JPH09211055A - 基板検査用プローブ装置 - Google Patents

基板検査用プローブ装置

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JPH09211055A
JPH09211055A JP8014628A JP1462896A JPH09211055A JP H09211055 A JPH09211055 A JP H09211055A JP 8014628 A JP8014628 A JP 8014628A JP 1462896 A JP1462896 A JP 1462896A JP H09211055 A JPH09211055 A JP H09211055A
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JP
Japan
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probe
conductor pattern
inspection
bare board
probes
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JP8014628A
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English (en)
Inventor
Isao Okano
勲 岡野
Hiroshi Suzuki
弘 鈴木
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OKANO DENKI KK
Original Assignee
OKANO DENKI KK
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Publication date
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  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベアボードのショート・オープンの検査を行
う前にプローブが検査すべき導体パターンに確実に接触
しているか否かをチェックするようにした基板検査用プ
ローブ装置を提供する。 【解決手段】 ベアボードの導体パターンに一対のプロ
ーブの先端を接触させて検査を行う基板検査用プローブ
装置の、一対のプローブ57、58を弾性を有する線状
部材により形成し、各基端をプローブホルダ44の上端
部44aに固定し、各先端近傍をプローブホルダ44の
下端部44bのホルダ55、56に軸方向に摺動可能に
貫通支持し、先端57a、58aが導体パターンに接触
した際に座屈させる構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベアボードの導体
パターンのショート・オープン等を検査する基板検査用
プローブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント回路板は、電子回路部品が実装
されて電子機器に組み込まれ、完成品となるまでに、プ
リン配線板単体(以下「ベアボード」という)の状態で
行うショート・オープンの検査(ベアボードテスト)、
回路部品搭載後に行う搭載の有無、極性の検査(実装検
査)、ハンダ付け後に行うショート・オープンの検査
(インサーキットテスト)、その後機能検査(ファンク
ションテスト)を行い、最後に機器に組み込んでからシ
ステムとしての性能検査等の様々な検査を受ける。
【0003】ベアボードの検査は、導体パターンやスル
ーホールのショート・オープンを電気的に検査するもの
で、通常ベアボードの所定箇所にスプリング付のコンタ
クトプローブと呼ばれるピンを接触させて、電気的に導
体パターンの接続状態を検出する自動検査機により行わ
れる。また、表面実装用のベアボードは、部品取付用の
孔がないために片面からでは検査することができない箇
所が出てくる。従って、このようなベアボードに対して
は、両面から挟み込んで検査を行う冶具等が使用され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コンタクトプローブは、ベアボードの導体パターンにピ
ンの先端をばね力により単に接触させる構成であるため
に確実に接触しているか否かを判別することができず、
導体パターンが短絡しているにも拘わらず短絡していな
いと誤診する虞があり、検査の信頼性に欠けるという問
題がある。
【0005】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、ベアボードのショート・オープン検査を行う前にプ
ローブが検査すべき導体パターンに確実に接触している
か否かをチェックするようにした基板検査用プローブ装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、水平に支持されたベアボードの任意
の箇所に移動可能な移動体に昇降自在に設けられ、前記
ベアボードの導体パターンに一対のプローブの先端を接
触させて検査を行う基板検査用プローブ装置において、
前記一対のプローブは、弾性を有する線状部材により形
成され、各基端がプローブホルダに固定され、各先端近
傍が筒状のホルダに軸方向に摺動可能に貫通支持され、
各先端が前記導体パターンに接触した際に座屈するよう
に構成したものである。
【0007】請求項2では、前記一対のプローブは、前
記ベアボードの板面に対して傾斜して配置され、前記導
体パターンに斜め方向から接触するように構成したもの
である。プローブは、弾性を有する線材で形成されてい
るために各先端がベアボードの導体パターンに接触する
と湾曲して座屈する。これによりプローブの各先端が導
体パターンに接触する際にベアボードに与える衝撃が小
さくなると共に、導体パターンに良好に接触する。
【0008】また、プローブの先端を導体パターンに対
して斜め方向から接触させることにより、接触した際に
座屈し易くなり、ベアボードに与える衝撃が小さくな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の形態を添付図面に基
づいて詳述する。図1は、本発明に係る基板検査用プロ
ーブ装置を備えた基板検査装置1の正面図、図2は図1
の矢印II−II方向から視た下面図である。図1及び図2
において基板検査装置1は、筺体2と、筺体2上に設置
されたフレーム3と、フレーム3の四隅の各支柱4の上
端に載置固定されたプラテン5と、筺体2上面に且つプ
ラテン5と対向して水平に配設固定されたプラテン6
と、プラテン5及び6に夫々複数台例えば、4台づつ配
置された平面モータ7〜10及び11〜14と、これら
の平面モータ7〜10及び11〜14に取り付けられた
プローブ装置15〜18及び19〜22と、プラテン5
と6との略中間位置に水平に、且つフレーム3の中央を
左右方向に貫通して配置され、左右両側が各支柱4に支
持されてベアボードを搬送する搬送機構例えば、ベルト
コンベア30等により構成されている。
【0010】プラテン5は、平盤状をなし高透磁率を有
する純鉄の厚板により構成されており、下面5aに所定
の溝幅の溝が、所定のピッチで、横(X軸)方向、縦
(Y軸)方向に、且つ所定の深さで全面に亘り正確に刻
設されて、多数の歯が形成された歯形板状の鉄心とされ
ている。プラテン6もプラテン5と同様に形成されてお
り、プラテン5の歯形板状の下面5aと対向する上面6
aも歯形板状とされている。
【0011】プラテン5の四隅には、平面モータ7〜1
0を各原点位置(当該プラテン5の四隅)に正確に復帰
させるための原点復帰装置25(図2)が設けられてい
る。プラテン6にも同様に平面モータ11〜14を原点
位置に正確に復帰させるための原点復帰装置(図示せ
ず)が設けられている。更に、筺体2の上面にはプラテ
ン5の両側中央位置に隣接して平面モータ7〜10をプ
ラテン5に搬入し、又はプラテン5から搬出するための
入出部26、26’が設けられている。これらの入出部
26、26’は、平面モータ7よりも僅かに大きいアル
ミニウム或いは合成樹脂部材等の非磁性部材の平板によ
り形成されており、下面がプラテン5の下面5aと同一
面とされている。
【0012】平面モータ7は、正方形状の非磁性部材例
えば、アルミニウムにより形成されたハウジング40
(図3)内にプラテン5の下面5aに沿ってX軸方向に
走行するための電磁石と、Y軸方向に沿って走行するた
めの電磁石(図示せず)が収納されている。そして、各
電磁石の鉄心の各上面には夫々所定幅の溝が刻設された
鉄心が設けられ、プラテン5の下面5aの歯形と対向可
能とされている。平面モータ7は、X軸方向、Y軸方向
への走行用の各電磁石内に夫々極めて強力な永久磁石
(図示せず)が設けられており、これらの永久磁石は、
前記電磁石と協働して前記X軸、Y軸方向への推力を得
ると共に、プラテン5と閉磁路を形成して下面5aにハ
ウジング40を強力に吸着させる機能を有している。
【0013】ハウジング40の上面の所定箇所には夫々
スリットが形成されており、各スリットの中央には夫々
小孔の各一端が開口されている(共に図示せず)。これ
らの小孔の各他端は、ハウジング40内で纏められ、エ
アホースを介して高圧空気源(図示せず)に接続され
る。そして、前記各小孔から高圧の空気が噴出され、ハ
ウジング40を前記永久磁石の吸引力に抗してプラテン
5の下面5aから僅かな間隙(例えば、10μm程度)
を存して水平に離隔させる。これにより平面モータ7
は、プラテン5の下面5aとの間に前記僅かな間隙を存
して即ち、空間に浮いた状態で自由に走行可能とされ
る。
【0014】他の平面モータ8〜14も平面モータ7と
同様に構成されている。そして、上側の4台の平面モー
タ7〜10は、プラテン5の下側に空間に浮いた状態で
水平に保持される。また、下側の4台の平面モータ11
〜14は、プラテン6上に僅かな間隙を存して空間に浮
いた状態で水平に保持される。このようにして、上側の
4台の平面モータ7〜10は、プラテン5の下側を、下
側の4台の平面モータ11〜14は、プラテン6上を、
夫々各別にX軸及びY軸方向に水平に走行可能とされ
る。
【0015】平面モータ7〜10、11〜14の各ハウ
ジング40の下面には、プローブ装置15〜18、19
〜22が設けられている。これらのプローブ装置15〜
22は、ベアボードの導体パターンのショート・オープ
ンを検査するためのもので、各平面モータの走行方向即
ち、X軸及びY軸方向に対して所定の角度例えば、45
°の角度をなしてハウジング40に配置されている(図
2)。
【0016】プローブ装置15は、図3に示すようにハ
ウジング40の下面略中央に固定されている。ハウジン
グ40の下面にはL型のブラケット41が下方に臨んで
垂直に取り付けられており、前端にはLMガイド42が
上下方向及び左右方向に僅かに傾斜して設けられてい
る。即ち、LMガイド42は、ハウジング40の下面と
平行をなすベアボードの上面に立てた垂線に対して前後
方向に所定の角度α(例えば、6°程度)をなして基端
が先端よりも後退し(図4)、更に左右方向に所定の角
度β(例えば、4°程度)をなして基端が先端よりも図
中左側に傾斜して(図5)設けられている。そしてLM
ガイド42にはホルダ43が上下方向に摺動可能に装着
されており、当該ホルダ43にはプローブホルダ44が
固定されている。
【0017】ブラケット41の側面41aの前側上端及
び下端に左右方向に水平に回転可能に軸支された回転軸
45、46の各一端には夫々歯付プーリ47、48が固
定されており、歯付プーリ47の僅か後方の下方位置に
歯付プーリ49が回転可能に軸支されている。そして、
これらの歯付プーリ47〜49には歯付ベルト50が掛
回されており、当該歯付ベルト50には歯付プーリ47
と48との間にホルダ43の後端が固定されている。こ
れによりプローブホルダ44は、歯付プーリ47の回転
に応じてLMガイド42に沿って昇降可能とされる。
【0018】ブラケット41の後部にはプローブ昇降用
駆動モータ51が収納されており、側面41aに穿設さ
れた孔を遊貫した回転軸の先端に歯付プーリ52が固定
されている。そして、歯付プーリ52と歯付プーリ47
の回転軸45の他端に固定された歯付プーリ53との間
には歯付ベルト54が掛回されている。モータ51の回
転に応じて歯付プーリ47が回転し、これに応じて歯付
ベルト50が回転し、プローブホルダ44が昇降する。
【0019】プローブホルダ44は、図4及び図5に示
すように略コ字状をなし、上下両端部44a、44bが
前方に僅かに突出し、中央部44cがホルダ43に固定
されている。プローブホルダ44の下端部44bに左右
に並んで且つ上下方向に穿設された2つの小孔には小径
のパイプ状のホルダ55、56の上端が嵌合されてい
る。一対のプローブ57、58は、細径(直径 0.3 mm
程度)の線状をなし、各下部がホルダ55、56を軸方
向に摺動可能に貫通支持され、先端57a、58aが各
ホルダ55、56の先端から所定の長さ(例えば、4〜
5 mm 程度)突出してベアボードの導体パターンに接触
可能とされ、各上端近傍がピン59、60を介して上端
部44aに固定され且つ各上端が接続端子61、62に
接続されている。
【0020】プローブ57、58は、図5に示すように
前面視略V状をなし、各先端57a、58aが当接する
程度の極めて僅かな間隙を存して対向し、各上端が所定
の角度γ(例えば、8°程度)で開いて配置されてい
る。これらのプローブ57、58は、ピアノ線等の弾性
を有する導電線材により形成され、先端57a、58a
が尖っている。そして、モータ51、及び各接続端子6
1、62は、制御装置81(図1)に接続される。
【0021】他の平面モータ8〜10、11〜14(図
1)に取り付けられたプローブ装置16〜18、19〜
22もプローブ装置15と同様に構成されている。そし
て、上側の4台のプローブ装置15〜18の中の例え
ば、対向する2台のプローブ装置16、17の各ハウジ
ング40の一側の所定位置には、夫々ベアボードを位置
決め停止させるべく当該ベアボードの所定の箇所を検出
するための位置検出用のカメラ70が、そのレンズ面を
真下に臨ませて垂直に配置されており、各プローブ装置
16、17の近傍には、各プローブの先端の位置を監視
するための監視カメラ71(図2)が取り付けられてい
る。
【0022】尚、位置検出用のカメラ70、監視カメラ
71は、各プローブ装置に設ける必要はなく、ベルトコ
ンベア30の上方即ち、ベアボードの上方に位置し且つ
当該ベアボードの前端側に位置する2台のプローブ装置
の中の1台に設ければ十分である。また、下側の4台の
平面モータに取り付けられる各プローブ装置(図示せ
ず)は位置検出用カメラ、監視カメラを設けなくとも良
い。
【0023】そして、上側の4台の平面モータ7〜10
は、プラテン5の下方に、各プローブ装置15〜18が
夫々当該プラテンの中央に臨み、且つ各プローブの先端
が下方に位置するベルトコンベア30上に載置されたベ
アボードの上面に対して夫々所定の角度α(約6°)を
なして斜め下方に臨んで配置される(図3)。下側の4
台の平面モータ11〜14は、プラテン6上に、各プロ
ーブ装置が夫々当該プラテン6の中央に臨み、且つ各プ
ローブの先端が上方に位置する前記ベアボードの下面に
対して夫々前記所定の角度αをなして斜め上方に臨んで
配置される。
【0024】上側のプローブ装置15〜18は、前述し
たように夫々平面モータ7〜10のX軸、Y軸方向に対
して45°の角度をなし、且つ各プローブの先端がベア
ボードに立てた垂線に対して前記所定の角度θをなして
傾斜している。従って、これら4台のプローブ装置15
〜18は、互いに干渉することなく任意の一点に集中さ
せることができる。即ち、各プローブの先端が、ベアボ
ードの上面の任意の導体パターンの1点Pの範囲(直径
約0.1〜0.2 mmの円内)に集中可能とされる。或いは僅
かな間隔q(例えば、0.2 mm 程度)のピッチで交互に
一列に並んで配置可能とされる。下側の4台のプローブ
装置19〜22についても同様である。
【0025】図1に戻り、ベルトコンベア30は、前行
程からベアボードを当該基板検査装置1内に搬入するた
めのコンベア30a、このコンベア30aにより搬入さ
れたベアボードを所定の検査位置まで搬送し、検査中当
該位置に停止保持し、検査終了後搬出するコンベア30
b、コンベア30bにより搬送されてきたベアボードを
次の行程に搬送するためのコンベア30c等により構成
されている。
【0026】更に図1に示すように、筺体2内には、平
面モータ7〜14を夫々各別に駆動制御するための制御
装置80、各プローブ装置15〜22の駆動用モータを
制御して各プローブを上下動させるための制御装置8
1、平面モータ7〜10をプラテン5の原点位置に、平
面モータ11〜14をプラテン6の原点位置に夫々復帰
させるための各原点復帰装置25、ベルトコンベア30
等を制御するための制御装置82、各プローブ装置15
〜22からの信号を入力して基板を検査するための計測
装置83、及びこれらの各制御装置80〜82、計測装
置83を制御するためのコンピュータ84等が収納され
ている。
【0027】また、フレーム3上にはプローブ装置15
に設けられた監視カメラ71により撮影したプローブの
先端と検査基板とを表示するディスプレイ装置、検査基
板を検査するための各種の入力データ、検査結果等を表
示するためのディスプレイ装置(何れも図示せず)等が
載置されている。また、検査エラーや平面モータの脱調
等を警告するディスプレ装置も設置されている。更に、
筺体2には検査基板のデータ、検査項目等を入力した
り、コンピュータ84を制御するための図示しない入力
装置(キーボード)が配置されている。尚、ディスプレ
イ装置は、必ずしも結果を画面に表示するものに限るも
のではなく、ランプ等により表示するようにしても良
い。
【0028】そして、平面モータ7〜14は、制御装置
80に、プローブ装置15〜22は、制御装置81、計
測装置83に夫々図示しないケーブルにより接続されて
いる。また、平面モータ7〜14は、夫々エアホースを
介して高圧空気源(共に図示せず)にも接続されてい
る。フレーム3と各平面モータ7〜14の間にはケーブ
ル保護可撓管91〜98(図1、図2)が略水平に取り
付けられている。これらのケーブル保護可撓管91〜9
8は、各基端がフレーム3に、各先端が夫々平面モータ
7〜14に固定されており、フレーム3と平面モータ7
〜14との間における前記ケーブル及びエアホースを収
納し、各平面モータ7〜14のケーブル及びエアホース
が、他の平面モータ、フレーム3、プラテン6、ベルト
コンベア30等に干渉することなく、且つ各平面モータ
7〜14の走行に応じて自由に湾曲して追従し得るよう
に支持している(図2に2点鎖線で示す)。これにより
平面モータ7〜14は、夫々自由に走行可能とされる。
【0029】以下に作用を説明する。基板検査装置1
は、待機状態において、図2に示すように平面モータ7
〜10及び11〜14がプラテン5及び6の四隅即ち、
各原点位置に停止している。例えば、平面モータ7〜1
0は、夫々プラテン5の四隅の各原点位置に停止してい
る。尚、これらの平面モータ7〜10、11〜14は、
高圧空気が供給されないときには前述したように永久磁
石によりプラテン5、6に強力に吸着されて保持されて
いる。また、プローブ装置15〜22は、夫々プローブ
が後退しており、各先端がベルトコンベア30から上下
に所定距離離隔している。
【0030】さて、ベアボードの検査を開始すべく前記
入力装置が操作されると、制御装置80が平面モータ7
〜14に駆動電流を供給して、これらの平面モータ7〜
14を所定の検査位置まで高速走行させ、当該位置に正
確に位置決め停止させる。一方、制御装置82は、ベル
トコンベア30aを駆動してベアボード(図示せず)を
基板検査装置1内に搬入し、更にベルトコンベア30b
を駆動して当該基板検査装置1の中央に向かって搬送す
る。そして、平面モータ7の位置検出用カメラ70が前
記ベアボードの所定箇所例えば、前端を検出すると、制
御装置82がベルトコンベア30a、30bを停止させ
る。これによりベアボードが所定の検査位置に搬送され
る。
【0031】次に、制御装置81がプローブ装置15〜
22の各駆動用モータを駆動し、各プローブの各先端を
ベアボードの導通パターンの所定の検査箇所に接触させ
る。プローブ装置15のホルダ43が下降し、プローブ
57、58の各先端57a、58aが導体パターンの所
定の箇所に接触すると、当該導体パターンにより導通す
る。即ち、制御装置81は、プローブ装置15のプロー
ブ57と58とが接触していないことを確認した後、プ
ローブ57と58とを所定位置まで下降させて停止さ
せ、次に、計測装置83が導体パターンによりプローブ
57と58とが導通するか否かを確認する。これにより
プローブ57、58が導体パターンに接触したことが確
認される。
【0032】ホルダ43は、プローブ57、58の先端
57a、58aが導体パターンに接触してから停止する
までの僅かな間下降し、この結果、プローブ57、58
が導体パターンから反力を受ける。プローブ57、58
は、弾性を有し、しかも、ベアボードの板面に対して図
4及び図5に示すように斜め方向から導体パターンに接
触するために先端57a、58aに反力が加わると、ホ
ルダ55、56の上端とピン59、60との間部分が図
5に2点鎖線で示すように容易に湾曲して座屈し、先端
57a、58aが導体パターンに接触してから停止する
までのストロークを吸収する。しかも、プローブ57、
58は、弾性力により先端57a、58aがベアボード
に与える影響を小さく、且つ同時に導体パターンに圧接
し、接触不良が防止される。これによりプローブ57、
58が導体パターンに接触した状態に保持される。
【0033】これにより計測装置83は、ベアボードの
導体パターンの断線、短絡等の検査をする前に、プロー
ブ57、58が夫々所定の導体パターンに確実に接触し
たことをワンタッチで判定する。そして、計測装置83
は、プローブ装置15〜18の各プローブがベアボード
の導体パターンの所定の箇所に確実に接触したことを判
定した後、これらのプローブ装置15〜18からの信号
により導体パターンのショート・オープンの検査を行
う。
【0034】制御装置81は、プローブ装置15による
当該箇所の検査が終了すると、モータ51を駆動してホ
ルダ43を上昇させ、これに伴いプローブ57、58が
導体パターンから離隔する。プローブ57、58は、先
端57a、58aが導体パターンから離隔すると、弾性
力により元の真っ直ぐな形状に復帰する。ホルダ43が
所定位置まで上昇すると、制御装置81は、モータ51
を停止させる。これによりホルダ43即ち、プローブ5
7、58は、ベアボードの導体パターンから所定の高さ
だけ離隔する。更に、制御装置81は、検査後のプロー
ブ57と58との短絡を発見するために導体パターンか
ら離隔した後非導通であることを確認する。これにより
検査の信頼性が高められる。他のプローブ装置16〜1
8についても同様である。
【0035】次いで、制御装置80が、各平面モータ7
〜14をベアボードの次の検査箇所まで高速走行させ
る。制御装置81は、平面モータ7〜14が当該検査箇
所に停止すると、プローブ装置15〜18の各プローブ
の先端を前記ベアボードの導体パターンの所定の箇所に
接触させる。そして、当該箇所において各プローブの導
通を検出して確実に導体パターンに接触していることを
判定した後、当該導体パターンのショート・オープンを
検査する。このようにしてプローブ装置15〜22を移
動させて前記ベアボードの導体パターンのショート・オ
ープン検査を順次実行する。
【0036】そして、前記ベアボードの導体パターンの
全てのショート・オープン検査が終了すると、制御装置
81が各プローブ装置を当該ベアボードから離隔させ、
次に搬入されて来るベアボードの検査を行うべく待機す
る。制御装置82は、前記ベアボードの検査が終了する
と、ベルトコンベア30b、30cを駆動して当該ベア
ボードを次の行程に搬送する。
【0037】尚、ベアボードの検査の内容によっては、
上下何れか一側のプローブ装置例えば、上側のプローブ
装置15〜18だけで行う場合もあり、更に、4台のプ
ローブ装置15〜18の中の所定の2乃至3台のプロー
ブ装置を使用して検査を行う場合もある。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
ローブは、弾性を有する線材で形成されているために各
先端がベアボードの導体パターンに接触すると湾曲して
座屈する。これによりプローブの各先端が導体パターン
に接触する際にベアボードに与える衝撃が小さくなると
共に導体パターンに良好に接触する。従って、ベアボー
ドの導体パターンのショート・オープン検査を行う前に
各プローブの先端が当該導体パターンに確実に接触した
ことを判定することができ、前記導体パターンのショー
ト・オープンを確実に検査することができ、信頼性の向
上が図られる。
【0039】請求項2では、プローブの先端を導体パタ
ーンに対して斜め方向から接触させることにより、接触
した際に座屈し易くなり、ベアボードに与える衝撃が小
さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板検査用プローブ装置を備えた
基板検査装置の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1の矢線II−II方向から見た下面図である。
【図3】本発明に係る基板検査用プローブ装置の一実施
例を示す側面図である。
【図4】図3のプローブ装置の一部切欠要部拡大図であ
る。
【図5】図4の正面図である。
【符号の説明】
1 基板検査装置 5、6 プラテン 7〜14 平面モータ 15〜22 プローブ装置 30 ベルトコンベア 40 ハウジング 41 ブラケット 42 LMガイド 43 ホルダ 44 プローブホルダ 47〜49、52、53 歯付プーリ 50、54 歯付ベルト 51 モータ 55、56 ホルダ 57、58 プローブ 61、62 接続端子 75、76 カメラ 80〜82 制御装置 83 計測装置 84 コンピュータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平に支持されたベアボードの任意の箇
    所に移動可能な移動体に昇降自在に設けられ、前記ベア
    ボードの導体パターンに一対のプローブの先端を接触さ
    せて検査を行う基板検査用プローブ装置において、 前記一対のプローブは、弾性を有する線状部材により形
    成され、各基端がプローブホルダに固定され、各先端近
    傍が筒状のホルダに軸方向に摺動可能に貫通支持され、
    各先端が前記導体パターンに接触した際に座屈すること
    を特徴とする基板検査用プローブ装置。
  2. 【請求項2】 前記一対のプローブは、前記ベアボード
    の板面に対して傾斜して配置され、前記導体パターンに
    斜め方向から接触することを特徴とする請求項1に記載
    の基板検査用プローブ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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