JPH09211238A - 光ファイバの光終端構造 - Google Patents

光ファイバの光終端構造

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JPH09211238A
JPH09211238A JP8034370A JP3437096A JPH09211238A JP H09211238 A JPH09211238 A JP H09211238A JP 8034370 A JP8034370 A JP 8034370A JP 3437096 A JP3437096 A JP 3437096A JP H09211238 A JPH09211238 A JP H09211238A
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JP
Japan
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optical fiber
optical
core
light
refractive index
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Pending
Application number
JP8034370A
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English (en)
Inventor
Chikahiro Iida
力弘 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ando Electric Co Ltd
Original Assignee
Ando Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09211238A publication Critical patent/JPH09211238A/ja
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/241Light guide terminations
    • G02B6/243Light guide terminations as light absorbers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部環境による変化や長期的な経時劣化によ
る光終端の光反射率が変動しない安定な光ファイバの光
終端構造を提供する。 【解決手段】 光ファイバ11を光終端する場合におい
て、光ファイバ11よりもコア径と開口数が大きく、ま
たコア12aの屈折率が光ファイバ11のコア11aに
ほぼ等しい光ファイバ12、光ファイバ12よりもコア
径と開口数が小さくコア13aの屈折率が光ファイバ1
2にほぼ等しい光ファイバ13を、光ファイバ11の光
終端する側の先端に順に融着して接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光反射率の安定
した光ファイバの光終端構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】つぎに、従来技術による光ファイバにお
ける光終端をするための構造を図4に示す。なお、光フ
ァイバの光終端とは、光反射を極めて小さくするために
光ファイバに施す処理のことを指す。
【0003】図4の31は光ファイバ、35は斜め研磨
であり、光ファイバ31は、先端に斜め研磨面35を施
すことによって光終端する。すなわち、光ファイバ31
の中央部のコア31aを伝搬してきた光は、斜め研磨面
35に入射した際に、コア31aと空気との屈折率の差
による光反射率である約4%の光を除いて、斜め研磨面
35から光ファイバ31の外へ放出される。
【0004】ここで、光ファイバ31において、コア3
1aの屈折率はクラッド31bの屈折率よりも大きいこ
とから、光はコア31aに閉じこめられる。これは、屈
折率の大きい媒体から、小さい媒体に光が入射する際
に、その入射角が臨界角を越えたときに全反射が生じる
という性質を利用したものである。
【0005】そして、斜め研磨面35において反射した
約4%の光は伝搬してきた方向に戻るが、この反射した
光における反射角は、斜め研磨面35からの反射である
ため、入射光に対して角度を持っている。ここで、斜め
研磨面35の研磨角度は、反射光のすべてがコア31a
からクラッド31bへ抜けてしまう程度、すなわち臨界
角よりも小さい角度でコア31aからクラッド31bへ
入射する角度に設定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4のよう
な従来の光ファイバの光終端構造では、空気の屈折率が
湿度等の外部環境によって微妙に変化したり、あるいは
長期的に研磨面に微小粒子等によるくもりが発生するこ
とによる光終端の劣化によって、光反射量が増加するこ
とがある。そして、光終端の光反射率として例えば−6
0dB(百万分の1)程度を得ようとしたときに、この
ような外部環境による変化や長期的な経時劣化によって
この値が劣化ないし変動するという問題があった。
【0007】この発明は、外部環境による変化や長期的
な経時劣化による光終端における光反射率の変動のない
安定な光ファイバの光終端構造を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明は、第1の光ファイバを光終端するための
構造において、前記第1の光ファイバよりもコア径と開
口数が大きくかつコアの屈折率が第1の光ファイバにほ
ぼ等しい第2の光ファイバと、前記第2の光ファイバよ
りもコア径と開口数が小さくかつコアの屈折率が前記第
2の光ファイバにほぼ等しい第3の光ファイバとを備
え、前記第1の光ファイバの光終端する先端に、前記第
2の光ファイバと前記第3の光ファイバを順に融着して
接続する。これら第2の光ファイバと第3の光ファイバ
は、少なくとも1組が、第1の光ファイバの上記先端に
接続される。
【0009】また、この発明の光ファイバの光終端構造
は、光ファイバを光終端するための構造において、前記
光ファイバがその光終端側に溶融伸延部を有するもので
ある。この溶融伸延部は、少なくとも1つが上記の光終
端側に設けられる。
【0010】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明における光ファ
イバの光終端構造の実施の形態を説明する。図1で、光
ファイバ11の光終端する先端には、光ファイバ12と
光ファイバ13が順に融着部14により融着されてい
る。また、光ファイバ13の光終端側には斜め研磨面1
5が形成されている。
【0011】ここで、光ファイバ12は、そのコア12
aの径と開口数が光ファイバ11のコア11aの径と開
口数よりも大きく、またそのコア12aの屈折率は光フ
ァイバ11にほぼ等しいものである。また、光ファイバ
13は、そのコア13aの径と開口数が光ファイバ12
のコア12aの径と開口数よりも小さく、またそのコア
13aの屈折率は光ファイバ12にほぼ等しいものであ
る。なお、11b、12b、13bはそれぞれクラッド
である。
【0012】そして、光ファイバ11のコア11aを伝
搬してきた光は、光ファイバ12に入射すると、光ファ
イバ12のコア12aに充満して伝搬する。また、この
光が次に光ファイバ13に入射したときには、光ファイ
バ13のコア13aの径と開口数が光ファイバ12のも
のよりも小さいため、その大部分が光ファイバ13のク
ラッド13bに抜けてしまう。この結果、光ファイバ1
3のコア13aに結合する光は非常に少なくなる。
【0013】光ファイバ13は、その先端に斜め研磨面
15が形成されて光終端できることは従来と同様であ
る。そして、光ファイバ13からの戻り光は、光ファイ
バ12に入射すると、光ファイバ12のコア12aに充
満して伝搬する。また、この光が次に光ファイバ11に
入射するときには、光ファイバ11のコア11aの径と
開口数が光ファイバ12のものよりも小さいために、そ
の大部分は光ファイバ11のクラッド11bに抜けてし
まう。この結果、光ファイバ11のコア11aに結合す
る戻り光は極めて少なくなる。
【0014】なお、光ファイバ12のコア12aの屈折
率と、光ファイバ11のコア11aと光ファイバ13の
コア13aとの屈折率がほぼ等しく、またこれらが融着
部14で融着されているため、これらの境界面における
光反射はない。
【0015】次に、この発明の他の実施の形態における
光ファイバの光終端構造を図2に示す。図2では、光終
端したい光ファイバ21の光終端側に、図1のように2
つの別の光ファイバを接続することに代えて、溶融伸延
部22を設けた構成としている。また、光ファイバ21
の光終端側の先端には斜め研磨面25が設けられてい
る。なお、溶融伸延部22は、光ファイバ21に引っ張
る力を加えながら、光ファイバ21の所定の部分を光フ
ァイバ融着機で放電加熱などで溶融することによって形
成されるものである。
【0016】図2では、光ファイバ21のコア21aを
伝搬してきた光が溶融伸延部22に入射したときには、
溶融伸延部22でコア21aの径が小さくなっているこ
とから、その大部分が光ファイバ21のクラッド21b
に抜けてしまう。この結果、溶融伸延部22を通過した
後に光ファイバ21のコア21aを伝搬する光は非常に
少なくなる。
【0017】光ファイバ21に形成された斜め研磨面2
5は上記と同様に機能し、また、斜め研磨面25からの
戻り光は再び溶融伸延部22に入射する。その際、溶融
伸延部22において光ファイバ21のコア21aの径が
小さくなっていることから、その大部分は光ファイバ2
1のクラッド21bに抜けてしまう。この結果、溶融伸
延部22を通過した後に光ファイバ21のコア21aを
伝搬する戻り光は極めて少なくなる。
【0018】次に、この発明の光ファイバの光終端構造
を、光反射減衰量測定に用いる光カプラの光終端処理に
適用した例を図3に示す。図3の41は光源、42は光
センサ、43は光カプラ、44は被測定端、45は光終
端部である。
【0019】ここで、光源41から出射された光は、光
カプラ43で被測定端44側と光終端部45側に2分岐
される。被測定端44には、反射減衰量が−60dB程
度の反射率を持つ被測定物が接続され、また、そこから
の反射光は再び光カプラ43に戻る。光カプラ43に戻
った光は、光源41側と光センサ42側に2分岐され
る。そして、光センサ42は、被測定端44からの反射
光パワーを測定する。
【0020】光センサ42には、被測定端44からの反
射光と同時に、光終端部45からの反射光も入射する
が、光センサ42で実際に測定したい光パワーは被測定
端44からの反射光だけであり、光終端部45からの反
射光は雑音にすぎない。このため、光終端部45の反射
率は極めて低く安定していることが要求される。
【0021】また、光反射減衰量測定は、例えば−60
dB程度の低い反射率を測定するものである。このた
め、被測定物の光反射減衰量を正確に測定するためには
光学系を構成する光カプラ43に極めて低く安定した反
射率が要求される。そこで、光カプラの光終端部45
に、上記で説明したこの発明に係る光終端構造を使用す
ることで、光反射減衰量測定の精度と安定度を向上させ
る。
【0022】
【発明の効果】この発明の光ファイバの光終端構造によ
れば、空気の屈折率が湿度等の外部環境の変化により生
じる光ファイバ端面における光反射率の変化、あるいは
研磨面に微小粒子等によるくもりが発生するなどによる
光ファイバ端面における長期的な経時劣化があった場合
にも光終端における光反射率を変動がなくて安定したも
のとすることができる。このため、この発明を光反射減
衰量測定などの光計測システムに適用した場合には、光
反射の影響を抑えて安定した測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による光ファイバの光終端構造の実施
の形態の構成を示した説明図である。
【図2】この発明による光ファイバの光終端構造の他の
実施の形態の構成を示した説明図である。
【図3】この発明の光終端構造が適用される光反射減衰
量測定系の構成を示した説明図である。
【図4】従来技術による光ファイバの光終端構造の構成
を示した説明図である。
【符号の説明】
11、12、13、21、31 光ファイバ 14 融着部 15、25、35 斜め研磨面 22 溶融伸延部 41 光源 42 光センサ 43 光カプラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の光ファイバ(11)を光終端するため
    の構造において、前記第1の光ファイバ(11)よりもコア
    径と開口数が大きくかつコアの屈折率が第1の光ファイ
    バ(11)にほぼ等しい第2の光ファイバ(12)と、前記第2
    の光ファイバ(12)よりもコア径と開口数が小さくかつコ
    アの屈折率が前記第2の光ファイバ(12)にほぼ等しい第
    3の光ファイバ(13)とを備え、前記第1の光ファイバ(1
    1)の光終端する先端に、前記第2の光ファイバ(12)と前
    記第3の光ファイバ(13)を順に融着して接続することを
    特徴とする光ファイバの光終端構造。
  2. 【請求項2】 光ファイバ(21)を光終端するための構造
    において、前記光ファイバ(21)がその光終端側に溶融伸
    延部(22)を有するものであることを特徴とする光ファイ
    バの光終端構造。
JP8034370A 1996-01-29 1996-01-29 光ファイバの光終端構造 Pending JPH09211238A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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