JPH07209384A - プローブ移動式基板検査装置 - Google Patents
プローブ移動式基板検査装置Info
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- JPH07209384A JPH07209384A JP6005999A JP599994A JPH07209384A JP H07209384 A JPH07209384 A JP H07209384A JP 6005999 A JP6005999 A JP 6005999A JP 599994 A JP599994 A JP 599994A JP H07209384 A JPH07209384 A JP H07209384A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プローブ移動式基板検査装置の小型化、構造
の簡素化、及び低コスト化を図る。 【構成】 フレーム3に水平に配設された平盤状のプラ
テン5と、各プラテン上を無軌道に移動可能な複数の平
面モータ7〜10と、各平面モータに取り付けられ検査
すべき基板の所定箇所に各プローブの先端が夫々当接可
能なプローブ装置15〜18と、各平面モータ及び各プ
ローブ装置を夫々制御する制御手段80〜82及び各プ
ローブ装置からの信号を入力して検査を行う計測手段8
3とを備えた構成としたものである。
の簡素化、及び低コスト化を図る。 【構成】 フレーム3に水平に配設された平盤状のプラ
テン5と、各プラテン上を無軌道に移動可能な複数の平
面モータ7〜10と、各平面モータに取り付けられ検査
すべき基板の所定箇所に各プローブの先端が夫々当接可
能なプローブ装置15〜18と、各平面モータ及び各プ
ローブ装置を夫々制御する制御手段80〜82及び各プ
ローブ装置からの信号を入力して検査を行う計測手段8
3とを備えた構成としたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平面モータを使用して
プローブを移動させ基板の検査を行うプローブ移動式基
板検査装置に関する。
プローブを移動させ基板の検査を行うプローブ移動式基
板検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】実装基板、ベアボード、ハイブリッドI
C等を含む各種のプリント基板の配線状態や実装状態を
検査する基板検査装置として、プローブを移動させなが
ら検査を行うようにしたプローブ移動式基板検査装置が
ある。このプローブ移動式基板検査装置としては、例え
ば、図11に示すように基台100上に4台のヘッド1
01〜104をヘッド移動機構105〜108によりX
軸、Y軸方向に夫々移動可能に配設し、ベルトコンベア
等の搬送装置により基台100の所定位置に搬送されて
きた検査すべき基板(以下「検査基板」という)(共に
図示せず)の所定の検査箇所に、各ヘッド101〜10
4に設けたプローブ101a〜104aの各先端を接触
させて検査を行うようにしたものがある。
C等を含む各種のプリント基板の配線状態や実装状態を
検査する基板検査装置として、プローブを移動させなが
ら検査を行うようにしたプローブ移動式基板検査装置が
ある。このプローブ移動式基板検査装置としては、例え
ば、図11に示すように基台100上に4台のヘッド1
01〜104をヘッド移動機構105〜108によりX
軸、Y軸方向に夫々移動可能に配設し、ベルトコンベア
等の搬送装置により基台100の所定位置に搬送されて
きた検査すべき基板(以下「検査基板」という)(共に
図示せず)の所定の検査箇所に、各ヘッド101〜10
4に設けたプローブ101a〜104aの各先端を接触
させて検査を行うようにしたものがある。
【0003】ヘッド移動機構105は、ヘッド101を
X、Y軸方向に移動させるためのモータMX1、MY1
を備えており、当該ヘッド101を基台100上の任意
の位置に移動させるようになっている。他のヘッド移動
機構106〜108もヘッド移動機構105と同様に各
ヘッド105〜108を夫々X、Y方向に移動させるた
めのモータMX2〜MX4、MY2〜MY4を備えてい
る。また、各プローブ101a〜104aは、夫々X軸
及びY軸方向に対して45°の角度に、且つ検査基板に
対して所定の角度をなしてヘッド101〜104に配設
されると共に昇降可能とされている。各ヘッド101〜
104は、基板から同じ高さに配置されて同一条件で検
査基板の検査箇所に当接可能とされている。
X、Y軸方向に移動させるためのモータMX1、MY1
を備えており、当該ヘッド101を基台100上の任意
の位置に移動させるようになっている。他のヘッド移動
機構106〜108もヘッド移動機構105と同様に各
ヘッド105〜108を夫々X、Y方向に移動させるた
めのモータMX2〜MX4、MY2〜MY4を備えてい
る。また、各プローブ101a〜104aは、夫々X軸
及びY軸方向に対して45°の角度に、且つ検査基板に
対して所定の角度をなしてヘッド101〜104に配設
されると共に昇降可能とされている。各ヘッド101〜
104は、基板から同じ高さに配置されて同一条件で検
査基板の検査箇所に当接可能とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のプローブ移動式検査装置は、各ヘッド毎に即ち、ヘ
ッド101〜104に夫々ヘッド移動機構105〜10
8を設ける必要があるために装置が非常に大型となる。
例えば、図11に2点鎖線で示すように大きさが460
mm×410mm程度の基板を検査する場合、基板検査装置
は、2000mm×1700mm程度の大きさとなる。この
ため広い設置面積が必要となり、設置場所を確保するこ
とが困難であるという問題がある。
成のプローブ移動式検査装置は、各ヘッド毎に即ち、ヘ
ッド101〜104に夫々ヘッド移動機構105〜10
8を設ける必要があるために装置が非常に大型となる。
例えば、図11に2点鎖線で示すように大きさが460
mm×410mm程度の基板を検査する場合、基板検査装置
は、2000mm×1700mm程度の大きさとなる。この
ため広い設置面積が必要となり、設置場所を確保するこ
とが困難であるという問題がある。
【0005】更に、各ヘッド移動機構は、対応する各ヘ
ッドを夫々X、Y軸方向に各別に移動させるために夫々
2台の駆動用モータを必要とし、従って、4台のヘッド
の場合には8台のモータが、基板の両面を検査するため
に8台のヘッドを使用する場合には16台のモータが必
要である。しかも、基板の所定の検査位置に迅速に、且
つ精度良くプローブを移動させ、当該位置に停止させる
ためには、ヘッドの移動速度を高くし、且つ位置決め精
度を高くする必要がある。このためヘッド移動機構が非
常に複雑となり高価になるという問題がある。
ッドを夫々X、Y軸方向に各別に移動させるために夫々
2台の駆動用モータを必要とし、従って、4台のヘッド
の場合には8台のモータが、基板の両面を検査するため
に8台のヘッドを使用する場合には16台のモータが必
要である。しかも、基板の所定の検査位置に迅速に、且
つ精度良くプローブを移動させ、当該位置に停止させる
ためには、ヘッドの移動速度を高くし、且つ位置決め精
度を高くする必要がある。このためヘッド移動機構が非
常に複雑となり高価になるという問題がある。
【0006】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、装置の小型化を図り、迅速且つ高精度な位置決めを
可能とし、検査効率の大幅な向上を図るようにしたプロ
ーブ移動式基板検査装置を提供することを目的とする。
で、装置の小型化を図り、迅速且つ高精度な位置決めを
可能とし、検査効率の大幅な向上を図るようにしたプロ
ーブ移動式基板検査装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、装置本体に水平に配設された平盤状
のプラテンと、前記プラテン上を無軌道に移動可能な複
数の平面モータと、前記各平面モータに取り付けられ検
査すべき基板の所定箇所に各プローブの先端が夫々当接
可能なプローブ装置と、前記各平面モータ及び前記各プ
ローブ装置を夫々制御する制御手段と、前記各プローブ
装置から信号を入力して検査を行う計測手段とを備えた
構成としたものである。
に本発明によれば、装置本体に水平に配設された平盤状
のプラテンと、前記プラテン上を無軌道に移動可能な複
数の平面モータと、前記各平面モータに取り付けられ検
査すべき基板の所定箇所に各プローブの先端が夫々当接
可能なプローブ装置と、前記各平面モータ及び前記各プ
ローブ装置を夫々制御する制御手段と、前記各プローブ
装置から信号を入力して検査を行う計測手段とを備えた
構成としたものである。
【0008】
【作用】制御手段は、各平面モータを検査位置まで迅速
に走行させ、当該検査位置に正確に位置決め停止させ
る。次いで、各プローブ装置を制御して検査位置に搬送
されてきた検査基板の所定の検査箇所に夫々各プローブ
を接触させて所定の検査を行う。制御装置は、検査終了
後、各プローブ装置を検査基板から離隔させ、次の検査
位置に各平面モータを移動させる。このようにして制御
手段は、迅速に、且つ正確に検査を実施する。平面モー
タは、プローブ装置を搭載し、プラテンに対して無軌道
に走行可能とされているために、プローブ装置の送り機
構は不要となり、構成が簡単となる。
に走行させ、当該検査位置に正確に位置決め停止させ
る。次いで、各プローブ装置を制御して検査位置に搬送
されてきた検査基板の所定の検査箇所に夫々各プローブ
を接触させて所定の検査を行う。制御装置は、検査終了
後、各プローブ装置を検査基板から離隔させ、次の検査
位置に各平面モータを移動させる。このようにして制御
手段は、迅速に、且つ正確に検査を実施する。平面モー
タは、プローブ装置を搭載し、プラテンに対して無軌道
に走行可能とされているために、プローブ装置の送り機
構は不要となり、構成が簡単となる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図1は、本発明に係るプローブ移動式基板検
査装置(以下単に「基板検査装置」という)1の正面か
ら見た外観を示し、図2及び図3は、図1の基板検査装
置1のカバーを取り外した状態の正面及び側面を示す。
図1乃至図3において基板検査装置1は、筺体2と、筺
体2上に設置されたフレーム3と、フレーム3の四隅の
各支柱4の上端に載置固定されたプラテン5と、筺体2
上面に且つプラテン5と対向して水平に配設固定された
プラテン6と、プラテン5及び6に夫々複数台例えば、
4台づつ配置された平面モータ7〜10及び11〜14
と、これらの平面モータ7〜10及び11〜14に取り
付けられたプローブ装置15〜18及び19〜22と、
プラテン5と6との略中間位置に水平に、且つフレーム
3の中央を左右方向に貫通して配置され、左右両側が各
支柱4に支持されて検査基板を搬送する搬送装置例え
ば、ベルトコンベア30等により構成されている。
詳述する。図1は、本発明に係るプローブ移動式基板検
査装置(以下単に「基板検査装置」という)1の正面か
ら見た外観を示し、図2及び図3は、図1の基板検査装
置1のカバーを取り外した状態の正面及び側面を示す。
図1乃至図3において基板検査装置1は、筺体2と、筺
体2上に設置されたフレーム3と、フレーム3の四隅の
各支柱4の上端に載置固定されたプラテン5と、筺体2
上面に且つプラテン5と対向して水平に配設固定された
プラテン6と、プラテン5及び6に夫々複数台例えば、
4台づつ配置された平面モータ7〜10及び11〜14
と、これらの平面モータ7〜10及び11〜14に取り
付けられたプローブ装置15〜18及び19〜22と、
プラテン5と6との略中間位置に水平に、且つフレーム
3の中央を左右方向に貫通して配置され、左右両側が各
支柱4に支持されて検査基板を搬送する搬送装置例え
ば、ベルトコンベア30等により構成されている。
【0010】プラテン5は、平盤状をなし高透磁率を有
する純鉄の矩形例えば、正方形の厚板により構成されて
おり、図7に示すように下面5aに所定の溝幅の溝5b
が、所定のピッチで、横(X軸)方向、縦(Y軸)方向
(図4)に、且つ所定の深さで全面に亘り正確に刻設さ
れて、各溝5b間に正方形状の歯5cが多数形成された
歯形板状の鉄心とされている。プラテン6もプラテン5
と同様に形成されており、プラテン5の歯形板状の下面
5aと対向する上面6a(図3)も歯形板状とされてい
る。
する純鉄の矩形例えば、正方形の厚板により構成されて
おり、図7に示すように下面5aに所定の溝幅の溝5b
が、所定のピッチで、横(X軸)方向、縦(Y軸)方向
(図4)に、且つ所定の深さで全面に亘り正確に刻設さ
れて、各溝5b間に正方形状の歯5cが多数形成された
歯形板状の鉄心とされている。プラテン6もプラテン5
と同様に形成されており、プラテン5の歯形板状の下面
5aと対向する上面6a(図3)も歯形板状とされてい
る。
【0011】プラテン5の四隅には、平面モータ7〜1
0を各原点位置(当該プラテン5の四隅)に正確に復帰
させるための原点復帰装置25(図4)が設けられてい
る。プラテン6にも同様に平面モータ11〜14を原点
位置に正確に復帰させるための原点復帰装置(図示せ
ず)が設けられている。更に、筺体2の上面にはプラテ
ン5の両側中央位置に隣接して平面モータ7〜10をプ
ラテン5に搬入し、又はプラテン5から搬出するための
入出部26、26’が設けられている。これらの入出部
26、26’は、平面モータ7よりも僅かに大きいアル
ミニウム或いは合成樹脂部材等の非磁性部材の平板によ
り形成されており、下面がプラテンの下面5aと同一面
とされている。
0を各原点位置(当該プラテン5の四隅)に正確に復帰
させるための原点復帰装置25(図4)が設けられてい
る。プラテン6にも同様に平面モータ11〜14を原点
位置に正確に復帰させるための原点復帰装置(図示せ
ず)が設けられている。更に、筺体2の上面にはプラテ
ン5の両側中央位置に隣接して平面モータ7〜10をプ
ラテン5に搬入し、又はプラテン5から搬出するための
入出部26、26’が設けられている。これらの入出部
26、26’は、平面モータ7よりも僅かに大きいアル
ミニウム或いは合成樹脂部材等の非磁性部材の平板によ
り形成されており、下面がプラテンの下面5aと同一面
とされている。
【0012】平面モータ7は、図5及び図6に示すよう
に正方形状の非磁性部材例えば、アルミニウムにより形
成されたハウジング40にプラテン5の下面5aをX軸
方向に走行するための2組の電磁石41、42と、Y軸
方向に走行するための2組の電磁石43、44とが収納
されている。そして、1組の電磁石41は、2個の電磁
石41Aと41BとがX軸方向に沿って並設されて構成
されており、これらの電磁石41Aと41Bとの間には
非磁性部材により形成されたスペーサ41Cが介在され
ている。
に正方形状の非磁性部材例えば、アルミニウムにより形
成されたハウジング40にプラテン5の下面5aをX軸
方向に走行するための2組の電磁石41、42と、Y軸
方向に走行するための2組の電磁石43、44とが収納
されている。そして、1組の電磁石41は、2個の電磁
石41Aと41BとがX軸方向に沿って並設されて構成
されており、これらの電磁石41Aと41Bとの間には
非磁性部材により形成されたスペーサ41Cが介在され
ている。
【0013】更に、電磁石41Aは、一対の電磁石41
aと41a’とがX軸方向に沿って並設されて構成さ
れ、且つこれらの電磁石41aと41a’との間にはス
ペーサ41sが介在されている。そして、電磁石41a
の鉄心41c、41c’の各端面(上面)には夫々所定
幅の溝が刻設された鉄心41dが設けられ、プラテン5
の下面5aの歯形5cと対向可能とされている(図
7)。更に、電磁石41aの鉄心41cと41c’との
間には極めて強力な永久磁石41eが介在されている。
この永久磁石41eは、電磁石41aと協働して前記X
軸方向への推力を得ると共に、鉄心41c、41c’及
びプラテン5とにより閉磁路を形成してプラテン5にハ
ウジング40を強力に吸着させる機能を有している。電
磁石41a’も電磁石41aと同様に構成されている。
aと41a’とがX軸方向に沿って並設されて構成さ
れ、且つこれらの電磁石41aと41a’との間にはス
ペーサ41sが介在されている。そして、電磁石41a
の鉄心41c、41c’の各端面(上面)には夫々所定
幅の溝が刻設された鉄心41dが設けられ、プラテン5
の下面5aの歯形5cと対向可能とされている(図
7)。更に、電磁石41aの鉄心41cと41c’との
間には極めて強力な永久磁石41eが介在されている。
この永久磁石41eは、電磁石41aと協働して前記X
軸方向への推力を得ると共に、鉄心41c、41c’及
びプラテン5とにより閉磁路を形成してプラテン5にハ
ウジング40を強力に吸着させる機能を有している。電
磁石41a’も電磁石41aと同様に構成されている。
【0014】電磁石41Bも電磁石41Aと同様に構成
されており、他の組の各電磁石42〜44も電磁石41
と同様に構成されている。そして、これらの電磁石は、
後述する制御装置80(図2)に接続される。ハウジン
グ40の上面40aの所定箇所には夫々スリット40c
が形成されており、各スリット40cの中央には夫々小
孔40dの各一端が開口されている。これらの小孔40
dの各他端は、ハウジング40内で纏められ、エアホー
スを介して高圧空気源(図示せず)に接続される。そし
て、これらの各小孔40dから高圧の空気が噴出され、
ハウジング40を前記各組の電磁石41〜44の各永久
磁石の吸引力に抗してプラテン5の下面5aから僅かな
間隙d(例えば、10μm程度)を存して水平に離隔さ
せる(図7)。これにより平面モータ7は、プラテン5
の下面5aとの間に僅かな間隙dを存し即ち、空間に浮
いた状態で自由に走行可能とされる。
されており、他の組の各電磁石42〜44も電磁石41
と同様に構成されている。そして、これらの電磁石は、
後述する制御装置80(図2)に接続される。ハウジン
グ40の上面40aの所定箇所には夫々スリット40c
が形成されており、各スリット40cの中央には夫々小
孔40dの各一端が開口されている。これらの小孔40
dの各他端は、ハウジング40内で纏められ、エアホー
スを介して高圧空気源(図示せず)に接続される。そし
て、これらの各小孔40dから高圧の空気が噴出され、
ハウジング40を前記各組の電磁石41〜44の各永久
磁石の吸引力に抗してプラテン5の下面5aから僅かな
間隙d(例えば、10μm程度)を存して水平に離隔さ
せる(図7)。これにより平面モータ7は、プラテン5
の下面5aとの間に僅かな間隙dを存し即ち、空間に浮
いた状態で自由に走行可能とされる。
【0015】他の平面モータ8〜14も平面モータ7と
同様に構成されている。そして、上側の4台の平面モー
タ7〜10は、永久磁石の磁気吸引力によりプラテン5
の下側に水平に保持される。また、下側の4台の平面モ
ータ11〜14は、プラテン6上に僅かな間隙を存して
空間に浮いた状態で水平に保持される。このようにし
て、上側の4台の平面モータ7〜10は、プラテン5の
下側を、下側の4台の平面モータ11〜14は、プラテ
ン6上を、夫々各別にX軸及びY軸方向に水平に走行可
能とされる。
同様に構成されている。そして、上側の4台の平面モー
タ7〜10は、永久磁石の磁気吸引力によりプラテン5
の下側に水平に保持される。また、下側の4台の平面モ
ータ11〜14は、プラテン6上に僅かな間隙を存して
空間に浮いた状態で水平に保持される。このようにし
て、上側の4台の平面モータ7〜10は、プラテン5の
下側を、下側の4台の平面モータ11〜14は、プラテ
ン6上を、夫々各別にX軸及びY軸方向に水平に走行可
能とされる。
【0016】平面モータ7のハウジング40の下面40
bには、図8乃至図10に示すようにプローブ装置15
が設けられている。このプローブ装置15は、実装基板
と称される回路部品(IC、抵抗素子、コンデンサ等の
種々の回路素子)を実装したプリント基板の断線、短絡
或いは半田付け状態等を検査するためのローデットボー
ド用のプローブ装置で、平面モータ7の走行方向即ち、
X軸及びY軸方向に対して所定の角度例えば、45°の
角度をなして(図4)ハウジング40に配置されてい
る。
bには、図8乃至図10に示すようにプローブ装置15
が設けられている。このプローブ装置15は、実装基板
と称される回路部品(IC、抵抗素子、コンデンサ等の
種々の回路素子)を実装したプリント基板の断線、短絡
或いは半田付け状態等を検査するためのローデットボー
ド用のプローブ装置で、平面モータ7の走行方向即ち、
X軸及びY軸方向に対して所定の角度例えば、45°の
角度をなして(図4)ハウジング40に配置されてい
る。
【0017】ブラケット50〜52は、各上端がハウジ
ング40の下面40bに固定されて垂下されており、ブ
ラケット50、51は、所定の間隔で対向し、ブラケッ
ト52は、ブラケット50、51の後方に位置してい
る。ブラケット50にはLMガイド53を介してホルダ
54が上下動可能に装着されており、当該ホルダ54の
先端にはホルダ55を介してプローブ56が取り付けら
れている。このプローブ56は、プラテン5の下面5a
に立てた垂線(ベルトコンベア30により水平に搬送さ
れてきた検査基板に立てた垂線)に対して所定の角度θ
(例えば、9°)をなして先端が外方に傾斜した状態で
上下動するように取り付けられており、先端56aが針
状をなしている。
ング40の下面40bに固定されて垂下されており、ブ
ラケット50、51は、所定の間隔で対向し、ブラケッ
ト52は、ブラケット50、51の後方に位置してい
る。ブラケット50にはLMガイド53を介してホルダ
54が上下動可能に装着されており、当該ホルダ54の
先端にはホルダ55を介してプローブ56が取り付けら
れている。このプローブ56は、プラテン5の下面5a
に立てた垂線(ベルトコンベア30により水平に搬送さ
れてきた検査基板に立てた垂線)に対して所定の角度θ
(例えば、9°)をなして先端が外方に傾斜した状態で
上下動するように取り付けられており、先端56aが針
状をなしている。
【0018】プローブ56の後端とホルダ55の上端と
の間にはスプリング57が縮設されており、プローブ5
6を所定のばね力で押し下げている。そして、プローブ
56は、スプリング57のばね力に抗して所定のストロ
ーク上方に移動可能とされている。このスプリング57
は、プローブ56の先端56aを検査基板に所定のばね
力で圧接(接触)させると共に、プローブ56に逃げを
許容して当該プローブ56及び検査基板に不要な押圧力
が加わることを防止している。
の間にはスプリング57が縮設されており、プローブ5
6を所定のばね力で押し下げている。そして、プローブ
56は、スプリング57のばね力に抗して所定のストロ
ーク上方に移動可能とされている。このスプリング57
は、プローブ56の先端56aを検査基板に所定のばね
力で圧接(接触)させると共に、プローブ56に逃げを
許容して当該プローブ56及び検査基板に不要な押圧力
が加わることを防止している。
【0019】ブラケット50の上下両端の内側には夫々
歯付プーリ60、61及びアイドルプーリ62が回転可
能に軸支されており、更に歯付プーリ60の回転軸に
は、ブラケット50の外側に歯付プーリ63が一体的に
回転可能に固定されている。歯付プーリ60〜62との
間にはタイミングベルト64が掛回されており、当該タ
イミングベルト64の所定箇所に前記ホルダ55が固定
されている。また、ブラケット52には駆動用モータ6
5が取り付けられており、その回転軸には歯付プーリ6
6が取り付けられている。そして、歯付プーリ63と6
6との間にはタイミングベルト67が掛回されている。
モータ65が回転すると、タイミングベルト67を介し
てプーリ60が回転し、更にタイミングベルト63が回
転し、これに応じてホルダ55即ち、プローブ56が上
下動する。
歯付プーリ60、61及びアイドルプーリ62が回転可
能に軸支されており、更に歯付プーリ60の回転軸に
は、ブラケット50の外側に歯付プーリ63が一体的に
回転可能に固定されている。歯付プーリ60〜62との
間にはタイミングベルト64が掛回されており、当該タ
イミングベルト64の所定箇所に前記ホルダ55が固定
されている。また、ブラケット52には駆動用モータ6
5が取り付けられており、その回転軸には歯付プーリ6
6が取り付けられている。そして、歯付プーリ63と6
6との間にはタイミングベルト67が掛回されている。
モータ65が回転すると、タイミングベルト67を介し
てプーリ60が回転し、更にタイミングベルト63が回
転し、これに応じてホルダ55即ち、プローブ56が上
下動する。
【0020】尚、ブラケット51にもLMガイドを介し
てプローブ56とは異なる検査用のプローブを当該プロ
ーブ56と同様に上下動可能に装着し、そのホルダをタ
イミングベルト64の所定箇所例えば、プローブ56の
ホルダ55の取り付け位置と略180°ずれた位置に取
り付け、検査対象に応じてプローブ56と選択的に使用
するようにしても良い。このようにすると1台のプロー
ブ装置15で異なる2種類の検査機能を持たせることが
可能である。
てプローブ56とは異なる検査用のプローブを当該プロ
ーブ56と同様に上下動可能に装着し、そのホルダをタ
イミングベルト64の所定箇所例えば、プローブ56の
ホルダ55の取り付け位置と略180°ずれた位置に取
り付け、検査対象に応じてプローブ56と選択的に使用
するようにしても良い。このようにすると1台のプロー
ブ装置15で異なる2種類の検査機能を持たせることが
可能である。
【0021】また、ハウジング40の一側の所定位置に
は、検査基板を位置決め停止させるべく当該基板の所定
の箇所を検出するための位置検出用のカメラ75が、そ
のレンズ面を真下に臨ませて垂直に配置されており、ホ
ルダ76を介して取り付けられている。また、プローブ
56の近傍には、当該プローブ56の先端56aの位置
を監視するための監視カメラ77が配置されており、ホ
ルダ78を介してハウジング40に取り付けられてい
る。
は、検査基板を位置決め停止させるべく当該基板の所定
の箇所を検出するための位置検出用のカメラ75が、そ
のレンズ面を真下に臨ませて垂直に配置されており、ホ
ルダ76を介して取り付けられている。また、プローブ
56の近傍には、当該プローブ56の先端56aの位置
を監視するための監視カメラ77が配置されており、ホ
ルダ78を介してハウジング40に取り付けられてい
る。
【0022】他の平面モータ8〜14に取り付けられた
プローブ装置16〜18もプローブ装置15と同様に構
成されている。尚、位置検出用のカメラ75は、全ての
プローブ装置に設ける必要はなく、ベルトコンベア30
(図2)の上方即ち、検査基板の上方に位置し、且つ当
該検査基板の前端側に位置する2台のプローブ装置の中
の1台に設ければ十分である。また、監視カメラ77
は、図10に示すように4台のプローブ装置15〜18
の中の対向する2台例えば、プローブ装置15と18と
に取り付ければ十分である。また、下側の4台のプロー
ブ装置19〜22には位置検出用カメラ、監視カメラ等
は特に設けなくとも良い。
プローブ装置16〜18もプローブ装置15と同様に構
成されている。尚、位置検出用のカメラ75は、全ての
プローブ装置に設ける必要はなく、ベルトコンベア30
(図2)の上方即ち、検査基板の上方に位置し、且つ当
該検査基板の前端側に位置する2台のプローブ装置の中
の1台に設ければ十分である。また、監視カメラ77
は、図10に示すように4台のプローブ装置15〜18
の中の対向する2台例えば、プローブ装置15と18と
に取り付ければ十分である。また、下側の4台のプロー
ブ装置19〜22には位置検出用カメラ、監視カメラ等
は特に設けなくとも良い。
【0023】そして、上側の4台の平面モータ7〜10
は、プラテン5の下方に、各プローブ装置15〜18が
夫々当該プラテンの中央に臨み(図4)、且つ各プロー
ブの先端が下方に位置するベルトコンベア30上に載置
された検査基板の上面に対して夫々前記所定の角度θを
なして斜め下方に臨んで配置される(図2、図8)。下
側の4台の平面モータ11〜14は、プラテン6上に、
各プローブ装置19〜22が夫々当該プラテン6の中央
に臨み、且つ各プローブの先端が上方に位置する前記検
査基板の下面に対して夫々前記所定の角度θをなして斜
め上方に臨んで配置される(図2)。
は、プラテン5の下方に、各プローブ装置15〜18が
夫々当該プラテンの中央に臨み(図4)、且つ各プロー
ブの先端が下方に位置するベルトコンベア30上に載置
された検査基板の上面に対して夫々前記所定の角度θを
なして斜め下方に臨んで配置される(図2、図8)。下
側の4台の平面モータ11〜14は、プラテン6上に、
各プローブ装置19〜22が夫々当該プラテン6の中央
に臨み、且つ各プローブの先端が上方に位置する前記検
査基板の下面に対して夫々前記所定の角度θをなして斜
め上方に臨んで配置される(図2)。
【0024】上側のプローブ装置15〜18は、前述し
たように夫々平面モータ7〜10の走行方向に対して4
5°の角度をなし、且つ各プローブの先端が検査基板面
に立てた垂線に対して所定の角度θをなして傾斜してい
る。従って、これら4台のプローブ装置15〜18は、
互いに干渉することなく各プローブの先端が、図10に
示すように検査基板の上面の任意の1点Pに接触可能と
される。同様に、下側の4台のプローブ装置19〜22
も互いに干渉することなく各プローブの先端が検査基板
の下面の任意の一点に接触可能とされる。
たように夫々平面モータ7〜10の走行方向に対して4
5°の角度をなし、且つ各プローブの先端が検査基板面
に立てた垂線に対して所定の角度θをなして傾斜してい
る。従って、これら4台のプローブ装置15〜18は、
互いに干渉することなく各プローブの先端が、図10に
示すように検査基板の上面の任意の1点Pに接触可能と
される。同様に、下側の4台のプローブ装置19〜22
も互いに干渉することなく各プローブの先端が検査基板
の下面の任意の一点に接触可能とされる。
【0025】図2に戻り、ベルトコンベア30は、前行
程から検査基板を当該機盤検査装置1内に搬入するため
のコンベア30a、このコンベア30aにより搬入され
た検査基板を所定の検査位置まで搬送し、検査中当該位
置に停止保持し、検査終了後搬出するコンベア30b、
コンベア30bにより搬送されてきた検査基板を次の行
程に搬送するためのコンベア30c等により構成されて
いる。
程から検査基板を当該機盤検査装置1内に搬入するため
のコンベア30a、このコンベア30aにより搬入され
た検査基板を所定の検査位置まで搬送し、検査中当該位
置に停止保持し、検査終了後搬出するコンベア30b、
コンベア30bにより搬送されてきた検査基板を次の行
程に搬送するためのコンベア30c等により構成されて
いる。
【0026】更に図2及び図3に示すように、筺体2内
には、平面モータ7〜14を夫々各別に制御するための
駆動装置80、各プローブ装置15〜22の駆動用モー
タを制御して各プローブを上下動させるための制御装置
81、平面モータ7〜10をプラテン5の原点位置に、
平面モータ11〜14をプラテン6の原点位置に夫々復
帰させるための各原点復帰装置25(図4)、ベルトコ
ンベア30等を制御するための制御装置82、各プロー
ブ装置15〜22からの信号を入力して基板を検査する
ための計測装置83、及びこれらの各制御装置80〜8
2、計測装置83を制御するためのコンピュータ84等
が収納されている。
には、平面モータ7〜14を夫々各別に制御するための
駆動装置80、各プローブ装置15〜22の駆動用モー
タを制御して各プローブを上下動させるための制御装置
81、平面モータ7〜10をプラテン5の原点位置に、
平面モータ11〜14をプラテン6の原点位置に夫々復
帰させるための各原点復帰装置25(図4)、ベルトコ
ンベア30等を制御するための制御装置82、各プロー
ブ装置15〜22からの信号を入力して基板を検査する
ための計測装置83、及びこれらの各制御装置80〜8
2、計測装置83を制御するためのコンピュータ84等
が収納されている。
【0027】また、図1に示すようにフレーム3上には
プローブ装置15に設けられた監視カメラ77(図8)
により撮影したプローブの先端と検査基板とを表示する
ディスプレイ装置85、検査基板を検査するための各種
の入力データ、検査結果等を表示するためのディスプレ
イ装置86が載置されている。また、検査エラーや平面
モータの脱調等を警告するディスプレ装置87も設置さ
れている。更に、筺体2には検査基板のデータ、検査項
目等を入力したり、コンピュータ84を制御するための
図示しない入力装置(キーボード)が配置されている。
プローブ装置15に設けられた監視カメラ77(図8)
により撮影したプローブの先端と検査基板とを表示する
ディスプレイ装置85、検査基板を検査するための各種
の入力データ、検査結果等を表示するためのディスプレ
イ装置86が載置されている。また、検査エラーや平面
モータの脱調等を警告するディスプレ装置87も設置さ
れている。更に、筺体2には検査基板のデータ、検査項
目等を入力したり、コンピュータ84を制御するための
図示しない入力装置(キーボード)が配置されている。
【0028】そして、平面モータ7〜14は、制御装置
80に、プローブ装置15〜22は、制御装置81、計
測装置83に夫々図示しないケーブルにより接続されて
いる。また、平面モータ7〜14は、夫々エアホースを
介して高圧空気源(共に図示せず)にも接続されてい
る。フレーム3と各平面モータ7〜14の間にはケーブ
ル保護可撓管91〜98(図2〜図4)が略水平に取り
付けられている。これらのケーブル保護可撓管91〜9
8は、各基端がフレーム3に、各先端が夫々平面モータ
7〜14に固定されており、フレーム3と平面モータ7
〜14との間における前記ケーブル及びエアホースを収
納し、各平面モータのケーブル及びエアホースが、他の
平面モータ、フレーム3、プラテン6、ベルトコンベア
30等に干渉することなく、且つ各平面モータ7〜14
の走行に応じて自由に湾曲して追従し得るように支持し
ている(図4に2点鎖線で示す)。これにより平面モー
タ7〜14は、夫々自由に走行可能とされる。
80に、プローブ装置15〜22は、制御装置81、計
測装置83に夫々図示しないケーブルにより接続されて
いる。また、平面モータ7〜14は、夫々エアホースを
介して高圧空気源(共に図示せず)にも接続されてい
る。フレーム3と各平面モータ7〜14の間にはケーブ
ル保護可撓管91〜98(図2〜図4)が略水平に取り
付けられている。これらのケーブル保護可撓管91〜9
8は、各基端がフレーム3に、各先端が夫々平面モータ
7〜14に固定されており、フレーム3と平面モータ7
〜14との間における前記ケーブル及びエアホースを収
納し、各平面モータのケーブル及びエアホースが、他の
平面モータ、フレーム3、プラテン6、ベルトコンベア
30等に干渉することなく、且つ各平面モータ7〜14
の走行に応じて自由に湾曲して追従し得るように支持し
ている(図4に2点鎖線で示す)。これにより平面モー
タ7〜14は、夫々自由に走行可能とされる。
【0029】これにより基板検査装置1は、図4に2点
鎖線で示す検査可能な領域A即ち、平面モータ7〜10
をプラテン5の各原点位置(四隅)に復帰させた状態に
おけるプローブ装置15〜18の各プローブの先端によ
り囲まれる領域の大ききさに対して小型となる。例え
ば、大きさが460mm×410mm程度の検査基板を検査
する場合、基板検査装置1は、1500mm×1200mm
程度の大きさとなり、図11に示す従来構造の基板検査
装置に比べて小型化が図られる。
鎖線で示す検査可能な領域A即ち、平面モータ7〜10
をプラテン5の各原点位置(四隅)に復帰させた状態に
おけるプローブ装置15〜18の各プローブの先端によ
り囲まれる領域の大ききさに対して小型となる。例え
ば、大きさが460mm×410mm程度の検査基板を検査
する場合、基板検査装置1は、1500mm×1200mm
程度の大きさとなり、図11に示す従来構造の基板検査
装置に比べて小型化が図られる。
【0030】以下に作用を説明する。基板検査装置1
は、待機状態において、図2及び図3に示すように平面
モータ7〜10及び11〜14がプラテン5及び6の四
隅即ち、各原点位置に停止している。例えば、平面モー
タ7〜10は、図4に示すように夫々プラテン5の四隅
の各原点位置に停止している。尚、これらの平面モータ
7〜10、11〜14は、高圧空気が供給されないとき
には前述したように永久磁石によりプラテン5、6に強
力に吸着されて保持されている。また、プローブ装置1
5〜22は、夫々プローブが後退しており、各先端がベ
ルトコンベア30から離隔している。
は、待機状態において、図2及び図3に示すように平面
モータ7〜10及び11〜14がプラテン5及び6の四
隅即ち、各原点位置に停止している。例えば、平面モー
タ7〜10は、図4に示すように夫々プラテン5の四隅
の各原点位置に停止している。尚、これらの平面モータ
7〜10、11〜14は、高圧空気が供給されないとき
には前述したように永久磁石によりプラテン5、6に強
力に吸着されて保持されている。また、プローブ装置1
5〜22は、夫々プローブが後退しており、各先端がベ
ルトコンベア30から離隔している。
【0031】さて、基板検査を開始すべく前記入力装置
が操作されると、制御装置80が平面モータ7〜14に
駆動電流を供給して、これらの平面モータ7〜14を所
定の検査位置まで高速走行させ、当該位置に正確に位置
決め停止させる。一方、制御装置82は、ベルトコンベ
ア30aを駆動して検査基板即ち、ローデットボード
(図示せず)を基板検査装置1内に搬入し、更にベルト
コンベア30bを駆動して当該基板検査装置1の中央に
向かって搬送する。そして、平面モータ7の位置検出用
カメラ75(図10)が前記ローデットボードの所定箇
所例えば、前端を検出すると、制御装置82がベルトコ
ンベア30a、30bを停止させる。これによりローデ
ットボードが所定の検査位置に搬送される。
が操作されると、制御装置80が平面モータ7〜14に
駆動電流を供給して、これらの平面モータ7〜14を所
定の検査位置まで高速走行させ、当該位置に正確に位置
決め停止させる。一方、制御装置82は、ベルトコンベ
ア30aを駆動して検査基板即ち、ローデットボード
(図示せず)を基板検査装置1内に搬入し、更にベルト
コンベア30bを駆動して当該基板検査装置1の中央に
向かって搬送する。そして、平面モータ7の位置検出用
カメラ75(図10)が前記ローデットボードの所定箇
所例えば、前端を検出すると、制御装置82がベルトコ
ンベア30a、30bを停止させる。これによりローデ
ットボードが所定の検査位置に搬送される。
【0032】次に、制御装置81がプローブ装置15〜
22の各駆動用モータを駆動し、各プローブの各先端を
ローデットボードの所定の検査箇所に接触させる。この
とき各プローブは、前述したようにスプリングのばね力
により略均一の押圧力で前記検査箇所を傷付けること無
く、且つ電気的に接触不良を起こすことなく接触する。
計測装置83は、各プローブ装置15〜22から入力さ
れる信号に基づいて前記ローデットボードを検査する。
22の各駆動用モータを駆動し、各プローブの各先端を
ローデットボードの所定の検査箇所に接触させる。この
とき各プローブは、前述したようにスプリングのばね力
により略均一の押圧力で前記検査箇所を傷付けること無
く、且つ電気的に接触不良を起こすことなく接触する。
計測装置83は、各プローブ装置15〜22から入力さ
れる信号に基づいて前記ローデットボードを検査する。
【0033】制御装置81は、当該箇所の検査が終了す
ると、各プローブをローデットボードから離隔させる。
次いで、制御装置80が、各平面モータ7〜14を当該
ローデットボードの次の検査箇所まで高速走行させる。
制御装置81は、平面モータ7〜14が当該検査箇所に
停止すると、プローブ装置15〜22の各プローブの先
端をローデットボードの前記検査箇所に接触させる。こ
のようにしてプローブ装置15〜22を移動させてロー
デットボードの各検査箇所を順次検査する。
ると、各プローブをローデットボードから離隔させる。
次いで、制御装置80が、各平面モータ7〜14を当該
ローデットボードの次の検査箇所まで高速走行させる。
制御装置81は、平面モータ7〜14が当該検査箇所に
停止すると、プローブ装置15〜22の各プローブの先
端をローデットボードの前記検査箇所に接触させる。こ
のようにしてプローブ装置15〜22を移動させてロー
デットボードの各検査箇所を順次検査する。
【0034】そして、前記ローデットボードの全ての検
査箇所の検査が終了すると、制御装置81が各プローブ
を当該ローデットボードから離隔させ、次のローデット
ボードの検査を行うべく待機する。制御装置82は、前
記ローデットボードの検査が終了すると、ベルトコンベ
ア30b、30cを駆動して当該ローデットボードを次
の行程に搬送する。このようにしてローデットボードの
検査が迅速に行なわれる。
査箇所の検査が終了すると、制御装置81が各プローブ
を当該ローデットボードから離隔させ、次のローデット
ボードの検査を行うべく待機する。制御装置82は、前
記ローデットボードの検査が終了すると、ベルトコンベ
ア30b、30cを駆動して当該ローデットボードを次
の行程に搬送する。このようにしてローデットボードの
検査が迅速に行なわれる。
【0035】尚、ローデットボードの検査の内容によっ
ては、上下何れか一側のプローブ装置例えば、上側のプ
ローブ装置だけで行う場合もあり、更に、4台のプロー
ブ装置15〜18の中の所定の2乃至3台のプローブ装
置を使用して検査を行う場合もある。また、例えば、平
面モータ7を点検するために基板検査装置1から取り外
す場合には、高圧空気を供給して当該平面モータ7をプ
ラテン5の下面5aから離隔させた状態で図4に示す入
出部26まで移動させる。入出部26は、非磁性部材に
より構成されており、従って、当該入出部26からは平
面モータ7を容易に外すことができる。そして、平面モ
ータ7を外した後高圧空気の供給を停止する。また、プ
ラテン5に平面モータ7を装着する場合には上述と反対
の手順で行う。他の平面モータについても同様である。
ては、上下何れか一側のプローブ装置例えば、上側のプ
ローブ装置だけで行う場合もあり、更に、4台のプロー
ブ装置15〜18の中の所定の2乃至3台のプローブ装
置を使用して検査を行う場合もある。また、例えば、平
面モータ7を点検するために基板検査装置1から取り外
す場合には、高圧空気を供給して当該平面モータ7をプ
ラテン5の下面5aから離隔させた状態で図4に示す入
出部26まで移動させる。入出部26は、非磁性部材に
より構成されており、従って、当該入出部26からは平
面モータ7を容易に外すことができる。そして、平面モ
ータ7を外した後高圧空気の供給を停止する。また、プ
ラテン5に平面モータ7を装着する場合には上述と反対
の手順で行う。他の平面モータについても同様である。
【0036】尚、上記実施例においては、各プラテン
5、6に夫々4台づつ平面モータを設けた場合について
記述したが、これに限るものではなく、4台以上設けて
も良い。しかしながら、平面モータの形状、或いは操作
性等の点からみて4台程度が好ましい。尚、実施例は、
上下2基のプラテンを設けた場合について記述したが、
これに限るものではなく、上又は下の1基だけでもよ
い。また、平面モータ、プローブ装置は、4台共同一形
状でも良く、或いは対称形状でも良い。
5、6に夫々4台づつ平面モータを設けた場合について
記述したが、これに限るものではなく、4台以上設けて
も良い。しかしながら、平面モータの形状、或いは操作
性等の点からみて4台程度が好ましい。尚、実施例は、
上下2基のプラテンを設けた場合について記述したが、
これに限るものではなく、上又は下の1基だけでもよ
い。また、平面モータ、プローブ装置は、4台共同一形
状でも良く、或いは対称形状でも良い。
【0037】また、平面モータに取り付けるプローブ装
置は、種々のものが可能であり、前記ローデットボード
用に限らず、部品を実装しない回路基板であるベアボー
ド用のプローブ装置を取り付けても良い。更に、部品を
ベアボードに実装する装置としての部品装着用ヘッドを
取り付けても良い。
置は、種々のものが可能であり、前記ローデットボード
用に限らず、部品を実装しない回路基板であるベアボー
ド用のプローブ装置を取り付けても良い。更に、部品を
ベアボードに実装する装置としての部品装着用ヘッドを
取り付けても良い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
ラテンに対して無軌道に走行可能な平面モータにプロー
ブ装置を設けることにより、プローブ装置の送り機構が
不要となり、基板検査装置の構造が極めて簡単となると
共に小型化及び低コスト化を図ることが可能となる。更
に、平面モータによりプローブ装置を検査位置に迅速に
移動させ、且つ正確に位置決め制御することができるた
めに、検査効率及び検査精度の向上を図ることが可能と
なる。更に、摩耗したり、破損する部材が無いために耐
久性が大幅に向上し、しかも、メンテナンスが不要であ
る。また、操作が容易である等の優れた効果がある。
ラテンに対して無軌道に走行可能な平面モータにプロー
ブ装置を設けることにより、プローブ装置の送り機構が
不要となり、基板検査装置の構造が極めて簡単となると
共に小型化及び低コスト化を図ることが可能となる。更
に、平面モータによりプローブ装置を検査位置に迅速に
移動させ、且つ正確に位置決め制御することができるた
めに、検査効率及び検査精度の向上を図ることが可能と
なる。更に、摩耗したり、破損する部材が無いために耐
久性が大幅に向上し、しかも、メンテナンスが不要であ
る。また、操作が容易である等の優れた効果がある。
【図1】本発明に係るプローブ移動式基板検査装置の一
実施例を示す外観図である。
実施例を示す外観図である。
【図2】図1の基板検査装置のカバーを外した状態の正
面図である。
面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図3の矢線IV−IV方向から見た端面図であ
る。
る。
【図5】図4の平面モータの平面図である。
【図6】図5の矢線VI−VIに沿う断面図である。
【図7】図4のプラテンと平面モータとの関係を示す断
面図である。
面図である。
【図8】図4の平面モータに設けられたプローブ装置の
側面図である。
側面図である。
【図9】図8の正面図である。
【図10】図4の平面モータを検査位置に移動させた状
態を示す一部省略平面図である。
態を示す一部省略平面図である。
【図11】従来のプローブ移動式基板検査装置の概要を
示す骨子図である。
示す骨子図である。
1 プローブ移動式基板検査装置 2 筺体 3 フレーム 4 支柱 5、6 プラテン 7〜14 平面モータ 15〜22 プローブ装置 25 原点復帰装置 26、26’ 入出部 30 ベルトコンベア 40 ハウジング 41〜44 電磁石 50〜52 ブラケット 56 プローブ 65 モータ 75、77 カメラ 80〜82 制御装置 83 計測装置 84 コンピュータ 85〜87 ディスプレイ装置 91〜98 ケーブル保護可撓管
Claims (4)
- 【請求項1】 装置本体に水平に配設された平盤状のプ
ラテンと、 前記プラテン上を無軌道に移動可能な複数の平面モータ
と、 前記各平面モータに取り付けられ検査すべき基板の所定
箇所に各プローブの先端が夫々当接可能なプローブ装置
と、 前記各平面モータ及び前記各プローブ装置を夫々制御す
る制御手段と、 前記各プローブ装置から信号を入力して検査を行う計測
手段とを備えたことを特徴とするプローブ移動式基板検
査装置。 - 【請求項2】 前記各プローブ装置は、前記プラテンの
X−Y方向の走行直交座標軸に対して所定の角度傾けて
配置されていることを特徴とする請求項1に記載のプロ
ーブ移動式基板検査装置。 - 【請求項3】 前記プラテンは、上下に所定の間隔を存
して水平に且つ互いに対向して2基配設され、これらの
各プラテンに夫々複数の平面モータが配置されているこ
とを特徴とする請求項1に記載のプローブ移動式基板検
査装置。 - 【請求項4】 前記平面モータは、各プラテンに4台設
けられていることを特徴とする請求項1又は3に記載の
プローブ移動式基板検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6005999A JPH07209384A (ja) | 1994-01-24 | 1994-01-24 | プローブ移動式基板検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6005999A JPH07209384A (ja) | 1994-01-24 | 1994-01-24 | プローブ移動式基板検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07209384A true JPH07209384A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=11626472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6005999A Pending JPH07209384A (ja) | 1994-01-24 | 1994-01-24 | プローブ移動式基板検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07209384A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008309601A (ja) * | 2007-06-14 | 2008-12-25 | Yamaha Fine Technologies Co Ltd | プリント基板の検査装置および検査方法 |
CN117894704A (zh) * | 2024-01-16 | 2024-04-16 | 芯测通(深圳)半导体有限公司 | 一种晶圆针测控制方法、装置、设备及存储介质 |
-
1994
- 1994-01-24 JP JP6005999A patent/JPH07209384A/ja active Pending
Cited By (2)
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