【0045】一方、ステップS104においてCONN
メッセージを受信しなかった場合には、ステップS10
4からステップS110に進み、DISCメッセージを
受信したか否かを判断する。
【0046】上記判断の結果、受信した場合には、イン
ターワーク装置121との接続が拒否されたこととなる
ので、ステップS111に進んでRELメッセージを送
信する。次に、ステップS112において、REL C
OMPメッセージを受信することにより、インターワー
ク装置121との被接続拒否処理を完了する。
【0047】次に、インターワーク装置121の動作に
ついて、図4〜図6を参照しながら説明する。図4は、
インターワーク装置121の動作手順を示すフローチャ
ートである。図5は、図4において“S206、Y”の
場合の手順の概略を示すシーケンス図である。図6は、
図4において“ステップS206、N”の場合の手順の
概略を示すシーケンス図である。
【0048】図4に示したように、まず、ステップS2
01において、回線制御部122がSETUPメッセー
ジを受信する。次に、ステップS202において、AL
ERTメッセージを送信する。次に、ステップS203
において、上記受信したSETUPメッセージの着サブ
アドレス情報要素から着信ユーザ情報を取得し、システ
ム制御部124に伝達する。
【0049】次に、ステップS204において、LAN
102のアクセス状況情報をLAN102から取得す
る。次に、ステップS205において、ステップS20
3で取得した着信ユーザ情報を検索キーとして、ステッ
プS204で取得したアクセス状況情報を検索する。
【0050】次に、ステップS206において、ステッ
プS205での検索の結果を判断し、該当するユーザが
見つかった場合は、ステップS207の処理を行う。一
方、該当するユーザが見つからなかった場合には、ステ
ップS215に進む。ステップS207においては、着
信ユーザの使用している端末のLANアドレスを、LA
N端末情報125から検索して取得する。
【0051】次に、ステップS208において、ステッ
プS204で検索した着信端末のLANアドレスを利用
して、LAN制御部123の制御により、インターワー
ク装置121と該当する着信端末との間でコネクション
を確立する。
【0052】次に、ステップS209において、インタ
ーワーク装置121が、該当する着信ユーザに対して呼
び出しを行う。次に、ステップS210において、該当
する着信ユーザからインターワーク装置121に対して
応答の有無を判断し、応答があればステップS211に
進み、応答が拒否された場合はステップS215に進
む。
【0053】次に、ステップS211において、インタ
ーワーク装置121が回線制御部122からCONNメ
ッセージを送信し、通信端末装置111との接続を受け
付けることを示す。次に、ステップS212において、
CONN ACKメッセージを受信することにより、通
信端末装置111との接続を完了する。
【0054】一方、ステップS215に進んだ場合、イ
ンターワーク装置121は回線制御部122からDIS
Cメッセージを送信し、通信端末装置111との接続を
拒否することを示す。次に、ステップS216において
RELメッセージを受信したら、ステップS217に進
んでREL COMPメッセージを送信することによ
り、通信端末装置111との接続拒否処理が完了する。
【0055】次に、本発明の第2の実施形態を説明す
る。上記第1実施形態において、インターワーク装置1
21が、以下のように動作する場合もある。
【0056】図8は、インターワーク装置121の動作
手順を示すフローチャートである。図9は、図8におい
て“ステップS406、N”の場合の概略を示すシーケ
ンス図である。
【0057】まず、ステップS401において、回線制
御部122がSETUPメッセージを受信すると、ステ
ップS402に進み、ALERTメッセージを送信す
る。次に、ステップS403において、上記受信したS
ETUPメッセージの着サブアドレス情報要素から着信
ユーザ情報を取得し、システム制御部124に伝達す
る。
【0058】次に、ステップS404において、LAN
102のアクセス状況情報をLAN102から取得す
る。次に、ステップS405において、ステップS40
3で取得した着信ユーザ情報を検索キーとして、ステッ
プS404で取得したアクセス状況情報を検索する。
【0059】次に、ステップS406において、ステッ
プS405での検索の結果、該当するユーザが見つかっ
た場合は、ステップS407に進み、見つからなかった
場合にはステップS415に進む。
【0060】ステップS407においては、該当する着
信ユーザの使用している端末のLANアドレスを、LA
N端末情報125から検索して取得する。次に、ステッ
プS408において、ステップS404で検索した該当
する着信端末のLANアドレスを利用して、LAN制御
部123の制御により、インターワーク装置121と該
当する着信端末との間でコネクションを確立する。
【0061】次に、ステップS409において、インタ
ーワーク装置121が、該当する着信ユーザに対して、
呼び出しを行う。次に、ステップS410において、該
当する着信ユーザからインターワーク装置121に対し
て応答があるか否かを判断し、応答があればステップS
411に進み、応答が拒否された場合はステップS41
5に進む。
【0062】ステップS411に進んだ場合は、インタ
ーワーク装置121が、回線制御部122からCONN
メッセージを送信し、通信端末装置111との接続を受
け付けることを示す。次に、ステップS412におい
て、CONN ACKメッセージを受信することによ
り、通信端末装置111との接続を完了する。
【0063】一方、ステップS410からステップS4
15に進んだ場合には、インターワーク装置121は、
回線制御部122からCONNメッセージを送信し、通
信端末装置111との接続を受け付けることを示す。
【0064】次に、ステップS416において、CON
N ACKメッセージを受信すると、インターワーク装
置121と通信端末装置111との間で接続が完了し、
データの送受信が可能となる。次に、ステップS417
において、システム制御部が留守録を開始し、回線制御
部122からのデータを留守録蓄積メモリ126へ蓄積
する。
【0065】
【発明の効果】本発明は上述したように、本発明による
インターワーク装置および通信システムによれば、IS
DN回線とLANとの間の相互接続を行う際に、上記I
SDN回線からLAN内へ接続を要求する接続要求メッ
セージを受信した時に、上記受信した接続要求メッセー
ジから上記LAN内の着信ユーザを指定する情報を取得
し、上記取得した情報が指定している着信ユーザが、そ
の時点で上記LAN内に接続されているか否かを検索す
るようにしたので、目的の着信ユーザがLAN内にログ
インしている場合だけ、発信端末とインターワーク装置
との間の回線を接続するようにすることができ、ユーザ
がネットワーク間の構成を意識することなく通信を行う
ことができるとともに、回線の接続料金を無駄にしなく
ても済む。
【0066】また、本発明の他の特徴によれば、受信し
た接続要求メッセージからLAN内の着信ユーザを指定
する情報を取得した情報が指定している着信ユーザが見
つかった場合にはその着信ユーザの呼び出しを行い、上
記呼び出しに対して応答があった場合に発信端末装置と
の接続を実行し、応答がなかった場合には接続を拒否す
るようにしたので、目的の着信ユーザがLAN内にログ
インしており、しかも、呼び出しに対して応答があった
場合だけ、着信端末とインターワーク装置との間、およ
びインターワーク装置と発信端末との間の接続を自動的
に行うようにすることができ、回線の接続料金が無駄に
ならないようにすることができる。
【0067】また、本発明のその他の特徴によれば、I
SDN回線からLAN内への接続要求が行われた時に、
発信端末装置がLAN内の着信ユーザを指定する情報を
含んだ接続要求メッセージを送信し、上記接続要求メッ
セージを受信したインターワーク装置は、該当する着信
ユーザが見つからなかった場合には、発信端末装置との
接続を実行して留守録を行うようにして、該当する着信
ユーザが見つかった場合には、着信ユーザの呼び出しを
行い、上記呼び出しに対し応答があった場合に、発信端
末装置との接続を実行するとともに、応答がなかった場
合には発信端末装置との接続を実行して留守録を行うよ
うにしたので、ユーザはネットワークの構成を意識する
ことなく通信を行うことができるとともに、着信ユーザ
が不在の場合も何らかのメッセージを伝達するようにす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるインターワーク
装置および通信システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】第1の実施形態におけるLAN端末情報のデー
タ構成を示す図である。
【図3】発信端末の動作手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】インターワーク装置の動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図5】着呼端末との接続を行う場合の状況を示すシー
ケンス図である。
【図6】着呼端末との接続を行わない場合の状況を示す
シーケンス図である。
【図7】SETUPメッセージのデータ構成を示す図で
ある。
【図8】第2のの実施形態において、インターワーク装
置の動作手順を示すフローチャートである。
【図9】第2の実施形態において、留守録を行う状況を
示すシーケンス図である。
【図10】従来のインターワーク装置および通信システ
ムの構成を示す構成図である。
【図11】従来の通信システムの動作手順を示すフロー
チャートである。
【図12】従来の通信システムの動作状況を示すシーケ
ンス図である。
【図13】従来の通信システムの動作状況を示すシーケ
ンス図である。
【図14】ITU−T勧告Q.931で規定される呼制
御メッセージ(一部)のリストを示す図である。
【符号の説明】
101 ISDN回線 102 LAN 111 通信端末装置 112 システム制御部 113 回線制御部 121 インターワーク装置 122 回線制御部 123 LAN制御部 124 システム制御部 125 LAN端末情報 126 留守録蓄積メモリ 131 LAN通信端末装置 132 LAN通信端末装置 133 LAN通信端末装置 141 ユーザ 151 ユーザ 152 ユーザ 153 ユーザ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISDN回線とLANとの間を相互に接
    続するためのインターワーク装置において、 上記ISDN回線から上記LAN内へ接続を要求するた
    めの接続要求メッセージが送信された時に、上記LAN
    内の着信ユーザを指定する指定情報を上記接続要求メッ
    セージから取得する着信ユーザ情報取得手段と、 上記ISDN回線から上記LAN内へ接続する要求がな
    された時点に上記指定情報によって指定されている着信
    ユーザが上記LAN内に接続されているか否かを検索す
    る着信ユーザ検索手段とを有することを特徴とするイン
    ターワーク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインターワーク装置に
    おいて、 上記着信ユーザ検索手段による検索の結果、該当する着
    信ユーザが見つかった場合に発信端末装置との接続を実
    行する接続実行手段と、 上記着信ユーザ検索手段による検索の結果、該当する着
    信ユーザが見つからなかった場合に発信端末装置との接
    続を拒否する接続拒否手段とを有することを特徴とする
    インターワーク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のインターワーク装置に
    おいて、 上記着信ユーザ検索手段による検索の結果、該当する着
    信ユーザが見つかった場合に発信端末装置との接続を実
    行する接続実行手段と、 上記着信ユーザ検索手段による検索の結果、該当する着
    信ユーザが見つからなかった場合に発信端末装置との接
    続を実行し、上記発信端末装置から送信される音声や映
    像などを蓄積する留守録手段とを有することを特徴とす
    るインターワーク装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のインターワーク装置に
    おいて、 上記着信ユーザ検索手段による検索の結果、該当する着
    信ユーザが見つかった場合に上記着信ユーザを呼び出す
    着信ユーザ呼び出し手段と、 上記着信ユーザ呼び出し手段による呼び出しの結果、応
    答があった場合に発信端末装置との接続を実行する接続
    実行手段と、 上記着信ユーザ呼び出し手段による呼び出しの結果、応
    答がなかった場合に発信端末装置との接続を拒否する接
    続拒否手段とを有することを特徴とするインターワーク
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のインターワーク装置に
    おいて、 上記着信ユーザ検索手段による検索の結果、該当する着
    信ユーザが見つかった場合に、上記着信ユーザを呼び出
    す着信ユーザ呼び出し手段と、 上記着信ユーザ呼び出し手段による呼び出しの結果、応
    答があった場合に発信端末装置との接続を実行する接続
    実行手段と、 上記着信ユーザ呼び出し手段の結果、応答がなかった場
    合に発信端末装置との接続を実行し、発信端末装置から
    送信される音声や映像などを蓄積する留守録手段とを有
    することを特徴とするインターワーク装置。
  6. 【請求項6】 ISDN回線に接続された通信端末装置
    とLANに接続された通信端末装置とが、上記ISDN
    回線と上記LANとの間に介設されたインターワーク装
    置を通して通信を行う通信システムにおいて、 上記ISDN回線から上記LAN内への接続要求が行わ
    れた時に、上記LAN内の着信ユーザを指定する情報を
    含んだ接続要求メッセージを送信する送信手段を有する
    通信端末装置と、 上記請求項1〜5に記載のインターワーク装置のうち、
    少なくとも1つのインターワーク装置とにより構成され
    ていることを特徴とする通信システム。
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