JPH09212924A - 光ディスクおよびその製造方法 - Google Patents

光ディスクおよびその製造方法

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JPH09212924A
JPH09212924A JP8021290A JP2129096A JPH09212924A JP H09212924 A JPH09212924 A JP H09212924A JP 8021290 A JP8021290 A JP 8021290A JP 2129096 A JP2129096 A JP 2129096A JP H09212924 A JPH09212924 A JP H09212924A
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JP
Japan
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substrate
recording medium
substrates
hub
recording
Prior art date
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Application number
JP8021290A
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English (en)
Inventor
Satoru Koyahara
悟 小屋原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、複数の記録層の各記録層相互また
は記録面と基板の内径の偏芯が少ない光ディスクおよび
その製造方法を提供するものである。 【解決手段】この発明の光ディスク10は、記録層28
が配置された第1の基板10aと、第1の基板に対向さ
れ、第1の基板上の記録層と対向する位置に記録層29
が配置された第2の基板10bと、第2の基板と第1の
基板との間に配置され、それぞれの記録層に情報を記録
するために利用される光の波長に対して透過性を示し、
紫外線が照射されることにより硬化するとともに、第1
および第2の基板を接着する紫外線硬化型接着剤層12
と、第1の基板の記録層に形成される案内溝に対して同
心円状に配置され、接着剤層を介して接着された第1お
よび第2の基板を、軸状の回転手段により回転可能に支
持させるためのハブ36とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスクおよ
びその製造方法に関し、より具体的には、2枚の基板を
貼り合わせた型式の光ディスクおよびその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】光学的情報記録媒体すなわち光ディスク
としては、読出専用 (リードオンリ)ディスク、書込み
可能 (ライトワンス) ディスク、及び、消去可能 (リラ
イトブル) ディスクなどが知られている。
【0003】今日、記録密度を向上させるために、記録
面が表裏に形成された両面ディスクおよび2層以上の記
録層が積層された多層ディスク等も提案されている。と
ころで、電子技術 (1995−7) 第25頁ないし26
頁には、紫外線硬化樹脂からなる透明接着層を介して2
枚 (2層) の基板を貼り合わせた多層型の光ディスクが
開示されている。なお、この光ディスクは、1組の光ヘ
ッド装置のみにより、光ヘッド装置に近接した記録層と
光ヘッド装置から離れた記録面の双方の記録面のいづれ
かから選択的に情報を再生可能に形成されている。すな
わち、片面にのみ配置された光ヘッド装置により、各層
に記録されている情報が再生できる。しかしながら、上
述した光ディスクの基板中央の開口部およびハブの形状
については、詳細な開示が見られない。
【0004】−般に、ハブのない光ディスクの場合、装
着する面の基板の内径が情報記録装置または再生装置の
スピンドルと係合される。すなわち、基板の内径を利用
して芯合わせおよび位置決めがなされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2枚の
基板 (記録層) が積層された貼合わせられた光ディスク
では、スピンドルと係合する面 (装着面) の基板につい
ては、内径とスピンドルとにより、芯合わせおよび位置
決めが正確に実施されるが、貼り合わせられる側の基板
(非装着面) については、装着面の内径の回転中心に対
する偏芯が大きくなる問題がある。
【0006】このことから、複数の記録層 (記録面) が
同一方向から再生可能に積層された多層光ディスクで
は、非装着面で、スピンドルに対する偏芯が許容範囲を
越えることが多く、歩留まりが低下する問題がある。ま
た、非装着面の偏芯が許容範囲内であっても、トラック
エラー等が生じやすくなり、正確な情報の再生が困難に
なる問題がある。なお、この種の問題は、ハブ付きの従
来型の光ディスクの場合も同様である。
【0007】これとは別に、従来の光ディスクの基板の
厚さは、通常、1.2ミリメートル(以下、mmと示す)
であるが、高密度化にともなって、約半分の0.6m
mにすることが要求されている。しかしながら、基板を
薄くすると機械的強度が低下することから、ハブが用意
されているにも拘らず、ハブの周囲の基板表面を装着面
として使用することが難しくなる。
【0008】この発明の目的は、複数の記録層を有する
片面光ディスクおよび記録面が表裏に形成された両面光
ディスクにおいて、装着面側の1つのハブとスピンドル
との係合のみにより、各記録層または記録面と基板の内
径の偏芯が少ない光ディスクおよびその製造方法を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の光ディスク
は、上記問題点に基づきなされたもので、記録媒体が配
置された第1の基板と、この第1の基板に対向され、か
つ、第1の基板上の記録媒体と対向する位置に記録媒体
が配置された第2の基板と、この第2の基板と前記第1
の基板との間に配置され、記録媒体に情報を記録するた
めに利用される光の波長に対して透過性を示し、所定の
波長の電磁波が照射されることにより硬化するととも
に、前記第1および第2の基板を接着する接着剤層と、
前記第1の基板の記録媒体に形成される案内溝に対して
同心円状に配置され、前記接着剤層を介して接着された
前記第1および第2の基板を、軸状の回転手段により回
転可能に支持させるマウント部と、を有することを特徴
とする。
【0010】また、この発明の光ディスクは、記録媒体
が配置された第1の基板と、この第1の基板に対向さ
れ、かつ、第1の基板上の記録媒体と対向する位置に記
録媒体が配置された第2の基板と、この第2の基板と前
記第1の基板との間に配置され、記録媒体に情報を記録
するために利用される光の波長に対して透過性を示し、
紫外線が照射されることにより硬化するとともに、前記
第1および第2の基板を接着する紫外線硬化型接着剤層
と、前記第1の基板の記録媒体に形成される案内溝に対
して同心円状に配置され、前記接着剤層を介して接着さ
れた前記第1および第2の基板を、軸状の回転手段によ
り回転可能に支持させるためのハブ機構と、を有するこ
とを特徴とする。
【0011】さらに、この発明の光ディスクは、記録媒
体が配置された第1の基板と、この第1の基板に対向さ
れ、かつ、第1の基板上の記録媒体と対向する位置に記
録媒体が配置された第2の基板と、この第2の基板と前
記第1の基板との間に均一な厚さに配置され、記録媒体
に情報を記録するために利用される光の波長に対して透
過性を示し、紫外線が照射されることにより硬化すると
ともに、前記第1および第2の基板を接着する紫外線硬
化型接着剤層と、前記第1の基板の記録媒体に形成され
る案内溝に対して同心円状に配置され、前記接着剤層を
介して接着された前記第1および第2の基板を、軸状の
回転手段により回転可能に支持させるためのハブ機構
と、を有することを特徴とする。
【0012】またさらに、この発明の光ディスクは、記
録媒体が配置された第1の基板と、この第1の基板に対
向され、かつ、第1の基板上の記録媒体と対向する位置
に記録媒体が配置された第2の基板と、この第2の基板
と前記第1の基板との間に、スピンコート法により均一
な厚さに配置され、記録媒体に情報を記録するために利
用される光の波長に対して透過性を示し、紫外線が照射
されることにより硬化するとともに、前記第1および第
2の基板を接着する紫外線硬化型接着剤層と、前記第1
の基板の記録媒体に形成される案内溝に対して同心円状
に配置され、前記接着剤層を介して接着された前記第1
および第2の基板を、軸状の回転手段により回転可能に
支持させるためのハブ機構と、を有することを特徴とす
る。
【0013】さらまたに、この発明の光ディスクは、記
録媒体が配置された第1の基板と、この第1の基板に対
向され、かつ、第1の基板上の記録媒体と対向する位置
に記録媒体が配置された第2の基板と、300ないし6
00cpsの粘度を有し、前記第2の基板と前記第1の
基板との間に、スピンコート法により均一な厚さに配置
され、記録媒体に情報を記録するために利用される光の
波長に対して透過性を示し、紫外線が照射されることに
より硬化するとともに、前記第1および第2の基板を接
着する紫外線硬化型接着剤層と、前記第1の基板の記録
媒体に形成される案内溝に対して同心円状に配置され、
前記接着剤層を介して接着された前記第1および第2の
基板を、軸状の回転手段により回転可能に支持させるた
めのハブ機構と、を有することを特徴とする。
【0014】またさらに、この発明の光ディスクは、記
録媒体が配置された第1の基板と、この第1の基板に対
向され、かつ、第1の基板上の記録媒体と対向する位置
に記録媒体が配置された第2の基板と、300ないし6
00cpsの粘度を有し、前記第2の基板と前記第1の
基板との間に、1500ないし3000rpmの回転数
によるスピンコート法により均一な厚さに配置され、記
録媒体に情報を記録するために利用される光の波長に対
して透過性を示し、紫外線が照射されることにより硬化
するとともに、前記第1および第2の基板を接着する紫
外線硬化型接着剤層と、前記第1の基板の記録媒体に形
成される案内溝に対して同心円状に配置され、前記接着
剤層を介して接着された前記第1および第2の基板を、
軸状の回転手段により回転可能に支持させるためのハブ
機構と、を有することを特徴とする。
【0015】さらまたに、この発明の光ディスクは、板
状に形成され、一方の面に記録媒体が均一な厚さに配置
された第1の支持体と、この第1の支持体の記録媒体が
配置されている面から前記第1の支持体に密着され、支
持機構により支持されることで支持機構とともに回転可
能に形成されたハブと、一方の面に均一な厚さに配置さ
れた記録媒体を有する板状に形成され、上記ハブが密着
された側に対して記録媒体が対向するように向けられ
て、上記ハブおよび上記第1の支持体上に載置される第
2の支持体と、上記第1および第2の支持体の間に配置
され、記録媒体に情報を記録するために利用される光の
波長に対して透過性を示し、紫外線が照射されることに
より硬化するとともに、前記第1および第2の支持体を
接着する紫外線硬化型接着剤層と、を有することを特徴
とする。
【0016】またさらに、この発明の光ディスクは、板
状に形成され、一方の面に記録媒体が均一な厚さに配置
された第1の支持体と、この第1の支持体の記録媒体が
配置されている面から前記第1の支持体に密着され、支
持機構により支持されることで支持機構とともに回転可
能に形成されたハブと、一方の面に均一な厚さに配置さ
れた記録媒体を有する板状に形成され、上記ハブが密着
された側に対して記録媒体が対向するように向けられ
て、上記ハブおよび上記第1の支持体上に載置される第
2の支持体と、上記第1および第2の支持体の間に、ス
ピンコート法により均一な厚さに配置され、記録媒体に
情報を記録するために利用される光の波長に対して透過
性を示し、紫外線が照射されることにより硬化するとと
もに、前記第1および第2の支持体を接着する紫外線硬
化型接着剤層と、を有することを特徴とする。
【0017】さらまたに、この発明の光ディスクは、板
状に形成され、一方の面に記録媒体が均一な厚さに配置
された第1の支持体と、この第1の支持体の記録媒体が
配置されている面から前記第1の支持体に密着され、支
持機構により支持されることで支持機構とともに回転可
能に形成されたハブと、一方の面に均一な厚さに配置さ
れた記録媒体を有する板状に形成され、上記ハブが密着
された側に対して記録媒体が対向するように向けられ
て、上記ハブおよび上記第1の支持体上に載置される第
2の支持体と、上記第1および第2の支持体の間に、3
00ないし600cpsの粘度を有し、前記第2の基板
と前記第1の基板との間に1500rpmないし300
0rpmの回転数によるスピンコート法により均一な厚
さに配置され、記録媒体に情報を記録するために利用さ
れる光の波長に対して透過性を示し、紫外線が照射され
ることにより硬化するとともに、前記第1および第2の
支持体を接着する紫外線硬化型接着剤層と、を有するこ
とを特徴とする。
【0018】またさらに、この発明は、支持機構と係合
するための円筒構造を有し、支持機構により支持される
ことで支持機構とともに回転可能に形成されたハブに、
円筒構造が突出される側と反対の側から第1の基板を、
第1の基板の記録媒体の面が円筒構造と同一の方向にな
るようセットし、第1の基板の記録媒体が配置されてい
る面から、円筒構造の外周と記録媒体の内周の間に紫外
線硬化樹脂を所定量供給し、紫外線硬化樹脂が供給され
た面に対して記録媒体が配置された面が対向するよう、
記録媒体が片面に形成されている第2の基板を積層し、
第1の基板、ハブ、紫外線硬化樹脂および第2の基板が
セットされた状態で、ハブを介して回転させて、紫外線
硬化樹脂を第1および第2の基板間に均一な厚さに配置
し、第1の基板の外面側から紫外線硬化樹脂を硬化させ
るために適した波長を有する紫外線を照射して紫外線硬
化樹脂を硬化させて、第1および第2の基板を固着させ
ることを特徴とする光ディスクの製造方法を提供する。
【0019】さらまたに、この発明の光ディスクは、そ
れぞれが開口部を有し、第1および第2の基板が情報記
録および再生領域が内側に位置するように透明接着層を
介して貼り合わされており、前記第1の基板内側には半
透明膜が成膜されおり、前記第2の基板内側には反射用
金属膜が成膜されており、前記中央開口の中心に位置決
め用の中央穴を提供するため、接合されたハブとを有す
る光ディスクであって、前記第1および第2の基板が、
異なる平面内に位置するフォーマットゾーンおよびクラ
ンプゾーンを有し、前記第1および第2の基板の前記ク
ランプゾーン間の間隔は、前記フォーマットゾーン間の
間隔よりも大きく形成され、前記ハブは、前記第1およ
び第2の基板に対し位置決めされて接合され、前記クラ
ンプゾーン間に介入する延長部を有し、前記第1の基板
側にのみ磁性体を有し、前記第1の基板の前記クランプ
ゾーンの外面にのみ装着面が形成され、前記第1および
第2の基板における装着面と同基板の情報記録および再
生領域の中心平面とが実質的に平行に形成され、前記第
1の基板における装着面から同基板の情報記録および再
生領域の中心平面までの距離と、前記第1の基板におけ
る装着面から前記第2の基板の情報記録および再生領域
の中心平面までの距離との差が透明接着層の厚さとが一
致するよう形成されることを特徴とする。
【0020】またさらに、この発明の光ディスクは、そ
れぞれが開口部を有し、第1および第2の基板が情報記
録および再生領域が内側に位置するように透明接着層を
介して貼り合わされており、前記第1の基板内側には半
透明膜が成膜されおり、前記第2の基板内側には反射用
金属膜が成膜されており、前記中央開口の中心に位置決
め用の中央穴を提供するため、接合されたハブとを有す
る光ディスクであって、前記第1および第2の基板が、
異なる平面内に位置するフォーマットゾーンおよびクラ
ンプゾーンを有し、前記第1および第2の基板の前記ク
ランプゾーン間の間隔は、前記フォーマットゾーン間の
間隔よりも大きく形成され、前記ハブは、前記第1およ
び第2の基板に対し位置決めされて接合され、前記クラ
ンプゾーン間に介入する延長部を有し、前記第1の基板
側にのみ磁性体を有し、前記第1の基板の前記クランプ
ゾーンの外面にのみ装着面が形成され、前記第1および
第2の基板における装着面と同基板の情報記録および再
生領域の中心平面とが実質的に平行に形成され、前記第
1の基板における装着面から同基板の情報記録および再
生領域の中心平面までの距離と、前記第1の基板におけ
る装着面から前記第2の基板の情報記録および再生領域
の中心平面までの距離との差は、光ディスク装置にてど
ちらか一方に情報を記録または再生した場合にお互いに
影響を受けない関係に位置するような距離の差に形成さ
れていることを特徴とする。
【0021】さらまたに、この発明は、それぞれが開口
部を有し、第1および第2の基板が情報記録および再生
領域が内側に位置するように透明接着層を介して貼り合
わされており、前記第1の基板内側には半透明膜が成膜
されおり、前記第2の基板内側には反射用金属膜が成膜
されており、前記中央開口の中心に位置決め用の中央穴
を提供するため、接合されたハブとを有する光ディスク
であって、前記第1および第2の基板が、異なる平面内
に位置するフォーマットゾーンおよびクランプゾーンを
有し、前記第1および第2の基板の前記クランプゾーン
間の間隔は、前記フォーマットゾーン間の間隔よりも大
きく形成され、前記ハブは、前記第1および第2の基板
に対し位置決めされて接合され、前記クランプゾーン間
に介入する延長部を有し、前記第1の基板側にのみ磁性
体を有し、前記第1の基板の前記クランプゾーンの外面
にのみ装着面が形成され、前記第1および第2の基板に
おける装着面と同基板の情報記録および再生領域の中心
平面とが実質的に平行に形成されることを特徴とする光
ディスクの製造方法であって、前記第1の基板と前記ハ
ブを位置決めして接着する工程と、前記透明接着層の形
成を前記ハブが結合された前記第1基板への紫外線硬化
型樹脂を配置する工程と、前記第2の基板と前記ハブを
位置決めする工程と、前記第1の基板と前記第2の基板
とを、前記紫外線硬化樹脂を紫外線照射にて硬化するこ
とにより接着する作業とを同時に行う工程と、からなる
光ディスクの製造方法を特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について説明する。図1は、この発明の
実施の形態により製造される多層 (両面) 式光ディスク
を示す概略断面図である。
【0023】図1に示されるように、光ディスク10
は、以下に説明する透明接着層により接合された第1お
よび第2の基板としての上側基板10aおよび下側基板
10bを有している。
【0024】基板10aおよび10bは、それぞれ、中
央に同心状の開口を有する円盤からなり、実質的に同一
形状に形成され、紫外線硬化型樹脂による透明接着層1
2によって接着される。なお、透明接着層12は、たと
えば、アクリル系樹脂が利用された紫外線硬化型樹脂に
より構成される。
【0025】基板10aおよび10bは、開口寄りの中
心側のクランプゾーン14と周辺側のフォーマットゾー
ン (記録領域) 16を有し、それぞれのゾーン14およ
び16は、段差部18によって接続される。
【0026】クランプゾーン14の外周 (縁) 部には、
図示しない光ディスク装置のモータの駆動軸 (スピンド
ル) の周囲に形成される図示しないクランプ部と係合さ
れる装着面23が形成される。
【0027】フォーマットゾーン16の内側には、図2
に示されるように、情報記録および再生領域24が形成
される。情報記録および再生領域24は、それぞれの基
板10aおよび10bの基体部26のそれぞれの内面に
形成された記録層28および29により提供される。な
お、基体部26には、記録および再生に利用される光源
から出射される光の波長に対して透明な物質、たとえ
ば、ポリカーボネート、アクリルあるいはガラス等が利
用される。また、記録層28および29は、周知の相変
化型記録材料により形成される。
【0028】記録層28および29は、基体部26に形
成された環状のトラック34の凹凸に沿って薄く形成さ
れる。なお、記録層28と記録層29との間は、透明接
着層12により満たされる。これにより、トラック34
には、透明接着層12が充填される。
【0029】ところで、図示しない光ディスク装置は、
対物レンズ21に固有の特性および図示しない対物レン
ズ21を保持する構造の特徴により、基板10aのトラ
ック34および基板10bのトラック34の双方に対し
て、入射光22を、独立して集光可能に形成されてい
る。すなわち、対物レンズ21を通過された入射光22
は、利用される記録層28および29 (基板10aのト
ラック34および基板10bのトラック34) に応じて
基板10aのトラック34および基板10bのトラック
34のいづれか一方に集光される。このため、記録層2
8および記録層29の間隔は、他の記録層との干渉が生
じにくい間隔に形成される。なお、記録層29に情報を
記録あるいは記録層29から情報を再生する場合、入射
光22は、記録層28を透過した透過光となる。従っ
て、記録層29から情報を再生する際には、入射光22
は、記録層28を透過→記録層29に到達→記録層29
で反射→記録層28を透過という経路になる。このた
め、記録層28の透過率は、記録層29への記録を妨げ
ることなく、かつ、記録層29からの反射を不所望に減
衰させることのない程度に設定される。従って、少なく
とも、記録層28には、半透明膜が利用される。
【0030】下側の基板10aの中央部開口には、ハブ
36が形成される。なお、ハブ36は、基板10aに対
して別体に形成され、基板10aを保持するハブベース
38と、ハブベース38に固着された磁性体リング46
とにより構成される。なお、ハブベース38は、たとえ
ば、ポリカーボネート等の樹脂により形成される。ま
た、ハブベース38と基板10aとは、たとえば、アク
リル系紫外線硬化型樹脂によって、クランプゾーン14
の内面に固着される。
【0031】磁性体リング46の中心穴48は、基板1
0aおよび10bの両方の情報記録および再生領域24
のトラック34と同心状態に配置される。なお、中心穴
48は、図3に概略的に示されるよう、図示しない光デ
ィスク装置のモータの駆動軸(スピンドル) 56と係合
される。この場合、磁性体リング46とスピンドル56
側のマグネット54との間に、磁気吸引力が発生し、光
ディスク10がターンテーブル52に吸着保持される。
【0032】次に、上記光ディスクの製造方法について
説明する。まず、ハブベース38と磁性体リング46と
が予め一体化されたハブ36に、第1の基板10aを装
着する。次に、基板10aとハブ36をを半径方向に位
置合わせして固定する。図示しない位置決め部材にハブ
36をセットし、第1の基板10aを、ハブ36の中心
穴48と第1の基板10aのクランプゾーン14とが同
心円となるよう芯合わせし、図示しない接着剤等により
固着する。この場合、クランプゾーン14の装着面23
と基板10aの情報記録および再生領域24の中心平面
24aとは、図示しない治工具を介して、平行に設定さ
れる。このようにして、ハブ付き基板 (36+10a、
以下、36´と示す) を準備する。
【0033】次に、図4に示す工程により、上述したハ
ブ付き基板36´の内面に、紫外線硬化型樹脂を用意
し、基板10bを対向させた状態で貼り合わせる。ま
ず、図4 (a) に示されるように、ハブ付き基板36´
を、詳述しないディスク製造装置のターンテーブル53
上にセットし、所定の速度で回転させる。次に、基板1
0aのトラック34の最内周の内側すなわちトラック3
4よりもハブ36の中心寄りに、液状の紫外線硬化型樹
脂51を塗布する。
【0034】次に、図4 (b) に示されるように、塗布
された液状の紫外線硬化型樹脂51の上方に、基板10
bのトラック34が基板10bに対向するよう、ハブ付
き基板36´上に乗せる。
【0035】続いて、図4 (c) に示しように、所定の
速度で、ハブ付き基板36´および基板10bの全体を
回転させる。これにより、回転により生じる遠心力の作
用により紫外線硬化型樹脂材料51が概ね均一の厚さに
延ばされる。なお、ハブ付き基板36´が回転される速
度は、樹脂材料51の一部が基板10aおよび10bの
端面から外へ飛び散る程度、たとえば、1500ないし
3000回転/分 (以下、rpmと示す) に設定され
る。また、樹脂材料の粘度は、たとえば、300ないし
600cps程度に設定される。
【0036】これにより、紫外線硬化型樹脂51は、基
板10aおよび基板10bの両方のトラック34の全部
の領域を覆うよう、両基板の間に均一な膜厚で、透明接
着層12として、配置される。なお、この状態では、そ
れぞれの基板の内側平面は、透明接着層12の厚さが均
一であるから、実質的に平行に設定される。さらに、ハ
ブベース36と基板10bの内側面は、接着されていな
いことはいうまでもない。
【0037】次に、基板10bとハブ付き基板36´を
半径方向で位置合わせしたのち、図4 (d) に示される
ように、基板10a越しに、紫外線ランプ61から紫外
線62を照射することで、透明接着層12が硬化され
る。
【0038】以上のようにして、基板10bと基板10
aとが基板10aに取り付けられたハブ36の中心穴4
8を基準として芯合わせされた状態で基板10aに同心
円状に固着される。
【0039】
【発明の効果】この発明の光ディスクは、記録媒体が配
置された第1の基板と、この第1の基板に対向され、か
つ、第1の基板上の記録媒体と対向する位置に記録媒体
が配置された第2の基板と、この第2の基板と前記第1
の基板との間に配置され、記録媒体に情報を記録するた
めに利用される光の波長に対して透過性を示し、紫外線
が照射されることにより硬化するとともに、前記第1お
よび第2の基板を接着する紫外線硬化型接着剤層と、前
記第1の基板の記録媒体に形成される案内溝に対して同
心円状に配置され、前記接着剤層を介して接着された前
記第1および第2の基板を、軸状の回転手段により回転
可能に支持させるためのハブ機構とを有することから、
1つの光へッド装置のみにより2以上の記録層に対する
情報の記録および記録層からの情報の再生が可能とな
る。
【0040】また、この発明の光ディスクの製造方法に
よれば、1つの光へッド装置のみにより2以上の記録層
に対する情報の記録および記録層からの情報の再生が可
能であり、装着面側にのみ用意された1つのハブとスピ
ンドルとの係合により、複数の記録層すなわち貼り合わ
せられた2枚の基板の偏芯の程度が僅かな光ディスクが
提供される。
【0041】さらに、基板とハブとの接着部は、両基板
の内側に隠されることで外部から保護されており、基板
とハブが分離することが防止できる。またさらに、基板
相互の接着に際して、均一な厚さに用意された紫外線硬
化型樹脂が利用されることから、接着剤層の厚さの不均
一さに起因して光ヘッド装置から遠い方向に位置される
記録層の光学特性が不所望に変動することが防止でき
る。
【0042】さらにまた、基板相互を貼り合わせる際
に、基板に対して圧力が印加されないことから、基板の
厚さにムラが存在する場合であっても、基板が変形する
ことが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態が提供される多層 (両
面) 式光ディスクの概略図。
【図2】図1の示した光ディスクの記録面の構造を示す
概略図。
【図3】図1および図2に示した光ディスクのハブと光
ディスク装置のモータの駆動軸(スピンドル) との接合
状態を示す概略図。
【図4】図1および図2に示した光ディスクの製造工程
を説明する概略図。
【符号の説明】
10 …光ディスク、 10a…第1の基板、 10b…第2の基板、 12 …透明接着層、 14 …クランプゾーン、 16 …フォーマットゾーン、 18 …段差部、 23 …装着面、 24 …情報記録および再生領域、 26 …基体部、 28,29 …記録層、 36 …ハブ、 36´…ハブ付き基板、 38 …ハブベース、 46 …磁性体リング、 48 …中心穴、 51 …紫外線硬化型樹脂、 54 …マグネット、 56 …モータの駆動軸 (スピンドル) 、 61 …紫外線ランプ、 62 …紫外線。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体が配置された第1の基板と、 この第1の基板に対向され、かつ、第1の基板上の記録
    媒体と対向する位置に記録媒体が配置された第2の基板
    と、 この第2の基板と前記第1の基板との間に配置され、記
    録媒体に情報を記録するために利用される光の波長に対
    して透過性を示し、所定の波長の電磁波が照射されるこ
    とにより硬化するとともに、前記第1および第2の基板
    を接着する接着剤層と、 前記第1の基板の記録媒体に形成される案内溝に対して
    同心円状に配置され、前記接着剤層を介して接着された
    前記第1および第2の基板を、軸状の回転手段により回
    転可能に支持させるマウント部と、を有することを特徴
    とする光ディスク。
  2. 【請求項2】記録媒体が配置された第1の基板と、 この第1の基板に対向され、かつ、第1の基板上の記録
    媒体と対向する位置に記録媒体が配置された第2の基板
    と、 この第2の基板と前記第1の基板との間に配置され、記
    録媒体に情報を記録するために利用される光の波長に対
    して透過性を示し、紫外線が照射されることにより硬化
    するとともに、前記第1および第2の基板を接着する紫
    外線硬化型接着剤層と、 前記第1の基板の記録媒体に形成される案内溝に対して
    同心円状に配置され、前記接着剤層を介して接着された
    前記第1および第2の基板を、軸状の回転手段により回
    転可能に支持させるためのハブ機構と、を有することを
    特徴とする光ディスク。
  3. 【請求項3】記録媒体が配置された第1の基板と、 この第1の基板に対向され、かつ、第1の基板上の記録
    媒体と対向する位置に記録媒体が配置された第2の基板
    と、 この第2の基板と前記第1の基板との間に均一な厚さに
    配置され、記録媒体に情報を記録するために利用される
    光の波長に対して透過性を示し、紫外線が照射されるこ
    とにより硬化するとともに、前記第1および第2の基板
    を接着する紫外線硬化型接着剤層と、 前記第1の基板の記録媒体に形成される案内溝に対して
    同心円状に配置され、前記接着剤層を介して接着された
    前記第1および第2の基板を、軸状の回転手段により回
    転可能に支持させるためのハブ機構と、を有することを
    特徴とする光ディスク。
  4. 【請求項4】記録媒体が配置された第1の基板と、 この第1の基板に対向され、かつ、第1の基板上の記録
    媒体と対向する位置に記録媒体が配置された第2の基板
    と、 この第2の基板と前記第1の基板との間に、スピンコー
    ト法により均一な厚さに配置され、記録媒体に情報を記
    録するために利用される光の波長に対して透過性を示
    し、紫外線が照射されることにより硬化するとともに、
    前記第1および第2の基板を接着する紫外線硬化型接着
    剤層と、 前記第1の基板の記録媒体に形成される案内溝に対して
    同心円状に配置され、前記接着剤層を介して接着された
    前記第1および第2の基板を、軸状の回転手段により回
    転可能に支持させるためのハブ機構と、を有することを
    特徴とする光ディスク。
  5. 【請求項5】記録媒体が配置された第1の基板と、 この第1の基板に対向され、かつ、第1の基板上の記録
    媒体と対向する位置に記録媒体が配置された第2の基板
    と、 300ないし600cpsの粘度を有し、前記第2の基
    板と前記第1の基板との間に、スピンコート法により均
    一な厚さに配置され、記録媒体に情報を記録するために
    利用される光の波長に対して透過性を示し、紫外線が照
    射されることにより硬化するとともに、前記第1および
    第2の基板を接着する紫外線硬化型接着剤層と、 前記第1の基板の記録媒体に形成される案内溝に対して
    同心円状に配置され、前記接着剤層を介して接着された
    前記第1および第2の基板を、軸状の回転手段により回
    転可能に支持させるためのハブ機構と、を有することを
    特徴とする光ディスク。
  6. 【請求項6】記録媒体が配置された第1の基板と、 この第1の基板に対向され、かつ、第1の基板上の記録
    媒体と対向する位置に記録媒体が配置された第2の基板
    と、 300ないし600cpsの粘度を有し、前記第2の基
    板と前記第1の基板との間に、1500ないし3000
    rpmの回転数によるスピンコート法により均一な厚さ
    に配置され、記録媒体に情報を記録するために利用され
    る光の波長に対して透過性を示し、紫外線が照射される
    ことにより硬化するとともに、前記第1および第2の基
    板を接着する紫外線硬化型接着剤層と、 前記第1の基板の記録媒体に形成される案内溝に対して
    同心円状に配置され、前記接着剤層を介して接着された
    前記第1および第2の基板を、軸状の回転手段により回
    転可能に支持させるためのハブ機構と、を有することを
    特徴とする光ディスク。
  7. 【請求項7】板状に形成され、一方の面に記録媒体が均
    一な厚さに配置された第1の支持体と、 この第1の支持体の記録媒体が配置されている面から前
    記第1の支持体に密着され、支持機構により支持される
    ことで支持機構とともに回転可能に形成されたハブと、 一方の面に均一な厚さに配置された記録媒体を有する板
    状に形成され、上記ハブが密着された側に対して記録媒
    体が対向するように向けられて、上記ハブおよび上記第
    1の支持体上に載置される第2の支持体と、 上記第1および第2の支持体の間に配置され、記録媒体
    に情報を記録するために利用される光の波長に対して透
    過性を示し、紫外線が照射されることにより硬化すると
    ともに、前記第1および第2の支持体を接着する紫外線
    硬化型接着剤層と、を有することを特徴とする光ディス
    ク。
  8. 【請求項8】板状に形成され、一方の面に記録媒体が均
    一な厚さに配置された第1の支持体と、 この第1の支持体の記録媒体が配置されている面から前
    記第1の支持体に密着され、支持機構により支持される
    ことで支持機構とともに回転可能に形成されたハブと、 一方の面に均一な厚さに配置された記録媒体を有する板
    状に形成され、上記ハブが密着された側に対して記録媒
    体が対向するように向けられて、上記ハブおよび上記第
    1の支持体上に載置される第2の支持体と、 上記第1および第2の支持体の間に、スピンコート法に
    より均一な厚さに配置され、記録媒体に情報を記録する
    ために利用される光の波長に対して透過性を示し、紫外
    線が照射されることにより硬化するとともに、前記第1
    および第2の支持体を接着する紫外線硬化型接着剤層
    と、を有することを特徴とする光ディスク。
  9. 【請求項9】板状に形成され、一方の面に記録媒体が均
    一な厚さに配置された第1の支持体と、 この第1の支持体の記録媒体が配置されている面から前
    記第1の支持体に密着され、支持機構により支持される
    ことで支持機構とともに回転可能に形成されたハブと、 一方の面に均一な厚さに配置された記録媒体を有する板
    状に形成され、上記ハブが密着された側に対して記録媒
    体が対向するように向けられて、上記ハブおよび上記第
    1の支持体上に載置される第2の支持体と、 上記第1および第2の支持体の間に、300ないし60
    0cpsの粘度を有し、前記第2の基板と前記第1の基
    板との間に1500rpmないし3000rpmの回転
    数によるスピンコート法により均一な厚さに配置され、
    記録媒体に情報を記録するために利用される光の波長に
    対して透過性を示し、紫外線が照射されることにより硬
    化するとともに、前記第1および第2の支持体を接着す
    る紫外線硬化型接着剤層と、を有することを特徴とする
    光ディスク。
  10. 【請求項10】支持機構と係合するための円筒構造を有
    し、支持機構により支持されることで支持機構とともに
    回転可能に形成されたハブに、円筒構造が突出される側
    と反対の側から第1の基板を、第1の基板の記録媒体の
    面が円筒構造と同一の方向になるようセットし、 第1の基板の記録媒体が配置されている面から、円筒構
    造の外周と記録媒体の内周の間に紫外線硬化樹脂を所定
    量供給し、 紫外線硬化樹脂が供給された面に対して記録媒体が配置
    された面が対向するよう、記録媒体が片面に形成されて
    いる第2の基板を積層し、 第1の基板、ハブ、紫外線硬化樹脂および第2の基板が
    セットされた状態で、ハブを介して回転させて、紫外線
    硬化樹脂を第1および第2の基板間に均一な厚さに配置
    し、 第1の基板の外面側から紫外線硬化樹脂を硬化させるた
    めに適した波長を有する紫外線を照射して紫外線硬化樹
    脂を硬化させて、第1および第2の基板を固着させるこ
    とを特徴とする光ディスクの製造方法。
  11. 【請求項11】それぞれが開口部を有し、第1および第
    2の基板が情報記録および再生領域が内側に位置するよ
    うに透明接着層を介して貼り合わされており、前記第1
    の基板内側には半透明膜が成膜されおり、前記第2の基
    板内側には反射用金属膜が成膜されており、前記中央開
    口の中心に位置決め用の中央穴を提供するため、接合さ
    れたハブとを有する光ディスクであって、 前記第1および第2の基板が、異なる平面内に位置する
    フォーマットゾーンおよびクランプゾーンを有し、 前記第1および第2の基板の前記クランプゾーン間の間
    隔は、前記フォーマットゾーン間の間隔よりも大きく形
    成され、 前記ハブは、前記第1および第2の基板に対し位置決め
    されて接合され、前記クランプゾーン間に介入する延長
    部を有し、前記第1の基板側にのみ磁性体を有し、前記
    第1の基板の前記クランプゾーンの外面にのみ装着面が
    形成され、 前記第1および第2の基板における装着面と同基板の情
    報記録および再生領域の中心平面とが実質的に平行に形
    成され、 前記第1の基板における装着面から同基板の情報記録お
    よび再生領域の中心平面までの距離と、前記第1の基板
    における装着面から前記第2の基板の情報記録および再
    生領域の中心平面までの距離との差が透明接着層の厚さ
    とが一致するよう形成されることを特徴とする光ディス
    ク。
  12. 【請求項12】それぞれが開口部を有し、第1および第
    2の基板が情報記録および再生領域が内側に位置するよ
    うに透明接着層を介して貼り合わされており、前記第1
    の基板内側には半透明膜が成膜されおり、前記第2の基
    板内側には反射用金属膜が成膜されており、前記中央開
    口の中心に位置決め用の中央穴を提供するため、接合さ
    れたハブとを有する光ディスクであって、 前記第1および第2の基板が、異なる平面内に位置する
    フォーマットゾーンおよびクランプゾーンを有し、 前記第1および第2の基板の前記クランプゾーン間の間
    隔は、前記フォーマットゾーン間の間隔よりも大きく形
    成され、 前記ハブは、前記第1および第2の基板に対し位置決め
    されて接合され、前記クランプゾーン間に介入する延長
    部を有し、前記第1の基板側にのみ磁性体を有し、前記
    第1の基板の前記クランプゾーンの外面にのみ装着面が
    形成され、 前記第1および第2の基板における装着面と同基板の情
    報記録および再生領域の中心平面とが実質的に平行に形
    成され、 前記第1の基板における装着面から同基板の情報記録お
    よび再生領域の中心平面までの距離と、前記第1の基板
    における装着面から前記第2の基板の情報記録および再
    生領域の中心平面までの距離との差は、光ディスク装置
    にてどちらか一方に情報を記録または再生した場合にお
    互いに影響を受けない関係に位置するような距離の差に
    形成されていることを特徴とする光ディスク。
  13. 【請求項13】それぞれが開口部を有し、第1および第
    2の基板が情報記録および再生領域が内側に位置するよ
    うに透明接着層を介して貼り合わされており、前記第1
    の基板内側には半透明膜が成膜されおり、前記第2の基
    板内側には反射用金属膜が成膜されており、前記中央開
    口の中心に位置決め用の中央穴を提供するため、接合さ
    れたハブとを有する光ディスクであって、 前記第1および第2の基板が、異なる平面内に位置する
    フォーマットゾーンおよびクランプゾーンを有し、前記
    第1および第2の基板の前記クランプゾーン間の間隔
    は、前記フォーマットゾーン間の間隔よりも大きく形成
    され、前記ハブは、前記第1および第2の基板に対し位
    置決めされて接合され、前記クランプゾーン間に介入す
    る延長部を有し、前記第1の基板側にのみ磁性体を有
    し、前記第1の基板の前記クランプゾーンの外面にのみ
    装着面が形成され、前記第1および第2の基板における
    装着面と同基板の情報記録および再生領域の中心平面と
    が実質的に平行に形成されることを特徴とする光ディス
    クの製造方法であって、 前記第1の基板と前記ハブを位置決めして接着する工程
    と、 前記透明接着層の形成を前記ハブが結合された前記第1
    基板への紫外線硬化型樹脂を配置する工程と、 前記第2の基板と前記ハブを位置決めする工程と、 前記第1の基板と前記第2の基板とを、前記紫外線硬化
    樹脂を紫外線照射にて硬化することにより接着する作業
    とを同時に行う工程と、からなることを特徴とする光デ
    ィスクの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1067535A3 (en) * 1999-07-02 2002-01-09 Pioneer Corporation Information recording medium

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