JPH11321213A - 車両のアクスルハブの取付構造 - Google Patents

車両のアクスルハブの取付構造

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JPH11321213A
JPH11321213A JP13491098A JP13491098A JPH11321213A JP H11321213 A JPH11321213 A JP H11321213A JP 13491098 A JP13491098 A JP 13491098A JP 13491098 A JP13491098 A JP 13491098A JP H11321213 A JPH11321213 A JP H11321213A
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JP
Japan
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vehicle
axle
mounting structure
unit bearing
hub
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JP13491098A
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Haruo Kitajima
晴夫 北島
Ryoichi Watanabe
良一 渡辺
Keisuke Teranishi
兄祐 寺西
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings
    • F16C33/768Sealings of ball or roller bearings between relatively stationary parts, i.e. static seals
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/22Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
    • F16C19/34Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
    • F16C19/38Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers
    • F16C19/383Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone
    • F16C19/385Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone with two rows, i.e. double-row tapered roller bearings
    • F16C19/386Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone with two rows, i.e. double-row tapered roller bearings in O-arrangement
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2326/00Articles relating to transporting
    • F16C2326/01Parts of vehicles in general
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ユニットベアリングを装着したア
クスルハブの取付構造に関する。その目的は、アクスル
のベアリング用軸部とユニットベアリングのインナレー
スとの間への水,埃等の浸入を防止することを目的とす
る。 【解決手段】 アクスルの端部に段部を介して形成され
たベアリング用軸部と、前記ベアリング用軸部に外嵌さ
れ、軸線方向に沿って並んで配置された一対のインナレ
ースと、インナレースの外周に配置されたアウタレース
と、一対のインナレースとアウタレースとの間に向き合
って配置された一対のテーパローラ群と、該インナレー
スと該アウタレースとの両側に配置された一対の内蔵用
シール部材とを備えたユニットベアリングと、前記ユニ
ットベアリングに結合されたハブフランジとを備えた車
両のアクスルハブの取付構造において、前記ユニットベ
アリングの側端面に環状シール材が配設されているもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のアクスルハ
ブの取付構造に関し、詳しくは、ユニットベアリングを
装着したアクスルハブの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】トラック等の車両の荷重を支えるためア
クスルの端部にアクスルハブが設けられている。アクス
ルハブには例えばユニットベアリングが用いられてい
る。図16は、この種のアクスルハブの一例を示す。図
において、符号101はアクスルで、アクスル101は
図示しない車両の後車軸のデッド軸である。
【0003】アクスル101は、アクスル本体102を
有している。アクスル101の端部101Aにはアクス
ル本体102に連続して小径部103,ベアリング用軸
部104が形成されている。小径部103は、段部10
5を介して該小径部103より小径のベアリング用軸部
104に連続している。ベアリング用軸部104上に
は、ユニットベアリング106が装着されている。
【0004】ユニットベアリング106は、一対のイン
ナレース107,107と、インナレース107,10
7の外周に配置されたアウタレース108と、一対のイ
ンナレース107,107とアウタレース108との間
に向き合って配置されたテーパローラ群109,109
と、各テーパローラ群109,109の両側に配置され
た一対の内蔵用シール部材110,110とを備えてい
る。
【0005】前記ユニットベアリング106の前記各構
成部品について説明する。一対のインナレース107,
107は、軸線方向に沿って並んで配置され、ベアリン
グ用軸部104に外嵌されている。アウタレース108
の車両左右方向外側寄りの部分108Bにおける径方向
外端には環状フランジ111が形成されている。環状フ
ランジ111には複数箇所に亘って雌螺子部114が切
られている。一対の内蔵用シール部材110,110
は、テーパローラ群109,109を保護するためのも
のである。
【0006】次に、ユニットベアリング106がベアリ
ング用軸部104上に固定される構造について説明す
る。アクスル101の端部101Aにはリング部材11
2が挿通されている。リング部材112は、アクスル1
01の端部101Aの螺子部101Bにナット部材11
3が螺合されることにより、ベアリング用軸部104上
に締め付けられている。これにより、車両左右方向外側
のインナレース107の側端面107Cがリング部材1
12から車両左右方向内側に向く押圧力を受けている。
従って、ユニットベアリング106は、アクスル101
の段部105とリング部材112との間に挟持されてい
る。このようにして、ユニットベアリング106がベア
リング用軸部104上に固定されている。
【0007】そして、環状フランジ111の各雌螺子部
114にボルト115を締め付けることにより、ハブフ
ランジ116が環状フランジ111に結合されている。
ハブフランジ116は、リング部材112,ナット部材
113の配置のための孔部116Cを有し、環状フラン
ジ111より大径の円板体である。前記ユニットベアリ
ング106と前記ハブフランジ116とにより、アクス
ルハブH1が形成されている。
【0008】ハブフランジ116の内側面116Aには
ブレーキドラム118がボルト117A,ナット117
Bにより取り付けられている。また、ハブフランジ11
6の外側面116Bにはディスクホイール119がボル
ト117A,ナット117Bにより取り付けられてい
る。なお、アクスル101の端部101Aには、キャッ
プ120が被せられ、キャップ120はボルト115に
より固定されている。また、ハブフランジ116の外側
面116B上にはガスケット121が貼着され、このガ
スケット121はボルト115の締付により該ハブフラ
ンジ116の外側面116B上に固定されている。キャ
ップ120,ガスケット121により、水,泥,埃等が
ハブフランジ116の内側に入ることが防止されてい
る。
【0009】ここで、アクスルハブH1においては、ベ
アリング用軸部104の外周面104Aとインナレース
107の内周面107Aとはメタル接触している。車両
の通常使用時には、組付状態のアクスルハブH1の弾性
歪みは無く、ベアリング用軸部104の外周面104A
とインナレース107の内周面107Aとの間への水,
埃等の浸入は防止されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両の
積荷の量が多かったり、急旋回時等の通常使用時以外の
場合には、組付状態のアクスルハブH1の弾性歪みの虞
がある。この弾性歪みにより、図17に示すように、車
両左右方向内側のインナレース107の側端面107B
とアクスル101の段部105の壁面105Bとの間に
隙間S1が生じるとともに、ベアリング用軸部104の
外周面104Aと車両左右方向内側のインナレース10
7の内周面107Aとの間に隙間S2が生じる虞があ
る。このために、矢印Y1で示すようにユニットベアリ
ング106の外部から隙間S1を介して隙間S2に、
水,埃等が浸入する虞がある。
【0011】また、アクスルハブH1の弾性歪みによ
り、図18に示すように、アウタレース108の側端面
108Aとハブフランジ116の内側面116Aとの間
に隙間S3が生じるとともに、車両左右方向外側のイン
ナレース107の側端面107Cとリング部材112と
の間に隙間S4が生じ、さらに、ベアリング用軸部10
4の外周面104Aとインナレース107の内周面10
7Aとの間に隙間S2が生じる虞がある。このために、
矢印Y2で示すようにユニットベアリング106の外部
から隙間S3,S4を介して隙間S2に、水,埃等が浸
入する虞がある。
【0012】このように、隙間S2に水,埃等が浸入す
ると、ベアリング用軸部104の外周面104Aが錆び
て充分に耐久性が確保されなかったり、或いは、インナ
レース107とベアリング用軸部104とが固着してユ
ニットベアリング106の分解点検が困難になる虞があ
る。本発明は、上述の問題点を解決するためになされた
もので、その目的は、ベアリング用軸部とユニットベア
リングのインナレースとの間への水,埃等の浸入を防止
することができる車両のアクスルハブの取付構造を提供
することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
アクスルの端部に段部を介して形成されたベアリング用
軸部と、前記ベアリング用軸部に外嵌され、軸線方向に
沿って並んで配置された一対のインナレースと、インナ
レースの外周に配置されたアウタレースと、一対のイン
ナレースとアウタレースとの間に配置された一対のテー
パローラ群と、該インナレースと該アウタレースとの両
側に配置された一対の内蔵用シール部材とを備えたユニ
ットベアリングと、前記ユニットベアリングに結合され
たハブフランジとを備えた車両のアクスルハブの取付構
造において、前記ユニットベアリングの側端面に環状シ
ール材を配設したことを特徴とする。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の車
両のアクスルハブの取付構造において、前記環状シール
材は、前記ユニットベアリングの車両左右方向内側の側
端面と前記アクスルの段部の壁面との間に配設されてい
ることを特徴とする。請求項3記載の発明は、請求項1
または請求項2記載の車両のアクスルハブの取付構造に
おいて、前記環状シール材は、前記ユニットベアリング
の車両左右方向外側の側端面と前記ハブフランジの内側
面との間に配設されていることを特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1ないし請
求項3いずれか記載の車両のアクスルハブの取付構造に
おいて、前記ユニットベアリングの車両左右方向内側の
インナレースの側端面または前記アクスルの段部の壁面
のいずれかに環状溝が形成され、前記環状シール材は第
1のOリングであり、環状溝に嵌め込まれていることを
特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1ないし請
求項3いずれか記載の車両のアクスルハブの取付構造に
おいて、前記環状シール材は、前記ユニットベアリング
の車両左右方向内側の内蔵用シール部材に設けられ、前
記アクスルの段部の壁面に接触していることを特徴とす
る。請求項6記載の発明は、請求項1ないし請求項5い
ずれか記載の車両のアクスルハブの取付構造において、
前記ユニットベアリングのアウタレースの車両左右方向
外側の側端面または前記ハブフランジの内側面のいずれ
かに環状溝が形成され、前記環状シール材は第2のOリ
ングであり、環状溝に嵌め込まれていることを特徴とす
る。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項1ないし請
求項5いずれか記載の車両のアクスルハブの取付構造に
おいて、前記環状シール材は、前記ユニットベアリング
の車両左右方向外側の内蔵用シール部材に設けられ、前
記ハブフランジの内側面に接触していることを特徴とす
る。
【0018】(作用)請求項1記載の発明においては、
ベアリング用軸部の外周面とインナレースの内周面との
間に隙間が生じても、ユニットベアリングの側端面にお
ける環状シール材により、隙間は、ユニットベアリング
の外部に対して遮断される。
【0019】請求項2記載の発明においては、ベアリン
グ用軸部の外周面とインナレースの内周面との間に隙間
が生じても、ユニットベアリングの車両左右方向内側の
側端面における環状シール材により、隙間は、ユニット
ベアリングの外部に対して遮断される。請求項3記載の
発明においては、ベアリング用軸部の外周面とインナレ
ースの内周面との間に隙間が生じても、ユニットベアリ
ングの車両左右方向外側の側端面における環状シール材
により、隙間は、ユニットベアリングの外部に対して遮
断される。
【0020】請求項4記載の発明においては、ベアリン
グ用軸部の外周面とインナレースの内周面との間に隙間
が生じても、第1のOリングにより、隙間は、ユニット
ベアリングの外部に対して遮断される。請求項5記載の
発明においては、ベアリング用軸部の外周面とインナレ
ースの内周面との間に隙間が生じても、ユニットベアリ
ングの車両左右方向内側の内蔵用シール部材に設けた環
状シール材により、隙間は、ユニットベアリングの外部
に対して遮断される。
【0021】請求項6記載の発明においては、ベアリン
グ用軸部の外周面とインナレースの内周面との間に隙間
が生じても、第2のOリングにより、隙間は、ユニット
ベアリングの外部に対して遮断される。請求項7記載の
発明においては、ベアリング用軸部の外周面とインナレ
ースの内周面との間に隙間が生じても、ユニットベアリ
ングの車両左右方向外側の内蔵用シール部材に設けた環
状シール材ににより、隙間は、ユニットベアリングの外
部に対して遮断される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態について説明する。図1,図2により、請求項1,
請求項2,請求項4記載の発明の実施の形態に係わる車
両のアクスルハブの取付構造について、アクスルとして
後車軸のデッド軸を例に挙げて説明する。
【0023】図において、符号1はアクスルで、アクス
ル1は図示しない車両の後車軸のデッド軸である。アク
スル1は、アクスル本体2を有している。アクスル1の
端部1Aにはアクスル本体2に連続して小径部3,ベア
リング用軸部4が形成されている。小径部3は、段部5
を介して該小径部3より小径のベアリング用軸部4に連
続している。
【0024】ベアリング用軸部4上には、ユニットベア
リング6が装着されている。ユニットベアリング6は、
一対のインナレース7,7と、一対のインナレース7,
7の外周に配置されたアウタレース8と、一対のインナ
レース7,7とアウタレース8との間に向き合って配置
された一対のテーパローラ群9,9と、各テーパローラ
群9,9との両側に配置された一対の内蔵用シール部材
10,10とを備えている。
【0025】前記ユニットベアリング6の前記各構成部
品について説明する。一対のインナレース7,7は、軸
線方向に沿って並んで配置され、ベアリング用軸部4に
外嵌されている。アウタレース8の車両左右方向外側寄
りの部分8Cにおける径方向外端には環状フランジ11
が形成されている。環状フランジ11には複数箇所に亘
って雌螺子部14が切られている。一対の内蔵用シール
部材10,10(車両左右方向内側の内蔵用シール部材
10及び車両左右方向外側の内蔵用シール部材10)
は、テーパローラ群9,9を保護するためのものであ
る。
【0026】次に、ユニットベアリング6がベアリング
用軸部4上に固定される構造について説明する。アクス
ル1の端部1Aにおけるベアリング用軸部4より車両左
右方向の外側には螺子部1Bが形成され、螺子部1Bに
リング部材12が挿通されている。リング部材12は、
アクスル1の端部1Aの螺子部2Bにナット部材13を
螺合することにより、ベアリング用軸部4に締め付けら
れている。これにより、車両左右方向外側のインナレー
ス7の側端面7Cがリング部材12から車両左右方向内
側に向く押圧力を受けている。従って、ユニットベアリ
ング6は、アクスル1の段部5とリング部材12との間
に挟持されている。このようにして、ユニットベアリン
グ6がベアリング用軸部4上に固定されている。
【0027】そして、環状フランジ11の各雌螺子部1
4にボルト15を締め付けることにより、ハブフランジ
16が環状フランジ11に結合されている。ハブフラン
ジ16は、リング部材12,ナット部材13の配置のた
めの孔部16Eを有し、環状フランジ11より大径の円
板体である。前記ユニットベアリング6と前記ハブフラ
ンジ16とにより、アクスルハブHが形成されている。
【0028】ハブフランジ16の内側面16Aにはブレ
ーキドラム18がボルト17A,ナット17Bにより取
り付けられている。また、ハブフランジ16の外側面1
6Bには、ディスクホイール19がボルト17A,ナッ
ト17Bにより取り付けられている。なお、アクスル1
の端部1Aには、キャップ20が被せられ、キャップ2
0はボルト15により固定されている。また、ハブフラ
ンジ16の外側面16B上にはガスケット21が貼着さ
れ、ガスケット21はボルト15の締付により該ハブフ
ランジ16の外側面16B上に固定されている。キャッ
プ20,ガスケット21により、水,泥,埃等がハブフ
ランジ16の内側に入ることが防止されている。
【0029】そして、前記ユニットベアリング6の車両
左右方向内側のインナレース7(図1の左側)の側端面
7Bに環状溝22が形成されている。環状溝22には、
第1のOリングからなる環状シール材23が嵌め込まれ
ている。従って、環状シール材23は、ユニットベアリ
ング6の車両左右方向内側のインナレース7の側端面7
Bとアクスル1の段部5の壁面5Aとの間に配設されて
いる。
【0030】しかして、本実施の形態においては、アク
スル1の端部1Aのベアリング用軸部4の外周面4Aと
ユニットベアリング6の車両左右方向内側のインナレー
ス7の内周面7Aとの間に隙間S2が生じたとしても
(従来と同様の車両の積荷の量が多かったり、急旋回時
等の通常使用時以外の場合)、隙間S2は、第1のOリ
ングからなる環状シール材23により、ユニットベアリ
ング6の外部に対して遮断される。
【0031】従って、矢印Y1に示すように、水,埃等
がユニットベアリング6の外部から、隙間S2へ入ろう
としても、第1のOリングからなる環状シール材23に
より、水,埃等の浸入を防止することができる。この結
果、ベアリング用軸部4の外周面4Aの錆び発生の虞を
無くして耐久性を確保し、また、インナレース7,7と
ベアリング用軸部4との固着の虞を無くして例えばユニ
ットベアリング6の分解点検を確実に行なうことができ
る。
【0032】なお、本実施の形態においては、第1のO
リングからなる環状シール材23が、車両左右方向内側
のインナレース7の側端面7Bに設けられている場合に
ついて説明した。しかし、図3に示すように、アクスル
1の段部5の壁面5Aに環状溝5Bを設け、この環状溝
5Bに、第1のOリングからなる環状シール材24を設
けることもできる。
【0033】また、本実施の形態においては、車両のア
クスルハブの取付構造について、後車軸のデッド軸を例
に挙げて説明したが、後車軸のドライブ軸について適用
することもできる。この場合には、リヤアクスルハウジ
ングからなるアクスル上にユニットベアリングが装着さ
れる。また、前車軸について適用することもできる。図
4,図5により、請求項1,請求項2,請求項5記載の
発明の実施の形態に係わる車両のアクスルハブの取付構
造について、アクスルとして後車軸のデッド軸を例に挙
げて説明する。
【0034】本実施の形態に係わる車両のアクスルハブ
の取付構造の前提となる基本構造は、請求項1,請求項
2,請求項4記載の発明の実施の形態に係わる車両のア
クスルハブの取付構造における構造と同様であり、同一
構造部分の同一箇所については、同一符号を付して説明
を省略し、相違する部分についてのみ説明する。図にお
いて、アクスル1の段部31は、径方向でアウタレース
8付近にまで至っている。アクスル1の段部31の壁面
31Aは、車両左右方向内側の内蔵用シール部材32に
対向して位置している。
【0035】車両左右方向内側の内蔵用シール部材32
は、アウタレース8の側に固設されたシール本体部33
を有している。シール本体部33は、断面略フ字形状の
芯金34と、芯金34上に被せられて軸線側に向くリッ
プ部35Aを有しているゴム材35と、ゴム材35のリ
ップ部35Aに巻設されている環状スプリング36とで
構成されている。
【0036】ゴム材35にはリップからなる環状シール
材37が車両左右方向内側に向けて延設されている。こ
の環状シール材37は、回転側であるアウタレース8側
にあり、固定状態にあるアクスル1の段部31の壁面3
1Aに接触している。そして、ベアリング用軸部4の外
周面4Aと車両左右方向内側のインナレース7の内周面
7Aとの間に隙間S2が生じる虞がある(従来と同様の
車両の積荷の量が多かったり、急旋回時等の通常使用時
以外の場合)。この隙間S2に水,埃等がユニットベア
リング6の外部から図5の矢印Y1に示すように入ろう
としても、環状シール材37により、水,埃等の浸入を
防止することができる。なお、回転状態にある環状シー
ル材37により軸線側から径外方に向けて水,埃等を吹
き飛ばし、シール機能を生じさせることができる。
【0037】以上の如き構成によれば、隙間S2への
水,埃等の浸入を防止し、請求項1,請求項2,請求項
4記載の発明の実施の形態に係わる車両のアクスルハブ
の取付構造と同様の効果を奏する。また、環状シール材
37は車両左右方向内側の内蔵用シール部材32の一部
として造ることができるので、部品を増加させないで済
ますことができる。
【0038】なお、本実施の形態においては、車両のア
クスルハブの取付構造について、後車軸のデッド軸を例
に挙げて説明したが、後車軸のドライブ軸について適用
することもできる。この場合には、リヤアクスルハウジ
ングからなるアクスル上にユニットベアリングが装着さ
れる。また、前車軸について適用することもできる。ま
た、本実施の形態においては、環状シール材37におけ
るシール本体部33のゴム材35にリップからなる環状
シール材37が延設されている例について説明したが、
図6ないし図8に示す構成にすることもできる。
【0039】図6において、アクスル1の段部31は、
径方向でアウタレース8付近にまで至っている。アクス
ル1の段部31の壁面31Aに、車両左右方向内側の内
蔵用シール部材38が対向して位置している。車両左右
方向内側の内蔵用シール部材38は、シール本体部39
を有している。シール本体部39は、車両左右方向内側
のインナレース7側の断面略逆フ字形状の芯金40と、
芯金40上に被せられて軸線から径外方に向くリップ部
41Aを有しているゴム材41と、ゴム材41のリップ
部41Aに巻設されている環状スプリング42と、アウ
タレース8側のスリーブ43と、スリーブ43に固定さ
れているゴム材44とで構成されている。ゴム材44に
はリップからなる環状シール材45が車両左右方向内側
に向けて延設されている。環状シール材45は、回転側
であるアウタレース8の側にあり、アクスル1の段部3
1の壁面31Aに接触している。
【0040】かかる構成によっても、請求項1,請求項
2,請求項5記載の発明の実施の形態に係わる車両のア
クスルハブの取付構造と同様に水,埃等の浸入を防止す
ることができる。図7において、アクスル1の段部31
は、径方向でアウタレース8付近にまで至っている。ア
クスル1の段部31の壁面31Aに、車両左右方向内側
の内蔵用シール部材46が対向して位置している。
【0041】車両左右方向内側の内蔵用シール部材46
は、シール本体部47を有している。シール本体部47
は、アウタレース8の側の断面略フ字形状の芯金48
と、芯金48上に被せられて軸線側に向くリップ部49
Aを有しているゴム材49と、ゴム材49のリップ部4
9Aに巻設されている環状スプリング50と、車両左右
方向内側のインナレース7側に固定されたスリーブ51
と、スリーブ51に固定されているゴム材52とで構成
されている。ゴム材52にはリップからなる環状シール
材53が車両左右方向内側に向けて延設されている。環
状シール材53は、固定側である車両左右方向内側のイ
ンナレース7側にあり、アクスル1の段部31の壁面3
1Aに接触している。
【0042】かかる構成によっても、隙間S2(従来と
同様に発生する虞あるが、説明を省略する)への水,埃
等の浸入を防止し、請求項1,請求項2,請求項5記載
の発明の実施の形態に係わる車両のアクスルハブの取付
構造と同様の効果を奏する。図8において、アクスル1
の段部31は、径方向でアウタレース8付近にまで至っ
ている。アクスル1の段部31の壁面31Aに、車両左
右方向内側の内蔵用シール部材54が対向して位置して
いる。
【0043】車両左右方向内側の内蔵用シール部材54
は、アウタレース8側の断面略フ字形状の芯金55と、
芯金55上に被せられて軸線側に向くリップ部56Aを
有しているゴム材56と、ゴム材56のリップ部56A
に巻設されている環状スプリング57と、車両左右方向
内側のインナレース7側に固定されたスリーブ58と、
スリーブ58に固定されたゴム材59とで構成されてい
る。
【0044】ゴム材59のフランジ部59A(ユニット
ベアリング6の組み付け前には点線で示すように膨らん
だ状態になっている)は環状シール材を構成している。
環状シール材は、固定側である車両左右方向内側のイン
ナレース7側にあって、アクスル1の段部31の壁面3
1Aに接触している。かかる構成によっても、隙間S2
(従来と同様に発生する虞があるが、説明を省略する)
への水,埃等の浸入を防止し、請求項1,請求項2,請
求項5記載の発明の実施の形態に係わる車両のアクスル
ハブの取付構造と同様の効果を奏する。
【0045】図9,図10により、請求項1,請求項
3,請求項6記載の発明の実施の形態に係わる車両のア
クスルハブの取付構造について、アクスルとして後車軸
のデッド軸を例に挙げて説明する。本実施の形態に係わ
る車両のアクスルハブの取付構造の前提となる基本構造
は、請求項1,請求項2,請求項4記載の発明の実施の
形態に係わる車両のアクスルハブの取付構造における構
造と同様であり、同一構造部分の同一箇所については、
同一符号を付して説明を省略し、相違する部分について
のみ説明する。
【0046】図において、アウタレース8の側端面8A
に環状溝61が形成されている。環状溝61には、第2
のOリングからなる環状シール材62が嵌め込まれてい
る。すなわち、環状シール材62は、アウタレース8の
側端面8Aとハブフランジ16の内側面16Aとの間に
配設されている。しかして、本実施の形態においては、
ベアリング用軸部4の外周面4Aと車両左右方向外側の
インナレース7(図9の右側)の内周面7Aとの間に隙
間S2が生じる虞がある(従来と同様の車両の積荷の量
が多かったり、急旋回時等の通常使用時以外の場合)。
【0047】この隙間S2に、矢印Y2で示すように、
ユニットベアリング6の外部から水,埃等がユニットベ
アリング6の内部に浸入しようとする。隙間S2はユニ
ットベアリング6の外部に対して遮断されているので、
水,埃等の浸入は防止されている。従って、第2のOリ
ングからなる環状シール材62により、隙間S2への
水,埃等の浸入を防止することができ、請求項1,請求
項2,請求項4記載の発明の実施の形態に係わる車両の
アクスルハブの取付構造と同様の効果を奏する。
【0048】なお、本実施の形態においては、車両のア
クスルハブの取付構造について、後車軸のデッド軸を例
に挙げて説明したが、後車軸のドライブ軸について適用
することもできる。この場合には、リヤアクスルハウジ
ングからなるアクスル上にユニットベアリングが装着さ
れる。また、前車軸について適用することもできる。
【0049】また、本実施の形態においては、第2のO
リングからなる環状シール材が、アウタレース8の側端
面8Aに設けられている場合について説明した。しか
し、図11に示すように、第2のOリングからなる環状
シール材63を、ハブフランジ16の内側面16Aの環
状溝16Cに設けることもできる。図12,図13によ
り、請求項1,請求項3,請求項7記載の発明の実施の
形態に係わる車両のアクスルハブの取付構造について、
アクスルとして後車軸のデッド軸を例に挙げて説明す
る。
【0050】本実施の形態に係わる車両のアクスルハブ
の取付構造の前提となる基本構造は、請求項1,請求項
2,請求項4記載の発明の実施の形態に係わる車両のア
クスルハブの取付構造における構造と同様であり、同一
構造部分の同一箇所については、同一符号を付して説明
を省略し、相違する部分についてのみ説明する。図にお
いて、ハブフランジ16の内側面16Aには、凹面部1
6Dが形成されている。凹面部16Dに、車両左右方向
外側の内蔵用シール部材64が対向して位置している。
【0051】車両左右方向外側の内蔵用シール部材64
は、アウタレース8側に固設されたシール本体部65を
有している。シール本体部65は、断面略フ字形状の芯
金66と、芯金66上に被せられて軸線側に向くリップ
部67Aを有しているゴム材67と、ゴム材67のリッ
プ部67Aに巻設されている環状スプリング68とで構
成されている。
【0052】ゴム材67にはリップからなる環状シール
材69が車両左右方向外側に向けて延設され、環状シー
ル材69は、ハブフランジ16の内側面16Aにおける
凹面部16Dに接触している。以上の如き構成によれ
ば、隙間S2(従来と同様に発生する虞あるが、説明を
省略する)への水,埃等の浸入を防止し、請求項1,請
求項3,請求項6記載の発明の実施の形態に係わる車両
のアクスルハブの取付構造と同様の効果を奏する。
【0053】なお、本実施の形態においては、車両のア
クスルハブの取付構造について、後車軸のデッド軸を例
に挙げて説明したが、後車軸のドライブ軸について適用
することもできる。この場合には、リヤアクスルハウジ
ングからなるアクスル上にユニットベアリングが装着さ
れる。また、前車軸について適用することもできる。ま
た、本実施の形態においては、シール本体部65のゴム
材67にリップからなる環状シール材69が延設されて
いる例について説明したが、図14,図15に示す構成
にすることもできる。
【0054】図14において、ハブフランジ16の内側
面16Aには、凹面部16Dが形成されている。凹面部
16Dに、車両左右方向外側の内蔵用シール部材70が
対向して位置している。車両左右方向外側の内蔵用シー
ル部材70は、シール本体部71を有している。シール
本体部71は、アウタレース8側の断面略フ字形状の芯
金72と、芯金72上に被せられて軸線側に向くリップ
部73Aを有しているゴム材73と、ゴム材73のリッ
プ部73Aに巻設されている環状スプリング74と、車
両左右方向外側のインナレース7側のスリーブ75と、
スリーブ75に固定されているゴム材76とで構成され
ている。ゴム材76にはリップからなる環状シール材7
7が車両左右方向外側に向けて延設され、環状シール材
77は、ハブフランジ16の内側面16Aにおける凹面
部16Dに接触している。
【0055】かかる構成によっても、隙間S2に水,埃
等の浸入を防止し、請求項1,請求項3,請求項6記載
の発明の実施の形態に係わる車両のアクスルハブの取付
構造と同様の効果を奏する。図15において、ハブフラ
ンジ16の孔部16Eの内周縁16Fの外径は、アウタ
レース8の内周面8Bの外径より大径に構成されてい
る。ハブフランジ16の孔部16Eの内周縁16Fにお
ける内側面16Aの部分に、車両左右方向外側の内蔵用
シール部材78が対向して位置している。
【0056】車両左右方向外側の内蔵用シール部材78
は、アウタレース8側の断面略フ字形状の芯金79と、
芯金79上に被せられて軸線側に向くリップ部80Aを
有しているゴム材80と、ゴム材80のリップ部80A
に巻設されている環状スプリング81とで構成されてい
る。ゴム材80の折曲げフランジ部80B(ハブフラン
ジ16の組み付け前には点線で示すように膨らんだ状態
になっている)は環状シール材を構成しており、ハブフ
ランジ16の孔部16Eの内周縁16Fにおける内側面
16Aの部分に接触している。
【0057】かかる構成によっても、隙間S2に水,埃
等の浸入を防止し、請求項1,請求項3,請求項6記載
の発明の実施の形態に係わる車両のアクスルハブの取付
構造と同様の効果を奏する。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ベアリン
グ用軸部の外周面とユニットベアリングのインナレース
の内周面との間に隙間が生じたとしても、環状シール材
により、隙間への水,埃等の浸入を防止し、ベアリング
用軸部の外周面の錆び発生の虞を無くして耐久性を確保
し、また、ユニットベアリングのインナレースとベアリ
ング用軸部との固着の虞を無くしてユニットベアリング
の分解点検を確実に行なうことができる。
【0059】請求項2及び請求項3記載の発明によれ
ば、請求項1記載の発明と同様の効果を奏する。請求項
4記載の発明によれば、第1のOリングにより、請求項
1記載の発明の効果と同様の効果を奏する。請求項5記
載の発明によれば、車両左右方向内側の内蔵用シール部
材に設けられた環状シール材により、請求項1記載の発
明の効果と同様の効果を奏する。
【0060】請求項6記載の発明によれば、第2のOリ
ングにより、請求項1記載の発明の効果と同様の効果を
奏する。請求項7記載の発明によれば、車両左右方向外
側の内蔵用シール部材に設けられた環状シール材によ
り、請求項1記載の発明の効果と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,請求項2,請求項4記載の発明の実
施の形態に係わる車両のアクスルハブの取付構造を示す
断面図である。
【図2】図1のX1部拡大に係わる車両のアクスルハブ
の取付構造の要部断面図である。
【図3】同車両のアクスルハブの取付構造の変形例を示
す要部断面図である。
【図4】請求項1,請求項2,請求項5記載の発明の実
施の形態に係わる車両のアクスルハブの取付構造を示す
断面図である。
【図5】図4のX2部拡大に係わる車両のアクスルハブ
の取付構造の要部断面図である。
【図6】同車両のアクスルハブの取付構造の変形例を示
す要部断面図である。
【図7】同車両のアクスルハブの取付構造の変形例を示
す要部断面図である。
【図8】同車両のアクスルハブの取付構造の変形例を示
す要部断面図である。
【図9】請求項1,請求項3,請求項6記載の発明の実
施の形態に係わる車両のアクスルハブの取付構造を示す
断面図である。
【図10】図9のX3部拡大に係わる車両のアクスルハ
ブの取付構造の要部断面図である。
【図11】同車両のアクスルハブの取付構造の変形例を
示す要部断面図である。
【図12】請求項1,請求項3,請求項7記載の発明の
実施の形態に係わる車両のアクスルハブの取付構造を示
す断面図である。
【図13】図12のX4部拡大に係わる車両のアクスル
ハブの取付構造の要部断面図である。
【図14】同車両のアクスルハブの取付構造の変形例を
示す要部断面図である。
【図15】同車両のアクスルハブの取付構造の変形例を
示す要部断面図である。
【図16】従来における車両のアクスルハブの取付構造
の断面図である。
【図17】図16のX5部の拡大図である。
【図18】図16のX6部の拡大図である。
【符号の説明】
1 アクスル 1A 端部 4 ベアリング用軸部 6 ユニットベアリング 7 インナレース 8 アウタレース 9 テーパローラ群 10 内蔵用シール部材 16 ハブフランジ 23 環状シール材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクスルの端部に段部を介して形成され
    たベアリング用軸部と、 前記ベアリング用軸部に外嵌され、軸線方向に沿って並
    んで配置された一対のインナレースと、インナレースの
    外周に配置されたアウタレースと、一対のインナレース
    とアウタレースとの間に向き合って配置された一対のテ
    ーパローラ群と、該インナレースと該アウタレースとの
    両側に配置された一対の内蔵用シール部材とを備えたユ
    ニットベアリングと、 前記ユニットベアリングに結合されたハブフランジとを
    備えた車両のアクスルハブの取付構造において、 前記ユニットベアリングの側端面に環状シール材が配設
    されていることを特徴とする車両のアクスルハブの取付
    構造。
  2. 【請求項2】 前記環状シール材は、前記ユニットベア
    リングの車両左右方向内側の側端面と前記アクスルの段
    部の壁面との間に配設されていることを特徴とする請求
    項1記載の車両のアクスルハブの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記環状シール材は、前記ユニットベア
    リングの車両左右方向外側の側端面と前記ハブフランジ
    の内側面との間に配設されていることを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の車両のアクスルハブの取付構
    造。
  4. 【請求項4】 前記ユニットベアリングの車両左右方向
    内側のインナレースの側端面または前記アクスルの段部
    の壁面のいずれかに環状溝が形成され、 前記環状シール材は第1のOリングであり、環状溝に嵌
    め込まれていることを特徴とする請求項1ないし請求項
    3いずれか記載の車両のアクスルハブの取付構造。
  5. 【請求項5】 前記環状シール材は、前記ユニットベア
    リングの車両左右方向内側の内蔵用シール部材に設けら
    れ、前記アクスルの段部の壁面に接触していることを特
    徴とする請求項1ないし請求項3いずれか記載の車両の
    アクスルハブの取付構造。
  6. 【請求項6】 前記ユニットベアリングのアウタレース
    の車両左右方向外側の側端面または前記ハブフランジの
    内側面のいずれかに環状溝が形成され、 前記環状シール材は第2のOリングであり、環状溝に嵌
    め込まれていることを特徴とする請求項1ないし請求項
    5いずれか記載の車両のアクスルハブの取付構造。
  7. 【請求項7】 前記環状シール材は、前記ユニットベア
    リングの車両左右方向外側の内蔵用シール部材に設けら
    れ、前記ハブフランジの内側面に接触していることを特
    徴とする請求項1ないし請求項5いずれか記載の車両の
    アクスルハブの取付構造。
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