JPH09212872A - 光ピックアップ及び該光ピックアップの調整装置 - Google Patents

光ピックアップ及び該光ピックアップの調整装置

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JPH09212872A
JPH09212872A JP3567396A JP3567396A JPH09212872A JP H09212872 A JPH09212872 A JP H09212872A JP 3567396 A JP3567396 A JP 3567396A JP 3567396 A JP3567396 A JP 3567396A JP H09212872 A JPH09212872 A JP H09212872A
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JP
Japan
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actuator
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adjusting
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JP3567396A
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Hiroyuki Imabayashi
浩之 今林
Juichi Hayashi
寿一 林
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、光学部品を高精度に調整し、調整
後の位置ずれを皆無とする光ピックアップを提供する。 【解決手段】 本発明の光ピックアップは、光学部品を
内装したレンズ保持部材26と、このレンズ保持部材2
6を前記光学部品の光軸方向に位置調整可能に載置する
固定部材30と、この固定部材30に対して前記レンズ
保持部材26を押圧するとともに、前記レンズ保持部材
26を前記固定部材30に対して位置調整する際に前記
レンズ保持部材26に対する押圧方向の超音波振動が付
与されるバネ部材29とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、情報を記録再生
する光記録装置に用いられる光ピックアップ及びその光
学部品の位置調整を行う光ピックアップの調整装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、図9、図10に示すような光学部
品の取付調整機構が知られている(実公昭62−413
81号公報)。
【0003】この光学部品の取付調整機構は、光学部品
であるレンズ51をその内部に嵌装しているホルダ52
を具備し、このホルダ52を被取付対としてのホルダ保
持基台53に設けられたホルダ収容孔54内に挿入し、
その後、固定部材55とこの固定部材55に左右両側が
重合している中高状のバネ部材56とを固定用のネジ5
7でホルダ保持基台53にネジ止めするようにしてい
る。
【0004】この結果、バネ部材56に形成されたバネ
性舌片(中高状部)58は、ホルダ保持基台53のホル
ダ収容孔54内に臨み、これにより、ホルダ52はホル
ダ収容孔54の上方に形成された斜面部59と、バネ部
材56のバネ性舌片58の三点で支持され、ホルダ52
はホルダ保持基台53に仮固定されるようになってい
る。
【0005】また、前記ホルダ保持基台53の先端の偏
心位置に設けたドライバ挿入穴62に、駆動ピン部60
を有する調整ドライバ61を挿入し回転することで、駆
動ピン部60がホルダ52の外周においてその軸長方向
に形成された係合溝63内に係入され、この係合溝63
の左右の内壁を調整ドライバ61の回転方向に押圧する
ようになっている。
【0006】これにより、前記ホルダ52が前後方向に
移動して、レンズ51の微調整が行なわれることにな
る。この後、調整用のネジ64の先端がバネ性舌片58
の附勢力と同方向の附勢力を更に与えて強固にホルダ5
2をホルダ保持基台53に固定する。
【0007】
【発明が解決しとようする課題】ところで、前記バネ部
材56により附勢力が与えられているホルダ52を、調
整ドライバ61により例えば図10に示す矢印方向に微
調整するとき、図10に点線55で示すように、バネ部
材56はホルダ52の移動により、極僅かにチルトする
現象が見られる。
【0008】このバネ部材56のチルトは、バネ部材5
6の端面エッジ56aがホルダ52の表面に引っかかっ
て発生したり、バネ部材56とホルダ52の接触面の表
面粗さによってミクロ的に引かかって発生したりする。
【0009】従って、バネ部材56のチルト量は、ホル
ダ52の移動量、バネ部材56とホルダ52との接触面
間の摩擦係数等によって異なり、部材によって管理する
ことは非常に困難である。
【0010】このようなバネ部材56のチルトに起因し
て、ホルダ52の微調整後に、固定用のネジ64で更に
附勢するときにバネ部材56が元の形に戻ろうとする復
元力が作用し、ホルダ52の位置がずれる事態が発生す
る。
【0011】ホルダ52の位置調整は、光学部品によっ
ては数ミクロンの位置精度が要求され、上述したバネ部
材56のチルト現象によって、再調整を行わなければな
らないため、組立工程の増大を招くという課題がある。
【0012】また、調整用のネジ64で附勢せず、バネ
部材56のみで固定する場合においては、バネ部材56
がチルトしたまま組み立てられ、その後の組立工程や輸
送中の振動によって、バネ部材56の復元力により位置
がずれてしまう事態が発生し、製品が不良品となってし
まう可能性がある。
【0013】さらに、接着剤によりバネ部材56とホル
ダ52を固定する場合には、接着剤の硬化歪み等によ
り、別の位置ずれの問題が生じる。
【0014】本発明は、前記課題に鑑みてなされたもの
であり、請求項1乃至3の共通する目的は、光学部品を
高精度に調整し、調整後の位置ずれを皆無とする光ピッ
クアップ及び該ピックアップの調整装置を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る光ピックアップは、光学部品を内装した保持部材と、
この保持部材を、前記光学部品の光軸方向に位置調整可
能に載置する固定部材と、この固定部材に対して前記保
持部材を押圧するとともに、前記保持部材を前記固定部
材に対して位置調整する際に前記保持部材に対する押圧
方向の超音波振動が付与される弾性部材とを有すること
を特徴とするものである。
【0016】請求項2記載の発明に係る光ピックアップ
は、請求項1記載の発明に係る光ピックアップにおける
前記弾性部材は、前記保持部材との当接面又はその背面
に超音波振動を生成する圧電素子を備えることを特徴と
するものである。
【0017】請求項3記載の発明に係る光ピックアップ
の調整装置は、光学部品を内装した保持部材と、この保
持部材を、前記光学部品の光軸方向に位置調整可能に載
置する固定部材と、この固定部材に対して前記保持部材
を押圧する弾性部材とを有する光ピックアップの調整装
置であって、前記弾性部材に、超音波振動を生成する振
動発生部材を付加して、前記保持部材を前記固定部材に
対して位置調整する際に、前記振動発生部材により前記
弾性部材に保持部材に対する押圧方向に超音波振動を付
与することを特徴とするものである。
【0018】請求項1記載の発明によれば、光学部品を
内装した保持部材が、弾性部材の附勢力により、固定部
材に対して強固に押圧支持されている。前記保持部材が
光軸方向に位置調整される際に、弾性部材に超音波振動
が付与される。この弾性部材の超音波振動は、ミクロ的
には、保持部材と接触、非接触を高速で繰り返してお
り、弾性部材の端面エッジが引っかかったり、保持部材
との接触面の表面粗さによるミクロ的な引っかかりの現
象が無くなり、保持部材の移動に伴う弾性部材のチルト
や変形が無くなる。
【0019】また、弾性部材は超音波振動しているため
に、見かけ上、弾性部材の附勢力は弱まり、保持部材の
光軸方向の位置調整を簡略に行うことができる。
【0020】請求項2記載の発明によれば、弾性部材に
対して比較的安価な圧電素子により超音波振動を付与す
ることができ、光ピックアップのコスト低減を図れる。
また、圧電素子は、自由な形状に加工できるため、部品
の小型化や設置場所の自由度を大きくすることができ
る。
【0021】請求項3記載の発明によれば、超音波振動
する振動発生部材を用い、必要なときだけ弾性部材に超
音波振動を付与することにより、振動発生部材を多数の
光ピックアップの調整に共有化でき、光ピックアップの
構成部材数を削減することができ、光ピックアップのコ
スト低減を図れる。
【0022】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1] (構成)図1乃至図5に実施の形態1を示す。図1は本
実施の形態1の光ピックアップを構成する光学系の概略
図、図2は本実施の形態1の固定部材30、保持部材で
あるレンズ保持部材26、弾性部材であるバネ部材29
の設置状態の斜視図、図3は調整部材28の設置状態の
斜視図、図4は調整部材28の動作概略図、図5は調整
装置を構成する振動発生部材である積層型圧電アクチュ
エータ33を付加した状態の斜視図を示している。
【0023】本実施の形態1は、光記録装置の光ピック
アップとして図1に示す光学系を用いている。この光ピ
ックアップにおいて、半導体レーザ等のレーザ発光部材
17から出射された発散光は、コリメータレンズ18に
より平行光にされる。この平行光はビーム整形プリズム
19により、断面楕円光から断面円形光に変換され、集
光手段2を経て、光記録媒体1に照射される。
【0024】光記録媒体1で反射した記録情報を含んだ
反射光は、集光手段2を経て、再びビーム整形プリズム
19に入射し、次に、波長板20、集光レンズ21を経
て、ビームスプリッター22で2つの光束に分離され、
2個のフォトダイオード等の光検出器23に各々入射す
る。
【0025】この光検出器23で前記反射光を検出し、
必要な記録情報を電気信号に変換する。
【0026】上述した光ピックアップの各光学部品は、
アルミ製のケース24に収められて支持されている。
【0027】尚、フォトダイオード等からなる前方モニ
ター25は、前記ビーム整形プリズム19で反射した光
が入射する位置に配置され、レーザ発光部材17からの
光の位置を検出するようになっている。
【0028】前記コリメータレンズ18と集光レンズ2
1とは、図2に示すように、樹脂製又はアルミ製の円筒
形状のレンズ保持部材26内に接着により固定されてい
る。
【0029】このレンズ保持部材26の外周の一部に
は、図4にも示すように、同心円形状の係合溝27が形
成され、細捧形状の調整部材28の端部と係合する構造
になっている。
【0030】図2にレンズ保持部材26をバネ部材29
により矢印方向に押圧し、固定部材30に圧接した状態
を示す。バネ部材29はステンレス製又はリン青銅製の
板バネで、L字形状に形成した固定部材30の端縁に一
端が取り付けられ、このバネ部材29の他端側で前記レ
ンズ保持部材26の外周側面に数Kgfの附勢力を与え
るようになっており、これにより、レンズ保持部材26
を固定部材30の2箇所のガイド31に対してそれぞれ
接触規制し、強固に押圧支持するようになっている。
【0031】前記固定部材30の2箇所のガイド31
は、前記光学系の光軸と平行に形成されており、レンズ
保持部材26が光軸方向からずれないように規制するよ
うになっている。
【0032】図3は、図2に示す構造を背面から見た図
であり、細捧形状の金属製の調整部材28が進入する穴
32が固定部材30に穿設されている。この穴32を通
して調整部材28の端部はレンズ保持部材26の係合溝
27と合致して係合されるようになっている。
【0033】図4は、前記調整部材28の動作を示すも
のであり、調整部材28は固定部材30の穴32を支点
として、てこのように光軸方向(図4に示す矢印方向)
に揺動し、レンズ保持部材26を光軸方向に微移動させ
ることができる。このとき、レンズ保持部材26はバネ
部材29により、固定部材30のガイド31に押圧され
ているので、光軸方向からずれないように規制される。
【0034】図5は、本実施の形態1の調整装置を構成
する振動発生部材としての積層型圧電アクチュエータ3
3をバネ部材29に接着固定した状態を示している。
【0035】前記積層型圧電アクチュエータ33は、チ
タン酸ジルコン酸鉛の厚さ数10μmの薄板状の圧電素
子を数百枚積層したものであり、数10(V)の電圧印
加により、数μmの変位を発生させることができるよう
になっている。
【0036】本実施の形態1では、調整部材28による
調整時に、前記積層型圧電アクチュエータ33に対し、
電圧圧印加線40により数10kHzの正弦波の交番電
圧(sin(ωt))を印加し、バネ部材29を矢印3
5方向に超音波振動させるようにしている。前記積層型
圧電アクチュエータ33の超音波振動の方向が、バネ部
材29の附勢力方向と概略一致した方向になるように積
層型圧電アクチュエータ33をバネ部材29に取り付け
ている。
【0037】(作用)本実施の形態1では、前記調整部
材28をレンズ保持部材26の係合溝27に係合し、こ
の調整部材28を操作してレンズ保持部材26を光軸方
向に微動させ、位置調整を行うものである。
【0038】この時、積層型圧電アクチュエータ33を
駆動し、バネ部材29に固定部材30に接触して支持さ
れている一端を支点34として矢印35方向の屈曲モー
ドの超音波振動を付与する。
【0039】この場合、前記バネ部材29の屈曲モード
の固有振動数と共振しないように、積層型圧電アクチュ
エータ33に印加する交番電圧の周波数が所定の値に設
定され、また、バネ部材29とレンズ保持部材26との
表面粗さよりも大きな振動振幅で振動するように印加電
圧が所定の値に設定されている。
【0040】このような超音波振動により、バネ部材2
9はレンズ保持部材26の外周側面に対し高速に接触、
非接触を繰り返し、レンズ保持部材26の調整時の移動
に際して、表面粗さによる引っかかりや、バネ部材29
のエッジ端面の引っかかりが無くなり、従来例のような
チルト現象が発生しない。
【0041】従って、バネ部材29の復元力による調整
後の位置ずれが皆無となり、調整作業の簡略化が可能と
なる。また、超音波振動の方向を、バネ部材29の附勢
力方向と一致させることによって、見かけ上、バネ部材
29の附勢力を低下することができる。この結果、調整
部材28の操作に必要な力が小さくなり、容易に調整が
行え、しかも、超音波振動を停止すれば、再び強固な押
圧支持が可能となり、調整後のビス締め固定や接着固定
等の作業が廃止できる。
【0042】(効果)本実施の形態1によれば、前記バ
ネ部材29のチルト変形が防止され、再調整作業が皆無
となり、組立工数が削減できる。また、調整部材28を
軽くかつ容易に操作することができ、組立作業の負担を
軽減できる。
【0043】さらに、振動に対しても非常に強く、光ピ
ックアップの光学系の信頼性を向上でき、輸送中の振動
に対しても強く、物流時の不良発生率を低下させること
ができる。
【0044】[実施の形態2] (構成)図6、図7に実施の形態2を示す。図6は本実
施の形態2の斜視図、図7は本実施の形態2の振動発生
部材36の変形例を示している。尚、図6、図7におい
て、図2に示すものと同一の機能を有するものには同一
の符号を付して示し、実施の形態1と異なる部分を主に
説明する。
【0045】本実施の形態2では、振動発生部材36と
して厚さ数ミリの板形状の圧電素子を用いる。この振動
発生部材36は、バネ部材29の背面形状と略同形状と
し、接着剤により固定する。また、この振動発生部材3
6は、チタン酸ジルコン酸鉛又はチタン酸鉛等の材料で
形成され、両表面には銀が蒸着されており、一対の電圧
印加線40が半田接続されている。
【0046】前記電圧印加線40を介して数10kHz
の交番電圧(sin(ωt))を振動発生部材36に印
加して超音波振動させ、バネ部材29に対し矢印35方
向の超音波振動を付与する。この超音波振動は、バネ部
材29の附勢力方向と概略一致した方向となるようにす
る。この他の構成は実施の形態1と同様である。
【0047】(作用)本実施の形態2においては、薄板
形状の圧電素子からなる振動発生部材36を用いてバネ
部材29を超音波振動させることができ、バネ部材29
のチルト現象をなくすことができる。
【0048】振動発生部材36を構成する薄板形伏の圧
電素子は、製造が非常に容易で量産が可能であり、単価
も安く、薄板のステンレスやリン青銅のバネ部材29に
この圧電素子を接着することにより、モノモルフ型圧電
アクチュエータとして機能する振動発生部材36を構成
でき、大きな振動振幅を得ることができる。
【0049】また、図7に示すように、前記バネ部材2
9の両面に薄板形状の一対の圧電素子36aを接着固定
し、バイモルフ型圧電アクチュエータを構成すると更に
大きな振動振幅が得られる。この他の作用は実施の形態
1と同様である。尚、超音波振動以外の振動を発生させ
る振動発生部材として、高分子圧電フィルム(PVD
F)や細径の銅線を巻いたコイルとマグネットを利用し
ても同様な作用が得られる。
【0050】(効果)本実施の形態2においては、安価
な薄板形状の圧電素子からなる振動発生部材36を使用
するので、部材費を安くし、コスト低減を図れる。
【0051】[実施の形態3] (構成)図8に本発明の実施の形態3の斜視図を示す。
尚、実施の形態3においては、実施の形態2と異なる部
分のみ説明し、他の説明は省略する。
【0052】実施の形態3において、振動発生部材とし
ての積層型圧電アクチュエータ33は、外部部材37に
接着固定され、調整部材28による調整の際に、バネ部
材29の背面に押圧接触するようにする。前記外部部材
37は、組立時の治具又は調整機であって、積層型圧電
アクチュエータ33を支持するとともに、バネ部材29
までの移動やバネ部材29ヘの積層型圧電アクチュエー
タ33の押圧を行う機能を有している。尚、この他の構
成は実施の形態2と同様であるので説明を省略する。
【0053】(作用)実施の形態3によれば、積層型圧
電アクチュエータ33が外部部材37により支持されて
いるため、個々の光ピックアップ毎に積層型圧電アクチ
ュエータ33を設ける必要が無く、一つの積層型圧電ア
クチュエータ33を共有、共通化して利用することがで
きる。
【0054】前記積層型圧電アクチュエータ33は、例
えば、組立治具や調整機に設置され、調整時の必要なと
きのみ搬送移動されてきて、バネ部材29に押圧接触
し、バネ部材29を超音波振動させる。積層型圧電アク
チュエータ33は、電圧印加線40を用いて数10
(V)の電正を印加することにより、数10Kgfの振
動力を生じるため、組立治具、調整機の押圧力に対して
も、十分にバネ部材29に超音波振動を付与することが
できる。この他の作用は実施の形態2と同様である。
【0055】(効果)実施の形態3によれば、積層型圧
電アクチュエータ33を外部部材37に設置したことに
より、個々の光ピックアップ毎に振動発生部材33を設
ける必要が無くなり、光ピックアップのコスト低減を図
れる。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、レンズ等
の光学部品の調整を非常に作業性よく、確実に実施する
ことができ、組立工数を削減した低コストの光ピックア
ップを提供することができる。さらに、光学系の信頼性
が高く、品質の安定した光ピックアップを提供すること
ができる。
【0057】請求項2記載の発明によれば、非常に安価
な部材を用いることができるのでコストを低減できる光
ピックアップを提供できる。
【0058】請求項3記載の発明によれば、光ピックア
ップのレンズ等の光学部品の調整を非常に作業性よく、
確実に実施することができるとともに、構成部材の共
有、共通化により部材費の削減が可能となり、光ピック
アップの低コスト化を図ることが可能な光ピックアップ
の調整装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の光ピックアップを構成
する光学系の概略図である。
【図2】本実施の形態1の固定部材、レンズ保持部材、
バネ部材の設置状態を示す斜視図である。
【図3】本実施の形態1の固定部材、レンズ保持部材、
調整部材の設置状態を示す斜視図である。
【図4】本実施の形態1の調整部材によるレンズ保持部
材の調整動作を示す斜視図である。
【図5】本実施の形態1の固定部材、レンズ保持部材、
バネ部材、超音波アクチュエータ、振動発生部材の設置
状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態2における固定部材、レン
ズ保持部材、バネ部材、振動発生部材の設置状態を示す
斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態2における固定部材、レン
ズ保持部材、バネ部材、振動発生部材の設置状態の他例
を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態3における固定部材、レン
ズ保持部材、バネ部材、圧電素子、外部部材の設置状態
を示す斜視図である。
【図9】従来の光学部品の取付調整機構を示す概略断面
図である。
【図10】従来の光学部品の取付調整機構におけるバネ
部材のチルトの状態を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 光記録媒体 2 集光手段 17 レーザ発光部材 18 コリメータレンズ 19 ビーム整形プリズム 20 波長板 21 集光レンズ 22 ビームスプリッター 23 光検出器 24 ケース 25 前方モニター 26 レンズ保持部材 27 係合溝 28 調整部材 29 バネ部材 30 固定部材 31 ガイド 32 穴 33 超音波アクチュエータ 34 支点 36 振動発生部材 37 外部部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学部品を内装した保持部材と、 この保持部材を、前記光学部品の光軸方向に位置調整可
    能に載置する固定部材と、 この固定部材に対して前記保持部材を押圧するととも
    に、前記保持部材を前記固定部材に対して位置調整する
    際に前記保持部材に対する押圧方向の超音波振動が付与
    される弾性部材と、 を有することを特徴とする光ピックアップ。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材は、前記保持部材との当接
    面又はその背面に超音波振動を生成する圧電素子を備え
    ることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  3. 【請求項3】 光学部品を内装した保持部材と、この保
    持部材を、前記光学部品の光軸方向に位置調整可能に載
    置する固定部材と、この固定部材に対して前記保持部材
    を押圧する弾性部材とを有する光ピックアップの調整装
    置であって、 前記弾性部材に、超音波振動を生成する振動発生部材を
    付加して、前記保持部材を前記固定部材に対して位置調
    整する際に、前記振動発生部材により前記弾性部材に保
    持部材に対する押圧方向に超音波振動を付与することを
    特徴とする光ピックアップの調整装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1331634A2 (en) * 2002-01-29 2003-07-30 Mitsumi Electric Co., Ltd. Lens holder having an adjustment groove with taper shape

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