JPH09214411A - 非再生中継方式の無線送受信機 - Google Patents
非再生中継方式の無線送受信機Info
- Publication number
- JPH09214411A JPH09214411A JP3757696A JP3757696A JPH09214411A JP H09214411 A JPH09214411 A JP H09214411A JP 3757696 A JP3757696 A JP 3757696A JP 3757696 A JP3757696 A JP 3757696A JP H09214411 A JPH09214411 A JP H09214411A
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- JP
- Japan
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- band
- frequency band
- signals
- channel
- carrier
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 非再生中継を行うマイクロ波通信において簡
単な構成で隣接チャネル通過干渉を補償できる無線送受
信機を提供する。 【解決手段】 受信アンテナ1により受信された受信R
F信号は、各受信チャネル毎に分波され受信ミキサ5、
6によりIF信号に変換される。変換されたIF信号は
ハイブリッド20、30によって3分配された後、狭帯
域通過フィルタ21から23、31〜33により各自キ
ャリアのみが抽出される。抽出された各自キャリアは合
成されるが、狭帯域通過フィルタにより隣接キャリア成
分は十分抑圧されているため、隣接システムを通過した
自キャリアの干渉波の影響を受けることなく、各キャリ
アは次局へ伝送できる。
単な構成で隣接チャネル通過干渉を補償できる無線送受
信機を提供する。 【解決手段】 受信アンテナ1により受信された受信R
F信号は、各受信チャネル毎に分波され受信ミキサ5、
6によりIF信号に変換される。変換されたIF信号は
ハイブリッド20、30によって3分配された後、狭帯
域通過フィルタ21から23、31〜33により各自キ
ャリアのみが抽出される。抽出された各自キャリアは合
成されるが、狭帯域通過フィルタにより隣接キャリア成
分は十分抑圧されているため、隣接システムを通過した
自キャリアの干渉波の影響を受けることなく、各キャリ
アは次局へ伝送できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線伝送中継局で使
用される無線送受信機に係り、特に非再生中継方式にお
ける隣接チャネル干渉を補償する無線送受信機に関す
る。
用される無線送受信機に係り、特に非再生中継方式にお
ける隣接チャネル干渉を補償する無線送受信機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】非再生中継方式は無線中継方式の1つで
あり、無線周波数帯(例えばマイクロ波帯)の受信信号
を一旦中間周波数帯に変換した後、検波再生を行わずに
再び無線周波数帯に変換して伝送する方式である。この
方式は、各中継局に復調器及び変調器を設ける必要がな
いために構成が簡単となる反面、隣接チャネル干渉の影
響が大きくなるという難点を有している。このために、
従来より種々の隣接チャネル干渉補償方法が提案されて
いる。
あり、無線周波数帯(例えばマイクロ波帯)の受信信号
を一旦中間周波数帯に変換した後、検波再生を行わずに
再び無線周波数帯に変換して伝送する方式である。この
方式は、各中継局に復調器及び変調器を設ける必要がな
いために構成が簡単となる反面、隣接チャネル干渉の影
響が大きくなるという難点を有している。このために、
従来より種々の隣接チャネル干渉補償方法が提案されて
いる。
【0003】図3は従来の隣接チャネル干渉補償方法を
採用した無線送受信機のブロック図であり、特開平3−
266531号公報に開示されているものである。同図
に示すように、受信アンテナ101及び低雑音増幅器1
02を通して受信された受信信号は、受信チャネルフィ
ルタ103及び104を通してミキサ105及び106
にそれぞれ入力し、無線周波数発振器107及び108
からそれぞれ受信チャネルに対応した周波数の信号が供
給されたミキサ105及び106によって中間周波数帯
に変換される。続いて、それぞれの受信チャネル信号は
増幅器109及び110で増幅され、再びミキサ111
及び112と無線周波数発振器113及び114によっ
て無線周波数帯に変換され、送信チャネルフィルタ11
5及び117を通して送信アンテナ117から送出され
る。
採用した無線送受信機のブロック図であり、特開平3−
266531号公報に開示されているものである。同図
に示すように、受信アンテナ101及び低雑音増幅器1
02を通して受信された受信信号は、受信チャネルフィ
ルタ103及び104を通してミキサ105及び106
にそれぞれ入力し、無線周波数発振器107及び108
からそれぞれ受信チャネルに対応した周波数の信号が供
給されたミキサ105及び106によって中間周波数帯
に変換される。続いて、それぞれの受信チャネル信号は
増幅器109及び110で増幅され、再びミキサ111
及び112と無線周波数発振器113及び114によっ
て無線周波数帯に変換され、送信チャネルフィルタ11
5及び117を通して送信アンテナ117から送出され
る。
【0004】更に、無線周波数発振器107及び108
はそれぞれ周波数制御回路118及び119によって周
波数制御され、また、無線周波数発振器113及び11
4はそれぞれ周波数制御回路1120及び121によっ
て周波数制御される。周波数制御回路118および12
0は共に基準発振器122からの基準周波数によって同
期され、同じく周波数制御回路119および121は共
に基準発振器123からの基準周波数によって同期され
ている。これによって、受信チャネルフィルタ103及
び104で隣接チャネルで漏れ込んだ自信号は送信側で
再び合成される自信号と同期状態となり、自信号の劣化
として受信端局において従来の波形等化技術で等化する
ことが可能となる。
はそれぞれ周波数制御回路118及び119によって周
波数制御され、また、無線周波数発振器113及び11
4はそれぞれ周波数制御回路1120及び121によっ
て周波数制御される。周波数制御回路118および12
0は共に基準発振器122からの基準周波数によって同
期され、同じく周波数制御回路119および121は共
に基準発振器123からの基準周波数によって同期され
ている。これによって、受信チャネルフィルタ103及
び104で隣接チャネルで漏れ込んだ自信号は送信側で
再び合成される自信号と同期状態となり、自信号の劣化
として受信端局において従来の波形等化技術で等化する
ことが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来に隣接チャネル干
渉では、一般的にチャネルフィルタの帯域幅は比較的広
いため隣接チャネルへ漏れ込む自信号の干渉波レベルが
高く、自信号と干渉波を常に最適な位相および等しい電
気長にて送信側で再び合成しなければ、自信号の波形劣
化とならず、干渉波との合成波形となってしまい、従来
の波形等化技術では等化不可能となる。
渉では、一般的にチャネルフィルタの帯域幅は比較的広
いため隣接チャネルへ漏れ込む自信号の干渉波レベルが
高く、自信号と干渉波を常に最適な位相および等しい電
気長にて送信側で再び合成しなければ、自信号の波形劣
化とならず、干渉波との合成波形となってしまい、従来
の波形等化技術では等化不可能となる。
【0006】これに対して位相回転回路および遅延回路
とを用いて補償する方法が考えられるが、隣接チャネル
間に渡る制御等の回路構成が複雑になり、装置の大型
化、製造コストのアップする問題が新たに発生する。
とを用いて補償する方法が考えられるが、隣接チャネル
間に渡る制御等の回路構成が複雑になり、装置の大型
化、製造コストのアップする問題が新たに発生する。
【0007】本発明の目的は、煩雑な調整が不要とな
り、且つ構成が簡単な非再生無線送受信機を提供するこ
とにある。
り、且つ構成が簡単な非再生無線送受信機を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による非再生中継
方式の無線送受信機は、チャネル毎に干渉波を十分抑圧
できるように帯域制限する狭帯域フィルタを備えている
ことを主要な特徴とする。この狭帯域フィルタを設ける
ことによって、隣接チャネル干渉が抑圧されるが、通過
信号自体も帯域制限を受け、その分波形劣化が起こる。
しかし、これは自信号の波形劣化であるため、従来の波
形等化技術で容易に等化可能である。従って、多数段の
中継を行っても最終的な受信端局において従来の波形等
化技術により等化することができ、伝送品質の向上につ
ながるとともに、無線周波数間隔を広くする必要がない
ため周波数利用効率を減少させることなく無線周波数を
最大限利用可能となる。
方式の無線送受信機は、チャネル毎に干渉波を十分抑圧
できるように帯域制限する狭帯域フィルタを備えている
ことを主要な特徴とする。この狭帯域フィルタを設ける
ことによって、隣接チャネル干渉が抑圧されるが、通過
信号自体も帯域制限を受け、その分波形劣化が起こる。
しかし、これは自信号の波形劣化であるため、従来の波
形等化技術で容易に等化可能である。従って、多数段の
中継を行っても最終的な受信端局において従来の波形等
化技術により等化することができ、伝送品質の向上につ
ながるとともに、無線周波数間隔を広くする必要がない
ため周波数利用効率を減少させることなく無線周波数を
最大限利用可能となる。
【0009】本発明の第1の観点による非再生中継方式
の無線送受信機は、無線周波数帯の受信波からそれぞれ
異なるキャリア周波数を有する複数のチャネル信号をそ
れぞれ通過させるための通過帯域を有する受信フィルタ
手段と、前記複数のチャネル信号をそれぞれ中間周波数
帯に変換する第1周波数変換手段と、前記中間周波数帯
の複数のチャネル信号の各々に関して、隣接チャネル成
分を抑圧するために前記受信フィルタ手段のそれぞれの
通過帯域より狭い通過帯域を有する狭帯域通過フィルタ
手段と、前記狭帯域通過フィルタ手段を通過した複数の
チャネル信号を前記無線周波数帯に変換する第2周波数
変換手段と、前記第2周波数変換手段により前記無線周
波数帯に変換された複数の信号を合波して送信波を生成
する送信手段と、からなることを特徴とする。
の無線送受信機は、無線周波数帯の受信波からそれぞれ
異なるキャリア周波数を有する複数のチャネル信号をそ
れぞれ通過させるための通過帯域を有する受信フィルタ
手段と、前記複数のチャネル信号をそれぞれ中間周波数
帯に変換する第1周波数変換手段と、前記中間周波数帯
の複数のチャネル信号の各々に関して、隣接チャネル成
分を抑圧するために前記受信フィルタ手段のそれぞれの
通過帯域より狭い通過帯域を有する狭帯域通過フィルタ
手段と、前記狭帯域通過フィルタ手段を通過した複数の
チャネル信号を前記無線周波数帯に変換する第2周波数
変換手段と、前記第2周波数変換手段により前記無線周
波数帯に変換された複数の信号を合波して送信波を生成
する送信手段と、からなることを特徴とする。
【0010】また、本発明の第2の観点による無線送受
信機は、無線周波数帯の受信波からそれぞれ複数のキャ
リア周波数からなる複数のチャネル信号を分岐させる受
信手段と、前記複数のチャネル信号をそれぞれ中間周波
数帯に変換する第1周波数変換手段と、前記中間周波数
帯の複数のチャネル信号の各々を前記複数のキャリア周
波数信号に分岐させる分岐手段と、前記複数のキャリア
周波数信号の各々について隣接キャリア信号成分を実質
的に抑圧する狭い通過帯域を有する狭帯域通過フィルタ
手段と、前記狭帯域通過フィルタ手段を通過した複数の
キャリア周波数信号を合成して複数のチャネル信号を生
成する合成手段と、前記合成手段により得られた複数の
チャネル信号を前記無線周波数帯に変換する第2周波数
変換手段と、前記第2周波数変換手段により前記無線周
波数帯に変換された信号を合波して送信波を生成する送
信手段と、からなることを特徴とする。
信機は、無線周波数帯の受信波からそれぞれ複数のキャ
リア周波数からなる複数のチャネル信号を分岐させる受
信手段と、前記複数のチャネル信号をそれぞれ中間周波
数帯に変換する第1周波数変換手段と、前記中間周波数
帯の複数のチャネル信号の各々を前記複数のキャリア周
波数信号に分岐させる分岐手段と、前記複数のキャリア
周波数信号の各々について隣接キャリア信号成分を実質
的に抑圧する狭い通過帯域を有する狭帯域通過フィルタ
手段と、前記狭帯域通過フィルタ手段を通過した複数の
キャリア周波数信号を合成して複数のチャネル信号を生
成する合成手段と、前記合成手段により得られた複数の
チャネル信号を前記無線周波数帯に変換する第2周波数
変換手段と、前記第2周波数変換手段により前記無線周
波数帯に変換された信号を合波して送信波を生成する送
信手段と、からなることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による無線送受信
機の第1実施形態を示す回路図である。前局からの無線
信号は受信アンテナ1で受信され、低雑音増幅器2によ
り低雑音増幅された後、受信チャネルフィルタ3及び4
によって各チャネルCH1及びCH2の信号が抽出され
る。ただし、一般に、各受信チャネルフィルタの通過帯
域は比較的広く設定されているために、各チャネルには
隣接チャネルの信号が漏れ込んでいる。
機の第1実施形態を示す回路図である。前局からの無線
信号は受信アンテナ1で受信され、低雑音増幅器2によ
り低雑音増幅された後、受信チャネルフィルタ3及び4
によって各チャネルCH1及びCH2の信号が抽出され
る。ただし、一般に、各受信チャネルフィルタの通過帯
域は比較的広く設定されているために、各チャネルには
隣接チャネルの信号が漏れ込んでいる。
【0012】受信チャネルフィルタ3及び4によってそ
れぞれ抽出されたチャネル信号は受信ミキサ5及び6に
入力し、そこで無線周波数発振器7及び8によってそれ
ぞれ生成された局部発振周波数Lo1及びLo2と混合さ
れ、中間周波数帯の信号にそれぞれ変換される。中間周
波数に変換された信号は、狭帯域の帯域通過フィルタ9
及び10を通過することによって、それぞれ隣接チャネ
ルの信号が更に抑圧される。狭帯域通過フィルタ9及び
10は、隣接チャネル成分を更に抑圧するために、通常
使用されるチャネルフィルタよりも更にフェージングマ
ージンを広くして通過帯域を狭くしたものである。ここ
では、受信チャネルフィルタ3及び4よりも更に通過帯
域が狭いフィルタが使用される。
れぞれ抽出されたチャネル信号は受信ミキサ5及び6に
入力し、そこで無線周波数発振器7及び8によってそれ
ぞれ生成された局部発振周波数Lo1及びLo2と混合さ
れ、中間周波数帯の信号にそれぞれ変換される。中間周
波数に変換された信号は、狭帯域の帯域通過フィルタ9
及び10を通過することによって、それぞれ隣接チャネ
ルの信号が更に抑圧される。狭帯域通過フィルタ9及び
10は、隣接チャネル成分を更に抑圧するために、通常
使用されるチャネルフィルタよりも更にフェージングマ
ージンを広くして通過帯域を狭くしたものである。ここ
では、受信チャネルフィルタ3及び4よりも更に通過帯
域が狭いフィルタが使用される。
【0013】狭帯域通過フィルタ9及び10を通過した
信号は、レベル調整用の増幅器11及び12を介して送
信ミキサ13及び14に入力し、無線周波数発振器15
及び16からの局部発振周波数とそれぞれ混合されて無
線周波数帯に変換される。こうして得られたチャネルC
H1及びCH2の送信信号は、それぞれ送信チャネルフ
ィルタ17及び18を通過して再び合成され、送信アン
テナ19より次局へ送信される。
信号は、レベル調整用の増幅器11及び12を介して送
信ミキサ13及び14に入力し、無線周波数発振器15
及び16からの局部発振周波数とそれぞれ混合されて無
線周波数帯に変換される。こうして得られたチャネルC
H1及びCH2の送信信号は、それぞれ送信チャネルフ
ィルタ17及び18を通過して再び合成され、送信アン
テナ19より次局へ送信される。
【0014】送信チャネルフィルタ17及び18を通し
て再び合成されるチャネルCH1及びCH2の送信信号
は、それぞれ狭帯域通過フィルタ9及び10により隣接
チャネル成分が抑圧されているため、隣接チャネルを通
過した自信号の干渉波の影響を受けずに次局へ伝送する
ことが可能となる。
て再び合成されるチャネルCH1及びCH2の送信信号
は、それぞれ狭帯域通過フィルタ9及び10により隣接
チャネル成分が抑圧されているため、隣接チャネルを通
過した自信号の干渉波の影響を受けずに次局へ伝送する
ことが可能となる。
【0015】図2は本発明による無線送受信機の第2実
施形態を示す回路図である。本実施形態は3マルチキャ
リア(MC1〜MC3)伝送を行う中継器であり、それ
に対応して2チャネルにそれぞれ3つの狭帯域通過フィ
ルタが設けられている。なお、図1と同一回路要素には
同一の参照番号を付して説明は省略する。
施形態を示す回路図である。本実施形態は3マルチキャ
リア(MC1〜MC3)伝送を行う中継器であり、それ
に対応して2チャネルにそれぞれ3つの狭帯域通過フィ
ルタが設けられている。なお、図1と同一回路要素には
同一の参照番号を付して説明は省略する。
【0016】図2において、受信ミキサ5及び6により
中間周波数帯に変換された受信信号は、ハイブリット2
0及び30によりそれぞれ3分岐された後、狭帯域通過
フィルタ21〜23及び31〜33へそれぞれ入力し、
各マルチキャリア毎(MC1〜MC3)に帯域制限され
る。狭帯域通過フィルタ21〜23及び31〜33は、
隣接キャリア成分を更に抑圧するために、通常使用され
る受信チャネルフィルタよりも更にフェージングマージ
ンを広くして通過帯域の狭いフィルタが使用される。
中間周波数帯に変換された受信信号は、ハイブリット2
0及び30によりそれぞれ3分岐された後、狭帯域通過
フィルタ21〜23及び31〜33へそれぞれ入力し、
各マルチキャリア毎(MC1〜MC3)に帯域制限され
る。狭帯域通過フィルタ21〜23及び31〜33は、
隣接キャリア成分を更に抑圧するために、通常使用され
る受信チャネルフィルタよりも更にフェージングマージ
ンを広くして通過帯域の狭いフィルタが使用される。
【0017】こうして帯域制限された3キャリア(MC
1〜MC3)の信号は、レベル調整用の増幅器24〜2
6及び34〜36を介してハイブリッド27及び37に
よって再び合成される。各キャリアの信号は狭帯域通過
フィルタ21〜23及び31〜33によってそれぞれ帯
域制限され、隣接チャネル成分が抑圧されているため
に、ハイブリットにより再び合成されても隣接チャネル
を通過した自信号の干渉波の影響を受けずに次局へ伝送
することができる。
1〜MC3)の信号は、レベル調整用の増幅器24〜2
6及び34〜36を介してハイブリッド27及び37に
よって再び合成される。各キャリアの信号は狭帯域通過
フィルタ21〜23及び31〜33によってそれぞれ帯
域制限され、隣接チャネル成分が抑圧されているため
に、ハイブリットにより再び合成されても隣接チャネル
を通過した自信号の干渉波の影響を受けずに次局へ伝送
することができる。
【0018】第1実施形態および第2実施形態におい
て、狭帯域通過フィルタを設けることにより自信号の劣
化が生じるが、この劣化は受信端局の復調部のトランス
バーサル等化器のような従来の波形等化技術により容易
に除去することができる。
て、狭帯域通過フィルタを設けることにより自信号の劣
化が生じるが、この劣化は受信端局の復調部のトランス
バーサル等化器のような従来の波形等化技術により容易
に除去することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
中間周波数帯において狭帯域通過フィルタを使用したの
で、従来のように基準発振器により無線周波数発振器を
適切に同期させるという回路構成を用いなくとも伝送品
質を向上させることができる。更に、無線周波数間隔を
広くする必要がないため、周波数利用効率を減少させる
ことなく無線周波数を最大限に利用可能となる。また、
無線周波数同期用の低周波段の基準発振器が不要となる
ばかりでなく、適切に同期させるための調整工事が不要
となるため、コスト削減も可能になる。
中間周波数帯において狭帯域通過フィルタを使用したの
で、従来のように基準発振器により無線周波数発振器を
適切に同期させるという回路構成を用いなくとも伝送品
質を向上させることができる。更に、無線周波数間隔を
広くする必要がないため、周波数利用効率を減少させる
ことなく無線周波数を最大限に利用可能となる。また、
無線周波数同期用の低周波段の基準発振器が不要となる
ばかりでなく、適切に同期させるための調整工事が不要
となるため、コスト削減も可能になる。
【図1】本発明による無線送受信機の第1実施形態を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図2】本発明による無線送受信機の第2実施形態を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図3】従来の無線送受信機を示すブロック図である。
1 受信アンテナ 2 低雑音増幅器 3、4 受信チャネルフィルタ 5、6 受信ミキサ 7、8 無線周波数発振器 9、10 狭帯域通過フィルタ 11、12 レベル調整増幅器 13、14 送信ミキサ 15、16 無線周波数発振器 17、18 送信チャネルフィルタ 19 送信アンテナ 20、30 ハイブリッド 21−23 狭帯域通過フィルタ 31−33 狭帯域通過フィルタ 24−26 レベル調整増幅器 34−36 レベル調整増幅器 27、37 ハイブリッド
Claims (2)
- 【請求項1】 非再生中継方式の無線送受信機におい
て、 無線周波数帯の受信波からそれぞれ異なるキャリア周波
数を有する複数のチャネル信号をそれぞれ通過させるた
めの通過帯域を有する受信フィルタ手段と、 前記複数のチャネル信号をそれぞれ中間周波数帯に変換
する第1周波数変換手段と、 前記中間周波数帯の複数のチャネル信号の各々に関し
て、隣接チャネル成分を抑圧するために前記受信フィル
タ手段のそれぞれの通過帯域より狭い通過帯域を有する
狭帯域通過フィルタ手段と、 前記狭帯域通過フィルタ手段を通過した複数のチャネル
信号を前記無線周波数帯に変換する第2周波数変換手段
と、 前記第2周波数変換手段により前記無線周波数帯に変換
された複数の信号を合波して送信波を生成する送信手段
と、 からなることを特徴とする無線送受信機。 - 【請求項2】 マルチキャリア伝送における非再生中継
方式の無線送受信機において、 無線周波数帯の受信波からそれぞれ複数のキャリア周波
数からなる複数のチャネル信号を分岐させる受信手段
と、 前記複数のチャネル信号をそれぞれ中間周波数帯に変換
する第1周波数変換手段と、 前記中間周波数帯の複数のチャネル信号の各々を前記複
数のキャリア周波数信号に分岐させる分岐手段と、 前記複数のキャリア周波数信号の各々について隣接キャ
リア信号成分を実質的に抑圧する狭い通過帯域を有する
狭帯域通過フィルタ手段と、 前記狭帯域通過フィルタ手段を通過した複数のキャリア
周波数信号を合成して複数のチャネル信号を生成する合
成手段と、前記合成手段により得られた複数のチャネル
信号を前記無線周波数帯に変換する第2周波数変換手段
と、 前記第2周波数変換手段により前記無線周波数帯に変換
された信号を合波して送信波を生成する送信手段と、 からなることを特徴とする無線送受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3757696A JPH09214411A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 非再生中継方式の無線送受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3757696A JPH09214411A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 非再生中継方式の無線送受信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09214411A true JPH09214411A (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=12501372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3757696A Pending JPH09214411A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 非再生中継方式の無線送受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09214411A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11239072A (ja) * | 1998-02-20 | 1999-08-31 | Kokusai Electric Co Ltd | 携帯電話中継増幅装置用振幅等化器 |
CN1309265C (zh) * | 2002-07-12 | 2007-04-04 | 三星电子株式会社 | 移动通信系统中的多波段射频接收方法和设备 |
-
1996
- 1996-01-31 JP JP3757696A patent/JPH09214411A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11239072A (ja) * | 1998-02-20 | 1999-08-31 | Kokusai Electric Co Ltd | 携帯電話中継増幅装置用振幅等化器 |
CN1309265C (zh) * | 2002-07-12 | 2007-04-04 | 三星电子株式会社 | 移动通信系统中的多波段射频接收方法和设备 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990907 |