JP2000173201A - 光ディスク装置のヘッド送り機構 - Google Patents

光ディスク装置のヘッド送り機構

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JP2000173201A
JP2000173201A JP10341285A JP34128598A JP2000173201A JP 2000173201 A JP2000173201 A JP 2000173201A JP 10341285 A JP10341285 A JP 10341285A JP 34128598 A JP34128598 A JP 34128598A JP 2000173201 A JP2000173201 A JP 2000173201A
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JP
Japan
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head
guide rod
elastic body
optical disk
feed mechanism
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Pending
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JP10341285A
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English (en)
Inventor
Satoshi Nishino
智 西野
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Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メインテナンスフリーであり、製造コストが安
く、制御性に優れた光ディスク再生装置のヘッド送り機
構を提供する。 【解決手段】ヘッド1にガイドロッド2を挿通させ、ヘ
ッド1をガイドロッド2に沿って送る光ディスク装置に
おいて、ガイドロッド2の周面形状の圧接面を有する突
起部を備えた弾性体3に平板圧電セラミック4、4…を
固着し、弾性体3の圧接面をガイドロッド2に圧接する
ように弾性体3をヘッド1に固定し、平板圧電セラミッ
ク4、4…に超音波電気信号を印加するように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はCDプレーヤ等の
光ディスク装置に係わり、特に、光ピックアップ等のヘ
ッド送り機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスク再生装置のヘッド送り
機構の例を図4および図5に示す。図4は従来の光ディ
スク再生装置のヘッド送り機構の例を示す斜視図、図5
(a)は同ヘッド送り機構を示す平面図、図5(b)は
同ヘッド送り機構を示す側面図である。
【0003】図に示す1は対物レンズ1aを有する光ピ
ックアップを備えたヘッドであり、図示していないシャ
ーシに固定されたガイドロッド2および2aに支持さ
れ、図に示すFW方向およびBW方向に送られる。すな
わち、円筒状のガイドロッド2はヘッド1に設けられた
円筒状の穴を挿通しており、ガイドロッド2aはヘッド
1の凸部に挟まれている。
【0004】シャーシに固定されたヘッド送りモータ9
(DCモータまたはステッピングモータ)の回転軸には
リードスクリュウ8が固着されている。また、ヘッド1
に設けられたブラケット6には合成樹脂製のラック7が
取付けられており、このラック7はリードスクリュウ8
と噛合っている。
【0005】ヘッド1の対物レンズ1aは図示していな
いターンテーブルにクランプされた光ディスクの記録面
に対向しており、ヘッド送りモータ9の光ディスクの半
径方向に送られ、ディスク再生あるいはサーチが行われ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のヘッド
送り機構では、ヘッドの高速送りが可能となるように、
リードスクリュウ8をヘッド送りモータ9の回転軸に取
付けている。しかしながら、ヘッドを高速で送ろうとす
るとヘッドの慣性負荷が大きくなり、合成樹脂製のラッ
ク7が摩耗したり、欠損したりして、リードスクリュウ
8から外れ、ヘッド1を駆動できなくなる事故が発生し
ていた。
【0007】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、ヘッドを高速で
送っても駆動部の摩耗や機械的な故障による事故が発生
することのない光ディスク装置のヘッド送り機構を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の光ディスク装
置のヘッド送り機構は、ヘッドにガイドロッドを挿通さ
せ、前記ヘッドを前記ガイドロッドに沿って送る光ディ
スク装置において、前記ガイドロッドの周面形状の圧接
面を有する突起部を備えた弾性体に平板圧電セラミック
を固着し、前記弾性体の圧接面を前記ガイドロッドに圧
接するように前記弾性体を前記ヘッドに固定し、前記平
板圧電セラミックに超音波電気信号を印加するように構
成したものである。
【0009】また、前記光ディスク装置のヘッド送り機
構において、前記ガイドロッドを円筒形状としたもので
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施例である光ディス
ク再生装置のヘッド送り機構を図1〜図3に示す。図1
はこの発明の実施例である光ディスク再生装置のヘッド
送り機構の要部を示す分解斜視図、図2(a)は同ヘッ
ド送り機構の弾性体を示す正面図、図2(b)は同弾性
体を示す側面図である。また、図3は同ヘッド送り機構
の電気接続状態を示す回路図である。
【0011】実施例のヘッド送り機構は従来例で示した
ものと同様にヘッド1が2つの円筒形のガイドロッドに
支持されている。図1に示すガイドロッド2に対向させ
て弾性体3がスプリングワッシャ5を介してヘッド1に
締着されている。
【0012】弾性体3は図2にも詳しく示すように、平
板部3cが架橋部3b、3b…によりフランジ部3dと
連結された構造であり、平板部3cにはガイドロッドの
周面形状の圧接面有する突起部3a、3a…が設けられ
ている。また、平板部3cの突起部3a、3a…とは反
対側の背面には平板圧電セラミック4、4…が貼着され
ている。
【0013】弾性体3のフランジ部3dをヘッド1の取
付け面に締着することにより弾性体3とスプリングワッ
シャ5の弾力により突起部3a、3a…の圧接面がガイ
ドロッド2に圧接される。図3に示すように平板圧電セ
ラミック4、4に超音波電気信号源S1およびS2から
の電圧を印加する。超音波電気信号源S1と超音波電気
信号源S2の位相はπ/2だけずらしている。
【0014】このように位相をπ/2ずらした超音波電
気信号を印加すると、平板圧電セラミック4、4…に圧
電効果により振動が発生し、この振動が弾性体3に伝え
られて弾性体3が共振して突起部3a、3a…が楕円軌
道を描くように大きく振動する。
【0015】弾性体3の突起部3a、3a…はガイドロ
ッド2に圧接されているので、弾性体3の突起部3a、
3a…にはガイドロッド2から受ける反力によりガイド
ロッド2の軸方向の推力が加わる。平板圧電セラミック
4、4に印加する超音波電気信号の位相のずれ(遅れ進
み)を切替えることにより推力の方向が切替わり、ヘッ
ド1は図1に示すFW方向またはBW方向に送られる。
【0016】ヘッド1の対物レンズは図示していないタ
ーンテーブルにクランプされた光ディスクの記録面に対
向しており、弾性体3の推力により光ディスクの半径方
向に送られ、ディスク再生あるいはサーチが行われる。
【0017】弾性体3の突起部3a、3a…とガイドロ
ッド2との接触面積は大きく、大きい摩擦力すなわちヘ
ッド1の推力が得られる。弾性体3に耐摩耗性の材料を
用いることにより弾性体3の突起部3a、3a…とガイ
ドロッド2双方の摩耗量を少なくすることができ、ま
た、弾性体3の突起部3a、3a…が僅かに摩耗しても
弾性体3に弾力があることから推力は殆ど変化しないの
で高速駆動を行っても長期間に亘り摩耗による故障は発
生しない。
【0018】また、ヘッド1の停止時には弾性体3の突
起部3a、3a…とガイドロッド2との停止摩擦力はヘ
ッド1の保持力として作用し、大きいヘッド1の停止保
持力が得られる。実施例のように弾性体3の突起部3
a、3a…とガイドロッド2を円筒面に加工すれば、製
造が簡単であり、製造コストが削減される。
【0019】
【発明の効果】この発明の光ディスク装置のヘッド送り
機構によれば、ガイドロッドの周面形状の合わせた圧接
面の突起部を有する弾性体の圧接面をガイドロッドに圧
接しているので、接触面積が大きく、超音波リニアモー
タを使用した駆動機構として大きい推力および停止の保
持力が得られる。
【0020】また、超音波リニアモータのレールをガイ
ドロッドが兼ねているので、部品点数が少なく製造コス
トが安い。
【0021】また、従来のヘッド送り機構のように、モ
ータやリードスクリュウのようなメカニズムがないの
で、ヘッド高速駆動時の機械駆動音がなく、静かであ
る。そして、摩耗による特性の劣化や欠損等の事故が発
生しない。すなわち、メインテナンスフリーである。
【0022】そして、リードスクリュウの長さに駆動範
囲が制約されることがない。すなわち、ガイドロッドの
全長に亘りヘッドを駆動することができる。
【0023】さらに、電磁式のモータを使用していない
ので、磁気の影響を受けることがなく、また、他に磁気
の影響を及ぼすことがない。そして、摩擦駆動のため、
起動、停止の応答が速く、制御性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である光ディスク再生装置の
ヘッド送り機構の要部を示す分解斜視図である。
【図2】図2(a)は同ヘッド送り機構の弾性体を示す
正面図、図2(b)は同弾性体を示す側面図である。
【図3】同ヘッド送り機構の電気接続状態を示す回路図
である。
【図4】従来の光ディスク再生装置のヘッド送り機構の
例を示す斜視図である。
【図5】図5(a)は同ヘッド送り機構を示す平面図、
図5(b)は同ヘッド送り機構を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ヘッド、1a 対物レンズ 2、2a ガイドロッド 3 弾性体、3a 突起部、3b 架橋部、3c 平板
部、3d フランジ部 4 平板圧電セラミック 5 スプリングワッシャ 6 ブラケット 7 ラック 8 リードスクリュウ 9 ヘッド送りモータ S1、S2 超音波電気信号源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドにガイドロッドを挿通させ、前記
    ヘッドを前記ガイドロッドに沿って送る光ディスク装置
    において、前記ガイドロッドの周面形状の圧接面を有す
    る突起部を備えた弾性体に平板圧電セラミックを固着
    し、前記弾性体の圧接面を前記ガイドロッドに圧接する
    ように前記弾性体を前記ヘッドに固定し、前記平板圧電
    セラミックに超音波電気信号を印加するように構成した
    光ディスク装置のヘッド送り機構。
  2. 【請求項2】 前記ガイドロッドを円筒形状とした請求
    項1の光ディスク装置のヘッド送り機構。
JP10341285A 1998-12-01 1998-12-01 光ディスク装置のヘッド送り機構 Pending JP2000173201A (ja)

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JP10341285A JP2000173201A (ja) 1998-12-01 1998-12-01 光ディスク装置のヘッド送り機構

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013038878A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Canon Inc 超音波モータ及びそれを有するレンズ装置

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JP2013038878A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Canon Inc 超音波モータ及びそれを有するレンズ装置

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