JPH09211013A - 車両のオイルシール構造 - Google Patents

車両のオイルシール構造

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Publication number
JPH09211013A
JPH09211013A JP8014918A JP1491896A JPH09211013A JP H09211013 A JPH09211013 A JP H09211013A JP 8014918 A JP8014918 A JP 8014918A JP 1491896 A JP1491896 A JP 1491896A JP H09211013 A JPH09211013 A JP H09211013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil seal
sensor ring
knuckle
drive shaft
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8014918A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Ikuma
洋之 生熊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP8014918A priority Critical patent/JPH09211013A/ja
Publication of JPH09211013A publication Critical patent/JPH09211013A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Sealing Of Bearings (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数の増加によるコストアップを抑制
し、泥水等のオイルシール部材への直接のふりかかりを
防止する車両のオイルシール構造を提供する。 【解決手段】 ナックル4とドライブシャフト1の間に
オイルシール部材5を圧入するとともに、センサーリン
グ3の中央に設けた挿通孔15を上記ドライブシャフト
1に通した車両のオイルシール構造において、上記セン
サーリング3に面するナックル4の内周に第1の凹部1
3を設け、該センサーリング3の外周に歯無部12を形
成し、この歯無部12をオイルシール部材5を覆うよう
に上記ナックル4の第1の凹部13に入り込ませたこと
による。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のアンチロ
ックブレーキシステム(以下、「ABS」という。)に
用いるセンサーリングを使ったオイルシール構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両のオイルシール構造は、例え
ば、図3に示す形態のものである。ナックルaとドライ
ブシャフトbの間には、環状のオイルシール部材cが圧
入されている。該オイルシール部材cには、ドライブシ
ャフトbに摺接するリップ部dが設けられており、泥水
等のホイールベアリングeへの浸入を防止するようにな
っている。また、上記ドライブシャフトbには、ABS
に用いるホイール回転数検出用のセンサーリングfが配
設されている。該センサーリングfは、車両外側にオー
バーハングしており、ドライブシャフトbとナックルa
の間隙からオイルシール部材cに泥水等が直接かかるの
を防止している。一方、図4に示すように、ABS用セ
ンサーリングfがない車両の場合は、上記ドライブシャ
フトbにダストカバーgが装着され、オイルシール部材
cに泥水等が直接かからないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車両のオイルシール構造においては、以下の問題点
があった。 (1)図3に示すように、オイルシール部材を覆うよう
なオーバーハング部を設けた、ABS用センサーリング
を備えている車両の場合は、該センサーリングの外周に
有する歯の間隙から泥水等が多少浸入し、オイルシール
部材に直接かかるおそれがあった。 (2)また、図4に示すように、ABS用センサーリン
グを備えていない車両の場合は、泥水等の浸入を防止す
るために独自のダストカバーを設けており、部品点数が
その分だけ多くなり、コストアップを招いていた。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、部品点数の増加によるコストアップを抑制し、泥水
等のオイルシール部材への直接のふりかかりを防止する
車両のオイルシール構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を解
決するためになされたものであり、その要旨は、ナック
ルとドライブシャフトの間にオイルシール部材を圧入す
るとともに、センサーリングの中央に設けた挿通孔を上
記ドライブシャフトに通した車両のオイルシール構造に
おいて、上記センサーリングに面するナックルの内周に
第1の凹部を設け、該センサーリングの外周に歯無部を
形成し、この歯無部をオイルシール部材を覆うように上
記ナックルの第1の凹部に入り込ませたことにある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら、本発
明に係る車両のオイルシール構造を詳細に説明する。図
1は、ABSを備えた車両におけるドライブシャフト1
とホイールハブ2との連結状態を示す縦断面図である。
ドライブシャフト1にABS用センサーリング3が配設
されている。その車両外側には、ナックル4と上記ドラ
イブシャフト1の間にオイルシール部材5が圧入されて
いる。このオイルシール部材5は、金環部6とリップ部
7とを有する。また、8はホイール、9はタイヤであ
る。
【0007】この図1の要部拡大断面図を図2に示す。
図において、ホイールハブ2とナックル4との間には、
ホイールベアリング10が設けられている。ホイールベ
アリング10の車両内側には、オイルシール部材5がド
ライブシャフト1とナックル4の間に圧入されている。
該オイルシール部材5のリップ部7は、ドライブシャフ
ト1に摺接している。このオイルシール部材5の車両内
側に、ABS用センサーリング3がドライブシャフト1
に配設されている。
【0008】該センサーリング3は、車両内側の歯を有
している部位(以下、「歯有部11」という。)と、車
両外側の歯が無い部位(以下、「歯無部12」とい
う。)とで構成されている。この歯無部12は、センサ
ーリング3の側面端部に車両外側に向かって突き出たフ
ランジ形状を有しているが、外周面に歯が無いため、セ
ンサーリング3全体の強度は確保される。また、歯と歯
の間隙がないため、泥水等が浸入しにくくなる。
【0009】また、ナックル4の車両内側面に第1の凹
部13が形成されており、この第1の凹部13に上記歯
無部12が入り込んでいる。該歯無部12によって形成
される内周面14の内径は、歯有部11のドライブシャ
フト挿通孔15の内径よりも大きくなっている。よっ
て、歯無部12とドライブシャフト1の間に第2の凹部
16が形成され、この第2の凹部16にオイルシール部
材5の先端部である金環部6が入り込んでいる。このよ
うに、センサーリング3、ナックル4およびオイルシー
ル部材5によって、複雑なラビリンス構造をなしている
ため、泥水等の浸入の防止が効果的になされる。また、
第2の凹部16と上記ダストカバーgの形状がほぼ同一
である。このため、本発明によるセンサーリング3を備
えた車両に従来のオイルシール部材cを使用することが
できる。
【0010】実施の他の形態 上記センサーリング3の車両内側に、このセンサーリン
グ3を覆うようなダストカバーを配設することにより、
泥水等の浸入を防止する効果を更に高めてもよい。
【0011】
【発明の効果】上記したように、本発明に係る車両のオ
イルシール構造によれば、 (1)センサーリングの外周面に歯無部を設けているの
で、歯と歯の間隙がない。このため、センサーリングと
ナックルに設けた第1の凹部の間隙から泥水等が浸入し
なくなり、オイルシール部材への直接のふりかかりをほ
ぼ完全に防止することができる。 (2)また、泥水等の浸入を防止するために、従来独自
に設けていたダストカバーが必要なくなり、部品点数が
削減されコスト低減になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ABSを備えた車両におけるドライブシャフト
とホイールとの連結状態を示す縦断面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】従来のオイルシール構造の一例を示す拡大断面
図である。
【図4】従来のオイルシール構造の他の例を示す拡大断
面図である。
【符号の説明】
1 ドライブシャフト 2 ホイールハブ 3 センサーリング 4 ナックル 5 オイルシール部材 6 金環部 7 リップ部 8 ホイール 9 タイヤ 10 ホイールベアリング 11 歯有部 12 歯無部 13 第1の凹部 14 内周面 15 ドライブシャフト挿通孔 16 第2の凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16C 41/00 F16C 41/00 F16J 15/32 311 F16J 15/32 311Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナックルとドライブシャフトの間にオイ
    ルシール部材を圧入するとともに、センサーリングの中
    央に設けた挿通孔を上記ドライブシャフトに通した車両
    のオイルシール構造において、上記センサーリングに面
    するナックルの内周に第1の凹部を設け、該センサーリ
    ングの外周に歯無部を形成し、この歯無部をオイルシー
    ル部材を覆うように上記ナックルの第1の凹部に入り込
    ませたことを特徴とする車両のオイルシール構造。
  2. 【請求項2】 上記センサーリングに設けた挿通孔の内
    周のうち、上記歯無部の内径を、歯有部の内径よりも大
    きくして、ドライブシャフトとセンサーリングの間に第
    2の凹部を形成し、オイルシール部材の先端部を第2の
    凹部に入り込ませたことを特徴とする請求項1記載の車
    両のオイルシール構造。
JP8014918A 1996-01-31 1996-01-31 車両のオイルシール構造 Pending JPH09211013A (ja)

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JP8014918A JPH09211013A (ja) 1996-01-31 1996-01-31 車両のオイルシール構造

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JPH09211013A true JPH09211013A (ja) 1997-08-15

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ID=11874354

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JP8014918A Pending JPH09211013A (ja) 1996-01-31 1996-01-31 車両のオイルシール構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100841644B1 (ko) * 2006-05-15 2008-06-26 주식회사 일진글로벌 더스트 쉴드 기능을 구비하는 abs 브레이크용 센서링

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100841644B1 (ko) * 2006-05-15 2008-06-26 주식회사 일진글로벌 더스트 쉴드 기능을 구비하는 abs 브레이크용 센서링

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