JPH092133A - キャスク運搬車 - Google Patents

キャスク運搬車

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Publication number
JPH092133A
JPH092133A JP15004395A JP15004395A JPH092133A JP H092133 A JPH092133 A JP H092133A JP 15004395 A JP15004395 A JP 15004395A JP 15004395 A JP15004395 A JP 15004395A JP H092133 A JPH092133 A JP H092133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cask
carrier
trunnion
support base
elevatable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15004395A
Other languages
English (en)
Inventor
Takasuke Nakajima
貴輔 中嶋
Eiji Yoshimura
英二 吉村
Masakatsu Mukai
正勝 向井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Engineering Corp
Original Assignee
Toyo Engineering Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Engineering Corp filed Critical Toyo Engineering Corp
Priority to JP15004395A priority Critical patent/JPH092133A/ja
Publication of JPH092133A publication Critical patent/JPH092133A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単独移動可能で無軌道型のキャスク運搬車を
提供する。 【構成】 駆動装置と、後方に開口する平面形状略コ字
状の支持台とを有する車両であって、該支持台の左右両
側方に互いに平行な支柱を立設一体化すると共に、各支
柱上部には任意にその上下昇降が可能な昇降可能部を設
け、さらに該昇降可能部同士のそれぞれの対向する面に
は水平方向に突出、収納自在であって、キャスク上部の
トラニオンに係合する突出部を形成したことを特徴とす
るキャスク運搬車。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電所で発生す
る使用済みの燃料等を収納したキャスクを運搬するため
の運搬車、および該運搬車を用いたキャスクの運搬方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、キャスクの運搬には、主に天井ク
レーンや親子台車等が使用されている。天井クレーン方
式とは、一般的には、図1に示すように、キャスクを上
昇下降させる吊上機構、吊上げたキャスクを縦および横
方向に移送する走行装置等から構成される装置を用いる
ものであり、以下の手順に従ってキャスクを任意位置に
運搬する方式である。 (1) キャスク(図示せず)をクレーンの吊具に取り付け
る。 (2) 巻上機構14を用いてキャスクを吊上げる。 (3) トロリ13、ガーダ15、レール16等からなる走
行装置および横行装置を遠隔操作で運転しクレーンをキ
ャスクの貯蔵位置まで移送する。 (4) キャスクを降ろして固定し、吊具を外す。必要に応
じクレーンを元の位置に戻す。 又、親子台車方式とは、一般的には、図2に示すよう
に、キャスクを積載して親台車上を横方向に移動する子
台車と、子台車を積載して軌道上を縦方向に走行する親
台車とからなる親子の台車を用いるものであり、以下の
手順に従ってキャスクを任意位置に運搬する方式であ
る。 (1) キャスク7を寝かせた状態で、昇降装置11及びパ
レット12を有する子台車10上に積載する。 (2) 親台車9を縦方向にキャスク貯蔵位置まで移動させ
る。 (3) 子台車10を横方向にキャスク貯蔵場所まで移動し
キャスクを降ろし固定する。 (4) 子台車10を親台車9に戻し、親台車9をもとの位
置に戻す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術のう
ち、先ず天井クレーン方式には以下の如き改善すべき点
がある。 (1) 天井クレーンは建屋に支持されたレール上を走行す
ることから、キャスクを吊す天井クレーンを支えるため
の建屋は堅牢なものである必要がある。 (2) キャスク貯蔵場所の上方に天井クレーンを設ける必
要があることから、建屋高さを全般的に高くする必要が
ある。 また、親子台車方式を採用した場合においては、定めら
れた軌道上を親台車が走行するため、以下の如き改善す
べき点がある。 (1) 建屋高さは天井クレーン方式程高くする必要はない
が、キャスク置き架台等の設置場所が必要となる。 (2) 貯蔵エリアに沿って軌道の敷設が必要となり、キャ
スクの保管場所が限定される場合がある。 (3) 台車に厳しい耐震要求がなされる場合、構造的に台
車が大きく成りすぎる。 本発明は、上記従来技術の如く建屋内にキャスクを移動
するために設置される天井クレーン用のレールや親子台
車用の軌道の設置を必要とせず、キャスクの運搬を単体
からなる運搬車で実現可能とするキャスク運搬車を提供
することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、駆動装置と、
後方に開口する平面形状略コ字状の支持台とを有する車
両であって、該支持台の左右両側方に互いに平行な支柱
を立設一体化すると共に、各支柱上部には任意にその上
下昇降が可能な昇降可能部を設け、さらに該昇降可能部
同士のそれぞれの対向する面には水平方向に突出、収納
自在であって、キャスク上部のトラニオンに係合する突
出部を形成したことを特徴とするキャスク運搬車(以
下、本願第1発明と言う)、および駆動装置と、後方に
開口する平面形状略コ字状の支持台とを有する車両であ
って、該支持台の左右両側方に互いに平行な支柱を立設
一体化すると共に、各支柱上部には任意にその上下昇降
が可能な昇降可能部を設け、該昇降可能部に梁を梁渡し
て対向状に吊り上げ部を形成し、該吊り上げ部がキャス
ク上部のトラニオンに係合するように構成したことを特
徴とするキャスク運搬車(以下、本願第2発明と言
う)、並びに上記キャスク運搬車を用いて、キャスク上
部のトラニオンを持ち上げまたは吊るしてキャスクを浮
かせた状態で運搬するキャスクの運搬方法である。
【0005】
【実施例】以下、本発明を図面を用いて更に詳細に説明
する。図3〜図5は本願第1発明のキャスク運搬車がキ
ャスクを運搬する状態を示す概念図であり、図3(支柱
は図示していない)は上面図であり、図4は側面図であ
り、図5は後方図である。本発明のキャスク運搬車は、
運転台6と駆動装置17と支持台(本体フレーム1)と
を基本構成要素とするものである。支持台(本体フレー
ム1)は、後方に開口する平面形状略コ字状を呈し、底
板は存在せず、空間部にキャスク7を収納できるように
なっている。該支持台の左右両側方には、互いに平行な
支柱が立設一体化されている。各支柱上部には任意にそ
の上下昇降が可能な昇降可能部が設けられ、さらに該昇
降可能部同士のそれぞれの対向する面には水平方向に突
出、収納自在であって、キャスク上部のトラニオンに係
合する突出部が形成されている。より具体的には、各支
柱には、油圧式昇降装置4とクランプ機構3が設けられ
ており、クランプ機構が油圧式昇降装置によって水平方
向に任意に突出および収納可能になっており、クランプ
機構はキャスク7上部の例えば4カ所に設けた係合部
(トラニオン8)と係合する形状としてある。次に、実
際のキャスクの運搬手順を説明する。上記の通り、支持
台(本体フレーム1)は、後方に開口する平面形状略コ
字状を呈し、底板は存在しないので、図3に示すよう
に、その車両中央部は開口状に形成されていることか
ら、運搬車が後方に移動することによってキャスクをそ
の空間内に納めることができ、キャスク運搬車の位置を
適宜変え、キャスク上方のトラニオンと支柱に設けられ
たクランプ機構部とが相対向するように位置決めして、
キャスクをクランプ機構で支持する。なお、その際キャ
スクの設置方向および位置を一定に設定することでキャ
スク運搬車の位置の変更を最小限にすることが可能とな
る。次に、キャスクトラニオンとクランプとを係合して
油圧昇降機構によりキャスクを 100〜200mm 持ち上げ、
その状態でゆっくり所定の位置まで運搬する。上記キャ
スク運搬車は、必要に応じて支持台の前後両側に着脱自
在の側板を設けて支持台の強化を図ることも可能であ
り、そのようなキャスク運搬車とした場合には、運搬車
を操作する際に、キャスクを運搬車の本体フレーム間の
中心にキャスクが存在するように側板を外しておく必要
がある。また、使用済みの燃料を収納したキャスクは、
通常、その重量は100 トン程度にも達することから、キ
ャスク運搬車は、そのような荷重にも耐え、キャスクを
自在に運搬可能な構造(車輪の数やその材質、各部材の
強度等)が、適宜選択採用されている必要がある。特
に、上記実施例において、キャスク運搬車の車輪、駆動
機構にスピンターンモードを使用した場合には、運搬車
の回転半径を小さくすることが可能となり、搬送場所の
広さに制限のある場合等に特に有利となり、具体的に
は、全長約7m、車輪片側4輪の運搬車とした場合、通
常、10m程度の旋回回転半径を、スピンターンモードを
採用することにより約5mに短縮することが可能とな
る。なお、キャスク運搬車を用いてキャスクを運搬する
ために必要となるキャスクの貯蔵施設の高さは、キャス
ク上方のトラニオンをクランプ機構部でクランプして浮
かせた状態で支持するため、キャスクの高さにキャスク
を持ち上げる高さを加えた高さが最小限必要となる。
【0006】以上の実施例は本願第1発明を説明したも
のであるが、キャスク上方のトラニオンをクランプ機構
部でクランプして持上げ、支持さらに移動する方法に変
え、キャスク上方のトラニオンを吊り上げる方法を採用
したクランプ運搬車(本願第2発明)とすることも可能
である。基本的な概念は本願第1発明と同様であるため
図示しないが、各支柱上部には任意にその上下昇降が可
能な昇降可能部を設け、該昇降可能部に梁を梁渡して対
向状に吊り上げ部を形成し、該吊り上げ部がキャスク上
部のトラニオンに係合するように構成し、キャスクを吊
り上げ、移動することを可能とするクランプ運搬車であ
る。この実施例に示すクランプ運搬車とした場合には、
支柱上方に梁を梁渡すため、前記の方法に比較してクラ
ンプ運搬車の車高が高くなる恐れがあるものの、容易に
トラニオンを巻き上げ機構に取り付けることが可能とな
り作業効率が一層向上することとなる上、クランプ運搬
車の構成がより簡易なものとなり、比較的安価なクラン
プ運搬車を実現することとなる。
【0007】
【発明の効果】本発明のキャスク運搬車は、上記のよう
な構成を有することから、以下に示すような顕著な効果
を享受可能となる。
【0008】(1) キャスクの構内輸送と貯蔵施設内での
取扱いが同一機器で対応可能となる。 (2) 天井クレーン方式と異なり、クランプ運搬車が単独
で移動することができるため、レールの設置等の別段の
設備を必要としないで、複数の建屋を移動できる。 (3) 天井クレーン方式を採用した場合と異なり、特に堅
牢な建屋とする必要がない。 (4) キャスクの上げ降ろしに他の機器を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はキャスク運搬における従来の天井クレ
ーン方式の模式図である。
【図2】 図2はキャスク運搬における従来の親子台車
方式の模式図である。
【図3】 図3は本発明のキャスク運搬車の上面図であ
る。
【図4】 図4は本発明のキャスク運搬車の側面図であ
る。
【図5】 図5は本発明のキャスク運搬車の後方図であ
る。
【符号の説明】 A キャスク運搬車 1 本体フレーム 2 走行装置 3 クランプ機構 4 油圧式昇降装置 5 車輪 6 運転台 7 キャスク 8 トラニオン 9 親台車 10 子台車 11 昇降装置 12 パレット 13 トロリ 14 巻上装置 15 ガータ 16 レール 17 駆動装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動装置と、後方に開口する平面形状略
    コ字状の支持台とを有する車両であって、該支持台の左
    右両側方に互いに平行な支柱を立設一体化すると共に、
    各支柱上部には任意にその上下昇降が可能な昇降可能部
    を設け、さらに該昇降可能部同士のそれぞれの対向する
    面には水平方向に突出、収納自在であって、キャスク上
    部のトラニオンに係合する突出部を形成したことを特徴
    とするキャスク運搬車。
  2. 【請求項2】 駆動装置と、後方に開口する平面形状略
    コ字状の支持台とを有する車両であって、該支持台の左
    右両側方に互いに平行な支柱を立設一体化すると共に、
    各支柱上部には任意にその上下昇降が可能な昇降可能部
    を設け、該昇降可能部に梁を梁渡して対向状に吊り上げ
    部を形成し、該吊り上げ部がキャスク上部のトラニオン
    に係合するように構成したことを特徴とするキャスク運
    搬車。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のキャスク運搬車を
    用いて、キャスク上部のトラニオンを持ち上げまたは吊
    るしてキャスクを浮かせた状態で運搬するキャスクの運
    搬方法。
JP15004395A 1995-06-16 1995-06-16 キャスク運搬車 Pending JPH092133A (ja)

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JP15004395A JPH092133A (ja) 1995-06-16 1995-06-16 キャスク運搬車

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JP15004395A JPH092133A (ja) 1995-06-16 1995-06-16 キャスク運搬車

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JPH092133A true JPH092133A (ja) 1997-01-07

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ID=15488262

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JP15004395A Pending JPH092133A (ja) 1995-06-16 1995-06-16 キャスク運搬車

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JP (1) JPH092133A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10142388A (ja) * 1996-11-08 1998-05-29 Toshiba Corp キャスク保管庫
DE19803682B4 (de) * 1997-01-30 2006-12-14 Mazda Motor Corp. Beifahrerschutz für ein Fahrzeug

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10142388A (ja) * 1996-11-08 1998-05-29 Toshiba Corp キャスク保管庫
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