JPH0832701A - 電子交換機 - Google Patents

電子交換機

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JPH0832701A
JPH0832701A JP16362394A JP16362394A JPH0832701A JP H0832701 A JPH0832701 A JP H0832701A JP 16362394 A JP16362394 A JP 16362394A JP 16362394 A JP16362394 A JP 16362394A JP H0832701 A JPH0832701 A JP H0832701A
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JP
Japan
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isdn
message
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JP16362394A
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Inventor
Hitoshi Kato
均 加藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】内線代表のグループのISDN内線に接続する
端末の属性に制限を持たせることなく、適切な着信を保
証する。 【構成】内線に接続されるISDN内線インタフェース
4−1〜4−mを複数備え、着信に対応するISDN内
線インタフェースへ着信メッセージを送信する電子交換
機1に、ISDN内線インタフェースの複数を1の着番
号で代表させて登録した着先情報テーブル50に基づき
着信先を検出する着信先検出手段101と、ISDN内
線インタフェースへ着信メッセージを送信した場合に、
端末7−1〜7−nからの応答を検出する応答検出手段
103による検出結果に応じて着先情報テーブルを検索
し、代表された着番号に対応する他のISDN内線イン
タフェースを求めるハンティング手段102求めたIS
DN内線インタフェースへ着信メッセージを転送する着
信制御手段104とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ISDN網に接続され
る(構内)電子交換機に関し、更に詳しくは、内線にI
SDN端末を接続可能にするためのISDN内線インタ
フェースを備える電子交換機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内線にISDN端末を接続可能に
するためのISDN内線インタフェースを備える電子交
換機が知られている。この電子交換機では、ISDN内
線インタフェースの通話チャネルが塞がっており、内線
通話チャネルのビジィーを理由に着信呼が切断される不
具合を防止すべく、内線代表機能が備えられている。こ
の内線代表機能は、ISDN内線インタフェースの複数
を1つの着番号で代表させて登録し、当該着番号が含ま
れている着信(着信)メッセージがISDN網側等から
到来したときには、通話チャネルの空いているISDN
内線インタフェースに接続された内線へ着信メッセージ
を転送するものである。
【0003】ところで、ISDN内線インタフェースに
接続される内線には、最大8端末を接続することができ
る。この場合、端末の種類に制限はなく、例えば、音声
端末と非音声端末が混在して設けられ、或いは、伝送手
順や速度の異なる端末が混在して設けられる。従って、
ISDN網からの着信メッセージには、上記端末の属性
(音声端末か非音声端末か、或いは、伝送手順や伝送速
度等)が含まれており、これがマッチしない端末に着信
メッセージが到来すると、当該端末は切断メッセージを
返送するか、又は、何等の応答を返送しないように構成
されている。
【0004】このため、内線代表機能によりグループ化
されたISDN内線インタフェースの内線には、同一属
性の端末を接続しておくのが原則となる。例えば、ある
内線代表の内線には電話機だけが、他の内線代表の内線
にはファクシミリ装置だけが接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これに反し、もしも、
内線代表機能によりグループ化されたISDN内線イン
タフェースの内線に、異なる属性の端末を接続しておく
と、次のような不都合が生じる。例えば、図11に示さ
れるように、電子交換機1AのISDN内線インタフェ
ース23、24が内線代表によりグループ化されている
とき、ISDN内線インタフェース23に異なる属性の
ISDN端末7−1、7−2が接続され、ISDN内線
インタフェース24に異なる属性のISDN端末7−
3、7−4が接続されたとする。ISDN端末7−1、
7−4が同一属性であり、ISDN端末7−2、7−3
が同一属性である。係る場合に、ISDN網側の、上記
ISDN端末7−1、7−4と同一属性であるISDN
端末7−5がISDN端末7−1と通信(通話)中で、
ISDN端末7−2がアイドル(空)となっているとす
る。このとき、ISDN網側の、上記ISDN端末7−
1、7−4と同一属性である他のISDN端末7−6か
ら、上記内線代表に発呼すると、着信メッセージはIS
DN局線インタフェース22、ISDN内線インタフェ
ース23を介してISDN端末7−2へ転送される。と
ころが、ISDN端末7−2の属性は、発呼側のISD
N端末7−6の属性と異なるため、切断メッセージが返
送されるなどして、呼切断が生じる。
【0006】従って、従来の電子交換機では、内線代表
機能によりグループ化されたISDN内線インタフェー
スの内線には、同一属性の端末を接続しなければならな
いという制限があり、システムの構成を硬直化させると
いう問題点があった。また、着信メッセージを単にIS
DN内線インタフェースに転送するため、内線代表番号
が着番号等として端末側に至り、端末によっては、自装
置の内線番号と異なることから切断メッセージを返送す
るものがあり、接続し得る端末が制限されるという問題
もあった。
【0007】本発明は上記の如き従来の電子交換機が有
する問題点を解決せんとしてなされたもので、その目的
は、内線代表機能によりグループ化されたISDN内線
インタフェースの内線に、異なる属性の端末を接続して
も、適切に動作する電子交換機を提供することである。
また、本発明の他の目的は、接続し得る端末の制限をよ
り緩やかにする電子交換機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本願の請求項1に
記載の電子交換機では、内線に接続されるISDN内線
インタフェースを複数備え、着信に対応して着信先に係
るISDN内線インタフェースへ着信メッセージを送信
する電子交換機に、前記ISDN内線インタフェースの
複数を1の着番号で代表させて登録した着先情報テーブ
ルと、前記着先情報テーブルに基づき着信先を検出する
着信先検出手段と、前記着先情報テーブルに基づきIS
DN内線インタフェースへ着信メッセージを送信した場
合に、端末からの応答を検出する応答検出手段と、この
応答検出手段による検出結果に応じて前記着先情報テー
ブルを検索し、代表された着番号に対応する他のISD
N内線インタフェースを求めるハンティング手段と、こ
のハンティング手段が求めたISDN内線インタフェー
スへ上記着信メッセージを転送する着信制御手段とを備
えさせたことを特徴とする。
【0009】本願の請求項2に記載の電子交換機は、各
ISDN内線インタフェースに対応する通話チャネルの
空塞情報が記憶された空塞情報テーブルを備え、ハンテ
ィング手段は、求めたISDN内線インタフェースにつ
いて前記空塞情報テーブルを検索して、当該ISDN内
線インタフェースに対応する通話チャネルの空塞を検出
し、通話チャネルが塞がっているときには更に他のIS
DN内線インタフェースを求めることを特徴とする。
【0010】本願の請求項3に記載の電子交換機では、
応答検出手段が、内線側から切断メッセージが返送され
てきたことを検出したときに、ハンティング手段による
他のISDN内線インタフェースを求める処理が行わ
れ、着信制御手段が、このハンティング手段が求めたI
SDN内線インタフェースへ上記着信メッセージを転送
することを特徴とする。
【0011】本願の請求項4に記載の電子交換機は、タ
イマを備え、応答検出手段が、内線側からメッセージが
返送されぬ所定時間を前記タイマにより検出したとき
に、ハンティング手段による他のISDN内線インタフ
ェースを求める処理が行われ、着信制御手段が、このハ
ンティング手段が求めたISDN内線インタフェースへ
上記着信メッセージを転送することを特徴とする。
【0012】本願の請求項5に記載の電子交換機は、着
信制御手段は、着信メッセージの転送時に、到来した着
信メッセージに変更を加えて転送を行うことを特徴とす
る。
【0013】
【作用】本願の請求項1に記載の電子交換機は、ISD
N内線インタフェースの複数を1つの着番号で代表させ
て登録した着先情報テーブルに基づき着信先を検出し、
ISDN内線インタフェースへ着信メッセージを送信
し、端末からの応答を検出して、この応答検出結果に応
じて前記着先情報テーブルを検索し、代表された着番号
に対応する他のISDN内線インタフェースを求め、求
めたISDN内線インタフェースへ上記着信メッセージ
を転送するように働き、切断メッセージが返送された場
合等にも、他のISDN内線インタフェースを求め、求
めたISDN内線インタフェースへ上記着信メッセージ
を転送することが可能となる。
【0014】本願の請求項2に記載の電子交換機は、求
めたISDN内線インタフェースについて、各ISDN
内線インタフェースに対応する通話チャネルの空塞情報
が記憶された空塞情報テーブルを検索して、当該ISD
N内線インタフェースに対応する通話チャネルの空塞を
検出し、通話チャネルが塞がっているときには更に他の
ISDN内線インタフェースを求めるように働き、通話
チャネルの塞がったISDN内線インタフェースを避け
て着信メッセージを転送するように働き、通話チャネル
の空いているISDN内線インタフェースについては、
切断メッセージが返送された場合等に、他のISDN内
線インタフェースを求め、求めたISDN内線インタフ
ェースへ上記着信メッセージを転送することが可能とな
る。
【0015】本願の請求項3に記載の電子交換機は、応
答検出手段が、内線側から切断メッセージが返送されて
きたことを検出したときに、ハンティング手段による他
のISDN内線インタフェースを求める処理が行われ、
端末の属性の不一致等の場合の切断メッセージに対応し
て着信メッセージを転送するように働く。
【0016】本願の請求項4に記載の電子交換機は、応
答検出手段が、内線側からメッセージが返送されぬ所定
時間を前記タイマにより検出したときに、ハンティング
手段による他のISDN内線インタフェースを求める処
理が行われ、端末の属性の不一致等の場合のメッセージ
返送無し時に対応して着信メッセージを転送するように
働く。
【0017】本願の請求項5に記載の電子交換機では、
着信メッセージの転送時に、到来した着信メッセージに
変更を加えて転送を行い、着信メッセージの着番号に自
装置の内線番号を含ませるようにする等して、接続し得
る端末の制限をより緩やかにすることが可能である。
【0018】
【実施例】以下、添付図1〜図10を参照して本発明の
実施例に係る電子交換機を説明する。なお、各図におい
て同一の構成要素には、同一の符号を付して重複する説
明を省略する。電子交換機1には、ISDN網10に接
続されるISDN局線インタフェース2−1〜2−n、
内線に接続されるISDN内線インタフェース4−1〜
4−mが設けられ、ISDN網10に接続されている端
末の発呼に基づく、着信(呼設定)メッセージがISD
N局線インタフェース2−1〜2−nから、ISDN内
線インタフェース4−1〜4−mを介して内線に転送さ
れる。
【0019】電子交換機1には、ISDN内線インタフ
ェース4−1〜4−mの複数を1の着番号で代表させて
登録した着先情報テーブル50、各ISDN内線インタ
フェース4−1〜4−mに対応する通話チャネルの空塞
情報が記憶された空塞情報テーブル60、タイマ105
が備えられている。また、電子交換機1には、着先情報
テーブル50に基づき着信先を検出する着先検出手段1
01と、ISDN内線インタフェース4−1〜4−mの
対応する1へ着信メッセージを送信した場合に、端末7
からの応答を検出する応答検出手段103と、この応答
検出手段103による検出結果に応じて着先情報テーブ
ル50を検索し、代表された着番号に対応する他のIS
DN内線インタフェースを求めるハンティング手段10
2と、このハンティング手段102が求めたISDN内
線インタフェースへ上記着信メッセージを転送する着信
制御手段104とが備えられている。ハンティング手段
102は、求めたISDN内線インタフェースについて
空塞情報テーブル60を検索して、当該ISDN内線イ
ンタフェースに対応する通話チャネルの空塞を検出し、
通話チャネルが塞がっているときには更に他のISDN
内線インタフェースを求める。応答検出手段103が、
内線側から切断メッセージが返送されてきたことを検出
したときに、ハンティング手段102による他のISD
N内線インタフェースを求める処理が行われ、着信制御
手段104が、このハンティング手段102が求めたI
SDN内線インタフェースへ上記着信メッセージを転送
する。また、応答検出手段103が、内線側からメッセ
ージが返送されぬ所定時間をタイマ105により検出し
たときに、ハンティング手段102による他のISDN
内線インタフェースを求める処理が行われ、着信制御手
段104が、このハンティング手段102が求めたIS
DN内線インタフェースへ上記着信メッセージを転送す
る。着信制御手段104は、着信メッセージの転送時
に、ISDN網10から到来した着信メッセージに変更
を加えて転送を行う。
【0020】以上の構成の電子交換機1の実際の構成を
図2に示す。この実施例に係る電子交換機1には、局線
(アナログ)に対応して接続されたトランク回路3、ア
ナログ内線に接続されるライン回路4Aが設けられ、中
央制御回路6がバス9を介して必要な情報を送受し、各
部を制御する。また、電子交換機1には、通話路回路5
が設けられており、通話路回路5は、中央制御回路6の
制御下で、トランク回路3、ISDN局線インタフェー
ス2−1〜2−nとライン回路4A、ISDN内線イン
タフェース4−1〜4−m間、或いは、ライン回路4A
と、ISDN内線インタフェース4−1〜4−m間に通
話路を形成する。つまり、外線とISDN内線インタフ
ェース4−1〜4−m間、または、内線のライン回路4
Aとの間で通話が可能である。
【0021】中央制御回路6は、例えば、プロセッサに
より構成され、中央制御回路6にはROM、RAM等か
ら構成されるメモリ8が接続されている。内線には、図
のようにISDN端末7−1〜7−3・・・が接続され
ている。メモリ8には、図3に示すような着先情報テー
ブル50、図4に示すような空塞情報テーブル60が備
えられている。なお、ここでは、ISDN内線インタフ
ェース4−1〜4−m分だけが示されているが、実際に
は、内線対応に設けられる。
【0022】着先情報テーブル50は、図3に示すよう
にISDN網から到来する着信メッセージに含まれる着
番号(或いは、他の内線から到来する着信先内線番号)
に対応する内線番号が記憶されたテーブルである。本実
施例の電子交換機1は内線代表機能を有することから、
内線代表グループの着番号(2000、3000)に
は、内線代表を示すフラグが「1」にセットされてお
り、かつ、そのグループの内線番号が対応して記憶され
ている。また、内線代表のグループに属する内線番号に
はポインタ領域が付設され、いずれの内線番号のISD
N内線インタフェースへ着信させるかを識別可能となっ
ている。
【0023】図4に示される空塞情報テーブル60に
は、ISDN内線インタフェース4−1〜4−mの内線
番号に対応して、その通話チャネル(ここでは、ISD
NのB1,B2チャネル)について、その空(0)塞
(1)を示す情報が格納されている。
【0024】中央制御回路6は、メモリ8に記憶されて
いる図8、図9に示されるフローチャートに対応するプ
ログラムに基づき図1において説明した各手段として機
能し、内線代表機能の処理を実行する。以下、このフロ
ーチャートに基づき動作を説明する。システムが立ち上
げられると、中央制御回路6は、図8、図9のフローチ
ャートのプログラムを起動し、ISDN局線インタフェ
ース2−1〜2−nに対する着信を検出する(S20
1)。着信のためにISDN網10からは、図5に示さ
れる着信メッセージ(呼設定メッセージ)が送られてく
る。
【0025】図5に示す着信メッセージは、本発明の説
明のために必要な部分だけを明示してある。つまり、着
信メッセージには、発信元を示す発番号、着信先を示す
着番号が含まれる。本実施例では、着番号が図3の着先
情報テーブル50の内線番号(内線代表)に相当するも
のとする。他の実施例では、着信メッセージに含まれる
着サブアドレスが図3の着先情報テーブル50の内線番
号(内線代表)に相当するものとされる。着信メッセー
ジに含まれる属性1は、例えば、“伝達能力”であっ
て、端末間の通信可能性確認に関連する情報要素とし
て、「情報転送速度」や「モデムタイプ」等が含まれ
る。また、着信メッセージに含まれる属性2は、例え
ば、“高位レイヤ整合性”であって、相手ユーザが整合
性をチェックするための手段を提供するための情報であ
り、電話か、G2/G3ファクシミリ装置か、テレック
スか等の情報が含まれる。更に、着信メッセージに含ま
れる属性3は、例えば、“低位レイヤ整合性”であっ
て、アドレスされたエンティティとの通信の可能性のチ
ェックに使用されるべき手段を提供する情報である。I
SDN端末は、これらの属性情報に基づき整合性をチェ
ックし、整合性が無ければ切断メッセージを返送し、或
いは、無応答となる。
【0026】上記のような着信メッセージを受けた中央
制御回路6は、この着信メッセージをメモリ8内にバッ
ファリングし、この内容を分析する(S202)。つま
り、中央制御回路6は着先情報テーブル50を参照し、
着信メッセージの着番号と一致するものを取り出し、I
SDN内線を宛先とするかを検出する(S203)。こ
こで、ISDN内線以外を宛先とする場合には、他の呼
処理を実行し(S204)、ISDN内線を宛先とする
場合には、更に、着信先が内線代表かを着先情報テーブ
ル50の内線代表フラグを参照して検出する(S20
5)。
【0027】上記において、着先が内線代表ではないこ
とが検出されると、対応の内線番号に基づき、空塞情報
テーブル60を参照し、通話チャネルの空塞を調べ(S
212)、空いているかを検出する(S213)。ここ
で、空き通話チャネルがあるときには、着信メッセージ
を当該内線へ送出して、バッファリングした着信メッセ
ージを消去し(S214)て、メインの処理へリターン
する。一方、空き通話チャネルが無いときには、対応の
ISDN局線インタフェースからISDN網10へ切断
メッセージを送出させて、バッファリングした着信メッ
セージを消去し(S215)て、メインの処理へリター
ンする。
【0028】上記に対し、ステップS205における分
析の結果、着先が内線代表である時には、着先情報テー
ブル50の当該内線グループにおけるポインタを初期化
する(S206)。例えば、着番号が「2000」のと
きには、ポインタは内線番号「2001」を指すことに
なる。そこで、中央制御回路6は、ポインタの指す内線
番号の内線について、空塞情報テーブル60を参照し、
通話チャネルの空塞を調べ(S207)、空いているか
を検出する(S208)。
【0029】ここで空きが無ければ、ポインタを「1」
歩進し(S209)、当該内線代表グループにおいてポ
インタが一巡したかを検出する(S210)。一巡して
いないときには、ステップS207へ戻って、ポインタ
の指す内線番号の内線について、空塞情報テーブル60
を参照し、通話チャネルの空塞を調べ(S207)、空
いているかを検出する(S208)。この様な処理にも
拘らず、空きの通話チャネルが無く、ポインタが当該内
線代表のグループ内で一巡したときには、対応のISD
N局線インタフェースからISDN網10へ切断メッセ
ージを送出させて、バッファリングした着信メッセージ
を消去し(S211)て、メインの処理へリターンす
る。
【0030】上記ステップS208において、空きの通
話チャネルが検出されると、バッファリングしてある着
信メッセージをアレンジし、対応の内線へ当該制御チャ
ネルを介して送出する(S216)と共に、中央制御回
路6が内蔵するタイマを起動する(S217)。着信メ
ッセージのアレンジは、ISDN端末が着信メッセージ
の着番号(或いは、着サブアドレス)に自端末以外の内
線番号が含まれているときに無応答となる等の不具合を
取り除くべく行われ、例えば、図6に示すように着メッ
セージに発番号(及び発サブアドレス)と着番号(及び
着サブアドレス)を取り去って、新たな着信メッセージ
として送信する。他の実施例では、図7に示すように、
着番号(及び着サブアドレス)を新たな着番号(及び着
サブアドレス)に変更し(例えば、当該内線番号を着番
号(及び着サブアドレス)に変更する等)、新たな着信
メッセージとして送信する。その他、必要に応じて着信
メッセージのアレンジが行われる。
【0031】上記のようなメッセージを送信した後、中
央制御回路6は当該内線からメッセージが返送されてき
たかを検出し(S218)、返送されなければ、タイマ
を参照してタイムアップとなったかを検出し(S21
9)、タイムアップとなっていなければステップS21
8へ戻って処理を継続し、タイムアップとなるとステッ
プS209へ進み、ポインタを「1」歩進し(S20
9)、他の内線に対して着信を試みる処理へ移行する。
【0032】一方、ステップS218においてメッセー
ジが返送されてきたことを検出した場合には、その返送
されたメッセージを分析し(S220)、応答メッセー
ジかを検出し(S221)、応答メッセージであるとき
には、上記で空きを検出した通話チャネルを使用して通
話路を形成し、バッファリングした着信メッセージを消
去し(S222)て、メインの処理へリターンする。上
記返送されたメッセージが切断メッセージであるときに
は、ステップS209へ進み、ポインタを「1」歩進し
(S209)、他の内線に対して着信を試みる処理へ移
行する。
【0033】この様に本実施例では、通話チャネルが塞
がっていない場合に、着信メッセージの送出に対し、内
線から属性の不一致等に基づき切断メッセージが返送さ
れた場合、或いはメッセージが所定時間内に返送されな
い場合に、他のISDN内線インタフェースに対するハ
ンティングにより、適切な着信が保証される。これを図
11に示した従来例と比較しながら、図10の手順図を
参照して説明する。
【0034】図10に示すように、ISDN網10側の
ISDN端末7−5と電子交換機1の内線代表に係るI
DSN内線インタフェース2−1とIDSN内線インタ
フェース2−2における、ISDN内線インタフェース
2−1のISDN端末7−1が(a)に示すように、通
話中である。ここで、ISDN網10側のISDN端末
7−6が、電子交換機1の内線代表(IDSN内線イン
タフェース2−1とIDSN内線インタフェース2−2
等による)を宛先として発呼したとする。これにより電
子交換機1に対しては、ISDN網10から(b)に示
すように上記内線代表の着番号が含れた着信メッセージ
が送られてくる。これに対し、電子交換機1では、図
8、図9のフローチャートを使用して説明した如くに、
処理1として、内線代表であることの判定、ポインタに
示す内線の通話チャネルの空塞の判定を行い、更に、着
信メッセージの記憶(バッファリング)を行い、着信さ
せるべきISDN内線インタフェース2−1の内線に対
し、(c)に示すように着信メッセージを送出する。こ
のとき、内線に送出された着信メッセージはISDN網
10から送られた着信メッセージをアレンジしたもので
ある。ここで、ISDN端末7−1は通話中であること
により、(d)に示すように、切断メッセージを返送す
る。一方、図11にて説明の通り、発呼側のISDN端
末7−6と着呼側のISDN端末7−2とは、属性が整
合せず、着信メッセージの属性によりこれを検出したI
SDN端末7−2は、(e)に示すように属性の不一致
による切断メッセージを返送する。そこで、従来ではI
SDN網10側に切断メッセージを返送していたとこ
ろ、本実施例では、処理2に示す通り、内線代表の他の
ISDN内線インタフェースをハンティングする。
【0035】即ち、内線代表に係る内線から切断メッセ
ージが返送されたことの判定に基づき、ポインタを歩進
して次のISDN内線インタフェースを検索し、その通
話チャネルの空塞の判定を行い、ISDN内線インタフ
ェース2−2が選択され、これに対し着信メッセージを
(f)に示す如くに送信する。勿論、このとき、内線に
送出される着信メッセージはISDN網10から送られ
た着信メッセージを当該内線用にアレンジしたものであ
る。
【0036】図11にて説明の通り、発呼側のISDN
端末7−6と着呼側のISDN内線インタフェース2−
2のISDN端末7−3とは、属性が整合しないが、発
呼側のISDN端末7−6と着呼側のISDN内線イン
タフェース2−2のISDN端末7−4とは、属性が整
合する。これにより、着信メッセージの属性に基づき一
致を検出したISDN端末7−4は、(g)に示すよう
に応答メッセージを返送する。一方、属性の一致しなか
ったISDN端末7−3は無応答のままである。上記応
答メッセージを受けた電子交換機1は、(h)に示すよ
うにISDN網10側に応答メッセージを送り、その
後、空いている通話チャネルを用いて(i)に示すよう
にISDN端末7−4とISDN端末7−6との間に通
話路が形成されることになる。
【0037】上記の通り、従来では、切断メッセージに
より速やかに呼切断となっていた呼が、属性の一致する
可能性のある他のISND内線インタフェースに転送さ
れる。このため、ISDNの内線に同一の属性の端末の
みを集めて接続する必要が無く、ユーザは端末の属性を
意識することなく、内線代表に係る内線に対し端末を接
続することができる。
【0038】なお、上記実施例ではISDN局線への着
呼について説明したが、他の実施例では、ISDN局線
以外の局線、ISDN内線、ISDN内線以外の内線か
らの着呼についても、内線代表を宛先とするものであれ
ば、同様に処理を行う。この場合、アナログ回線とIS
DN回線とのデータ仕様・手順の変換、特に、ISDN
内線インタフェースから送出する着信メッセージを作成
する処理等を中央制御回路6が行う。この場合、アナロ
グ回線に接続された端末の属性については、属性情報を
回線に対応してメモリ8に記憶しておき、これを着信メ
ッセージに含ませて送出する。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、I
SDN内線インタフェースの複数を1の着番号で代表さ
せて登録した着先情報テーブルに基づき着信先を検出
し、ISDN内線インタフェースへ着信メッセージを送
信し、端末からの応答を検出して、この応答検出結果に
応じて前記着先情報テーブルを検索し、代表された着番
号に対応する他のISDN内線インタフェースを求め、
求めたISDN内線インタフェースへ上記着信メッセー
ジを転送するように働き、切断メッセージが返送された
場合等にも、他のISDN内線インタフェースを求め、
求めたISDN内線インタフェースへ上記着信メッセー
ジを転送することが可能となるので、内線代表の内線に
対し、属性に制限なく端末を接続可能である。
【0040】更に、本願の請求項2に記載の電子交換機
によれば、求めたISDN内線インタフェースについ
て、各ISDN内線インタフェースに対応する通話チャ
ネルの空塞情報が記憶された空塞情報テーブルを検索し
て、当該ISDN内線インタフェースに対応する通話チ
ャネルの空塞を検出し、通話チャネルが塞がっていると
きには更に他のISDN内線インタフェースを求めるよ
うに働き、通話チャネルの塞がったISDN内線インタ
フェースを避けて着信メッセージを転送するように働く
ので、適切なISDN内線インタフェースへの着信が可
能である。
【0041】また、本願の請求項3に記載の電子交換機
によれば、内線側から切断メッセージが返送されてきた
ことを検出したときに、ハンティング手段による他のI
SDN内線インタフェースを求める処理が行われ、端末
の属性の不一致等の場合の切断メッセージに対応して着
信メッセージを転送するように働くので、内線代表の内
線に対し、属性に制限なく端末を接続可能である。
【0042】また、本願の請求項4に記載の電子交換機
によれば、内線側からメッセージが返送されぬ所定時間
を前記タイマにより検出したときに、ハンティング手段
による他のISDN内線インタフェースを求める処理が
行われ、端末の属性の不一致等の場合のメッセージ返送
無し時に対応して着信メッセージを転送するように働く
ので、属性が不一致のときに無応答となる端末を、内線
代表の内線に対し、属性に制限なく接続可能である。
【0043】更に、本願の請求項5に記載の電子交換機
によれば、着信メッセージの転送時に、到来した着信メ
ッセージに変更を加えて転送を行うので、着信メッセー
ジの内容により不適切な応答を行う端末をも接続可能で
あり、接続し得る端末の制限をより緩やかにすることが
可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る電子交換機の機能ブロッ
ク図。
【図2】本発明の実施例に係る電子交換機のブロック
図。
【図3】本発明の実施例に係る電子交換機で用いられる
着先情報テーブル50の情報を示す図。
【図4】本発明の実施例に係る電子交換機で用いられる
空塞情報テーブル50の情報を示す図。
【図5】ISDNにおいて送られる着信(呼設定)メッ
セージを示す図。
【図6】ISDNにおいて送られる着信(呼設定)メッ
セージを変更した着信(呼設定)メッセージを示す図。
【図7】ISDNにおいて送られる着信(呼設定)メッ
セージを変更した着信(呼設定)メッセージを示す図。
【図8】本発明の実施例に係る電子交換機の動作を説明
するためのフローチャート。
【図9】本発明の実施例に係る電子交換機の動作を説明
するためのフローチャート。
【図10】本発明の実施例に係る電子交換機による通信
手順を示す図。
【図11】従来例に係る電子交換機による通信手順を示
す図。
【符号の説明】
1 電子交換機 2−1〜2−n ISDN局線インタフェース 3 ト
ランク回路 4−1〜4−m ISDN内線インタフェース 5 通
話路回路 6 中央制御回路 7−1〜7−k ISDN端末 8 メ
モリ 9 バス 10
ISDN網 50 着先情報テーブル 60
空塞情報テーブル 101 着先検出手段 102
ハンティング手段 103 応答検出手段 104
着信制御手段 105 タイマ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内線に接続されるISDN内線インタフ
    ェースを複数備え、着信に対応して着信先に係るISD
    N内線インタフェースへ着信メッセージを送信する電子
    交換機において、 前記ISDN内線インタフェースの複数を1つの着番号
    で代表させて登録した着先情報テーブルと、 前記着先情報テーブルに基づき着信先を検出する着信先
    検出手段と、 ISDN内線インタフェースへ着信メッセージを送信し
    た場合に、端末からの応答を検出する応答検出手段と、 この応答検出手段による検出結果に応じて前記着先情報
    テーブルを検索し、代表された着番号に対応する他のI
    SDN内線インタフェースを求めるハンティング手段
    と、 このハンティング手段が求めたISDN内線インタフェ
    ースへ上記着信メッセージを転送する着信制御手段とを
    備えることを特徴とする電子交換機。
  2. 【請求項2】 各ISDN内線インタフェースに対応す
    る通話チャネルの空塞情報が記憶された空塞情報テーブ
    ルを備え、 ハンティング手段は、求めたISDN内線インタフェー
    スについて前記空塞情報テーブルを検索して、当該IS
    DN内線インタフェースに対応する通話チャネルの空塞
    を検出し、通話チャネルが塞がっているときには更に他
    のISDN内線インタフェースを求めることを特徴とす
    る請求項1記載の電子交換機。
  3. 【請求項3】 応答検出手段が、内線側から切断メッセ
    ージが返送されてきたことを検出したときに、 ハンティング手段による他のISDN内線インタフェー
    スを求める処理が行われ、 着信制御手段が、このハンティング手段が求めたISD
    N内線インタフェースへ上記着信メッセージを転送する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の電子
    交換機。
  4. 【請求項4】 タイマを備え、 応答検出手段が、内線側からメッセージが返送されぬ所
    定時間を前記タイマにより検出したときに、 ハンティング手段による他のISDN内線インタフェー
    スを求める処理が行われ、 着信制御手段が、このハンティング手段が求めたISD
    N内線インタフェースへ上記着信メッセージを転送する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の電子
    交換機。
  5. 【請求項5】 着信制御手段は、着信メッセージの転送
    時に、到来した着信メッセージに変更を加えて転送を行
    うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記
    載の電子交換機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006197296A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Nec Infrontia Corp Ip電話交換機およびその着信制御方法
JP2009231882A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 呼制御装置、呼制御方法および呼制御プログラム

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