JP2003185854A - 光伝送路 - Google Patents

光伝送路

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JP2003185854A
JP2003185854A JP2001385521A JP2001385521A JP2003185854A JP 2003185854 A JP2003185854 A JP 2003185854A JP 2001385521 A JP2001385521 A JP 2001385521A JP 2001385521 A JP2001385521 A JP 2001385521A JP 2003185854 A JP2003185854 A JP 2003185854A
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transmission line
core
cross
optical
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Junichi Owaki
純一 大脇
Masato Mino
正人 三野
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつコンパクトな構造で、正確なアライ
メントも必要とせずに、コアの断面積が異なる光伝送路
同士を低い損失で接続する低コストな光伝送路を提供す
る。 【解決手段】 光を伝播する光伝送媒体であるコア1
と、コア1の光の伝播方向に沿ってコア1の周囲に配置
され、コア1より低い屈折率を持つ低屈折率媒体である
クラッド2とを有し、コア1の断面積の異なる端面を入
力端及び出力端とする光伝送路4において、光の伝播方
向に対して垂直な面のコア1の断面積を、光の伝播方向
に連続的に緩やかに減少又は増大させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光エネルギーを伝
播する光伝送路に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の一般的な光伝送路の概略
図である。光伝送路6は、円筒状の形状を有しており、
図6では、その長手方向の断面を示す。
【0003】光伝送路6は、光を伝播する光伝送媒体で
あるコア1と、コア1に光を閉じ込めるため、光の伝播
方向に沿ってコア1の周囲に配置され、コア1より低い
屈折率を持つ低屈折率媒体であるクラッド2とから基本
的に構成されている。上記光伝送路6では、光はコア1
とクラッド2との境界面で全反射しながら、コア1の中
を進行して行く。光エネルギーの進む方向、即ち、光の
伝播方向はコア1の中心に沿う軸と平行となる。このよ
うな光伝送路の代表的な例として、光ファイバ伝送路が
あげられる。光ファイバは、低損失、大容量伝送、小
型、軽量であり、又、電磁波の影響を受けないこと等多
くの特長があるため、通信分野、センサー分野、医療分
野等に広く用いられている。
【0004】光ファイバには、いくつかの種類があり、
光伝送媒体であるコアの直径が4〜10μm程度の単一
モード光ファイバと、コアの直径が50〜数1000μ
m程度のマルチモード光ファイバとに大別できる。エネ
ルギー伝送用途には後者のマルチモード光ファイバが適
している。特に、高エネルギー伝送の場合にはコアの直
径が数100μm以上の光ファイバが使用されることが
多いが、このような光ファイバは太くて重いこと、最小
曲率半径が大きいこと等から取扱いが容易ではなく、
又、原料を多く使う上に歩留まりが低いためコストが極
めて高い等の難点が多い。
【0005】一方、コアの直径が50μm程度の光ファ
イバは汎用的に使用されており、取扱いが容易でコスト
も低いものの、高出力光源との光結合効率が低いため、
直接、高エネルギーを入射させることは難しい。そのた
め、コア径の異なる光ファイバ同士を高効率でしかも簡
単に接続することが可能な光部品が実現できれば、高エ
ネルギー伝送の用途にも汎用の光ファイバーが使用可能
になり、高エネルギー伝送におけるパフォーマンスの向
上やコストの低下に対して大きく寄与するものと考えら
れる。
【0006】光ファイバの構造は、一般的に、光の伝播
方向に対して垂直な面であるコアの断面積が、光エネル
ギーの入力端及び出力端の間で一様に均一である。従っ
て、コア径の異なる光ファイバ同士を接続する場合、直
接光ファイバ先端部を突き合せる直接結合(あるいは、
接触結合、Butt-Couplingとも言われる)方式では、光
ファイバ先端部での表面反射を考慮しないと仮定する
と、コア径の小さい光ファイバからコア径の大きい光フ
ァイバへの伝送方向は良いとしても、その反対に、コア
径の大きな光ファイバからコア径の小さな光ファイバへ
の伝送方向については、コア径の断面積比にほぼ比例し
た接続損失が生じてしまう。
【0007】光ファイバ先端部での表面反射による接続
損失を低減させるため、光ファイバ同士を融着接続した
場合でも、上記と同様に、コア径の大きな光ファイバか
らコア径の小さな光ファイバへの伝送方向について、コ
ア径の断面積比により接続損失が生じてしまうことに変
わりはない。そして、コア径の断面積比が大きくなれば
なるほど、当然のことながら、それに比例して接続損失
も大きくなってしまう。又、アライメント上のミス
(縦、横方向のズレ、端面間の開き、角度の開き等)が
ある場合には、さらに接続損失が増大する。
【0008】なお、アライメント上の許容範囲(トレラ
ンス)を大きくするための方策として、コア径が数μm
の単一モードファイバにおいては、光ファイバ端部のコ
ア径を広げるTEC(Thermally-diffused Expanded Co
re)技術(例えば、Electronics Letters、 10th Oct. 1
991、 Vol.27、 No.21、 pp.1968-1969、 "Thermally-Diffu
sed Expanded Core Fibres for Low-Loss and Inexpen
sive Photonic Components"、 H.Hanafusa、 M.Horiguchi
and J.Noda)等が開発されているが、広げた後のコア
径と元のコア径の断面積比はせいぜい数倍程度であるた
め、この技術を断面積比がさらに大きく異なる光ファイ
バ間の直接結合に適用することはできない。
【0009】一方、このような、コア径の異なる光ファ
イバ同士を接続する場合、上記とは別の方式として、凸
レンズや分布屈折率型(GRIN : Gradient Index)ロッ
ドレンズ等を両光ファイバ先端部の間に配置したレンズ
結合方式がある。これは、片方の光ファイバ端部から放
射されて自由空間中に広がった光をレンズで絞ることに
より、他方の光ファイバ端部に入射させる方式であるた
め、光学部品であるレンズの設計や配置を適切に行うこ
とにより、上記の直接結合方式のような幾何学的な断面
積比に起因する接続損失をある程度抑制することができ
る。
【0010】しかしながら、光ファイバ以外に光学部品
(単数、あるいは複数のレンズ)を用いるため、各部品
表面での反射損失が増大することの他に、各部品の設計
(選択)や配置が複雑になり、伝送路全体の容積が大き
くなってしまう。又、光軸の正確なアライメントが必要
となることから、その調整に専門技術や多くの時間を要
し、その結果、コストが高くなってしまう。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の光伝送路6にお
いては、光をその中に閉じ込めて伝播させる役割を果た
す光伝送媒体(光ファイバの場合はコア)の断面積が異
なる光伝送路同士を接続する場合に、前述したように、
直接結合方式、あるいはレンズ結合方式が用いられてい
た。そして、前者では、コアの断面積比により接続損失
が生じてしまうという問題点があり、後者では、複数の
光学部品を用いるため、各部品表面での反射損失が増大
することや、伝送路全体の容積が大きくなること、又、
正確なアライメントが必要となり、コストが高くなるこ
と等の問題点があった。
【0012】本発明は、上記課題に鑑み、簡単かつコン
パクトな構造で、正確なアライメントを必要とせずに、
コアの断面積が異なる光伝送路同士を低い損失で接続す
る低コストな光伝送路を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明に係る光伝送路は、光を伝播する光伝送媒体と、光の
伝播方向に沿って前記光伝送媒体の周囲に配置され、前
記光伝送媒体より低い屈折率を持つ低屈折率媒体とを有
し、前記光伝送媒体の断面積の異なる端面を入力端及び
出力端とし、光の伝播方向に対して垂直な面の前記光伝
送媒体の断面積を、光の伝播方向に連続的に緩やかに減
少又は増大させたことを特徴とする。本発明に係る上記
光伝送路では、入力端及び出力端の間で光の伝播方向に
対して光伝送媒体と低屈折率媒体の境界面が緩やかな角
度を持つこととなる。
【0014】上記課題を解決する本発明に係る光伝送路
は、前記光伝送媒体の入力端及び出力端の間の断面の形
状を相似形としたことを特徴とする。
【0015】上記課題を解決する本発明に係る光伝送路
は、前記相似形を円形としたことを特徴とする。本発明
に係る上記光伝送路では、既存の円筒状の光ファイバを
用いて、容易に作製することができる。
【0016】上記課題を解決する本発明に係る光伝送路
は、前記光伝送媒体の入力端と出力端の断面積の比率を
10:1以上としたことを特徴とする。
【0017】上記課題を解決する本発明に係る光伝送路
は、前記光伝送媒体の断面積が、前記光伝送媒体の光の
伝播方向の一部の領域で減少又は増大したことを特徴と
する。
【0018】上記課題を解決する本発明に係る光伝送路
は、前記光伝送媒体及びその周囲に配置される低屈折率
媒体の各々の断面積の比が、入力端及び出力端の間で一
様に均一としたことを特徴とする。
【0019】上記課題を解決する本発明に係る光伝送路
は、前記光伝送媒体の断面積の減少又は増大の割合が、
光の伝播方向に対する前記光伝送媒体と前記低屈折率媒
体の境界面の角度が50mrad以下になるようにした
ことを特徴とする。
【0020】上記課題を解決する本発明に係る光伝送路
は、入力端及び出力端、又は、入力端若しくは出力端に
光コネクタを装着したことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1は、本発明に係
る実施形態の一例を示す光伝送路の長手方向の断面の概
念図である。図6と同様の役割を果たす部品については
同一の番号を付けている。
【0022】光伝送路4は、光を伝播する光伝送媒体で
あるコア1と、コア1に光を閉じ込めるため、光の伝播
方向に沿ってコア1の周囲に配置され、コア1より低い
屈折率を持つ低屈折率媒体であるクラッド2とを有し、
コア1の断面積の異なる端面を入力端及び出力端とし、
さらに、光の伝播方向に対して垂直な面のコア1の断面
積を、光の伝播方向に連続的に緩やかに減少又は増大さ
せてある領域、テーパー部3を設けてある。例えば、半
径の異なる2つの円筒状の光伝送路を用いる場合、2つ
の円筒状の光伝送路の間に円錐状の光伝送路を挟み、円
錐状の光伝送路の2つの円筒状の光伝送路と接する部分
が、各々の円筒状の光伝送路の半径と同一になるように
接続した構造となっている。この場合、光伝送路4の内
部にあるコア1も同様の構造となっている。
【0023】光伝送路における光エネルギーの伝播の動
作原理について説明するため、最初に、基本的な構造で
ある従来の光伝送路6(図6を参照)を用いて説明す
る。
【0024】従来の光伝送路6において、光は、コア1
とクラッド2との境界面で全反射しながら、コア1の中
を進行して行く。言い換えれば、光エネルギー全体とし
ては、コア1の中心に沿う軸に平行に伝播していく。コ
ア1の屈折率をnl、クラッド2の屈折率をn2とする
と、コア1内を伝播する光がコア1とクラッド2との境
界面で全反射するための最大の入射角θcは臨界角と呼
ばれ、臨界角θcと屈折率nl、n2との関係はスネル
の法則により次式で表される。sinθc=((n12
−n22)/n121/2
【0025】即ち、臨界角θcよりも小さな角度で入射
した光は、コア1とクラッド2との境界面で全反射して
コア1内を伝播して行くが、臨界角θcよりも大きな角
度で入射した光は境界面で全反射せず、屈折してクラッ
ド2の方に染み出てしまうため損失となってしまう。も
ちろん、コア径が入力端及び出力端の間で均一である従
来の光伝送路6においては、光伝送路6が完全に直線状
に設置されている理想的な場合、臨界角θcよりも大き
な角度で境界面に入射するような光は伝播しては来な
い。
【0026】次に、本発明に係る光伝送路4の光エネル
ギーの伝播について、図2を用いて説明する。図2は、
図1における光伝送路4のテーパー部3のコア1のみを
拡大して示した断面の概略図である。
【0027】図2において、傾きθxは、光の伝播方
向、つまり、コア1の中心に沿う軸に対するコア1とク
ラッド2の境界面がなす角度とし、テーパー部3のコア
1は、上記傾きθxを持って、その断面積が光の伝播方
向に対して連続的に一様に、緩やかに減少又は増大して
いる。ここでは、光エネルギーが伝播する方向が、コア
径の太い側からコア径の細い側に向かう場合(図2にお
いて、右端を光の入力端とし、左端を光の出力端とする
場合)について考える。
【0028】コア径が均一である従来の光伝送路6にお
ける臨界角θcで入射する光について考えると、本発明
に係る光伝送路4、即ちコア1の断面積が光の伝播方向
に対して傾きθxで一様に狭くなっている場合には、こ
の入射光のコア1とクラッド2との境界面における実際
の入射角θは、θ=θc+θxとなり、前記境界面での
全反射の条件であるθ≦θcを満足しないため、境界面
で全反射することなく、屈折してクラッド2側に染み出
てしまい損失となってしまう。定性的には、傾きθxの
角度が大きければ大きいほど、光の伝播方向に対するコ
ア1の断面積の変化は急峻となり、光損失は大きくな
る。
【0029】一方、傾きθxの角度が小さければ小さい
ほど、光の伝播方向に対するコア1の断面積の変化は緩
やかになり、光損失は小さくなる。極端な例を考える
と、傾きθxを無限にゼロに近付けていった場合、光伝
送路4はコア径が均一の従来の光伝送路6と極めて近い
状態になり、コア1の断面積を変化させたことによる光
損失は極めて小さくなる。
【0030】従って、光伝送路4は、コア1の断面積を
入力端及び出力端の間で光の伝播方向に対して連続的に
緩やかに減少又は増大させることにより、簡単かつコン
パクトな構造で、部品点数も少なく、正確なアライメン
トも必要とせずに、コア1の断面積が異なる光伝送路同
士を低い損失で接続することが可能で、しかも低コスト
な光伝送路になる。
【0031】(実施例2)図3は、本発明に係る実施形
態の一例を示す光伝送路の断面の大きさを表す模式図で
あり、図2と同様に、光伝送路4のテーパー部3のコア
1のみを拡大して示したものである。ここで、光の伝播
方向は、コア1の断面積の大きい方から小さい方向と
し、コア1の断面の形状は円形で、その直径はそれぞれ
200μm及び50μmとする。又、コア1の断面積
は、コア1とクラッド2の境界面が光の伝播方向、つま
り、コア1の中心に沿う軸に対して傾きθxを持って、
一様に変化するものとし、コア1の断面積の変化してい
る領域の長さをXとする。
【0032】図3からわかるように、光の入力端と出力
端の断面の直径をそれぞれ200μm、50μmと固定
しているので、傾きθxを変化させた場合、それに伴っ
て長さXも変化することになる。
【0033】図4は、図3におけるコア1において、傾
きθxを変化させた場合(長さXを変化させた場合)
の、傾きθxと長さX、長さXと本光伝送路を伝播する
光エネルギーの伝播率ηとの関係を、簡略化した計算か
ら見積った結果である。なお、ここでは、コア1内を伝
播する光が全反射臨界角θc以下の全角度成分に対して
均一に分布しているものと仮定して2次元で見積ると共
に、直径50μmの中心部を直進する光成分については
考慮しないこととした。又、伝播率は、100%からク
ラッドに染み出して損失となる光成分の割合を減じた値
であり、コア自身の吸収や散乱による損失については考
慮していない。
【0034】図4から、θx=1mradの時、X≒7
5mm、η>99%であり、θx=10mradの時、
X≒7.5mm、η≒92%であり、θx=50mra
dの時、X≒1.5mm、η≒63%とおおよそ見積ら
れることがわかる。(図4において、θx=50mra
d、X≒1.5mmに補助線を引いて示した。)なお、
この伝播率ηの値は、光伝送路の開口数NA(=(n1
2−n221/2)が0.2の場合であり、図4には、N
A=0.25、およびNA=0.3の場合についても示
してある。図4から、NA=0.2の場合でもη>60
%の値が得られていることから、コア径を200μmか
ら50μmに変化させる場合に、コアの断面積を変化さ
せたことによる光損失が過大にならない傾きθxの範囲
としては、θx≦50mradが望ましいと言える。コ
ア径の変化が更に大きい場合でも、長さXを大きくし
て、θx≦50mradの条件を満たせば、実用上十分
な伝播率η(低い光損失)を持つ光伝送路とすることが
可能である。
【0035】(実施例3)図5は、本発明に係る実施形
態の他の一例を示す光伝送路の断面の概念図である。本
実施例は、光伝送媒体であるコアの断面積が、光の伝播
方向の一部の領域、即ち直線状の光伝送路の片方の端部
において、連続的に緩やかに減少又は増大しているもの
である。図5においても、図6と同様の役割を果たす部
品については同一の番号を付けている。
【0036】図5に示すように、光伝送路5は、光を伝
播するコア1と、コア1に光を閉じ込めるため、光の伝
播方向に沿ってコア1の周囲に配置され、コア1よりも
低い屈折率を持つ低屈折率媒体であるクラッド2とを有
し、コア1の断面積の異なる端面を一対の入力端及び出
力端とし、光伝送路5の片方の端部の領域が、コア1の
断面積を光の伝播方向に対して連続的に一様に、緩やか
に減少(又は増大)させてあるテーパー部3を有する構
成である。
【0037】上記光伝送路5の材質は、コア1、クラッ
ド2共に、硼珪酸塩系ガラス材料を用い、光学定数は、
コア1の屈折率は1.595、クラッド2の屈折率は
1.516、開口数NAは0.5である。機械的寸法
は、太い側のコア1の直径が190μm、クラッド2の
外径の直径が200μm、細い側のコア1の直径が4
7.5μm、クラッド2の外径の直径が50μmであ
り、入力端と出力端との間、つまり全体の長さは、約2
00mmである。この内、太い径の部分の長さは約19
0mm、コア1の径とクラッド2の外径が長さ方向(光
の伝播方向)に対して一様に変化させてあるテーパー部
3の長さは約10mmである。
【0038】この形状は、言い換えれば、コア1とクラ
ッド2の各々の断面積の比が、入力端及び出力端の間に
おいて、長手方向に一様に均一となっている。例えば、
単純に入力端と出力端のみで比較した場合、入力端側の
コア1とクラッド2の断面積の比は、(190)2
(200)2−(190)2であり、出力端側のコア1と
クラッド2の断面積の比は、(47.5)2:(50)2
−(47.5)2であり、これらの比は同一となってい
る。
【0039】この光伝送路5の作製には光ファイバの線
引き加工装置を用いた。コア径が190μm、クラッド
外径の直径が200μmの直線状の光伝送路を、加熱し
て張力を付与しながら延伸する工程を機械的に制御する
ことにより所望の形状の光伝送路を作製した。両端部に
は、FC型光コネクタを装着し、端面は平面光学研磨の
加工処理を行った。
【0040】又、比較のため、同様のガラス材料を用
い、コア径が190μm、クラッド外径の直径が200
μmで、図6に示すような、入力端及び出力端の間のコ
ア径、クラッド外径が共に均一で、長さ約200mmの
光伝送路6を併せて作製した。同じ材料を用いているた
め、光学定数も同様である。
【0041】作製した光伝送路5、6の特性を比較評価
するための測定系について説明する。光源として、波長
810nm、出力約1.2Wの半導体レーザ(Photonic
Power Systems Inc.製、型名:PPS−700−0
3)を用い、出力されたレーザ光を光伝送路試料中に伝
播させ、同試料を伝播した後の光出力強度を光パワーメ
ータ(Coherent社製、LabMaster-Ultima、型名:LM−
10)で測定した。測定に用いた光伝送路試料は、コア
径を変化させた試料2種類(C−1、C−2)と、コア
径が均一の試料2種類(B−1、B−2)である。な
お、半導体レーザの光出力端と光伝送路試料の光入力
端、および光伝送路試料の光出力端と光パワーメータの
光入力端との接続はFC型光コネクタ接続とし、コア径
を変化させた光伝送路試料における光の伝播方向は、コ
ア径の太い側から細い側に伝播する方向とした。
【0042】4つの光伝送路試料について測定した結果
を表1に示す。
【0043】
【表1】
【0044】表1から分かるように、光伝送路試料C−
1、C−2の光出力強度を試料B−1、B−2のそれと
比較すると、約50〜61%の値となっている。この結
果は、テーパー部3を有する光伝送路5を用いることに
より、コア径の直径を190μmから47.5μmに変
換させた後(即ち、コアの断面積を1/16に減少させ
た後)でも、コア径を変化させない場合の50%以上の
光出力強度が得られることを示している。
【0045】ちなみに、コア径の直径がそれぞれ200
μmと50μmと異なる光ファイバ同士の先端部を突き
合せる直接結合方式で、上記実施例と同様にコア径の太
い側から細い側への光伝播特性を測定した所、その光出
力強度は約68mW程度であった。これは、コア径の断
面積比(1/16に減少)から単純計算した光強度の予
想値(75mW)に近い値である。それに対して、本実
施例では、単純計算した予想値と比べても、その8倍か
ら10倍程度の光出力強度が得られている。
【0046】即ち、本実施例の光伝送路5では、入力端
及び出力端のコア径の断面積比が10:1以上の場合で
も、実用上十分な光出力強度を得ることができ、さら
に、従来の光伝送路を用いた直接結合方式によるコア径
のサイズ変更に比較して、10倍程度強い光出力強度を
得ることができる。
【0047】なお、光伝送路5の伝播率は約50〜61
%と、実施例2の簡略化した計算から見積った値と比較
して低い値となっているが、これは、実施例2の計算結
果が種々の仮定に基づくものであることや、又、本実施
例の光伝送路5においてもその加工の均一性や精度が必
ずしも十分に理想的な状態ではないこと等に起因するも
のと考えられる。
【0048】(実施例4)本実施例は、本発明に係る光
伝送路の光出力強度を測定するために、図1に示す光伝
送路4を基本として、作成したものである。
【0049】図1に示すように、本実施例の光伝送路
は、光を伝播するコア1と、コア1に光を閉じ込めるた
め、光の伝播方向に沿ってコア1の周囲に配置され、コ
ア1より低い屈折率を持つ低屈折率媒体であるクラッド
2とを有し、コア1の断面積の異なる端面を一対の入力
端及び出力端とし、入力端と出力端との間の一部の領域
においてコア1の断面積を光の伝播方向に対して連続的
に一様に、緩やかに減少(又は増大)させてあるもので
ある。作製は、上記実施例3と同様の方法で行った。
【0050】上記光伝送路の材質は、コア1、クラッド
2共に、硼珪酸塩系ガラス材料を用い、光学定数は、コ
ア1の屈折率は1.595、クラッド2の屈折率は1.
516、開口数NAは0.5である。機械的寸法は、太
い側のコア1の直径が190μm、クラッド2の外径の
直径が200μm、細い側のコア1の直径が47.5μ
m、クラッド2の外径の直径が50μmであり、入力端
と出力端との間、つまり全体の長さは、約250mmで
ある。この内、太い径の部分の長さは約190mm、コ
ア1の径とクラッド2の外径が長さ方向(光の伝播方
向)に対して一様に変化させてあるテーパー部3の領域
の長さは約10mm、細い径の部分の長さは約50mm
である。両端部には、FC型光コネクタを取付け、端面
は平面光学研磨の加工処理を行った。
【0051】上記形状の光伝送路も、実施例3の光伝送
路5と同様に、コア1とクラッド2の各々の断面積の比
が、入力端及び出力端の間において、長手方向に一様に
均一となっている。
【0052】実施例3と同様の測定系を用いて、入力端
及び出力端の間のコア1の径が190μm(上記光伝送
路の太い側のコア1の径と同一)と均一である光伝送路
との特性比較評価を行った所、実施例3の場合と同様
に、本実施例のコア径を変化させた光伝送路でもコア径
均一の光伝送路の50%以上の光出力強度が得られた。
【0053】上記実施例では光伝送路の材質として硼珪
酸塩系ガラス材料を用いたが、本発明の効果は、もちろ
んこの材料のみに限定されるものではなく、他の材料を
用いても同様の効果が得られることは言うまでも無い。
例えば、石英系の材料を用いれば、コア自身による吸収
や散乱による損失はさらに低くなり、又、プラスチック
系の材料を用いれば、さらに作製・加工工程が容易で安
価なものとなる。
【0054】又、本実施例ではコアの断面積として、直
径190μmの円形から直径47.5μmの円形に変換
する例を示したが、本発明の効果はこの幾何学的寸法の
みに限定されるものではなく、さらに大きな直径のコア
から、より小さな直径のコアに変換することも可能であ
る。又、その形状も、円形に限定されるものではなく、
入力端及び出力端の間で相似形になるようにすれば、角
型や多角形等の他の形状でも良い。さらに、相似形に限
らず、円形から角型への変換や、その逆の変換等、異な
る形状への変換も可能である。同様にクラッドの形状も
本実施例に限定されず、例えば適宜に光コネクタの形状
に合わせてもよい。
【0055】そして、本実施例ではコアの断面積の変換
について記したが、本発明の効果は断面積の変換のみに
限定されるものではなく、例えば、光源と光伝送路との
光学的結合、あるいは受光素子と光伝送路との光学的結
合等にも適用が可能である。
【0056】さらに、本実施例では光伝送路の両端部
(入力側、出力側)にはFC型光コネクタ処理を施すこ
とにより、他の装置との接続を容易にし、又、測定・評
価時の再現性を向上させることができたが、本発明の効
果はこのFC型光コネクタ処理に限定されるものではな
く、他の種類のコネクタ処理でも良く、又、コネクタを
用いずに直接、研磨加工しても良いし、あるいは、他の
光伝送路と直接融着接続することで端面反射を抑制する
ことも可能である。ちなみに、FC型光コネクタは、サ
ブミクロンオーダーの精度を持つフェルール(光ファイ
バ支持部)を有しており、光ファイバをフェルールに挿
入、固定するだけで、正確なアライメントができ、低損
失な接続が実現できる汎用の光コネクタである。
【0057】又、本発明の光伝送路は上記実施例に何ら
限定されるものではなく、光カプラのように複数組合せ
ることにより、入力端及び出力端の数がそれぞれ2つ以
上の光伝送路としても良い。
【0058】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、光を伝播
する光伝送媒体と、光の伝播方向に沿って前記光伝送媒
体の周囲に配置され、前記光伝送媒体より低い屈折率を
持つ低屈折率媒体とを有し、前記光伝送媒体の断面積の
異なる端面を入力端及び出力端とし、光の伝播方向に対
して垂直な面の前記光伝送媒体の断面積を、光の伝播方
向に連続的に緩やかに減少又は増大させた構成であるの
で、入力端及び出力端の間で光の伝播方向に対して光伝
送媒体と低屈折率媒体の境界面が緩やかな角度を持つこ
とになり、簡単かつコンパクトな構造で、部品点数も少
なく、正確なアライメントも必要とせずに、コアの断面
積が異なる光伝送路同士を低い損失で接続することがで
き、しかも低コストである。
【0059】請求項2乃至請求項3に係る発明によれ
ば、前記光伝送媒体の入力端及び出力端の間の断面の形
状を相似形とした構成であるので、簡単かつコンパクト
な構造でコアの断面積が異なる光伝送路同士を低損失で
接続することができる。
【0060】請求項4に係る発明によれば、前記光伝送
媒体の入力端と出力端の断面積の比率を10:1以上と
した構成であるので、コアの断面積が大きく異なる光伝
送路同士においても低損失で接続することができる。
【0061】請求項5に係る発明によれば、前記光伝送
媒体の断面積が、前記光伝送媒体の光の伝播方向の一部
の領域で減少又は増大した構成であるので、光伝送路の
使用状況に応じて、光伝送媒体の断面積が減少又は増大
する領域を、光伝送媒体の光の伝播方向の任意の位置に
配置することができる。
【0062】請求項6に係る発明によれば、前記光伝送
媒体及びその周囲に配置される低屈折率媒体の各々の断
面積の比が、入力端及び出力端の間で一様に均一とした
構成であるので、簡単かつコンパクトな構造で、コアの
断面積が異なる光伝送路同士を低い損失で接続すること
ができる。
【0063】請求項7に係る発明によれば、前記光伝送
媒体の断面積の減少又は増大の割合が、光の伝播方向に
対する前記光伝送媒体と前記低屈折率媒体の境界面の角
度が50mrad以下になるようにした構成であるの
で、コアの断面積が異なる光伝送路同士を低い損失で接
続することができる。
【0064】請求項8に係る発明によれば、入力端及び
出力端、又は、入力端若しくは出力端に光コネクタを装
着した構成であるので、光コネクタを用いることで、正
確なアライメントも必要とせずに、コアの断面積が異な
る光伝送路同士を低損失で接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態の一例を示す光伝送路の
断面の概念図である。
【図2】本発明に係る実施形態の一例を示す光伝送路の
テーパー部のコアのみを拡大した断面の概念図である。
【図3】本発明に係る実施形態の一例を示す光伝送路の
テーパー部のコアのみを拡大した断面の模式図である。
【図4】光伝送路のテーパー部の長さXを変化させた場
合の、テーパー部のコアの境界面の傾きθxと、伝播す
る光エネルギーの伝播率ηとの関係のグラフである。
【図5】本発明に係る実施形態の他の一例を示す光伝送
路の断面の概念図である。
【図6】従来の一般的な光伝送路の断面の概略図であ
る。
【符号の説明】
1 コア 2 クラッド 3 テーパー部 4 光伝送路 5 光伝送路 6 光伝送路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を伝播する光伝送媒体と、光の伝播
    方向に沿って前記光伝送媒体の周囲に配置され、前記光
    伝送媒体より低い屈折率を持つ低屈折率媒体とを有し、
    前記光伝送媒体の断面積の異なる端面を入力端及び出力
    端とする光伝送路において、 光の伝播方向に対して垂直な面の前記光伝送媒体の断面
    積を、光の伝播方向に連続的に緩やかに減少又は増大さ
    せたことを特徴とする光伝送路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光伝送路において、 前記光伝送媒体の入力端及び出力端の間の断面の形状を
    相似形としたことを特徴とする光伝送路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の光伝送路において、 前記相似形を円形としたことを特徴とする光伝送路。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載の光伝送路において、 前記光伝送媒体の入力端と出力端の断面積の比率を1
    0:1以上としたことを特徴とする光伝送路。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記
    載の光伝送路において、 前記光伝送媒体の断面積が、前記光伝送媒体の光の伝播
    方向の一部の領域で減少又は増大したことを特徴とする
    光伝送路。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記
    載の光伝送路において、 前記光伝送媒体及びその周囲に配置される低屈折率媒体
    の各々の断面積の比が、入力端及び出力端の間で一様に
    均一としたことを特徴とする光伝送路。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記
    載の光伝送路において、 前記光伝送媒体の断面積の減少又は増大の割合が、光の
    伝播方向に対する前記光伝送媒体と前記低屈折率媒体の
    境界面の角度が50mrad以下になるようにしたこと
    を特徴とする光伝送路。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記
    載の光伝送路において、 入力端及び出力端、又は、入力端若しくは出力端に光コ
    ネクタを装着したことを特徴とする光伝送路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010243858A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Nitto Denko Corp 偏光板、液晶パネルおよび液晶表示装置
JP2015153919A (ja) * 2014-02-17 2015-08-24 三星ダイヤモンド工業株式会社 光ファイバ、及びこれを用いたレーザ発振器
JP7170876B1 (ja) * 2021-01-19 2022-11-14 三菱電機株式会社 光導波路素子および光軸調整方法

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