JP2808858B2 - 光ファイバ端の無反射処理方法および光ファイバ無反射端 - Google Patents

光ファイバ端の無反射処理方法および光ファイバ無反射端

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JP2808858B2
JP2808858B2 JP2220502A JP22050290A JP2808858B2 JP 2808858 B2 JP2808858 B2 JP 2808858B2 JP 2220502 A JP2220502 A JP 2220502A JP 22050290 A JP22050290 A JP 22050290A JP 2808858 B2 JP2808858 B2 JP 2808858B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光通信や計測器等の分野で用いられる光フ
ァイバにおける不要ポートの無反射処理方法および光フ
ァイバ無反射端に関するものである。
(従来の技術) 光ファイバを用いて通信網を構築したり、光ファイバ
を光信号の入出力に用いる場合に、不要ポートが生じる
ことがある。不要ポートにおける光ファイハを切断した
ままにしておくと、光ファイバ端部からの反射が生じ、
信号のS/N比を悪化させる。したがって、不要ポートの
光ファイバを無反射とする処理が必要である。
従来の無反射処理は、光ファイバの長手方向の被覆の
一部を除去した後、光コネクタの構成部品であるフェル
ールに挿入し、その先端部を斜めに研磨することで、光
ファイバ端面の反射を抑える方法が取られていた。
しかしながら、従来の光ファイバの無反射処理方法で
は、次の問題があった。
光ファイバを一旦フェルールに通し、接続固定する
という作業が必要であった。
フェルール等の高価な部品が必要であった。
斜め研磨という作業が必要であった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上述した問題点を解決するためになされた
もので、簡単な処理により反射量の少ない無反射端を得
れることができる無反射処理方法、ならびに、簡単な処
理で形成された反射量の少ない無反射端を提供すること
を目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 請求項1に記載の発明は、光ファイバ端の無反射処理
方法において、光ファイバ端部の先端より所定の長さを
圧壊することを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、光ファイバ端の無反
射処理方法において、光ファイバ端部の先端より所定の
長さを圧壊し、圧壊により生じた端面を覆うようにモー
ルドすることを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の発明は、光ファイバ端の無反
射処理方法において、光ファイバ端部の先端より所定の
長さを圧壊し、圧壊により生じた端面を覆うようにホッ
トメルト接着剤によりモールドすることを特徴とするも
のである。
請求項4に記載の発明は、光ファイバ無反射端におい
て、光ファイバ端部が圧壊による不規則な破断面を有す
ることを特徴とするものである。
また、請求項5に記載の発明は、光ファイバ無反射端
において、光ファイバ端部が圧壊による不規則な破断面
を有し、該破断面を覆うように先端部をモールドしたモ
ールド部分を有することを特徴とするものである。
ファイバ端面をモールドするホットメルト接着剤とし
て、エチレンビニールアセテートを用いることができ
る。
(作 用) 先ず、光ファイバ端面の圧壊の作用について説明す
る。
光ファイバのコアを伝搬し、光ファイバ端面でのフレ
ネル反射光が、入射側に戻る量R(dB)は、入射パワー
をP0(dBm)、反射パワーをP1(dBm)とした場合、 R=P0−P1 (dB) であらわされ、光ファイバ端面の角度θに対し第2図に
示すような関係があることが知られている(光ファイバ
のNAが8度であるとした。)。
第2図からわかるように、光ファイバ端面は、わずか
な角度を持つだけで指数的に反射量が減衰することがわ
かる。光ファイバ端面を圧壊するとほとんど直角な破断
面となることはなく、圧壊による破断面は、反射を減衰
させるのに有効であることを実験的にも確かめることが
できた。
次に、ホットメルト接着剤の作用について説明する。
屈折率の差による反射減衰量Fは、コアの屈折率を
N1、周囲媒質の屈折率をN2とし、光ファイバの端面角度
を0度とした場合、第3図(A)に示す式で求められ
る。
ここで、周囲媒質として、ホットメルト接着剤を選択
した。加熱により光ファイバ端面を密着してモールドで
きる。
また、ホットメルト接着剤として、エチレンビニール
アセテート(EVA)を用いた場合、その屈折率をNe−Ne
レーザの回折により測定したところ、1.53という値を得
た。光ファイバのコアの屈折率は約1.46であり、これを
第3図(A)に示す式に代入すると、第3図(B)に示
す計算式の結果、−27.23dBの低い反射量を示してい
る。
したがって、光ファイバ端面の圧壊と、ホットメルト
接着剤とにより、反射量を低く抑えることができる。
(実施例) 第1図は、本発明の光ファイバ端の無反射処理方法の
一実施例を説明するための工程図である。図中、1は光
ファイバの被覆部、2はガラス部、3はホットメルト接
着剤、4は鋼心、5は熱収縮チューブである。
第1図(A)は、圧壊行程を示すものである。無反射
処理する光ファイバの先端部の被覆を除去してガラス部
を露出した後、図に示す構成の治具等によりファイバ先
端部を圧壊する。同図(B)に示すように、圧壊された
先端部の端面は、不規則な面となる。次に、ホットメル
ト接着剤3により光ファイバ先端部を包み、補強のため
に鋼心4を添わせて、一体化のための熱収縮チューブ5
をかぶせて(同図(C))、加熱する。加熱により、ホ
ットメルト接着剤3を溶融させ、熱収縮チューブ5を収
縮させて鋼ファイバ先端部をモールドする(同図
(D))。
なお、鋼心4を配置したことにより、ホットメルト接
着剤を光ファイバ先端部に確実にモールドすることが容
易となる。
具体例について説明する。通常の1.3μm帯の通信用
単一モード光ファイバ(石英系光ファイバ、MFD9.5μm,
カットオフ波長1.2μm,クラッド径125μm)を用いた。
まず、第4図に示す実験系を準備した。図中、LDはレ
ーザダイオードによる光源、PMは光ファイバ先端部から
の反射を測定するパワーメータ、Cは光ファイバカプ
ラ、Aは実験した光ファイバ先端部、Bは先端部を斜め
研磨してコネクタに挿入した従来の端部である。
光源LDより光パワーを導入し、光ファイバ先端部のパ
ワーP0を測定したところ−12.03dBmであった。
まず、圧壊の実験であるが、第5図に示すように、被
覆を除去した光ファイバ先端部の中間を浮かせて固定
し、3mm角の角柱により第4図の先端部Aを圧壊し、パ
ワーメータPMにより反射減衰量を測定した。実験は10回
行なったが、反射減衰量は、平均−39.8dB、最少は−3
4.5dBであった。
次に、圧壊を行なった後、第1図に示すような方法
で、先端部をエチレンビニールアセテート(EVA)でモ
ールドをして、パワーメータPMにより反射減衰量を測定
した。通常は融着機等で使用される補強スリーブで代用
した。実験は、前回と同様10回行なったが、反射量は、
平均−46dBで、最少−40dBであった。
この−40dB程度の反射量は、コネクタの反射量が通常
−30dB程度であることを考えると、それ以下であり、実
用上問題ないと考えられる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、簡
単な処理方法で反射量の少ない無反射端を得ることがで
き、得られた無反射端は、従来の斜め研磨コネクタによ
る無反射処理方法で得られた無反射端に比べ、コストが
かからず、本発明によって、きわめて有効な光ファイバ
端の無反射処理方法および光ファイバ無反射端を提供で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の光ファイバ端の無反射処理方法の一
実施例を説明するための工程図、第2図、第3図は、本
発明の作用の説明図、第4図、第5図は、実施例につい
て実験を行なった説明図である。 1……光ファイバの被覆部、2……ガラス部、3……ホ
ットメルト接着剤、4……鋼心、5……熱収縮チュー
ブ。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバ端部の先端より所定の長さを圧
    壊することを特徴とする光ファイバ端の無反射処理方
    法。
  2. 【請求項2】光ファイバ端部の先端より所定の長さを圧
    壊し、圧壊により生じた端面を覆うようにモールドする
    ことを特徴とする光ファイバ端の無反射処理方法。
  3. 【請求項3】光ファイバ端部の先端より所定の長さを圧
    壊し、圧壊により生じた端面を覆うようにホットメルト
    接着剤によりモールドすることを特徴とする光ファイバ
    端の無反射処理方法。
  4. 【請求項4】光ファイバ端部が圧壊による不規則な破断
    面を有することを特徴とする光ファイバ無反射端。
  5. 【請求項5】光ファイバ端部が圧壊による不規則な破断
    面を有し、該破断面を覆うように先端部をモールドした
    モールド部分を有することを特徴とする光ファイバ無反
    射端。
JP2220502A 1990-08-22 1990-08-22 光ファイバ端の無反射処理方法および光ファイバ無反射端 Expired - Lifetime JP2808858B2 (ja)

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