JPH0921392A - 横型回転圧縮機の給油装置 - Google Patents
横型回転圧縮機の給油装置Info
- Publication number
- JPH0921392A JPH0921392A JP17181895A JP17181895A JPH0921392A JP H0921392 A JPH0921392 A JP H0921392A JP 17181895 A JP17181895 A JP 17181895A JP 17181895 A JP17181895 A JP 17181895A JP H0921392 A JPH0921392 A JP H0921392A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- oil pipe
- crankshaft
- tip
- compressor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 横型回転圧縮機内のオイルが運転停止時に低
外気温条件で冷媒と二層分離しても常にオイルを吸入さ
せる。 【構成】 湾曲したオイル管１６内に一端がクランク軸
６端部に固着され、かつ先端２１がオイル８に浸漬する
コイルスプリング１９を設け、湾曲したオイル管１６の
先端２１を封して、オイル管１６先端２１より上部側面
に楕円状の穴２２を設けた。
外気温条件で冷媒と二層分離しても常にオイルを吸入さ
せる。 【構成】 湾曲したオイル管１６内に一端がクランク軸
６端部に固着され、かつ先端２１がオイル８に浸漬する
コイルスプリング１９を設け、湾曲したオイル管１６の
先端２１を封して、オイル管１６先端２１より上部側面
に楕円状の穴２２を設けた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は冷蔵庫、エアーコンディ
ショナー等の冷凍装置に使用する横型回転圧縮機に関す
る。
ショナー等の冷凍装置に使用する横型回転圧縮機に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】近年、横型回転圧縮機（以下圧縮機とい
う）は、エネルギー効率向上の見地から圧縮機の高効率
化が要求されている。又、部品摩耗に対する品質向上の
傾向にある。
う）は、エネルギー効率向上の見地から圧縮機の高効率
化が要求されている。又、部品摩耗に対する品質向上の
傾向にある。
【０００３】以下図面を参照しながら、特開昭６０−１
６６７７２号公報に見られる従来の圧縮機の給油装置に
ついて説明する。
６６７７２号公報に見られる従来の圧縮機の給油装置に
ついて説明する。
【０００４】図３は特開昭６０−１６６７７２号公報に
示されている圧縮機の断面図を示すもので、１は、密閉
ケースであり、２は電動要素、３は圧縮要素である。
示されている圧縮機の断面図を示すもので、１は、密閉
ケースであり、２は電動要素、３は圧縮要素である。
【０００５】４は電動要素２の固定子で、密閉ケース１
に圧入固定されている。５はロータでクランク軸６を圧
入している。圧縮要素３はシリンダ７とクランク軸６の
偏心部８によりシリンダ７内に回転するローラ９と、こ
のローラ９に接してシリンダ７内を高圧側と低圧側とに
区分するベーン１０と、シリンダ７の開口部１７を閉塞
する左側軸受部材１１と右側軸受部材１２とにより構成
されている。
に圧入固定されている。５はロータでクランク軸６を圧
入している。圧縮要素３はシリンダ７とクランク軸６の
偏心部８によりシリンダ７内に回転するローラ９と、こ
のローラ９に接してシリンダ７内を高圧側と低圧側とに
区分するベーン１０と、シリンダ７の開口部１７を閉塞
する左側軸受部材１１と右側軸受部材１２とにより構成
されている。
【０００６】１３は左側軸受部材１１にボルト１４によ
り取付けられているスプリングガイド１３は左側軸受部
材１１に密着圧入する取付基部１５と下方に湾曲したオ
イル管１６の上端は取付基部１５のクランク軸６と同心
に設けた開口部１７と連設し下端は密閉ケース１の下方
に貯溜したオイル１８に浸かっている。１９はクランク
軸端部２３の給油孔２０に圧入固着されたコイルスプリ
ングである。
り取付けられているスプリングガイド１３は左側軸受部
材１１に密着圧入する取付基部１５と下方に湾曲したオ
イル管１６の上端は取付基部１５のクランク軸６と同心
に設けた開口部１７と連設し下端は密閉ケース１の下方
に貯溜したオイル１８に浸かっている。１９はクランク
軸端部２３の給油孔２０に圧入固着されたコイルスプリ
ングである。
【０００７】以上のような構成において、圧縮機の給油
装置について、以下その動作について説明する。
装置について、以下その動作について説明する。
【０００８】まず密閉ケース１の下方に貯溜しているオ
イル１８がクランク軸６の回転とともに湾曲したオイル
管内を回転するコイルスプリング１９によりこのコイル
スプリング１９と湾曲したオイル管１６の内壁に沿って
上昇する。
イル１８がクランク軸６の回転とともに湾曲したオイル
管内を回転するコイルスプリング１９によりこのコイル
スプリング１９と湾曲したオイル管１６の内壁に沿って
上昇する。
【０００９】そしてオイル１８はコイルスプリング１９
の隙間からクランク軸端部２３の給油孔２０に入り、各
摺動部に供給される。
の隙間からクランク軸端部２３の給油孔２０に入り、各
摺動部に供給される。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では圧縮機運転停止時に低外気温条件ではオ
イルに溶けた冷媒が二層分離する可能性があり湾曲した
オイル管の先端は下層の冷媒層の位置にくるので冷媒を
吸入してしまい信頼性の低下を有していた。
ような構成では圧縮機運転停止時に低外気温条件ではオ
イルに溶けた冷媒が二層分離する可能性があり湾曲した
オイル管の先端は下層の冷媒層の位置にくるので冷媒を
吸入してしまい信頼性の低下を有していた。
【００１１】本発明は上記課題に鑑み、圧縮機の湾曲し
たオイル管先端を封止して、オイル管先端上部の側面に
楕円状の穴を開け、穴の位置をオイル層に合わせること
により二層分離しても常にオイルを吸入させることを目
的とする圧縮機の給油装置を提供するものである。
たオイル管先端を封止して、オイル管先端上部の側面に
楕円状の穴を開け、穴の位置をオイル層に合わせること
により二層分離しても常にオイルを吸入させることを目
的とする圧縮機の給油装置を提供するものである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために本発明の圧縮機の給油装置の構成は、クラン
ク軸を軸支する軸受に一端開口部を同芯的に固定し、他
端を前記密閉ケース内に貯溜したオイル内に延出する湾
曲したオイル管と、前記湾曲したオイル管内に一端が前
記クランク軸端部に固着され、かつ先端が前記オイルに
浸漬するコイルスプリングを設け、前記湾曲したオイル
管先端を封止して、前記オイル管先端より上部側面に楕
円状の穴を設けたという構成を備えたものである。
するために本発明の圧縮機の給油装置の構成は、クラン
ク軸を軸支する軸受に一端開口部を同芯的に固定し、他
端を前記密閉ケース内に貯溜したオイル内に延出する湾
曲したオイル管と、前記湾曲したオイル管内に一端が前
記クランク軸端部に固着され、かつ先端が前記オイルに
浸漬するコイルスプリングを設け、前記湾曲したオイル
管先端を封止して、前記オイル管先端より上部側面に楕
円状の穴を設けたという構成を備えたものである。
【００１３】
【作用】本発明は上記した構成により圧縮機運転停止時
に二層分離しても上層にあるオイルのみを吸入すること
ができ信頼性が向上することになる。
に二層分離しても上層にあるオイルのみを吸入すること
ができ信頼性が向上することになる。
【００１４】
【実施例】以下本発明の一実施例の圧縮機の給油装置に
ついて、図面を参照しながら説明する。尚、従来と同一
部品は同一符号を用いて説明し、構成、動作の同じとこ
ろは説明を省略する。
ついて、図面を参照しながら説明する。尚、従来と同一
部品は同一符号を用いて説明し、構成、動作の同じとこ
ろは説明を省略する。
【００１５】図１及び図２は本発明の一実施例における
圧縮機給油装置を示すものである。図１及び図２におい
て、湾曲したオイル管１６の先端２１を封止栓２１ａで
封止する。先端２１より上部の側面に上下方向に延びた
楕円状の穴２２を開ける。楕円状の穴２２は圧縮機運転
停止時に二層分離しても上層にあるオイル１８を吸い込
み給油する。
圧縮機給油装置を示すものである。図１及び図２におい
て、湾曲したオイル管１６の先端２１を封止栓２１ａで
封止する。先端２１より上部の側面に上下方向に延びた
楕円状の穴２２を開ける。楕円状の穴２２は圧縮機運転
停止時に二層分離しても上層にあるオイル１８を吸い込
み給油する。
【００１６】以上のように構成された圧縮機の給油装置
について、以下図１及び図２を用いて、その動作につい
て説明する。まず、図１及び図２は給油装置を示すもの
であって、電動要素２に通電され、ロータ５が回転する
と、クランク軸６が回転し、このクランク軸６の偏心部
８によりシリンダ７内を回転するローラ９とベーン１０
との共働で、圧縮要素３は吸込圧縮を行う。一方クラン
ク軸端部２３の回転は同時にコイルスプリング１９をオ
イル管１６内で回転させる。
について、以下図１及び図２を用いて、その動作につい
て説明する。まず、図１及び図２は給油装置を示すもの
であって、電動要素２に通電され、ロータ５が回転する
と、クランク軸６が回転し、このクランク軸６の偏心部
８によりシリンダ７内を回転するローラ９とベーン１０
との共働で、圧縮要素３は吸込圧縮を行う。一方クラン
ク軸端部２３の回転は同時にコイルスプリング１９をオ
イル管１６内で回転させる。
【００１７】そして密閉ケース１の下方に貯溜されたオ
イル１８は楕円状の穴２２よりコイルスプリング１９の
外側面とオイル管１６の内壁に沿ってスパイラル状に上
昇して、その後オイル１８はコイルスプリング１９の隙
間からクランク軸端部２３の給油孔２０に入り、各摺動
部に供給されることとなる。
イル１８は楕円状の穴２２よりコイルスプリング１９の
外側面とオイル管１６の内壁に沿ってスパイラル状に上
昇して、その後オイル１８はコイルスプリング１９の隙
間からクランク軸端部２３の給油孔２０に入り、各摺動
部に供給されることとなる。
【００１８】
【発明の効果】以上のように本発明は、圧縮機の給油装
置はロータにより駆動されるクランク軸と、このクラン
ク軸を軸支する軸受に一端開口部を同芯的に固定し、他
端を前記密閉ケースに貯溜したオイル内に延出する湾曲
したオイル管と、前記オイル管内に、一端が前記クラン
ク軸端部に固着され、かつ先端が前記オイルに浸漬する
コイルスプリングを設け、前記湾曲したオイル管の先端
を封止して、前記湾曲したオイル管の先端より上部側面
に楕円状の穴を設け、圧縮機運転停止時に二層分離して
も上層にあるオイルのみを吸入することができ信頼性が
向上することになる。
置はロータにより駆動されるクランク軸と、このクラン
ク軸を軸支する軸受に一端開口部を同芯的に固定し、他
端を前記密閉ケースに貯溜したオイル内に延出する湾曲
したオイル管と、前記オイル管内に、一端が前記クラン
ク軸端部に固着され、かつ先端が前記オイルに浸漬する
コイルスプリングを設け、前記湾曲したオイル管の先端
を封止して、前記湾曲したオイル管の先端より上部側面
に楕円状の穴を設け、圧縮機運転停止時に二層分離して
も上層にあるオイルのみを吸入することができ信頼性が
向上することになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例における横型回転圧縮機の断
面図
面図
【図２】本発明の一実施例における湾曲したオイル管の
側面図
側面図
【図３】従来の横型回転圧縮機の断面図
１ 密閉ケース ３ 圧縮要素 ６ クランク軸 １１ 左側軸受部材 １２ 右側軸受部材 １６ 湾曲したオイル管 １８ オイル １９ コイルスプリング ２１ 先端 ２２ 楕円状の穴 ２３ クランク軸端部
Claims (1)
- 【請求項１】 ロータにより駆動されるクランク軸と、
このクランク軸を軸支する軸受部材に一端開口部を同心
的に固定し、他端を前記密閉ケース内に貯溜したオイル
内に延出する湾曲したオイル管と、前記オイル管内に、
一端が前記クランク軸端部に固着され、かつ先端が前記
オイルに浸漬するコイルスプリングとを備え、前記湾曲
したオイル管の先端を封止して、前記封止した先端の上
に楕円の穴をあけることを特徴とする横型回転圧縮機の
給油装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17181895A JPH0921392A (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 横型回転圧縮機の給油装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17181895A JPH0921392A (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 横型回転圧縮機の給油装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0921392A true JPH0921392A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=15930310
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17181895A Pending JPH0921392A (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 横型回転圧縮機の給油装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0921392A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104989646A (zh) * | 2015-07-20 | 2015-10-21 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 旋转式压缩机 |
-
1995
- 1995-07-07 JP JP17181895A patent/JPH0921392A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104989646A (zh) * | 2015-07-20 | 2015-10-21 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 旋转式压缩机 |
| CN104989646B (zh) * | 2015-07-20 | 2017-03-29 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 旋转式压缩机 |
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